JP7148460B2 - Co2濃縮方法及びco2濃縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CO濃縮方法及びCO濃縮装置に関する。
従来より、二酸化炭素(CO)を濃縮する方法及び装置が知られている(例えば、特許公報1、特許公報2参照)。特許公報1におけるシステムでは、二酸化炭素を選択分離可能な膜を空気が通過することにより、空気から二酸化炭素が選択分離する。また、特許公報2におけるシステムでは、複数の二酸化炭素分離膜が用いられて、二酸化炭素が濃縮される。
特開2001-333639号公報 特開2012-236123号公報
上述した特許公報1に記載のシステムでは、膜モジュール部に空気を導入するために、エアーコンプレッサー等を用いて空気を大気圧よりも高い圧力に圧縮する。また、特許公報2に記載のシステムでは、コンプレッサーを用いて大気圧よりも高い圧力の排ガスをさらに加圧する。このため、これらのシステムにおいては、圧縮、加圧に係る多大なエネルギーが浪費される。
本発明は、二酸化炭素を濃縮する際に浪費されるエネルギーを抑えることが可能なCO濃縮方法及びCO濃縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、第1の側と第2の側とを隔てるCO分離膜(例えば、後述のCO分離膜11)を用いてCOを濃縮するCO濃縮方法であって、前記第1の側を大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された状態とし、前記第2の側を減圧し、前記CO分離膜を通して前記第1の側から前記第2の側へ流入し減圧された前記第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを第1の捕集器(例えば、後述の導入用タンクT1)に捕集する第1の捕集工程と、前記捕集されたCOリッチガスを第2の捕集器(例えば、後述の一時貯留用タンクT2)に移送する移送工程と、前記第1の捕集工程及び前記移送工程を複数回繰り返し行うことにより、前記第2の捕集器に大気圧近傍の圧力のCOリッチガスを捕集する第2の捕集工程と、を備えるCO濃縮方法を提供する。
本発明によれば、コンプレッサー等を用いてCOを含むガスを高圧とせずに、大気圧環境下のガスから任意の濃度にまで濃縮されたCOリッチガスを捕集することができる。このため、COを濃縮する際に浪費されるエネルギーを抑えることが可能なCO濃縮方法を提供することができる。
特に、CO分離膜を透過後のガスを第2の捕集器に捕集するため、CO分離膜を透過後のガスが、逆流拡散することを抑えることが可能であり、また、陰圧(負圧)引きによりCOを濃縮したガスを、常圧で取り出すことが可能となる。また、第1の捕集工程及び移送工程を複数回繰り返し行う第2の捕集工程により、任意の濃度にまでCOを濃縮することが可能となる。また、陰圧引きでCOを大気圧環境下のガスから分離濃縮を行うため、CO以外の分子に与えるエネルギーを削減でき、低エネルギーでのCOリッチガスの捕集が可能となる。
そして、前記移送工程では、前記第1の捕集器を減圧しながら前記第1の捕集器に捕集されたCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送する。このため、第1の捕集器から第2の捕集器への移送を低エネルギーで行うことが可能である。
また、前記第1の捕集工程は、前記第1の捕集器の圧力が大気圧よりも低く、絶対真空よりも高い第1の所定の圧力に達した時に、前記移送工程に移行する。
このため、CO分離膜によって濃縮されたCOが逆拡散しない範囲で最大の圧力となったときに、第1の捕集器の内部のCOリッチガスを第2の捕集器に移送することが可能であり、効率よく移送を行うことが可能である。
また、前記第2の捕集工程は、前記第2の捕集器の圧力が大気圧近傍の第2の所定の圧力に達した時に捕集を完了する。このため、第2の捕集器の内部から圧力が大気圧近傍であるCOリッチガスを取り出すことが可能となる。
また、本発明は、COを濃縮するCO濃縮装置(例えば、後述のCO濃縮装置1)であって、大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された第1の側と、第2の側とを隔てるCO分離膜(例えば、後述のCO分離膜11)と、前記第2の側と連通され絶対真空近傍とされる第1の捕集器(例えば、後述の導入用タンクT1)と、前記第1の捕集器と連通された第2の捕集器(例えば、後述の一時貯留用タンクT2)と、前記第1の捕集器に捕集された前記第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送する移送器(例えば、後述の真空ポンプ16)と、を備え、前記移送器は、前記第1の捕集器を減圧しながら前記第1の捕集器に捕集されたCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送するCO濃縮装置を提供する。
本発明によれば、コンプレッサー等を用いてCOを含むガスを高圧とせずに、大気圧環境下のガスから任意の濃度にまで濃縮されたCOリッチガスを捕集することができる。このため、COを濃縮する際に浪費されるエネルギーを抑えることが可能なCO濃縮方法を提供することができる。
特に、CO分離膜を透過後のガスを第2の捕集器に捕集するため、CO分離膜を透過後のガスが、逆流拡散することを抑えることが可能であり、また、陰圧(負圧)引きによりCOを濃縮したガスを、常圧で取り出すことが可能となる。また、第1の捕集工程及び移送工程を複数回繰り返し行う第2の捕集工程により、任意の濃度にまでCOを濃縮することが可能となる。また、陰圧引きでCOを大気圧環境下のガスから分離濃縮を行うため、CO以外の分子に与えるエネルギーを削減でき、低エネルギーでのCOリッチガスの捕集が可能となる。
そして、前記第1の捕集器の圧力を検出する第1の圧力センサ(例えば、後述の圧力センサ13)を備え、前記第1の捕集器にCOリッチガスが捕集されることにより前記第1の捕集器の圧力が、大気圧よりも低く、絶対真空よりも高い第1の所定の圧力に達した時に、前記移送器の駆動を開始する。
このため、CO分離膜によって濃縮されたCOが逆拡散しない範囲で最大の圧力となったときに、第1の捕集器の内部のCOリッチガスを第2の捕集器に移送することが可能であり、効率よく移送を行うことが可能である。
また、前記第1の捕集器の圧力が絶対真空近傍の第3の所定の圧力に達した時に前記移送器の駆動を停止する。このため、再び第1の捕集工程を行う際に、改めて第1の捕集器の内部に対して真空ポンプ等を用いて減圧することを行わずに済み、効率よく第1の捕集工程、移送工程、及び、第2の捕集工程を繰り返すことが可能となる。
本発明によれば、二酸化炭素を濃縮する際に浪費されるエネルギーを抑えることが可能なCO濃縮方法及びCO濃縮装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によるCO濃縮装置の1段目の濃縮部を示す模式図である。 本発明の実施形態によるCO濃縮装置を示す模式図である。 本発明の実施形態によるCO濃縮装置の1段目の濃縮部の導入用タンク、一時貯留用タンク、2段目の濃縮部の入力用タンク、導入用タンク、一時貯留用タンクにおける圧力の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、CO濃縮装置1の1段目の濃縮部10を示す模式図である。図2は、CO濃縮装置1を示す模式図である。
CO濃縮装置1は、大気圧環境下のガス(空気中)のCOを濃縮して大気圧とほぼ同一の圧力のガスにするために用いられる装置であり、1段目の濃縮部10(濃縮1段目)、2段目の濃縮部20(濃縮2段目)、3段目の濃縮部30(濃縮3段目)、・・・、20段目の濃縮部200(濃縮1段目)の20の濃縮部を備えている。ここで、大気圧環境下とは、大気圧と同程度の圧力であることを意味し、大気圧よりも大きくても小さくても良い。これらの20の濃縮部の構成はほぼ同一であるため、1段目の濃縮部10についてのみ説明し、他の段目の濃縮部については、1段目の濃縮部10の構成と異なる部分についてのみ説明する。
濃縮部10は、CO分離膜11と、入力用タンクT0と、導入用タンクT1と、一時貯留用タンクT2と、真空ポンプ16と、制御装置17とを備えている。
CO分離膜11は、空気から二酸化炭素(CO)を選択分離可能な膜を空気が通過することにより、空気から二酸化炭素が選択分離する。CO分離膜11としては、例えば、ポリジメチルシロキサン(シリコーン)膜、ポリエチレン膜、ポリ塩化ビニル膜、酢酸セルロース膜、ポリスルホン膜、ポリイミド膜等の有機膜、シリカ膜、アルミナ膜、ジルコニア膜、チタニア膜等の無機膜を用いることが可能であり、本実施形態においては、CO分離膜11は、例えば、シリコーン系のゴムであるポリジメチルシロキサン膜(PDMS膜)が用いられる。このCO分離膜11は、窒素を通しにくい特性を有しており、CO分離膜11に空気を通過させることにより、通過後のガス中におけるCOの濃度を、通過前の空気中のCOの濃度の略5倍にまで濃縮することが可能である。
CO分離膜11は、直径が異なる複数の略円筒形状のアルミメッシュ筒12の周面に張られて設けられている。複数の略円筒形状のアルミメッシュ筒12は、軸心位置が一致する同軸的な位置関係で配置されている。複数のアルミメッシュ筒12は、それぞれアルミメッシュ筒12の周方向に沿って、アルミメッシュ筒12の内方と外方とに向かって波を打つように、蛇腹状に形成されている。最外周に位置するアルミメッシュ筒12の外側第1の側(図1におけるアルミメッシュ筒12に張られているCO分離膜11の外周側)は、大気圧環境下の空気に曝された状態とされる。最内周に位置するアルミメッシュ筒12の内側第2の側(図1においてアルミメッシュ筒12の右方向へ突出している部分の内側)は、所定の圧力に減圧される。従ってCO分離膜11は、大気圧環境下の空気に曝された、最外周に位置するアルミメッシュ筒12の外側と、最内周に位置するアルミメッシュ筒12の内側とを隔てる。このようなCO分離膜11、及び、アルミメッシュ筒12は、それぞれ入力用タンクT0に、大気に曝された状態で収容されている。
導入用タンクT1は、途中に弁V1が設けられた管部材を介して、最内周に位置するアルミメッシュ筒12の内側の空間に連通している。また、導入用タンクT1には、途中に弁V2が設けられた管部材を介して真空ポンプ16のインレット部が接続されている。また、真空ポンプ16の他のインレット部には、途中に弁V3が設けられた管部材を介して一時貯留用タンクT2が接続されている。真空ポンプ16のアウトレット部には、途中に弁V4が設けられた管部材を介して一時貯留用タンクT2が接続されている。即ち、導入用タンクT1の内部空間と一時貯留用タンクT2の内部空間とは、弁V2が設けられた管部材、及び、弁V4が設けられた管部材を介して連通可能である。また、真空ポンプ16の他のアウトレット部には、途中に弁V5が設けられた管部材を介して大気に連通している。
真空ポンプ16が駆動することにより、導入用タンクT1の内部のガスを大気に排気して、導入用タンクT1の内部の圧力を減圧することが可能である。また、真空ポンプ16が駆動することにより、導入用タンクT1の内部のガスを一時貯留用タンクT2に移送させることが可能である。また、真空ポンプ16が駆動することにより、一時貯留用タンクT2の内部のガスを大気に排気して、一時貯留用タンクT2の内部の圧力を減圧することが可能である。
導入用タンクT1の内部と、一時貯留用タンクT2の内部とには、それぞれ圧力センサ13、圧力センサ14が設けられている。圧力センサ13、圧力センサ14は、それぞれ制御装置17に電気的に接続されており、導入用タンクT1の内部との圧力と、一時貯留用タンクT2の内部の圧力とをそれぞれ検出し、制御装置17へ出力する。
制御装置17は、弁V1~弁V6及び後述のチェックバルブV7にそれぞれ電気的に接続されており、制御装置17による制御により、弁V1~弁V6、チェックバルブV7は開閉されるように構成されている。
CO濃縮装置1は、以上のような濃縮部を計20備えているが、2段目、3段目、・・・、20段目の濃縮部20、30、・・・、200のCO分離膜11、及び、アルミメッシュ筒12については、それぞれ入力用タンクT0に、大気に対して気密の状態で収容されている。また、2段目、3段目、・・・、20段目の濃縮部20、30、・・・、200の入力用タンクT0は、途中に弁V6が設けられた管部材を介して、それぞれの一段前の濃縮部の一時貯留用タンクT2に接続されている。弁V6を開くことにより、前段の濃縮部の一時貯留用タンクT2の内部のガスを、後段の濃縮部の入力用タンクT0に移送させることが可能である。
また、1段目、2段目、・・・、19段目の濃縮部10、20、・・・、190の一時貯留用タンクT2は、途中に弁V6が設けられた管部材を介して、2段目、3段目、・・・、20段目の濃縮部20、30、・・・、200の入力用タンクT0に接続されていたが、20段目の濃縮部200の一時貯留用タンクT2は、後段の濃縮部は無いため後段の濃縮部の入力用タンクT0に接続されておらず、COを利用する利用先へ濃縮れさたCOを含むガスを供給するための、二酸化炭素供給ラインに接続されている。また、2段目、3段目、・・・、20段目の濃縮部20、30、・・・、200の一時貯留用タンクT2は、1つ前段の1段目、2段目、・・・、19段目の濃縮部10、20、・・・、190の入力用タンクT0に、途中にチェックバルブV7が設けられた管部材により接続されている。
次に、上記CO濃縮装置1を用いて行うCO濃縮方法について説明する。図3は、CO濃縮装置1の1段目の濃縮部10の導入用タンクT1、一時貯留用タンクT2、2段目の濃縮部20の入力用タンクT0、導入用タンクT1、一時貯留用タンクT2における圧力の変化を示すグラフである。グラフにおいては、1段目の濃縮部10の導入用タンクT1の圧力をT1-1とし、1段目の濃縮部10の一時貯留用タンクT2の圧力をT2-1とし、2段目の濃縮部20の入力用タンクT0の圧力をT0-2とし、2段目の濃縮部20の導入用タンクT1の圧力をT1-2とし、2段目の濃縮部20の一時貯留用タンクT2における圧力をT2-2として示している。
先ず、第1の捕集工程を行う。第1の捕集工程では、CO分離膜11を通して、最外周に位置するアルミメッシュ筒12の外側から、最内周に位置するアルミメッシュ筒12の内側へ流入し、減圧されたCOリッチガスを、第1の捕集器としての導入用タンクT1に捕集する。
具体的には、先ず制御装置17は、全ての弁V1~弁V6を閉じる制御を弁V1~弁V6に対して行う。次に、制御装置17は、弁V3及び弁V5を開き、真空ポンプ16を駆動させる制御を行うことにより、一時貯留用タンクT2の内部の圧力を絶対真空近傍まで、より具体的には、第3の所定の圧力B Pa(パスカル)まで減圧する。次に、制御装置17は、弁3を閉じ、弁V2及び弁V5を開き、真空ポンプ16を駆動させる制御を行うことにより、導入用タンクT1の内部の圧力を絶対真空近傍まで、より具体的には、第1の所定の圧力A Pa(パスカル)まで減圧する。ここで絶対真空近傍とは、大気圧よりも充分低く、圧力が0 Paである絶対真空に十分近い低い圧力を意味し、具体的には、圧力の絶対値が40 Pa(パスカル)よりも小さいことを意味する。
次に、制御装置17は、弁V2及び弁V5を閉じ、弁V1を開き、導入用タンクT1の内部の圧力を、大気圧よりも低く絶対真空よりも高いZ/X Pa(パスカル)まで復圧する制御を行い、この圧力に達したことを圧力センサ13が検出したときに、制御装置17は、移送工程に移行する制御を行う。以上が第1の捕集工程であり、これにより、減圧されたCOリッチガスが導入用タンクT1に捕集される。
ここで、Zは、大気圧である101325 Pa(パスカル)であり、Xは、CO分離膜11によるCOの濃度の濃縮可能な倍数である5である。また、Aは、
A Pa(パスカル)<|40 Pa(パスカル)|<Z/X (パスカル)
を満たす値である。また、Bは、
B Pa(パスカル)<|40 Pa(パスカル)|
を満たす値である。
A Pa(パスカル)<Z/X (パスカル)
としたのは、Aの値がZ/X以上の場合には、CO分離膜11によって濃縮されたCOが逆拡散するためである。また、
A Pa(パスカル)<|40 Pa(パスカル)|
としたのは、大気中のCO分圧よりも低い圧力とする必要があるためである。また、
B Pa(パスカル)<|40 Pa(パスカル)|
としたのは、大気中のCO分圧よりも低い圧力とする必要があるためである。
次に、移送工程を行う。移送工程では、導入用タンクT1の内部を減圧しながら、導入用タンクT1に捕集されたCOリッチガスを第2の捕集器としての一時貯留用タンクT2に移送する。
具体的には、先ず、制御装置17は、弁V1を閉じ、弁V2及び弁V4を開く制御を行い、((Z/X)-A)S l(リットル)分の導入用タンクT1の内部のガスを、一時貯留用タンクT2に移送する。ここで、S l(リットル)は、導入用タンクT1の容積である。
これにより、導入用タンクT1に捕集されたCOリッチガスは、一時貯留用タンクT2に移送される。また、導入用タンクT1の内部の圧力は、A Pa(パスカル)になる。導入用タンクT1の内部の圧力が、絶対真空近傍のA Pa(パスカル)に達したときに、制御装置17は、真空ポンプ16の駆動を停止すると共に、弁V2及び弁V4を閉じる制御を行い、導入用タンクT1から一時貯留用タンクT2へのCOリッチガスの移送を停止する。以上が移送工程である。
そして、上記の第1の捕集工程及び移送工程を数回、例えば、図3のT1-1のグラフにおいて4つの波形を示すように、3回~5回程度繰り返す第2の捕集工程を行う。第2の捕集工程は、一時貯留用タンクT2の内部の圧力が大気圧近傍のC Pa(パスカル)まで上昇したことを圧力センサが検知したときに(図3におけるT2-1のグラフの左端から右へ向かってゆくと圧力値が落ち込んだ後に段階的に3段上がった後に僅かに上がりピークとなったときに)、COの捕集を完了する。これにより、一時貯留用タンクT2の内部において常圧(大気圧)に近い圧力の、濃縮されたCOリッチガスが、一時的に貯留された状態となっている。ここで、大気圧近傍とは、大気圧と同程度の圧力であることを意味し、大気圧よりも大きくても小さくても良い。
ここで、Cは、
100000 Pa(パスカル)<C Pa(パスカル)<Z Pa(パスカル)
を満たす値である。
100000 Pa(パスカル)<C
としたのは、100000 Pa(パスカル)以下では、大気圧から離れた低い圧力の値となるためである。また、
C Pa(パスカル)<Z Pa(パスカル)
としたのは、大気圧よりも低い圧力の方が貯留するときに浪費されるエネルギーを抑えることができるためである。
ただし、C Pa(パスカル)を大気圧よりもわずかに高い圧力とすることも可能である。C Pa(パスカル)が大気圧よりも高い圧力の場合は、一時貯留用タンクT2の内部の濃度が高いCOリッチガスを使用するときに浪費されるエネルギーを抑えることができる。
以上の工程は、1段目の濃縮部10において行われる。これにより得られた、濃縮された第1のCO濃度のCOリッチガスは、2段目の濃縮部20、3段目の濃縮部30、・・・、20段目の濃縮部200のそれぞれにおいて、更に濃縮されて、第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスとされる。なお、1段目の濃縮部10においては、CO分離膜11に通される大気圧環境下の空気が、第1のCO濃度に相当し、CO分離膜11を通過した後のCOリッチガスが、第2のCO濃度のCOリッチガスに相当する。
具体的には、1段目の濃縮部10の一時貯留用タンクT2の内部の圧力がC Pa(パスカル)まで上昇したことを圧力センサが検知したときに、これと同時に制御装置17は、2段目の濃縮部20の真空ポンプ16を駆動させて、導入用タンクT1の内部の圧力、一時貯留用タンクT2の内部の圧力を、前述のように1段目の濃縮部10における第1の捕集工程を行う前の状態、即ち、それぞれA Pa(パスカル)、B Pa(パスカル)とする。そして制御装置17は、弁V1及び弁V6を開く制御を行う。これにより、1段目の濃縮部10において濃縮され一時貯留用タンクT2の内部において常圧(大気圧)に近い圧力とされたCOリッチガスは、図3において、T0-2のグラフにおいて一時的に減圧している状態として示すように、弁V1が開かれることにより減圧された2段目の濃縮部20の入力用タンクT0に流入し、常圧(大気圧)に近い圧力で貯留され、この後に、制御装置17は、弁V6を閉じる制御を行う。
そして、これ以降に、2段目の濃縮部20において、前述の第1の捕集工程、移送工程、第2の捕集工程を行い、2段目の濃縮部20の一時貯留用タンクT2の内部において常圧(大気圧)に近い圧力の、1段目の濃縮部10により濃縮されたCOリッチガスよりも更に濃縮されたCOリッチガスが貯留される。この際、1段目の濃縮部10においては、2段目の濃縮部20におけるCO濃縮の工程と同時並行して、CO濃縮の工程が行われる。以下、同様に、3段目の濃縮部30、4段目の濃縮部40、・・・、20段目の濃縮部200においても、CO濃縮の工程(第1の捕集工程、移送工程、第2の捕集工程)が行われる。ここで、各入力用タンクT0において、大気圧を上回る余剰のガスが存在する場合には、制御装置17は、チェックバルブV7を開く制御を行い、余剰分のガスを1つ前段の入力用タンクT0に移送する。そして、最終的には、最も濃縮されたCOリッチガスが、20段目の濃縮部200の一時貯留用タンクT2から、弁V6が開かれることにより、二酸化炭素供給ラインへ供給される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態によるCO濃縮方法は、第1の側を、大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された状態とし、第2の側を減圧し、CO分離膜11を通して第1の側から第2の側へ流入し減圧された第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを第1の捕集器としての導入用タンクT1に捕集する第1の捕集工程と、捕集されたCOリッチガスを第2の捕集器としての一時貯留用タンクT2に移送する移送工程と、第1の捕集工程及び移送工程を複数回繰り返し行うことにより、一時貯留用タンクT2に大気圧近傍の圧力のCOリッチガスを捕集する第2の捕集工程と、を備える。
また、本実施形態によるCO濃縮装置1は、大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された第1の側と第2の側とを隔てるCO分離膜11と、第2の側と連通され絶対真空近傍とされる第1の捕集器としての導入用タンクT1と、導入用タンクT1と連通された第2の捕集器としての一時貯留用タンクT2と、導入用タンクT1に捕集された第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを一時貯留用タンクT2に移送する移送器としての真空ポンプ16と、を備える。
これにより、コンプレッサー等を用いてCOを含むガスを高圧とせずに、大気中の空気や大気圧環境下の第1のCO濃度のガスから、任意の濃度にまで濃縮されたCOリッチガスを捕集することができる。このため、COを濃縮する際に浪費されるエネルギーを抑えることが可能なCO濃縮方法及びCO濃縮装置1を提供することができる。
特に、CO分離膜11を透過後のガスを一時貯留用タンクT2に捕集するため、CO分離膜11を透過後のガスが、逆流拡散することを抑えることが可能であり、また、陰圧(負圧)引きによりCOを濃縮したガスを、常圧で取り出すことが可能となる。また、第1の捕集工程及び移送工程を複数回繰り返し行う第2の捕集工程により、任意の濃度にまでCOを濃縮することが可能となる。また、陰圧引きでCOを空気中や大気圧環境下の第1のCO濃度のガスから分離濃縮を行うため、CO以外の分子に与えるエネルギーを削減でき、低エネルギーでのCOリッチガスの捕集が可能となる。
また、移送工程では、導入用タンクT1を減圧しながら導入用タンクT1に捕集されたCOリッチガスを一時貯留用タンクT2に移送する。このため、導入用タンクT1から一時貯留用タンクT2への移送、及び、導入用タンクT1の減圧を低エネルギーで行うことが可能である。
また、第1の捕集工程は、導入用タンクT1の内部の圧力が大気圧よりも低く、絶対真空よりも高い第1の所定の圧力Z/X Pa(パスカル)に達した時に、移送工程に移行する。このため、CO分離膜11によって濃縮されたCOが逆拡散しない範囲で最大の圧力となったときに、導入用タンクT1の内部のCOリッチガスを一時貯留用タンクT2に移送することが可能であり、効率よく移送を行うことが可能である。
また、第2の捕集工程は、一時貯留用タンクT2の圧力が大気圧近傍の第2の所定の圧力C Pa(パスカル)に達した時に捕集を完了する。このため、一時貯留用タンクT2の内部から、圧力が大気圧近傍であるCOリッチガスを取り出すことが可能となる。
また、導入用タンクT1の内部の圧力が絶対真空近傍の第3の所定の圧力A Pa(パスカル)に達した時に移送器の駆動を停止し移送工程を完了する。このため、再び第1の捕集工程を行う際に、改めて導入用タンクT1の内部に対して真空ポンプ16を用いて減圧することを行わずに済み、効率よく第1の捕集工程、移送工程、及び、第2の捕集工程を繰り返すことが可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、第1の捕集器、第2の捕集器、移送器等は、本実施形態による導入用タンクT1、一時貯留用タンクT2、真空ポンプ16等に限定されない。例えば、第2の捕集器はタンクに代えて変形可能な袋により構成されてもよい。
また、CO濃縮装置1は、1段目の濃縮部10(濃縮1段目)、2段目の濃縮部20(濃縮2段目)、3段目の濃縮部30(濃縮3段目)、・・・、20段目の濃縮部200(濃縮20段目)の20の濃縮部を備えていたが、この構成に限定されない。例えば、段数については、必要とされるCO濃度に応じた段数とすればよく、20段ではなくてもよい。
また、本実施形態においては、空気中のCOの濃度の略5倍にまで濃縮することが可能なCO分離膜11が用いられたが、これに限定されない。CO分離膜としては、空気中のCOの濃度の何倍にまで濃縮することができるCO分離膜を用いてもよい。
また、本実施形態においては、窒素を通しにくい特性を有するCO分離膜11を用いたが、これに限定されない。例えば、後段の濃縮部においては、酸素を通しにくい特性を有するCO分離膜を用いてもよい。また、本実施形態においては、CO分離膜11は、直径が異なる複数の略円筒形状のアルミメッシュ筒12の周面に張られて設けられていたが、この構成に限定されない。
1…CO濃縮装置
11…CO分離膜
13…圧力センサ(第1の圧力センサ)
16…真空ポンプ(移送器)
T1…導入用タンク(第1の捕集器)
T2…一時貯留用タンク(第2の捕集器)

Claims (7)

  1. 第1の側と第2の側とを隔てるCO分離膜を用いてCOを濃縮するCO濃縮方法であって、
    前記第1の側を大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された状態とし、前記第2の側を減圧し、前記CO分離膜を通して前記第1の側から前記第2の側へ流入し減圧された前記第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを第1の捕集器に捕集する第1の捕集工程と、
    前記捕集されたCOリッチガスを第2の捕集器に移送する移送工程と、
    前記第1の捕集工程及び前記移送工程を複数回繰り返し行うことにより、前記第2の捕集器に大気圧近傍の圧力のCOリッチガスを捕集する第2の捕集工程と、を備えるCO濃縮方法。
  2. 前記移送工程では、前記第1の捕集器を減圧しながら前記第1の捕集器に捕集されたCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送する請求項1に記載のCO濃縮方法。
  3. 前記第1の捕集工程は、前記第1の捕集器の圧力が大気圧よりも低く、絶対真空よりも高い第1の所定の圧力に達した時に、前記移送工程に移行する請求項1又は請求項2に記載のCO濃縮方法。
  4. 前記第2の捕集工程は、前記第2の捕集器の圧力が大気圧近傍の第2の所定の圧力に達した時に捕集を完了する請求項1~請求項3のいずれかに記載のCO濃縮方法。
  5. COを濃縮するCO濃縮装置であって、
    大気圧環境下の第1のCO濃度のガスに曝された第1の側と、第2の側とを隔てるCO分離膜と、
    前記第2の側と連通され絶対真空近傍とされる第1の捕集器と、
    前記第1の捕集器と連通された第2の捕集器と、
    前記第1の捕集器に捕集された前記第1のCO濃度よりも高い第2のCO濃度のCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送する移送器と、を備え、
    前記移送器は、前記第1の捕集器を減圧しながら前記第1の捕集器に捕集されたCOリッチガスを前記第2の捕集器に移送するCO濃縮装置。
  6. 前記第1の捕集器の圧力を検出する第1の圧力センサを備え、
    前記第1の捕集器にCOリッチガスが捕集されることにより前記第1の捕集器の圧力が、大気圧よりも低く、絶対真空よりも高い第1の所定の圧力に達した時に、前記移送器の駆動を開始する請求項5に記載のCO濃縮装置。
  7. 前記第1の捕集器の圧力が絶対真空近傍の第3の所定の圧力に達した時に前記移送器の駆動を停止する請求項6に記載のCO濃縮装置。
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