JPWO2017163954A1 - センサユニット、サーバ、システム、および、制御方法 - Google Patents

センサユニット、サーバ、システム、および、制御方法 Download PDF

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Abstract

通信帯域が限られている場合にも、サーバが、対象物の状態を把握できる情報を取得する。
検知システムの複数のセンサユニットは、イベントが検知された場合に、サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を送信し、サーバは、少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定し、特定されたセンサユニットからイベントに関するデータを取得する。

Description

本発明は、センサユニット、サーバ、センサユニットとサーバを含むシステム、サーバの制御方法、および記録媒体に関する。
工場や社会インフラなどの状態の監視または制御を目的としてセンサネットワークが使われている。センサネットワークは、一般的に、データを収集するセンサ及びセンサからデータを収集するサーバから構成される。センサは、生産設備・橋梁・トンネル・水道網といった対象物の各所に設置され、物理量を計測する。サーバは、通信ネットワークを通してセンサから物理量のデータを収集する。さらに、サーバは、収集したデータを分析し、対象物の監視や制御を実施する。対象物の監視または制御に使われるセンサネットワークで利用可能な通信帯域は先端の携帯電話網の通信帯域と比べて非常に小さい。したがって、センサネットワークで利用可能な細い回線では、送信可能な情報量が限られる。
前記課題に鑑み、サンプリングレートを下げて、物理量を取得するセンサに関する技術が一般的となっている(特許文献1)。
なお、関連技術として、特許文献2には、複数のセンサを用いた分散計測システムが開示されている。特許文献3には、管路管理支援システムが開示されている。
特開2014−74611号公報 特開2008−209995号公報 欧州特許出願公開第2838067号明細書
特許文献1に開示された技術のようにセンサのサンプリングレートを下げることは、対象物の限定的な状態しか得られないことを意味する。つまり、センサのサンプリングレートを下げて情報量を下げると、対象物の状態を詳しく把握することは困難になる。そのため、サーバは、対象物の状態を詳しく把握できる程度に十分な情報量を得られない可能性がある。
よって、本発明の目的は、通信帯域が限られている場合にも、対象物の状態を把握できる情報をサーバが取得することができる、センサユニット、サーバ、センサユニットとサーバを含むシステム、サーバの制御方法、および記録媒体を提供することにある。
本発明の一態様における第1のシステムは、複数のセンサユニットと、前記各センサユニットと通信可能なサーバと、を備え、前記センサユニットは、イベントが検知された場合に、前記サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を送信する通信手段、を備え、前記サーバは、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得するサーバ通信手段と、を備える。
本発明の一態様におけるセンサユニットは、物理量に関するデータを計測する検出手段と、前記データに基づいて、イベントを検知する制御手段と、イベントが検知された場合に、サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を通知する通信手段と、を備え、前記制御手段は、前記サーバからデータ送信要求を受信した場合に、前記通信手段にイベントに関する前記データを前記サーバへ送信させる。
本発明の一態様におけるサーバは、少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する通信手段と、前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する取得手段と、を備える。
本発明の一態様における制御方法は、少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信し、前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定し、前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する。
本発明の一態様におけるコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する処理と、前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する処理と、前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する処理と、をコンピュータに実行させる制御プログラムを格納する。
本発明の一態様における第2のシステムは、配管に設置され、物理量に関する信号を検出する複数のセンサユニットと、前記複数のセンサユニットと通信可能なサーバと、を備え、前記センサユニットは、前記信号に基づいて、イベントを検出する制御手段と、前記イベントを検知した場合に、前記サーバに、前記イベントが発生したことを示すイベント情報を送信する通信手段と、を含み、前記サーバは、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関する前記信号を取得する通信手段と、取得した前記イベントに関する前記信号に基づいて、前記配管の異常を検出する状態検出手段と、を含む。
本発明によれば、サーバ側で、対象物の状態を把握できる情報を取得することができる。
第1の実施形態の検知システムの機能ブロックを示すブロック図である。 第1の実施形態の検知システムのハードウェア構成を示す図である。 第1の実施形態のセンサユニットのイベント検知方法のフローを示す図である。 第1の実施形態のサーバのセンサユニット特定方法のフローを示す図である。 第1の実施形態のサーバの物理量データ取得方法のフローを示す図である。 第1の実施形態のサーバの物理量データ送信方法のフローを示す図である。 第2の実施形態のセンサユニットのイベント検知方法のフローを示す図である。 第2の実施形態のサーバのセンサユニット特定方法のフローを示す図である。 第3の実施形態の検知システムの機能ブロックを示すブロック図である。 第3の実施形態の具体例1を示す図である。 第3の実施形態の具体例1のユーザーインターフェースを示す図である。 第3の実施形態の具体例2を示す図である。 第3の実施形態の具体例2のユーザーインターフェースを示す図である。 第3の実施形態の具体例3のユーザーインターフェースを示す図である。 第3の実施形態の具体例2を示す図である。 第3の実施形態の具体例4のユーザーインターフェースを示す図である。 第1の実施形態の特徴的な構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の他の特徴的な構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の他の特徴的な構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
サーバが得られる情報量は、対象物の状態を詳しく把握できる程度に十分に得られない可能性があるという課題に対して、可逆圧縮、不可逆圧縮、または特徴量抽出といった解決策が考えられる。しかしながら、センサネットワークの複数地点の同時刻の計測データを使ってサーバが相関演算のような計算を行うような用途では、前記解決策のいずれも、十分な効果が得られない。具体的には、可逆圧縮は、計測データを可逆圧縮して送信するが、一般的には情報量は50%程度にしか削減されず、データ量は依然として多いといった課題が存在する。そのため、通信量の問題には改善の余地が残る。不可逆圧縮は、計測データを不可逆圧縮して送信するので、情報量を大幅に削減できるが、計測データの高周波成分の原波形が失われるため、サーバによる計算の精度が損なわれる可能性があるといった課題が存在する。特徴量抽出は、計測データが含む特徴量を抽出してそれだけをサーバへ送信するため、データ量を極めて少なくできるものの、特徴量を元の計測データに復元できないので、サーバが計測データを使って計算することは不可能であるといった課題が存在する。そこで、以下に示す本発明の実施形態は、前述の課題についても解決可能である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。第1の実施形態として、インフラ設備に設置されたセンサを用いて、インフラ設備の状態を検知するシステムを例に説明を実施する。尚、インフラ設備とは、工場、流体を押し出すポンプ、流体の流量を制御するバルブ、橋梁、上水道管、下水道管、ガス管、配管網、ビル、家、道路、または車両のレールなどである。また、センサは、振動センサ、圧力センサ、流量センサ、水質センサ、または温度センサなどである。
第1の実施形態の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の検知システム1000の構成を示した図である。
検知システム1000は、複数のセンサユニット1100aから1100nとサーバ1200を含む。
センサユニット1100は、検知部101、記憶部102、制御部103、及び通信部104を含む。センサユニット1100は、インフラ設備に設置されている。複数のセンサユニット1100aからセンサユニット1100nは、互いに異なる場所またはインフラ設備に設置されても良い。複数のセンサユニット1100aから1100nの間の距離については、一定距離に設置されていても良い。ここで、センサユニット1100aからセンサユニット1100nは、お互いに時刻同期を行っている。センサユニット1100aからセンサユニット1100nの時刻同期は、特定周期で実施される構成としても良く、サーバ1200からの指示に基づいて実施される構成としても良い。センサユニット1100は、時刻同期部(不図示)を備える。時刻同期部の具体的な例はGPS(Global Positioning System)信号にオシレータのクロックを同期させるGPS同期オシレータである。時刻同期部がGPS信号を受信してオシレータのクロックをGPS信号に同期させることによって、全てのセンサユニット1100がGPS信号に同期することになり、全てのセンサユニット1100が同一の時刻に同期して動作することになる。
尚、時刻同期の方法としては、前述の方法に限定されず、特開2015−192388号公報などに開示されているような時刻同期方法を採用することができる。
検知部101は、インフラ設備から特定の物理量を検知する。検知部101の構成としては、信号受信部(不図示)と、信号変換部(不図示)を含む。信号受信部は、物理量のデータを受信する。信号変換部は、物理量データをアナログ信号からデジタル信号に変換(A/D(Analog/Digital)変換)する。検知部101は、検知した振動の振幅および周波数に応じた電気信号を検知信号として記憶部102に格納する。
記憶部102は、デジタル化した物理量データ、信号処理データ、各種プログラム、センサの制御期間、センサの制御開始タイミング、及びセンサの制御終了タイミングなどを格納する。記憶部102は、特定期間(例えば、1日又は1時間など)の物理量データまたは物理量データの信号処理データを格納する。特定期間は1日または1時間に限定されない。記憶部102は、ハードディスクである。記憶部102は、揮発性メモリであっても良く、不揮発性メモリであっても良い。
制御部103は、検知部101、通信部104を制御する。具体的には、制御部103は、検知部101の制御期間または制御時間、制御開始タイミング、制御終了タイミングなどを制御する。また、制御部103は、物理量データに基づいて、インフラ設備にイベントが発生したか否かを判定する。イベントとは、インフラ設備の異常、故障、または劣化が発生している状態を指す。制御部103は、インフラ設備にイベントが発生している場合、通信部104に、インフラ設備にイベントが発生したことを示すイベント情報をサーバ1200へ送信させる。制御部103は、サーバ1200から要求があった場合に、通信部104に、検知部101で取得した物理量データをサーバ1200へ送信させる。
通信部104は、制御部103でイベントが発生していると判定された場合、イベント情報を通信ネットワーク経由で、サーバ1200へ送信する。通信部104は、サーバ1200から要求があった場合に、記憶部102に格納されている物理量データを通信ネットワーク経由で、サーバ1200へ送信する。通信ネットワークは、特に制限されず、公知の通信回線網を使用できる。具体的には、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN(Local Area Network)等が挙げられる。それは、無線でもよく、有線でもよい。
サーバ1200は、サーバ通信部201、記憶部202、サーバ制御部203、及び表示部204を含む。サーバ1200は、例えば、インフラ設備の管理業者の施設内に設置されている。尚、サーバ1200は、携帯電話やタブレッドなどのポータブルデバイスでも良い。
サーバ通信部201は、各センサユニット1100aからnで判定したイベント情報を通信ネットワーク経由で受信する。サーバ通信部201は、後述する特定部205で特定した複数のセンサユニット1100に対して、イベントを検知したタイミングから所定期間の物理量データを記憶する記憶要求を送信する。ここで、所定期間とは、イベントが発生したタイミングの前後5分であり10分間のデータとすることができる。尚、所定期間を、10分などの時間とすることにもできるし、開始のタイミングと終了タイミングが所定のトリガーにより決定されている期間とすることもできる。サーバ通信部201は、各センサユニット1100aからnに対して、物理量データの送信要求である物理量データ取得信号を送信する。ここで、サーバ通信部201は、左記送信要求を実施する場合に、必要な期間または時間を合わせて送信する構成とすることもできる。サーバ通信部201は、各センサユニット1100aからnで取得された物理量データを通信ネットワーク経由で、受信する。また、サーバ通信部201は、現在時刻などを各センサユニット1100aからnに対して、送信する構成としても良い。通信ネットワークは、特に制限されず、公知の通信回線網を使用できる。具体的には、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN(Local Area Network)等が挙げられる。それは、無線でもよく、有線でもよい。
記憶部202は、サーバ通信部201が各センサユニット1100a〜nから取得したイベント情報、物理量データ、各種プログラムなどを格納する。記憶部202は、ハードディスクである。記憶部202は、揮発性メモリであっても良く、不揮発性メモリであっても良い。
サーバ制御部203は、特定部205を備える。サーバ制御部203は、取得した物理量データを記憶部202へ格納させる。また、サーバ制御部203は、取得した物理量データに基づき、インフラ設備の状態を判定する。また、サーバ制御部203は、判定したインフラ設備の状態を、表示部204を介して表示する。サーバ制御部203は、サーバ通信部201から直接、物理量データを取得する構成としても良い。
表示部204は、管理しているインフラ設備とインフラ設備におけるセンサユニット1100の位置にセンサユニット1100のシンボルを重畳して表示可能である。ここで、シンボルとは、センサユニット1100を模擬的に示した図柄であっても良いし、星型、丸型、三角型、四角形、円柱、三角柱、円錐又は三角錐などの図形であっても良い。また、表示部204は、イベント情報を送信したセンサユニット1100のシンボルを強調表示することができる。ここで、強調表示は、色、柄、サイズ、または形の変更により達成されても良く、点滅などにより達成されても良い。表示部204は、サーバ制御部203により判定した配管の劣化状態の判定結果を表示可能である。表示部204は、液晶ディスプレイを含み構成される。
特定部205は、イベントを検知したセンサユニット1100と、イベントを検知したセンサユニット1100と関連のあるセンサユニット1100を特定する。特定部205の具体的なセンサユニット1100の特定方法は、後述する。特定部205は、特定した複数のセンサユニット1100に対して、サーバ通信部201を介して、イベントを検知したタイミングから所定期間の物理量データを記憶する記憶要求を送信させる。
図2は、第1の実施形態の検知システム1000のハードウェア構成を示すブロック図である。
センサユニット1100は、検知部101、CPU(Central Processing Unit)110、記憶部102であるメモリ120、通信部104、ROM(Read Only Memory)130、及びRAM(Random Access Memory)140を含む。CPU110には、メモリ120、通信部104、ROM130、及びRAM140が接続されている。また、CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを必要に応じて実行することにより、図1に示す機能ブロックを実現する。
サーバ1200は、CPU(Central Processing Unit)210、記憶部202であるメモリ220、サーバ通信部201、表示部204、ROM(Read Only Memory)230、及びRAM(Random Access Memory)240を含む。CPU210には、メモリ220、サーバ通信部201、ROM230、及びRAM240が接続されている。また、CPU210は、メモリ220に記憶されているプログラムを必要に応じて実行することにより、図1に示す機能ブロックを実現する。
[イベント検知方法]
センサユニット1100のイベント検知方法について、図3を用いて説明する。図3は、センサユニット1100のイベントを検知するフローを示す図である。
ステップS101では、制御部103は、検知部101に物理量データを収集させる。検知部101は、取得した物理量データをA/D変換する。制御部103は、検知部101にA/D変換したデータを記憶部102に格納させ、ステップS102へ進む。
ステップS102では、制御部103は、取得した物理量データに基づいて、イベントが発生しているか否かを判定する。制御部103が、イベントが発生していると判断した場合は、制御部103は、イベント情報を生成し、ステップS103へ進む。制御部103が、イベントが発生していないと判断した場合は、フローを終了する。制御部103の具体的なイベント検知手法は、取得した物理量データの値が所定値を超えた場合に、イベントは発生したと判定し、取得した物理量データの値が所定値以下である場合には、イベントが発生していないと判断する。尚、制御部103のイベント検知手法は、取得した物理量データの変化量や変化率が所定値を超えている場合に、イベントを検知する構成としても良い。
ステップS103では、制御部103は、生成したイベント情報を、通信部104を介して、サーバ1200へ送信し、フローを終了する。ここで、制御部103は、イベント情報にイベント補助情報を合わせて送信する構成としても良い。尚、イベント補助情報とは、取得した物理量データの最大値、最小値、変化率、変化量、及び符号の反転の少なくとも1つである。つまり、イベント補助情報は、物理量データの大きさ、または物理量データの変化の大きさを示す情報である。イベント補助情報は、イベントがどの程度の範囲で影響を及ぼしそうかを判定するための情報である。
[センサユニット特定方法]
サーバ1200のセンサユニット特定方法について、図4を用いて説明する。図4は、サーバ1200のセンサユニット特定方法のフローを示す図である。
ステップS201では、サーバ通信部201は、各センサユニット1100からイベント情報を受信する。サーバ制御部203は、受信したイベント情報を記憶部202に格納し、ステップS202へ進む。
ステップS202では、サーバ制御部203は、記憶部202に格納されているイベント情報を取得する。ここで、サーバ制御部203は、サーバ通信部201で受信したイベント情報を取得する構成としても良い。サーバ制御部203は、取得したイベント情報に基づいて、物理量データを記憶させるセンサユニット1100を特定する。サーバ制御部203は、特定したセンサユニット1100に関する情報を記憶部202に記憶し、ステップS303へ進む。
ここで、サーバ制御部203のセンサユニット1100の特定方法は、以下に示す(1)から(6)のいずれか、もしくは(1)から(6)の複数の組み合わせにより、実行することができる。
(1)サーバ制御部203は、イベント情報を受信した各センサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(2)サーバ制御部203は、最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100及び、最初にイベント情報を受信した時刻から所定時間内にイベント情報を受信したセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(3)サーバ制御部203は、最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100及び、最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100に隣接するセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。ここで、「隣接するセンサユニット」とは、イベント情報を受信したセンサユニット1100から物理的距離が所定範囲内に存在する各センサユニット1100、イベント情報を受信したセンサユニット1100が属する予め定められたセンサユニットのグループ内のセンサユニット1100、イベント情報を受信したセンサユニット1100から物理的距離が近い順に所定個数(例えば、3個)選定されたセンサユニット1100、または、イベント情報を受信したセンサユニット1100と同一のインフラ設備に設置されているセンサユニット1100等とすることができる。さらに、サーバ制御部203のセンサユニット1100の特定方法は、イベント情報とイベント補助情報を用いて、特定する各センサユニット1100を可変とすることもできる。
(4)サーバ制御部203は、イベント情報を受信した各センサユニット1100及び、イベント情報を受信したセンサユニット1100に隣接するセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(5)サーバ制御部203は、最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100、最初にイベント情報を受信した時刻から所定時間内にイベント情報を受信したセンサユニット1100、及び最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100と最初にイベント情報を受信した時刻から所定時間内にイベント情報を受信したセンサユニット1100の隣接するセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(6)サーバ制御部203は、最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100と、補助情報によって定められる所定範囲内に存在する各センサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。ここで、物理量データの最大値や最小値が相対的に大きい場合には、イベントの影響範囲が広いため、サーバ制御部203は、予め定められた範囲よりも広い範囲を、センサユニット1100を特定する所定範囲として算出する。同様に、物理量データの変化率や変化量が相対的に大きい場合には、イベントの影響範囲が広いため、サーバ制御部203は、予め定められた範囲よりも広い範囲を、センサユニット1100を特定する所定範囲として算出する。また、物理量データの符号が反転した補助情報が確認された場合には、イベントの影響範囲が異なるため、サーバ制御部203は、予め定められた範囲を所定距離ずらした領域を、センサユニット1100を特定する所定範囲として算出する。(6)の方法を実行することにより、より適切なセンサユニット1100からのみ情報を取得することができる。
ここで、サーバ制御部203は、表示部204に、特定されたセンサユニット1100を示すシンボルを、各センサユニット1100が配置された位置を示すように所定の地図に重畳して表示させる。また、サーバ制御部203は、表示部204に、特定されたセンサユニット1100と、特定されていない各センサユニット1100を異なる態様のシンボルで表示する態様とすることもできる。
ステップS203では、サーバ制御部203は、サーバ通信部201に、特定したセンサユニット1100に対して、物理量データを記憶させるデータ記憶信号を送信させる。サーバ通信部201は、特定された各センサユニット1100に対して、データ記憶信号を送信し、フローを終了する。ここで、データ記憶信号を受け取った各センサユニット1100の制御部103は、データ記憶信号に基づいて、必要な物理量データを記憶部102に記憶する。ここで、制御部103は、データ記憶信号に基づいて、不要な物理量データを記憶部102から消去するように構成されていても良い。
[物理量データ取得方法]
サーバ1200の物理量データ取得方法について、図5を用いて説明する。図5は、サーバ1200の物理量データ取得方法のフローを示す図である。
ステップS301では、物理量データ収集タイミングになった場合に、サーバ制御部203は、サーバ通信部201にイベントの物理量データを送信する指示である物理量データ取得信号を送信させる。サーバ通信部201は、特定された各センサユニット1100へ物理量データ取得信号を送信し、ステップS302へ進む。
ステップS302では、サーバ通信部201は、各センサユニット1100からイベントに関する物理量データを受信し、ステップS303へ進む。
ステップS303では、サーバ制御部203は、受信した物理量データを記憶部202に格納し、フローを終了する。
[物理量データ送信方法]
センサユニット1100の物理量データ送信方法について、図6を用いて説明する。図6は、センサユニット1100の物理量データ送信方法のフローを示す図である。
ステップS401では、制御部103は、通信部104を介して、サーバ通信部201から物理量データ取得信号を受信し、ステップS402へ進む。
ステップS402では、制御部103は、記憶部102に記憶されているイベントに関する物理量データを取得する。制御部103は、通信部104に取得したイベントに関する物理量データを送信させる。通信部104は、取得したイベントに関する物理量データを送信し、フローを終了する。
[特徴的な構成]
第1の実施形態の特徴的な構成を説明する。図17、図18、及び、図19は、第1の実施形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図17を参照すると、検知システム1000は、複数のセンサユニット1100と、各センサユニット1100と通信可能なサーバ1200と、を含む。センサユニット1100は、通信部104を含む。通信部104は、イベントが検知された場合に、サーバ1200に、イベントが発生した事を示すイベント情報を送信する。サーバ1200は、特定部205と、サーバ通信部201と、を含む。特定部205は、少なくとも1つのセンサユニット1100からイベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニット1100から、イベント情報を通知したセンサユニット1100とは異なるセンサユニット1100を少なくとも一つ特定する。サーバ通信部201は、特定部205で特定されたセンサユニット1100からイベントに関するデータを取得する。
図18を参照すると、センサユニット1100は、検知部101と、通信部104と、制御部103と、を含む。検知部101は、物理量に関するデータを計測する。制御部103は、データに基づいて、イベントを検知する。通信部104は、イベントが検知された場合に、サーバ1200に、イベントが発生した事を示すイベント情報を通知する。また、制御部103は、さらに、サーバ1200からデータ送信要求を受信した場合に、通信部104にイベントに関するデータをサーバ1200へ送信させる。
図19を参照すると、サーバ1200は、サーバ通信部201と、特定部205と、を含む。サーバ通信部201は、少なくとも1つのセンサユニット1100からイベント情報を受信する。特定部205は、イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニット1100から、イベント情報を通知したセンサユニット1100とは異なるセンサユニット1100を少なくとも一つ特定する。また、サーバ通信部201は、さらに、特定部205で特定されたセンサユニット1100からイベントに関するデータを取得する。
[作用効果]
第1の実施形態によれば、イベントに関する可能性が高いセンサユニットからのみイベントに関するデータを取得するような構成としたため、センサユニットとサーバ間の通信量を低減することができる。さらに、データの欠損が無いため、インフラ設備の状態検知の精度の低下を抑制することもできる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の機能ブロックの構成、及びハードウェアの構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[イベント検知方法]
センサユニット1100のイベント検知方法について、図7を用いて説明する。図7は、センサユニット1100のイベントを検知するフローを示す図である。
ステップS501では、第1の実施形態のステップS101と同様の処理を実施し、ステップS502へ進む。
ステップS502では、第1の実施形態のステップS102と同様の処理を実施し、ステップS503へ進む。
ステップS503では、制御部103は、イベントが発生している場合、取得した物理量データに基づいて、イベント種別を判定し、ステップS504へ進む。ここで、イベント種別は、インフラ設備に故障が生じている状態、インフラ設備に異常が生じている状態、インフラ設備に劣化が生じている状態を少なくとも含む。つまり、イベント種別は、配管の状態を示し、イベントが同時多発的に発生した場合にでも、同様の状態により発生したイベントか否かを切り分けることを目的とする。ここで、制御部103の具体的なイベント種別判定方法は、例えば、物理量データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間続く場合には、インフラ設備の故障と判定し、物理量データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間未満である場合には、インフラ設備の劣化と判定し、物理量データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間未満であり、断続的に続いている場合には、インフラ設備の異常と判定する。
ステップS504では、制御部103は、生成したイベント情報及びイベント種別を、通信部104を介して、サーバ1200へ送信し、フローを終了する。ここで、制御部103は、イベント情報にイベント補助情報を合わせて送信する構成としても良い。
[センサユニット特定方法]
サーバ1200のセンサ特定方法について、図8を用いて説明する。図8は、サーバ1200のセンサユニット特定方法のフローを示す図である。
ステップS601では、サーバ通信部201は、各センサユニット1100からイベント情報及びイベント種別を受信する。サーバ制御部203は、受信したイベント情報及びイベント種別を記憶部202に格納し、ステップS602へ進む。
ステップS602では、サーバ制御部203は、記憶部202に格納されているイベント種別を取得する。サーバ制御部203は、センサユニット1100からイベント情報を受信した場合、イベント情報を受信したセンサユニット1100のイベント種別ごとに集約する。
ステップS603では、サーバ制御部203は、記憶部202に格納されているイベント情報を取得する。ここで、サーバ制御部203は、サーバ通信部201で受信したイベント情報を取得する構成としても良い。サーバ制御部203は、取得したイベント情報に基づいて、物理量データを記憶させるセンサユニット1100を特定する。サーバ制御部203は、特定したセンサユニット1100に関する情報を記憶部202に記憶し、ステップS604へ進む。
サーバ制御部203のセンサユニット1100の特定方法は、以下の(1)から(4)のいずれか、(1)から(4)の組み合わせ、第1の実施形態の(1)から(6)のいずれか、または本実施形態の(1)から(4)と第1の実施形態の(1)から(6)の組み合わせにより実現することができる。
(1)サーバ制御部203は、イベント種別毎に集約した各センサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(2)サーバ制御部203は、イベント種別毎に集約した各センサユニット1100の中で最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100及び、該最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100に隣接するセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(3)サーバ制御部203は、イベント種別毎に集約した各センサユニット1100及び、イベント種別毎に集約した各センサユニット1100に隣接するセンサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。
(4)サーバ制御部203は、イベント種別毎に集約した各センサユニット1100の中で最初にイベント情報を受信したセンサユニット1100と、補助情報によって定められる所定範囲内に存在する各センサユニット1100を、物理量データを記憶させるセンサユニット1100として特定する。サーバ制御部203は、表示部204に、集約されたイベント種別毎に集約した複数のセンサユニット1100をそれぞれ異なる態様のシンボルで表示する態様とすることもできる。
ステップS604では、サーバ制御部203は、サーバ通信部201に、特定したセンサユニット1100に対して、物理量データを記憶させるデータ記憶信号を送信させる。サーバ通信部201は、特定された各センサユニット1100に対して、データ記憶信号を送信し、フローを終了する。ここで、データ記憶信号を受け取った各センサユニット1100の制御部103は、データ記憶信号に基づいて、必要な物理量データを記憶部102に記憶する。ここで、制御部103は、データ記憶信号に基づいて、不要な物理量データを記憶部102から消去するように構成されていても良い。
[物理量データ取得方法]
サーバ1200の物理量データ取得方法については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[物理量データ送信方法]
センサユニット1100の物理量データ送信方法については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[作用効果]
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、サーバ側でイベントを集約し、イベントごとにセンサユニットを特定するため、異なるイベントが同一のイベントであると誤認される可能性を低減することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態としては、水道管に設置された振動センサを用いて、水道管の配管状態を検知するシステムを例に説明を実施する。ここで、本実施形態における「配管状態」とは、例えば、配管が摩耗し、配管が薄くなっている状態を示す。「配管状態」は、左記状態だけでなく、配管の内壁に堆積物が堆積し、配管の内径が狭くなっている状態や配管の外壁が腐食などにより摩耗している状態や配管の外壁に堆積物が付着し、配管が厚くなっている状態や、それらが複合的に発生している状態等であっても良い。
第3の実施形態の構成について図9を用いて説明する。図9は、第3の実施形態の検知システム2000の構成を示した図である。
検知システム2000は、複数のセンサユニット2100aから2100nとサーバ2200を含む。センサユニット2100は、振動センサとしたが、センサユニット2100は、圧力センサ、加速度センサ、水質センサ、または流量センサであっても良い。さらに、センサユニット2100は、複数のセンサを備える構成であって良い。具体的には、センサユニット2100は、振動センサ圧力センサ、加速度センサ、水質センサ、または流量センサの少なくとも2つを含む構成であっても良い。
センサユニット2100は、振動検知部111、記憶部102、制御部103、及び通信部104を含む。センサユニット2100は、配管の散水栓に設置されている。尚、センサユニット2100は、配管の外側の壁面、配管の内側の壁面、止水栓、圧力減衰弁、圧力制御弁及びこれらに接続された治具等に設置されても良い。本実施形態では、センサユニット2100は、複数あることを前提としているが、センサユニット2100が一つであっても良い。複数のセンサユニット2100aからセンサユニット2100nは、互いに異なる配管網に設置されても良い。複数のセンサユニット2100aから2100nの間の距離については、一定距離に設置されていても良い。センサユニット2100は、配管の管壁に直接設置できれば振動を拾い易いといったメリットを備える。一方で、センサユニット2100には、配管が地中に埋まっていた場合に、設置が困難になることいった課題が存在する。センサユニット2100を散水栓や止水栓に設置する場合には、管壁に直接アクセスできなくても設置が可能であるため、センサユニット2100の設置コストを低減することができる。
振動検知部111は、配管または配管内部の流体を伝搬する振動を検知する。振動検知部111の構成としては、信号受信部(不図示)と、信号変換部(不図示)を含む。信号受信部は、振動のデータを受信する。信号変換部は、振動データをアナログ信号からデジタル信号に変換(A/D変換)する。振動検知部111は、検知した振動の振幅および周波数に応じた電気信号を検知信号として記憶部102に格納する。
サーバ2200は、サーバ通信部201、記憶部202、サーバ制御部213、及び表示部204を含む。サーバ2200は、例えば、水事業者の施設内に設置されている。尚、サーバ2200は、携帯電話やタブレッドなどのポータブルデバイスでも良い。
サーバ制御部213は、特定部205と状態検出部206を備える。サーバ制御部213は、取得した振動データを記憶部202へ格納させる。また、サーバ制御部213は、取得した振動データに基づき、インフラ設備の状態を判定する。また、サーバ制御部213は、判定したインフラ設備の状態を、表示部204を介して表示する。サーバ制御部213は、サーバ通信部201から直接、振動データを取得する構成としても良い。
状態検出部206は、取得した振動データに基づいて、配管の異常、故障、または劣化を判定する。左記判定手法は、既存の手法により達成することができる。具体的な配管の異常検知方法は、特願2012−082165に開示されているような手法である。
第3の実施形態の検知システム2000のハードウェア構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[イベント検知方法]
センサユニット2100のイベント検知方法については、第1の実施形態と第2の実施形態のイベント検知方法を採用可能である。第1の実施形態と第2の実施形態のイベント検知方法は上述の通りであるため、説明を省略する。尚、本実施形態におけるイベント種別は、配管の劣化、配管からの漏水、または配管への水衝撃とすることができる。さらに、制御部103の具体的なイベント種別判定方法は、例えば、振動データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間続く場合には、配管の漏水と判定し、振動データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間未満である場合には、配管に対する水衝撃と判定し、振動データの最大値が所定値以上となる期間が所定期間未満であり、断続的に続いている場合には、配管の劣化と判定する構成を採用することができる。
[センサユニット特定方法]
サーバ2200のセンサユニット特定方法については、第1の実施形態と第2の実施形態のセンサユニット特定方法を採用可能である。第1の実施形態と第2の実施形態のセンサユニット特定方法は上述の通りであるため、説明を省略する。尚、第1の実施形態と第2の実施形態における物理量データは、本実施形態における振動データである。尚、サーバ制御部213のセンサユニット2100の特定方法については、第1の実施形態と第2の実施形態のセンサユニット特定方法に加えて、以下の手法を採用することもできる。サーバ制御部213のセンサユニット2100の特定方法は、イベント情報を受信した各センサユニット2100及びイベント情報を受信した各センサユニット2100と同一の配管に設置されているセンサユニット2100を、振動データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。ここで、記憶部202は、予め同一配管に設けられているセンサユニット2100を記憶している。
[振動データ取得方法]
サーバ2200の物理量データ取得方法については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[物理量データ送信方法]
センサユニット2100の物理量データ送信方法については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[特徴的な構成]
第3の実施形態の特徴的な構成を説明する。図20は、第3の実施形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図20を参照すると、検知システム2000は、配管に設置され、物理量に関する信号を検出する複数のセンサユニット2100と、複数のセンサユニット2100と通信可能なサーバ2200と、を備える。センサユニット2100は、制御部103と、通信部104と、を含む。制御部103は、信号に基づいて、イベントを検出する。通信部104は、イベントを検知した場合に、サーバ2200に、イベントが発生したことを示すイベント情報を送信する。サーバ2200は、特定部205と、サーバ通信部201と、状態検出部206と、を含む。特定部205は、少なくとも1つのセンサユニット2100からイベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニット2100から、イベント情報を通知したセンサユニット2100とは異なるセンサユニット2100を少なくとも一つ特定する。サーバ通信部201は、特定部205で特定されたセンサユニット2100からイベントに関する信号を取得する。状態検出部206は、取得したイベントに関する信号に基づいて、配管の異常を検出する。
[作用効果]
第3の実施形態によれば、イベントに関する可能性が高いセンサユニットからのみイベントに関するデータを取得するような構成としたため、センサユニットとサーバ間の通信量を低減することができる。さらに、データの欠損が無いため、インフラ設備の状態検知の精度の低下を抑制することもできる。
[具体例1]
水道管に設置された振動センサを用いて水道管の配管状態を検知するシステムについて具体例を用いて説明する。
具体例1について図10から11を用いて説明する。図10は、水道配管に複数のセンサユニット2100が設置されている図である。
水道配管には、配管AからGが埋設されている。配管AからGには、センサユニットaからpまで設置されている。点線内に存在するセンサユニットがイベントを検知した場合について説明を実施する。まず、センサユニットaが最初にイベントを検知し、次いでセンサユニットd,センサユニットc、センサユニットbの順にイベントを検知する。
センサユニットaからdは、サーバ2200へイベント情報、イベント種別である漏水を示す情報、イベントを検知した時刻を送信する。
サーバ2200は、センサユニットaからdを、物理量データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。サーバ2200は、センサユニットaからdに対して、振動データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。さらにサーバ2200は、センサユニットaからdに対して、物理量データ取得信号を送信する。
センサユニットaからdは、物理量データ取得信号を受け取った場合に、漏水に関する振動データをサーバ2200へ送信する。
更に、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を、図11を用いて説明する。図11は、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を示す図である。
図11に示すように表示部204は、地図上に配管の配置、センサユニットaからpのシンボル、イベントが発生したセンサユニット、イベントを検知した時刻、及びイベント種別を示している。さらに、特定されたセンサユニットaからdのシンボルは、他のセンサユニットのシンボルと異なるように強調表示される。
[具体例2]
具体例2について図12から13を用いて説明する。図12は、水道配管に複数のセンサユニット2100が設置されている図である。
水道配管には、配管AからGが埋設されている。配管AからGには、センサユニットaからpまで設置されている。点線内に存在するセンサユニットが漏水を検知し、一点鎖線内に存在するセンサユニットが水衝撃を検知した場合について説明を実施する。まず、漏水については、センサユニットaが最初にイベントを検知し、次いでセンサユニットd,センサユニットc、センサユニットbの順にイベントを検知する。水衝撃については、まず、センサユニットfが最初にイベントを検知し、次いでセンサユニットg,センサユニットn、センサユニットeの順にイベントを検知する。
センサユニットaからdは、サーバ2200へイベント情報、イベント種別である漏水を示す情報、イベントを検知した時刻を送信する。センサユニットeからg、nは、サーバ2200へイベント情報、イベント種別である水衝撃を示す情報、イベントを検知した時刻を送信する。
サーバ2200は、イベント種別に応じて、センサユニットaからdを第1グループとして特定する。さらに、サーバ2200は、センサユニットeからg、nを第2グループとして特定する。サーバ2200は、センサユニットaからg、nを、物理量データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。サーバ2200は、第1グループであるセンサユニットaからdに対して、物理量データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。さらに、サーバ2200は、第2グループであるセンサユニットeからg、nに対して、物理量データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。サーバ2200は、センサユニットaからdに対して、物理量データ取得信号を送信する。サーバ2200は、センサユニットeからg、nに対して、物理量データ取得信号を送信する。
センサユニットaからg、nは、物理量データ取得信号を受け取った場合に、漏水に関する振動データをサーバ2200へ送信する。サーバ2200は、第1グループのセンサユニットaからdの振動データに基づいて、漏水検知を実施する。さらにサーバ2200は、第2グループのセンサユニットeからg、nの振動データに基づいて、水衝撃による配管へのダメージを算出し、算出したダメージに基づいて、配管の劣化を判定する。
更に、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を、図13を用いて説明する。図13は、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を示す図である。
図13に示すように表示部204は、地図上に配管の配置、センサユニットaからpのシンボル、イベントが発生したセンサユニット、イベントを検知した時刻、及びイベント種別を示している。さらに、特定されたセンサユニットaからdのシンボルは、他のセンサユニットのシンボルと異なるように強調表示される。加えて、特定されたセンサユニットeからg、nは、特定されたセンサユニットaからdのシンボルとは異なるように強調表示される。第1グループと第2グループの各センサユニットにおいて、異なる強調表示を実施することにより、視覚的な認識性が高くなる。
[具体例3]
具体例3では、センサユニット2100を圧力センサとして、以下の説明を実施する。水道管に設置された圧力センサを用いて水道管の破裂を検知するシステムについて具体例を用いて説明する。
具体例3について図10および14を用いて説明する。図10は、水道配管に複数のセンサユニット2100が設置されている図である。
水道配管には、配管AからGが埋設されている。配管AからGには、センサユニットaからpまで設置されている。点線内に存在するセンサユニットがイベントを検知した場合について説明を実施する。まず、センサユニットaが最初にイベントを検知し、次いでセンサユニットd,センサユニットc、センサユニットbの順にイベントを検知する。
センサユニットaからdは、サーバ2200へイベント情報、イベント種別である水道管の破裂を示す情報、イベントを検知した時刻を送信する。
サーバ2200は、センサユニットaからdを、物理量データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。サーバ2200は、センサユニットaからdに対して、圧力データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。さらにサーバ2200は、センサユニットaからdに対して、物理量データ取得信号を送信する。
センサユニットaからdは、物理量データ取得信号を受け取った場合に、水道管の破裂に関する圧力データをサーバ2200へ送信する。
更に、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を、図14を用いて説明する。図14は、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を示す図である。
図14に示すように表示部204は、地図上に配管の配置、センサユニットaからpのシンボル、イベントが発生したセンサユニット、イベントを検知した時刻、及びイベント種別を示している。さらに、特定されたセンサユニットaからdのシンボルは、他のセンサユニットのシンボルと異なるように強調表示される。尚、具体例3の構成を具体例2のような構成に適宜変更を加えて適用することも可能である。
[具体例4]
具体例4では、センサユニット2100を、振動センサとしての機能及び圧力センサとしての機能を備えたセンサユニットとして、以下の説明を実施する。水道管に設置されたセンサユニット2100を用いて水衝撃を使用した配管路の診断を行うシステムについて具体例を用いて説明する。
具体例4について図15および16を用いて説明する。図15は、水道配管に複数のセンサユニット2100が設置されている図である。
水道配管には、配管AからGが埋設されている。配管AからGには、センサユニットaからpまで設置されている。点線内に存在するセンサユニットがイベントを検知した場合について説明を実施する。まず、センサユニットaが最初にイベントを検知し、次いでセンサユニットd,センサユニットcの順にイベントを検知する。
センサユニットa、c、dは、サーバ2200へイベント情報、イベント種別である水撃を示す情報、イベントを検知した時刻を送信する。
サーバ2200は、センサユニットa、c、dを、物理量データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。サーバ2200は、センサユニットa、c、dに対して、圧力データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。さらにサーバ2200は、センサユニットa、c、dに対して、物理量データ取得信号を送信する。
センサユニットa、c、dは、物理量データ取得信号を受け取った場合に、水撃に関する圧力データをサーバ2200へ送信する。
サーバ2200は、センサユニットa、c、dの圧力データに基づいて、振動を取得するセンサユニット2100を特定する。具体的には、サーバ2200は、同一の管に設置されており、特定されていないセンサユニットを特定する。つまり、センサユニットaとセンサユニットdが設置されている配管Aに設置されているセンサユニットmと、センサユニットcが設置されている配管Bに設置されているセンサユニットhと、を物理量データを記憶させるセンサユニット2100として特定する。サーバ2200は、センサユニットh、mに対して、振動データを記憶させるデータ記憶信号を送信する。さらにサーバ2200は、センサユニットh、mに対して、物理量データ取得信号を送信する。
センサユニットh、mは、物理量データ取得信号を受け取った場合に、振動データをサーバ2200へ送信する。
サーバ2200は、センサユニットh、mの振動データに基づいて、配管の劣化を診断する。
更に、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を、図16を用いて説明する。図16は、サーバ2200の表示部204に表示されるユーザーインターフェースの例を示す図である。
図16に示すように表示部204は、地図上に配管の配置、センサユニットa、c、d、h、mのシンボル、イベントが発生したセンサユニット、イベントを検知した時刻、及びイベント種別を示している。さらに、特定されたセンサユニットa、c、dのシンボルは、他のセンサユニットのシンボルと異なるように強調表示される。加えて、特定されたセンサユニットh、mは、特定されたセンサユニットa、c、dのシンボルとは異なるように強調表示される。異なる強調表示を実施することにより、視覚的な認識性が高くなる。尚、本具体例においても具体例2のようにグループごとに分類する手法を適用することができる。上述した第1の実施形態から第3の実施形態及び第3の実施形態の具体例1から3は、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、適宜組み合わせを実施することができる。
以上、本発明を、上述した模範的な実施の形態に適用した例として説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施の形態に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施の形態に対して多様な変更または改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更または改良を加えた新たな実施の形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、請求の範囲に記載した事項から明らかである。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
複数のセンサユニットと、前記各センサユニットと通信可能なサーバと、を備え、
前記センサユニットは、
イベントが検知された場合に、前記サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を送信する通信手段、を備え、
前記サーバは、
少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得するサーバ通信手段と、を備えることを特徴とするシステム。
[付記2]
前記複数のセンサユニットは、インフラ設備に設けられており、
前記イベントは、前記インフラ設備の異常、故障、または劣化に関するイベントであることを特徴とする付記1に記載のシステム。
[付記3]
前記イベント情報は、前記イベントの発生したことを示す情報または、前記イベントの種別を示す情報であることを特徴とする付記1または2に記載のシステム。
[付記4]
前記イベント情報には、前記イベントの種別を示す情報が含まれており、
前記特定手段は、複数のセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記種別毎にグループ化し、
前記サーバ通信手段は、前記グループ毎に、前記イベントに関するデータを取得することを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載のシステム。
[付記5]
前記サーバは、複数の前記センサユニットからの前記イベント情報の通知を受けた場合に、前記イベント情報の通知を受けた前記センサユニットを1つのグループとするサーバ制御手段を備えることを特徴とする付記1に記載のシステム。
[付記6]
前記センサユニットは、さらに、
物理量を信号として検出する検知手段と、
検出した前記信号に基づいて、前記イベントを検出するイベント検出手段と、
前記信号を格納する記憶手段と、
を備えることを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載のシステム。
[付記7]
前記サーバは、
さらに、前記複数のセンサユニットを示すシンボルを、前記各センサユニットが配置された位置を示すように所定の地図に重畳して表示する表示手段、を備え、
前記表示手段は、センサユニットが前記特定手段により特定されたか否かに応じて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載のシステム。
[付記8]
前記サーバ通信手段は、前記サーバへ、イベント補助情報を送信し、
前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記イベント補助情報に基づいて、前記複数のセンサユニットから前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定することを特徴とする付記1乃至7のいずれかに記載のシステム。
[付記9]
前記イベント補助情報は、前記データの最大値、前記データの変化率、または前記データの変化量であることを特徴とする付記8に記載のシステム。
[付記10]
物理量に関するデータを計測する検出手段と、
前記データに基づいて、イベントを検知する制御手段と、
イベントが検知された場合に、サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を通知する通信手段と、を備え、
前記制御手段は、前記サーバからデータ送信要求を受信した場合に、前記通信手段にイベントに関する前記データを前記サーバへ送信させることを特徴とするセンサユニット。
[付記11]
少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する通信手段と、
前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する取得手段と、を備えるサーバ。
[付記12]
少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信し、
前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定し、
前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する制御方法。
[付記13]
少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する処理と、
前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する処理と、
前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する処理と、をコンピュータに実行させる制御プログラム。
[付記14]
配管に設置され、物理量に関する信号を検出する複数のセンサユニットと、
前記複数のセンサユニットと通信可能なサーバと、を備え、
前記センサユニットは、
前記信号に基づいて、イベントを検出する制御手段と、
前記イベントを検知した場合に、前記サーバに、前記イベントが発生したことを示すイベント情報を送信する通信手段と、を含み、
前記サーバは、
少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関する前記信号を取得する通信手段と、
取得した前記イベントに関する前記信号に基づいて、前記配管の異常を検出する状態検出手段と、を含むことを特徴とするシステム。
[付記15]
前記イベント情報は、前記イベントの発生したことを示す情報または、前記イベントの種別であることを特徴とする付記14に記載のシステム。
[付記16]
前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットと同一の前記配管に設置されているセンサユニットを特定することを特徴とする付記14または15に記載のシステム。
[付記17]
前記通信手段は、前記イベントを検知した場合に、前記サーバに、前記信号の最大値を送信し、
前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記信号の最大値に基づいて、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定することを特徴とする付記14または15に記載のシステム。
[付記18]
前記センサユニットは、振動センサ、圧力センサ、加速度センサ、水質センサ、または流量センサであることを特徴とする付記14乃至17のいずれかに記載のシステム。
[付記19]
前記イベント種別は、前記配管の劣化、前記配管からの漏水、または前記配管への水衝撃であることを特徴とする付記15に記載のシステム。
[付記20]
前記サーバは、
さらに、前記複数のセンサユニットを示すシンボルを、前記各センサユニットが配置された位置を示すように所定の地図に重畳して表示する表示手段、を備え、
前記表示手段は、センサユニットが前記特定手段により特定されたか否かに応じて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする付記14乃至19のいずれかに記載のシステム。
[付記21]
前記表示手段は、前記イベントに基づいて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする付記20に記載のシステム。
この出願は、2016年3月23日に出願された日本出願特願2016−058797を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
101 検知部
111 振動検知部
102、202 記憶部
103 制御部
203、213 サーバ制御部
104 通信部
201 サーバ通信部
204 表示部
205 特定部
206 状態検出部
110、210 CPU
130、230 ROM
140、240 RAM
1000、2000 検知システム
1100a〜1100n、2100a〜2100n センサユニット
1200、2200 サーバ
120、220 メモリ

Claims (21)

  1. 複数のセンサユニットと、前記各センサユニットと通信可能なサーバと、を備え、
    前記センサユニットは、
    イベントが検知された場合に、前記サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を送信する通信手段、を備え、
    前記サーバは、
    少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得するサーバ通信手段と、を備えることを特徴とするシステム。
  2. 前記複数のセンサユニットは、インフラ設備に設けられており、
    前記イベントは、前記インフラ設備の異常、故障、または劣化に関するイベントであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記イベント情報は、前記イベントの発生したことを示す情報または、前記イベントの種別を示す情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記イベント情報には、前記イベントの種別を示す情報が含まれており、
    前記特定手段は、複数のセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記種別毎にグループ化し、
    前記サーバ通信手段は、前記グループ毎に、前記イベントに関するデータを取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシステム。
  5. 前記サーバは、複数の前記センサユニットからの前記イベント情報の通知を受けた場合に、前記イベント情報の通知を受けた前記センサユニットを1つのグループとするサーバ制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記センサユニットは、さらに、
    物理量を信号として検出する検知手段と、
    検出した前記信号に基づいて、前記イベントを検出するイベント検出手段と、
    前記信号を格納する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記サーバは、
    さらに、前記複数のセンサユニットを示すシンボルを、前記各センサユニットが配置された位置を示すように所定の地図に重畳して表示する表示手段、を備え、
    前記表示手段は、センサユニットが前記特定手段により特定されたか否かに応じて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記サーバ通信手段は、前記サーバへ、イベント補助情報を送信し、
    前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記イベント補助情報に基づいて、前記複数のセンサユニットから前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記イベント補助情報は、前記データの最大値、前記データの変化率、または前記データの変化量であることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 物理量に関するデータを計測する検出手段と、
    前記データに基づいて、イベントを検知する制御手段と、
    イベントが検知された場合に、サーバに、イベントが発生した事を示すイベント情報を通知する通信手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記サーバからデータ送信要求を受信した場合に、前記通信手段にイベントに関する前記データを前記サーバへ送信させることを特徴とするセンサユニット。
  11. 少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する通信手段と、
    前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する取得手段と、を備えるサーバ。
  12. 少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信し、
    前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定し、
    前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する制御方法。
  13. 少なくとも1つのセンサユニットからイベント情報を受信する処理と、
    前記イベント情報が通知された場合に、複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する処理と、
    前記特定されたセンサユニットから前記イベントに関するデータを取得する処理と、をコンピュータに実行させる制御プログラムを格納するコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  14. 配管に設置され、物理量に関する信号を検出する複数のセンサユニットと、
    前記複数のセンサユニットと通信可能なサーバと、を備え、
    前記センサユニットは、
    前記信号に基づいて、イベントを検出する制御手段と、
    前記イベントを検知した場合に、前記サーバに、前記イベントが発生したことを示すイベント情報を送信する通信手段と、を含み、
    前記サーバは、
    少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定されたセンサユニットから前記イベントに関する前記信号を取得する通信手段と、
    取得した前記イベントに関する前記信号に基づいて、前記配管の異常を検出する状態検出手段と、を含むことを特徴とするシステム。
  15. 前記イベント情報は、前記イベントの発生したことを示す情報または、前記イベントの種別であることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットと同一の前記配管に設置されているセンサユニットを特定することを特徴とする請求項14または15に記載のシステム。
  17. 前記通信手段は、前記イベントを検知した場合に、前記サーバに、前記信号の最大値を送信し、
    前記特定手段は、少なくとも1つのセンサユニットから前記イベント情報が通知された場合に、前記信号の最大値に基づいて、前記複数のセンサユニットから、前記イベント情報を通知したセンサユニットとは異なるセンサユニットを少なくとも一つ特定することを特徴とする請求項14または15に記載のシステム。
  18. 前記センサユニットは、振動センサ、圧力センサ、加速度センサ、水質センサ、または流量センサであることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載のシステム。
  19. 前記イベント種別は、前記配管の劣化、前記配管からの漏水、または前記配管への水衝撃であることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
  20. 前記サーバは、
    さらに、前記複数のセンサユニットを示すシンボルを、前記各センサユニットが配置された位置を示すように所定の地図に重畳して表示する表示手段、を備え、
    前記表示手段は、センサユニットが前記特定手段により特定されたか否かに応じて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする請求項14乃至19のいずれかに記載のシステム。
  21. 前記表示手段は、前記イベントに基づいて、異なる態様で前記シンボルを表示する、ことを特徴とする請求項20に記載のシステム。
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