JP7147217B2 - 感光性樹脂組成物およびそれを用いた硬化膜 - Google Patents
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Description
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を含有する樹脂を含有する。エチレン性不飽和基を有することによりネガ型の感光性を呈し、カルボキシル基を有することによりアルカリ水溶液による現像が可能となる。
本発明の感光性樹脂組成物は、(B)フォスファゼン骨格を有する多官能(メタ)アクリレート化合物(以下、「(B)多官能(メタ)アクリレート化合物」と記載する場合がある)を含有する。(B)多官能(メタ)アクリレート化合物中にフォスファゼン骨格を有することにより、フォスファゼン骨格と金属基板の基板表面の原子との相互作用により耐薬品性を向上させることができる。また、(B)多官能(メタ)アクリレート化合物中に多官能(メタ)アクリル基を含有することにより、硬化膜内部の架橋密度を向上させ、耐薬品性をさらに向上させることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、(C)光重合開始剤として(C-1)フォスフィンオキサイド系光重合開始剤と(C-2)オキシムエステル系光重合開始剤を含有する。(C)光重合開始剤は、光(紫外線、電子線を含む)により分解および/または反応し、ラジカルを発生させるものである。本発明においては、(C)光重合開始剤として、長波長側に吸収特性を有する(C-1)フォスフィンオキサイド系光重合開始剤と、短波長側に吸収特性を有する(C-2)オキシムエステル系光重合開始剤を併用することにより、深部硬化と表面硬化の両方の効果を得ることができ、耐薬品性を向上させることができる。さらに、(B)多官能(メタ)アクリレート化合物と組み合わせて用いることにより、(B)多官能(メタ)アクリレート化合物が奏する基板との相互作用に、深部硬化と表面硬化の効果が組み合わされ、基板界面および膜内部の架橋密度が向上することから、耐薬品性をさらに向上させることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、(D)下記一般式(3)で表される構造を有する多官能エポキシ化合物を含有してもよい。(D)多官能エポキシ化合物を含有することにより、熱による膜硬化が進行し、膜の架橋密度が向上することから、薬液の浸透を抑制し、耐薬品性をより向上させることができる。これらを2種以上含有してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物を含有してもよい。(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物を含有することにより、膜表面の疎水性が向上することから、薬液の浸透を抑制し、耐薬品性をより向上させることができる。
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
PGME:プロピレングリコールモノメチルエーテル。
エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を含有するカルド系樹脂のPGMEA溶液である「V-259ME(商品名)」(新日鉄住金化学(株)製)を準備した。「V-259ME」の固形分濃度は56重量%、固形分酸価は100KOHmg/gであり、GPC法により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量は3,240である。「V-259ME」を100g計量し、PGMEAを40g添加して撹拌し、固形分濃度が40重量%のカルド系樹脂(a-1)溶液を得た。
エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を含有するカルド系樹脂のPGMEA溶液である「WR-301(商品名)」((株)ADEKA製)を準備した。「WR-301」の固形分濃度は45重量%、固形分酸価は100KOHmg/gであり、GPC法により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量は5,500である。「WR-301」を100g計量し、PGMEAを12.5g添加して撹拌し、固形分濃度が40重量%のカルド系樹脂(a-2)溶液を得た。
500mlのフラスコに、2,2’-アゾビス(イソブチロニトリル)を3g、PGMEAを50g仕込んだ。その後、メタクリル酸を30g、スチレンを22.48g、シクロヘキシルメタクリレートを25.13g加えた。混合液を室温でしばらく撹拌し、フラスコ内を窒素置換した後、70℃で5時間加熱撹拌した。次に、得られた溶液にメタクリル酸グリシジルを15g、ジメチルベンジルアミンを1g、p-メトキシフェノールを0.2g、PGMEAを100g加え、90℃で4時間加熱撹拌した。その後、室温まで冷却し、固形分濃度が40重量%になるようにPGMEAを加えて、固形分濃度が40重量%のアクリル樹脂(a-3)溶液を得た。アクリル樹脂(a-3)の固形分酸価は122KOHmg/gであり、GPC法により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量は13,500であった。
500mlのフラスコに、2,2’-アゾビス(イソブチロニトリル)を3g、PGMEAを50g仕込んだ。その後、メタクリル酸を20g、スチレンを32.67g、シクロヘキシルメタクリレートを39.93g加えた。混合液を室温でしばらく撹拌し、フラスコ内を窒素置換した後、70℃で5時間加熱撹拌した。次に、p-メトキシフェノールを0.2g、PGMEAを100g加えた。その後、室温まで冷却し、得られたアクリル樹脂溶液の固形分濃度が40重量%になるようにPGMEAを加えて、PGMEA溶液としてアクリル樹脂(a-4)溶液を得た。アクリル樹脂の固形分酸価は125KOHmg/gであり、GPC法により測定されるポリスチレン換算の重量平均分子量は16,500であった。
各実施例および比較例により得られた感光性樹脂組成物を、スピンコーター(ミカサ(株)製「MS-A200(商品名)」)を用いて、表面にITOをスパッタリングしたガラス基板(以下、「ITO基板」)上にスピンコートした後、ホットプレート(AsOne(株)製「HHP-230SQ(商品名)」)を用いて100℃で2分間プリベークし、膜厚2μmの膜を作製した。
ITO基板上に、グレースケールマスクを介さないこと以外は前記(1)記載の方法と同様にして膜厚1.5μmの硬化膜を形成した。また、表面にモリブデン/アルミニウム/モリブデン(MAM)をスパッタリングしたガラス基板(以下、「MAM基板」)上に、同様にして膜厚1.5μmの硬化膜を形成した。
5:剥離面積=0%
4:剥離面積=1~4%
3:剥離面積=5~14%
2:剥離面積=15~34%
1:剥離面積=35%~64%
0:剥離面積=65%~100%。
ITO基板またはMAM基板上に、前記(2)記載の方法と同様にして膜厚1.5μmの硬化膜を形成した。MAMのエッチング液であるPAN(HNO3/CH3COOH/H3PO4/H2O=5/10/72/13重量部)に42℃、5分間浸漬した後、JIS「K5600-5-6(制定年月日=1999/04/20)」に準じてITOまたはMAMと硬化膜の接着性を評価した。
黄色灯下にて、(C)光重合開始剤としてエタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”(登録商標)OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)0.120g、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”819(商品名)」BASFジャパン(株)製)0.220g、(D)多官能エポキシ化合物として「“テクモア”(登録商標)VG-3101L(商品名)」((株)プリンテック製)0.599g、重合禁止剤として4-t-ブチルカテコール(以下、TBCという)0.012gを、溶剤であるPGME6.400g、PGMEA5.911gに溶解させ、シリコーン系界面活性剤である「“BYK”(登録商標)-333(商品名)」(ビックケミージャパン(株)製)のPGMEA1重量%溶液0.600g(濃度300ppmに相当)を加え、撹拌した。そこへ、(B)多官能(メタ)アクリレート化合物である2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)0.320g、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物である「“オグソール”(登録商標)EA-0250P(商品名)」(大阪ガスケミカル(株)製、固形分50重量%)1.997g、その他の多官能モノマーであるジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”(登録商標)DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)0.328g、(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂(a-1)溶液3.495gを加えて、撹拌した。次いで0.45μmのフィルターでろ過を行い、感光性樹脂組成物(P-1)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-1)について、パターン加工性、耐アルカリ性、耐酸性を評価した。
(D)多官能エポキシ化合物の「“テクモア”VG-3101L(商品名)」((株)プリンテック製)を0.399gとし、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物の「“オグソール”EA-0250P(商品名)」(大阪ガスケミカル(株)製、固形分50重量%)を2.396gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-2)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-2)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂溶液(a-1)の代わりにカルド系樹脂溶液(a-2)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-3)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-3)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂溶液(a-1)の代わりにアクリル樹脂溶液(a-3)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-4)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-4)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(B)2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)を0.160gとし、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を0.487gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-5)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-5)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(B)2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)を0.639gとし、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物の「オグソールEA-0250P(商品名)」(大阪ガスケミカル(株)製、固形分50重量%)を1.358gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-6)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-6)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(D)多官能エポキシ化合物として「“テクモア”VG-3101L(商品名)」((株)プリンテック製)の代わりに「NC-3000(商品名)」(日本化薬(株)製)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-7)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-7)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤としてビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”819(商品名)」BASFジャパン(株)製)の代わりに2,4,6-トリメチルベンゾイルフェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”TPO(商品名)」BASFジャパン(株)製)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-8)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-8)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤としてエタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)の代わりに1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)-2-(o-ベンゾイルオキシム)](「“イルガキュア”OXE01(商品名)」BASFジャパン(株)製)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-9)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-9)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤として1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)-2-(o-ベンゾイルオキシム)](「“イルガキュア”OXE01(商品名)」BASFジャパン(株)製)0.060gをさらに加え、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)を0.060gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-10)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-10)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤として2-メチル-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン(「“イルガキュア”907(商品名)」BASFジャパン(株)製)0.060gをさらに加え、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)を0.060gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-11)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-11)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物の「“オグソール”EA-0250P(商品名)」(大阪ガスケミカル(株)製、固形分50重量%)を添加せず、(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂(a-1)溶液を4.493gとし、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を0.927gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-12)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-12)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(D)多官能エポキシ化合物である“テクモア”VG-3101L(商品名、(株)プリンテック製)を添加せず、(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂(a-1)溶液を4.493gとし、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を0.527gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-13)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-13)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(D)多官能エポキシ化合物である“テクモア”VG-3101L(商品名、(株)プリンテック製)と(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物である“オグソール”EA-0250P(商品名、大阪ガスケミカル(株)製)を添加せず、(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂(a-1)溶液を4.493gとし、(B)2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)を0.639gとし、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を1.206gとした以外は、実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-14)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-14)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(A)エチレン性不飽和基およびカルボキシル基を有する樹脂であるカルド系樹脂溶液(a-1)の代わりにエチレン性不飽和基を含まないアクリル樹脂溶液(a-4)を用いる以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-15)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-15)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(B)2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)を添加せず、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を0.647gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-16)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-16)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤としてビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”819(商品名)」BASFジャパン(株)製)を添加せず、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)を0.339gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-17)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-17)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(C)光重合開始剤としてエタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)を添加せず、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”819(商品名)」BASFジャパン(株)製)を0.339gとした以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-18)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-18)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
(B)2,2,4,4,6,6-ヘキサ[2-(メタクリロイルオキシ)-エトキシ]-1,3,5-トリアザ-2,4,6-トリホスホリン(「PPZ(商品名)」共栄社化学(株)製)、(C)エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(o-アセチルオキシム)(「“イルガキュア”OXE02(商品名)」BASFジャパン(株)製)、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド(「“イルガキュア”819(商品名)」BASFジャパン(株)製)、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物「“オグソール”EA-0250P(商品名)」(大阪ガスケミカル(株)製、固形分50重量%)を添加せず、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(「“カヤラッド”DPHA(商品名)」日本化薬(株)製)を1.206gとし、1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)-2-(o-ベンゾイルオキシム)](「“イルガキュア”OXE01(商品名)」BASFジャパン(株)製)0.180g、エポキシ化合物である4-ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテル(「4HBAGE(商品名)」日本化成(株)製)0.599gをさらに加える以外は実施例1と同様に行い、感光性樹脂組成物(P-19)を得た。得られた感光性樹脂組成物(P-19)を用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
Claims (8)
- さらに、(E)フルオレン(メタ)アクリレート化合物を含有する請求項1~3のいずれか記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1~4のいずれか記載の感光性樹脂組成物の硬化物からなる硬化膜。
- 請求項1~4のいずれか記載の感光性樹脂組成物を基材上に塗布する工程、および80~150℃で加熱する工程をこの順に含む、請求項5に記載の硬化膜の製造方法。
- 前記基材が、モリブデンを含有する請求項6記載の硬化膜の製造方法。
- 請求項5記載の硬化膜を備えるタッチパネル用部材。
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