JP7152185B2 - 針板着脱機構及びそれを備えたミシン - Google Patents
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Description
以下、図面を用いて、第1の実施の形態に係る針板着脱機構80が適用されたミシン10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UPは、ミシン10の上側を示し、矢印FRはミシン10の前側を示し、矢印RHはミシン10の右側(幅方向一方側)を示している。以下、上下、前後、左右の方向を用いて説明する場合は、ミシン10の上下、前後、左右を示すものとする。
図2に示されるように、ミシン10は、全体として、前方側から見た正面視で左側へ開放された略U字形状を成している。具体的には、ミシン10は、ミシン10の右端部を構成し且つ上下方向に延在された脚柱部12と、脚柱部12の上端部から左側へ延出されたアーム部14と、脚柱部12の下端部から左側へ延出された「ミシン本体」としてのベッド部16と、を含んで構成されている。また、ミシン10の内部には、ミシン10の骨格を構成する骨格フレーム(図示省略)が設けられている。
図3に示されるように、駆動機構20は、ミシンモータ22と、上軸26と、連結機構30と、針棒34と、下軸38と、を含んで構成されている。
ミシンモータ22は、左右方向を軸方向として骨格フレームに固定されている。図4(A)に示されるように、ミシンモータ22は、後述する制御部94に電気的に接続されており、制御部94には、操作部24が電気的に接続されている。この操作部24は、開始停止ボタン24A(図2参照)を有している。そして、開始停止ボタン24Aが操作されることで、操作部24から制御部94へ操作信号が出力されて、制御部94によってミシンモータ22が駆動または停止するようになっている。
図2に示されるように、ベッド部16は、ベッド部16の上部における外郭を構成するアッパカバー50と、ベッド部16の下部における外郭を構成するロアカバー52と、を含んで構成されており、骨格フレームが、アッパカバー50とロアカバー52とによって覆われている。ロアカバー52は、左右方向に延在されており、左右方向から見た断面視で、上方側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、図1に示されるように、ロアカバー52は、上下方向を板厚方向とした底壁52Aと、底壁52Aの前端部から上方側へ屈曲された前壁52Bと、底壁52Aの後端部から上方側へ屈曲された後壁52Cと、を含んで構成されている。そして、底壁52Aと前壁52Bとの間の屈曲部及び底壁52Aと後壁52Cとの間の屈曲部が、略円弧状に湾曲されている。
針板70は、磁性体によって構成されている。この針板70は、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、ベッド部16の上部に固定されている(図1では、便宜上、針板70の左前の角部を上側へ持ち上げた状態で図示している)。この針板70の左端部における下面には、前後方向に延在された略長尺板状の固定部材72が設けられており、固定部材72は、針板70にネジによって固定されている。また、固定部材72の長手方向両端部には、前後一対の連結片72Aが一体に形成されており、連結片72Aは、固定部材72の左端部から下側且つ左側へ略クランク状に屈曲されている。そして、連結片72Aの先端部が、固定プレート54と、第1押え部材56の押え片56A及び第2押え部材58の押え片58Aと、間に右側から差し込まれて、針板70の左端部が固定部材72を介して、固定プレート54に固定されている。
次に、本発明の要部である針板着脱機構80について説明する。図1及び図7に示されるように、針板着脱機構80は、前述した係合プレート60及び板バネ74と、押上棒82と、「解除部」としての解除レバー88と、「固定解除制限部」としての電磁石90と、上軸位相センサ92(広義には、「検出部」として把握される要素であり、図3参照)と、制御部94(図4(A)参照)と、を含んで構成されている。以下、針板着脱機構80の構成について説明する。
押上棒82は、上下方向を軸方向とした略丸棒状に形成されて、針板70とロアカバー52の底壁52Aとの間に配置されている。そして、押上棒82の下端部が、前述した支持部材62の支持孔内に上側から挿入されて、押上棒82が、支持部材62に上下方向に相対移動可能に支持されている。また、押上棒82の下端側の部分における外周面には、段差部82Aが形成されており、段差部82Aを境界として、押上棒82における上端側の径寸法が、押上棒82における下端側の径寸法と比べて大きく設定されている。そして、押上棒82の段差部82Aが、支持部材62の上面に当接されている。これにより、押上棒82の下側への移動が制限された状態で、押上棒82が、支持部材62に支持されている。そして、段差部82Aが支持部材62の上面に当接された状態の押上棒82の位置を、「待機位置」としており、待機位置では、押上棒82の上端が針板70の下面に近接して配置されている(図7(A)参照)。
解除レバー88は、上下方向を板厚方向とし且つ前後方向を長手方向とした略矩形板状に形成されている。解除レバー88の長手方向中間部には、幅方向両端部において、一対の回転軸88Aが一体に形成されており、回転軸88Aは、左右方向を軸方向とした略円柱状に形成されて、解除レバー88の幅方向外側へ突出されている。そして、解除レバー88の回転軸88Aが、前述したロアカバー52の底壁52Aに形成された軸受部(図示省略)に回転可能に支持されている。
図1及び図7に示されるように、電磁石90は、上下方向を軸方向とした略円柱状に形成されており、ロアカバー52の後壁52Cに固定されている。具体的には、電磁石90は、押上棒82の後側に配置されており、電磁石90の上面が、針板70の下面に隣接している。また、電磁石90は、後述する制御部94に電気的に接続されており、制御部94によって電磁石90が作動する構成になっている。具体的には、制御部94によって電磁石90が通電状態になると、電磁石90に磁気が発生して、針板70を着磁するようになっている。これにより、針板70に対する保持力が、板バネ74による保持力に電磁石90による保持力を加えた保持力になり、針板70の固定状態を電磁石90によってロックする構成になっている。
図3に示されるように、上軸位相センサ92は、上軸26の長手方向中間部に設けられている。この上軸位相センサ92は、上軸26の回転位相を検出するセンサとして構成されており、本実施の形態では、上軸位相センサ92が、一例としてロータリーエンコーダとして構成されている。具体的には、上軸位相センサ92は、円板状の回転板92Aと、位相検出部92Bと、を含んで構成されている。回転板92Aは、上軸26と同軸上に配置されて、上軸26に一体回転可能に固定されている。回転板92Aには、回転板92Aの径方向に延在された複数のスリットが形成されており、スリットは、回転板92Aの周方向に所定間隔毎に配置されている。
図4(A)に示されるように、制御部94には、前述した操作部24、ミシンモータ22、電磁石90、及び上軸位相センサ92が、電気的に接続されている。そして、制御部94は、操作部24からの出力信号に基づいて、ミシンモータ22を駆動又は停止させるようになっている。
また、判断部96は、上軸位相センサ92からの検出信号に基づいて、上軸26の回転位相が解除位相及び非解除位相の何れであるのか(換言すると、針36の針先が針板70の上面よりも下側に位置しているのか否か)を判定するようになっている。そして、ミシン10がモータ駆動状態ではなく(すなわち、ミシンモータ22の非駆動状態であり)、且つ上軸26の位相が非解除位相である場合には、判断部96は、電磁石90を作動状態にさせる旨の判断を行うようになっている。
そして、判断部96が、電磁石90を作動状態にさせる旨の判断を行うと、制御部94が電磁石90を作動させて、電磁石90によって針板70を固定状態にロックする構成になっている。すなわち、電磁石90は、上軸位相センサ92に連動して作用して、上軸26の位相が非解除位相である場合には、電磁石90によって針板70を固定状態にロックして、針板70の固定状態に対する解除を制限する構成になっている。
次に、図5に示されるフローチャートを用いて、針板着脱機構80の作動を説明する。
なお、ミシンモータ22の停止後では、操作者が針板70の取外しを行わず、手動操作によって縫製対象物を縫製する場合もある。このため、ステップS7の処理後では、ステップS6戻り、判断部96において上軸26の回転位相に基づく判定を繰り返す。
また、ミシンモータ22の非駆動時で且つ上軸26の位相が非解除位相であるときには、電磁石90が作動して、電磁石90によって針板70の固定状態がロックすることで、解除レバー88による針板70の固定状態に対する解除が制限される。すなわち、ミシンモータ22の非駆動時であっても、針36が針板70の上面よりも下側に位置しているときには、電磁石90によって針板70の固定状態に対する解除が制限される。そして、針36が針板70の上面よりも下側に位置しているときには、針36が針板70の針孔内を挿通しているため、針板70の交換として適さない状況といえる。このため、この状況のときにおいても、針板70の交換を阻止することができる。
以上により、本実施の形態の針板着脱機構80によれば、針板70の交換として適さない状況において、針板70の交換を阻止することができる。
以下、図8を用いて、第1の実施の形態における変形例1の針板着脱機構100について説明する。変形例1の針板着脱機構100は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の針板着脱機構80と同様に構成されている。なお、図8では、第1の実施の形態の針板着脱機構80と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
また、ミシンモータ22の非駆動時で且つ上軸26の位相が非解除位相であるときには、制御部94によってソレノイド102が作動して、ソレノイド102によって針板70の固定状態をロックすることで、解除レバー88による針板70の固定状態に対する解除を制限する。すなわち、ミシンモータ22の非駆動時で且つ針36が針板70の上面よりも下側に位置しているときには、ソレノイド102によって針板70が固定状態にロックされる。
したがって、変形例1の針板着脱機構100においても、針板70の交換として適さない状況において、針板70の交換を阻止できる。
以下、図9(A)を用いて、第1の実施の形態における変形例2の針板着脱機構110について説明する。変形例2の針板着脱機構110は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の針板着脱機構80と同様に構成されている。なお、図9(A)では、第1の実施の形態の針板着脱機構80と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
また、ミシンモータ22の非駆動時で且つ上軸26の位相が非解除位相であるときには、制御部94によって電磁石90が作動して、解除レバー88が電磁石90によって非作動状態にロックされる。よって、この場合にも、解除レバー88の回転操作が不能な状態になり、解除レバー88が非押上位置に維持される。これにより、解除レバー88による針板70の固定状態に対する解除が制限されると共に、針板70の交換が阻止される。
以上により、変形例2の針板着脱機構110においても、針板70の交換として適さない状況において、針板70の交換を阻止できる。
以下、図9(B)を用いて、第1の実施の形態における変形例3の針板着脱機構120について説明する。変形例3の針板着脱機構120は、以下に示す点を除いて、変形例2の針板着脱機構110と同様に構成されている。なお、図9(B)では、変形例2の針板着脱機構110と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
また、ミシンモータ22の非駆動時で且つ上軸26の位相が非解除位相であるときには、制御部94の制御によってソレノイド102が作動して、解除レバー88がソレノイド102によって非作動状態にロックされる。よって、この場合にも、解除レバー88の回転操作が不能な状態になり、針板70の交換が阻止される。
以上により、変形例3の針板着脱機構120においても、針板70の交換として適さない状況において、針板70の交換を阻止できる。
次に、図10及び図11を用いて、第2の実施の形態に係る針板着脱機構200について説明する。第2の実施の形態の針板着脱機構200は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の針板着脱機構80と同様に構成されている。なお、図10及び図11では、第1の実施の形態と同様に構成された部材には、同様の符号を付している。
回転部202は、回転軸204と、回転軸204に一体に設けられたカム206(広義には、「押上部」として把握される要素である)と、を含んで構成されている。
回転軸204は、前後方向を軸方向として、針板70の右端部の下側に配置されている。具体的には、回転軸204が、係合プレート60の左側に配置されている。回転軸204は、回転軸204の軸心部を構成する断面円形状の芯部204Aと、芯部204Aの外周部に設けられた略円筒状の外側軸部204Bと、を含んで構成されている。また、本実施の形態では、芯部204Aが金属製とされ、外側軸部204Bが樹脂製(一例として、POM)とされており、芯部204Aと外側軸部204Bとがインサート成形等によって一体に形成されている。具体的には、外側軸部204Bが、芯部204Aの前側部分(軸方向一方側部分)を被覆するように、芯部204Aと一体に形成されている。これにより、芯部204Aの後端側の部分が、外側軸部204Bよりも後側へ突出されている。そして、芯部204Aの後端側の部分が骨格フレームに回転可能に支持されている。また、芯部204Aの後端部は、ロアカバー52(図10及び図11では、不図示)から後側へ突出されている。
カム206は、外側軸部204Bの長手方向中間部に設けられており、カム206は、平面視で、前後一対の板バネ74(すなわち、係合プレート60の前後一対の係合片60A)の間に配置されている。カム206は、前方側から見て、略半楕円状に形成されて、外側軸部204Bの外周部から右斜め下方へ突出されている。具体的には、カム206は、前方側から見て、右斜め上方へ凸に湾曲されたカム面206Aを有しており、回転軸204の軸心からカム面206Aまでの距離が、カム面206Aの基端から先端へ向かうに従い長くなるように構成されている。そして、カム面206Aの基端側の部分が、針板70の下側に近接して(詳しくは、下側へ若干離間して)配置されている(図11(A)に示される位置であり、以下、回転軸204(カム206)における、この位置を「非解除位置」という)。そして、詳細については後述するが、回転軸204が非解除位置から回転方向一方側(図11(A)の矢印A方向側)へ回転すると、カム206(のカム面206A)が針板70を上方側へ押上げて、係合プレート60と板バネ74との係合状態を解除するようになっている(図11(B)に示される位置であり、以下、回転軸204(カム206)における、この位置を「解除位置」という)。
回転軸駆動機構210は、ベースプレート212と、針板モータ214(広義には、「駆動部」として把握される要素である)と、伝達機構220と、リンク機構226と、を含んで構成されている。
ベースプレート212は、上下方向を板厚方向とし且つ前後方向に延在された略矩形プレート状に形成されている。このベースプレート212は、回転軸204の右側に離間して配置されており、ベースプレート212の後端部が、骨格フレームに固定されている。ベースプレート212の前部には、左右方向の略中央部において、後述する針板モータ214の出力軸214Aを露出させるための円形の露出孔212Aが貫通形成されている。また、ベースプレート212の後端部には、後述する伝達機構220の揺動アーム224を回転可能に支持するための支持シャフト212Sが設けられている。支持シャフト212Sは、上下方向を軸方向とした略円柱状に形成されて、ベースプレート212から上側へ突出されている。
針板モータ214は、上下方向を軸方向として、ベースプレート212における前部の下側に隣接して配置されて、図示しない位置において、ベースプレート212に固定されている。具体的には、針板モータ214は、ベースプレート212の露出孔212Aと同軸上に配置されており、針板モータ214の出力軸214Aが、露出孔212A内に配置されている。また、出力軸214Aには、後述する伝達機構220を構成するピニオンギヤ222が一体回転可能に設けられており、ピニオンギヤ222は、ベースプレート212の上側に配置されている。また、針板モータ214は、ステッピングモータとして構成されて、制御部94に電気的に接続されている。そして、制御部94の制御によって、針板モータ214が作動するようになっている。
伝達機構220は、前述したピニオンギヤ222と、揺動アーム224と、を含んで構成されている。
揺動アーム224は、平面視で上下方向を板厚方向とした略扇形板状に形成されて、ベースプレート212の上側に配置されている。この揺動アーム224の基端部(後端部)には、支持ボス224Aが設けられており、支持ボス224Aは、上下方向を軸方向とした略円筒状に形成されている。そして、支持ボス224A内にベースプレート212の支持シャフト212Sが相対回転可能に挿入されている。これにより、揺動アーム224が支持シャフト212Sに回動可能に支持されている。なお、支持シャフト212Sの先端部(上端部)には、EリングERが係止されており、揺動アーム224の上方側への移動をEリングERによって制限している。
リンク機構226は、回転軸204(外側軸部204B)の前端部に一体に設けられた第1リンク228と、第2リンク230と、を含んで構成されている。
第1リンク228は、前後方向を板厚方向とした板状に形成されて、正面視で、外側軸部204Bの前端部から左斜め下方側へ延出している。
また、判断部96は、ミシン10がモータ駆動状態ではなく(すなわち、ミシンモータ22の非駆動状態であり)、且つ上軸26の位相が非解除位相である場合には、判断部96が、針板モータ214の作動を禁止する旨の判断を行うようになっている。
一方、ミシン10がモータ駆動状態ではなく、且つ上軸26の位相が解除位相である場合には、判断部96は、針板モータ214の作動を許可する旨の判断を行うようになっている。そして、判断部96が、針板モータ214の作動を許可する旨の判断を行うと、制御部94は、操作部24からの操作信号(針板モータ214の作動させる旨の操作信号)に基づいて、針板モータ214を作動させる構成になっている。
以上により、第2の実施の形態においても、針板70の交換として適さない状況において、針板70の交換を阻止することができる。
また、例えば、外側軸部204Bを、比較的摺動性のよい材料(POM)で構成することで、回転軸204の回転時にカム面206Aを針板70に良好に摺動させて、カム206によって針板70を上側へ押上げることができる。
さらに、外側軸部204Bを樹脂製とすることで、カム面206Aが針板70の下面を摺動するときの異音の発生を抑制することができる。
12 脚柱部
14 アーム部
16 ベッド部(ミシン本体)
20 駆動機構
22 ミシンモータ
24 操作部
24A 開始停止ボタン
26 上軸
28 ベルト
30 連結機構
32 クランクロッド
34 針棒
36 針
38 下軸
40 ベルト
44 ギヤ機構
46 釜
50 アッパカバー
52 ロアカバー
52A 底壁
52B 前壁
52C 後壁
52D 連通孔
54 固定プレート
56 第1押え部材
56A 押え片
58 第2押え部材
58A 押え片
60 係合プレート(針板固定部)
60A 係合片
60B 係合孔
62 支持部材
70 針板
72 固定部材
72A 連結片
74 板バネ(針板固定部)
74A 固定片
74B 係合片
74C フック部
80 針板着脱機構
82 押上棒
82A 段差部
84 止め輪
86 圧縮コイルバネ
88 解除レバー(解除部)
88A 回転軸
88B 押上部
90 電磁石(固定解除制限部)
92 上軸位相センサ
92A 回転板
92B 位相検出部
94 制御部
96 判断部
100 針板着脱機構
102 ソレノイド(固定解除制限部)
102A ソレノイド本体
102B プランジャ(係合部)
104 係合プレート
104A 固定片
104B 係合片
104C 係合孔
110 針板着脱機構
112 ロックプレート
120 針板着脱機構
200 針板着脱機構
202 回転部(解除部)
204 回転軸
204A 芯部
204B 外側軸部
206 カム
206A カム面
208 操作ダイヤル
210 回転軸駆動機構
212 ベースプレート
212A 露出孔
212S 支持シャフト
214 針板モータ
214A 出力軸
220 伝達機構
222 ピニオンギヤ
224 揺動アーム
224A 支持ボス
224B ラック部
224P 連結ピン
226 リンク機構
228 第1リンク
230 第2リンク
230L リンク部
230R リンク部
Claims (7)
- ミシンモータの駆動力により針を上下運動させて縫目を形成するミシンにおいて、
針板をミシン本体に固定する針板固定部と、
作動することで前記針板の固定状態を解除する解除部と、
前記針が前記針板の上面よりも下側に位置しているとき又は前記ミシンモータが駆動しているときには、前記針板の固定状態の解除を制限する固定解除制限部と、
を備えた針板着脱機構。 - 前記固定解除制限部は、
前記針板の固定力を増加させることを特徴とする請求項1に記載の針板着脱機構。 - 前記固定解除制限部は、
前記解除部を非作動状態に維持することを特徴とする請求項1に記載の針板着脱機構。 - 前記固定解除制限部が、前記ミシン本体に設けられると共に、前記針板又は前記解除部に着磁可能な電磁石として構成されており、
前記固定解除制限部が、前記針板又は前記解除部を着磁することで、前記解除部による前記固定状態に対する解除を制限することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の針板着脱機構。 - 前記固定解除制限部は、前記針板又は前記解除部に係合可能な係合部を有しており、
前記固定解除制限部は、前記針板又は前記解除部と係合して前記解除部による前記固定状態に対する解除を制限する解除制限位置と、前記針板又は前記解除部との係合状態を解除して前記解除部による前記固定状態に対する解除を許可する解除許可位置と、の間を移動可能に構成されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載の針板着脱機構。 - 前記固定解除制限部が、ソレノイドとして構成されており、前記係合部が前記ソレノイドのプランジャであることを特徴する請求項5に記載の針板着脱機構。
- 請求項1~請求項6の何れか1項に記載の針板着脱機構を備えたミシン。
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