JP7152013B2 - 把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 - Google Patents
把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7152013B2 JP7152013B2 JP2018214619A JP2018214619A JP7152013B2 JP 7152013 B2 JP7152013 B2 JP 7152013B2 JP 2018214619 A JP2018214619 A JP 2018214619A JP 2018214619 A JP2018214619 A JP 2018214619A JP 7152013 B2 JP7152013 B2 JP 7152013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- expansion
- moving
- gripping device
- movable members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
例えば、上述したグリッパーのような把持装置では、被把持物を把持する際、2つの棒状部材の自由端側が互いに離間して開いているので、そこから被把持物を2つの棒状部材の間に挿入することができる。被把持物を当該2つの棒状部材の間に挿入するためには、当該2つの棒状部材の自由端間に被把持物を位置させればよく、精度が求められる位置合わせは、当該2つの棒状部材の自由端間を結ぶ方向のみ(一方向のみ)である。これに対し、上述した拡縮開口を拡縮させる機構を利用した把持装置においては、拡縮開口の周縁部が閉じられているため、被把持物を把持する際、拡大した拡縮開口の開口面法線方向から被把持物を拡縮開口内へ挿入することが求められる。そのため、被把持物を拡縮開口内に挿入するためには、拡縮開口の開口面に沿った2方向(2次元方向)について、精度が求められる位置合わせが必要である。よって、上述したグリッパーのような把持装置よりも、把持の際の位置合わせが複雑、煩雑であるという課題が生じる。
この把持装置は、複数の可動部材が移動することで、当該複数の可動部材によって形成される拡縮開口を縮小させ、周縁部が閉じられている拡縮開口で被把持物を把持することができる。一方で、拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、複数の可動部材のうちの一部の可動部材を移動することで、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて、拡縮開口を外部と連通させることができる。したがって、上述したグリッパーのような把持装置と同様に、被把持物を把持する際、拡縮開口の周縁部のうちの開いた部分(外部と連通した連通路部分)から、被把持物を拡縮開口内に挿入することができる。よって、被把持物を拡縮開口内に挿入する際には、当該開いた部分(連通路部分)に被把持物を位置させればよく、精度が求められる位置合わせは、当該開いた部分間を結ぶ方向のみ(一方向のみ)である。その結果、拡縮開口の周縁部が常に閉じられている構成で生じていた、把持の際の位置合わせが複雑、煩雑となるという弊害を、解消することができる。例えば、当該把持装置をロボットアームの先端に取り付けるシステムにおいて、拡縮開口の周縁部が常に閉じられている構成では、被把持物の上側又は下側から被把持物を拡縮開口内へ至らせる軌道をとる必要があったが、本発明に係る把持装置であれば、被把持物の側方からの軌道で被把持物を拡縮開口内へ至らせることが可能となる。
上述したグリッパーのような把持装置では、2つの棒状部材間のどの位置(棒状部材の長手方向のどの位置)で被把持物を把持するかによって、把持された被把持物の把持位置にばらつきが出てしまう。これに対し、本発明の把持装置においては、縮小する拡縮開口に把持される被把持物を、常に、拡縮開口の中心位置に寄せて把持することができる。よって、把持装置に把持される被把持物の把持位置がばらつくことがなく、把持位置の精度が高い。
上述したグリッパーのような把持装置では、例えば、多数の線状物(ワイヤー等)あるいは棒状物が被把持物であるような場合、2つの棒状部材を閉じる間に2つの棒状部材の自由端側から被把持物が押し出されてしまい、当該被把持物を適切に把持できないことがある。本発明の把持装置においては、拡縮開口が拡縮する間は、拡縮開口が複数の可動部材によって囲まれ、拡縮開口の周縁部が閉じられた状態である。したがって、拡縮開口を縮小して多数の線状物等の被把持物を拡縮開口で把持するとき、把持力を受けた被把持物に逃げ場がなく、多数の線状物等の被把持物であっても、これを適切に把持することが可能である。
この把持装置では、複数の可動部材のうち、拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動する当該一部の可動部材と、他の可動部材とが、それぞれ第一支持部と第二支持部という別々の支持部によって支持される。そして、拡縮開口を拡縮させる際には、第一移動手段によって当該一部の可動部材と当該他の可動部材とを移動させ、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて拡縮開口を外部と連通させる際には、第二移動手段によって、第二支持部に対して第一支持部を相対移動させる。これにより、拡縮開口を拡縮する動作と、拡縮開口の周縁部の一部分を開く動作とを、比較的簡易な構成で実現することができる。
これによれば、第一移動手段及び第二移動手段の駆動力が別々の駆動手段から伝達される構成と比べて、部品点数が少なく、より簡易な構成を実現できる。
この把持装置によれば、単一の駆動手段からの駆動力によって移動部材を移動させることで、拡縮開口を拡縮する動作と、拡縮開口の周縁部の一部分を開く動作とを実現することができる。
これによれば、上述した可動部材の移動を比較的簡易な構成で実現することができる。
これによれば、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて外部と連通させるために第一支持部を相対移動させる際、第一支持部が第二支持部と抵触しないので、第一支持部の相対移動量をより多く確保できる。その結果、拡縮開口の周縁部の一部分をより大きく開くことができ、当該開いた部分から被把持物を拡縮開口内へ挿入する際の位置合わせをより簡単になる。
本発明に係る把持装置では、前記一部の可動部材を移動することで、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて拡縮開口を外部と連通させ、その連通部分から被把持物を拡縮開口内へ入り込ませることができる。このように拡縮開口内へ被把持物を入り込ませるために可動部材を移動させる制御を実行するにあたり、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いているか否かを把握することは、被把持物を拡縮開口内へ確実に入り込ませる制御を実現するうえで、重要な情報である。また、拡縮開口内に把持している被把持物を拡縮開口外へ出すために可動部材を移動させる制御を実行するにあたっても、同様、被把持物を拡縮開口外へ確実に出す制御を実現するうえで、重要な情報である。
本発明によれば、開閉検知手段により、拡縮開口の周縁部の一部分が開いたか否かを検知できるため、適切な制御を実現することが容易になる。
拡縮開口の周縁部の一部分を開いて拡縮開口を外部と連通させ、その連通部分から被把持物を拡縮開口内へ入り込ませて把持する場合、被把持物が完全に拡縮開口内へ入り込んでいない状態で当該拡縮開口の周縁部の一部分を閉じてしまうと、当該一部分に被把持物を挟み込んでしまう。この場合、当該把持装置の可動部材やその他の構成部材、あるいは、被把持物が、損傷、破損するおそれがある。
本発明に係る把持装置によれば、例えば、開閉検知手段の検知結果から当該拡縮開口の周縁部の一部分が閉じていないと判断し、かつ、負荷検知手段の検知結果から複数の可動部材の移動負荷が閾値を超えると判断した場合には、当該一部分に被把持物を挟み込こんだものとして、複数の可動部材の移動を中断することができる。これにより、当該一部分に被把持物が挟み込こまれて、当該把持装置の可動部材やその他の構成部材、あるいは、被把持物が、損傷、破損するのを抑制することができる。
本発明に係る把持装置によれば、複数の可動部材を移動させて拡縮開口を縮小させるときに拡縮開口内の被把持物が可動部材に当接したか否かを判断できる。また、複数の可動部材を移動させて拡縮開口を拡大させるときに拡縮開口内の被把持物が可動部材から離間したか否かを判断することも可能である。これにより、これらの判断結果を利用した制御が可能となる。特に、前記当接検知手段が当接圧の大きさも検知できる構成であれば、所望の把持力で被把持物を把持する制御を実現することができる。
本発明に係る把持装置によれば、複数の可動部材を移動させて拡縮開口を縮小させるとき、拡縮開口内の被把持物が可動部材に当接する前と当接した後とで当該複数の可動部材の移動パターンを切り替えることができる。例えば、当接する前までは、可動部材を予め決められた速度で移動させる移動パターンとし、当接した後は、速度を落とした移動パターンとしたり、適切な把持力で把持するように可動部材の移動位置を調整するように制御された移動パターンとしたりするように、移動パターンを切り替えることができる。
このロボットアームによれば、複数の可動部材により囲まれて形成される拡縮開口を縮小させ、周縁部が閉じられている拡縮開口で被把持物を把持できる一方、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて、当該開いた部分から被把持物を拡縮開口内へ挿入でき、その挿入の際の位置合わせが簡単になる。
この開口拡縮機構は、複数の可動部材が移動することで、当該複数の可動部材によって形成される拡縮開口を拡縮できる一方で、拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、拡縮開口を囲う複数の可動部材のうちの一部の可動部材を移動することで、拡縮開口の周縁部の一部分を開いて、拡縮開口を外部と連通させることができる。したがって、拡縮開口の周縁部が常に閉じられていることによる弊害を、解消することができる。
なお、本実施形態は、部品の組み立てを行う組み立て工場において、被把持物である部品が積載された運搬ケースから、ロボットアームを用いて部品をピックアップし、これを組み立てラインの部品搬送コンベア上の所定位置に配置する。ただし、本発明に係る把持装置について、このようなロボットアームに適用されるものは一例にすぎず、他のシステムに用いられるロボットアームに適用してもよいし、ロボットアーム以外の把持装置として用いられるものであってもよい。
本実施形態の部品組立システム1は、部品取出位置2aに置かれた運搬ケース70内の部品をロボットアーム10により部品組立システムの搬送コンベア71上の所定位置に配置し、この搬送コンベア71で搬送された部品を後段の組み立て工程での組み立てに用いるものである。なお、空になった運搬ケース70は、ケース回収位置2bへ移される。
ロボットアーム10は、土台部11、腕支持部12、腕部13、手部14、手先部15などを有している。土台部11は、架台にボルト止めで固定されるようになっている。
図4は、把持用の拡縮開口が開口し、かつ、拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通した状態(開状態)であるアイリスグリッパー20を示す上面図である。
図5は、把持用の拡縮開口が閉口した状態(閉状態)であるアイリスグリッパー20を示す上面図である。
図6は、アイリスグリッパー20の下面図である。
本実施形態のアイリスグリッパー20は、主に、ベース部30と、下部ユニット40と、上部ユニット50とから構成されている。アイリスグリッパー20は、ベース部30を介して手先部15に取り付けられる。
ベース部30は、ベース基板31と、駆動手段としての駆動モータ32と、モータギヤ33と、第一ベースガイド34と、第二ベースガイド35と、ベースピンガイド孔36とを備えている。駆動モータ32は、正逆回転可能なもので、ベース基板31に固定されている。モータギヤ33は、駆動モータ32からの駆動力によって回転し、後述する下部ユニット40の駆動ギヤ43に噛み合って駆動力を伝達する。第一ベースガイド34は、後述する下部ユニット40の下部下側ガイドディスク41の回動時に、その内周側をガイドし、第二ベースガイド35は、下部下側ガイドディスク41の回動時に、その外周側をガイドする。ベースピンガイド孔36は、後述する下部ユニット40の下部ガイドピン46と係合し、下部下側ガイドディスク41の回動に連動して移動する下部ガイドピン46の移動をガイドする。
図9は、下部ユニット40の構成を示す上面図である。
図10は、下部ユニット40の構成を示す下面図である。
下部ユニット40は、主に、下部下側ガイドディスク41と、下部上側駆動ディスク42と、駆動ギヤ43と、可動部材としての下部可動ブレード44A,44B,44Cと、滑り止め部材45A,45B,45Cと、下部下側ガイドディスク41の下面に設けられる下部ガイドピン46と、下部下側ガイドディスク41上に設けられる下部ガイド長孔47A~47Cと、駆動伝達ピン48とから構成されている。
図12は、上部ユニット50の構成を示す上面図である。
図13は、上部ユニット50の構成を示す下面図である。
上部ユニット50は、主に、上部上側ガイドディスク51と、上部下側駆動ディスク52と、上部上側ガイドディスク51の周縁部に固定された上側ディスクガイド53と、可動部材としての上部可動ブレード54A,54B,54Cと、滑り止め部材55A,55B,55Cと、上部下側駆動ディスク52の周縁部に固定された下側ディスクガイド56と、上部上側ガイドディスク51上に設けられる上部ガイド長孔57A~57Cと、被駆動伝達溝58とから構成されている。被駆動伝達溝58は、図13に示すように、上部下側駆動ディスク52の周縁部に沿って拡縮開口60の中心軸Oを中心とする円弧状に下側ディスクガイド56に形成されている。
上部ユニット50において、上部上側ガイドディスク51及び上部下側駆動ディスク52は、上述した下部ユニット40と同様、同一平面上に円弧状配置された3枚の上部可動ブレード54A~54Cを、その平板面両側から挟み込むようにして配置される。上部ユニット50は、下部ユニット40の下部上側駆動ディスク42の上面に設けられる駆動伝達ピン48が、下側ディスクガイド56に形成された円弧状の被駆動伝達溝58に入り込むように、下部ユニット40上に取り付けられる。このとき、上側ディスクガイド53は、ベース部30のベース基板31に固定されるので、上側ディスクガイド53に固定される上部上側ガイドディスク51もベース基板31に対して固定される。上部下側駆動ディスク52は、上部上側ガイドディスク51(及びこれに固定される、上側ディスクガイド53)に対して相対的に回転移動が可能なように構成されている。
図15~図19は、ベース部を2点鎖線で示したアイリスグリッパー20の下面図であり、図20~図24は、上部ユニット50の上部上側ガイドディスク51及び上側ディスクガイド53を取り除いた状態のアイリスグリッパー20の上面図である。
なお、アイリスグリッパー20の拡縮開口60が閉じた状態から、拡縮開口60を開状態にして切り欠き61を開いた状態にする開き方向Y2の動作は、逆順の動作と同じであるため、説明を省略する。
図25は、アイリスグリッパー20の開閉制御に関わるブロック図である。
拡縮開口60を開閉するために可動ブレード44A~44C,54A~54Cに移動力を付与する駆動モータ32は、制御装置65によって駆動制御される。制御装置65は、上位制御部からの制御命令に従って拡縮開口60を開閉させるように駆動信号を駆動モータ32へ送る。駆動モータ32は、駆動信号に従って駆動し、可動ブレード44A~44C,54A~54Cに移動力を付与する。これにより、拡縮開口60が制御命令に従った開閉動作(切り欠き61の開閉動作を含む。)を行う。
10 :ロボットアーム
20 :アイリスグリッパー
30 :ベース部
31 :ベース基板
32 :駆動モータ
33 :モータギヤ
34 :第一ベースガイド
35 :第二ベースガイド
36 :ベースピンガイド孔
40 :下部ユニット
41 :下部下側ガイドディスク
42 :下部上側駆動ディスク
42A~42C:下部伝達長孔
43 :駆動ギヤ
44A~44C:下部可動ブレード
44a :ガイド突起
44b :被伝達突起
45A~45C:滑り止め部材
46 :下部ガイドピン
47A~47C:下部ガイド長孔
48 :駆動伝達ピン
50 :上部ユニット
51 :上部上側ガイドディスク
52 :上部下側駆動ディスク
52A~52C:上部伝達長孔
53 :上側ディスクガイド
54A~54C:上部可動ブレード
54a :ガイド突起
54b :被伝達突起
55A~55C:滑り止め部材
56 :下側ディスクガイド
56a :ガイド形状部
57A~57C:上部ガイド長孔
58 :被駆動伝達溝
60 :拡縮開口
61 :切り欠き
62A~62F:圧力センサ
63A~63F:温度センサ
65 :制御装置
Claims (15)
- 複数の可動部材が移動することで形成される拡縮開口を有し、該拡縮開口が縮小することで該拡縮開口内に被把持物を把持する把持装置であって、
前記複数の可動部材のうちの一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動し、
前記一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大した後に、該拡縮開口の周縁部に沿うように移動することで、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動することを特徴とする把持装置。 - 請求項1に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材のうち、第一支持部に支持された前記一部の可動部材と第二支持部に支持された他の可動部材とを、前記拡縮開口が拡縮するように移動させる第一移動手段と、
前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように、前記第二支持部に対して前記第一支持部を相対移動させる第二移動手段とを有することを特徴とする把持装置。 - 複数の可動部材が移動することで形成される拡縮開口を有し、該拡縮開口が縮小することで該拡縮開口内に被把持物を把持する把持装置であって、
前記複数の可動部材のうちの一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動し、
前記複数の可動部材のうち、第一支持部に支持された前記一部の可動部材と第二支持部に支持された他の可動部材とを、前記拡縮開口が拡縮するように移動させる第一移動手段と、
前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように、前記第二支持部に対して前記第一支持部を相対移動させる第二移動手段とを有することを特徴とする把持装置。 - 請求項2又は3に記載の把持装置において、
前記第一移動手段及び前記第二移動手段の駆動力は、同一の駆動手段から伝達されることを特徴とする把持装置。 - 請求項4に記載の把持装置において、
前記駆動手段からの駆動力によって移動する移動部材を有し、
前記拡縮開口が拡大するまでは、前記第二移動手段による相対移動を禁止した状態で、前記第一移動手段が前記移動部材の移動に連動して前記一部の可動部材及び前記他の可動部材を移動させ、前記拡縮開口が拡大した後は、前記第一移動手段による前記一部の可動部材及び前記他の可動部材の移動を禁止した状態で、前記第二移動手段が前記移動部材の移動に連動して前記第二支持部に対して前記第一支持部を相対移動させることを特徴とする把持装置。 - 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材は、平板状部材であり、
前記第二支持部及び前記第一支持部の少なくとも一方は、支持する可動部材における一方の平板面に対向し、該可動部材の移動方向を規制する規制部を備えた固定部材と、該可動部材における他方の平板面に対向し、該可動部材に該移動方向の移動力を伝達する移動力伝達部材とを備えることを特徴とする把持装置。 - 請求項2乃至6のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記第二移動手段は、前記第二支持部に対して前記複数の可動部材の移動方向に直交する方向へ外れた位置で、前記第一支持部を相対移動させることを特徴とする把持装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材は、前記拡縮開口の拡縮中に該拡縮開口の中心位置が固定されるように移動することを特徴とする把持装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いたか否かを検知する開閉検知手段を有することを特徴とする把持装置。 - 請求項9に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材を移動させるときの移動負荷を検知する負荷検知手段と、
前記開閉検知手段の検知結果と前記負荷検知手段の検知結果とに基づいて、前記複数の可動部材の移動を中断する制御を実行する中断制御手段とを有することを特徴とする把持装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の把持装置において、
前記複数の可動部材のうちの少なくとも1つは、前記被把持物との当接を検知する当接検知手段を備えていることを特徴とする把持装置。 - 請求項11に記載の把持装置において、
前記当接検知手段の検知結果に基づいて、前記複数の可動部材の移動パターンを切り替える制御を実行する移動パターン制御手段を有することを特徴とする把持装置。 - 被把持物を把持する把持装置を備えたロボットアームであって、
前記把持装置として、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の把持装置を用いたことを特徴とするロボットアーム。 - 複数の可動部材が移動することで形成される拡縮開口を有する開口拡縮機構であって、
前記複数の可動部材のうちの一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動し、
前記一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大した後に、該拡縮開口の周縁部に沿うように移動することで、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動することを特徴とする開口拡縮機構。 - 複数の可動部材が移動することで形成される拡縮開口を有する開口拡縮機構であって、
前記複数の可動部材のうちの一部の可動部材は、前記拡縮開口が拡大している途中又は拡大した後に、前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように移動し、
前記複数の可動部材のうち、第一支持部に支持された前記一部の可動部材と第二支持部に支持された他の可動部材とを、前記拡縮開口が拡縮するように移動させる第一移動手段と、
前記拡縮開口の周縁部の一部分が開いて外部と連通するように、前記第二支持部に対して前記第一支持部を相対移動させる第二移動手段とを有することを特徴とする開口拡縮機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018214619A JP7152013B2 (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018214619A JP7152013B2 (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020082207A JP2020082207A (ja) | 2020-06-04 |
JP7152013B2 true JP7152013B2 (ja) | 2022-10-12 |
Family
ID=70905427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018214619A Active JP7152013B2 (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7152013B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169575A (ja) | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Bridgestone Corp | 円環体の把持方法および装置 |
JP2016122057A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | キヤノン電子株式会社 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
JP2017132032A (ja) | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 秋男 大畑 | 相似形成機構と応用 |
US20180281204A1 (en) | 2017-04-03 | 2018-10-04 | Xerox Corporation | Spring loaded iris mechanism stack gripper |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04189484A (ja) * | 1990-11-22 | 1992-07-07 | Toyota Motor Corp | ロボットハンドの把持制御方法 |
GB9226936D0 (en) * | 1992-12-24 | 1993-02-17 | Hartley Bernard M | Adjustable aperature |
JPH08132379A (ja) * | 1994-11-09 | 1996-05-28 | Kubota Corp | ハンドリング装置 |
-
2018
- 2018-11-15 JP JP2018214619A patent/JP7152013B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169575A (ja) | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Bridgestone Corp | 円環体の把持方法および装置 |
JP2016122057A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | キヤノン電子株式会社 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
JP2017132032A (ja) | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 秋男 大畑 | 相似形成機構と応用 |
US20180281204A1 (en) | 2017-04-03 | 2018-10-04 | Xerox Corporation | Spring loaded iris mechanism stack gripper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020082207A (ja) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1219394B1 (en) | Articulated robot | |
US20180222040A1 (en) | Robot system | |
US11090817B2 (en) | Robot hand, robot and robot system capable of gripping workpiece, and method of rotating and inserting workpiece into hole | |
US11413758B2 (en) | Operation tool for grasping workpiece including connector and robot apparatus including operation tool | |
EP3632632A1 (en) | Robot system and grasping system | |
JPWO2017037976A1 (ja) | 基板移載装置 | |
JP4390758B2 (ja) | ワーク取出し装置 | |
JPH0970786A (ja) | 把持ハンド | |
JP7525922B2 (ja) | 把持装置及びロボットアーム | |
US11842475B2 (en) | Holding apparatus, control system and inspection system | |
JP5913845B2 (ja) | 板状部材の搬送装置および搬送方法 | |
JP7152013B2 (ja) | 把持装置、ロボットアーム及び開口拡縮機構 | |
JP5306948B2 (ja) | マニプレータ装置 | |
CN112388662A (zh) | 用于机器人精确放置和插入的系统和方法 | |
JP5574103B2 (ja) | 把持搬送装置 | |
US5120101A (en) | Rolling friction robot fingers | |
JP2009078310A (ja) | ロボット用ハンド及びロボット用ハンドの制御方法並びにロボット用ハンドの制御システム | |
JP2011177863A (ja) | 把持装置 | |
US20220063112A1 (en) | Robot hand and picking system | |
JP4607756B2 (ja) | ロボットハンドおよび基板搬送ロボット | |
JPH0482686A (ja) | ロボツトハンド、及び、ロボツトハンドによるワーク把持方法 | |
JP6856692B2 (ja) | ロードポート | |
WO2019176809A1 (ja) | ロボットハンド、ロボット | |
JP3439935B2 (ja) | ワーク把持装置 | |
JP2021133462A (ja) | 把持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7152013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |