JP7152842B2 - パック剤用組成物、パック剤及びパック剤キット - Google Patents
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17.0~95.0質量部の焼セッコウと、
0.20~75.0質量部の固体酸と、
0.20~9.0質量部の炭酸ガス源と、
2~10質量部の硫酸マグネシウムとを含んでおり、
該炭酸ガス源は、水溶性炭酸塩及び水溶性炭酸水素塩からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物であり、
上記固体酸は、陽イオン交換樹脂である、パック剤用組成物にある。
40~70質量部の水を含んでいる、パック剤にある。
0.20~75.0質量部の固体酸が含まれており、上記第1剤とは分離された第2剤とを有しており、
上記炭酸ガス源は、水溶性炭酸塩及び水溶性炭酸水素塩からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物であり、
上記固体酸は、陽イオン交換樹脂であり、
上記第1剤及び上記第2剤のうち少なくとも一方に硫酸マグネシウムが含まれており、
該硫酸マグネシウムの含有量が合計2~10質量部である、パック剤キットにある。
上記パック剤用組成物の実施例について、以下に説明する。本例のパック剤用組成物は、17.0~95.0質量部の焼セッコウと、0.20~75.0質量部の固体酸と、0.20~9.0質量部の炭酸ガス源とを含んでいる。炭酸ガス源は、水溶性炭酸塩及び水溶性炭酸水素塩からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物である。
強酸性陽イオン交換樹脂 三菱化学株式会社製「SKB1H」(官能基:-SO3H基)
弱酸性陽イオン交換樹脂 三菱化学株式会社製「WK40L」(官能基:-COOH基)
・炭酸ガス源
炭酸水素ナトリウム
試験剤に水を加えてからパック剤が完全に固化するまでの時間を計測した。その結果を表1に示した。なお、表1における「固化性」の欄に示した記号の意味は、以下の通りである。固化性については、被験者の負担が十分に小さいA+またはAの場合を合格と判定し、被験者の負担が比較的大きいBまたはCの場合を不合格と判定した。また、パック剤が完全に固化した状態とは、パック剤を指で触れた際に変形しなくなった状態をいう。
A:10分超え15分以内にパック剤が完全に固化した
B:15分超え20分以内にパック剤が完全に固化した
C:20分以内にパック剤が固化しなかった
試験剤と水とを混合した直後のパック剤を被験者の肌に塗布し、被験者が感じる温感の程度を評価した。その結果を表1に示した。なお、表1における「発熱性」の欄に示した記号の意味は、以下の通りである。発熱性については、被験者がパック剤の発熱を十分に体感できるA+またはAの場合を合格と判定し、被験者が発熱を十分に体感できないBまたはCの場合を不合格と判定した。また、被験者の構成は、専門知識を有する者4名とした。
A:パック剤の発熱を十分に感じた
B:パック剤の発熱を弱く感じた
C:パック剤の発熱を感じなかった
試験剤と水とを混合した直後のパック剤を被験者の肌に塗布し、被験者が感じる炭酸ガス発生の程度を評価した。その結果を表1に示した。なお、表1における「発泡性」の欄に示した記号の意味は、以下の通りである。発泡性については、被験者が炭酸ガスの発生を体感できるA+、AまたはBの場合を合格と判定し、被験者が炭酸ガスの発生を体感できないCの場合を不合格と判定した。また、被験者の構成は、専門知識を有する者4名とした。
A:パック剤からの炭酸ガスの発生を十分に感じた
B:パック剤からの炭酸ガスの発生を弱く感じた
C:パック剤からの炭酸ガスの発生を感じなかった
試験剤と水とを混合した直後のパック剤を被験者の肌に塗布し、パック剤の塗り広げやすさを評価した。その結果を表1に示した。なお、表1における「塗布性」の欄に示した記号の意味は、以下の通りである。表1に示した試験剤は、いずれも肌への塗布が可能であった。また、被験者の構成は、専門知識を有する者4名とした。
B:Aよりも若干パック剤が伸びにくいが、肌に塗布することができる
C:パック剤の伸びが悪く、肌に塗布しにくい
試験剤に水を加えてからパック剤の塗布が不可能となるまでの時間を計測した。その結果を表1に示した。なお、表1に示した試験剤は、いずれも、水との混合後に肌へ塗布するための時間を確保することができた。
上述した各項目の評価結果を総合的に判定した結果を表1に示した。なお、表1における「塗布性」の欄に示した記号の意味は、以下の通りである。総合評価においては、固化性、発熱性及び発泡性が合格であるA、A+の場合を合格と判定し、固化性、発熱性及び発泡性のうち少なくとも1項目が不合格であるBの場合を不合格と判定した。
A:固化性、発熱性及び発泡性が合格であるが、塗布性がA以外、または、塗布可能時間が5分未満である
B:固化性、発熱性及び発泡性のうち1項目以上が不合格である
試験剤15及び試験剤28から調製したパック剤は、陽イオン交換樹脂の含有量が上記特定の範囲よりも多かったため、水を混合してから20分以内に固化することができなかった。
本例は、固体酸を用いずに作製したパック剤用組成物の例である。本例においては、表2~表4に示す比率で各材料を混合することにより、パック剤用組成物(試験剤29~38)を作製した。そして、得られた試験剤を用い、塗布性及び塗布可能時間の評価を除いて実施例と同様の評価を行った。試験剤29~38の評価結果を表2~表4に示す。
本例は、パック剤用組成物の保存安定性を評価した例である。本例においては、まず、表5に示す組成を有する第1剤を準備した。この第1剤を50℃の環境下に2週間保管し、第1剤の外観を目視により評価した。2週間保管を行った後、第1剤の外観に変化がない場合には、表5中の「第1剤の外観」欄に記号「A」を記載し、第1剤が発泡している等の外観の変化があった場合には、同欄に記号「B」を記載した。
試験剤45は、50℃環境下に放置した後に発泡した。また、水と混合した後のパック剤が発熱せず、炭酸ガスも発生しなかった。これは、50℃環境下に放置している間に、炭酸ガス源と固体酸とが反応して炭酸ガスが発生したためと考えられる。
試験剤46及び47は、炭酸ガス源または固体酸のいずれかを含んでいないため、水と混合した後のパック剤から炭酸ガスが発生しない。
本例は、上記パック剤用組成物の使用方法の一例である。本例においては、まず、以下の成分を含む第1剤と、第2剤とを別々に準備した。
焼セッコウ 91.3質量部
硫酸マグネシウム 6.0質量部
炭酸水素ナトリウム 0.9質量部
美容成分 0.1質量部以下
スルホン化(スチレン/DVB)クロスポリマー 1.8質量部
Claims (6)
- 水を加えた際に発泡可能に構成されたパック剤用組成物であって、
17.0~95.0質量部の焼セッコウと、
0.20~75.0質量部の固体酸と、
0.20~9.0質量部の炭酸ガス源と、
2~10質量部の硫酸マグネシウムとを含んでおり、
該炭酸ガス源は、水溶性炭酸塩及び水溶性炭酸水素塩からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物であり、
上記固体酸は、陽イオン交換樹脂である、パック剤用組成物。 - 上記陽イオン交換樹脂は、スルホン酸基またはカルボン酸基の少なくとも一方を有している、請求項1に記載のパック剤用組成物。
- 上記水溶性炭酸塩は、炭酸ナトリウムまたは炭酸グアニジンである、請求項1または2に記載のパック剤用組成物。
- 上記水溶性炭酸水素塩は、炭酸水素ナトリウムである、請求項1~3のいずれか1項に記載のパック剤用組成物。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパック剤用組成物100質量部に対し、
40~70質量部の水を含んでいる、パック剤。 - 17.0~95.0質量部の焼セッコウと、0.20~9.0質量部の炭酸ガス源とが含まれている第1剤と、
0.20~75.0質量部の固体酸が含まれており、上記第1剤とは分離された第2剤とを有しており、
上記炭酸ガス源は、水溶性炭酸塩及び水溶性炭酸水素塩からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物であり、
上記固体酸は、陽イオン交換樹脂であり、
上記第1剤及び上記第2剤のうち少なくとも一方に硫酸マグネシウムが含まれており、
該硫酸マグネシウムの含有量が合計2~10質量部である、パック剤キット。
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