JP7146588B2 - 小型成形品の印刷処理方法 - Google Patents
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Description
観測部により前記端面を撮像して画像を取得する画像取得工程と、
当該取得された画像に基づいて、2次印刷パターンの形成を行うことを許容する印刷可能領域および禁止する印刷禁止領域を前記画像内で判定する領域判定工程と、
前記小型成形品の本来の外観特徴および前記1次印刷パターンに対応して、前記印刷可能領域に印刷を要求する印刷要求領域を定義する定義工程であって、当該定義を行うために、前記画像に前記印刷要求領域を示す印刷要求領域パターンを変位させて重ね合わせる設定工程と、
前記重ね合わせの過程で前記印刷要求領域パターン内に前記印刷禁止領域が観測されない、またはその面積が規定値以下である場合に、前記印刷要求領域パターンの変位量に基づいて印刷部を制御して印刷を行わせる制御工程と、
を備えたことを特徴とする。
上述した特許文献1、2は、錠剤毎に搬送面に対する角度を検出する処理を経た上で、形状(例えば平面視にて楕円形)に対して不自然な方向となる印刷を禁止する、ないしは、割線と交差する方向の印刷を禁止する技術に係るものである。また、特許文献1、3は、錠剤毎に欠陥の有無を検出した上で、欠陥のない錠剤に対してのみ印刷を実施する技術を開示している。
・搬送面に対する錠剤の角度や割線の角度(以下、これらの角度を「錠剤の向き」ともいう)
・割れや欠け、変色、表面に付着または内部に混入した異物などの欠陥
の検出ないし特定を行うことなく、欠陥のない錠剤に対してのみ所望の印刷を適切に行うという、従来技術とは全く異なる思想に基づくものである。
錠剤の印刷データには、製造者名、ロゴ、製造場所、薬剤名、製造年月日、ロット番号などの基本情報が含まれ得る。また昨今では、偽薬や不正なコピー商品(以下、偽錠という)への対策や、不正なルートでの流通に対処するために、トレーサビリティを向上する要望が多くなってきている。そのためには、販売者名や薬局名等(以下、トレース情報)が印刷されていれば効果的である。さらに、昨今ではユーザ(患者)にも治療協力の一環として内服遵守(服薬アドヒアランス)が求められるようなってきている。このことから、服薬アドヒアランスに資する情報(以下、アドヒアランス情報)として、個人情報(ユーザ名)や服用日時などが印刷されていれば至便である。
本明細書および特許請求の範囲で使用する用語の定義をまとめれば次のとおりである。
図1を用い、扁平な円柱形状を有し、分割を前提としない割線模様(デザイン割線)が一方の端面のみに形成されている錠剤(以下では、当該一方の端面を第1面、これと対向する端面を第2面という)に対する印刷状態を示している。ただし、この印刷状態および印刷の内容はあくまでも説明のための例示であることは勿論である。
図2を用い、印刷可能領域、印刷禁止領域および印刷要求領域を設定する態様、並びにそれに基づく1次および2次印刷の態様を説明する。
図3は、本発明印刷処理方法を実施する印刷処理システムの一例を説明するための模式図であり、概して、図中左側の搬送方向上流側に配された第1処理部1と、右側の搬送方向下流側に配された第2処理部3と、これらの間にあって錠剤の表裏を反転する表裏反転機構2と、を備える。なお、図2において矢印で示す符号Xは錠剤の搬送方向を示している。
図5(a)~(d)および図6(a)~(d)を用い、図1(a)および(c)のように判定された印刷可能領域および印刷禁止領域を含む画像に対し、印刷要求領域を設定するための重ね合わせ処理を説明する。
以上では、S字形状の割線模様(デザイン割線)Bsが刻印されている錠剤に本発明を適用した実施形態について説明したが、割線模様の形状は特に限定されない。例えば、図8に示すように交差した割線模様Bcが刻印されている場合、これを避けた部分に1次印刷可能領域PA4を判定し、割線模様Bcの部分を1次印刷禁止領域として判定するとともに、1次印刷可能領域PA4に1次印刷要求領域PR4-1を定義すれば、1次印刷パターンMの印刷を行うことができる。そして、1次印刷パターンMに対する印刷非要求領域PNRを含んだ2次印刷要求領域PR4-2を定義すれば、2次印刷パターンMの印刷を行うことができる。
以上の実施形態によれば、基本的に割線の有無および錠剤の向きの特定は行わず、印刷したい領域を規定する印刷要求領域の印刷要求パターンを重ね合わせることで、所望の印刷を適切に行うことができる。これは、多種多様の錠剤に対しフレキシブルな印刷が可能となることを意味する。
なお本発明は、上述した実施形態および随所に述べた変形例に限られない。例えば図4では、X方向およびY方向の順に印刷要求パターンの移動を行うものとしたが、この順序は逆でもよい。また、搬送時にX方向またはY方向における錠剤のずれを規制する手段が付加されていれば、当該方向への移動処理は行われなくてもよい。さらに、両方向へのずれを規制する手段が付加されていれば、印刷要求パターンの移動は行わず、回転のみを行うものであってもよい。
1-1~1-3、3-1、3-2 観測部
2 表裏反転機構
3 第2処理部
11、31 領域判定部
13、33 印刷制御部
15 メモリ
17、37 印刷部
Ts 錠剤
Tb 境界
PA1、PA4、PA5、PA3 印刷可能領域
PR1、PR2、PR4-1、PR4-2、PR5-1、PR5-2 印刷要求領域
PNR 印刷非要求領域
M、D 印刷パターン
Claims (6)
- 1次印刷パターンが形成された小型成形品の端面に対して追加の2次印刷パターンを形成するための印刷処理方法であって、
観測部により前記端面を撮像して画像を取得する画像取得工程と、
当該取得された画像に基づいて、2次印刷パターンの形成を行うことを許容する印刷可能領域および禁止する印刷禁止領域を前記画像内で判定する領域判定工程と、
前記小型成形品の本来の外観特徴および前記1次印刷パターンに対応して、前記印刷可能領域に印刷を要求する印刷要求領域を定義する定義工程であって、当該定義を行うために、前記画像に前記印刷要求領域を示す印刷要求領域パターンを変位させて重ね合わせる設定工程と、
前記重ね合わせの過程で前記印刷要求領域パターン内に前記印刷禁止領域が観測されない、またはその面積が規定値以下である場合に、前記印刷要求領域パターンの変位量に基づいて印刷部を制御して印刷を行わせる制御工程と、
を備えたことを特徴とする印刷処理方法。 - 前記1次印刷パターンを形成するために、
観測部により前記端面を撮像して画像を取得する画像取得工程と、
当該取得された画像に基づいて、2次印刷パターンの形成を行うことを許容する印刷可能領域および禁止する印刷禁止領域を前記画像内で判定する領域判定工程と、
前記小型成形品の本来の外観特徴および前記1次印刷パターンに対応して、前記印刷可能領域に印刷を要求する印刷要求領域を定義する定義工程であって、当該定義を行うために、前記画像に前記印刷要求領域を示す印刷要求領域パターンを変位させて重ね合わせる設定工程と、
前記重ね合わせの過程で前記印刷要求領域パターン内に前記印刷禁止領域が重複していない、またはその面積が規定値以下である場合に、前記印刷要求領域パターンの変位量に基づいて印刷部を制御して印刷を行わせる制御工程と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷処理方法。 - 前記小型成形品は厚み方向に対向する2つの端面を有し、
前記印刷部は、前記2つの端面に対してそれぞれ印刷を行うために、前記小型成形品を反転させる反転機構を挟んで、前記小型成形品の搬送方向の上流側および下流側に2つ設けられ、
前記画像取得工程では、2つの前記観測部により前記2つの端面をそれぞれ撮像して2つの画像を取得し、
前記領域判定工程では、前記2つの画像に対してそれぞれ前記印刷可能領域および前記印刷禁止領域を判定し、
前記定義工程では、前記2つの端面に対応してそれぞれ用意された2つの前記印刷要求領域パターンを前記2つの画像に対して同時に変位させて前記重ね合わせの処理を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷処理方法。 - 前記観測部は、前記上流側および前記下流側の印刷部に対応して2つ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の印刷処理方法。
- 前記2次印刷パターンは、前記1次印刷パターンに重畳しないように形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の印刷処理方法。
- 前記観測部は、前記小型成形品の色を検出する観測ユニットを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷処理方法。
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