JP7149781B2 - 箔転写装置 - Google Patents

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Description

本発明は、箔転写装置に関する。
従来から、熱転写箔を利用した箔転写装置が知られている。箔転写装置による箔転写では、被転写物上に熱転写箔を重ね、箔転写用ツールで熱転写箔を上から押圧しながら熱転写箔を加熱する。これにより、被転写物の表面に画像を転写することができる。例えば、特許文献1には、箔転写用ツールとして、レーザー光を照射する光ペンを備えた箔転写装置が開示されている。
特開2016-215599号公報
従来の箔転写装置では、箔転写の間、箔転写用ツールは、熱転写箔と被転写物とを押圧している。よって、箔転写の間、箔転写用ツールは、熱転写箔と被転写物とを押圧したまま移動される。このワークを押圧する負荷のため、箔転写用ツールをワーク上で高速に移動させるのは難しかった。そこで、被転写物上の転写箇所をあまり高速で移動させることができず、生産性があまり良くなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、転写箇所を素早く移動させることができ、それにより生産性を向上させることができる箔転写装置を提供することである。
ここに開示される箔転写装置は、ワークを保持する保持台と、前記保持台と離間して設けられ、前記保持台に保持された状態の前記ワークに対して光を照射する光照射装置と、前記保持台と前記光照射装置との間に設けられた押圧部材とを備える。
前記ワークは、被転写物と、熱転写箔と、前記光照射装置から照射される光を受けて発熱する発熱部材とを含むとともに、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが重ねられている。
前記保持台は、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが前記押圧部材に対向する向きに重なるように前記ワークを保持する。
前記光照射装置は、光源と、前記光源からの光が前記ワークに照射される位置を移動させる照射位置移動機構とを備えている。
前記押圧部材は、前記ワークを前記保持台側に向かって押圧して前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とを密着させるとともに前記光照射装置からの光を透過して前記ワークに到達させる光透過部を備えている。
また、ここに開示される他の箔転写装置は、ワークを保持する保持台と、前記保持台と離間して設けられ、前記保持台に保持された状態の前記ワークに対して光を照射する光照射装置と、前記光照射装置を前記保持台に対して移動させる移動装置と、前記保持台と前記光照射装置との間に設けられた押圧部材とを備えている。
前記ワークは、被転写物と、熱転写箔と、前記光照射装置から照射される光を受けて発熱する発熱部材とを含むとともに、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが重ねられている。
前記保持台は、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが前記押圧部材に対向する向きに重なるように前記ワークを保持する。
前記移動装置は、第1移動装置と、第2移動装置とを備えている。前記第1移動装置は、前記光照射装置を前記保持台に対して、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材との重なり方向と非平行な第1方向に移動させる。前記第2移動装置は、前記光照射装置を前記保持台に対して、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材との重なり方向および前記第1方向と非平行な第2方向に移動させる。
前記押圧部材は、前記ワークを前記保持台側に向かって押圧して前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とを密着させるとともに前記光照射装置からの光を透過して前記ワークに到達させる光透過部を備えている。
これらの箔転写装置によれば、押圧部材が被転写物と熱転写箔と発熱部材とを密着させ、光照射装置はワークと離間している。箔転写のための光は、光透過部を透過してワークに到達する。そして、光の照射位置は、光照射装置の照射位置移動機構または移動装置によって移動される。かかる構成によれば、光照射装置または移動装置は、ワークを押圧する作業の影響を受けることなく転写箇所を移動させることができる。そこで、転写箇所を素早く移動させることができ、生産性を向上させることができる。
第1実施形態に係る箔転写装置を示す斜視図である。 箔転写装置の要部を模式的に示す側面図である。 押圧部材が第1位置にあるときの保持台と押圧機構とを模式的に示す平面図である。 押圧部材が第2位置にあるときの保持台と押圧機構とを模式的に示す平面図である。 光照射装置の構成を模式的に示す図である。 箔転写中のワークを模式的に示す斜視図である。 第2実施形態に係る箔転写装置の斜視図である。 第2実施形態に係る光照射装置の構成を模式的に示す側面図である。 第3実施形態に係る箔転写装置の一部破断斜視図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る箔転写装置10を示す斜視図である。以下の説明では、左、右、上、下とは、箔転写装置10の正面にいるユーザーが電源スイッチ10aを見た場合の左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、上記ユーザーが箔転写装置10に近づく方を後方、遠ざかる方を前方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。本実施形態に係る箔転写装置10は、相互に直交する軸をX軸、Y軸およびZ軸としたときに、X軸とY軸とで構成される平面に置かれるものとする。ここでは、X軸は、左右方向に延びる。Y軸は、前後方向に延びる。Z軸は、上下方向に延びる。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、箔転写装置10の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、箔転写装置10は箱状に形成されている。箔転写装置10は、前方が開口された筐体11を備えている。筐体11内には、ワーク100を保持する保持台20と、ワーク100を押圧する押圧機構30と、光照射装置50を搭載したヘッド40と、制御装置60とが設けられている。筐体11の各部は、例えば鋼板によって構成されている。
図2は、箔転写装置10の要部を模式的に示す側面図である。図2に示すように、ワーク100は、被転写物101と、熱転写箔102と、光吸収フィルム103とを含んでいる。光吸収フィルム103は、光を受けて発熱する発熱部材である。ただし、ワーク100は、それら以外のもの、例えば、表面に凹凸が形成された装飾用フィルムを含んでいてもよい。装飾用フィルムは、表面の凹凸を被転写物101に転写して視覚効果を付加するためのフィルムである。被転写物101と熱転写箔102と光吸収フィルム103とは、下方からこの順に重ねられて使用される。被転写物101、熱転写箔102、および光吸収フィルム103の詳細については後述する。
図1に示すように、保持台20は、筐体11の底部12上に設けられている。より詳しくは、保持台20は、底部12上に設けられた押圧機構30のベース31上に載置されている。保持台20は、ベース31に着脱自在に構成されている。しかし、保持台20は、ベース31に着脱不能に固定されていてもよい。保持台20は、ワーク100を保持する部材である。保持台20は、例えばバイスである。保持台20は、被転写物101を把持可能に構成されている。
被転写物101を構成する材料や形状は、特に限定されない。被転写物101は、例えば、アクリル、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)等の樹脂類であってもよいし、普通紙、画用紙、和紙等の紙類、ゴム類等であってもよい。
熱転写箔102は、被転写物101の上に重ねて載置されている。熱転写箔102は、被転写物101に密着された状態で加熱されることにより、被転写物101の表面に画像を転写する箔である。ここでは、熱転写箔102は、光照射装置50が照射する光のエネルギーによって熱転写を行う。熱転写箔102としては、例えば、熱転写用に一般に市販されている転写箔を特に限定なく用いることができる。熱転写箔102は、一般的には、基材と、装飾層と、接着層とがこの順に積層されている。熱転写箔102における装飾層は、例えば、金箔、銀箔等のメタリック箔や、ハーフメタリック箔、顔料箔、多色印刷箔、ホログラム箔、静電気破壊対策箔等を包含する。
光吸収フィルム103は、熱転写箔102の上に重ねて載置されている。光吸収フィルム103は、光照射装置50から照射される光を受けて発熱する発熱部材の一例である。光吸収フィルム103は、光照射装置50から照射される所定の波長帯の光(レーザー光)を効率よく吸収して、光エネルギーを熱エネルギーに変換する。光吸収フィルム103は、例えばポリイミドのような樹脂で構成されている。光吸収フィルム103は、例えば100~200℃での耐熱性を有している。
なお、本実施形態では、光吸収フィルム103と熱転写箔102とは別体であるが、1つのシートとして構成されていてもよい。例えば、光吸収フィルム103と同等の働きをもつ光吸収材が熱転写箔102に形成されていてもよい。発熱部材と熱転写箔とが一体に構成されるか、別体として構成されるかは限定されない。
図1および図2に示すように、保持台20は、被転写物101、熱転写箔102、および光吸収フィルム103が押圧機構30に対向する向きに重なるようにワーク100を保持している。ここでは、保持台20は、被転写物101、熱転写箔102、および光吸収フィルム103が上下方向に重なるようにワーク100を保持し、押圧機構30は、ワーク100の上方に配置されている。保持台20に保持された状態で、ワーク100は水平面(XY平面)に沿って広がっている。
押圧機構30は、被転写物101に、熱転写箔102と光吸収フィルム103とを密着させる部材である。押圧機構30は、筐体11の底部12上に設けられている。図3および図4は、保持台20と押圧機構30とを模式的に示す平面図である。図3および図4に示すように、押圧機構30は、ベース31と、第1スライドバー32と、第2スライドバー33と、押圧部材34と、ストッパ35とを備えている。詳しくは後述するが、押圧部材34は、水平面に沿って回転可能に構成されている。図3は、押圧部材34が回転位置の1つである第1位置P1にあるときの図である。図4は、押圧部材34が回転位置の他の1つである第2位置P2にあるときの図である。
図2に示すように、ベース31は、底部12に設けられている。ベース31は、平板状に形成されている。第1スライドバー32および第2スライドバー33は、ベース31から上方に延びている。第1スライドバー32および第2スライドバー33は、ベース31の左端部から上方に延びている。第1スライドバー32は、第2スライドバー33より後方に配置されている。第1スライドバー32と第2スライドバー33とは平行に配置されている。第1スライドバー32の上下方向の長さは、第2スライドバー33の上下方向の長さよりも長い。
図2に示すように、押圧部材34は、第1スライドバー32および第2スライドバー33に沿って上下方向に移動可能に構成されている。押圧部材34は、ベース31より上方に配置されている。図3に示すように、押圧部材34には、第1スライドバー32が挿入される第1貫通孔34aと、第2スライドバー33が挿入される第2貫通孔34bとが形成されている。押圧部材34を上方に移動させることによって、第2スライドバー33を第2貫通孔34bから抜くことができる。このとき、押圧部材34は、第1スライドバー32にのみ支持される。これにより、図3に示すように、押圧部材34は、第1スライドバー32を中心に矢印A方向および矢印B方向に回転可能となる。
押圧部材34は、A方向およびB方向への回転により、第2位置P2と、第1位置P1とに移動される。第2位置P2は、被転写物101に熱転写箔102および光吸収フィルム103を密着させるときの押圧部材34の位置である。第2位置P2では、押圧部材34は、保持台20の上方に位置している。また、第2位置P2では、押圧部材34は、保持台20と光照射装置50との間に位置している。押圧部材34が第2位置P2に位置するとき、第1スライドバー32は第1貫通孔34aに挿入され、第2スライドバー33は第2貫通孔34bに挿入されている。押圧部材34は、この状態で鉛直方向に移動可能である。第2位置P2で押圧部材34を自由にすると、押圧部材34は下方に落下し、保持台20に保持されたワーク100に接触する。
第1位置P1は、保持台20をベース31上から取り外すときの押圧部材34の位置である。押圧部材34が第1位置P1に位置するとき、第1スライドバー32は第1貫通孔34aに挿入され、第2スライドバー33は第2貫通孔34bに挿入されていない。第1位置P1では、押圧部材34は、保持台20の上方から退避されている。
図3および図4に示すように、押圧部材34には、光透過部34cが形成されている。光透過部34cは、矩形状に形成されている。光透過部34cの大きさは、保持台20の大きさよりも大きく構成されている。即ち、光透過部34cの左右方向の長さは、保持台20の左右方向の長さよりも長く、光透過部34cの前後方向の長さは、保持台20の前後方向の長さよりも長い。押圧部材34が第2位置P2に位置するとき、保持台20は、平面視において、光透過部34cの内方に配置される。よって、保持台20に保持されたワーク100も、平面視において、光透過部34cの内方に配置される。
光透過部34cは、ここでは、押圧部材34に形成された矩形の貫通孔にガラス板が嵌め込まれて形成されている。ガラス板は、光照射装置50からの光を透過する素材である。そこで、光透過部34cは、光照射装置50からの光を透過する。光透過部34cを透過した光は、ワーク100に到達する。また、光透過部34cは、押圧部材34の中でワーク100に接触する部位である。光透過部34cは、ワーク100を保持台20側(ここでは下方)に向かって押圧し、被転写物101と熱転写箔102と光吸収フィルム103とを密着させる。押圧部材34は、自重によってワーク100を押圧する。その押圧力は、被転写物101と熱転写箔102と光吸収フィルム103とを密着させることができる押圧力であればよく、それ以上は限定されない。
ストッパ35は、押圧部材34の回転を規制する部材である。図2に示すように、ストッパ35は、ベース31から上方に延びている。ストッパ35は、第1スライドバー32より後方に配置されている。ストッパ35の上端は、第2スライドバー33の上端より上方に位置している。図4に示すように、ストッパ35は、押圧部材34が第2位置P2よりも矢印B方向に回転することを規制する。押圧部材34が第2位置P2に位置するとき、ストッパ35は、押圧部材34と接触している。ストッパ35により、押圧部材34は第2位置P2に位置決めされる。
ヘッド40は、保持台20および押圧機構30の上方に配置されている。ヘッド40は、光照射装置50を搭載している。よって、光照射装置50も、保持台20および押圧機構30の上方に、これらと離間されて設けられている。
光照射装置50は、保持台20に保持された状態のワーク100に対して光を照射する装置である。ワーク100の光吸収フィルム103は、光照射装置50からの光を受けると発熱する。その熱により熱転写箔102が加熱され、箔転写が行われる。図5は、光照射装置50の構成を模式的に示す図である。図5に示すように、光照射装置50は、光源51と、照射位置移動機構52とを備えている。照射位置移動機構52は、反射面を備えた反射部材と、反射面の角度を変化させる駆動部とを備え、光源51からの光の照射位置を移動させる。反射部材は、光源51に対する反射面の角度を変更可能に構成されている。駆動部は、反射面で反射された光がY軸方向とX軸方向とに沿って移動するように反射面の角度を変化させる。本実施形態では、図5に示すように、照射位置移動機構52は、反射部材として第1ミラー53および第2ミラー55を備えている。また、照射位置移動機構52は、駆動部として第1駆動部54および第2駆動部56を備えている。
光源51は、箔転写を行うための光を生成する。光源51は、ここでは、レーザー光L1を生成する。光源51は、例えば、レーザーダイオードである。光源51は、制御装置60に接続され、制御装置60によって制御されている。
図5に示すように、光源51が生成したレーザー光L1は、照射位置移動機構52に照射される。レーザー光L1は、照射位置移動機構52の各部のうち、第1ミラー53に照射される。第1ミラー53は、光を反射する反射面53aを備えている。レーザー光L1は、第1ミラー53の反射面53aに向かって照射されている。反射面53aは、Z軸方向に延びている。また、第1ミラー53は、Z軸方向に延びる回転軸53bを備え、回転軸53bを中心に回転可能に構成されている。第1ミラー53が回転すると、反射面53aは、水平面に沿って向きを変える。よって、第1ミラー53の回転によって、第1ミラー53による反射光L2の方向が水平面に沿って変化する。
第1ミラー53の回転軸53bの一端は、第1駆動部54に接続されている。第1駆動部54は、例えば、電動モータを備えている。第1駆動部54は、第1ミラー53の反射面53aで反射された光L2が所望の方向に向くように反射面53aの角度を変化させる。第1駆動部54は、制御装置60に接続され、制御装置60によって制御されている。
第1ミラー53による反射光L2は、第2ミラー55の反射面55aに向かって照射されている。第2ミラー55は、水平方向に延びる回転軸55bを備えている。第2ミラー55は、回転軸55bを中心に回転可能に構成されている。そこで、第2ミラー55が回転軸55bを中心に回転すると、反射面55aと水平面との間の角度が変化する。よって、第2ミラー55の回転によって、第2ミラー53による反射光L3の水平面に対する角度が変化する。
第2ミラー55の回転軸55bの一端は、第2駆動部56に接続されている。第2駆動部56も、例えば、電動モータを備えている。第2駆動部54は、第2ミラー55の反射面55aで反射された光L3が所望の方向に向くように反射面53aの角度を変化させる。第1駆動部54は、制御装置60に接続され、制御装置60によって制御されている。
第1駆動部54による第1ミラー53の回転と、第2駆動部56による第2ミラー55の回転とによって、第2ミラー55が反射する反射光L3の照射方向が変化する。光照射装置50は、この反射光L3をワーク100に向けて照射する。制御装置60は、第1駆動部54と第2駆動部56とを制御することによって、光照射装置50からの光L3がワーク100に照射される位置を移動させる。ここでは、ワーク100は水平面(XY平面)に広がるように配置されている。よって、光照射装置50からワーク100に照射される光L3は、ワーク100上を水平面に沿って二次元的に移動される。
箔転写装置10の動作は、制御装置60によって制御されている。制御装置60は、典型的にはコンピュータである。制御装置60は、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器からの印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムを格納したROMと、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAMと、上記プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置とを備えている。
箔転写のプロセスでは、押圧部材34が、第2位置P2に配置される。これにより、押圧部材34の光透過部34cは、保持台20に保持された状態のワーク100を下方に押圧する。これにより、被転写物101と、熱転写箔102と、光吸収フィルム103とが密着する。光吸収フィルム103と熱転写箔102とが密着することにより、光吸収フィルム103が発生させた熱が熱転写箔102に伝導することが可能となる。また、熱転写箔102と被転写物101とが密着することにより、熱転写箔102の装飾層を被転写物101の表面に転写することが可能となる。
図6は、箔転写中のワーク100を模式的に示す平面図である。図6に示すように、箔転写中、押圧部材34は第2位置P2に配置され、ワーク100を下方に押圧している。ワーク100は、平面視において、光透過部34cの内方に位置している。光透過部34cには、光照射装置50から光L3が照射されている。光L3は、光透過部34cを透過して、光吸収フィルム103に到達している。図6に示す場合において、光L3は、ワーク100上において、矢印C方向に移動している。光L3は、ワーク100上を二次元的に移動可能である。箔転写したい画像110に沿って光L3がワーク100上を移動することにより、画像110が被転写物101に転写される。図6では、画像110のうち実線で示した部分の転写が終了している。また、画像110のうち破線で示した部分の転写が未完了である。このとき、光L3は、図6の矢印Dのように移動している。
箔転写のプロセスでは、光吸収フィルム103のうち、光照射装置50からのレーザー光L3が照射された部分が、レーザー光L3を吸収する。それにより、光エネルギーが熱エネルギーに変換される。光吸収フィルム103が発生させた熱は、熱転写箔102の接着層に伝導する。これにより接着層が軟化し、接着性を発現する。接着層は、装飾層と被転写物101との表面に付着し、装飾層と被転写物101とを接着する。その後、光L3が移動され、当該照射部分への光エネルギーの供給が終了すると、接着層は放熱により冷却されて、硬化する。これにより、装飾層と被転写物101の表面とが固着され、当該部分における箔転写が完成する。この作業を光L3の照射位置を変えながら続けることにより、被転写物101への箔転写が完成する。
このように、本実施形態に係る箔転写装置10は、保持台20と離間して設けられた光照射装置50と、保持台20と光照射装置50との間に設けられた押圧部材34とを備えている。光照射装置50は、光源51からの光がワーク100に照射される位置を移動させる照射位置移動機構52を備えている。押圧部材34は、ワーク100を保持台20側に向かって押圧して被転写物101と熱転写箔102と光吸収フィルム103とを密着させるとともに、光照射装置50からの光を透過してワーク100に到達させる光透過部34cを備えている。本実施形態では、押圧部材34が被転写物101と熱転写箔102と光吸収フィルム103とを密着させている。また、光L3の照射位置は、光照射装置50の照射位置移動機構52が移動させる。箔転写のための光L3は、光透過部34cを透過してワーク100に到達する。よって、かかる構成によっても、被転写物101に箔転写を行うことができる。
さらに、本実施形態に係る箔転写装置10によれば、従来の箔転写装置よりも転写箇所を素早く移動させることができる。よって、箔転写の生産性を向上させることができる。従来の箔転写装置は、箔転写用ツールで熱転写箔を上から押圧しながら熱転写箔を加熱していた。箔転写用ツールとしては、レーザー光を照射する光ペンなどが利用されていた。しかし、箔転写の間、箔転写用ツールは、熱転写箔と被転写物とを押圧したまま移動される。このワークを押圧する負荷のため、箔転写用ツールをワーク上で高速に移動させるのが難しかった。そこで、従来の箔転写装置では、被転写物上の転写箇所をあまり高速で移動させることができず、生産性があまり良くなかった。
それに対して、本実施形態に係る箔転写装置10は、従来の箔転写装置と異なり、ワーク100の押圧とは無関係に、照射位置移動機構52によって光L3の照射位置が移動される。照射位置移動機構52による光L3の照射位置の移動は、ワーク100を押圧する作業の影響を受けない。よって、本実施形態に係る箔転写装置10によれば、転写箇所を素早く移動させることができ、箔転写の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る箔転写装置10は、光の照射位置をX軸方向およびY軸方向に移動させるように構成された照射位置移動機構52を備えている。かかる構成によれば、光照射装置50または保持台20をX軸方向およびY軸方向に移動させる移動装置が不要であり、箔転写装置10の構成を簡潔にすることができる。照射位置移動機構52は、ここでは、光源51に対する反射面53aおよび55aの角度をそれぞれ変更可能に構成された第1ミラー53および第2ミラー55と、反射面53aおよび55aの角度をそれぞれ変化させる第1駆動部54および第2駆動部56とを備えている。かかる構成によれば、光照射装置50から照射される光L3の照射位置を自在に移動させることができる。
さらに、本実施形態では、押圧部材34は、保持台20の上方に設けられ、自重によってワーク100を押圧している。かかる構成によれば、例えば、アクチュエータによって押圧部材を保持台20側に押圧するような機構が不要であり、箔転写装置10の構成を簡潔にすることができる。
また、押圧部材34の光透過部34cは、ここでは、ガラスによって構成されている。ガラスは、光を良好に透過するだけでなく、平坦に形成可能であり、押圧時にも撓みにくい。また、耐熱性にも優れる。よって、光透過部34cには、ガラスが好適に利用できる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る箔転写装置は、光照射装置を第1の方向(例えば、X軸方向)に移動させる機構と、光の照射位置を第1の方向と直交する第2の方向(例えば、Y軸方向)に移動させる光照射装置とを備える。第2実施形態は、それ以外の構成については第1実施形態と共通である。従って、第2実施形態でも、第1実施形態と共通する部材には同じ符号を付すこととし、重複する説明は省略または簡潔化する。
図7は、第2実施形態に係る箔転写装置10の斜視図である。図7に示すように、本実施形態に係る箔転写装置10は、ヘッド40をX軸方向に移動させるX軸方向移動装置70と、照射光をY軸方向に沿って移動させることが可能に構成された光照射装置80とを備えている。
X軸方向移動装置70は、光照射装置80を保持台20に対してX軸方向に移動させるように構成されている。X軸方向移動装置70は、ここでは、ヘッド40を介して、光照射装置80を移動させる。図7に示すように、X軸方向移動装置70は、送りネジ棒71と、駆動モータ72と、送りナット73と、一対のスライドシャフト74とを備えている。送りネジ棒71は、X軸に沿って延びている。送りネジ棒71は、螺旋状のネジ溝を有している。送りネジ棒71の一端は、駆動モータ72に連結されている。駆動モータ72は、制御装置60に接続され、制御装置60に制御されている。駆動モータ72は、制御装置60の制御に従って、送りネジ棒71を回転させる。送りネジ棒71のネジ溝には、ネジ山を有する送りナット73が噛合っている。送りナット73は、ヘッド40に設けられている。一対のスライドシャフト74は、送りネジ棒71と平行に配置されている。スライドシャフト74には、ヘッド40がX軸方向に摺動可能に係合している。駆動モータ72が駆動されると、ヘッド40は、送りネジ棒71の回転により、スライドシャフト74に沿ってX軸方向に移動する。
図8は、光照射装置80の構成を模式的に示す側面図である。図8に示すように、本実施形態に係る光照射装置80は、光源81と照射位置移動機構82とを備えている。照射位置移動機構82は、ポリゴンミラー83と、駆動部84とを備えている。
図8に示すように、光源81は、レーザー光L11を生成する。光源81は、制御装置60に接続され、制御装置60によって制御されている。光源81が生成したレーザー光L11は、ポリゴンミラー83に照射される。
ポリゴンミラー83は、多角柱状に形成されている。図8に示すように、ポリゴンミラー83は、X軸方向視において(左右方向に見た場合に)、多角形に見えるように配置されている。多角柱の複数の側面は、それぞれ反射面83aを構成している。複数の反射面83aは、それぞれ、照射された光を反射する。光源81は、ポリゴンミラー83の前方から、ポリゴンミラー83の反射面83aに向けてレーザー光L11を照射している。
ポリゴンミラー83は、X軸方向に延びる回転軸83bを備えている。ポリゴンミラー83は、回転軸83bを中心に回転可能に構成されている。ポリゴンミラー83は、駆動部84によって回転される。駆動部84は、例えば、電動モータを備えている。駆動部84は、制御装置60に接続され、制御装置60によって制御されている。駆動部84は、駆動時、ポリゴンミラー83を一定速度で回転させる。
光源81は、ポリゴンミラー83の回転に合わせてON/OFFするように制御されている。光源81は、例えば、ポリゴンミラー83の第1反射面83a1に対し、第1の反射面83a1と水平面との間の角度が第1の角度θ1となるタイミングでレーザー光L11を照射する。それにより、反射光L12は、光照射装置80の下方に載置されたワーク100上の第1の位置に照射される。さらに、光源81は、ポリゴンミラー83の回転方向に沿って第1の反射面83a1の次の反射面である第2の反射面83a2に対し、レーザー光L11を照射する。このとき、第2の反射面83a1と水平面との間の角度は、第2の角度θ2となっている。この第2の反射面83a2への光L11の照射により、反射光L12は、ワーク100上の第2の位置に照射される。第2の位置は、第1の位置からY軸に沿って移動した点である。以下、同様の動作を繰り返すことにより、反射光L12の照射位置を、Y軸に沿って移動させることができる。
箔転写のプロセスにおいては、本実施形態でも、ワーク100は押圧部材34によって押圧される。光照射装置80からの光L12がワーク100上に照射される位置は、照射位置移動機構82による光L12のY軸方向への移動、およびX軸方向移動装置70による光照射装置80のX軸方向への移動により、二次元的に移動される。これにより、ワーク100上の所望の位置に光L12を照射することができる。よって、所望の画像を被転写物101に箔転写することができる。
このように、本実施形態では、照射位置移動機構82は、光L12の照射位置をY軸方向に沿って移動させるように構成されている。また、箔転写装置10は、光照射装置80を保持台20に対してX軸方向に移動させるX軸方向移動装置70を備えている。かかる構成によっても、第1実施形態と同様の理由により、箔転写における転写箇所を素早く移動させることができ、箔転写の生産性を向上させることができる。
本実施形態では、照射位置移動機構82は、光源81に対する反射面83aの角度を変更可能に構成されたポリゴンミラー83と、反射面83aで反射された光L12がY軸方向に沿って移動するように反射面83aの角度を変化させる駆動部84とを備えている。このような構成によれば、光照射装置50から照射される光L12の照射位置を、Y軸方向に沿って自在に移動させることができる。
なお、本実施形態では、光照射装置80が移動され、保持台20は不動に構成されていたが、これには限定されない。光照射装置80と保持台20との移動は相対的なものであり、いずれの部材が移動されるかは特に限定されない。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る箔転写装置は、光照射装置を保持台に対して二次元的に移動させる移動装置を備え、光の照射位置を移動させる照射位置移動機構を備えない。第3実施形態の説明においても、第1実施形態および第2実施形態と共通する部材には同じ符号を付すこととし、重複する説明は省略または簡潔化する。
図9は、第3実施形態に係る箔転写装置10の一部破断斜視図である。図9に示すように、箔転写装置10は、Y軸方向に光照射装置50Aを移動させるY軸方向移動装置90をさらに備えている。本実施形態では、光照射装置50Aは、光の照射位置を移動させる照射位置移動機構を備えていない。光照射装置50Aは、ここでは、真下に向かって光L20を照射する。
図9に示すように、Y軸方向移動装置90は、送りネジ棒91と、駆動モータ92と、送りナット93と、一対のスライドシャフト94とを備えている。送りネジ棒91は、Y軸に沿って延びている。駆動モータ92は、制御装置60に接続され、制御装置60に制御されている。駆動モータ92は、制御装置60の制御に従って、送りネジ棒91を回転させる。送りネジ棒91のネジ溝には、送りナット93が噛合っている。送りナット93は、スライドベース95に設けられている。一対のスライドシャフト94は、送りネジ棒91と平行に配置されている。スライドシャフト94には、スライドベース95がY軸方向に摺動可能に係合している。駆動モータ92が駆動されると、スライドベース95は、送りネジ棒91の回転により、スライドシャフト94に沿ってY軸方向に移動する。X軸方向移動装置70は、スライドベース95に設けられている。そこで、Y軸方向移動装置90およびX軸方向移動装置70により、光照射装置50Aを、Y軸方向およびX軸方向に移動させることができる。
本実施形態では、箔転写の際に光照射装置80からの光L20がワーク100上に照射される位置は、Y軸方向移動装置90によるワーク100のY軸方向への移動、およびX軸方向移動装置70によるワーク100のX軸方向への移動により、二次元的に移動される。それにより、転写箇所が移動される。
このように、本実施形態に係る箔転写装置10は、光照射装置50Aを保持台20に対してY軸方向に移動させるY軸方向移動装置90と、光照射装置50Aを保持台20に対してX軸方向に移動させるX軸方向移動装置70とを備えている。かかる構成によっても、第1実施形態および第2実施形態と同様の理由により、箔転写における転写箇所を素早く移動させることができ、箔転写の生産性を向上させることができる。
なお、箔転写装置10は、光照射装置50Aまたは保持台20をZ軸方向に移動させるZ軸方向移動装置をさらに備えていてもよい。Z軸方向移動装置は、例えば、ワーク100の高さに関わらず、ワーク100と光照射装置50Aとの距離を一定にするために用いられる。Z軸方向移動装置は、第1実施形態または第2実施形態に付加されてもよい。
以上、本発明のいくつかの好適な実施形態について説明した。しかし、上記した実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。例えば、上記した実施形態では、照射位置移動機構は、反射部材としてのミラーと、ミラーの角度を変化させる駆動部とを備えていたが、そのように構成されていなくてもよい。照射位置移動装置は、例えば、光源の向きを変化させるように構成されていてもよい。
また、上記した実施形態では、押圧部材は自重によって被転写物と熱転写箔と光吸収フィルムとを押圧していた。しかし、押圧部材は、例えば、アクチュエータが発生させる力などによってワークを押圧してもよい。あるいは、例えば、スプリング等の弾性体の弾性力によってワークを押圧してもよい。また、押圧部材の形状は必ずしも平板状である必要はなく、ワークの立体形状に合わせた形状を有していてもよい。
さらに、上記した実施形態では、押圧部材は、スライドバーによってワークに対して位置合わせされるように構成されていたが、そのような位置合わせの機構を備えなくてもよい。押圧部材は、また、箔転写装置の本体から着脱自在に構成されていてもよい。例えば、押圧部材は、適度な重量を有するガラス板だけから構成されていてもよく、単にワーク上に載置されるだけでもよい。
上記した第2実施形態または第3実施形態では、光照射装置は、被転写物と熱転写箔と発熱部材との重なり方向と直交する1方向または2方向に移動された。しかし、光照射装置または保持台が移動される方向は、被転写物と熱転写箔と発熱部材との重なり方向に直交していなくてもよく、上記重なり方向に非平行であればよい。箔転写装置は、例えば、任意の移動面上で光照射装置を移動させる移動装置と、ワークを光照射装置の移動面から傾けて保持する保持台と、ワークを保持台に向かって押圧する押圧部材とを備えていてもよい。光照射装置が光を照射する方向も、被転写物と熱転写箔と発熱部材との重なり方向に一致する必要はなく、適宜に設定されてよい。
その他、特に言及されない限りにおいて、上記した実施形態は本発明を限定しない。
10 箔転写装置
20 保持台
34 押圧部材
34c 光透過部
50 光照射装置
51 光源
52 照射位置移動機構
53 第1ミラー(反射部材)
53a 反射面
54 第1駆動部
55 第2ミラー(反射部材)
55a 反射面
56 第2駆動部
70 X軸方向移動装置
80 光照射装置(第2実施形態)
81 光源(第2実施形態)
82 照射位置移動機構(第2実施形態)
83 ポリゴンミラー(反射部材)
83a 反射面
84 駆動部
90 Y軸方向移動装置
100 ワーク
101 被転写物
102 熱転写箔
103 光吸収フィルム(発熱部材)

Claims (3)

  1. ワークを保持する保持台と、
    前記保持台と離間して設けられ、前記保持台に保持された状態の前記ワークに対して光を照射する光照射装置と、
    前記光照射装置を前記保持台に対して移動させる移動装置と、
    前記保持台と前記光照射装置との間に設けられた押圧部材と、
    を備え、
    前記ワークは、被転写物と、熱転写箔と、前記光照射装置から照射される光を受けて発熱する発熱部材とを含むとともに、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが重ねられ、
    前記保持台は、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とが前記押圧部材に対向する向きに重なるように前記ワークを保持し、
    前記移動装置は、
    前記光照射装置を前記保持台に対して、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材との重なり方向と非平行な第1方向に移動させる第1移動装置と、
    前記光照射装置を前記保持台に対して、前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材との重なり方向および前記第1方向と非平行な第2方向に移動させる第2移動装置と、
    を備え、
    前記押圧部材は、前記ワークを前記保持台側に向かって押圧して前記被転写物と前記熱転写箔と前記発熱部材とを密着させるとともに前記光照射装置からの光を透過して前記ワークに到達させる光透過部を備えている、
    箔転写装置。
  2. 前記押圧部材は、前記保持台の上方に設けられ、自重によって前記ワークを押圧するように構成されている、
    請求項に記載の箔転写装置。
  3. 前記光透過部は、ガラスによって形成されている、
    請求項1または2に記載の箔転写装置。
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