JP6308212B2 - 漏洩検出システム、振動検出装置、情報処理装置、及び漏洩検出方法 - Google Patents

漏洩検出システム、振動検出装置、情報処理装置、及び漏洩検出方法 Download PDF

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    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom

Description

本発明は、漏洩検出システム、振動検出装置、情報処理装置、及び漏洩検出方法に関する。
水道管やガス管は地中に埋められているため、漏洩が生じていることを発見しにくい。これに対して、特許文献1には、配管に複数の圧力センサを設置し、これら圧力センサの検出結果を管理センタの装置に送信することが記載されている。管理センタの装置は、送信されてきた検出結果を処理することにより、漏洩箇所を検知する。
また特許文献2には、配管に、複数の振動センサをこの配管の延在方向に互いに離して取り付け、これら振動センサの検出結果に基づいて漏洩位置を特定することが記載されている。
特開平9−23483号公報 特開2005−134300号公報
水道管やガス管の総延長は長いため、これらの配管に取り付けられる振動検出装置の数は非常に多くなる。このため、振動検出装置のメンテナンス回数をなるべく少なくする必要がある。そして、配管に取り付けられた振動検出装置の電源は電池である場合が多い。このため、振動検出装置のメンテナンス頻度を下げるためには、振動検出装置の消費電力を少なくする必要がある。
本発明の目的は、振動検出装置の消費電力を少なくすることができる漏洩検出システム、振動検出装置、情報処理装置、及び漏洩検出方法を提供することにある。
本発明によれば、配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる複数の振動検出装置と、
前記複数の振動検出装置の測定結果に基づいて前記配管からの漏洩を検出する情報処理装置と、
を備え、
前記複数の振動検出装置のそれぞれは、
振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を前記情報処理装置に送信する第1送信手段と、
前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記情報処理装置から受信した場合に、前記振動検出手段が測定した前記波形データを前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及びその相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断するホスト側漏洩判断手段と、
前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、前記波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
を備える漏洩検出システムが提供される。
本発明によれば、配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる複数の振動検出装置と、
前記複数の振動検出装置の測定結果に基づいて前記配管からの漏洩を検出する情報処理装置と、
を備え、
前記複数の振動検出装置のそれぞれは、
振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を隣接する前記振動検出装置に送信する第1送信手段と、
前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記隣接する振動検出装置から受信した場合に、前記振動検出手段が測定した前記波形データを前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
を備え、
前記情報処理装置は、
隣り合う2つの前記振動検出装置が前記仮漏洩情報を送信してきた場合に、前記配管に漏洩が有ると判断するホスト側漏洩判断手段と、
前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記隣り合う2つの振動検出装置に前記波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
を備える漏洩検出システムが提供される。
本発明によれば、配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられ、
振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、情報処理装置に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信する第1送信手段と、
前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記情報処理装置から受信した場合に、前記振動検出手段の測定結果を前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
を備える振動検出装置が提供される。
本発明によれば、配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる振動検出装置であって、
振動を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、隣接する前記振動検出装置に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信する第1送信手段と、
前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記隣接する振動検出装置から受信した場合に、前記振動検出手段の測定結果を情報処理装置に送信する第2送信手段と、
を備える振動検出装置が提供される。
本発明によれば、配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかから、漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を受信し、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及び相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断するホスト側漏洩判断手段と、
前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
前記振動検出装置から送信されてきた波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
を備える情報処理装置が提供される。
本発明によれば、情報処理装置が、
配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかから、漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を受信し、
前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及び相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断し、
漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、波形要求情報を送信し、
前記波形要求情報を受信した前記振動検出装置は、測定した波形データを前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する漏洩検出方法が提供される。
本発明によれば、配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかが、前記配管に漏洩の可能性があると判断した場合に、当該振動検出装置は、隣接する前記振動検出装置に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信し、
前記隣接する振動検出装置は、前記配管に漏洩の可能性があると判断し、かつ前記仮漏洩情報を受信した場合に、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置に波形要求情報を送信し、
前記仮漏洩情報を送信した前記振動検出装置及び前記隣接する振動検出装置は、測定した波形データを情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する漏洩検出方法が提供される。
本発明によれば、漏洩検出システムが有する振動検出装置の消費電力を少なくすることができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る漏洩検出システムの構成を示す図である。 振動検出装置の機能構成の一例を示す図である。 情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 振動検出装置及び情報処理装置の動作の概略を説明するための図である。 図4を用いて説明した処理を詳細に示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る漏洩検出システムの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る漏洩検出システムの動作の概略を説明するための図である。 図7を用いて説明した処理を詳細に示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る漏洩検知システムの動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る漏洩検知システムの設置環境を説明する図である。 第5の実施形態に係る漏洩検知システムの動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る漏洩検出システムを概念的に説明する図である。 第6の実施形態に係る漏洩検出システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る漏洩検出システムの構成を示す図である。本実施形態に係る漏洩検出システムは、配管30で生じた漏洩を検出するためのシステムであり、複数の振動検出装置10及び情報処理装置20を備えている。配管30は、流体を運ぶための管であり、例えば水道管、ガス管、又はパイプラインである。
複数の振動検出装置10は、配管30に、配管30が延在する方向に間隔を空けて取り付けられている。情報処理装置20は、複数の振動検出装置10の検出結果に基づいて、配管30からの漏洩を検出する。振動検出装置10と情報処理装置20は、通信網40を介して互いに通信する。なお、配管30が地中に埋められている場合、振動検出装置10と通信網40の間の通信は無線で行われる。この無線通信の際に、振動検出装置10は多くの電力を消費する。
図2は、振動検出装置10の機能構成の一例を示す図である。振動検出装置10は、振動検出部110、センサ側漏洩判断部120、第1送信部130、及び第2送信部140を備えている。振動検出部110は、配管30を伝わってきた振動を検出する。センサ側漏洩判断部120は、振動検出部110の測定結果に基づいて配管30に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断する。第1送信部130は、センサ側漏洩判断部120が漏洩の可能性があると判断した場合に、仮漏洩情報を情報処理装置20に送信する。仮漏洩情報は、配管30に漏洩の可能性があることを示す。第2送信部140は、振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を情報処理装置20から受信した場合に、振動検出部110が測定した波形データを情報処理装置20に送信する。
振動検出部110は、例えば振動センサや音響センサである。振動検出部110は、例えば圧電体を内部に有しており、振動に起因して圧電体に生じる電圧の変動を検出することにより、振動を検出する。第1送信部130及び第2送信部140は、無線で通信網40を介して情報処理装置20と通信する。ここで第1送信部130及び第2送信部140は、同一の無線通信機(受信機及び送信機)を用いても良いし、互いに異なる無線通信機を用いても良い。
図3は、情報処理装置20の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置20は、ホスト側漏洩判断部210、センサ制御部220、及び位置判断部230を備えている。ホスト側漏洩判断部210は、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の数及びその相対位置に基づいて、配管30における漏洩の有無を判断する。センサ制御部220は、ホスト側漏洩判断部210が漏洩有りと判断したときに、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10及びその隣に位置する振動検出装置10に、波形要求情報を送信する。位置判断部230は、振動検出装置10から送信されてきた波形データに基づいて、配管30における漏洩位置を判断する。
図4は、振動検出装置10及び情報処理装置20の動作の概略を説明するための図である。振動検出装置10は、漏洩検出モードと、漏洩位置検出モードの2つの動作モードを有している。漏洩検出モードは、振動検出部110、センサ側漏洩判断部120、及び第1送信部130が動作するモードである。漏洩位置検出モードは、振動検出部110及び第2送信部140が動作するモードである。これら2つのモードのうち、消費電力が高いのは、漏洩位置検出モードである。
まず、図4(a)に示すように、複数の振動検出装置10は、いずれも漏洩検出モードで動作している。振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、漏洩が生じている可能性があると判断した場合、仮漏洩情報を情報処理装置20に送信する。
振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、例えば、振動検出部110の測定結果における振幅が基準値を超えた場合に、配管30に漏洩が生じている可能性があると判断する。
振動検出装置10を伝播する振動は、漏洩に起因した振動の他に、外乱に起因した振動がある。この外乱としては、例えば配管30が地中に埋められている場合において地上で生じる振動がある。この外乱による誤検出を抑制するために、振動検出部110が用いる基準値は、複数の周波数帯それぞれに対して定められていてもよい。この場合、センサ側漏洩判断部120は、複数の周波数帯のそれぞれで振幅が基準値を超えた場合に、配管30に漏洩が生じている可能性があると判断する。なお、複数の周波数帯のそれぞれは、配管30に漏洩が生じたときに生じるピークが含まれるように、設定される。
またセンサ側漏洩判断部120は、配管30に漏洩の可能性があるか否かを、予め定められた間隔で繰り返し判断し、予め定められた回数連続して、振幅が基準値を超えた場合に、配管30に漏洩が生じている可能性があると判断してもよい。このようにしても、外乱による誤検出を抑制することができる。
このようにしたとしても、振動検出装置10は外乱による振動を配管30の漏洩に起因した振動と誤検出する可能性がある。そこで情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の数及びその相対位置が漏洩基準を満たすか否かを判断することにより、配管30における漏洩の有無を判断する(図4(b))。
例えば配管30に漏洩が生じた場合、この漏洩が生じている場所を挟む2つの振動検出装置10は、高い確率で仮漏洩情報を送信する。このため、情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、互いに隣り合う2つの振動検出装置10が仮漏洩情報を送信してきたことを、漏洩基準とする。そしてセンサ制御部220は、この2つの振動検出装置10に対して波形要求情報を送信する。
一方、ある振動検出装置10が仮漏洩情報を送信しており、かつ、その振動検出装置10の隣の振動検出装置10は仮漏洩情報を送信していない場合、ホスト側漏洩判断部210は、その振動検出装置10は外乱による振動を配管30の漏洩に起因した振動と誤検出したと判断する。この場合、センサ制御部220は波形要求情報を送信しない。ただし、センサ制御部220は、このような振動検出装置10とその隣に位置する振動検出装置10に対しても、波形要求情報を送信してもよい。
波形要求情報を受信した2つの振動検出装置10の動作モードは、漏洩検出モードから漏洩位置検出モードに切り替わる(図4(c))。
図5は、図4を用いて説明した処理を詳細に示すフローチャートである。本図に示すフローチャートにおいて、複数の振動検出装置10のそれぞれは、センサ識別情報を記憶している。センサ識別情報は、複数の振動検出装置10を互いに識別するためのものである。
まず複数の振動検出装置10は、いずれも漏洩検出モードで動作している(ステップS10)。そして振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、振動検出部110の検出結果に基づいて、漏洩があったか否かを定期的に判断する(ステップS20)。この頻度は、例えば1日に一回であるが、これに限定されない。そしてセンサ側漏洩判断部120が漏洩があったと判断した場合(ステップS20:Yes)、第1送信部130は、その振動検出装置10のセンサ識別情報とともに仮漏洩情報を情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210に送信する(ステップS30)。なお、第1送信部130は、仮漏洩情報としてセンサ識別情報を送信しても良い。
情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、予め振動検出装置10のセンサ識別情報を、その並び順を示す情報とともに記憶している。ただし、センサ識別情報が振動検出装置10の並び順に割り振られている場合、このような情報を記憶しておく必要はない。
そしてホスト側漏洩判断部210は、振動検出装置10から送信されてきたセンサ識別情報及び仮漏洩情報が漏洩基準を満たす場合(ステップS40:Yes)、その振動検出装置10とその隣に位置する振動検出装置10に対して波形要求情報を送信する(ステップS50)。
振動検出装置10は、波形要求情報を受信すると、漏洩位置検出モードを開始する(ステップS60)。
具体的には、まず、漏洩位置検出モードになると、振動検出装置10の第2送信部140は、情報処理装置20のセンサ制御部220から、同期信号を受信する(ステップS70)。この同期信号は、振動検出装置10が情報処理装置20に対して送信する波形データの同期を取るためのものである。
そして振動検出装置10の第2送信部140は、同期信号を受信すると、同期処理を行った後(ステップS80)、波形データの計測を開始する(ステップS90)。ここで行われる同期処理は、例えば波形データの計測を開始するタイミングを設定するものである。そして波形データの計測が予め定められた時間行われると、第2送信部140は、計測した波形データを情報処理装置20に送信し(ステップS100)、漏洩検出モードに戻る(ステップS110)。
一方、情報処理装置20の位置判断部230は、複数の振動検出装置10から受信した波形データに基づいて、配管30における漏洩位置を算出する。例えば位置判断部230は、互いに隣り合う振動検出装置10から受信した2つの波形データにおけるピークの時間差及び配管30における振動の伝播速度に基づいて、漏洩位置を算出する(ステップS120)。
以上、本実施形態によれば、振動検出装置10は、通常は情報処理装置20と通信を行わない。そして、漏洩している可能性が高いと判断した場合にのみ、そのことを示す仮漏洩情報を情報処理装置20に送信する。そして、振動検出装置10は、情報処理装置20から波形データを要求された場合のみ、波形データを送信する。一般的に、振動検出装置10の消費電力は、情報処理装置20に情報を送信するときに大きくなる。従って、本実施形態によれば、振動検出装置10が情報処理装置20に情報を送信する時間は短くなるため、振動検出装置10の消費電力を抑えることができる。これにより、振動検出装置10のメンテナンス頻度を下げることができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る漏洩検出システムの動作を示すフローチャートである。本実施形態に係る漏洩検出システムは、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る漏洩検出システムと同様である。
まず、振動検出装置10の振動検出部110は、情報処理装置20から波形要求情報を受信する前は、常に振動を検出するのではなく、予め定められた間隔で振動を検出する。このときの振動検出部110によるサンプリング周波数は、低周波の振動を計測することを目的として、相対的に低い周波数とする(第1のサンプリング周波数)。
そして振動検出装置10の振動検出部110は、第2送信部140が波形要求情報を受信すると、漏洩位置検出モードに移行し(ステップS60)、サンプリング周波数を第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数に設定する(ステップS62)ことで、より情報量の多い広帯域の振動計測を行う。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、振動検出装置10の振動検出部110は、波形要求情報を受信する前は、第2のサンプリング周波数よりも低い第1のサンプリング周波数で、変位を測定している。従って、振動検出装置10の消費電力をさらに削減することができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る漏洩検出システムの動作の概略を説明するための図である。本実施形態に係る漏洩検出システムは、以下の点を除いて、第1又は第2の実施形態に係る漏洩検出システムと同様の構成である。
本実施形態において、振動検出装置10は、上記した漏洩検出モード及び漏洩位置検出モードの他に、スリープモードを有している。スリープモードは、第2送信部140のほかに、少なくともセンサ側漏洩判断部120も動作していないモードである。このため、スリープモードにおける振動検出装置10の消費電力は、漏洩検出モードにおける振動検出装置10の消費電力よりも小さい。そしてセンサ側漏洩判断部120は、情報処理装置20から動作指示情報を受信したときに動作を開始する。
そして、図7(a)に示すように、漏洩の有無を検出する場合、情報処理装置20のセンサ制御部220は、配管30の延在方向において予め定められた数おきに、動作すべき振動検出装置10を選択し、選択した振動検出装置10に対して動作指示情報を送信する。図7(a)に示す例では、情報処理装置20は、振動検出装置10が一つおきに動作するようにしている。
そして、図7(b)に示すように、動作している振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、配管30に漏洩が生じている可能性があると判断したとき、仮漏洩情報を情報処理装置20に送信する。情報処理装置20は、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の隣に位置する振動検出装置10に対しても、動作指示情報を送信する。これにより、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の隣に位置する振動検出装置10も、漏洩検出モードになる。
そして、図7(c)に示すように、情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、第1の実施形態と同様に、漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の数及びその相対位置が漏洩基準を満たすか否かを判断することにより、配管30における漏洩の有無を判断する。
そして、情報処理装置20のセンサ制御部220は、ホスト側漏洩判断部210が漏洩ありと判断した振動検出装置10及びその隣に位置する振動検出装置10に、波形要求情報を送信する。本図に示す例では、第1の実施形態と同様に、互いに隣り合う2つの振動検出装置10が仮漏洩情報を送信してきたときに、これら2つの振動検出装置10の間で配管30に漏洩が生じていると判断し、これら2つの振動検出装置10に波形要求情報を送信する。
図7(d)に示すように、波形要求情報を受信した2つの振動検出装置10の動作モードは、漏洩検出モードから漏洩位置検出モードに切り替わる。
図8は、図7を用いて説明した処理を詳細に示すフローチャートである。本図に示す処理において、複数の振動検出装置10は、配管30の延在方向において予め定められた数おきに、漏洩検出モードとなっている(ステップS10)。そして残りの振動検出装置10は、スリープモードになっている(ステップS11)。
そして、ステップS20及びS30に示す処理は、第1の実施形態において図5を用いて説明した通りである。そして情報処理装置20のセンサ制御部220は、いずかの振動検出装置10からセンサ識別情報及び仮漏洩情報が送信されてくると、そのセンサ識別情報を用いて、その振動検出装置10の隣に位置する振動検出装置10を特定する(ステップS31)。そしてセンサ制御部220は、特定した振動検出装置10に対して動作指示情報を送信する(ステップS32)。動作指示情報を受信した振動検出装置10は、スリープモードから漏洩検出モードに変わる(ステップS33)。
そして、新たに漏洩検出モードになった振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、振動検出部110の検出結果に基づいて、漏洩があったか否かを判断する(ステップS34)。漏洩がないとセンサ側漏洩判断部120が判断した場合、その振動検出装置10はスリープモードに戻る(ステップS11)。漏洩があるとセンサ側漏洩判断部120が判断した場合、その振動検出装置10の第1送信部130は、センサ識別情報及び仮漏洩情報を送信する(ステップS35)。
そして情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、ステップS32から予め定められた時間以内に、漏洩基準が満たされたか否かを判断する(ステップS40)。ここでの漏洩基準は、例えば、ステップS32で動作指示情報を送信した振動検出装置10からセンサ識別情報及び仮漏洩情報を受信することである。漏洩基準を満たさない場合(ステップS40:No)、情報処理装置20が行う処理は、ステップS31の前に戻る。
漏洩基準を満たす場合(ステップS40:Yes)、隣り合う2つの振動検出装置10に対して、波形要求情報を送信する(ステップS50)。その後、2つの振動検出装置10は、いずれも、ステップS60〜S100に示す処理を行う。
そして情報処理装置20の位置判断部230は、2つの振動検出装置10から受信した波形データに基づいて、配管30における漏洩位置を算出する(ステップS120)。
その後、情報処理装置20のセンサ制御部220は、漏洩検出モードとなる振動検出装置10を選択しなおす(ステップS130)。そして、今までスリープモードで動作していた振動検出装置10に対して動作指示情報を送信し(ステップS132)、今まで漏洩検出モードで動作していた振動検出装置10に対してスリープ指示情報を送信する(ステップS133)。動作指示情報を受信した振動検出装置10は動作モードを漏洩検出モードに変更し(ステップS134)、スリープ指示情報を受信した振動検出装置10は動作モードをスリープモードに変更する(ステップS135)。
なお、漏洩検出モードとなっている振動検出装置10を変更するタイミングは、上記した例に限定されない。例えばセンサ制御部220は、予め定められた期間ごとに、漏洩検出モードとなっている振動検出装置10を変更してもよい。
本実施形態によっても、第1又は第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、複数の振動検出装置10の一部は、スリープモードになっている。従って、振動検出装置10の消費電力をさらに低くすることができる。
また、センサ制御部220は、予め定められたタイミングで、漏洩検出モードとなっている振動検出装置10を変更する。従って、特定の振動検出装置10の電池が消費されることを抑制できる。
(第4の実施形態)
本実施形態に係る漏洩検出システムは、波形データを情報処理装置20に送信するか否かを、振動検出装置10側が判断する点を除いて、第1〜第3の実施形態のいずれかに係る漏洩検出システムと同様の構成である。
図9は、本実施形態に係る漏洩検知システムの動作の一例を示すフローチャートである。まず複数の振動検出装置10は、いずれも漏洩検出モードで動作している(ステップS10)。そして振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、振動検出部110の検出結果に基づいて、漏洩があったか否かを定期的に判断する(ステップS20)。この頻度は、例えば1日に一回であるが、これに限定されない。そして、ある振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120において漏洩があったと判断された場合(ステップS20:Yes)、その振動検出装置10の第1送信部130は、その振動検出装置10のセンサ識別情報とともに仮漏洩情報を、少なくとも一方の隣接する振動検出装置10の第1送信部130に送信する(ステップS210)。なお、第1送信部130は、仮漏洩情報としてセンサ識別情報を送信しても良い。
仮漏洩情報を受信した振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、当該センサ側漏洩判断部120において漏洩があったと判断されていた場合(ステップS220:Yes)、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10に、波形要求情報を送信する(ステップS230)。
そして、仮漏洩情報を送信した振動検出装置10、及び波形要求情報を送信した振動検出装置10(すなわち互いに隣接する2つの振動検出装置10)は、漏洩位置検出モードを開始し(ステップS60)、図5のステップS70〜S100に示した処理を行う。
そして情報処理装置20の位置判断部230は、上記した隣り合う2つの振動検出装置10から受信した波形データに基づいて、配管30における漏洩位置を算出する(ステップS120)。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様に、振動検出装置10の消費電力を抑えることができる。これにより、振動検出装置10のメンテナンス頻度を下げることができる。
(第5の実施形態)
図10に示すように、配管30が道路などに埋まっている場合、振動検出装置10には車両の通過などに起因した外乱が入る。本実施形態は、この外乱の場合には振動検出装置10が波形データを送信しないようになっている点を除いて、第4の実施形態に係る漏洩検出システムと同様である。
図11は、本実施形態に係る漏洩検知システムの動作の一例を示すフローチャートであり、第4の実施形態における図9に対応している。本実施形態において、ある振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120において漏洩があったと判断された場合(ステップS20:Yes)、その振動検出装置10の第1送信部130は、その振動検出装置10のセンサ識別情報とともに仮漏洩情報を、その振動検出装置10の両隣の振動検出装置10の第1送信部130に送信する(ステップS210)。
仮漏洩情報を受信した振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、当該センサ側漏洩判断部120において漏洩があったと判断されていた場合(ステップS220:Yes)、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の第1送信部130に、仮漏洩情報を送信する(ステップS222)。一方、仮漏洩情報を受信した振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、当該センサ側漏洩判断部120において漏洩がなかったと判断されていた場合(ステップS220:No)、仮漏洩情報を送信してきた振動検出装置10の第1送信部130に、漏洩がなかった旨を示す確認情報を送信する(ステップS221)。
最初に仮漏洩情報を送信した振動検出装置10のセンサ側漏洩判断部120は、両隣の振動検出装置10から仮漏洩情報を受信した場合(ステップS224:No)、外乱であると判断し、処理を終了する。一方、このセンサ側漏洩判断部120は、一方の隣の振動検出装置10からのみ仮漏洩情報を受信した場合(ステップS224:Yes)、ステップS230以降の処理に進む。
本実施形態によっても、振動検出装置10のメンテナンス頻度を下げることができる。また、外乱の場合には振動検出装置10が波形データを送信しないため、さらに振動検出装置10の消費電力を抑えることができる。これにより、振動検出装置10のメンテナンス頻度をさらに下げることができる。
(第6の実施形態)
図12は、第6の実施形態に係る漏洩検出システムを概念的に説明する図である。本漏洩検出システムは、複数の振動検出装置10が予め複数のグループ12にグループ分けされている点を除いて、第1〜第3の実施形態のいずれかと同様の構成である。グループ12は、振動検出装置10が設置されている地域ごとに設定されている。言い換えると、同一のグループ12に属する振動検出装置10の間には、他のグループ12に属する振動検出装置10は配置されていない。
図13は、本実施形態に係る漏洩検出システムの動作の一例を示すフローチャートであり、第1の実施形態における図5に対応している。本図に示す動作は、図5のステップS40の代わりにステップS42,S44がある点を除いて、図5に示した動作と同様である。
情報処理装置20のホスト側漏洩判断部210は、振動検出装置10から送信されてきたセンサ識別情報に基づいて、いずれの振動検出装置10が仮漏洩情報を送信してきたかを確認する。ホスト側漏洩判断部210は、センサ識別情報とグループ12の対応付けを示す情報を記憶している。そして、ホスト側漏洩判断部210は、同一のグループ12に属する振動検出装置10のうち3つ以上の振動検出装置10から仮漏洩情報が送信されてきた場合(ステップS44:Yes)、外乱であると判断し、処理を終了する。一方、ホスト側漏洩判断部210は、同一のグループ12に属する振動検出装置10のうち互いに隣り合う2つの振動検出装置10から仮漏洩情報が送信されてきた場合(ステップS44:No)に、これら2つの振動検出装置10に波形要求情報を送信する(ステップS50)。
本実施形態によっても、振動検出装置10のメンテナンス頻度を下げることができる。また、外乱の場合には振動検出装置10が波形データを送信しないため、さらに振動検出装置10の消費電力を抑えることができる。これにより、振動検出装置10のメンテナンス頻度をさらに下げることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2013年3月27日に出願された日本出願特願2013−065569号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (20)

  1. 配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる複数の振動検出装置と、
    前記複数の振動検出装置の測定結果に基づいて前記配管からの漏洩を検出する情報処理装置と、
    を備え、
    前記複数の振動検出装置のそれぞれは、
    振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
    前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を前記情報処理装置に送信する第1送信手段と、
    前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記情報処理装置から受信した場合に、前記振動検出手段が測定した前記波形データを前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及びその相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断するホスト側漏洩判断手段と、
    前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、前記波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
    前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
    を備える漏洩検出システム。
  2. 請求項1に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記情報処理装置の前記センサ制御手段は、前記配管の延在方向において予め定められた数おきに、動作すべき前記振動検出装置を選択し、選択した前記振動検出装置に対して、前記センサ側漏洩判断手段を動作させる旨の動作指示情報を送信し、
    前記振動検出装置の前記センサ側漏洩判断手段は、前記情報処理装置から前記動作指示情報を受信したときに動作する漏洩検出システム。
  3. 請求項2に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記情報処理装置の前記センサ制御手段は、前記選択した前記振動検出装置が仮漏洩情報を送信してきたとき、当該振動検出装置の隣に位置する前記振動検出装置に対して前記動作指示情報を送信し、
    前記情報処理装置の前記ホスト側漏洩判断手段は、前記選択した前記振動検出装置及び当該振動検出装置の隣に位置する前記振動検出装置が前記仮漏洩情報を送信してきたとき、前記配管に漏洩があると判断する漏洩検出システム。
  4. 請求項2又は3に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記情報処理装置の前記センサ制御手段は、予め定められたタイミングで、前記選択した前記振動検出装置を変更する漏洩検出システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記振動検出装置の前記振動検出手段は、前記情報処理装置から前記波形要求情報を受信する前は第1のサンプリング周波数で振動を検出し、前記情報処理装置から前記波形要求情報を受信した後は前記第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数で振動を検出する漏洩検出システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記センサ側漏洩判断手段は、前記振動検出手段の測定結果における振幅が基準値を超えた場合に、前記配管に漏洩が生じている可能性があると判断する漏洩検出システム。
  7. 請求項6に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記基準値は、複数の周波数帯それぞれに対して定められており、
    前記センサ側漏洩判断手段は、前記複数の周波数帯のそれぞれで振幅が前記基準値を超えた場合に、前記配管に漏洩が生じている可能性があると判断する漏洩検出システム。
  8. 請求項6又は7に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記センサ側漏洩判断手段は、
    前記配管に漏洩の可能性があるか否かを、予め定められた間隔で繰り返し判断し、
    予め定められた回数連続して、振幅が基準値を超えた場合に、前記配管に漏洩が生じている可能性があると判断する漏洩検出システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の漏洩検出システムにおいて、
    前記情報処理装置の前記ホスト側漏洩判断手段は、隣り合う2つの前記振動検出装置の双方が前記仮漏洩情報を送信してきたとき、前記配管で漏洩が生じていると判断する漏洩検出システム。
  10. 配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる複数の振動検出装置と、
    前記複数の振動検出装置の測定結果に基づいて前記配管からの漏洩を検出する情報処理装置と、
    を備え、
    前記複数の振動検出装置のそれぞれは、
    振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
    前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を隣接する前記振動検出装置に送信する第1送信手段と、
    前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記隣接する振動検出装置から受信した場合に、前記振動検出手段が測定した前記波形データを前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    隣り合う2つの前記振動検出装置が前記仮漏洩情報を送信してきた場合に、前記配管に漏洩が有ると判断するホスト側漏洩判断手段と、
    前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記隣り合う2つの振動検出装置に前記波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
    前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
    を備える漏洩検出システム。
  11. 配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられ、
    振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
    前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、情報処理装置に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信する第1送信手段と、
    前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記情報処理装置から受信した場合に、前記振動検出手段の測定結果を前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    を備える振動検出装置。
  12. 請求項11に記載の振動検出装置において、
    前記振動検出手段は、前記情報処理装置から前記波形要求情報を受信する前は第1のサンプリング周波数で振動を検出し、前記情報処理装置から前記波形要求情報を受信した後は前記第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数で振動を検出する振動検出装置。
  13. 配管に、前記配管が延在する方向に間隔を空けて取り付けられる振動検出装置であって、
    振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の測定結果に基づいて前記配管に漏洩が生じている可能性があるか否かを判断するセンサ側漏洩判断手段と、
    前記センサ側漏洩判断手段が漏洩の可能性があると判断した場合に、隣接する前記振動検出装置に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信する第1送信手段と、
    前記振動の波形データを要求することを示す波形要求情報を前記隣接する振動検出装置から受信した場合に、前記振動検出手段の測定結果を情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    を備える振動検出装置。
  14. 請求項13に記載の振動検出装置において、
    前記第2送信手段は、
    隣接する前記振動検出装置から前記仮漏洩情報を受信した場合に、当該振動検出装置に前記波形要求情報を出力し、かつ、前記振動検出手段の測定結果を前記情報処理装置に送信する振動検出装置。
  15. 配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかから、漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を受信し、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及び相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断するホスト側漏洩判断手段と、
    前記ホスト側漏洩判断手段が漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、波形要求情報を送信するセンサ制御手段と、
    前記振動検出装置から送信されてきた波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する位置判断手段と、
    を備える情報処理装置。
  16. 請求項15に記載の情報処理装置において、
    前記センサ制御手段は、前記配管の延在方向において予め定められた数おきに、動作すべき前記振動検出装置を選択し、選択した前記振動検出装置に対して、前記振動検出装置を動作させる旨の動作指示情報を送信する情報処理装置。
  17. 請求項16に記載の情報処理装置において、
    前記センサ制御手段は、前記選択した前記振動検出装置が仮漏洩情報を送信してきたとき、当該振動検出装置の隣に位置する前記振動検出装置に対して前記動作指示情報を送信し、
    前記ホスト側漏洩判断手段は、前記選択した前記振動検出装置及び当該振動検出装置の隣に位置する前記振動検出装置が前記仮漏洩情報を送信してきたとき、前記配管に漏洩があると判断する情報処理装置。
  18. 請求項16又は17に記載の情報処理装置において、
    前記センサ制御手段は、予め定められたタイミングで、前記選択した前記振動検出装置を変更する情報処理装置。
  19. 情報処理装置が、
    配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかから、漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を受信し、
    前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置の数及び相対位置に基づいて、前記配管における漏洩の有無を判断し、
    漏洩有りと判断したときに、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置及びその隣に位置する前記振動検出装置に、波形要求情報を送信し、
    前記波形要求情報を受信した前記振動検出装置は、測定した波形データを前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する漏洩検出方法。
  20. 配管が延在する方向に間隔を空けて前記配管に取り付けられた複数の振動検出装置のいずれかが、前記配管に漏洩の可能性があると判断した場合に、当該振動検出装置は、隣接する前記振動検出装置に、前記配管に漏洩の可能性があることを示す仮漏洩情報を送信し、
    前記隣接する振動検出装置は、前記配管に漏洩の可能性があると判断し、かつ前記仮漏洩情報を受信した場合に、前記仮漏洩情報を送信してきた前記振動検出装置に波形要求情報を送信し、
    前記仮漏洩情報を送信した前記振動検出装置及び前記隣接する振動検出装置は、測定した波形データを情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記振動検出装置から送信されてきた前記波形データに基づいて、前記配管における漏洩位置を判断する漏洩検出方法。
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