JP7151802B2 - エレベータの制御システム - Google Patents
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- Y02B50/00—Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies
Description
図1は、本発明に係る制御システムの一実施形態が適用されたエレベータの構成を示した概念図である。図1に示されるように、エレベータは、乗りかご100と、行先階登録装置101と、エレベータ制御装置102と、群管理制御装置103と、を備える。以下、各部の構成について具体的に説明する。尚、特に限定されるものではないが、図1では、エレベータの構成として、乗りかご100を3つ設けたものが示されている。
行先階登録装置101は、各階の乗場に設置されており、それらの行先階登録装置101には、それぞれを識別するための装置情報Pd1が設定されている。また、各行先階登録装置101には、行先階Fdを入力するための入力部1と、第1生体情報取得部2Aと、が設けられている。
エレベータ制御装置102は、乗りかご100に1つずつ対応させて設けられており、自身に対応する乗りかご100の動作を制御する。また、それらのエレベータ制御装置102には、それぞれを識別するための装置情報Pd2が設定されている。そして、エレベータ制御装置102は、群管理制御装置103によって一元的に管理及び制御される。
群管理制御装置103は、記憶部3と制御部4とを有する。記憶部3は、ROMやRAMなどのメモリであり、当該記憶部3には、エレベータの制御に必要な各種情報が保存される。本実施形態では、エレベータの制御に必要な情報として、装置管理データD1と、情報管理データDpと、が記憶部3に保存される。ここで、装置管理データD1は、行先階登録装置101の装置情報Pd1ごとに、当該行先階登録装置101に関する他の情報が予め対応付けて保存されたデータである。また、情報管理データDpは、第1生体情報取得部2Aが取得した生体情報Piが選択的に保存されると共に、その都度、当該生体情報Piに関連した他の情報が対応付けて保存されるデータである。
<第1制御処理>
図3は、群管理制御装置103で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。第1制御処理は、その処理に必要な情報(行先階Fd、生体情報Pi、及び装置情報Pd1を含む)を群管理制御装置103が行先階登録装置101から受信した場合に開始される。
[3-1]第1変形例
1人の利用者が行先階Fdの入力(乗場呼び)を複数回行うケースとして、(1)利用者が悪戯で行先階Fdを複数回入力するといったケース、(2)例えば待ち時間が長くなったときなどに確認のために利用者が行先階Fdを再入力するといったケース、(3)行先階Fdを変更するために利用者が別の行先階Fdを再入力するといったケースなどが考えられる。そして、(1)や(2)のケースでは、同一の行先階Fdが入力されることが多く、(3)のケースでは、異なる行先階Fdが入力されることが多い。
図5は、第1変形例で実行される第1制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、ステップS122において、情報管理データDpから読み出した行先階Fdを、行先階変数X2に代入することに代えて、読出情報変数Z0に代入する。ここで、読出情報変数Z0は、第1制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちの行先階Fdが格納される変数である。
<エレベータ及びその制御システムの構成>
図7は、第2変形例に係る制御システムが適用されたエレベータの構成を示した概念図である。図7に示されるように、各乗りかご100には、第2生体情報取得部2Bと、出力部5と、が設けられていてもよい。
図8は、第2変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。第2制御処理は、その処理に必要な情報(生体情報Pi、装置情報Pd2、及びかご情報Pgを含む)を群管理制御装置103がエレベータ制御装置102から受信した場合に開始される。
上記第2変形例で説明した第2制御処理において、制御部4は、ステップS202(図8)にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、乗りかご100に乗車した利用者には、当該乗りかご100を含む何れかの乗りかご100への割当てが存在すると判断できる。しかし、そのような利用者の中には、自身が乗車すべき乗りかご100(即ち、自身が割り当てられている乗りかご100)とは別の乗りかご100に誤乗車している利用者が含まれている場合がある。
図9は、第3変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、生体情報変数Y1の値(即ち、ステップS201で生体情報変数Y1に代入した生体情報Pi)についてステップS202にて「保存済みである(Yes)」と判断した場合、先ず、その値(生体情報Pi)を持つ利用者に割り当てられている乗りかご100を特定するべく、情報管理データDpから、当該値(生体情報Pi)に対応するかご情報Pgを読み出す(ステップS211)。そして、制御部4は、読み出したかご情報Pgを、読出情報変数Z1に代入する。ここで、読出情報変数Z1は、第2制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちのかご情報Pgが格納される変数である。
上記第3変形例で説明した第2制御処理において、制御部4は、ステップS212(図9)にて「一致しない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、割り当てられている乗りかご100とは別の乗りかご100に利用者が誤って乗車した(即ち、誤乗車である)と判断できる。一方、利用者が誤乗車した乗りかご100には、その利用者と行先階Fdが同じである別の利用者が乗車している場合がある。このような場合には、利用者が別の乗りかご100に誤って乗車したとしても、その乗りかご100は、当該利用者の行先階Fdに停止する。このため、その乗りかご100への乗車をそのまま認めることが、輸送効率の観点から好ましい場合がある。
図10は、第4変形例で実行される第2制御処理を示したフローチャートである。本変形例では、制御部4は、ステップS211において、生体情報変数Y1の値(即ち、ステップS201で生体情報変数Y1に代入した生体情報Pi)を持つ利用者に割り当てられている乗りかご100を特定することに加えて、その乗りかご100への割当てに用いられた行先階Fdを特定するべく、情報管理データDpから、当該値(生体情報Pi)に対応する行先階Fdを更に読み出す。そして、制御部4は、読み出した行先階Fdを、読出情報変数Z2に代入する。ここで、読出情報変数Z2は、第2制御処理にて情報管理データDpから読み出された情報のうちの行先階Fdが格納される変数である。
2A 第1生体情報取得部
2B 第2生体情報取得部
3 記憶部
4 制御部
5 出力部
T 現在時刻
W 状態変数
10 タッチパネル
41A 第1判断処理部
41B 第2判断処理部
42 割当処理部
43A 第1報知処理部
43B 第2報知処理部
D1 装置管理データ
Dp 情報管理データ
Fc 出発階
Fd 行先階
Fs 設置階
Pa 装置アドレス
Pg かご情報
Pi 生体情報
S1 不正乗車信号
S2 誤乗車信号
Tg 割当時刻
X1 生体情報変数
X2 行先階変数
X3 割当情報変数
Y1 生体情報変数
Y2 かご情報変数
Z0、Z1、Z2 読出情報変数
100 乗りかご
101 行先階登録装置
102 エレベータ制御装置
103 群管理制御装置
Pd1、Pd2 装置情報
Pr1、Pr2 受信情報
Claims (6)
- 行先階を入力するための入力部と、
前記入力部で行先階を入力した利用者から、当該利用者を識別するための生体情報を取得する第1生体情報取得部と、
前記第1生体情報取得部が取得した前記生体情報が選択的に保存される記憶部と、
前記入力部で行先階が入力されるごとに、前記第1生体情報取得部によって取得された前記生体情報が前記記憶部に保存済みであるか否かを判断する第1判断処理部と、
前記第1判断処理部が前記生体情報について保存済みでないと判断した場合に、その生体情報を持つ利用者によって前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを新たに行うと共に、当該生体情報を前記記憶部に保存する割当処理部と、
を備え、
前記第1判断処理部が前記生体情報について保存済みであると判断した場合には、前記割当処理部は、その生体情報を持つ利用者に対しては、前記割当てを新たに行わずに、既に行っている前記割当てを維持する割当制限を実行するか、或いは、既に行っている前記割当てを取り消してから前記割当てを改めて新たに行う割当更新を実行する、エレベータの制御システム。 - 前記割当処理部は、前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該行先階を、その行先階を入力した利用者の前記生体情報に対応付けて前記記憶部に更に保存する、請求項1に記載のエレベータの制御システムであり、
前記第1判断処理部は、前記生体情報について保存済みであると判断した場合、その生体情報を持つ利用者によって前記入力部で入力された行先階が、前記記憶部にて当該生体情報に対応付けられている行先階と同一であるか否かを更に判断し、
前記割当処理部は、前記第1判断処理部が前記行先階について同一であると判断した場合には、前記割当制限を実行し、前記第1判断処理部が前記行先階について同一でないと判断した場合には、前記割当更新を実行する、エレベータの制御システム。 - 前記利用者に対して前記割当制限が実行された場合には、その利用者に、前記割当てが既に存在することを報知し、前記利用者に対して前記割当更新が実行された場合には、その利用者に、前記割当てが更新されたことを報知する第1報知処理部、を更に備える、請求項1又は2に記載のエレベータの制御システム。
- 乗りかごに乗車した利用者から前記生体情報を取得する第2生体情報取得部と、
前記第2生体情報取得部によって取得された前記生体情報が前記記憶部に保存済みであるか否かを判断する第2判断処理部と、
前記第2判断処理部が前記生体情報について保存済みでないと判断した場合に、前記乗りかご内の利用者に対して、前記割当てが存在しない状態で乗車した利用者がいることを報知する第2報知処理部と、
を更に備える、請求項1~3の何れかに記載のエレベータの制御システム。 - 前記割当処理部は、前記入力部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う場合に、当該乗りかごの情報を、その行先階を入力した利用者の前記生体情報に対応付けて前記記憶部に更に保存する、請求項4に記載のエレベータの制御システムであり、
前記第2判断処理部は、前記生体情報について保存済みであると判断した場合、その生体情報を持つ利用者が乗車した乗りかごの情報が、前記記憶部にて当該生体情報に対応付けられている乗りかごの情報に一致するか否かを更に判断し、
前記利用者が乗車した前記乗りかごの情報について一致しないと前記第2判断処理部が判断した場合には、前記第2報知処理部は、当該乗りかご内の利用者に対して、その乗りかごに誤乗車した利用者がいることを報知する、エレベータの制御システム。 - 前記第2判断処理部は、前記利用者が乗車した乗りかごの情報について一致しないと判断した場合には、前記第2報知処理部による報知の前に、その乗りかごにおいて、前記記憶部にて当該利用者の前記生体情報に対応付けられている行先階と同じ行先階を用いて行われた割当てが存在するか否かを更に判断し、
前記第2報知処理部は、同じ行先階を用いて行われた前記割当ては存在しないと前記第2判断処理部が判断した場合に、当該行先階へ向かおうとしている利用者が誤乗車であることを報知する、請求項5に記載のエレベータの制御システム。
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