JP7327553B1 - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータにおいて、顔認証技術を利用した乗場呼びの割当ての自動化を可能にしつつ、その自動化に伴って生じ得る管理者の負担の軽減と、利用者にとっての利便性の向上とを可能にする制御技術を提案する。【解決手段】エレベータの制御システムにおいて、顔認証処理部が、顔情報取得部が取得した顔情報が登録済みの顔情報の何れかと合致するか否かを判断する。顔認証処理部が「合致しない」と判断した場合、制御処理部が、利用者登録に関する選択肢を登録部にて選択することを可能にする。そして、登録部にて第1選択肢が選択された場合には、制御処理部は、登録部で入力された行先階をデフォルト階として、顔情報を、当該デフォルト階と対応付けて登録する。また、顔認証処理部が「合致する」と判断した場合であって、顔情報に対応するデフォルト階が行先階であった場合には、制御処理部は、当該デフォルト階を用いて乗りかごへの割当てを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、顔認証技術を利用したエレベータの制御技術に関する。
エレベータの制御技術には、乗場に設置された行先階登録装置にて利用者に行先階を入力させ、当該行先階登録装置にて行先階が入力された場合に、その行先階登録装置の設置階(出発階)と入力された行先階とを、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかごに割り当てる、といった制御技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許第5923802号公報
本発明者は、上述した制御技術において、顔認証技術を利用して乗場呼びの割当てを自動化することを提案している。具体的には、利用者ごとに、当該利用者の顔情報と行先階とを予め対応付けて登録しておき、利用者がエレベータを利用する際には、その利用者から顔情報を取得し、その顔情報が登録済みのものと合致した場合に、当該顔情報に対応する行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う、といった制御技術を本発明者は提案している。
しかし、本発明者が提案する制御技術においては、エレベータの管理者は、利用者の顔情報と行先階とを予め対応付けて登録しておくといった作業を強いられることになる。このため、エレベータの利用者数が増えると、そのような作業を行う管理者の負担が大きくなってしまう。また、全ての利用者に対して顔情報と行先階との対応付けを必要としたのでは、自身の顔情報を登録することに抵抗のある利用者に対してまで、顔情報の提供を強いることになってしまう。
そこで本発明の目的は、エレベータにおいて、顔認証技術を利用した乗場呼びの割当ての自動化を可能にしつつ、その自動化に伴って生じ得る管理者の負担の軽減と、利用者にとっての利便性の向上とを可能にする制御技術を提案することである。
本発明に係るエレベータの制御システムは、顔情報取得部と、登録部と、顔認証処理部と、制御処理部と、を備える。顔情報取得部は、乗場に設置され、利用者から顔情報を取得する。登録部は、行先階を入力することによる乗場呼びの登録と、顔情報取得部が取得した顔情報の登録とが可能である。顔認証処理部は、顔情報取得部が取得した顔情報が登録済みの顔情報の何れかと合致するか否かを判断する。制御処理部は、顔認証処理部が顔情報について合致しないと判断した場合には第1制御処理を実行し、顔認証処理部が顔情報について合致すると判断した場合には第2制御処理を実行する。第1制御処理では、制御処理部は、利用者登録に関する選択肢を登録部にて選択することを可能にする。ここで、当該選択肢には、乗場呼びの登録を自動で行う自動登録を利用するための利用者登録を行う第1選択肢と、利用者登録を行なわずに乗場呼びの登録を手動で行う第2選択肢とが含まれている。そして、登録部にて第1選択肢が選択された場合には、制御処理部は、登録部で入力された行先階をデフォルト階として、顔情報を、当該デフォルト階と対応付けて登録し、登録部にて第2選択肢が選択された場合には、制御処理部は、顔情報を登録せずに、登録部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う。また、第2制御処理において、顔情報に対応するデフォルト階が行先階であった場合には、制御処理部は、当該デフォルト階を用いて乗りかごへの割当てを行う。
上記制御システムによれば、利用者は、自身の顔情報を登録することに抵抗がある場合には、登録部にて第2選択肢を選択することにより、顔情報の登録なしに乗場呼びを登録することができる。この場合、当該利用者については顔情報が登録されないため、その利用者は、次回の利用の際にも登録部にて選択肢を選択することが必要になる。一方、利用者は、登録部にて第1選択肢を選択して自身の顔情報と共に自身の行先階をデフォルト階として登録しておくことにより、次回からは、自身の顔情報に対する認証(顔認証)を行うだけで、登録部での選択肢の選択及び行先階の入力の何れをも行うことなしに自動で乗場呼びを登録することが可能になる。しかも、利用者自身が、登録部にて第1選択肢を選択することによって、自身の顔情報と自身の行先階(デフォルト階=「行先階」)とを対応付けて登録することができるため、エレベータの管理者は、そのような対応付けのための作業を強いられることがない。
上記制御システムにおいて、選択肢には、乗場呼びの登録を手動で行う一方で次回からは選択肢の選択を不要にするための利用者登録を行う第3選択肢が更に含まれていてもよい。そして第1制御処理において、登録部にて第3選択肢が選択された場合には、制御処理部は、行先階以外のデータをデフォルト階として、顔情報を、当該デフォルト階と対応付けて登録してもよい。また、第2制御処理において、顔情報に対応するデフォルト階が行先階以外のデータであった場合には、制御処理部は、登録部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行い、その際に当該登録部では選択肢の選択を可能にしないという処理をおこなってもよい。この構成によれば、利用者は、登録部にて第3選択肢を選択して行先階の対応付けなしに自身の顔情報を登録しておくことにより、次回からは、自身の顔情報に対する認証(顔認証)を行い、登録部にて行先階を入力するだけで、登録部での選択肢の選択なしに乗場呼びを登録することが可能になる。
上記制御システムでは、第1制御処理において、登録部にて第選択肢及び第3選択肢の何れかが選択された場合には、制御処理部は、顔情報を、デフォルト階と共に、当該顔情報を取得した顔情報取得部の設置階とも対応付けて登録してもよい。この構成によれば、利用者は、顔情報取得部の設置階ごとに自身の顔情報を登録することができ、しかも、その顔情報には、設置階ごとに異なるデータ(異なる行先階(実在階)であってもよいし、当該行先階以外のデータであってもよい)を対応付けることが可能になる。即ち、利用者は、顔情報取得部の設置階ごとに、異なる乗場呼びの登録方法を設定することが可能になる。
本発明によれば、エレベータにおいて、顔認証技術を利用した乗場呼びの割当ての自動化が可能になると共に、その自動化に伴って生じ得る管理者の負担の軽減と、利用者にとっての利便性の向上とが可能になる。
実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータの全体構成を示した概念図である。 (A)装置管理データの一例を示した概念図、及び(B)対応管理データの一例を示した概念図である。 実施形態に係る制御システムで実行される制御処理を示したフローチャートである。 第1制御処理を示したフローチャートである。 第1制御処理を示したフローチャートである。 第2制御処理を示したフローチャートである。 第2制御処理を示したフローチャートである。 行先階登録装置の登録部(タッチパネル)に表示される画面として、(A)待機画面、(B)行先階入力画面、(C)利用者登録画面、及び(D)報知画面、をそれぞれ例示した概念図である。
[1]実施形態
[1-1]エレベータの全体構成
図1は、実施形態に係る制御システムが適用されたエレベータの全体構成を示した概念図である。このエレベータは、複数の乗りかごGと、各階の乗場に設置された行先階登録装置1と、乗りかごGごとに設けられたエレベータ制御装置2と、群管理制御装置3と、を備えている。このようなエレベータにおいて、本実施形態では、顔認証を利用して行先階登録装置1から乗場呼びを自動で登録することが可能である。そして、それを可能にするためのエレベータの制御システムが、主に行先階登録装置1と群管理制御装置3とによって構成されている。以下、各部の構成について具体的に説明する。尚、特に限定されるものではないが、図1では、エレベータの構成として乗りかごGを3つ備えたものが例示されている。
<行先階登録装置>
行先階登録装置1には、それらを識別するための装置情報Pdが設定されており、各行先階登録装置1は、顔情報取得部11と、登録部12と、を備えている。
顔情報取得部11は、行先階登録装置1に近づいた利用者から、当該利用者を識別するための顔情報Piを取得する。本実施形態では、顔情報取得部11は、利用者の顔画像を取得する撮像装置である。尚、顔情報取得部11は、顔画像に限らず、利用者を識別するための顔の特徴を捉えた情報(例えば、顔の骨格の情報など)を取得するものに適宜変更されてもよい。また、顔情報取得部11は、行先階登録装置1と別個の装置として構成されてもよい。その場合、顔情報取得部11は、行先階登録装置1が設置されている乗場と同じ乗場に設置されることになる。
登録部12は、行先階Fdを入力することによる乗場呼びの登録と、顔情報取得部11が取得した顔情報Piの登録と、を行うことが可能な部分である。本実施形態では、登録部12は、入力部としての機能と表示部としての機能とを兼ね備えたタッチパネルで構成されている。尚、登録部12は、タッチパネルに限らず、入力部と表示部とが別個に構成されたものであってもよい。例えば、表示部が、表示専用のモニタで構成され、入力部が、行先階Fdなどを入力するための機械式のボタンで構成されてもよい。
そして登録部12(タッチパネル)には、待機画面M0、行先階入力画面M1、利用者登録画面M2、報知画面M3などが表示される。ここで、待機画面M0は、行先階登録装置1に近づくことで画面が切り替わることを利用者に認識させるための画面である(図6(A)参照)。行先階入力画面M1は、行先階Fdが入力可能に表示される画面である(図6(B)参照)。利用者登録画面M2は、利用者登録に関する選択肢Scが選択可能に表示される画面である(図6(C)参照)。報知画面M3は、乗車すべき乗りかごGの情報を利用者に伝えるための画面である(図6(D)参照)。尚、これらの画面の詳細については後述する。
顔情報取得部11が取得した顔情報Piや登録部12で入力された行先階Fdなどの情報は、後述する群管理制御装置3にて実行される制御処理にて用いられる。そこで、行先階登録装置1は、顔情報取得部11がその利用者から顔情報Piを取得した場合や、登録部12にて利用者が行先階Fdなどの情報を入力した場合には、適宜、それらの情報(顔情報Piや行先階Fdなどの情報)を群管理制御装置3へ送信する。また、行先階登録装置1は、情報の送信元である自身の位置を群管理制御装置3に認識させるために、その行先階登録装置1の装置情報Pdも、顔情報Piや行先階Fdなどの情報と共に群管理制御装置3へ送信する。尚、送信する具体的なタイミングや情報についての詳細は後述する。
<エレベータ制御装置>
エレベータ制御装置2は、乗りかごGに1つずつ対応させて設けられており、自身に対応する乗りかごGの動作を制御する。そして、それらのエレベータ制御装置2は、群管理制御装置3によって一元的に管理される。
<群管理制御装置>
群管理制御装置3は、複数のエレベータ制御装置2を一元的に管理(即ち、群管理)する装置であり、記憶部31と、制御部32と、を備えている。
記憶部31は、ROMやRAMなどのメモリであり、当該記憶部31には、群管理に必要な情報だけでなく、制御システム全体で実行される制御処理に必要な情報(後述する利用者登録を可能にするための情報)も保存される。具体的には、それらの情報として、装置管理データD1と対応管理データD2とが記憶部31に保存される。
図2(A)は、装置管理データD1の一例を示した概念図である。装置管理データD1では、装置情報Pdごとに、装置アドレスPa及び設置階Fsが予め対応付けられている。ここで、装置アドレスPaは、装置情報Pdで識別される行先階登録装置1に対する動作制御や当該行先階登録装置1への情報送信などに使用されるアドレス(IPアドレスなど)である。設置階Fsは、装置情報Pdで識別される行先階登録装置1が設置されている階である。
図2(B)は、対応管理データD2の一例を示した概念図である。対応管理データD2には、顔情報取得部11が取得した顔情報Pi(本実施形態では、顔画像データ)のうちの利用者登録の対象になったものが、デフォルト階Ftと対応付けて登録される。ここで、デフォルト階Ftとして、行先階Fd(実在階)、又は、当該行先階Fd以外のデータの何れかが登録される。図2(B)の例では、行先階Fd以外のデータとして「NULL」が用いられている。このようなデフォルト階Ftは、後述する群管理制御装置3において、乗場呼びの自動登録を行うか(即ち、デフォルト階Ftとして登録されている行先階Fdを用いて乗場呼びの割当てを自動で行うか)、或いは、乗場呼びの手動登録を行うか(即ち、利用者に行先階Fdを入力させ、そこで入力された行先階Fdを用いて乗場呼びの割当てを行うか)を判断する際に用いられる(図5AのステップS122参照)。尚、行先階Fd以外のデータには、「NULL」に限らず、行先階Fd(実在階)と区別できるものであれば、どのようなデータ(例えば、0階などの実在しない階など)が用いられてもよい。
制御部32は、CPUなどの処理装置であり、群管理を可能にするため処理、利用者登録を可能にするための処理、登録された顔情報Piに基づいた認証(顔認証)を可能にするための処理など、様々な処理を実行する。そして、それらの処理が、本実施形態に係る制御システムで実行される制御処理の少なくとも一部を構成する。以下では、本実施形態に係る制御システムで実行される制御処理(行先階登録装置1及び群管理制御装置3で実行される処理を含む)の詳細について説明する。
[1-2]制御システムで実行される制御処理
図3は、実施形態に係る制御システムで実行される制御処理を示したフローチャートである。行先階登録装置1は、利用者が近づいたときに顔情報取得部11が取得した当該利用者の顔情報Piを、その行先階登録装置1の装置情報Pdと共に、群管理制御装置3へ送信する。そして、図3に示された制御処理は、群管理制御装置3が行先階登録装置1から顔情報Pi(本実施形態では顔画像データ)及び装置情報Pdを受信した場合に開始される。以下では、このときに群管理制御装置3が受信した顔情報Pi及び装置情報Pdを纏めて「受信情報Pr」と称す。
制御処理が開始されると、群管理制御装置3は、先ず、受信情報Pr内の装置情報Pdを用いて、装置管理データD1から、その装置情報Pdに対応する装置アドレスPa及び設置階Fsを読み出す(ステップS101)。ここで、装置アドレスPaは、行先階登録装置1に対する動作制御や当該行先階登録装置1への情報送信などに用いられる。また、設置階Fsは、行先階登録装置1が設置されている階であり、その行先階登録装置1から乗場呼びを登録した利用者が乗りかごGに乗車する階になる。従って、設置階Fsは、利用者の出発階として用いられる。
次に、群管理制御装置3は、行先階登録装置1に近づいた利用者が、利用者登録を行った利用者(具体的には、顔情報Piの登録を行った利用者)であるか否かを判断するべく、受信情報Pr内の顔情報Piが対応管理データD2に登録済みの顔情報Piの何れかと合致するか否かを判断する(顔認証処理。ステップS102)。具体的には、群管理制御装置3は、対応管理データD2に登録済みの顔情報Piの中に、受信情報Pr内の顔情報Piから認識できる利用者と同一の利用者を認識できるものが存在するか否かを判断する。
群管理制御装置3は、ステップS102にて「合致しない(No)」と判断した場合には、その判断を以て、行先階登録装置1に近づいた利用者は、利用者登録を行っていない利用者(具体的には、顔情報Piの登録を行っていない利用者)であると判断できる。この場合、群管理制御装置3は、第1制御処理(図4A及び図4B参照)を実行することにより、利用者登録を可能にするための処理(具体的には、利用者登録画面M2の表示)を行うと共に、そのときに入力された情報を用いて乗場呼びの割当てを行う。一方、群管理制御装置3は、ステップS102にて「合致する(Yes)」と判断した場合には、その判断を以て、行先階登録装置1に近づいた利用者は、利用者登録を行っている利用者(具体的には、顔情報Piの登録を行っている利用者)であると判断できる。この場合、群管理制御装置3は、第2制御処理(図5A及び図5B参照)を実行することにより、利用者登録を可能にするための処理(具体的には、利用者登録画面M2の表示)は行わずに、既に登録されている利用者の情報を用いて乗場呼びの割当てを行う。以下、第1制御処理及び第2制御処理の詳細について説明する。
図4A及び図4Bは、第1制御処理を示したフローチャートである。第1制御処理では、群管理制御装置3は、登録部12に行先階入力画面M1を表示させることにより、行先階登録装置1での行先階Fdの入力を可能にする。具体的には、群管理制御装置3は、登録部12に行先階入力画面M1を表示させるための指令信号である画面表示信号Sp1を、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置1に送信する(図4AのステップS111)。
行先階登録装置1は、群管理制御装置3から画面表示信号Sp1を受信した場合、登録部12の表示を待機画面M0から行先階入力画面M1に切り替える(ステップS211。図6(A)→図6(B))。
その後、行先階登録装置1は、行先階入力画面M1にて行先階Fdが入力されたか否かを判断する(ステップS212)。このステップS212は、当該ステップS212にて「入力された(Yes)」と判断されるか、或いは、所定時間が経過してタイムアウトになるまで繰り返し実行される。尚、タイムアウトになった場合には、群管理制御装置3は制御処理を終了させる。そして、行先階登録装置1は、ステップS212にて「入力された(Yes)」と判断できた場合には、登録部12の画面を行先階入力画面M1から利用者登録画面M2に切り替えることにより、利用者登録に関する選択肢Scの選択を可能にする(ステップS213。図6(B)→図6(C))。
図6(C)に示されるように、利用者登録画面M2では、ステップS102での顔認証の対象となった顔情報Pi(顔画像データ)が表示されると共に、利用者登録に関する3つの選択肢Scが選択可能に表示される。より具体的には、第1選択肢Sc1、第2選択肢Sc2、及び第3選択肢Sc3が、選択可能なボタンで表示される。
第1選択肢Sc1は、乗場呼びの登録を自動で行う自動登録を利用するための利用者登録を行いたい場合に選択されるボタンである。このボタンが選択された場合には、自動登録を利用するための利用者登録として、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)が対応管理データD2に登録されると共に、その顔情報Piには、行先階入力画面M1にて当該利用者が入力した行先階Fd(実在階)が、デフォルト階Ftとして対応付けられる(図4BのステップS114A参照)。そして、第1選択肢Sc1を用いて利用者登録を行った利用者は、次回からは、自身の顔情報Piに対する認証(顔認証)を行うだけで、行先階登録装置1での選択肢Scの選択及び行先階Fdの入力の何れをも行うことなしに自動で乗場呼びを登録することが可能になる(図5A参照)。
第2選択肢Sc2は、利用者登録を行わずに乗場呼びの登録を手動で行いたい場合(即ち、利用者登録を行わずに行先階Fdを手動で入力したい場合)に選択されるボタンである。このボタンが選択された場合、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)は対応管理データD2に登録されず(図4B参照)、従って利用者は、自身の顔情報Piの登録なしに、行先階Fdを手動で入力することによって乗場呼びを登録することが可能になる。一方、第2選択肢Sc2を選択した利用者に対しては、次回も、行先階入力画面M1にて行先階Fdを入力した後に、利用者登録画面M2が表示されることになる(図4AのステップS213参照)。
第3選択肢Sc3は、乗場呼びの登録を手動で行う一方で次回からは選択肢の選択を不要にするための利用者登録を行いたい場合(即ち、行先階Fdを手動で入力したい場合であって、且つ、行先階Fdの入力後に利用者登録画面M2を表示させたくない場合)に選択させるボタンである。このボタンが選択された場合には、手動登録を利用しつつ利用者登録画面M2を非表示にするための利用者登録として、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)が対応管理データD2に登録されると共に、その顔情報Piには、行先階入力画面M1にて当該利用者が入力した行先階Fd(実在階)ではなく、行先階Fd以外のデータ(本実施形態では「NULL」)が、デフォルト階Ftとして対応付けられる(図4BのステップS114B参照)。そして、第3選択肢Sc3を用いて利用者登録を行った利用者は、次回からは、自身の顔情報Piに対する認証(顔認証)を行い、行先階入力画面M1にて行先階Fdを入力するだけで、利用者登録画面M2の表示なしに乗場呼びを登録することが可能になる(図5B参照)。
ステップS213での利用者登録画面M2の表示後、行先階登録装置1は、利用者登録画面M2にて選択肢Scが選択されたか否かを判断する(ステップS214)。このステップS214は、当該ステップS214にて「入力された(Yes)」と判断されるか、或いは、所定時間が経過してタイムアウトになるまで繰り返し実行される。尚、タイムアウトになった場合には、群管理制御装置3は制御処理を終了させる。そして、行先階登録装置1は、ステップS214にて「入力された(Yes)」と判断できた場合には、行先階入力画面M1で入力された行先階Fdと、利用者登録画面M2で選択された選択肢Scとを、群管理制御装置3に送信する(ステップS215)。
群管理制御装置3は、ステップS111の実行後(行先階登録装置1への画面表示信号Sp1の送信後)、当該行先階登録装置1から行先階Fd及び選択肢Scを受信したか否かを判断する(ステップS112)。このステップS112は、当該ステップS112にて「受信した(Yes)」と判断されるか、或いは、所定時間が経過してタイムアウトになるまで繰り返し実行される。尚、タイムアウトになった場合には、群管理制御装置3は制御処理を終了させる。そして、群管理制御装置3は、ステップS112にて「受信した(Yes)」と判断できた場合、受信した選択肢Scが、第1選択肢Sc1、第2選択肢Sc2、及び第3選択肢Sc3のうちのどの選択肢Scであるのかを判断する(図4BのステップS113)。
群管理制御装置3は、ステップS113にて「第1選択肢Sc1」であると判断した場合には、その判断を以て、乗場呼びの自動登録を利用することを利用者が選択したと判断できる。この場合、群管理制御装置3は、自動登録を利用するための利用者登録として、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)を対応管理データD2に登録すると共に、その顔情報Piに、行先階登録装置1から受信した行先階Fd(実在階)を、デフォルト階Ftとして対応付ける(ステップS114A)。その後、群管理制御装置3は、ステップS115へ移行する。
群管理制御装置3は、ステップS113にて「第2選択肢Sc2」であると判断した場合には、その判断を以て、利用者登録を行わずに乗場呼びの手動登録を利用することを利用者が選択したと判断できる。この場合、群管理制御装置3は、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)を対応管理データD2に登録せずに、ステップS115へ移行する。
群管理制御装置3は、ステップS113にて「第3選択肢Sc3」であると判断した場合には、その判断を以て、利用者登録画面M2を表示させずに乗場呼びの手動登録を利用することを利用者が選択したと判断できる。この場合、群管理制御装置3は、手動登録を利用しつつ利用者登録画面M2を非表示にするための利用者登録として、利用者の顔情報Pi(顔画像データ)を対応管理データD2に登録すると共に、その顔情報Piに、行先階登録装置1から受信した行先階Fd(実在階)ではなく、行先階Fd以外のデータ(本実施形態では「NULL」)を、デフォルト階Ftとして対応付ける(ステップS114B)。その後、群管理制御装置3は、ステップS115へ移行する。
ステップS115では、群管理制御装置3は、ステップS101で装置管理データD1から読み出した設置階Fsを利用者の出発階(乗車階)として用い、その出発階とステップS112にて行先階登録装置1から受信した行先階Fdとを、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかごGに割り当てる。
その後、群管理制御装置3は、割り当てた乗りかごGのかご情報Pg(乗車すべき乗りかごGのかご情報Pg)を利用者に伝えるために、登録部12に報知画面M3を表示させる(図6(D)参照)。このとき、群管理制御装置3は、報知画面M3の表示に必要な情報として、登録部12に報知画面M3を表示させるための指令信号である画面表示信号Sqと、ステップS115での割当てに用いた行先階Fdと、割り当てた乗りかごGのかご情報Pgとを、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置1に送信する(ステップS116)。
行先階登録装置1は、群管理制御装置3から画面表示信号Sqを受信した場合、登録部12の表示を利用者登録画面M2から報知画面M3に切り替え(図6(C)→図6(D))、その報知画面M3に、画面表示信号Sqと共に受信した行先階Fd及びかご情報Pgを表示する(ステップS216)。これにより、利用者に、自身が乗車すべき乗りかごGを認識させることができる。
その後、行先階登録装置1は、報知画面M3の表示から所定時間が経過したときに、登録部12の表示を待機画面M0に戻す。
図5A及び図5Bは、第2制御処理を示したフローチャートである。第2制御処理では、群管理制御装置3は、受信情報Pr内の顔情報Pi(制御処理の開始時に受信した顔情報Pi)を用いて、対応管理データD2(図2(B)参照)から、その顔情報Piに対応するデフォルト階Ftを読み出す(ステップS121)。
次に、群管理制御装置3は、乗場呼びの自動登録を行うか(即ち、デフォルト階Ftとして登録されている行先階Fdを用いて乗場呼びの割当てを自動で行うか)、或いは、乗場呼びの手動登録を行うか(即ち、利用者に行先階Fdを入力させ、そこで入力された行先階Fdを用いて乗場呼びの割当てを行うか)を判断するべく、ステップS121で読み出したデフォルト階Ftが、行先階Fd(実在階)であるのか、それとも行先階Fd以外のデータ(本実施形態では「NULL」)であるのかを判断する(ステップS122)。
群管理制御装置3は、ステップS122にて「行先階Fd(実在階)」であると判断した場合、ステップS121で読み出したデフォルト階Ftをそのまま行先階Fdとし、且つ、ステップS101で装置管理データD1から読み出した設置階Fsを利用者の出発階(乗車階)として用い、それらの階(出発階と行先階Fd)を、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかごGに割り当てる(ステップS123)。
このような制御処理によれば、利用者登録として顔情報Piを行先階Fd(デフォルト階Ft=「行先階Fd」)と対応付けて登録しておくことにより、ステップS102での顔認証で「合致する(Yes)」と判断された後、乗場呼びの割当てが、デフォルト階Ftとして登録されている行先階Fd(実在階)を用いて自動で行われることになる。即ち、上記利用者登録を行った利用者は、行先階登録装置1からの乗場呼びの登録を自動で行うことが可能になる。
その後、群管理制御装置3は、割り当てた乗りかごGのかご情報Pg(乗車すべき乗りかごGのかご情報Pg)を利用者に伝えるために、登録部12に報知画面M3を表示させる(図6(D)参照)。このとき、群管理制御装置3は、報知画面M3の表示に必要な情報として、登録部12に報知画面M3を表示させるための指令信号である画面表示信号Sqと、ステップS123での割当てに用いた行先階Fdと、割り当てた乗りかごGのかご情報Pgとを、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置1に送信する(ステップS124)。
第2制御処理の開始時点では、登録部12の表示は待機画面M0のままである。そして、行先階登録装置1は、群管理制御装置3から画面表示信号Sqを受信した場合、登録部12の表示を待機画面M0から報知画面M3に切り替え(図6(A)→図6(D))、その報知画面M3に、画面表示信号Sqと共に受信した行先階Fd及びかご情報Pgを表示する(ステップS221)。これにより、利用者に、自身が乗車すべき乗りかごGを認識させることができる。
群管理制御装置3は、ステップS122にて「行先階Fd以外のデータ」(本実施形態では「NULL」)であると判断した場合、行先階登録装置1での行先階Fdの入力を可能にするべく、登録部12に行先階入力画面M1を表示させる一方で、行先階入力画面M1での行先階Fdの入力後であっても利用者登録画面M2が表示されないようにする。具体的には、群管理制御装置3は、登録部12に行先階入力画面M1を表示させる一方で、行先階入力画面M1での行先階Fdの入力後であっても利用者登録画面M2を非表示にするための指令信号である画面表示信号Sp2を、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置1に送信する(ステップS131)。
行先階登録装置1は、群管理制御装置3から画面表示信号Sp2を受信した場合、登録部12の表示を待機画面M0から行先階入力画面M1に切り替える(ステップS231。図6(A)→図6(B))。
その後、行先階登録装置1は、行先階入力画面M1にて行先階Fdが入力(選択)されたか否かを判断する(ステップS232)。このステップS232は、当該ステップS232にて「入力された(Yes)」と判断されるか、或いは、所定時間が経過してタイムアウトになるまで繰り返し実行される。尚、タイムアウトになった場合には、群管理制御装置3は制御処理を終了させる。そして、行先階登録装置1は、ステップS232にて「入力された(Yes)」と判断できた場合には、行先階入力画面M1で入力された行先階Fdを群管理制御装置3に送信する(ステップS233)。
群管理制御装置3は、ステップS131の実行後(行先階登録装置1への画面表示信号Sp2の送信後)、当該行先階登録装置1から行先階Fdを受信したか否かを判断する(ステップS132)。このステップS132は、当該ステップS132にて「受信した(Yes)」と判断されるか、或いは、所定時間が経過してタイムアウトになるまで繰り返し実行される。尚、タイムアウトになった場合には、群管理制御装置3は制御処理を終了させる。
そして、群管理制御装置3は、ステップS132にて「受信した(Yes)」と判断できた場合、ステップS101で装置管理データD1から読み出した設置階Fsを利用者の出発階(乗車階)として用い、その出発階とステップS132にて行先階登録装置1から受信した行先階Fdとを、1つの乗場呼びとして、何れか1つの乗りかごGに割り当てる(ステップS133)。
このような制御処理によれば、利用者登録として顔情報Piを行先階Fd以外のデータ(本実施形態では「NULL」。デフォルト階Ft=「NULL」)と対応付けて登録しておくことにより、ステップS102での顔認証で「合致する(Yes)」と判断された後、行先階入力画面M1での行先階Fdの入力後であっても利用者登録画面M2が表示されずに、乗場呼びの割当てが、行先階入力画面M1で入力された行先階Fdを用いて行われることになる。即ち、上記利用者登録を行った利用者は、行先階登録装置1からの乗場呼びの登録を、行先階入力画面M1での行先階Fdの入力だけで、利用者登録画面M2の表示なしに(即ち、選択肢Scの選択なしに)行うことが可能になる。
その後、群管理制御装置3は、割り当てた乗りかごGのかご情報Pg(乗車すべき乗りかごGのかご情報Pg)を利用者に伝えるために、登録部12に報知画面M3を表示させる(図6(D)参照)。このとき、群管理制御装置3は、報知画面M3の表示に必要な情報として、登録部12に報知画面M3を表示させるための指令信号である画面表示信号Sqと、ステップS133での割当てに用いた行先階Fdと、割り当てた乗りかごGのかご情報Pgとを、ステップS101で読み出した装置アドレスPaで特定される行先階登録装置1に送信する(ステップS134)。
行先階入力画面M1での行先階Fdの入力後においては、利用者登録画面M2が表示されないため、登録部12の表示は行先階入力画面M1のままになる。そして、行先階登録装置1は、群管理制御装置3から画面表示信号Sqを受信した場合、登録部12の表示を行先階入力画面M1から報知画面M3に切り替え(図6(B)→図6(D))、その報知画面M3に、画面表示信号Sqと共に受信した行先階Fd及びかご情報Pgを表示する(ステップS234)。これにより、利用者に、自身が乗車すべき乗りかごGを認識させることができる。
このような制御処理を実行する制御システムにおいて、上述した顔認証処理(図3のステップS102)は、群管理制御装置3の制御部32内に構築される顔認証処理部321によって実行され、上述した第1制御処理(図4A及び図4B)及び第2制御処理(図5A及び図5B)は、制御部32内に構築される制御処理部322によって実行される(図1参照)。本実施形態では、これらの処理部は、群管理制御装置3が備えるCPU等の処理装置にプログラムを実行させることによってソフトウェアで構成される。そして、そのようなプログラムは、携帯可能な記憶媒体(例えば、フラッシュメモリ等)に読取可能な状態で保存され、当該記憶媒体から読み出されてインストールされたものが記憶部31に保存されてもよいし、他のサーバなどにダウンロード可能に保存され、当該サーバからダウンロードされてインストールされたものが記憶部31に保存されてもよい。尚、上記の各種処理部は、群管理制御装置3内に回路を構築することによってハードウェアで構成されてもよい。
上述した制御システム及び制御処理によれば、利用者は、自身の顔情報Piを登録することに抵抗がある場合には、利用者登録画面M2にて第2選択肢Sc2を選択することにより、顔情報Piの登録なしに乗場呼びを登録することができる。この場合、当該利用者については顔情報Piが登録されないため、その利用者は、次回の利用の際にも利用者登録画面M2にて選択肢Scを選択することが必要になる。一方、利用者は、利用者登録画面M2にて第1選択肢Sc1を選択して自身の顔情報Piと共に自身の行先階Fd(実在階)をデフォルト階Ftとして登録しておくことにより、次回からは、自身の顔情報Piに対する認証(顔認証)を行うだけで、行先階登録装置1での選択肢Scの選択及び行先階Fdの入力の何れをも行うことなしに自動で乗場呼びを登録することが可能になる。しかも、利用者自身が、行先階登録装置1にて第1選択肢Sc1を選択することによって、自身の顔情報Piと自身の行先階Fd(デフォルト階Ft=「行先階Fd」)とを対応付けて登録することができるため、エレベータの管理者は、そのような対応付けのための作業を強いられることがない。
また、上記制御システム及び制御処理によれば、利用者は、利用者登録画面M2にて第3選択肢Sc3を選択して行先階Fdの対応付けなしに自身の顔情報Piを登録しておくことにより、次回からは、自身の顔情報Piに対する認証(顔認証)を行い、行先階入力画面M1にて行先階Fdを入力するだけで、利用者登録画面M2の表示なし(即ち、選択肢Scの選択なし)に乗場呼びを登録することが可能になる。
従って、上記制御システム及び制御処理によれば、エレベータにおいて、顔認証技術を利用した乗場呼びの割当ての自動化が可能になると共に、その自動化に伴って生じ得る管理者の負担の軽減と、利用者にとっての利便性の向上とが可能になる。
[2]変形例
[2-1]第1変形例
上述した制御システム及び制御処理の構成は、利用者登録画面M2にて3つの選択肢Sc(第1選択肢Sc1、第2選択肢Sc2、第3選択肢Sc3)が全て表示されるものに限らず、3つの選択肢Scのうちの第1選択肢Sc1と第2選択肢Sc2とだけが表示されるものや、3つの選択肢Scのうちの第2選択肢Sc2と第3選択肢Sc3とだけが表示されるものなどに適宜変更されてもよい。
[2-2]第2変形例
上述した制御システム及び制御処理において、対応管理データD2は、顔情報Piをデフォルト階Ftとだけ対応付けて登録したものに限らず、顔情報Piを、デフォルト階Ftと共に、当該顔情報Piを取得した顔情報取得部11の設置階(即ち、利用者登録が行われた行先階登録装置1の設置階Fs)とも対応付けて登録したものに適宜変更されてもよい。
この構成によれば、利用者は、行先階登録装置1の設置階Fs(顔情報取得部11の設置階)ごとに自身の顔情報Piを登録することができ、しかも、その顔情報Piには、設置階Fsごとに異なるデータ(異なる行先階Fd(実在階)であってもよいし、当該行先階Fd以外のデータ(NULL)であってもよい)を対応付けることが可能になる。即ち、利用者は、行先階登録装置1の設置階Fsごとに、異なる乗場呼びの登録方法を設定することが可能になる。
[2-3]第3変形例
上述した制御システム及び制御処理において、第2制御処理のステップS221(図5A)で表示される報知画面M3には、登録済みの行先階Fdを変更するための行先階変更ボタンが表示されてもよい。そして、この行先階変更ボタンが押された場合には、行先階登録装置1は、登録部12の表示を行先階入力画面M1に切り替え、群管理制御装置3は、当該行先階入力画面M1で入力された行先階Fdを新たなデフォルト階Ftとして登録してもよい。
[2-4]他の変形例
上述した制御システム及び制御処理の構成は、それらの一部が行先階登録装置1又は群管理制御装置3以外の装置で構成されたものに適宜変更されてもよい。
上述した制御システム及び制御処理の構成は、乗りかごGを複数備えたエレベータに限らず、乗りかごGを1つだけ備えたエレベータにも適用できる。
上述の実施形態及び変形例の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態や変形例ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、上述の実施形態や変形例からは、発明の対象として、エレベータの制御システムに限らず、それを構成する装置、制御処理、プログラムなどが個々に抽出されてもよいし、それらの一部が部分的に抽出されてもよい。
1 行先階登録装置
2 エレベータ制御装置
3 群管理制御装置
G 乗りかご
11 顔情報取得部
12 登録部
31 記憶部
32 制御部
D1 装置管理データ
D2 対応管理データ
Fd 行先階
Fs 設置階
Ft デフォルト階
M0 待機画面
M1 行先階入力画面
M2 利用者登録画面
M3 報知画面
Pa 装置アドレス
Pd 装置情報
Pg かご情報
Pi 顔情報
Pr 受信情報
Sc 選択肢
321 顔認証処理部
322 制御処理部
Sc1 第1選択肢
Sc2 第2選択肢
Sc3 第3選択肢
Sp1、Sp2、Sq 画面表示信号

Claims (2)

  1. 乗場に設置され、利用者から顔情報を取得する顔情報取得部と、
    行先階を入力することによる乗場呼びの登録と、前記顔情報取得部が取得した顔情報の登録とが可能な登録部と、
    前記顔情報取得部が取得した前記顔情報が登録済みの顔情報の何れかと合致するか否かを判断する顔認証処理部と、
    前記顔認証処理部が前記顔情報について合致しないと判断した場合には第1制御処理を実行し、前記顔認証処理部が前記顔情報について合致すると判断した場合には第2制御処理を実行する制御処理部と、
    を備え、
    前記第1制御処理では、前記制御処理部は、
    利用者登録に関する選択肢を前記登録部にて選択することを可能にし、当該選択肢には、前記乗場呼びの登録を自動で行う自動登録を利用するための利用者登録を行う第1選択肢と、利用者登録を行なわずに前記乗場呼びの登録を手動で行う第2選択肢と、前記乗場呼びの登録を手動で行う一方で次回からは前記選択肢の選択を不要にするための利用者登録を行う第3選択肢とが含まれており、
    前記登録部にて前記第1選択肢が選択された場合には、前記登録部で入力された行先階をデフォルト階として、前記顔情報を、当該デフォルト階と対応付けて登録し、
    前記登録部にて前記第2選択肢が選択された場合には、前記顔情報を登録せずに、前記登録部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行い、
    前記登録部にて前記第3選択肢が選択された場合には、前記行先階以外のデータを前記デフォルト階として、前記顔情報を、当該デフォルト階と対応付けて登録し、
    前記第2制御処理では、前記制御処理部は、
    前記顔情報に対応する前記デフォルト階が前記行先階であった場合には、当該デフォルト階を用いて乗りかごへの割当てを行い、
    前記顔情報に対応する前記デフォルト階が前記行先階以外のデータであった場合には、前記登録部で入力された行先階を用いて乗りかごへの割当てを行う、エレベータの制御システム。
  2. 前記第1制御処理において、前記登録部にて前記第選択肢及び前記第3選択肢の何れかが選択された場合には、前記制御処理部は、前記顔情報を、前記デフォルト階と共に、当該顔情報を取得した前記顔情報取得部の設置階とも対応付けて登録する、請求項に記載のエレベータの制御システム。
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