JP7154396B2 - 試験装置、試験方法および組立ライン - Google Patents

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Description

本発明は、電気器具の電気性能試験を実施する試験装置、試験方法および組立ラインに関する。
コネクタとは、電線と電線、または電線と電気器具とを接続するための部品であり、外部との電気的接続を必要とする電気器具には必ず搭載されている部品である。コネクタの種類は複数存在するが、電気器具に広く用いられるコネクタとして汎用的な通信規格であるUSB(Universal Serial Bus)、またはEthernet(登録商標)、ISDN(Integrated Services Digital Network)などのケーブルを接続するために用いられるモジュラープラグの規格であるRJ(Registered Jack)-45などが挙げられる。
電気器具の電気性能試験を実施するためには試験装置と電気器具とを電気的に接続させる必要があるが、電気器具の多機能化に伴い、電気器具に搭載されるコネクタの数および種類は増加する傾向にある。コネクタの数の増加に伴い、試験装置と電気器具とを電気的に接続させる際、人手によってコネクタを挿抜する方法は、作業時間が増加し、生産効率が低下する。また、コネクタの挿入量不十分による試験装置と電気器具との電気的接触不良、コネクタの誤挿入などによって、本来試験に合格すべき電気器具が不良と判断される場合がある。複数のコネクタを簡便かつ確実に嵌合して電気的に接続する方法が、電気性能試験の作業効率化に求められている。
特許文献1には、複数のコネクタが取り付けられた連動フレーム、および連動フレームを動作させる操作レバーからなるコネクタ同時挿入機構を備え、操作レバーを操作することで、カードが有する複数のコネクタと連動フレームに取り付けられた複数のコネクタとを同時に嵌合させる技術が開示されている。
特開2001-244033号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、コネクタ同時挿入機構は、電気器具で使用されることから、頻繁に操作されることは想定されていない。製品組み立てラインで使用される試験装置は、大量生産される電気器具を対象にして数十秒間隔でコネクタを挿抜する必要がある。そのため、特許文献1に記載のコネクタ同時挿入機構を試験装置に適用しても、劣化が早く耐久性が低い、という問題があった。また、特許文献1に記載の技術によれば、コネクタ同時挿入機構は、連動フレームの挿抜穴に各コネクタの外部に設けられたピンを嵌め込むことで複数のコネクタの動きを連動させる構成である。そのため、各コネクタにおいてがたつきが生じる可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気器具が備える複数のコネクタと簡便かつ確実に嵌合可能な試験装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電気器具が有する複数の第1のコネクタに嵌合する複数の第2のコネクタを有する試験装置である。試験装置は、複数の第2のコネクタの各々を把持するコネクタ把持部、コネクタ把持部を把持する挿抜冶具部、電気器具の外装を把持して電気器具の位置決めをする外装把持部、および、挿抜冶具部を外装把持部の方向である第1の方向および第1の方向と反対方向である第2の方向に移動可能な駆動部、を備えるコネクタ挿抜冶具を備える。また、試験装置は、駆動部に動力を供給する動力部と、電気器具が外装把持部に搬入されると、動力部を制御して駆動部を動作させ、複数の第2のコネクタと複数の第1のコネクタとを嵌合させて電気器具と電気的に接続し、電気器具に対して、複数の第2のコネクタを介して、電気性能試験を行うための第1の電気信号を送出し、電気器具から送出される第2の電気信号を取得して検査する制御部と、を備える。コネクタ挿抜冶具は、電気器具に搭載された基板に対する第1のコネクタの実装位置が公差内でずれていた場合に第1のコネクタの位置ずれを吸収する第1の可動部と、電気器具に搭載された基板の取り付け位置が公差内でずれていた場合に基板の位置ずれを吸収する第2の可動部と、を備える。コネクタ把持部は、第1の可動部を介して複数の第2のコネクタの各々を把持し、挿抜冶具部は、第2の可動部を介してコネクタ把持部を把持することを特徴とする。
本発明によれば、試験装置は、電気器具が備える複数のコネクタと簡便かつ確実に嵌合できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る試験装置の構成例を示す図 実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具を正面方向から見た概略断面図 実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具の全体を図2に示すA-A方向に見た概略断面図 実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具が備える第1の可動部の第1の例を示す概略断面図 実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具が備える第1の可動部の第2の例を示す概略断面図 実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具が備える第1の可動部の第3の例を示す概略断面図 実施の形態1に係る試験装置が電気性能試験を実施する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る試験装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る試験装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係るコネクタ挿抜冶具を正面方向から見た概略断面図 実施の形態3に係る電気器具の組立ラインの構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る試験装置、試験方法および組立ラインを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る試験装置100の構成例を示す図である。試験装置100は、電気器具300の電気性能を検査する装置である。試験装置100は、制御部101と、動力部102と、コネクタ挿抜冶具200と、を備える。試験装置100は、電気器具300に対して性能試験用の電気信号を送出し、電気信号を受け取った電気器具300から送出される電気信号を検出し、電気器具300が規定された性能を満たしているか否かを検査する。
制御部101は、電気器具300が規定された性能を満たしているか否かを検査する。制御部101は、電気器具300に対して電気器具300を動作させることができる電気信号を送出する機能と、電気器具300が送出する電気信号を検出し、検査する機能を有する電気信号の制御装置である。
動力部102は、制御部101の制御によって、コネクタ挿抜冶具200が備える後述する駆動部3に動力を供給し、駆動部3を動作させる。動力部102は、例えば、駆動部3が空圧シリンダーを用いる場合は空圧源であり、駆動部3がサーボモータを用いる場合は電力源およびサーボモータの制御装置である。
電気器具300は、電気を熱源または動力源として利用する器具であり、ここでは、外部と電気信号をやり取りする機能を持つ製品とする。電気器具300は、少なくとも1つ以上の後述する電気器具基板5、および少なくとも1つ以上の後述する電気器具搭載コネクタ6を備える。電気器具300は、電気器具搭載コネクタ6を介して外部と電気信号のやり取りを行う。電気器具300は、外装の1つの面または複数の面に電気器具搭載コネクタ6を有する。
図2は、実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具200を正面方向から見た概略断面図である。また、図3は、実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具200の全体を図2に示すA-A方向に見た概略断面図である。コネクタ挿抜冶具200は、外装把持部1と、挿抜冶具部2と、駆動部3と、試験用コネクタ7と、第1の可動部8と、第2の可動部9と、コネクタ把持部10と、を備える。電気器具300は、電気器具外装部4と、電気器具基板5と、電気器具搭載コネクタ6と、を備える。
電気器具外装部4は、電気器具300を構成する部品を組み立てる基準となる筐体などの部品である。電気器具外装部4は、剛性の高いものが望ましい。電気器具外装部4としては、例えば、鉄アルミといった金属、または、外形を把持するのに必要な力に耐えうるような一定以上の剛性を有する樹脂、セラミックなどを用いることができる。
電気器具基板5は、電気器具300が備えるべき機能を実現するための電気回路を備える基板である。電気器具基板5は、電気器具外装部4に固定される。ここで、電気器具基板5を電気器具外装部4に固定する方法については、ねじ止め、はめ込み、接着などを用いることができる。
電気器具搭載コネクタ6は、電気器具300が外部からの電気信号を入力する、または電気器具300から外部へ電気信号を出力するためのインタフェースである。電気器具300は、少なくとも1つ以上の電気器具搭載コネクタ6を有する。ここで、電気器具搭載コネクタ6は、一般的なコネクタが体外に勘合するオスとメスとで構成されるのに対して、オスまたはメスのどちらか一方を示す。以降の説明において、電気器具搭載コネクタ6を第1のコネクタと称することがある。
コネクタ挿抜冶具200は、試験装置100に備え付けられており、電気器具300に対して試験装置100の制御部101と電気的に接続することを目的とする冶具である。コネクタ挿抜冶具200は、電気的な接続の方法として、コネクタ挿抜冶具200に備え付けられた試験用コネクタ7と電気器具300に備え付けられた電気器具搭載コネクタ6とを嵌合させる。
外装把持部1は、電気器具300の電気器具外装部4を把持することで、コネクタ挿抜冶具200に対する電気器具300の位置決めおよび固定を行う。外装把持部1は、図2および図3において、電気器具300の電気器具外装部4の底面および側面4方向を囲うようにして電気器具300を固定しているが、固定方法はこれに限定されない。試験装置100による電気性能試験中に電気器具300が外装把持部1の規定された位置に配置され、電気性能試験終了まで電気器具300を配置された位置に固定できるのであれば、外装把持部1での電気器具300の固定方法は問わない。例えば、固定用のガイドが電気器具外装部4に設けられている場合に位置決めピンで電気器具300を固定する方法、外装把持部1に吸着コレットを設けて空気の吸引によって電気器具300を固定する方法、6軸ロボットアームで電気器具300を把持して固定する方法などを用いることができる。
挿抜冶具部2は、第2の可動部9を介してコネクタ把持部10を把持する。挿抜冶具部2は、コネクタ把持部10を、外装把持部1に対して位置決めして移動させる。挿抜冶具部2は、駆動部3が動作することで、外装把持部1に固定された電気器具300が有する電気器具搭載コネクタ6に対して、コネクタ把持部10に把持された試験用コネクタ7を挿入または抜去する。
駆動部3は、制御部101の制御によって動力部102から動力が供給されると、挿抜冶具部2を、外装把持部1の方向である第1の方向、または第1の方向と反対方向である第2の方向に移動する。駆動部3は、挿抜冶具部2と外装把持部1との相対位置を変え、挿抜冶具部2と外装把持部1とを機械的に連結または分離させる。すなわち、駆動部3は、試験用コネクタ7を第1の方向に移動させて電気器具搭載コネクタ6に嵌合させる。または、駆動部3は、試験用コネクタ7を第2の方向に移動させて電気器具搭載コネクタ6から分離させる。駆動部3としては、例えば、空圧または油圧のシリンダー、サーボモータ、ステッピングモータ、6軸のロボットハンドなどを用いることができる。コネクタ挿抜冶具200は、図2および図3において、駆動部3を片側1カ所の合計2カ所で備えているが、駆動部3を3カ所以上で備えてもよい。コネクタ挿抜冶具200では、駆動部3によって挿抜冶具部2と外装把持部1との位置決めの粗調整がされるものとする。
試験用コネクタ7は、電気器具搭載コネクタ6と対となり嵌合可能なコネクタである。試験用コネクタ7は、電気器具搭載コネクタ6と試験用コネクタ7とが嵌合している際、電気器具300と制御部101とが電気的に接続されるよう、制御部101に電気的に接続されている。試験用コネクタ7には、量産品である廉価なコネクタ、専用に設計された高耐久なコネクタ、試験用プローブなどを用いることができる。以降の説明において、試験用コネクタ7を第2のコネクタと称することがある。
第1の可動部8は、試験用コネクタ7とコネクタ把持部10とを機械的に連結する可動部である。第1の可動部8は、試験用コネクタ7と電気器具搭載コネクタ6とを嵌合させる際、試験用コネクタ7の外形部が電気器具搭載コネクタ6の外形部に接触することによって、電気器具基板5に対する電気器具搭載コネクタ6の取り付け位置に合うように、微小に試験用コネクタ7の位置を変位させることができる。第1の可動部8は、電気器具300に搭載された電気器具基板5に対する電気器具搭載コネクタ6の実装位置が公差内でずれていた場合に、電気器具搭載コネクタ6の位置ずれを吸収することができる。
コネクタ把持部10は、電気器具300が有する電気器具搭載コネクタ6の数に対応した複数の試験用コネクタ7の各々を、第1の可動部8を介して把持する。コネクタ把持部10において、試験用コネクタ7および第1の可動部8は、電気器具300に配置された電気器具搭載コネクタ6の位置に対応して配置される。
第2の可動部9は、コネクタ把持部10と挿抜冶具部2とを機械的に連結する可動部である。第2の可動部9は、試験用コネクタ7と電気器具搭載コネクタ6とを嵌合させる際、試験用コネクタ7の外形部が電気器具搭載コネクタ6の外形部に接触することによって、電気器具基板5に対する電気器具搭載コネクタ6の取り付け位置に合うように、微小にコネクタ把持部10の位置を変位させることができる。第2の可動部9は、電気器具300に搭載された電気器具基板5の電気器具外装部4に対する取り付け位置が公差内でずれていた場合に、電気器具基板5の位置ずれを吸収することができる。
第1の可動部8の構成について、図4から図6を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具200が備える第1の可動部8の第1の例を示す概略断面図である。図5は、実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具200が備える第1の可動部8の第2の例を示す概略断面図である。図6は、実施の形態1に係るコネクタ挿抜冶具200が備える第1の可動部8の第3の例を示す概略断面図である。図4から図6に示す例では、構造の簡単化のために中心軸対象の構造としているが、実適用においてはこれらに限定されない。
図4において、第1の可動部8は、試験用コネクタ固定部20と、ばね21と、を備える。図4に示す第1の可動部8は、試験用コネクタ7を試験用コネクタ固定部20に固定し、試験用コネクタ固定部20の周囲をばね21で支えることで、試験用コネクタ7および試験用コネクタ固定部20を宙に浮かせる。第1の可動部8は、試験用コネクタ7に外的な力が加わった場合、試験用コネクタ7および試験用コネクタ固定部20をコネクタ把持部10との隙間だけ微小に稼働する構造である。試験用コネクタ7に外的な力が加わっていない場合、試験用コネクタ7および試験用コネクタ固定部20は、ばね21によって可動領域の中央に保持される。ここで、ばね21には、板ばね、コイル状ばねなどを用いることができる。第1の可動部8は、コネクタ把持部10への試験用コネクタ7の搭載密度が低い場合、ばね21に替わって、エアシリンダ、油圧ダンパー、電磁石、磁性流体などを用いてもよい。なお、試験用コネクタ固定部20およびばね21については、試験用コネクタ7の全周を覆うようにしてもよいし、部分的に覆うようにしてもよい。
図5において、第1の可動部8は、弾性材料22を備える。図5に示す第1の可動部8は、試験用コネクタ7とコネクタ把持部10とを弾性材料22によって機械的に直接結合させる。第1の可動部8は、試験用コネクタ7に外的な力が加わった場合、弾性材料22の弾性力によって試験用コネクタ7をコネクタ把持部10との隙間だけ微小に稼働する構造である。ここで、弾性材料22には、シリコーンゴムなどの弾性限界の大きい材料を使用することが好ましい。なお、弾性材料22については、試験用コネクタ7の全周を覆うようにしてもよいし、部分的に覆うようにしてもよい。
図6において、第1の可動部8は、ばね21と、試験用コネクタ固定部23と、球座部24と、を備える。図6に示す第1の可動部8は、試験用コネクタ7を固定する中空で球体状の球座部24を支える試験用コネクタ固定部23をコネクタ把持部10との間にあるばね21で支え、試験用コネクタ7の周囲をばね21で支える。第1の可動部8は、試験用コネクタ7に外的な力が加わった場合、試験用コネクタ7および試験用コネクタ固定部23をコネクタ把持部10との隙間だけ微小に稼働する構造である。試験用コネクタ7に外的な力が加わっていない場合、試験用コネクタ7および球座部24は、ばね21によって可動領域の中央に保持される。ここで、ばね21には、板ばね、コイル状ばねなどを用いることができる。第1の可動部8は、コネクタ把持部10への試験用コネクタ7の搭載密度が低い場合、ばね21に替わって、エアシリンダ、油圧ダンパー、電磁石、磁性流体などを用いてもよい。なお、ばね21および試験用コネクタ固定部23については、試験用コネクタ7または球座部24の全周を覆うようにしてもよいし、部分的に覆うようにしてもよい。
第1の可動部8の構成について説明したが、第2の可動部9にも適用可能である。例えば、図4から図6に示す構成において、コネクタ把持部10を挿抜冶具部2に置き換え、試験用コネクタ7をコネクタ把持部10に置き換えることで、第2の可動部9にも同様の構成を適用できる。
つづいて、試験装置100の動作について説明する。図7は、実施の形態1に係る試験装置100が電気性能試験を実施する動作を示すフローチャートである。まず、試験装置100の外装把持部1に電気器具300が搬入される(ステップS1)。電気器具300は、図示しない外部の搬送装置によって外装把持部1に搬入されてもよいし、作業者などの人手によって外装把持部1に搬入されてもよい。外装把持部1は、電気器具300の電気器具外装部4を把持して電気器具300の位置決めをする。制御部101は、外装把持部1に搬入された電気器具300が規定された位置に固定されていることを検出する(ステップS2)。制御部101は、図示しない固定カメラ、圧力センサ、レーザー検出器などを用いることで、外装把持部1が固定されていることを検出することができる。
駆動部3は、挿抜冶具部2を第1の方向に移動させて、複数の試験用コネクタ7を電気器具300の複数の電気器具搭載コネクタ6に嵌合させる。具体的には、制御部101は、電気器具300が外装把持部1に搬入されると、動力部102を介して、コネクタ挿抜冶具200の駆動部3を動作させ、試験用コネクタ7を電気器具300の電気器具搭載コネクタ6へと接近させる。コネクタ挿抜冶具200は、試験用コネクタ7が電気器具搭載コネクタ6に接触した場合、第1の可動部8および第2の可動部9によって、電気器具搭載コネクタ6の外形に倣いながら試験用コネクタ7と電気器具搭載コネクタ6とを嵌合、すなわち試験用コネクタ7を電気器具搭載コネクタ6に挿入する(ステップS3)。このとき、コネクタ挿抜冶具200は、複数の試験用コネクタ7を複数の電気器具搭載コネクタ6に同時に嵌合させる。制御部101は、図示しない固定カメラ、圧力センサ、レーザー検出器などを用いることで、コネクタ同士が確実に嵌合していることを確認できる。
制御部101は、電気器具300に対して、試験用コネクタ7を介して、電気器具300を動作させることができる第1の電気信号を送出し、電気性能試験を開始する(ステップS4)。制御部101は、電気器具300が第1の電気信号を受け取ることで送出する第2の電気信号を取得して、第2の電気信号を検査することで電気性能試験を実施する。制御部101は、電気性能試験の項目に応じて、第1の電気信号の送出と、第2の電気信号の検査とを繰り返し実施する。なお、制御部101は、第1の電気信号の送出と、第2の電気信号の検査とを自動で実施することができるものとする。
制御部101において電気性能試験が終了すると(ステップS5)、駆動部3は、挿抜冶具部2を第2の方向に移動させて、複数の試験用コネクタ7と複数の電気器具搭載コネクタ6とを分離させる。具体的には、制御部101は、動力部102を介して、コネクタ挿抜冶具200の駆動部3を動作させ、試験用コネクタ7と電気器具300の電気器具搭載コネクタ6とを分離させる。すなわち、制御部101は、電気器具300の電気器具搭載コネクタ6から試験用コネクタ7を抜去する(ステップS6)。制御部101は、外部の搬送装置または作業者へ電気性能試験が完了したことを通知する(ステップS7)。制御部101は、通知相手が外部の搬送装置の場合は外部の搬送装置が受け取ることができる形式の電気信号で通知を行い、通知相手が作業者の場合は光、音など、すなわち視覚、聴覚などの情報で通知する。試験装置100では、外装把持部1から電気器具300が搬出される(ステップS8)。電気器具300は、外部の搬送装置によって外装把持部1から搬出されてもよいし、作業者などの人手によって外装把持部1から搬出されてもよい。
このように、試験装置100は、電気器具300が搬入されてから搬出されるまでの電気性能試験を、人手を介さずに自動化して実施することができる。
つづいて、試験装置100のハードウェア構成について説明する。試験装置100において、動力部102は、前述のように、駆動部3が空圧シリンダーを用いる場合は空圧源であり、駆動部3がサーボモータを用いる場合は電力源およびサーボモータの制御装置である。コネクタ挿抜冶具200は、前述のように図2から図6で示される構成要素によって実現される。制御部101は処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図8は、実施の形態1に係る試験装置100が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、試験装置100の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、試験装置100の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、試験装置100の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図9は、実施の形態1に係る試験装置100が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図9に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。試験装置100の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、試験装置100の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。制御部101は、情報処理装置であり、実際には、一般的なパーソナルコンピュータ、電気信号のインタフェースと接続されたパーソナルコンピュータ、シーケンサ、VME(Versa Module Eurocard)バスで構成されたコンピュータ、マイクロコンピュータなどを用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、試験装置100は、コネクタ挿抜冶具200の外装把持部1に電気器具300を固定し、電気器具300に搭載された電気器具搭載コネクタ6に対してコネクタ挿抜冶具200の試験用コネクタ7を嵌合させて電気性能試験を実施し、電気性能試験終了後に電気器具搭載コネクタ6から試験用コネクタ7を抜去する。試験装置100は、挿抜冶具部2が有する第1の可動部8および第2の可動部9によって、電気器具300に搭載された電気器具搭載コネクタ6の実装公差による位置ずれに影響されることなく、挿抜冶具部2が有する複数の試験用コネクタ7を同時に嵌合させることができる。このように、試験装置100は、電気器具外装部4に対する電気器具搭載コネクタ6および電気器具基板5の組立公差分の位置ずれによる嵌合不良を発生させることなく、電気器具300が備える複数の電気器具搭載コネクタ6と複数の試験用コネクタ7とを簡便かつ確実に嵌合することができる。
また、試験装置100は、外部の搬送装置によって電気器具300が搬入および搬出される場合には、人手を介することなく、無人で電気器具300の電気性能試験を実施することができる。試験装置100は、無人で電気器具300の電気性能試験を実施できることで、電気器具300を24時間生産することができる生産システムを提供することが可能となる。また、試験装置100は、無人で電気器具300の電気性能試験を実施できることで、作業者などに起因する不具合に影響されることなく、安定した品質の電気器具300を提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、試験装置100において、電気器具300が備える複数の電気器具搭載コネクタ6と試験用コネクタ7とをさらに確実に嵌合させる方法について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図10は、実施の形態2に係るコネクタ挿抜冶具200aを正面方向から見た概略断面図である。コネクタ挿抜冶具200aは、実施の形態1のコネクタ挿抜冶具200に対して、外装把持部1を削除し、外装把持部1a、位置決めピン31、および挿入ガイド32を追加したものである。なお、試験装置の図は省略するが、実施の形態2の試験装置の構成は、図1に示す実施の形態1の試験装置100に対して、コネクタ挿抜冶具200をコネクタ挿抜冶具200aに置き換えたものである。
外装把持部1aには、位置決めピン31が挿入可能な穴が設けられている。外装把持部1aにおいて、その他の特徴は、実施の形態1の外装把持部1と同様である。
位置決めピン31は、挿抜冶具部2の下部に設けられる平面方向に任意の形状を持つ柱状のピンである。位置決めピン31の形状は、例えば、平面方向に円形状であれば円柱または円錐の形状となり、平面方向に四角形であれば四角柱または四角推の形状となる。挿抜冶具部2が外装把持部1aへと接近した際、位置決めピン31は、外装把持部1aに設けられた位置決めピン31が挿入可能な穴へと挿入される。これにより、コネクタ挿抜冶具200aは、外装把持部1aに対する挿抜冶具部2の位置を精度よく粗調整することができる。ここで、位置決めピン31と外装把持部1aに設けられた穴とが初めに接触する部分には、C面取りを行うなど双方に傾斜形状をつけておくことが望ましい。
挿入ガイド32は、コネクタ把持部10の下部に設けられる内側に傾斜形状を持ったガイドである。挿抜冶具部2が外装把持部1aへと接近した際、挿入ガイド32は、電気器具外装部4の外形に沿ってコネクタ把持部10へと外的な力を加える。この結果、第2の可動部9は、コネクタ把持部10の位置を変位させることができる。これにより、コネクタ挿抜冶具200aは、試験用コネクタ7が電気器具搭載コネクタ6と接触する前に、電気器具外装部4とコネクタ把持部10との位置を精度よく微調整することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コネクタ挿抜冶具200aは、位置決めピン31および挿入ガイド32を備えることで、実施の形態1のコネクタ挿抜冶具200と比較して、より高精度に試験用コネクタ7を電気器具搭載コネクタ6へと挿入することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、電気器具300の製造に用いられる試験装置100を備えた組立ライン400について説明する。試験装置100は、コネクタ挿抜冶具200を備える実施の形態1の試験装置100、またはコネクタ挿抜冶具200aを備える実施の形態2の試験装置100である。
図11は、実施の形態3に係る電気器具300の組立ライン400の構成例を示す図である。組立ライン400は、試験装置100と、基板取付装置401と、外装取付装置402と、刻印装置403と、梱包装置404と、搬送装置405と、を備える。
基板取付装置401は、外部から供給される電気器具基板5を外部から供給される電気器具外装部4に取り付ける。
試験装置100は、電気器具基板5が取り付けられた電気器具外装部4、すなわち図2などに示す状態の電気器具300の検査を行う。
外装取付装置402は、電気器具外装部4に電気器具基板5を保護または覆うことを目的に外部から供給される外装を取り付ける。
刻印装置403は、外部から供給される電気器具外装部4に製品を識別するための番号を表現するための記号、文字列、製品意匠の図形などを刻印する。
梱包装置404は、外部から供給される組立および試験が完了した電気器具300を出荷する形態に梱包する。
搬送装置405は、組立過程における電気器具300を装置間で搬送する。ここで、搬送装置405には、ロボットアーム、コンベアなど、機械的なからくりを用いることができる。
組立ライン400は、外部から組立に必要な材料を事前に供給または補充することで、人手を介することなく無人で、電気器具300を出荷可能な状態で24時間生産することが可能となる。また、組立ライン400は、作業者などに起因する不具合に影響されることなく、安定した品質の電気器具300を提供することができる。
なお、組立ライン400において、基板取付装置401と外装取付装置402との間に搬送装置405をそれぞれ挟んで試験装置100を備える場合について説明したが、これに限定されない。組立ライン400において、外装取付装置402と刻印装置403との間、もしくは刻印装置403と梱包装置404との間に搬送装置405をそれぞれ挟んで試験装置100を備え、電気器具300の検査を行ってもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a 外装把持部、2 挿抜冶具部、3 駆動部、4 電気器具外装部、5 電気器具基板、6 電気器具搭載コネクタ、7 試験用コネクタ、8 第1の可動部、9 第2の可動部、10 コネクタ把持部、20,23 試験用コネクタ固定部、21 ばね、22 弾性材料、24 球座部、31 位置決めピン、32 挿入ガイド、100 試験装置、101 制御部、102 動力部、200,200a コネクタ挿抜冶具、300 電気器具、400 組立ライン、401 基板取付装置、402 外装取付装置、403 刻印装置、404 梱包装置、405 搬送装置。

Claims (5)

  1. 電気器具が有する複数の第1のコネクタに嵌合する複数の第2のコネクタを有する試験装置であって、
    前記複数の第2のコネクタの各々を把持するコネクタ把持部、
    前記コネクタ把持部を把持する挿抜冶具部、
    前記電気器具の外装を把持して前記電気器具の位置決めをする外装把持部、
    および、前記挿抜冶具部を前記外装把持部の方向である第1の方向および前記第1の方向と反対方向である第2の方向に移動可能な駆動部、
    を備えるコネクタ挿抜冶具と、
    前記駆動部に動力を供給する動力部と、
    前記電気器具が前記外装把持部に搬入されると、前記動力部を制御して前記駆動部を動作させ、前記複数の第2のコネクタと前記複数の第1のコネクタとを嵌合させて前記電気器具と電気的に接続し、前記電気器具に対して、前記複数の第2のコネクタを介して、電気性能試験を行うための第1の電気信号を送出し、前記電気器具から送出される第2の電気信号を取得して検査する制御部と、
    を備え、
    前記コネクタ挿抜冶具は、
    前記電気器具に搭載された基板に対する前記第1のコネクタの実装位置が公差内でずれていた場合に前記第1のコネクタの位置ずれを吸収する第1の可動部と、
    前記電気器具に搭載された前記基板の取り付け位置が公差内でずれていた場合に前記基板の位置ずれを吸収する第2の可動部と、
    を備え、
    前記コネクタ把持部は、前記第1の可動部を介して前記複数の第2のコネクタの各々を把持し、
    前記挿抜冶具部は、前記第2の可動部を介して前記コネクタ把持部を把持する、
    ことを特徴とする試験装置。
  2. 電気器具が有する複数の第1のコネクタに嵌合する複数の第2のコネクタを有する試験装置であって、
    前記複数の第2のコネクタの各々を把持するコネクタ把持部、
    前記コネクタ把持部を把持する挿抜冶具部、
    前記電気器具の外装を把持して前記電気器具の位置決めをする外装把持部、
    および、前記挿抜冶具部を前記外装把持部の方向である第1の方向および前記第1の方向と反対方向である第2の方向に移動可能な駆動部、
    を備えるコネクタ挿抜冶具と、
    前記駆動部に動力を供給する動力部と、
    前記電気器具が前記外装把持部に搬入されると、前記動力部を制御して前記駆動部を動作させ、前記複数の第2のコネクタと前記複数の第1のコネクタとを嵌合させて前記電気器具と電気的に接続し、前記電気器具に対して、前記複数の第2のコネクタを介して、電気性能試験を行うための第1の電気信号を送出し、前記電気器具から送出される第2の電気信号を取得して検査する制御部と、
    を備え、
    前記コネクタ挿抜冶具は、前記複数の第2のコネクタを前記複数の第1のコネクタに同時に嵌合させる、
    ことを特徴とする試験装置。
  3. 記挿抜冶具部に位置決めピンが設けられ、
    前記外装把持部に前記位置決めピンが挿入可能な穴が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の試験装置。
  4. 電気器具が有する複数の第1のコネクタに嵌合する複数の第2のコネクタを有する試験装置における試験方法であって、
    駆動部が、前記複数の第2のコネクタの各々を把持するコネクタ把持部を有する挿抜冶具部を、前記電気器具が把持された外装把持部の方向である第1の方向に移動させて、前記複数の第2のコネクタを前記電気器具の前記複数の第1のコネクタに嵌合させる第1のステップと、
    制御部が、前記複数の第2のコネクタと前記複数の第1のコネクタとが嵌合され電気的に接続された前記電気器具に対して、前記複数の第2のコネクタを介して、電気性能試験を行うための第1の電気信号を送出し、前記電気器具から送出される第2の電気信号を取得して検査する第2のステップと、
    前記駆動部が、前記挿抜冶具部を前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に移動させて、前記複数の第2のコネクタと前記複数の第1のコネクタとを分離させる第3のステップと、
    を含み、
    前記試験装置は、
    前記電気器具に搭載された基板に対する前記第1のコネクタの実装位置が公差内でずれていた場合に前記第1のコネクタの位置ずれを吸収する第1の可動部と、
    前記電気器具に搭載された前記基板の取り付け位置が公差内でずれていた場合に前記基板の位置ずれを吸収する第2の可動部と、
    を備え、
    前記コネクタ把持部は、前記第1の可動部を介して前記複数の第2のコネクタの各々を把持し、
    前記挿抜冶具部は、前記第2の可動部を介して前記コネクタ把持部を把持する、
    ことを特徴とする試験方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載の試験装置を備えることを特徴とする組立ライン。
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