JP7151802B2 - エレベータの制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータにおいて乗りかごに乗場呼びを割り当てる制御技術に関する。
エレベータの制御技術には、出発階の乗場に設けられた行先階登録装置を用いて利用者が行先階を入力した場合に、その出発階及び行先階を、1つの乗場呼びとして、輸送効率を考慮した上で最適な乗りかごに割り当てるものが存在する(例えば、特許文献1参照)。この制御技術では、行先階登録装置において1人の利用者につき行先階の入力が1回であれば、乗りかごへの割当てと利用者との対応関係が1対1になるため、乗りかごへの無駄な割当てがなく、エレベータにおいて高い輸送効率が実現される。
特開2020-75771号公報
しかし、行先階登録装置においては、1人の利用者が行先階の入力(乗場呼び)を複数回行うといったケースが生じ得る。そして、そのようなケースとして、利用者が悪戯で行先階を複数回入力するといったケースや、例えば待ち時間が長くなったときなどに確認のために利用者が行先階を再入力するといったケース、更には、行先階を変更するために利用者が別の行先階を再入力するといったケースなどが考えられる。これらのケースでは、乗りかごへの割当てが1人の利用者につき複数生じることになるため、乗りかごへの無駄な割当てが発生し、それが原因でエレベータの輸送効率が低下してしまう。
そこで本発明の目的は、乗場での行先階の入力が必要なエレベータにおいて、当該行先階の入力が1人の利用者によって複数回行われた場合でも高い輸送効率を実現することである。
本発明に係る制御システムは、行先階を入力するための入力部と、第1生体情報取得部と、記憶部と、第1判断処理部と、割当処理部と、を備える。第1生体情報取得部は、入力部で行先階を入力した利用者から、当該利用者を識別するための生体情報を取得する。記憶部には、第1生体情報取得部が取得した生体情報が選択的に保存される。第1判断処理部は、入力部で行先階が入力されるごとに、第1生体情報取得部によって取得された生体情報が記憶部に保存済みであるか否かを判断する。そして、割当処理部は、第1判断処理部が生体情報について「保存済みでない」と判断した場合に、その生体情報を持つ利用者によって入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行うと共に、当該生体情報を記憶部に保存する。一方、第1判断処理部が生体情報について「保存済みである」と判断した場合には、割当処理部は、その生体情報を持つ利用者に対しては、新規の割当てを行わずに既存の割当てを維持する割当制限を実行するか、或いは、既存の割当てを取り消してから新規の割当てを改めて行う割当更新を実行する。
上記制御システムによれば、利用者が不特定多数であって、且つ、そのうちの1人の利用者が行先階の入力(乗場呼び)を複数回行った場合でも、その利用者の生体情報に基づいて割当制限又は割当更新が実行されることにより、乗りかごへの割当てと利用者との対応関係が1対1で維持されることになる。
上記制御システムにおいて、割当処理部は、入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該行先階を、その行先階を入力した利用者の前記生体情報に対応付けて前記記憶部に更に保存してもよい。このような構成において、第1判断処理部は、生体情報について「保存済みである」と判断した場合、その生体情報を持つ利用者によって入力部で入力された行先階が、記憶部にて当該生体情報に対応付けられている行先階と同一であるか否かを更に判断してもよい。そして、割当処理部は、第1判断処理部が行先階について「同一である」と判断した場合には、割当制限を実行し、第1判断処理部が行先階について「同一でない」と判断した場合には、割当更新を実行してもよい。
ここで、1人の利用者が行先階の入力(乗場呼び)を複数回行うケースとして、(1)利用者が悪戯で行先階を複数回入力するといったケース、(2)例えば待ち時間が長くなったときなどに確認のために利用者が行先階を再入力するといったケース、(3)行先階を変更するために利用者が別の行先階を再入力するといったケースなどが考えられる。そして、(1)や(2)のケースでは、同一の行先階が入力されることが多く、(3)のケースでは、異なる行先階が入力されることが多い。そこで、1人の利用者が行先階の入力(乗場呼び)を複数回行った場合において、その行先階が同一である場合には、上述した割当制限が実行されることにより、無駄な割当てを生じることが回避される。また、その行先階が同一でない場合には、上述した割当更新が実行されることにより、既存の割当てを無駄にすることが回避される。
上記制御システムは、第1報知処理部を更に備えていてもよい。第1報知処理部は、利用者に対して割当制限が実行された場合には、その利用者に、割当てが既に存在することを報知し、利用者に対して割当更新が実行された場合には、その利用者に、割当てが更新されたことを報知する。このような報知を行うことにより、行先階を複数回入力した利用者に、自身についての割当て状況を把握させることができる。また、悪戯で行先階を複数回入力した者には、新規の割当てが生じないが故に複数回の入力(悪戯)が無駄であることを認識させることができる。
上記制御システムは、第2生体情報取得部と、第2判断処理部と、第2報知処理部と、を更に備えていてもよい。第2生体情報取得部は、乗りかごに乗車した利用者から前記生体情報を取得する。第2判断処理部は、第2生体情報取得部によって取得された生体情報が記憶部に保存済みであるか否かを判断する。そして、第2報知処理部は、第2判断処理部が生体情報について「保存済みでない」と判断した場合に、乗りかご内の利用者に対して、割当てが存在しない状態で乗車した利用者がいることを報知する。
ここで、記憶部には、乗りかごへの割当てが実行された利用者の生体情報及びそれに関連する情報だけが保存される。従って、第2判断処理部は、第2生体情報取得部によって取得された生体情報について「保存済みである」と判断した場合には、その判断を以て、その生体情報を持つ利用者には何れかの乗りかごへの割当てが存在すると判断でき、逆に「保存済みでない」と判断した場合には、その判断を以て、当該利用者には何れの乗りかごにおいても割当てが存在しないと判断できる。よって、第2判断処理部による判断によれば、乗りかご内の利用者の中に、割当てが全く存在しない状態で乗車した利用者(即ち、行先階を入力せずに乗車した利用者)がいた場合に、そのような利用者(不正乗車した利用者)の存在を検出することが可能になる。そして、そのような利用者の存在を検出した場合に上記の報知を行うことにより、その利用者に、乗りかごに乗車するためには何らかの操作(即ち、行先階の入力)が必要であることを認識する機会を与えることができる。
上記制御システムにおいて、割当処理部は、入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該乗りかごの情報を、その行先階を入力した利用者の生体情報に対応付けて記憶部に更に保存してもよい。このような構成において、第2判断処理部は、生体情報について「保存済みである」と判断した場合、その生体情報を持つ利用者が乗車した乗りかごの情報が、記憶部にて当該生体情報に対応付けられている乗りかごの情報に一致するか否かを更に判断してもよい。そして、利用者が乗車した乗りかごの情報について「一致しない」と第2判断処理部が判断した場合には、第2報知処理部は、当該乗りかご内の利用者に対して、その乗りかごに誤乗車した利用者がいることを報知してもよい。
このような構成によれば、第2判断処理部は、乗りかごの情報について「一致する」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかごに利用者が正しく乗車したと判断でき、逆に「一致しない」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかごとは別の乗りかごに利用者が誤って乗車した(即ち、誤乗車である)と判断できる。従って、そのような判断によれば、乗りかご内の利用者の中に、当該乗りかごに誤って乗車した利用者(即ち、誤乗車した利用者)がいた場合に、そのような利用者の存在を検出することが可能になる。そして、そのような利用者の存在を検出した場合に上記の報知を行うことにより、その利用者に、誤乗車したことに気付く機会を与えることができる。
上記制御システムにおいて、第2判断処理部は、利用者が乗車した乗りかごの情報について「一致しない」と判断した場合には、第2報知処理部による報知の前に、その乗りかごにおいて、記憶部にて当該利用者の生体情報に対応付けられている行先階と同じ行先階を用いて行われた割当てが存在するか否かを更に判断してもよい。そして、同じ行先階を用いて行われた割当ては「存在しない」と第2判断処理部が判断した場合に、第2報知処理部は、当該行先階へ向かおうとしている利用者が誤乗車であることを報知してもよい。
このような構成によれば、第2判断処理部が「存在しない」と判断した場合には、その判断を以て、割当てが存在しない行先階へ向かおうとしている利用者が誤乗車した利用者であると判断できる。そこで、上記の報知を行うことにより、誤乗車した利用者に、自身が誤乗車していることに気付かせることができる。
本発明によれば、乗場での行先階の入力が必要なエレベータにおいて、当該行先階の入力が1人の利用者によって複数回行われた場合でも高い輸送効率が実現される。
本発明に係る制御システムの一実施形態が適用されたエレベータの構成を示した概念図である。 (A)装置管理データの一例を示した概念図、及び(B)情報管理データの一例を示した概念図である。 群管理制御装置で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。 行先階登録装置の入力部(タッチパネル)に表示される画面として、(A)行先階を入力するための画面の一例を示した概念図、(B)割り当てられた乗りかごの情報が表示された画面の一例を示した概念図、(C)乗りかごへの割当てが既に存在することを利用者に伝えるための表示がなされた画面の一例を示した概念図である。 第1変形例で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。 第1変形例にて行先階登録装置の入力部(タッチパネル)に表示される画面として、乗りかごへの割当てが更新されたことを利用者に伝えるための表示がなされた画面の一例を示した概念図である。 第2変形例に係る制御システムが適用されたエレベータの構成を示した概念図である。 第2変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。 第3変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。 第4変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。
[1]エレベータ及びその制御システムの構成
図1は、本発明に係る制御システムの一実施形態が適用されたエレベータの構成を示した概念図である。図1に示されるように、エレベータは、乗りかご100と、行先階登録装置101と、エレベータ制御装置102と、群管理制御装置103と、を備える。以下、各部の構成について具体的に説明する。尚、特に限定されるものではないが、図1では、エレベータの構成として、乗りかご100を3つ設けたものが示されている。
<行先階登録装置>
行先階登録装置101は、各階の乗場に設置されており、それらの行先階登録装置101には、それぞれを識別するための装置情報Pd1が設定されている。また、各行先階登録装置101には、行先階Fdを入力するための入力部1と、第1生体情報取得部2Aと、が設けられている。
本実施形態では、入力部1は、表示部としての機能を兼ね備えたタッチパネル10で構成されている。そして、行先階Fdを入力するための画面(行先階Fdが選択可能に表示された画面など。図4(A)参照)がタッチパネル10に表示されることにより、当該画面上での利用者による行先階Fdの入力(選択など)が可能になる。また、タッチパネル10には、各種情報(利用者が乗車すべき乗りかご100の情報など。図4(B)及び(C)参照)が適宜表示される。尚、入力部1は、タッチパネル10に限らず、表示部とは別個に構成されたものであってもよい。例えば、入力部1が、行先階Fdを入力するための機械式のボタンで構成され、表示部が、表示専用のモニタで構成されてもよい。
第1生体情報取得部2Aは、入力部1で行先階Fdを入力した利用者から、当該利用者を識別するための生体情報Piを取得する。本実施形態では、第1生体情報取得部2Aは、生体情報Piとして利用者の顔画像を取得する撮像装置である。尚、第1生体情報取得部2Aは、顔画像以外の生体情報Pi(例えば、指紋や網膜などの情報)を取得する装置に適宜変更されてもよい。
入力部1で入力された行先階Fd及び第1生体情報取得部2Aが取得した生体情報Piは、群管理制御装置103にて実行される第1制御処理(利用者による行先階Fdの入力時に実行される制御処理。詳細については後述)にて用いられる。そこで、行先階登録装置101は、利用者によって入力部1で行先階Fdが入力され、且つ、第1生体情報取得部2Aがその利用者から生体情報Piを取得するごとに、当該行先階Fd及び生体情報Piを、第1制御処理に必要な情報として群管理制御装置103へ送信する(図1参照)。
ここで、行先階登録装置101は、入力部1で利用者が行先階Fdを入力しているにも拘らず、その利用者から生体情報Piを取得できない場合(例えば、撮影した画像から顔を認識できない場合)には、その旨のメッセージや行先階Fdの入力のやり直しを促すメッセージなどをタッチパネル10に表示してもよい。これにより、利用者は、行先階Fdの入力時に自身の生体情報Piを提供する必要であることを認識することができ、自身の顔を第1生体情報取得部2Aの方へ向けるなどの対応を取ることができる。その結果として、行先階Fdの入力時において、利用者から生体情報Piを確実に取得することが可能になる。
また、行先階登録装置101は、行先階Fd及び生体情報Piの送信元である自身の位置を群管理制御装置103に認識させるために、その行先階登録装置101の装置情報Pd1も、行先階Fd及び生体情報Piと共に群管理制御装置103へ送信する。尚、行先階登録装置101は、装置情報Pd1として、自身に設けられている第1生体情報取得部2A(即ち、生体情報Piを読み取った第1生体情報取得部2A)の装置情報を群管理制御装置103へ送信してもよい。
<エレベータ制御装置>
エレベータ制御装置102は、乗りかご100に1つずつ対応させて設けられており、自身に対応する乗りかご100の動作を制御する。また、それらのエレベータ制御装置102には、それぞれを識別するための装置情報Pd2が設定されている。そして、エレベータ制御装置102は、群管理制御装置103によって一元的に管理及び制御される。
<群管理制御装置>
群管理制御装置103は、記憶部3と制御部4とを有する。記憶部3は、ROMやRAMなどのメモリであり、当該記憶部3には、エレベータの制御に必要な各種情報が保存される。本実施形態では、エレベータの制御に必要な情報として、装置管理データD1と、情報管理データDpと、が記憶部3に保存される。ここで、装置管理データD1は、行先階登録装置101の装置情報Pd1ごとに、当該行先階登録装置101に関する他の情報が予め対応付けて保存されたデータである。また、情報管理データDpは、第1生体情報取得部2Aが取得した生体情報Piが選択的に保存されると共に、その都度、当該生体情報Piに関連した他の情報が対応付けて保存されるデータである。
図2(A)は、装置管理データD1の一例を示した概念図である。この装置管理データD1では、装置情報Pd1ごとに、装置アドレスPa及び設置階Fsが予め対応付けられている。ここで、装置アドレスPaは、装置情報Pd1で識別される行先階登録装置101に対する動作制御や当該行先階登録装置101への情報送信などに使用されるアドレス(IPアドレスなど)である。設置階Fsは、装置情報Pd1で識別される行先階登録装置101が設置されている階である。
図2(B)は、情報管理データDpの一例を示した概念図である。この情報管理データDpでは、生体情報Piごとに、出発階Fc、行先階Fd、かご情報Pg、及び割当時刻Tgが対応付けられる。ここで、出発階Fcは、生体情報Piで識別される利用者が乗りかご100に乗車する階である。本実施形態では、その利用者が行先階Fdの入力に用いた行先階登録装置101の設置階Fsが、出発階Fcとして用いられる。行先階Fdは、生体情報Piで識別される利用者が行先階登録装置101の入力部1で入力した階である。かご情報Pgは、出発階Fc及び行先階Fdが1つの乗場呼びとして割り当てられた乗りかご100を識別するための情報(番号や記号など)である。割当時刻Tgは、乗りかご100への乗場呼びの割当てが実行された時刻である。
そして本実施形態では、情報管理データDpに保存された情報のうちの、割当時刻Tgから所定時間(例えば、10分)が経過したもの(生体情報Pi及びそれに関連する全ての情報)が、順次、情報管理データDpから削除される。
制御部4は、CPUなどの処理装置であり、第1制御処理(利用者による行先階Fdの入力時に実行する制御処理)に必要な情報(行先階Fd、生体情報Pi、及び装置情報Pd1を含む)を行先階登録装置101から受信するごとに、当該第1制御処理として、第1判断処理、割当処理、及び第1報知処理を実行する。具体的には、以下のとおりである。
第1判断処理では、制御部4は、受信した情報(以下、「受信情報Pr1」と称す)に含まれている生体情報Piが情報管理データDpに保存済みであるか否かを判断する。そして、制御部4は、受信情報Pr1に含まれている生体情報Piについて「保存済みでない」と判断した場合には、割当処理として、受信情報Pr1に含まれている行先階Fd(即ち、その生体情報Piを持つ利用者によって入力部1で入力された行先階Fd)を用いて乗りかご100への割当てを行うと共に、当該生体情報Piを記憶部3に保存する。
これらの処理により、制御部4は、入力部1で行先階Fdを入力した利用者ごとに、当該利用者の生体情報Piを用いて、その利用者が、乗りかご100への割当てが既に存在する利用者であるか否かを判断することができる。そこで、制御部4は、受信情報Pr1に含まれている生体情報Piについて「保存済みである」と判断した場合には、割当処理における一連の流れとして、その生体情報Piを持つ利用者に対しては、新規の割当てを行わずに既存の割当てを維持する割当制限を実行する。
このような処理によれば、利用者が不特定多数であって、且つ、そのうちの1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行った場合でも、その利用者の生体情報Piに基づいて割当制限が実行されることにより、乗りかご100への割当てと利用者との対応関係が1対1で維持されることになる。従って、群管理制御装置103は、乗りかご100への割当数を正確に把握することができる。よって、行先階Fdの入力が1人の利用者によって複数回行われた場合でも、エレベータにおいて高い輸送効率が実現される。
そして、制御部4は、利用者に対して割当制限を実行した場合には、第1報知処理として、その利用者に、乗りかご100への割当てが既に存在することを報知する。本実施形態では、制御部4は、乗りかご100への割当てが既に存在することを利用者に伝えるためのメッセージをタッチパネル10に表示する(図4(C)参照)。尚、利用者への報知は、タッチパネル10への表示に限定されない別の手段(スピーカからの音声出力など)で行われてもよい。
このような報知を行うことにより、行先階Fdを複数回入力した利用者に、自身についての割当て状況を把握させることができる。また、悪戯で行先階Fdを複数回入力した者には、新規の割当てが生じないが故に複数回の入力(悪戯)が無駄であることを認識させることができる。
本実施形態では、第1判断処理、割当処理、及び第1報知処理はそれぞれ、制御部4内に構成される第1判断処理部41A、割当処理部42、及び第1報知処理部43Aによって実行される(図1参照)。具体的には、これらの処理部は、制御部4である処理装置(CPUなど)にプログラムを実行させることによってソフトウェアで構成されるものであり、そのようなプログラムは、記憶部3に保存されている。そして、当該プログラムは、携帯可能な記憶媒体(例えば、フラッシュメモリなど)に読取可能な状態で保存され、当該記憶媒体から読み出されたものが記憶部3に保存されてもよいし、他のサーバなどにダウンロード可能に保存され、当該サーバからダウンロードされたものが記憶部3に保存されてもよい。尚、上記の処理部は、群管理制御装置103内に制御部4を回路で構築することによってハードウェアで構成されてもよい。
そして、このようなエレベータにおいて、本発明に係る制御システムの一実施形態が、入力部1と、第1生体情報取得部2Aと、記憶部3と、制御部4と、によって構成される。以下、このような制御システムで実行される制御処理として、群管理制御装置103(制御部4)で実行される第1制御処理(第1判断処理、割当処理、及び第1報知処理を含む)の詳細について説明する。
[2]制御システムで実行される制御処理
<第1制御処理>
図3は、群管理制御装置103で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。第1制御処理は、その処理に必要な情報(行先階Fd、生体情報Pi、及び装置情報Pd1を含む)を群管理制御装置103が行先階登録装置101から受信した場合に開始される。
第1制御処理が開始されると、群管理制御装置103の制御部4は、行先階登録装置101から受信した情報(受信情報Pr1)に含まれている生体情報Pi及び行先階Fdをそれぞれ、生体情報変数X1及び行先階変数X2に代入する(ステップS101)。ここで、生体情報変数X1及び行先階変数X2は、第1制御処理の過程で生体情報Pi及び行先階Fdが適宜格納される変数である。
また、制御部4は、受信情報Pr1に含まれている装置情報Pd1を用いて、装置管理データD1から、その装置情報Pd1に対応する装置アドレスPa及び設置階Fsを読み出す(ステップS102)。尚、ステップS102は、ステップS101の前に実行されてもよい。
次に、制御部4は、入力部1で行先階Fdを入力した利用者が、乗りかご100への割当てが既に存在する利用者であるか否かを判断するべく、生体情報変数X1の値(即ち、ステップS101で生体情報変数X1に代入した生体情報Pi)が情報管理データDp内に保存済みであるか否かを判断する(ステップS103)。具体的には、制御部4は、情報管理データDp内に生体情報Piとして保存されている顔画像データの中に、生体情報変数X1に生体情報Piとして代入されている顔画像データから認識できる利用者と同一の利用者を認識できるものが存在するか否かを判断する。
そして、制御部4は、ステップS103にて「保存済みでない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、入力部1で行先階Fdを入力した利用者は、乗りかご100への割当てが存在しない利用者(新規の利用者)であると判断できるため、当該利用者について乗りかご100への新規の割当てを実行する。具体的には、以下のとおりである。
制御部4は、先ず、状態変数Wを「新規」に設定する(ステップS111)。ここで、状態変数Wは、乗りかご100への割当ての状態を表す変数であり、新規の割当てが行われる場合には「新規」に設定され、後述するように既存の割当てが存在する場合には「既存」に設定される。尚、ステップS111は、後述するステップS130の前であれば、以下に説明するステップS112やステップS113の後に実行されてもよい。
ステップS111の実行後、制御部4は、ステップS102で読み出した設置階Fsを出発階Fcとして用い、その出発階Fcと行先階変数X2の値(即ち、ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd)とを、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかご100に割り当てる(ステップS112)。そして、制御部4は、割り当てた乗りかご100のかご情報Pgを割当情報変数X3に代入し、当該乗りかご100への割当てを実行したときの現在時刻Tを割当時刻Tgに代入する。ここで、割当情報変数X3は、第1制御処理の過程でかご情報Pgが適宜格納される変数である。
その後、制御部4は、生体情報変数X1の値(ステップS101で生体情報変数X1に代入した生体情報Pi)を情報管理データDpに保存する(ステップS113)。このとき、制御部4は、その生体情報変数X1の値(生体情報Pi)に対応付けて、出発階Fc(ステップS102で読み出した設置階Fs)、行先階変数X2の値(ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd)、割当情報変数X3の値(ステップS112で割当情報変数X3に代入したかご情報Pg)、及び割当時刻Tgの値(ステップS112で乗りかご100への割当てを実行したときの現在時刻T)を、情報管理データDpに更に保存する。
そして本実施形態では、制御部4は、情報管理データDpに保存した情報のうちの、割当時刻Tgから所定時間(例えば、10分)が経過したもの(生体情報Pi及びそれに関連する全ての情報)を、順次、情報管理データDpから削除する(図3のフローチャートでは不図示)。
一方、制御部4は、ステップS103にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、入力部1で行先階Fdを入力した利用者は、乗りかご100への割当てが既に存在する利用者であると判断できる。この場合、制御部4は、その利用者に対しては、新規の割当て(ステップS112)を行わずに既存の割当てを維持する割当制限を実行する。本実施形態では、制御部4は、新規の割当て(ステップS112)を行わないことを以て、それを割当制限とし、後述するステップS130の処理(第1報知処理)に必要な準備だけを行って当該ステップS130へ移行する。具体的には、以下のとおりである。
制御部4は、先ず、状態変数Wを「既存」に設定する(ステップS121)。尚、ステップS121は、後述するステップS130の前であれば、以下に説明するステップS122の後に実行されてもよい。
その後、制御部4は、新規の割当てを行わずに、既存の割当てがどのようなものであるのかを利用者に伝えるための情報(行先階Fd及びかご情報Pg)を、情報管理データDpから読み出す(ステップS122)。具体的には、制御部4は、生体情報変数X1の値(ステップS101で生体情報変数X1に代入した生体情報Pi)を用いて、情報管理データDpから、その値(生体情報Pi)に対応する行先階Fd及びかご情報Pgを読み出す。そして、制御部4は、読み出した行先階Fdを行先階変数X2に代入することで、当該行先階変数X2の値を、ステップS101で代入したもの(即ち、利用者が、そのときに入力した行先階Fd)から、ステップS122で読み出したもの(即ち、その利用者についての割当て済みの行先階Fd)に書き換える。また、制御部4は、読み出したかご情報Pgを割当情報変数X3に代入する。
制御部4は、ステップS113及びS122の何れかを実行した後、ステップS102で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置101へ、利用者への報知に必要な情報を送信する(ステップS130)。具体的には、制御部4は、行先階変数X2の値(ステップS101又はS122で行先階変数X2に代入された行先階Fd)、割当情報変数X3の値(ステップS112又はS122で割当情報変数X3に代入されたかご情報Pg)、及び状態変数Wの値(ステップS111で設定された「新規」又はステップS121で設定された「既存」)を、利用者への報知に必要な情報として行先階登録装置101へ送信する(図1参照)。
そして、行先階登録装置101は、利用者への報知に必要な情報(行先階Fd、かご情報Pg、及び状態変数Wを含む)を群管理制御装置103から受信した場合、その情報に基づいた内容を利用者に報知する。
具体的には、行先階登録装置101は、状態変数Wの値が「新規」である場合には、受信した行先階Fd及びかご情報Pgをタッチパネル10に表示する(図4(B)参照)。これにより、利用者に、自身が乗車すべき乗りかご100を認識させることができる。このとき、タッチパネル10には、図4(B)に示されるように、かご情報Pgで識別される乗りかご100への割当てを行ったことを利用者に伝えるためのメッセージが表示されてもよい。
一方、行先階登録装置101は、状態変数Wの値が「既存」である場合には、受信した行先階Fd及びかご情報Pgと共に、当該かご情報Pgで識別される乗りかご100への割当てが既に存在することを利用者に伝えるためのメッセージをタッチパネル10に表示する(図4(C)参照)。これにより、行先階Fdを複数回入力した利用者に、自身についての割当て状況を把握させることができる。また、悪戯で行先階Fdを複数回入力した者には、新規の割当てが生じないが故に複数回の入力(悪戯)が無駄であることを認識させることができる。
尚、利用者への報知は、タッチパネル10への表示に限定されない別の手段(スピーカからの音声出力など)で行われてもよい。
このような第1制御処理によれば、利用者が不特定多数であって、且つ、そのうちの1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行った場合でも、その利用者の生体情報Piに基づいて割当制限が実行されることにより、乗りかご100への割当てと利用者との対応関係が1対1で維持されることになる。従って、群管理制御装置103は、乗りかご100への割当数を正確に把握することができる。よって、行先階Fdの入力が1人の利用者によって複数回行われた場合でも、エレベータにおいて高い輸送効率が実現される。
[3]変形例
[3-1]第1変形例
1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行うケースとして、(1)利用者が悪戯で行先階Fdを複数回入力するといったケース、(2)例えば待ち時間が長くなったときなどに確認のために利用者が行先階Fdを再入力するといったケース、(3)行先階Fdを変更するために利用者が別の行先階Fdを再入力するといったケースなどが考えられる。そして、(1)や(2)のケースでは、同一の行先階Fdが入力されることが多く、(3)のケースでは、異なる行先階Fdが入力されることが多い。
上記実施形態で説明した第1制御処理は、(1)~(3)の何れのケースであっても割当制限を実行することになるが、これに限らず、ケースに応じた処理を実行するものに適宜変更されてもよい。一例として、第1制御処理は、1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行った場合において、その行先階Fdが同一である場合には、上記実施形態と同様の割当制限を実行し、その行先階Fdが同一でない場合には、既存の割当てを取り消してから新規の割当てを改めて行う割当更新を実行するものに変更されてもよい。
具体的には、制御部4は、第1制御処理内の第1判断処理として、対象とする生体情報PiについてステップS103にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合に、その生体情報Piを持つ利用者によって行先階登録装置101の入力部1で入力された行先階Fd(即ち、ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd)が、情報管理データDpにて当該生体情報Piに対応付けられている行先階Fd(即ち、ステップS122で読み出した行先階Fd)と同一であるか否かを更に判断してもよい。そして、制御部4は、「同一である」と判断した場合には割当制限を実行し、「同一でない」と判断した場合には割当更新を実行してもよい。以下、この例を第1変形例として、その詳細について説明する。
<第1制御処理>
図5は、第1変形例で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、ステップS122において、情報管理データDpから読み出した行先階Fdを、行先階変数X2に代入することに代えて、読出情報変数Z0に代入する。ここで、読出情報変数Z0は、第1制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちの行先階Fdが格納される変数である。
ステップS122の実行後、制御部4は、行先階変数X2の値(即ち、ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd)が、読出情報変数Z0の値(即ち、ステップS122で読出情報変数Z0に代入した行先階Fd)と同一であるか否かを判断する(ステップS140)。この判断を以て、制御部4は、対象とする生体情報Piを持つ利用者によって行先階登録装置101の入力部1で入力された行先階Fdが、情報管理データDpにて当該生体情報Piに対応付けられている行先階Fdと同一であるか否かを判断できる。
そして、制御部4は、ステップS140にて「同一である(Yes)」と判断した場合には、そのままステップS130へ移行することにより、新規の割当てを行わずに既存の割当てを維持する(割当制限)。
一方、制御部4は、ステップS140にて「同一でない(No)」と判断した場合には、既存の割当てを取り消してから新規の割当てを改めて行う(割当変更)。そして、制御部4は、利用者に対して割当変更を実行した場合には、第1制御処理内の第1報知処理として、その利用者に、乗りかご100への割当てが更新されたことを報知する(ステップS130)。具体的には、以下のとおりである。
制御部4は、ステップS140にて「同一でない(No)」と判断した場合には、先ず、状態変数Wを「変更」に設定する(ステップS141)。尚、ステップS141は、後述するステップS112への移行前であれば、以下に説明するステップS142やステップS143の後に実行されてもよい。
次に、制御部4は、情報管理データDpに保存されている情報のうちの、生体情報変数X1の値(即ち、ステップS101で生体情報変数X1に代入した生体情報Pi)から認識できる利用者と同一の利用者を認識できる生体情報Pi及びそれに関連する全ての情報を、情報管理データDpから削除する(ステップS142)。また、制御部4は、その利用者についての既存の割当てを取り消す(ステップS143)。尚、ステップS142とステップS143の実行順は前後が逆になってもよい。
その後、制御部4は、ステップS112へ移行することにより、行先階変数X2の値(即ち、ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd)を用いて乗りかご100への割当てを新たに実行する。そして、制御部4は、ステップS113を経て、ステップS130へ移行する。
この場合のステップS130では、制御部4は、利用者への報知に必要な情報として、ステップS101で行先階変数X2に代入した行先階Fd、ステップS112で割当情報変数X3に代入したかご情報Pg、及びステップS141で状態変数Wに設定した「変更」を、行先階登録装置101へ送信する。そして、行先階登録装置101は、その情報を群管理制御装置103から受信した場合には、受信した行先階Fd及びかご情報Pgと共に、乗りかご100への割当てが更新されたことを利用者に伝えるためのメッセージをタッチパネル10に表示する(図6参照)。
このような第1制御処理によれば、1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行った場合において、その行先階Fdが同一である場合には、割当制限が実行されることにより、無駄な割当てを生じることが回避される。また、その行先階Fdが同一でない場合には、割当更新が実行されることにより、既存の割当てを無駄にすることが回避される。そして本変形例では、このように割当制限及び割当更新が選択的に実行されることにより、乗りかご100への割当てと利用者との対応関係が1対1で維持される。
尚、本変形例で説明した第1制御処理は、1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行った場合において、その行先階Fdが同一である場合にも、割当制限に代えて割当更新を実行するもの(即ち、上述した(1)~(3)の何れのケースであっても割当更新を実行するもの)に適宜変更されてもよい。
[3-2]第2変形例
<エレベータ及びその制御システムの構成>
図7は、第2変形例に係る制御システムが適用されたエレベータの構成を示した概念図である。図7に示されるように、各乗りかご100には、第2生体情報取得部2Bと、出力部5と、が設けられていてもよい。
ここで、第2生体情報取得部2Bは、乗りかご100に乗車した利用者から、当該利用者を識別するための生体情報Piを取得する。本実施形態では、第2生体情報取得部2Bは、第1生体情報取得部2Aと同様、生体情報Piとして利用者の顔画像を取得する撮像装置である。尚、第2生体情報取得部2Bは、顔画像以外の生体情報Pi(例えば、指紋や網膜などの情報)を取得する装置に適宜変更されてもよい。また、本実施形態では、出力部5は、スピーカであり、乗りかご100内の利用者に各種情報を音声で報知する。尚、出力部5は、音声を出力するものに限らず、別の手段で各種情報を利用者に報知できるもの(モニタなど)に適宜変更されてもよい。
そして、第2生体情報取得部2Bが取得した生体情報Piは、群管理制御装置103にて実行される第2制御処理(乗りかご100への利用者の乗車時に実行される制御処理。詳細については後述)にて用いられる。そこで、各エレベータ制御装置102は、自身が制御する乗りかご100に利用者が乗車するごとに、当該乗りかご100に設けられている第2生体情報取得部2Bが取得した生体情報Piを、第2制御処理に必要な情報として群管理制御装置103へ送信する(図7参照)。
また、エレベータ制御装置102は、生体情報Piの送信元である自身の位置、及び自身が制御している乗りかご100がどれであるのかを群管理制御装置103に認識させるために、そのエレベータ制御装置102の装置情報Pd2及びそれに対応する乗りかご100のかご情報Pgも、生体情報Piと共に群管理制御装置103へ送信する。
このようなエレベータにおいて、本変形例に係る制御システムは、入力部1、第1生体情報取得部2A、記憶部3、及び制御部4に加えて、更に第2生体情報取得部2Bによって構成される。そして、制御部4は、第1制御処理(利用者による行先階Fdの入力時に実行する制御処理)に加えて、第2制御処理(乗りかご100への利用者の乗車時に実行される制御処理)を実行する。具体的には、制御部4は、第2制御処理に必要な情報(生体情報Pi、装置情報Pd2、及びかご情報Pgを含む)をエレベータ制御装置102から受信するごとに、当該第2制御処理として、第2判断処理及び第2報知処理を実行する。より具体的には、以下のとおりである。
第2判断処理では、制御部4は、受信した情報(以下、「受信情報Pr2」と称す)に含まれている生体情報Piが情報管理データDpに保存済みであるか否かを判断する。ここで、情報管理データDpには、乗りかご100への割当てが実行された利用者の生体情報Pi及びそれに関連する情報だけが保存される。従って、上記第2判断処理において、制御部4は、受信情報Pr2に含まれている生体情報Piについて「保存済みである」と判断した場合には、その判断を以て、その生体情報Piを持つ利用者には何れかの乗りかご100への割当てが存在すると判断でき、逆に「保存済みでない」と判断した場合には、その判断を以て、当該利用者には何れの乗りかご100においても割当てが存在しないと判断できる。
そして、制御部4は、受信情報Pr2に含まれている生体情報Piについて「保存済みでない」と判断した場合には、第2報知処理として、受信情報Pr2に含まれているかご情報Pgで識別される乗りかご100内の利用者に対して、割当てが存在しない状態で乗車した利用者(不正乗車した利用者)がいることを、出力部5を通じて報知する。
本変形例において、第2判断処理及び第2報知処理はそれぞれ、制御部4内に構成される第2判断処理部41B及び第2報知処理部43Bによって実行される(図7参照)。尚これらの処理部は、他の処理部(第1判断処理部41Aなど)と同様、ソフトウェアで構成されてもよいし、ハードウェアで構成されてもよい。
以下、第2変形例の制御システムで実行される制御処理として、群管理制御装置103(制御部4)で実行される第2制御処理(第2判断処理及び第2報知処理を含む)の詳細について説明する。
<第2制御処理>
図8は、第2変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。第2制御処理は、その処理に必要な情報(生体情報Pi、装置情報Pd2、及びかご情報Pgを含む)を群管理制御装置103がエレベータ制御装置102から受信した場合に開始される。
第2制御処理が開始されると、群管理制御装置103の制御部4は、エレベータ制御装置102から受信した情報(受信情報Pr2)に含まれている生体情報Pi及びかご情報Pgをそれぞれ、生体情報変数Y1及びかご情報変数Y2に代入する(ステップS201)。ここで、生体情報変数Y1及びかご情報変数Y2は、第2制御処理の過程で生体情報Pi及びかご情報Pgが適宜格納される変数である。
次に、制御部4は、乗りかご100に乗車した利用者が、その乗りかご100を含む何れかの乗りかご100への割当てが存在する利用者であるか否かを判断するべく、生体情報変数Y1の値(即ち、ステップS201で生体情報変数Y1に代入した生体情報Pi)が情報管理データDp内に保存済みであるか否かを判断する(ステップS202)。具体的には、制御部4は、情報管理データDp内に生体情報Piとして保存されている顔画像データの中に、生体情報変数Y1に生体情報Piとして代入されている顔画像データから認識できる利用者と同一の利用者を認識できるものが存在するか否かを判断する。
そして、制御部4は、ステップS202にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、乗りかご100に乗車した利用者には、当該乗りかご100を含む何れかの乗りかご100への割当てが存在すると判断できる。この場合、制御部4は、そのまま当該利用者の乗車を認める。
一方、制御部4は、ステップS202にて「保存済みでない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、乗りかご100に乗車した利用者には、その乗りかご100を含む何れの乗りかご100においても割当てが存在しないと判断できる。この場合、制御部4は、当該乗りかご100内の利用者への報知に必要な情報として、不正乗車信号S1を、受信情報Pr2に含まれている装置情報Pd2で特定されるエレベータ制御装置102へ送信する(ステップS203)。
そして、エレベータ制御装置102は、不正乗車信号S1を群管理制御装置103から受信した場合には、自身が制御する乗りかご100内の利用者に対して、割当てが存在しない状態で乗車した利用者(不正乗車した利用者)がいることを、出力部5を通じて報知する。
このような第2制御処理によれば、乗りかご100内の利用者の中に、割当てが全く存在しない状態で乗車した利用者(即ち、行先階Fdを入力せずに乗車した利用者)がいた場合に、そのような利用者(不正乗車した利用者)の存在を検出することが可能になる。そして、そのような利用者の存在を検出した場合に上記の報知を行うことにより、その利用者に、乗りかご100に乗車するためには何らかの操作(即ち、行先階Fdの入力)が必要であることを認識する機会を与えることができる。
[3-3]第3変形例
上記第2変形例で説明した第2制御処理において、制御部4は、ステップS202(図8)にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、乗りかご100に乗車した利用者には、当該乗りかご100を含む何れかの乗りかご100への割当てが存在すると判断できる。しかし、そのような利用者の中には、自身が乗車すべき乗りかご100(即ち、自身が割り当てられている乗りかご100)とは別の乗りかご100に誤乗車している利用者が含まれている場合がある。
そこで、第2制御処理は、別の乗りかご100に誤乗車した利用者の存在を検出できるものに適宜変更されてもよい。一例として、第2制御処理は、利用者が乗りかご100に乗車した場合において、その利用者が、何れかの乗りかご100への割当てが存在する利用者であった場合には、当該利用者が乗車した乗りかご100のかご情報Pgと、その利用者に割り当てられている乗りかご100のかご情報Pgとを比較することにより、誤乗車であるか否かを判断するものに変更されてもよい。
具体的には、制御部4は、第2制御処理内の第2判断処理として、対象とする生体情報PiについてステップS202にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合に、その生体情報Piを持つ利用者が乗車した乗りかご100のかご情報Pgが、情報管理データDpにて当該生体情報Piに対応付けられているかご情報Pgに一致するか否かを更に判断してもよい。このような判断によれば、制御部4は、「一致する」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100に利用者が正しく乗車したと判断でき、逆に「一致しない」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100とは別の乗りかご100に利用者が誤って乗車した(即ち、誤乗車である)と判断できる。
そして、制御部4は、利用者が乗車した乗りかご100のかご情報Pgについて「一致しない」と判断した場合には、第2制御処理内の第2報知処理として、当該乗りかご100内の利用者に対して、その乗りかご100に誤乗車した利用者がいることを、出力部5を通じて報知してもよい。
以下、この例を第3変形例として、その詳細について説明する。
<第2制御処理>
図9は、第3変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、生体情報変数Y1の値(即ち、ステップS201で生体情報変数Y1に代入した生体情報Pi)についてステップS202にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合、先ず、その値(生体情報Pi)を持つ利用者に割り当てられている乗りかご100を特定するべく、情報管理データDpから、当該値(生体情報Pi)に対応するかご情報Pgを読み出す(ステップS211)。そして、制御部4は、読み出したかご情報Pgを、読出情報変数Z1に代入する。ここで、読出情報変数Z1は、第2制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちのかご情報Pgが格納される変数である。
ステップS211の実行後、制御部4は、かご情報変数Y2の値(即ち、ステップS201でかご情報変数Y2に代入したかご情報Pg)が、読出情報変数Z1の値(即ち、ステップS211で読出情報変数Z1に代入したかご情報Pg)に一致するか否かを判断する(ステップS212)。この判断を以て、制御部4は、対象とする生体情報Piを持つ利用者が乗車した乗りかご100のかご情報Pgが、その利用者に割り当てられている乗りかご100のかご情報Pgに一致するか否かを判断できる。
そして、制御部4は、ステップS212にて「一致する(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100に利用者が正しく乗車したと判断できる。この場合、制御部4は、そのまま当該乗りかご100への乗車を認める。
一方、制御部4は、ステップS212にて「一致しない(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100とは別の乗りかご100に利用者が誤って乗車した(即ち、誤乗車である)と判断できる。この場合、制御部4は、当該乗りかご100内の利用者への報知に必要な情報として、誤乗車信号S2を、受信情報Pr2に含まれている装置情報Pd2で特定されるエレベータ制御装置102へ送信する(ステップS213)。
そして、エレベータ制御装置102は、誤乗車信号S2を群管理制御装置103から受信した場合には、自身が制御する乗りかご100内の利用者に対して、その乗りかご100に誤乗車した利用者がいることを、出力部5を通じて報知する。
このような第2制御処理によれば、乗りかご100内の利用者の中に、当該乗りかご100に誤って乗車した利用者(即ち、誤乗車した利用者)がいた場合に、そのような利用者の存在を検出することが可能になる。そして、そのような利用者の存在を検出した場合に上記の報知を行うことにより、その利用者に、誤乗車したことに気付く機会を与えることができる。
[3-4]第4変形例
上記第3変形例で説明した第2制御処理において、制御部4は、ステップS212(図9)にて「一致しない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100とは別の乗りかご100に利用者が誤って乗車した(即ち、誤乗車である)と判断できる。一方、利用者が誤乗車した乗りかご100には、その利用者と行先階Fdが同じである別の利用者が乗車している場合がある。このような場合には、利用者が別の乗りかご100に誤って乗車したとしても、その乗りかご100は、当該利用者の行先階Fdに停止する。このため、その乗りかご100への乗車をそのまま認めることが、輸送効率の観点から好ましい場合がある。
そこで、第2制御処理は、利用者が誤乗車した乗りかご100において、その利用者の行先階Fdと同じ行先階Fdを用いて行われた割当てが存在しない場合にだけ、誤乗車した利用者がいることを報知し、逆に、そのような割当てが存在する場合には、その乗りかご100への乗車をそのまま認めるものに適宜変更されてもよい。
具体的には、制御部4は、第2制御処理内の第2判断処理として、利用者が乗車した乗りかご100のかご情報Pgについて「一致しない」と判断した場合には、誤乗車した利用者がいることを報知する前に、その乗りかご100において、情報管理データDpにて当該利用者の生体情報Piに対応付けられている行先階Fdと同じ行先階Fdを用いて行われた割当てが存在するか否かを更に判断してもよい。
そして、制御部4は、同じ行先階Fdを用いて行われた割当てが「存在しない」と判断した場合にだけ、第2制御処理内の第2報知処理として、当該行先階Fdへ向かおうとしている利用者が誤乗車であることを、出力部5を通じて報知してもよい。
以下、この例を第4変形例として、その詳細について説明する。
<第2制御処理>
図10は、第4変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、ステップS211において、生体情報変数Y1の値(即ち、ステップS201で生体情報変数Y1に代入した生体情報Pi)を持つ利用者に割り当てられている乗りかご100を特定することに加えて、その乗りかご100への割当てに用いられた行先階Fdを特定するべく、情報管理データDpから、当該値(生体情報Pi)に対応する行先階Fdを更に読み出す。そして、制御部4は、読み出した行先階Fdを、読出情報変数Z2に代入する。ここで、読出情報変数Z2は、第2制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちの行先階Fdが格納される変数である。
ステップS211の実行後、制御部4は、ステップS212にて「一致しない(Yes)」と判断した場合には、かご情報変数Y2の値(即ち、ステップS201でかご情報変数Y2に代入されたかご情報Pg。ここでは、利用者が誤乗車した乗りかご100のかご情報Pg)を持つ乗りかご100において、読出情報変数Z2の値(即ち、ステップS211で読出情報変数Z2に代入した行先階Fd。ここでは、誤乗車した利用者の行先階Fd)と同じ行先階Fdを用いて行われた割当てが存在するか否かを更に判断する(ステップS220)。
そして、制御部4は、利用者が誤った乗りかご100に乗車していた場合であっても、ステップS220にて「存在する(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、利用者が誤乗車した乗りかご100は当該利用者の行先階Fdに停止すると判断できるため、その乗りかご100への乗車をそのまま認める。
一方、制御部4は、ステップS220にて「存在しない(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、割当てが存在しない行先階Fdへ向かおうとしている利用者が誤乗車した利用者であると判断できる。そこで、制御部4は、ステップS213にて誤乗車信号S2をエレベータ制御装置102へ送信することにより、当該行先階Fdへ向かおうとしている利用者が誤乗車であることを、出力部5を通じて報知する。これにより、誤乗車した利用者に、自身が誤乗車していることに気付かせることができる。
上述の実施形態及び変形例の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態又は変形例ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した制御システムは、乗りかご100を3つ備えたエレベータに限らず、それらの数が1又は複数に適宜変更されたエレベータにも適用できる。尚、上述の実施形態及び変形例からは、発明の対象として、エレベータの制御システムに限らず、制御処理(第1制御処理や第2制御処理)やプログラムなどが個々に抽出されてもよいし、それらの一部が部分的に抽出されてもよく、更には、利用者に報知するときの報知方法などが抽出されてもよい。
1 入力部
2A 第1生体情報取得部
2B 第2生体情報取得部
3 記憶部
4 制御部
5 出力部
T 現在時刻
W 状態変数
10 タッチパネル
41A 第1判断処理部
41B 第2判断処理部
42 割当処理部
43A 第1報知処理部
43B 第2報知処理部
D1 装置管理データ
Dp 情報管理データ
Fc 出発階
Fd 行先階
Fs 設置階
Pa 装置アドレス
Pg かご情報
Pi 生体情報
S1 不正乗車信号
S2 誤乗車信号
Tg 割当時刻
X1 生体情報変数
X2 行先階変数
X3 割当情報変数
Y1 生体情報変数
Y2 かご情報変数
Z0、Z1、Z2 読出情報変数
100 乗りかご
101 行先階登録装置
102 エレベータ制御装置
103 群管理制御装置
Pd1、Pd2 装置情報
Pr1、Pr2 受信情報

Claims (6)

  1. 行先階を入力するための入力部と、
    前記入力部で行先階を入力した利用者から、当該利用者を識別するための生体情報を取得する第1生体情報取得部と、
    前記第1生体情報取得部が取得した前記生体情報が選択的に保存される記憶部と、
    前記入力部で行先階が入力されるごとに、前記第1生体情報取得部によって取得された前記生体情報が前記記憶部に保存済みであるか否かを判断する第1判断処理部と、
    前記第1判断処理部が前記生体情報について保存済みでないと判断した場合に、その生体情報を持つ利用者によって前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを新たに行うと共に、当該生体情報を前記記憶部に保存する割当処理部と、
    を備え、
    前記第1判断処理部が前記生体情報について保存済みであると判断した場合には、前記割当処理部は、その生体情報を持つ利用者に対しては、前記割当てを新たに行わずに、既に行っている前記割当てを維持する割当制限を実行するか、或いは、既に行っている前記割当てを取り消してから前記割当てを改めて新たに行う割当更新を実行する、エレベータの制御システム。
  2. 前記割当処理部は、前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該行先階を、その行先階を入力した利用者の前記生体情報に対応付けて前記記憶部に更に保存する、請求項1に記載のエレベータの制御システムであり、
    前記第1判断処理部は、前記生体情報について保存済みであると判断した場合、その生体情報を持つ利用者によって前記入力部で入力された行先階が、前記記憶部にて当該生体情報に対応付けられている行先階と同一であるか否かを更に判断し、
    前記割当処理部は、前記第1判断処理部が前記行先階について同一であると判断した場合には、前記割当制限を実行し、前記第1判断処理部が前記行先階について同一でないと判断した場合には、前記割当更新を実行する、エレベータの制御システム。
  3. 前記利用者に対して前記割当制限が実行された場合には、その利用者に、前記割当てが既に存在することを報知し、前記利用者に対して前記割当更新が実行された場合には、その利用者に、前記割当てが更新されたことを報知する第1報知処理部、を更に備える、請求項1又は2に記載のエレベータの制御システム。
  4. 乗りかごに乗車した利用者から前記生体情報を取得する第2生体情報取得部と、
    前記第2生体情報取得部によって取得された前記生体情報が前記記憶部に保存済みであるか否かを判断する第2判断処理部と、
    前記第2判断処理部が前記生体情報について保存済みでないと判断した場合に、前記乗りかご内の利用者に対して、前記割当てが存在しない状態で乗車した利用者がいることを報知する第2報知処理部と、
    を更に備える、請求項1~3の何れかに記載のエレベータの制御システム。
  5. 前記割当処理部は、前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該乗りかごの情報を、その行先階を入力した利用者の前記生体情報に対応付けて前記記憶部に更に保存する、請求項4に記載のエレベータの制御システムであり、
    前記第2判断処理部は、前記生体情報について保存済みであると判断した場合、その生体情報を持つ利用者が乗車した乗りかごの情報が、前記記憶部にて当該生体情報に対応付けられている乗りかごの情報に一致するか否かを更に判断し、
    前記利用者が乗車した前記乗りかごの情報について一致しないと前記第2判断処理部が判断した場合には、前記第2報知処理部は、当該乗りかご内の利用者に対して、その乗りかごに誤乗車した利用者がいることを報知する、エレベータの制御システム。
  6. 前記第2判断処理部は、前記利用者が乗車した乗りかごの情報について一致しないと判断した場合には、前記第2報知処理部による報知の前に、その乗りかごにおいて、前記記憶部にて当該利用者の前記生体情報に対応付けられている行先階と同じ行先階を用いて行われた割当てが存在するか否かを更に判断し、
    前記第2報知処理部は、同じ行先階を用いて行われた前記割当ては存在しないと前記第2判断処理部が判断した場合に、当該行先階へ向かおうとしている利用者が誤乗車であることを報知する、請求項5に記載のエレベータの制御システム。
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