JP7093721B2 - 検査システム、ガスメータ、サーバ、および、プログラム - Google Patents
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図1は、検査システム100の概略的な構成を示した説明図である。図1に示すように、検査システム100は、複数のガスメータ110と、複数のゲートウェイ機器112と、サーバ114と、基地局116とを含んで構成される。
図2は、ガスメータ110を説明するための図である。ガスメータ110は、内部流路(流路)150と、遮断弁152と、流量センサ154と、圧力センサ156と、感震センサ158と、表示部160と、無線通信部162と、演算部170とを含んで構成される。なお、図2中、データおよび制御信号の流れを実線の矢印で、ガスの流れを破線の矢印で示している。
図3は、サーバ114の概略的な構成を示した機能ブロック図である。図3に示すように、サーバ114は、サーバ通信部180と、サーバ記憶部182と、サーバ表示部184と、サーバ制御部186とを含んで構成される。
予備検査部176は、サーバ114から検査指示を受信しているか否かを判定する。検査指示を受信している場合、S202に処理を移す。検査指示を受信していない場合、当該検査処理を終了する。
予備検査部176は、メータ送信部172が導出した最新の指針値を読み出す(取得する)。
予備検査部176は、予備検査処理を行う。予備検査処理では、予備検査部176は、遮断弁152の閉弁時の下流部150aの圧力に基づいて、下流部150aのガスの漏えいを判定する。
予備検査部176は、予備検査処理の結果が、漏えいなしだったか否かを判定する。漏えいありであった場合、S210に処理を移す。漏えいなしであった場合、S208に処理を移す。
降下判定部178は、圧力降下判定処理を行う。詳細には、降下判定部178は、弁制御部174を制御し、遮断弁152を開弁させ、灯内内管11側にガスを充填し(充填されていたガスを昇圧し)た後、遮断弁152を閉弁させる。そして、降下判定部178は、予め設定された所定時間(例えば、20秒など)、圧力が安定するまで待機する。ここで、所定時間は、作業者が実地で同様の検査を行うときに設定される時間よりも長い。
メータ送信部172は、無線通信部162を制御し、予備検査処理および圧力降下測定処理の検査結果(を示すデータ)をサーバ114に送信させる。圧力降下測定処理の検査結果がなければ、メータ送信部172は、予備検査処理の検査結果のみをサーバ114に送信させる。予備検査処理および圧力降下処理の結果が、共に漏えいなしであれば、メータ送信部172は、S202で取得された指針値も併せてサーバ114に送信させ、当該検査処理を終了する。
対応処理部190は、ガスメータ110から検査結果を受信しているか否かを判定する。検査結果を受信している場合、S302に処理を移す。検査結果を受信していない場合、当該対応処理を終了する。
対応処理部190は、受信した検査結果が再検査の結果であるか否かを判定する。再検査の結果でない場合、S304に処理を移す。再検査の結果である場合、S312に処理を移す。
対応処理部190は、予備検査処理および圧力降下測定処理の検査結果が共に漏えいなしであるか否かを判定する。共に漏えいなしである場合、S306に処理を移す。いずれかの検査結果が漏えいありである場合、S308に処理を移す。
対応処理部190は、検査処理の結果、漏えいが検出されなかった(内管の漏えいの検査が終了した)旨の表示をサーバ表示部184に表示させる。また、対応処理部190は、漏えいが検出されなかった(内管の漏えいの検査が終了した)ことを、外部装置に自動的に出力してもよい。
対応処理部190は、予備検査処理の検査結果が漏えいなしであるか否かを判定する。漏えいなしである場合、S310に処理を移す。漏えいありである場合、S316に処理を移す。
対応処理部190は、検査指示部188に対し、検査結果に付与された識別情報が示すガスメータ110に、検査指示を再送信する処理を遂行させる。
対応処理部190は、予備検査処理および圧力降下測定処理の検査結果が共に漏えいなしであるか否かを判定する。共に漏えいなしである場合、S314に処理を移す。いずれかの検査結果が漏えいありである場合、S316に処理を移す。
対応処理部190は、検査処理の結果、1回目の検査で漏えいが検出され、2回目の検査で漏えいが検出されず、監視が必要である旨の表示をサーバ表示部184に表示させる。オペレータは、表示内容に応じ、灯内内管11の圧力監視(モニタリング)を作業員に依頼する処理を行う。また、対応処理部190は、灯内内管11の圧力監視を作業員に依頼する指示を、外部装置に自動的に出力してもよい。
対応処理部190は、検査処理の結果、漏えいが検出され、灯内内管11の修理、または、ガス栓の閉栓などの処置が必要である旨の表示をサーバ表示部184に表示させる。オペレータは、表示内容に応じ、灯内内管11の修理、または、ガス栓の閉栓などの処置を作業員に依頼する処理を行う。また、対応処理部190は、灯内内管11の修理、または、ガス栓の閉栓などの処置を作業員に依頼する指示を、外部装置に自動的に出力してもよい。
予備検査部176は、日中において、圧力センサ156で検出された下流部150aの圧力の値(以下、単に圧力値という)を取得しておらず、かつ、現在が日中であるか否かを判定する。下流部150aの圧力の値を取得しておらず、かつ、現在が日中である場合、S402に処理を移す。下流部150aの圧力の値を取得済であるか、または、現在が日中でない場合、S404に処理を移す。
予備検査部176は、圧力値を取得し、日中の圧力値として保持する。
予備検査部176は、夜間において、圧力値を取得しておらず、かつ、現在が夜間であるか否かを判定する。下流部150aの圧力の値を取得しておらず、かつ、現在が夜間である場合、S406に処理を移す。下流部150aの圧力の値を取得済であるか、または、現在が夜間でない場合、S408に処理を移す。
予備検査部176は、圧力値を取得し、夜間の圧力値として保持する。
予備検査部176は、日中および夜間に、圧力値を取得済であるか否かを判定する。日中および夜間に、圧力値を取得済であれば、S410に処理を移す。日中および夜間に、圧力値を取得済でなければ、S400に処理を移す。
予備検査部176は、日中および夜間に、圧力値から大気圧が減算された差圧が、予め設定された第3閾値未満であるか否かを判定する。日中および夜間の差圧の双方が、第3閾値未満であると、S412に処理を移す。日中および夜間の差圧の双方が、第3閾値以上であると、S414に処理を移す。
予備検査部176は、漏えいがあると判定する。
予備検査部176は、漏えいがないと判定する。
予備検査部176は、ゲージ圧の取得を開始する。予備検査部176は、ゲージ圧を連続的に取得し続ける。または、予備検査部176は、所定周期ごとにゲージ圧を繰り返し取得する。
予備検査部176は、ゲージ圧の取得を開始してから予め設定された所定期間(例えば、24時間)が経過したか否かを判定する。所定期間が経過している場合、S504に処理を移す。所定期間が経過していない場合、S500に処理を移す。
予備検査部176は、ゲージ圧の取得を停止(終了)する。
予備検査部176は、環境情報を取得する。環境情報は、例えば、大気圧の情報である。環境情報は、例えば、気象庁のサーバが公開している情報である。予備検査部176は、無線通信部162を介して、気象庁のサーバから環境情報を取得する。また、サーバ114が気象庁のサーバから取得した環境情報を、ガスメータ110に送信してもよい。ガスメータ110に、大気圧を検出するセンサが設けられてもよい。
予備検査部176は、所定期間における下流部150aの圧力の変動と、環境情報が示す大気圧の変動との比較結果に基づいて、下流部150aのガスの漏えいを判定する。圧力センサ156が検出するゲージ圧は、大気圧、下流部150a内の温度変化の影響を受けて変動する。予備検査部176は、大気圧の変動および温度変化から推定されるゲージ圧の変動があるか否かを判定する。ゲージ圧の変動がなければS510に処理を移す。ゲージ圧の変動があればS512に処理を移す。
予備検査部176は、漏えいがあると判定する。
予備検査部176は、漏えいがないと判定する。
110 ガスメータ
114 サーバ
122 ガス消費機器(機器)
150 内部流路(流路)
150a 下流部
152 遮断弁
174 弁制御部
176 予備検査部
178 降下判定部
Claims (10)
- サーバと、
前記サーバと通信を確立可能なメータと、
を備え、
前記メータは、
流路を開閉する遮断弁の閉弁時、前記流路のうち、前記遮断弁よりも下流である下流部の圧力に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する予備検査処理を行う予備検査部と、
前記予備検査処理で漏えいがないと判定されると、予め設定された待機時間における前記下流部の圧力の低下量から漏えいを判定する圧力降下判定処理を行う降下判定部と、
前記予備検査処理および前記圧力降下判定処理の結果を示すデータを、前記サーバに送信するメータ送信部と、
を備える検査システム。 - 前記降下判定部は、圧力降下測定処理において、前記下流部に流体を充填させる請求項1に記載の検査システム。
- 前記流体は、ガスである請求項1または2に記載の検査システム。
- 前記予備検査部は、日中における前記下流部の圧力と閾値との比較結果、および、夜間における前記下流部の圧力と前記閾値との比較結果に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する請求項1から3のいずれか1項に記載の検査システム。
- 前記予備検査部は、所定期間における前記下流部の圧力の変動に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する請求項1から4のいずれか1項に記載の検査システム。
- 前記予備検査部は、前記所定期間における前記下流部の圧力の変動と、大気圧の変動との比較結果に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する請求項5に記載の検査システム。
- 前記圧力降下判定処理で漏えいがないと判定されると、前記遮断弁よりも下流に設けられた機器の検査まで前記遮断弁を閉弁状態に維持する弁制御部を備える請求項1から6のいずれか1項に記載の検査システム。
- サーバと通信を確立可能なガスメータであって、
流路を開閉する遮断弁の閉弁時、前記流路のうち、前記遮断弁よりも下流である下流部の圧力に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する予備検査処理を行う予備検査部と、
前記予備検査処理で漏えいがないと判定されると、予め設定された待機時間における前記下流部の圧力の低下量から漏えいを判定する圧力降下判定処理を行う降下判定部と、
前記予備検査処理および前記圧力降下判定処理の結果を示すデータを、前記サーバに送信するメータ送信部と、
を備えるガスメータ。 - メータと通信を確立可能なサーバであって、
前記メータの流路のうち、前記流路を開閉する遮断弁よりも下流である下流部の圧力値を、前記メータから受信するサーバ通信部と、
前記遮断弁の閉弁時における前記下流部の圧力値に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する予備検査処理を行う予備検査部と、
前記予備検査処理で漏えいがないと判定されると、予め設定された待機時間における前記下流部の圧力値の低下量から漏えいを判定する圧力降下判定処理を行う降下判定部と、
を備えるサーバ。 - 流路を開閉する遮断弁の閉弁時、前記流路のうち、前記遮断弁よりも下流である下流部の圧力に基づいて、前記下流部の流体の漏えいを判定する予備検査処理を行う予備検査部と、
前記予備検査処理で漏えいがないと判定されると、予め設定された待機時間における前記下流部の圧力の低下量から漏えいを判定する圧力降下判定処理を行う降下判定部と、
前記予備検査処理および前記圧力降下判定処理の結果を示すデータを、メータから、前記メータと通信を確立可能なサーバに送信するメータ送信部と、
してコンピュータを機能させるプログラム。
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