JP7148912B2 - 高アミロース澱粉とセルロースナノファイバーを含有する組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕(A)成分:アミロース含量15質量%以上の澱粉を少なくとも含む、澱粉系原料、および
(B)成分:セルロースナノファイバー
を含む組成物。
〔2〕(A)成分に含まれる澱粉の総質量に対する(B)成分の質量の比が、0.1~50質量%である、〔1〕に記載の組成物。
〔3〕(B)成分が、化学変性セルロースナノファイバーを含む、〔1〕又は〔2〕に記載の組成物。
〔4〕化学変性セルロースナノファイバーが、グルコース単位当たりのカルボキシメチル置換度が0.01~0.50であるカルボキシメチル化セルロースナノファイバーである、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の組成物。
〔5〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の組成物を有効成分とする、澱粉老化抑制剤。
〔6〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の組成物を有効成分とする、澱粉系食品用添加剤。
〔7〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の組成物を澱粉系食品の原料である澱粉の少なくとも一部に代えて用いることを含む、澱粉系食品の製造方法。
〔8〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の組成物を澱粉系食品の原料である澱粉の少なくとも一部に代えて用いる、澱粉系食品の改質方法。
(A)成分は、澱粉系原料である。澱粉系原料は、澱粉を含む原料である。澱粉系原料は、アミロース含量が、15質量%以上、好ましくは20質量%以上、より好ましくは22質量%以上の澱粉を少なくとも含む。これにより、澱粉の老化を効率的に抑制できる。上限は、特に限定されず、通常は50質量%以下である。アミロース含量とは、澱粉の総質量に対するアミロースの質量の比(質量%)である。
(B)成分は、セルロースナノファイバーである。セルロースナノファイバーは、セルロースの微細繊維である。セルロースナノファイバーは、未変性セルロースをセルロース原料とするものおよび変性セルロース(例えば、化学変性セルロース)を原料とするもののいずれでもよい。セルロースナノファイバーの平均繊維径は、通常3~500nm程度、好ましくは3nm以上500nm以下である。セルロースナノファイバーの平均アスペクト比は、通常50以上である。アスペクト比の上限は特に限定されないが、通常は1000以下である。平均アスペクト比は、下記の式により算出することができる:
(式) アスペクト比=平均繊維長/平均繊維径
セルロース原料(例えば、セルロース繊維)の由来は、特に限定されないが、例えば、植物(例えば、木材、竹、麻、ジュート、ケナフ、農地残廃物、布、パルプ(針葉樹未漂白クラフトパルプ(NUKP)、針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未漂白クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹漂白クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹未漂白サルファイトパルプ(NUSP)、針葉樹漂白サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、再生パルプ、古紙等)、動物(例えばホヤ類)、藻類、微生物(例えば酢酸菌(アセトバクター))、微生物産生物等が挙げられる。本発明で用いるセルロース原料は、これらのいずれかであってもよいし2種類以上の組み合わせであってもよいが、好ましくは植物又は微生物由来のセルロース原料、より好ましくは植物由来のセルロース原料である。
セルロース原料の解繊処理および変性処理の少なくともいずれかの処理の際には、分散処理を行ってもよい。分散処理は、セルロース原料、解繊セルロース繊維または変性セルロースを溶媒に分散し、分散体を調製する処理である。
(B)成分は、化学変性セルロースナノファイバーを含むことが好ましい。これにより、組成物を食品に添加した際に、より良好な食感を実現できる。また、(B)成分は、化学変性セルロースナノファイバーであることが好ましい。化学変性セルロースナノファイバーは、繊維の微細化が十分に進み、繊維長および繊維径が均一であり、食品の食感をより向上させることができる。
カルボキシメチル化の方法として例えば、セルロース原料または解繊セルロース繊維をマーセル化しその後エーテル化する方法が挙げられる。カルボキシメチル化反応の際は通常溶媒を用いる。溶媒としては、例えば、水、アルコール(例、低級アルコール)およびこれらの混合溶媒が挙げられる。低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール、イソブチルアルコール、第3級ブチルアルコールが挙げられる。混合溶媒における低級アルコールの混合割合は、通常下限が60質量%以上であり、通常上限が95質量%以下であり、好ましくは60~95質量%である。溶媒の量は、セルロース原料または解繊セルロース繊維に対して、通常3質量倍以上である。また、溶媒の量の上限は特に限定されないが、セルロース原料または解繊セルロース繊維に対し、通常20質量倍以下である。したがって、溶媒の量は、セルロース原料または解繊セルロース繊維に対し、好ましくは3~20質量倍である。
A=[(100×F’-(0.1NのH2SO4)(mL)×F)×0.1]/(酸型カルボキシメチル化セルロースの絶乾質量(g))
DS=0.162×A/(1-0.058×A)
A:酸型カルボキシメチル化セルロース1gの中和に要する1NのNaOH量(mL)
F:0.1NのH2SO4のファクター
F’:0.1NのNaOHのファクター
カルボキシル化(酸化)方法としては、例えば、セルロース原料または解繊セルロース繊維を、N-オキシル化合物と、臭化物、ヨウ化物もしくはこれらの混合物からなる群から選択される化合物との存在下で酸化剤を用いて水中で酸化する方法が挙げられる。この酸化により、セルロース表面のグルコピラノース環のC6位の一級水酸基が選択的に酸化され、表面にアルデヒド基と、カルボキシル基(-COOH)またはカルボキシレート基(-COO-)とを有するセルロース繊維を得ることができる。反応時のセルロースの濃度は特に限定されないが、5質量%以下が好ましい。
エステル化方法としては、例えば、セルロース原料または解繊セルロース繊維にリン酸系化合物Aの粉末または水溶液を混合する方法、セルロース原料または解繊セルロース繊維のスラリーにリン酸系化合物Aの水溶液を添加する方法等のリン酸エステル化方法が挙げられる。
解繊処理の方法としては、例えば、セルロース原料または変性セルロース(好ましくはその水分散体)に、高圧を印加する方法、強力なせん断力を印加する方法、および、高圧及び強力なせん断力の両方を印加する方法が挙げられる。高圧は特に限定されないが、通常50MPa以上、好ましくは100MPa以上、より好ましくは140MPa以上が挙げられる。解繊に用いる装置は特に限定されないが、例えば、高速回転式、コロイドミル式、高圧式、ロールミル式、超音波式が挙げられる。これらの装置を用いることにより、セルロースまたは化学変性セルロース(好ましくはセルロースまたは化学変性セルロースの水分散体)に強力なせん断力を印加することができる。これらのうち、前記水分散体に高圧および強力なせん断力を印加できる装置(例えば、湿式の高圧または超高圧ホモジナイザー)が好ましい。これにより、解繊を効率よく行うことができる。解繊装置の処理(パス)回数は、1回でもよいし2回以上でもよく、2回以上が好ましい。解繊処理に先立ち、必要に応じて、混合、攪拌、乳化、分散等の予備処理を施してもよい。予備処理には、高速せん断ミキサーなどの装置を用いればよい。
本発明の組成物の(A)および(B)成分のそれぞれの含有量は特に限定されないが、(A)成分に含まれる澱粉の総質量(絶乾総質量)に対する(B)成分の質量(絶乾総質量)の比が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは5質量%以上である。これにより、十分な澱粉老化抑制効果を得られ得る。上限は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは質量20%以下である。これにより、食品の食感がより良好となる。したがって、上記比は、好ましくは0.1~50質量%、より好ましくは1~30質量%、さらに好ましくは5~20質量%である。
本発明の組成物は、水溶性高分子を含んでもよい。水溶性高分子としては、(A)成分以外の水溶性高分子であればよく、例えば、セルロース誘導体(例、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース)、キサンタンガム、キシログルカン、デキストリン、デキストラン、カラギーナン、ローカストビーンガム、アルギン酸、アルギン酸塩、プルラン、アラビアガム、ジェランガム、ゲランガム、ポリデキストロース、ペクチン、キチン、水溶性キチン、キトサン、カゼイン、アルブミン、大豆蛋白溶解物、ペプトン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアミノ酸、ポリ乳酸、ポリリンゴ酸、ポリグリセリン、ラテックス、ロジン系サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド・ポリアミン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミン、植物ガム、ポリエチレンオキサイド、親水性架橋ポリマー、ポリアクリル酸塩、でんぷんポリアクリル酸共重合体、タマリンドガム、グァーガムおよびコロイダルシリカ並びにそれら1種以上の混合物が挙げられる。中でも、カルボキシメチルセルロースおよびその塩から選ばれる1種以上が、相溶性の点から好ましい。
本発明の組成物のラピッド・ビスコ・アナライザー(RVA)により以下の測定条件:
RVA測定機器:PhysicaMCR301、Anton paar社製;
温度条件:昇温速度10.75℃/minで50℃から93℃まで昇温し、7分間保持した後、降温速度10.75℃/minで93℃から50℃まで降温し3分間保持;
回転速度:160rpm;及び
治具:ST24/-2V-2V
にて測定される粘度が、以下を満たすことが好ましい:
(1)測定開始から800秒経過(降温開始時)の粘度に対する1200秒経過(降温終了時)の粘度の比が、2.0以下、好ましくは1.8以下であること。
(2)(B)成分の代わりに水を用いた組成物の、測定開始から1200秒後の粘度が0.2Pa・s以上であること。
本発明の組成物は、必要に応じて、(A)成分、(B)成分および水溶性高分子以外の成分(任意成分)を含んでもよい。任意成分としては、例えば、界面活性剤、加工澱粉、澱粉老化抑制剤(高アミロース含有澱粉及びセルロースファイバー以外)、改質剤、これら以外に食品用の任意成分として許容されている成分が挙げられる。界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルまたはショ糖脂肪酸エステルが挙げられる。加工澱粉としては例えば、アセチル化澱粉等が挙げられる。
本発明の組成物の製造方法は、澱粉とセルロースナノファイバーを混合することを含む方法であればよい。例えば、セルロースナノファイバーの分散液、該分散液の乾燥固形物、該分散液の湿潤固形物、セルロースナノファイバーと水溶性高分子との混合液、該混合液の乾燥固形物、該混合液の湿潤固形物、その他公知の形態のセルロースナノファイバーに、澱粉を添加し、混合する方法が挙げられる。本明細書において、湿潤固形物とは、分散液または混合液と、乾燥固形物との中間の態様の固形物である。乾燥固形物として用いる場合、材料を混合する際における分散性の観点から、セルロースナノファイバーは、水溶性高分子と混合された形態であることが好ましい。
本発明の組成物の形態は特に限定されず、例えば、液状(例えば、水溶液、分散液、ゲル状、固体状(例えば、乾燥固形物、湿潤固形物)が挙げられる。
本発明の組成物は、澱粉の少なくとも一部を本発明の組成物で置き換えることにより、置き換え前の澱粉と比較して、澱粉の老化を抑制できる。そのため、本発明の組成物は、澱粉老化抑制剤の有効成分として有用である。
本発明の組成物は、澱粉系食品の原料である澱粉の少なくとも一部の代わりに用いることにより、通常の澱粉系食品と比較して、澱粉の老化による経時劣化を抑制できる。そのため、本発明の組成物は、澱粉系食品の製造、及び澱粉系食品の保存性向上、風味向上、食感低下抑制等の改質に用いることができる。
パルプを混ぜることができる撹拌機に、パルプ(NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)、日本製紙製)を乾燥質量で200g、水酸化ナトリウムを乾燥質量で111g(発底原料の無水グルコース残基当たり2.25倍モル)加え、パルプ固形分が20%(w/v)になるように水を加えた。その後、30℃で30分攪拌した後にモノクロロ酢酸ナトリウムを216g(有効成分換算、パルプのグルコース残基当たり1.5倍モル)添加した。30分撹拌した後に、70℃まで昇温し1時間撹拌した。その後、反応物を取り出して中和、洗浄して、グルコース単位当たりのカルボキシメチル置換度0.25のカルボキシルメチル化したパルプを得た。これを水で固形分1%とし、高圧ホモジナイザーにより20℃、150MPaの圧力で5回処理することにより解繊し、1%濃度のカルボキシメチル化セルロースナノファイバーの水分散液を得た。平均繊維径は15nm、アスペクト比は50であった。
タイ米の結晶性米粉(アミロース含量25%、タイ産を気流粉砕したもの)3g(澱粉含量:2.8g)及びカルボキシメチル化セルロースナノファイバー0.18g(固形分換算、1%水分散液18gとして添加)を撹拌してサンプルを得た。サンプルの粘度特性を検討するため、RVA(ラピッド・ビスコ・アナライザー)測定を行った。測定機器は、PhysicaMCR301、Anton paar社製を用いた。測定条件は、以下のとおりとした:
温度:昇温速度10.75℃/minで50℃から93℃まで昇温し、7分間保持した後、降温速度10.75℃/minで93℃から50℃まで降温し3分間保持;
回転速度:160rpm;及び
治具:ST24/-2V-2V。
カルボキシメチル化セルロースナノファイバーの水分散液の代わりに水18gを添加したほかは、実施例1と同様に行った。
タイ米の結晶性米粉の代わりに、モミロマン(アミロース含量25.30%、平成27年度産を気流粉砕したもの)を用いたほかは、実施例1と同様に行った。
カルボキシメチル化セルロースナノファイバーの水分散液の代わりに水18gを添加したほかは、実施例2と同様に行った。
タイ米の結晶性米粉の代わりに、ゆきむすび(アミロース含量8.1%、平成26年宮城県産を気流粉砕したもの)を用いたほかは、実施例1と同様に行った。
カルボキシメチル化セルロースナノファイバーの水分散液の代わりに水18gを添加したほかは、比較例3と同様に行った。
Claims (7)
- セルロースナノファイバーを有効成分とする高アミロース米および/または高アミロース米粉を含む澱粉系食品用の澱粉老化抑制剤であって、
高アミロース米および/または高アミロース米粉に含まれる澱粉の絶乾総質量に対するセルロースナノファイバーの添加量が1質量%以上である、澱粉老化抑制剤。 - セルロースナノファイバーが、化学変性セルロースナノファイバーを含む、請求項1に記載の剤。
- セルロースナノファイバーが、カルボキシメチル化セルロースナノファイバーを含む、請求項1又は2に記載の剤。
- セルロースナノファイバーが、グルコース単位当たりのカルボキシメチル置換度が0.01~0.50であるカルボキシメチル化セルロースナノファイバーを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の剤。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の剤を、高アミロース米および/または高アミロース米粉に含まれる澱粉の絶乾総質量に対するセルロースナノファイバーの添加量が1質量%以上となるように、前記澱粉系食品の原料に添加することを含む、高アミロース米および/または高アミロース米粉を含む澱粉系食品の製造方法。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の剤を、高アミロース米および/または高アミロース米粉に含まれる澱粉の絶乾総質量に対するセルロースナノファイバーの添加量が1質量%以上となるように、前記澱粉系食品の原料に添加することを含む、高アミロース米および/または高アミロース米粉を含む澱粉系食品の改質方法。
- (A)成分:アミロース含量22質量%以上の澱粉を少なくとも含む、澱粉系原料、および
(B)成分:セルロースナノファイバー
を含み、
(A)成分が、高アミロース米および/または高アミロース米粉を含み、
RVA測定機器:PhysicaMCR301、Anton paar社製;
温度条件:昇温速度10.75℃/minで50℃から93℃まで昇温し、7分間保持した後、降温速度10.75℃/minで93℃から50℃まで降温し3分間保持;
回転速度:160rpm;及び
治具:ST24/-2V-2V
にて測定される粘度が、以下:
(1)測定開始から800秒経過(降温開始時)の粘度に対する1200秒経過(降温終了時)の粘度の比が、2.0以下であること。
(2)(B)成分の代わりに水を用いた組成物の、測定開始から1200秒後の粘度が0.2Pa・s以上である
澱粉系食品組成物。
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