JP2011027712A - ガスメータ、及び配管水入り検出方法 - Google Patents

ガスメータ、及び配管水入り検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、配管内に水が溜まったことを検出することが可能なガスメータ、及び配管水入り検出方法を提供する。
【解決手段】ガスメータ40は、ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するものであって、流路内を流れるガスの圧力を検出する圧力センサ41と、圧力センサ41により検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管31内の水入りを判断する判断部42と、を備え、判断部42は、通常モードにおいて、圧力センサ41により検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、通常モードから水入り検出モードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスメータ、及び配管水入り検出方法に関する。
従来、使用したガスの流量を積算計測するガスメータが提案されている(例えば、特許文献1)。このようなガスメータでは、ガス流量を流量センサにて検出し、検出量を過去の積算流量に積算して表示する構成となっている。
特開2009−30976号公報
ところで、従来のガスメータを含むガス供給システムでは、ガス配管に亀裂が入り、そこから雨水が浸入して配管内に水が溜まることがある。しかし、従来のガスメータでは、配管内に水が溜まったことを検出することができない。そこで、ガスメータの流路内に水分センサを設けたとすると、センサ費用が掛かるだけでなく、センサ配線のシール構造なども必要となり一層コスト高となってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、コストを抑えつつ、配管内に水が溜まったことを検出することが可能なガスメータ、及び配管水入り検出方法を提供することにある。
本発明のガスメータは、ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するガスメータであって、流路内を流れるガスの圧力を検出するガス圧力検出手段と、前記ガス圧力検出手段により検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管内の水入りを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、上流側配管内に水が入ったか否かを判断しない通常モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、前記通常モードから、上流側配管内に水が入ったか否かを判断する水入り検出モードに移行することを特徴とする。
このガスメータによれば、検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する。ここで、本件発明者らは、上流側配管内の水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ内の検出圧力の平均値が第1所定圧力未満となり、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示すことを見出した。よって、上記場合に上流側配管内に水が溜まったと判断することができる。特に、水入りは判断手段による処理によって判断されるため、水分センサをメータ内に設ける必要がない。従って、コストを抑えつつ、配管内に水が溜まったことを検出することができる。
また、本発明のガスメータにおいて、前記判断手段は、前記水入り検出モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出された所定回数分のガス圧力の最大値と最小値との差が所定値以上である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断することが好ましい。
このガスメータによれば、検出された所定回数分のガス圧力の最大値と最小値との差が所定値以上である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する。ここで、上流側配管内に水が溜まった状態でガスが使用されると水面が波打つことによりガス圧力に脈動が発生する。このため、上記場合、水面の波打ちによる脈動の発生を判断することができ、配管内に水が溜まったことを検出することができる。
また、本発明のガスメータにおいて、前記判断手段は、前記水入り検出モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出された所定回数分のガス圧力の平均値が規定圧力未満である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断することが好ましい。
このガスメータによれば、検出された所定回数分のガス圧力の平均値が規定圧力未満である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する。ここで、上流側配管内に水が溜まった状態でガスが使用されると、水が溜まった影響からガス器具使用時には低下し得ない程度まで、ガス圧力が低下する傾向にある。このため、上記場合、ガス器具使用時には低下し得ないガス圧力の低下が確認されることとなり、配管内に水が溜まったことを検出することができる。
また、本発明のガスメータの配管水入り検出方法は、ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するガスメータの配管水入り検出方法であって、流路内を流れるガスの圧力を検出するガス圧力検出工程と、前記ガス圧力検出工程において検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管内の水入りを判断する判断工程と、を備え、前記判断工程では、上流側配管内に水が入ったか否かを判断しない通常モードにおいて、前記ガス圧力検出工程において検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、前記通常モードから、上流側配管内に水が入ったか否かを判断する水入り検出モードに移行することを特徴とする。
このガスメータの配管水入り検出方法によれば、検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する。ここで、本件発明者らは、上流側配管内の水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ内の検出圧力の平均値が第1所定圧力未満となり、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示すことを見出した。よって、上記場合に上流側配管内に水が溜まったと判断することができる。特に、水入りは判断工程における処理によって判断されるため、水分センサをメータ内に設ける必要がない。従って、コストを抑えつつ、配管内に水が溜まったことを検出することができる。
本発明によれば、コストを抑えつつ、配管内に水が溜まったことを検出することができる。
本発明の実施形態に係るガスメータを含むガス供給システムの構成図である。 図1に示した上流側配管に水が溜まった場合の圧力特性を示す図である。 本実施形態に係るガスメータの配管水入り検出方法の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るガスメータを含むガス供給システムの構成図である。ガス供給システム1は、各ガス器具10に燃料ガスを供給するものであって、複数のガス器具10と、配管31,32と、ガスメータ40とを備えている。
上流側配管31は、ガス供給元とガスメータ40とを接続するものである。下流側配管32はガスメータ40とガス器具10とを接続する配管である。ガスメータ40は、ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するものである。このようなガス供給システム1では、ガスメータ40内に上流側配管31及び下流側配管32とつながる流路が形成されており、燃料ガスは上流側配管31からガスメータ40、及び下流側配管32を通じてガス器具10に到達し、ガス器具10において燃焼されることとなる。
ここで、従来のガス供給システム1では上流側配管31に亀裂が入り上流側配管31に水Wが溜まる可能性がある。しかし、従来のガスメータ40では上流側配管31に水Wが溜まったことを判断できない。そこで、本実施形態に係るガスメータ40は圧力センサ(圧力検出手段)41と判断部(判断手段)42とによって、上流側配管31に水Wが溜まったことを判断するようになっている。
圧力センサ41は、ガスメータ40の流路内を流れるガスの圧力を検出するものである。判断部42は、圧力センサ41により検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管31内の水入りを判断するものである。ここで、本件発明者らは、上流側配管31に水Wが溜まり水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ1内の検出圧力が低下する傾向にあることを見出した。よって、検出圧力が低下する傾向にあるときに、上流側配管31に水Wが溜まったと判断することができる。
具体的に説明すると、判断部42は、上流側配管31に水Wが入ったか否かを判断しない通常モードと、上流側配管31に水Wが入ったか否かを判断する水入り検出モードとを有している。上記したように、上流側配管31に水Wが溜まり水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ1内の検出圧力は低下する。このため、判断部42は、圧力センサ41により検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は、圧力センサ41により検出されたガス圧力が第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合に、通常モードから水入り検出モードに移行する。そして、判断部42は、水入り検出モードにおいて上流側配管31に水Wが入ったか否かを判断することとなる。
この水入り検出モードにおいて判断部42は、圧力センサ41により検出されたガス圧力を所定回数分検出する。そして、判断部42は、検出した所定回数分のガス圧力から、上流側配管31に水Wが入ったか否かを判断する。
ここで、配管31内の水Wが半分程度から満水未満となった状態でガスが使用されると水面が波打つことにより、脈動が発生して検出圧力が不安定となる。このため、判断部42は、脈動を考慮して平均値を採用し、検出圧力の平均値が規定圧力未満である場合に上流側配管31に水Wが溜まったと判断する。これにより、本実施形態に係るガスメータ1は上流側配管31に水Wが溜まったことを精度よく判断することができる。
なお、上記第1所定圧力は、ガス器具10使用時において低下し得ない圧力とされていることが望ましい。これにより、ガス器具10の使用による圧力低下によって、誤って通常モードから水入り検出モードに移行してしまうことを防止できるからである。具体的に上記第1所定圧力は、例えば1000Paであるが、この数値は可変となっていることが望ましい。これにより、各家庭の配管状態に応じて適切な値とできるからである。
さらに、上記規定圧力についても、ガス器具10使用時において低下し得ない程度の圧力平均値とされていることが望ましい。具体的に規定圧力は1.4kPaとされている。これにより、ガス器具10の使用による圧力低下によって、上流側配管31に水Wが溜まったと誤判断することを防止できるからである。
なお、上記では水入り検出モードに移行し、所定回数分検出したガス圧力の平均値が規定圧力未満である場合に上流側配管31に水Wが溜まったと判断しているが、これに限らず、所定回数分検出したガス圧力の最大値と最小値との差が所定値以上である場合に、上流側配管31に水Wが溜まったと判断してもよい。
この点を含めて図2を参照し、説明する。図2は、図1に示した上流側配管31に水Wが溜まった場合の圧力特性を示す図である。なお、図2では上流側配管31に水Wが溜まった場合の圧力特性を実線にて示し、ガスヒートポンプ(以下GHPと称する)使用時における圧力特性を破線にて示している。
より具体的に上流側配管31に水Wが溜まった場合、圧力値は以下の特性を示す。まず、図2の実線に示すように、時刻0においてガス圧力は約2.9kPaとなっているとする。その後、時刻t1においてガス器具10の使用が開始されたとすると、圧力は低下し始める。そして、圧力は時刻t2において830Pa未満にまで低下する。このように、上流側配管31に水Wが溜まった場合にガス器具10が使用されると、第1所定圧力(例えば1000Pa)未満の圧力値を示す傾向にある。このため、判断部42は水入り検出モードに移行する。
また、圧力は水面が波打つことにより脈動を示す。なお、脈動中におけるガス圧力の平均値は1.4kPa未満である。このため、判断部42は、水入り検出モードに移行後、圧力の平均値が規定圧力(1.4kPa)未満となった場合、上流側配管31に水Wが溜まったと判断することができる。
また、水面が波打つことにより発生する脈動の振幅は、800Pa以上を示す。このため、判断部42は、水入り検出モードに移行後、ガス圧力の最大値と最小値との差が所定値(例えば800Pa)以上となった場合、上流側配管31に水Wが溜まったと判断することができる。
一方、図2の破線に示すように、GHPの使用時においても脈動は発生する。しかし、この脈動中においてガス圧力の平均値は1.4kPa以上であり、しかも脈動は800Pa未満の振幅を示す程度である。従って、本実施形態において判断部42は、GHPの使用によって上流側配管31に水Wが溜まったと誤判断しないようになっている。
また、これに限らず判断部42は、圧力センサ41によって第2所定値(例えば200Pa)以上の圧力の上昇又は低下が所定回数以上発生した場合に、上流側配管31Wに水が溜まったことを判断してもよい。上記のように上流側配管31に水が溜まった場合、水面が波打つことから脈動が発生する。このため、圧力の上昇と低下とを繰り返すこととなる。よって、第2所定値以上の圧力の上昇と低下とを所定回数以上繰り返した場合に、上流側配管31に水Wが溜まったことを判断するとよい。しかし、圧力センサ41のサンプリング時間によって圧力の上昇と低下とを厳密に判断できない場合があり得る。以上より、圧力の上昇又は低下が所定回数以上発生した場合に上流側配管31に水Wが溜まったことを判断する。これによっても判断精度を向上させることができる。
再度、図1を参照する。本実施形態においてガスメータ1は周期設定部43をさらに備えている。周期設定部43は、圧力センサ41による検出周期を設定するものである。上記したように水入りによる脈動をとらえてガス圧力の平均値を求める場合、及び、脈動を判断する場合には、検出周期が短いことが望ましい。これにより、一層精度を向上できるからである。特に、ガスメータ40は通常において10秒に1回程度しかガス圧力を検出しておらず、このような検出周期では脈動をとらえることが困難となってしまう。そこで、本実施形態に係る周期設定部43は、低下特性を示した場合に10秒の検出周期を1秒、0.1秒、又は1ミリ秒などに変更する。
具体的に説明すると、1000Pa未満の圧力が検出されると(例えば図2に示した時刻t2の時点が10秒に1回の圧力検出周期であった場合、時刻t2時点から)、周期設定部43は、圧力センサ41の検出周期を短くする。なお、周期設定部43は、1000Pa未満の圧力が検出され場合に限らず、第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合に、圧力センサ41の検出周期を短くしてもよい。
また、周期設定部43は、圧力センサ41による検出周期を短くしてから、圧力センサ41により検出されたガス圧力の平均値が第3所定圧力(例えば1130Pa)以上まで上昇し又は第4所圧力以上上昇する上昇特性を示した場合、検出周期を、低下特性を示す前の周期に戻す。ここで、検出されたガス圧力の平均値が上昇特性を示す場合とは、もはや水入りが原因により圧力が低下したといえず他の要因によって示したといえる。このため、脈動の発生の可能性が少ないことから、検出周期をもとに戻すことにより消費電力を低減することができる。
再度、図1を参照する。図1に示すようにガスメータ40は、カウント部44と保安部45とを備えている。カウント部44は、判断部42により水Wが溜まったと判断された回数をカウントするものである。保安部45は、警報動作、警報するための信号出力及び遮断弁の弁閉の少なくとも1つを行うものである。この保安部45は、カウント部44によりカウントされたカウント回数が規定回数以上となった場合に、警報動作等を行うこととなる。さらに、カウント部44は、規定時間毎にカウント回数をリセットするようにもなっている。
次に、本実施形態に係るガスメータ40の水入り検出方法について説明する。図3は、本実施形態に係るガスメータ40の水入り検出方法の詳細を示すフローチャートである。
まず、図3に示すように判断部42は、圧力センサ41により検出されたガス圧力が1000Pa(第1所定圧力)未満となったか否かを判断する(S1)。なお、ガス圧力が1000Pa未満となったか否かを判断するのに代えて、ガス圧力が第2所定圧力以上低下することを判断してもよい。
ガス圧力が1000Pa未満とならなかったと判断した場合(S1:NO)、1000Pa未満となったと判断されるまで、この処理が繰り返される。ガス圧力が1000Pa未満となったと判断した場合(S1:YES)、判断部42は通常モードから水入り検出モードに移行する(S2)。
そして、周期設定部43は検出周期を10秒から0.1秒に変更し、圧力センサ41は変更後の周期でn1回(具体的には15回であって、回数は変更可能であることが望ましい)圧力を検出する(S3)。
その後、判断部42は、圧力センサ41により検出された圧力の平均値が上昇特性を示したか否かを判断する(S4)。上昇特性を示していないと判断した場合(S4:NO)、判断部42は、ステップS2におけるn1回の計測値の平均値が1.4kPa未満であるか否かを判断する(S5)。平均値が1.4kPa未満でないと判断した場合(S5:NO)、処理はステップS13に移行する。
一方、平均値が1.4kPa未満であると判断した場合(S5:YES)、判断部42は、検出されたガス圧力の最大値と最小値との差が800Pa以上であるか否かを判断する(S6)。最大値と最小値との差が800Pa以上であると判断した場合(S6:YES)、判断部42は上流側配管31に水Wが溜まったと判断する(S7)。このとき、カウント部44はカウント回数n3をインクリメントし、その後、処理はステップS8に移行する。
一方、最大値と最小値との差が800Pa以上でないと判断した場合(S6:NO)、処理はステップS13に移行する。
ステップS8において保安部45は、水入り検出回数がn3回以上であるか否かを判断する(S8)。水入り検出回数がn3回以上でないと判断した場合(S8:NO)、処理はステップS13に移行する。一方、水入り検出回数がn3回以上であると判断した場合(S8:YES)、保安部45は、警報動作及び警報するための信号出力を行う(S9)。
そして、カウント部44は、警報回数がn4回以上であるか否かを判断する(S10)。警報回数がn4回以上でないと判断した場合(S10:NO)、処理はステップS13に移行する。一方、警報回数がn4回以上であると判断した場合(S10:YES)、保安部45は遮断弁を閉じ(S11)、図3に示す処理は終了する。
ところで、ステップS3において上昇特性を示したと判断した場合(S3:YES)、上流側配管31に水が溜まったことにより、ステップS1において「YES」と判断されたわけではなく、他の要因によってステップS1において「YES」と判断されたといえる。よって、周期設定部43は、検出周期を0.1秒から10秒に変更し、検出周期をもとに戻す(S12)。このとき、モードは水入り検出モードから通常モードに移行する。そして、処理はステップS13に移行する。
また、ステップS12の後、ステップS5において「NO」と判断された場合、ステップS6において「NO」と判断された場合、ステップS8において「NO」と判断された場合、又は、ステップS10において「NO」と判断された場合、カウント部44は、規定時間経過したか否かを判断する(S13)。規定時間経過してないと判断した場合(S13:NO)、処理はステップS1に移行する。
一方、規定時間経過したと判断した場合(S13:YES)、カウント部44は変数であるn3、n4を初期化し(S14)、処理はステップS1に移行する。
このようにして、本実施形態に係るガスメータ40及び配管水入り検出方法によれば、検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、上流側配管31内に水Wが溜まったと判断する。ここで、本件発明者らは、上流側配管31内の水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ40内の検出圧力の平均値が第1所定圧力未満となり、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示すことを見出した。よって、上記場合に上流側配管21内に水Wが溜まったと判断することができる。特に、水入りは判断部42による(判断工程における)処理によって判断されるため、水分センサをメータ内に設ける必要がない。従って、コストを抑えつつ、配管内に水Wが溜まったことを検出することができる。
また、検出された所定回数分のガス圧力の最大値と最小値との差が所定値以上である場合、上流側配管31内に水が溜まったと判断する。ここで、上流側配管31内に水Wが溜まった状態でガスが使用されると水面が波打つことによりガス圧力に脈動が発生する。このため、上記場合、水面の波打ちによる脈動の発生を判断することができ、配管内に水Wが溜まったことを検出することができる。
また、検出された所定回数分のガス圧力の平均値が規定圧力未満である場合、上流側配管31内に水Wが溜まったと判断する。ここで、上流側配管31内に水Wが溜まった状態でガスが使用されると、水Wが溜まった影響からガス器具10の使用時には低下し得ない程度まで、ガス圧力が低下する傾向にある。このため、上記場合、ガス器具使用時には低下し得ないガス圧力の低下が確認されることとなり、配管内に水Wが溜まったことを検出することができる。
また、検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、上流側配管31内に水Wが溜まったと判断する。ここで、本件発明者らは、上流側配管31内の水量が半分程度から満水未満となると、ガスメータ40内の検出圧力の平均値が第1所定圧力未満となり、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示すことを見出した。よって、上記場合に上流側配管31内に水Wが溜まったと判断することができる。特に、水入りは判断工程における処理によって判断されるため、水分センサをメータ内に設ける必要がない。従って、コストを抑えつつ、配管内に水Wが溜まったことを検出することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、上記に示した各数値についてはガスメータ40の使用環境や仕様等によって様々な値に変更可能である。
また、本実施形態では図3に示すように、ステップS5で「YES」と判断され、且つ、ステップS6で「YES」と判断された場合に、上流側配管31に水Wが溜まったと判断している。しかし、これに限らず、ステップS4及びステップS5のいずれか1つでも「YES」と判断された場合に、上流側配管31に水Wが溜まったと判断してもよい。
さらに、上記実施形態において、判断部42は、200Pa以上の圧力の上昇又は低下がn2回以上発生したか否かを判断し、n2回以上発生した場合に上流側配管31に水Wが溜まったと判断してもよい旨を述べた。しかし、これに限らず、より精度よく脈動を判断するために、200Pa以上の圧力の上昇及び低下の双方が各n2回(具体的には3回)以上発生したか否かを判断してもよい。これにより、脈動を一層適切に判断できるからである。
1…ガス供給システム
10…ガス器具
20…調整器
31…上流側配管
32…下流側配管
40…ガスメータ
41…圧力センサ(圧力検出手段)
42…判断部(判断手段)
43…周期設定部
44…カウント部
45…保安部

Claims (4)

  1. ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するガスメータであって、
    流路内を流れるガスの圧力を検出するガス圧力検出手段と、
    前記ガス圧力検出手段により検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管内の水入りを判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段は、上流側配管内に水が入ったか否かを判断しない通常モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、前記通常モードから、上流側配管内に水が入ったか否かを判断する水入り検出モードに移行する
    ことを特徴とするガスメータ。
  2. 前記判断手段は、前記水入り検出モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出された所定回数分のガス圧力の最大値と最小値との差が所定値以上である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
  3. 前記判断手段は、前記水入り検出モードにおいて、前記ガス圧力検出手段により検出された所定回数分のガス圧力の平均値が規定圧力未満である場合、上流側配管内に水が溜まったと判断する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のガスメータ。
  4. ガス使用量を検出し、検出したガス使用量を積算して表示するガスメータの配管水入り検出方法であって、
    流路内を流れるガスの圧力を検出するガス圧力検出工程と、
    前記ガス圧力検出工程において検出されたガス圧力に基づいて、上流側配管内の水入りを判断する判断工程と、を備え、
    前記判断工程では、上流側配管内に水が入ったか否かを判断しない通常モードにおいて、前記ガス圧力検出工程において検出されたガス圧力が第1所定圧力未満まで低下し、又は第2所定圧力以上低下する低下特性を示した場合、前記通常モードから、上流側配管内に水が入ったか否かを判断する水入り検出モードに移行する
    ことを特徴とするガスメータの配管水入り検出方法。
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