JP7151273B2 - 2成分現像剤及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本実施形態に係る2成分現像剤(以下、現像剤と記載することがある。)は、キャリア粒子を含むキャリアと、トナー粒子を含むトナーとを含有する。本実施形態に係る現像剤は、静電潜像の現像に好適に用いることができる。本実施形態に係る現像剤に含まれるトナーは、例えば正帯電性トナーとして用いることができる。正帯電性トナーは、キャリアと一緒に攪拌されることで、キャリアとの摩擦により正に帯電する。
本実施形態に係る現像剤は、キャリア粒子を含むキャリアと、トナー粒子を含むトナーとを含有する。図1に、本実施形態に係る現像剤に含まれる、キャリア粒子の断面構造の一例及びトナー粒子の断面構造の一例を示す。図2は、図1に示されるキャリア粒子の断面における表層の部分拡大図である。
次に、本実施形態に係る現像剤の要素について説明する。
(キャリアコア)
キャリアコアは、磁性材料を含有することが好ましい。キャリアコアは、磁性材料の粒子であってもよいし、キャリアコア用結着樹脂と、キャリアコア用結着樹脂中に分散した磁性材料の粒子とを備えるキャリアコア(以下、樹脂キャリアコアと記載することがある。)であってもよい。
コート層は、例えば樹脂から構成される。コート層を構成する樹脂としては、熱可塑性樹脂を使用してもよいし、熱硬化性樹脂を使用してもよい。また、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを組み合わせて使用してもよい。なお、コート層には、添加剤が添加されていてもよい。添加剤としては、例えば、コート層の電気抵抗率を調整するためのカーボンブラックが挙げられる。
第1樹脂粒子は、シリコーン樹脂を含む。多数枚印刷前後においてトナーの帯電量の変動をより抑制するためには、第1樹脂粒子に含まれるシリコーン樹脂としては、メチルシリコーン樹脂及びメチルフェニルシリコーン樹脂が好ましく、メチルシリコーン樹脂が特に好ましい。
画像形成に適した正帯電性トナーの帯電量を容易に確保しつつ、多数枚印刷前後において正帯電性トナーの帯電量の変動を更に抑制するためには、コート層がフッ素樹脂及びメチルシリコーン樹脂を含み、第1樹脂粒子がメチルシリコーン樹脂を含むことが好ましい。同様の理由から、コート層がフッ素樹脂及びメチルシリコーン樹脂を含み、第1樹脂粒子がメチルシリコーン樹脂を含み、第1樹脂粒子の個数平均一次粒子径が40nm以上200nm以下であることがより好ましい。
次に、トナーの要素について説明する。
トナー母粒子は、全成分の大部分(例えば、70質量%以上)を結着樹脂が占める。低温定着性に優れるトナーを得るためには、トナー母粒子は、結着樹脂として熱可塑性樹脂を含有することが好ましく、結着樹脂全体の85質量%以上の割合で熱可塑性樹脂を含有することがより好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、オレフィン系樹脂(より具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、ビニル樹脂(より具体的には、塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ビニルエーテル樹脂、N-ビニル樹脂等)、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、及びウレタン樹脂が挙げられる。また、これら各樹脂の共重合体、すなわち上記樹脂中に任意の繰返し単位が導入された共重合体(より具体的には、スチレン-アクリル酸エステル系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂等)も、結着樹脂として使用できる。
トナー母粒子は、着色剤を含有していてもよい。着色剤としては、トナーの色に合わせて公知の顔料又は染料を用いることができる。トナーを用いて高画質の画像を形成するためには、着色剤の量が、結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
トナー母粒子は、離型剤を含有していてもよい。離型剤は、例えば、耐オフセット性に優れるトナーを得るために使用される。耐オフセット性に優れるトナーを得るためには、離型剤の量は、結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
トナー母粒子は、電荷制御剤を含有していてもよい。電荷制御剤は、例えば、帯電安定性又は帯電立ち上がり特性に優れるトナーを得るために使用される。トナーの帯電立ち上がり特性は、短時間で所定の帯電レベルにトナーを帯電させることができるか否かの指標になる。
本実施形態に係る現像剤に含まれるトナー粒子は、トナー母粒子の表面に付着した外添剤を備える。外添剤は、第2樹脂粒子を含む。第2樹脂粒子は、シリコーン樹脂を含む。多数枚印刷前後においてトナーの帯電量の変動をより抑制するためには、第2樹脂粒子に含まれるシリコーン樹脂としては、メチルシリコーン樹脂及びメチルフェニルシリコーン樹脂が好ましく、メチルシリコーン樹脂が特に好ましい。
次に、上述した実施形態に係る現像剤の好適な製造方法について説明する。詳しくは、キャリアの作製方法、トナーの作製方法、及びキャリアとトナーとの混合方法について説明する。以下、上述した実施形態に係る現像剤と重複する構成要素については説明を省略する。
まず、キャリアの好適な作製方法について説明する。以下で説明するキャリアの好適な作製方法は、キャリアコアの調製工程と、コート層の形成工程とを備える。また、以下で説明するキャリアの好適な作製方法は、コート層の形成と、第1樹脂粒子のコート層への付着とを同時に行う方法である。
まず、キャリアコアの原材料と水とを混合し、混合物を得る。次いで、湿式ボールミルを用いて、混合物中の原材料を粉砕する。次いで、例えばスプレードライヤーを用いて、粉砕された原材料を含む混合物の乾燥及び造粒を行う。その後、乾燥した造粒物を焼成することにより、キャリアコアが得られる。
まず、流動コーティング装置を用いて、コート層の原料を含む液(コート層形成溶液)を流動層中のキャリアコアに噴霧し、キャリアコアの表面にコーティング膜を形成する。この際、例えば、コート層形成溶液中の原料の濃度、及びコート層形成溶液の噴霧量の少なくとも一方を変更することにより、得られるキャリア粒子中のキャリアコア100質量部に対するコート層の質量を調整できる。
次に、トナーの好適な作製方法について説明する。以下で説明するトナーの好適な作製方法は、トナー母粒子の調製工程と、外添工程とを備える。
まず、凝集法又は粉砕法によりトナー母粒子を調製する。
次いで、混合機を用いて、得られたトナー母粒子と、外添剤とを混合して、トナー母粒子に外添剤を付着させる。外添剤は、第2樹脂粒子を少なくとも含む。混合機としては、例えばFMミキサー(日本コークス工業株式会社製)が挙げられる。こうして、トナー母粒子と、トナー母粒子の表面に付着した外添剤とを備えるトナー粒子の粉体(トナー)が得られる。
キャリアとトナーとを混合する方法としては、例えば混合機(より具体的には、ボールミル、ロッキングミキサー(登録商標)等)を用いて、キャリアと、トナーとを攪拌しながら混合する方法が挙げられる。こうした方法により、キャリア粒子を含むキャリアと、トナー粒子を含むトナーとを含有する現像剤(2成分現像剤)が得られる。キャリア粒子100質量部に対するトナー粒子の配合量は、好ましくは1質量部以上20質量部以下であり、より好ましくは3質量部以上15質量部以下である。
温度計、還流器及び攪拌器を備えた反応容器に、108質量部のイオン交換水(電気伝導度:0.05mS/m)と塩酸とを入れた。このようにして、塩化水素の濃度が5×10-5モル/Lである溶液を得た。この溶液の温度を20℃に保ちながら、反応容器に、0.610質量部のテトラメトキシシランと、3.400質量部のメチルトリメトキシシランと、3.000質量部のジメチルジメトキシシランとを滴下した。滴下したアルコキシシランのモル比は、テトラメトキシシラン:メチルトリメトキシシラン:ジメチルジメトキシシラン=0.16:1:1であった。次いで、4時間にわたって、反応容器の内容物を攪拌した(回転速度:50rpm)。反応容器の内容物を攪拌している間に、反応容器内では加水分解反応が起こった。このようにして、シラノール溶液が得られた。
以下、キャリアCA-1~CA-9及びCB-1~CB-5の作製方法について説明する。
(キャリアコアの調製工程)
MnO換算で40質量部のMnO含有粒子(体積中位径(D50):0.9μm)と、MgO換算で10質量部のMgO含有粒子(体積中位径(D50):0.6μm)と、Fe2O3換算で50質量部のFe2O3含有粒子(体積中位径(D50):0.8μm)と、水とを混合し、混合物を得た。次いで、湿式ボールミルを用いて、混合物中の原材料(詳しくは、MnO含有粒子、MgO含有粒子及びFe2O3含有粒子)を2時間かけて粉砕した。次いで、粉砕された原材料を含む混合物の乾燥及び造粒を、スプレードライヤーで行った。その後、乾燥した造粒物を、温度1000℃で5時間焼成することにより、キャリアコア(マンガン含有フェライトコア)を得た。得られたキャリアコアは、体積中位径(D50)が40μmであり、3000(103/4π・A/m)の印加磁場での飽和磁化が65A・m2/kgであった。
固形分換算で100質量部の加熱硬化型シリコーン樹脂溶液(東レダウコーニング株式会社製「SR2400」、樹脂:メチルシリコーン樹脂、溶剤:トルエン)と、500質量部のトルエンと、100質量部のテトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)と、2質量部のカーボンブラック(三菱ケミカル株式会社製「MA100」)とを混合してコート層形成溶液を得た。
キャリアコアの表面に形成されたコーティング膜に付着させる樹脂粒子の種類、及び流動コーティング装置への樹脂粒子の投入量を表1に示すとおりとしたこと以外は、キャリアCA-1の作製と同じ方法でキャリアCA-2~CA-9及びCB-1~CB-4をそれぞれ作製した。また、0.03質量部の樹脂粒子S1の代わりに、0.03質量部の非架橋スチレン-アクリル酸系樹脂粒子(日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社製「ファインスフェア(登録商標)FS-102」、個数平均一次粒子径:100nm)を使用したこと以外は、キャリアCA-1の作製と同じ方法でキャリアCB-5を作製した。なお、表1の樹脂粒子の投入量は、キャリアコア100質量部に対する質量部数である。また、キャリアCA-2~CA-9及びCB-1~CB-5では、何れも、キャリアコア100質量部に対する樹脂粒子の質量は、表1に示す樹脂粒子の投入量と同じ値であった。
キャリアCA-1~CA-9では、樹脂粒子が、コート層の表面に埋め込まれている埋没部分と、コート層の厚さ方向外側に突出する突出部分とを含んでいた。キャリアCA-1~CA-9について、以下に示す方法で埋没比を測定した。まず、試料(キャリアCA-1~CA-9の何れか)を可視光硬化性樹脂(東亞合成株式会社製「アロニックス(登録商標)D-800」)中に分散させた後、可視光照射により樹脂を硬化させて、硬化物を得た。その後、超薄切片作製用ナイフ(住友電気工業株式会社製「スミナイフ(登録商標)」:刃幅2mm、刃先角度45°のダイヤモンドナイフ)及びウルトラミクロトーム(ライカマイクロシステムズ株式会社製「EM UC6」)を用いて、切削速度0.3mm/秒で硬化物を切削することで、厚さ150nmの薄片を作製した。得られた薄片を、銅メッシュ上で四酸化ルテニウム水溶液の蒸気中に10分間暴露して、Ru染色した。続けて、染色された薄片試料の断面を、透過電子顕微鏡(TEM)(株式会社日立ハイテクノロジーズ製「H-7100FA」)を用いて撮影した。
以下、トナーT1~T6の作製方法について説明する。
(トナー母粒子の調製工程)
FMミキサー(日本コークス工業株式会社製「FM-20B」)を用いて、100質量部の結着樹脂(三井化学株式会社製「XPE258」、成分:ポリエステル樹脂)と、9質量部の離型剤(日油株式会社製「ニッサンエレクトール(登録商標)WEP-9」、成分:エステルワックス)と、9質量部の着色剤(三菱ケミカル株式会社製「MA100」、成分:カーボンブラック)と、1質量部の電荷制御剤(オリヱント化学工業株式会社製「BONTRON(登録商標)P-51」、成分:4級アンモニウム塩)とを、回転速度2000rpmの条件で4分間混合した。得られた混合物を、2軸押出機(株式会社池貝製「PCM-30」)を用いて、材料供給速度100g/分、軸回転速度150rpm、溶融混練温度(シリンダー温度)100℃の条件で溶融混練した。その後、得られた溶融混練物を、その温度が25℃になるまで冷却した。
100質量部のトナー母粒子(上述した手順で得られたトナー母粒子)と、1.0質量部のシリカ粒子(日本アエロジル株式会社製「AEROSIL(登録商標)REA90」、表面処理剤により正帯電性が付与されたシリカ粒子)と、1.0質量部の導電性酸化チタン粒子(チタン工業株式会社製「EC-100」)と、1.0質量部の樹脂粒子S1とを、FMミキサー(日本コークス工業株式会社製「FM-10B」)を用いて、回転速度2000rpmかつジャケット温度20℃の条件で5分間混合した。これにより、トナー母粒子の表面に外添剤(シリカ粒子、導電性酸化チタン粒子及び樹脂粒子S1)を付着させた。続けて、得られた粉体を、200メッシュ(目開き75μm)の篩を用いて篩別した。その結果、正帯電性のトナーT1が得られた。
外添工程で使用した樹脂粒子の種類を表2に示すとおりとしたこと以外は、トナーT1の作製と同じ方法でトナーT2~T5をそれぞれ作製した。なお、トナーT2~T5を作製する際、FMミキサーへの樹脂粒子の投入量は、何れも100質量部のトナー母粒子に対して1.0質量部であった。また、外添工程において、1.0質量部の樹脂粒子S1の代わりに、1.0質量部の非架橋スチレン-アクリル酸系樹脂粒子(日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社製「ファインスフェア(登録商標)FS-102」、個数平均一次粒子径:100nm)を使用したこと以外は、トナーT1の作製と同じ方法でトナーT6を作製した。得られたトナーT2~T6は、何れも正帯電性のトナーであった。
[現像剤DA-1の調製]
100質量部のキャリアCA-1と、8質量部のトナーT1とを、粉体混合機(愛知電機株式会社製「ロッキングミキサー(登録商標)」、混合方式:容器回転揺動方式)を用いて30分間混合して、現像剤DA-1を調製した。
粉体混合機で混合する際に用いるキャリア及びトナーを、後述する表3に示すとおりとしたこと以外は、現像剤DA-1の調製と同じ方法で現像剤DA-2~DA-9及びDB-1~DB-6をそれぞれ調製した。なお、現像剤DA-2~DA-9及びDB-1~DB-6を調製する際、100質量部のキャリアに対するトナーの使用量(質量)は、何れも8質量部であった。
[初期帯電量の測定]
前述の方法で現像剤(現像剤DA-1~DA-9及びDB-1~DB-6の何れか)を調製した後、温度25℃かつ湿度65%RHの環境下、24時間にわたって現像剤を静置した。その後、温度25℃かつ湿度65%RHの環境下、現像剤に含まれるトナーの帯電量(単位:μC/g)を、Q/mメーター(トレック社製「MODEL 210HS」)を用いて測定した。以下、ここで測定された帯電量を、「初期帯電量E1」(又は、単に「E1」)と記載する。
評価機としては、プリンター(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製「ECOSYS(登録商標)FS-C5250DN」)を用いた。前述の方法で調製した現像剤(現像剤DA-1~DA-9及びDB-1~DB-6の何れか)を評価機のブラック用現像装置に投入し、現像剤の調製で使用されたトナーと同種のトナー(トナーT1~T6の何れか)を評価機のブラック用トナーコンテナに投入した。
上記のように得た初期帯電量E1と連続印刷後の帯電量E2とから、以下の式に基づいて、帯電量変動率(単位:%)を求めた。なお、以下の式において、|E1-E2|は、E1とE2との差の絶対値を表す。
帯電量変動率=100×|E1-E2|/E1
11 キャリアコア
12 コート層
13 第1樹脂粒子
20 トナー粒子
21 トナー母粒子
22 第2樹脂粒子
100 現像剤(2成分現像剤)
Claims (6)
- キャリア粒子を含むキャリアと、トナー粒子を含むトナーとを含有する2成分現像剤であって、
前記キャリア粒子は、キャリアコアと、前記キャリアコアの表面を覆うコート層と、前記コート層に付着した第1樹脂粒子とを備え、
前記第1樹脂粒子は、前記コート層の表面に埋め込まれている埋没部分と、前記コート層の厚さ方向外側に突出する突出部分とを含み、
前記第1樹脂粒子の質量は、前記キャリアコア100質量部に対して0.03質量部以上0.15質量部以下であり、
前記トナー粒子は、結着樹脂を含むトナー母粒子と、前記トナー母粒子の表面に付着した外添剤とを備え、
前記外添剤は、第2樹脂粒子を含み、
前記第1樹脂粒子及び前記第2樹脂粒子は、何れもシリコーン樹脂を含み、
前記第1樹脂粒子の断面において、前記コート層の厚さ方向における前記埋没部分の最大長さをL A とし、前記コート層の厚さ方向における前記突出部分の最大長さをL B としたとき、0.1≦L A /(L A +L B )≦0.5の関係を満たす、2成分現像剤。 - 前記コート層は、シリコーン樹脂を含む、請求項1に記載の2成分現像剤。
- 前記コート層は、フッ素樹脂を更に含む、請求項2に記載の2成分現像剤。
- 前記コート層の質量は、前記キャリアコア100質量部に対して2質量部以上10質量部以下である、請求項1~3の何れか一項に記載の2成分現像剤。
- 前記第2樹脂粒子の質量は、前記トナー母粒子100質量部に対して0.5質量部以上1.5質量部以下である、請求項1~4の何れか一項に記載の2成分現像剤。
- キャリア粒子を含むキャリアと、トナー粒子を含むトナーとを含有する2成分現像剤の製造方法であって、
前記キャリア及び前記トナーを混合する工程を備え、
混合前の前記キャリア粒子は、キャリアコアと、前記キャリアコアの表面を覆うコート層と、前記コート層に付着した第1樹脂粒子とを備え、
前記第1樹脂粒子は、前記コート層の表面に埋め込まれている埋没部分と、前記コート層の厚さ方向外側に突出する突出部分とを含み、
前記第1樹脂粒子の質量は、前記キャリアコア100質量部に対して0.03質量部以上0.15質量部以下であり、
前記トナー粒子は、結着樹脂を含むトナー母粒子と、前記トナー母粒子の表面に付着した外添剤とを備え、
前記外添剤は、第2樹脂粒子を含み、
前記第1樹脂粒子及び前記第2樹脂粒子は、何れもシリコーン樹脂を含む、2成分現像剤の製造方法。
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