JP2021133462A - 把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な形状のワークを安定に把持可能で、簡易な構造の把持装置を提供すること。【解決手段】実施形態の把持装置は、第1リンク直動案内機構と、第1リンク機構と、爪直動案内機構とを備える。前記第1リンク直動案内機構は、所定の平面内で互いに平行を維持しながら相対的に接離する1対の第1ブロックを有する。前記第1リンク機構は、前記1対の第1ブロックのそれぞれに略中央部が回動自在に支持され、それぞれの端部にカム溝が設けられた1対の第1リンクを有する。前記爪直動案内機構は、前記平面と平行な他の平面内で、略中間点が互いに交差する固定の線上で対向する対ごとに相対的に接離可能な2対の第2ブロックを有し、前記2対の第2ブロックのそれぞれに設けられたカムフォロワが前記カム溝にそれぞれ係合する。【選択図】図2

Description

本発明は、把持装置に関する。
ロボットアーム等のマニピュレータの先端に設けられ、ワーク(把持対象物)を把持するロボットハンド等の把持装置がある。
ロボットハンドにおいては、対向する2つの爪が対称に開閉する2爪ロボットハンドと、把持されるワーク側から見て円周上に120°等配に三つの爪が対称に開閉する三爪ロボットハンドと、ワーク側から見て略十字型に配置された四つの爪が対称に開閉する四爪ロボットハンドとが広く用いられている。
特開2001−105371号公報 特許第4464314号公報
しかしながら、上記の2爪ロボットハンドの場合は、ワークを一軸に関しては中間位置に把持(求心把持)することが可能であるが、他軸の把持位置に対しては成り行きとなり、把持後のワークの位置や姿勢が制御できない。このため、特に不規則な形状のワークに対しては安定した把持が難しく、ワークを落してしまったり、落さないように強力に把持して把持物に傷をつけてしまったり、変形させてしまったり、ワークを所定位置に正確にセットできなかったりといった不都合が生じている。
上記の三爪ロボットハンドの場合は、自動的に求心把持がなされるものの、把持可能なワークの形状が円形または六角形等に限定される。
上記の四爪ロボットハンドの場合は、把持可能なワークの形状が円形または正方形等に限定される。また、ワークの仕上がり寸法のバラツキやワークの供給の仕方等によって、把持した時にあそびの出る爪が生じ、安定した把持ができない場合があり、爪位置の初期調整を必要とする場合がある。
その他、複数のアクチュエータやセンサを搭載し、より複雑な作業に対応するロボットハンドが存在するが、これらは総じて大きく、重く、また高価であり、小型のマニピュレータへ搭載しての精密組立等の作業には不向きであった。
また、複数の円板型カムにより爪を差動させるものも提案されているが(特許文献1等を参照)、構造が複雑で部品点数が多くなり、また小型化に限界を有するものであった。
更に、複数のアクチュエータを用いて爪を差動させるものも提案されているが(特許文献2等を参照)、低コスト化、小型化に難点があり、また制御に要する工数も大きくなるという問題が依然としてあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、多様な形状のワークを安定に把持可能で、簡易な構造の把持装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る把持装置は、第1リンク直動案内機構と、第1リンク機構と、爪直動案内機構とを備える。前記第1リンク直動案内機構は、所定の平面内で互いに平行を維持しながら相対的に接離する1対の第1ブロックを有する。前記第1リンク機構は、前記1対の第1ブロックのそれぞれに略中央部が回動自在に支持され、それぞれの端部にカム溝が設けられた1対の第1リンクを有する。前記爪直動案内機構は、前記平面と平行な他の平面内で、略中間点が互いに交差する固定の線上で対向する対ごとに相対的に接離可能な2対の第2ブロックを有し、前記2対の第2ブロックのそれぞれに設けられたカムフォロワが前記カム溝にそれぞれ係合する。
本発明の一態様に係る把持装置は、多様な形状のワークを安定に把持可能で、簡易な構造とすることができる。
図1は、第1の実施形態にかかる把持装置の外観斜視図である。 図2は、図1の把持装置から駆動部のフレームと第1リンク直動案内機構のカバーと爪直動案内機構のカバーとが分離された状態を示す斜視図である。 図3は、図2の駆動部のフレームと第1リンク直動案内機構のカバーと爪直動案内機構のカバーとが除去された状態で爪部が分解された状態を示す斜視図である。 図4は、図3の爪部が除去された状態で爪直動案内機構が分解された状態を示す斜視図である。 図5は、図4の爪直動案内機構が除去された状態で第1リンク直動案内機構と第1リンク機構とが分解された状態を示す斜視図である。 図6は、第2の実施形態にかかる把持装置の外観斜視図である。 図7は、図6の把持装置から爪直動案内機構のカバーが分離された状態を示す斜視図である。 図8は、図7の爪直動案内機構のカバーが除去された状態で爪部が分解された状態を示す斜視図である。 図9は、図8の爪部が除去された状態で爪直動案内機構が分解された状態を示す斜視図である。 図10は、図9の爪直動案内機構が除去された状態で第1リンク機構が分解された状態を示す斜視図である。 図11は、図10の第1リンク機構が除去された状態で第2リンク機構が分解された状態を示す斜視図である。 図12は、図11の第2リンク機構が除去された状態で第1リンク直動案内機構が分解された状態を示す斜視図である。
以下、実施形態に係る把持装置について図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態や変形例に記載された内容は、原則として他の実施形態や変形例にも同様に適用される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる把持装置1の外観斜視図である。図1において、把持装置1は、駆動部2に、第1リンク直動案内機構3および第1リンク機構5と、爪直動案内機構6と、爪部7とが順次に積み上げられたものとなっている。図示しないロボットアーム等には、駆動部2のフレーム201を介して取り付けられる。
爪部7は、ワーク(把持対象物)を把持する部分であり、2対の爪701A〜701D(爪701A、701Bと爪701C、701Dとがそれぞれ1対ずつの計2対を構成)を有している。爪701A〜701Dは、爪直動案内機構6のカバー601の天面に設けられた4個の開口601aを介して露出した爪直動案内機構6に、それぞれ2本のボルト702を介して固定されている。4個の爪701A〜701Dは、把持されるワーク側から見て略十字形状となる。なお、爪701A〜701Dのうち、1個を外して3個の爪としてもよい。この場合、ワーク側から見て略T字形状となる。3個の爪の場合、作業台の上に横倒しになっているボルト(ワーク)の頭部と首部とを、1対の爪で首部を挟み、対をなさない爪で頭部の先端を抑えることで、作業台の上方から容易に把持することができる。
爪直動案内機構6のカバー601の側面には、内部の爪直動案内機構6のシャフト(605AB、605C、605D)の端部を固定する止めねじ602が表れている。また、カバー601の側面に設けられた凹部601bには、第1リンク直動案内機構3のプレート(303A、303B)を固定するためのボルト302が表れている。第1リンク直動案内機構3および第1リンク機構5は、カバー301により覆われている。また、駆動部2には、モータ202が設けられており、モータ202はフレーム201に固定されている。
詳細は後述するが、第1リンク直動案内機構3は、所定の平面内で相対的に直線的に接離する1対のブロックを有する。第1リンク機構5は、第1リンク直動案内機構3の1対のブロックのそれぞれに略中央部が回動自在に支持され、4箇所の端部のそれぞれにカム溝が設けられた1対の第1リンクを有する。爪直動案内機構6は、第1リンク直動案内機構3の1対のブロックが接離する平面と平行な他の平面内で、略中間点が互いに交差する固定の線上で対向する対ごとに相対的に接離可能な2対のブロックを有し、その2対のブロックのそれぞれに設けられたカムフォロワが第1リンク機構5のカム溝にそれぞれ係合する。
図2は、図1の把持装置1から駆動部2のフレーム201と第1リンク直動案内機構3のカバー301と爪直動案内機構6のカバー601とが分離された状態を示す斜視図である。図2において、カバー601は略箱状で、図の上側に底面(天面)があり、反対側は底面がなく単なる開口となっている。カバー601の天面には略楕円形の4個の開口601aが設けられており、爪701A〜701Dの基部と爪直動案内機構6との固定部分が貫通する。また、カバー601の天面の中央には孔601dが設けられており、ボルト608により爪直動案内機構6の中央ブロック(603)が固定される。ボルト608に隣接して、位置決め用のピン610が挿入される。
また、カバー601の側面の孔601cには、爪直動案内機構6のシャフト605AB、605C、605Dが貫通し、止めねじ602によって固定される。なお、爪直動案内機構6のシャフト605C、605Dの2本のうち1本には、圧縮バネ等の付勢部材607が、カバー601の内壁面と移動ブロック604C、604Dとの間に通されている。なお、付勢部材607は、圧縮バネに代えて、引張バネとしてもよい。また、付勢部材607は、移動ブロック604C、604Dの外側に代えて、内側に設けられるようにしてもよい。
モータ202は、4個のボルト203によりフレーム201に固定されている。また、カバー601の凹部601bとフレーム201との両側(図の上下方向)から、ボルト302によって第1リンク直動案内機構3の両端のプレート303A、303Bが固定されている。カバー301は略箱状で、図の下側に中央に開口のある底面があり、反対側は底面がなく単なる開口となっている。
図3は、図2の駆動部2のフレーム201と第1リンク直動案内機構3のカバー301と爪直動案内機構6のカバー601とが除去された状態で爪部7が分解された状態を示す斜視図である。図3において、爪部7の爪701A〜701Dは、基部701aと、この基部701aから延在して段階的に細くなる延在部701bとを有しており、基部701aが爪直動案内機構6の移動ブロック604A〜604D(2対の第2ブロック)の図における上端部にボルト702により固定されている。なお、爪701A〜701Dの基部701aと移動ブロック604A〜604Dの上端部との間には、位置決め用のピン703が挿入される。
図4は、図3の爪部7が除去された状態で爪直動案内機構6が分解された状態を示す斜視図である。図4において、爪直動案内機構6は、カバー601(図2)の天面に固定される中央ブロック603と、中央ブロック603の内部および側面を貫通して固定された2本のシャフト605ABとを備えている。また、爪直動案内機構6は、中央ブロック603の他の側面に端部が固定された2本のシャフト605Cと、中央ブロック603の更に他の側面に端部が固定された2本のシャフト605Dとを備えている。
また、爪直動案内機構6は、中央ブロック603の周囲に配置され、摺動可能な2対の移動ブロック604A〜604Dを備えている。1対目の移動ブロック604A、604Bは、中央ブロック603の2つの側面から出たシャフト605ABに摺動部材606を介して摺動可能に係合している。2対目の移動ブロック604Cは、一端が中央ブロック603に固定されたシャフト605Cに摺動部材606を介して摺動可能に係合している。移動ブロック604Dは、一端が中央ブロック603に固定されたシャフト605Dに摺動部材606を介して摺動可能に係合している。
移動ブロック604A〜604Dの図における下面には、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bの略楕円形のカム溝501a〜501dに係合するカムフォロワ609A〜609Dが固定される。カムフォロワ609A〜609Dの周囲には、カム溝501a〜501dとの接触を円滑にするために、ベアリングが設けられている。
なお、爪直動案内機構6は、2対の移動ブロック604A〜604Dの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材に代えて、レール式リニアガイドとしてもよい。
図5は、図4の爪直動案内機構6が除去された状態で第1リンク直動案内機構3と第1リンク機構5とが分解された状態を示す斜視図である。図5において、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bは、中央の孔501eに固定されたピン502およびその周囲に設けられたベアリング503により、第1リンク直動案内機構3の移動ブロック306A、306B(1対の第1ブロック)の略中央部に回動可能に支持される。
第1リンク直動案内機構3は、1対のプレート303A、303Bと、プレート303A、303Bの間に固定される2本のシャフト305と、シャフト305に摺動部材307を介して摺動可能に係合される1対の移動ブロック306A、306Bとを備えている。移動ブロック306A、306Bの図における下面には、モータ202の回転軸に取り付けられたピニオン204に噛合するラック205A、205Bがボルト206により固定されている。
なお、第1リンク直動案内機構3は、1対の移動ブロック306A、306Bの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材に代えて、レール式リニアガイドによるものとしてもよい。また、駆動部2による1対の移動ブロック306A、306Bの駆動手段として、ラックアンドピニオン機構に代えて、カム機構、リードスクリュー機構、ベルト機構、または直動式アクチュエータのいずれかとしてもよい。また、駆動力や駆動速度を環境に応じて調整するため、上記駆動手段にさらに減速機を組合せてもよい。
動作としては、図5においてモータ202に通電が行われ、ピニオン204が図において例えば左回転すると、ラック205Aが図において左方向に移動し、ラック205Bが右方向に移動する。ピニオン204が図において例えば右回転すると、ラック205Aが図において右方向に移動し、ラック205Bが左方向に移動する。このように、モータ202の回転によりラック205A、205Bに固定された移動ブロック306A、306Bは、シャフト305上を摺動し、互いに接離(接近または離反)する。第1リンク直動案内機構3の移動ブロック306A、306Bが互いに接離すると、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bは中央部が互いに接離する。
図4において、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bの中央部が互いに最も離れた状態から互いに接近していくと、付勢部材607の付勢力により移動ブロック604C、604Dの間が先に接近していく。なお、付勢部材607は、接近の順序を定めるだけではなく、把持装置1の姿勢によって、移動ブロック604A〜604Dおよび爪701A〜701Dの自重によって意図せずに移動ブロック604A〜604Dおよび爪701A〜701Dが移動してしまうのを防ぐことができる。
そして、移動ブロック604C、604Dに固定された爪701C、701D(図3)がワークを挟んで付勢部材607の付勢力に達するか接近の限界(ストロークエンド)に達すると、別の対の移動ブロック604A、604Bが接近を開始する。そして、移動ブロック604A、604Bに固定された爪701A、701B(図3)がワークを挟むと、移動ブロック604A、604Bの対と移動ブロック604C、604Dの対とが、ともに駆動部2の駆動力の限界までワークを締め付けることになる。求心的に把持が行われるため、多様な形状のワークを安定して把持することができるとともに、部材の交換や事前の調整が不要なため、作業工数の低減が図れる。また、簡易な構造であるため、小型、軽量、および安価に製造することができる。
上記の付勢部材607が1対の移動ブロック604C、604Dを付勢する場合は、先行して閉じる爪701C、701Dは隣接する爪701A、701Bと干渉せずに全閉状態まで移動することができる。そのため、爪の形状設計の自由度が高くなり、用途が広がるため、通常はこの方式が有利である。
また、付勢部材607を4個の移動ブロック604A〜604Dの全てに設けることで、4個の爪701A〜701Dを同時に移動(均等開閉)させることもできる。この場合、球体のように爪の当接により逃げるような形状のワークの把持に適している。
また、上記の実施形態では、付勢部材607が爪701C、701Dを閉じる向きに付勢するものとしているが、これに限られない。爪が開く向きに付勢部材607を設けた場合は、閉じ向きより開き向きでの把持力が高くなるため、例えば円筒形のワークの内径側から把持する場合などに好適である。4個の爪701A〜701Dを同時に移動(均等開閉)させる場合も同様である。また、2つの爪は閉じ向きに付勢し、残りの2つの爪は開き向きに付勢することも可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態とほとんどの部分で共通しており、機能的には、第2リンク機構(4)が新たに設けられた点と、新たな付勢部材が設けられた点とが異なる。その他、カバーが省略されたり、デザイン上の変更が行われたりした部分があるが、以下の図面では対応する部材には同じ符号が付されている。
図6は、第2の実施形態にかかる把持装置1の外観斜視図である。図6において、把持装置1は、駆動部2に、第1リンク直動案内機構3、第2リンク機構4および第1リンク機構5と、爪直動案内機構6と、爪部7とが順次に積み上げられたものとなっている。爪直動案内機構6のカバー601は、図1に比べて角が丸みを帯びたものに変更になっている。第1リンク直動案内機構3のカバー301(図1)は、省略されている。駆動部2のフレーム201は、側方から見て略コ字状の形状から、板状の形状に変更されている。第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bの4箇所の端部と第1リンク直動案内機構3の移動ブロック306A、306Bとの間には、新たに引張バネ等による付勢部材504が設けられている。この付勢部材504は、把持装置1の姿勢によって、爪701A〜701D等が自重によって意図せずに移動してしまうのを防ぐためのものである。付勢部材504は、第3の付勢部材の一例である。
図7は、図6の把持装置1から爪直動案内機構6のカバー601が分離された状態を示す斜視図である。図7において、カバー601の凹部601b(図2)に代えて、孔601b’にボルト302が挿通される点が変更になっている。
図8は、図7の爪直動案内機構6のカバー601が除去された状態で爪部7が分解された状態を示す斜視図である。図8において、爪部7の構成は図3と同様である。
図9は、図8の爪部7が除去された状態で爪直動案内機構6が分解された状態を示す斜視図である。図9において、爪直動案内機構6の基本的な機能は変わらないが、第2リンク機構4が導入されたことで、2本のシャフト605AB(図4)がそれぞれ2本のシャフト605A、605Bに分割され、中央ブロック603の下面に第2リンク402A、402Bの回動軸401が固定されるように変更されている。なお、第2リンク機構4として、1対(2本)の第2リンク402A、402Bが設けられる場合について説明するが、第2リンク402A、402Bのうち1本が省略されてもよい。
図10は、図9の爪直動案内機構6が除去された状態で第1リンク機構5が分解された状態を示す斜視図である。図10において、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bの両端部付近には、第2リンク機構4の第2リンク402A、402Bの略楕円形のカム溝402aと係合するカムフォロワ507A〜507Dが固定される孔501fが設けられている。付勢部材504の一端は、ピン505とナット506とによって第1リンク501A、501Bの両端部に固定されており、付勢部材504の他端は第1リンク直動案内機構3の移動ブロック306A、306Bの端部にピン308を介して固定されている。
図11は、図10の第1リンク機構5が除去された状態で第2リンク機構4が分解された状態を示す斜視図である。図11において、第2リンク機構4の第2リンク402A、402Bの中央には孔402bが設けられており、回動軸401にベアリング404を介して回動自在に支持される。
図12は、図11の第2リンク機構4が除去された状態で第1リンク直動案内機構3が分解された状態を示す斜視図である。図12において、プレート303A、303Bを貫通したシャフト305の端部がナット309によって固定される点と、各部の形状が若干変更になっている以外は、図5と同様である。
動作についても第1の実施形態とほぼ同様であるが、例えば、図10において、第2リンク機構4が設けられたことで、第1リンク機構5の第1リンク501A、501Bが常に平行に維持されることとなる。そのため、爪部7の2対の爪701A、701Bと爪701C、701Dとが正確な差動動作を行うようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
以上のように、実施形態に係る把持装置は、所定の平面内で互いに平行を維持しながら相対的に接離する1対の第1ブロックを有する第1リンク直動案内機構と、1対の第1ブロックのそれぞれに略中央部が回動自在に支持され、それぞれの端部にカム溝が設けられた1対の第1リンクを有する第1リンク機構と、平面と平行な他の平面内で、略中間点が互いに交差する固定の線上で対向する対ごとに相対的に接離可能な2対の第2ブロックを有し、2対の第2ブロックのそれぞれに設けられたカムフォロワがカム溝にそれぞれ係合する爪直動案内機構とを備える。これにより、多様な形状のワークを安定に把持可能で、簡易な構造とすることができる。
また、略中央部が交差した状態で爪直動案内機構の略中央部に平面と平行な更に他の平面内で回動自在に支持され、4箇所の端部のそれぞれに設けられたカム溝に第1リンクの4箇所の端部のそれぞれに設けられたカムフォロワが係合する1対の第2リンクを有する第2リンク機構を備える。これにより、第1リンク機構の1対の第1リンクが常に平行に維持されることとなり、2対の爪に正確な差動動作を行わせることができる。
また、略中央部が爪直動案内機構の略中央部に平面と平行な更に他の平面内で回動自在に支持され、2箇所の端部のそれぞれに設けられたカム溝に第1リンクの1対の2箇所の端部のそれぞれに設けられたカムフォロワが係合する第2リンクを有する第2リンク機構を備える。これにより、第1リンク機構の1対の第1リンクが常に平行に維持されることとなり、2対の爪に正確な差動動作を行わせることができる。
また、2対の第2ブロックの1対または2対を接近させる方向に付勢する付勢部材を備える。これにより、1対の爪を先行させて閉じたり、2対の爪を同時に閉じたりさせることができ、ワークの性質に応じた動作をさせることができる。
また、2対の第2ブロックの1対または2対を離反させる方向に付勢する付勢部材を備える。これにより、1対の爪を先行させて開いたり、2対の爪を同時に開いたりさせることができ、ワークの性質に応じた動作をさせることができる。
また、2対の第2ブロックの1対を接近させる方向に付勢する第1の付勢部材と、2対の第2ブロックの他の1対を離反させる方向に付勢する第2の付勢部材とを備える。これにより、ワークの性質に応じた動作をさせることができる。
また、付勢部材は、爪直動案内機構に設けられる。これにより、2対の第2ブロックの1対または2対を接近または離反させる方向への付勢を直接に容易に実現することができる。
また、第1リンクの回動を抑制する第3の付勢部材を備える。これにより、把持装置の姿勢によって、爪等が自重によって意図せずに移動してしまうのを防ぐことができる。
また、第3の付勢部材は、第1リンク直動案内機構と第1リンク機構との間に設けられる。これにより、第1リンクの回動を抑制するための付勢を直接に容易に実現することができる。
また、第1リンク直動案内機構は、1対の第1ブロックの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材、またはレール式リニアガイドのいずれかを有し、1対の第1ブロックの駆動手段として、ラックアンドピニオン機構、カム機構、リードスクリュー機構、ベルト機構、または直動式アクチュエータのいずれかを有する。また、上記駆動手段にさらに減速機を組合せてもよい。これにより、環境に応じて適した機構を選択することができる。
また、爪直動案内機構は、2対の第2ブロックの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材、またはレール式リニアガイドのいずれかを有する。これにより、環境に応じて適した機構を選択することができる。
また、2対の第2ブロックのそれぞれに設けられた計4個の爪、または、1つのブロックを除いた三つのブロックに設けられた計3個の爪を備える。これにより、作業台の上に横倒しになっているボルト等のワークを容易に把持することができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 把持装置,2 駆動部,3 第1リンク直動案内機構,306A、306B 移動ブロック,4 第2リンク機構,5 第1リンク機構,501A、501B 第1リンク,501a〜501d カム溝,504 付勢部材,6 爪直動案内機構,604A〜604D 移動ブロック,607 付勢部材,609A〜609D カムフォロワ,7 爪部,701A〜701D 爪

Claims (13)

  1. 所定の平面内で互いに平行を維持しながら相対的に接離する1対の第1ブロックを有する第1リンク直動案内機構と、
    前記1対の第1ブロックのそれぞれに略中央部が回動自在に支持され、それぞれの端部にカム溝が設けられた1対の第1リンクを有する第1リンク機構と、
    前記平面と平行な他の平面内で、略中間点が互いに交差する固定の線上で対向する対ごとに相対的に接離可能な2対の第2ブロックを有し、前記2対の第2ブロックのそれぞれに設けられたカムフォロワが前記カム溝にそれぞれ係合する爪直動案内機構と、
    を備える把持装置。
  2. 略中央部が交差した状態で前記爪直動案内機構の略中央部に前記平面と平行な更に他の平面内で回動自在に支持され、4箇所の端部のそれぞれに設けられたカム溝に前記第1リンクの4箇所の端部のそれぞれに設けられたカムフォロワが係合する1対の第2リンクを有する第2リンク機構
    を備える請求項1に記載の把持装置。
  3. 略中央部が前記爪直動案内機構の略中央部に前記平面と平行な更に他の平面内で回動自在に支持され、2箇所の端部のそれぞれに設けられたカム溝に前記第1リンクの1対の2箇所の端部のそれぞれに設けられたカムフォロワが係合する第2リンクを有する第2リンク機構
    を備える請求項1に記載の把持装置。
  4. 前記2対の第2ブロックの1対または2対を接近させる方向に付勢する付勢部材
    を備える請求項1〜3のいずれか一つに記載の把持装置。
  5. 前記2対の第2ブロックの1対または2対を離反させる方向に付勢する付勢部材
    を備える請求項1〜3のいずれか一つに記載の把持装置。
  6. 前記2対の第2ブロックの1対を接近させる方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記2対の第2ブロックの他の1対を離反させる方向に付勢する第2の付勢部材と、
    を備える請求項1〜3のいずれか一つに記載の把持装置。
  7. 前記付勢部材は、前記爪直動案内機構に設けられる、
    請求項4〜6のいずれか一つに記載の把持装置。
  8. 前記第1リンクの回動を抑制する第3の付勢部材
    を備える請求項1〜7のいずれか一つに記載の把持装置。
  9. 前記第3の付勢部材は、前記第1リンク直動案内機構と前記第1リンク機構との間に設けられる、
    請求項8に記載の把持装置。
  10. 前記第1リンク直動案内機構は、前記1対の第1ブロックの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材、またはレール式リニアガイドのいずれかを有し、
    前記1対の第1ブロックの駆動手段として、ラックアンドピニオン機構、カム機構、リードスクリュー機構、ベルト機構、または直動式アクチュエータのいずれかを有する、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の把持装置。
  11. 前記駆動手段と係合する減速機を有する、
    請求項10に記載の把持装置。
  12. 前記爪直動案内機構は、前記2対の第2ブロックの直線案内手段として、シャフトおよび摺動部材、またはレール式リニアガイドのいずれかを有する、
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の把持装置。
  13. 前記2対の第2ブロックのそれぞれに設けられた計4個の爪、または、1つのブロックを除いた三つのブロックに設けられた計3個の爪を備える、
    請求項1〜12のいずれか一つに記載の把持装置。
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WO2023181946A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 ミネベアミツミ株式会社 把持装置

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