JP7146488B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。
アバランシェ・ブレークダウン・ダイオード(Avalanche Breakdown Diode:ABD)、サイリスタ、IGBT、パワーMOSFET等、高電圧が印加された状態で使用される半導体装置においては、高耐圧を確保することに加えて耐圧のばらつきを小さくすることが重要である。
従来、半導体装置において、耐圧を高めるためにフィールドプレートを設けることや、耐圧を安定化させるためにベース領域とバルク領域間のPN接合の露出部を絶縁膜で被覆することが知られている(特許文献1)。また、リーク電流を抑制するために、バルク領域よりも不純物濃度の高いチャネルストッパー領域を設けることも知られている。
特開平10-335631号公報
上記のように、半導体装置の耐圧を安定化するために従来、ベース領域とバルク領域間に形成されるPN接合の露出部を絶縁膜で被覆している。しかしながら、半導体装置の耐圧は、絶縁膜中の電荷や、絶縁膜と半導体基板間の界面電荷の影響を強く受ける。すなわち、従来、半導体装置の耐圧は絶縁膜の成膜条件に大きく依存する。このため、耐圧の安定化を図ることが容易ではないという課題がある。
また、従来、絶縁膜の影響を抑制するためにガードリングを形成することが知られている。しかし、半導体装置の耐圧は、ガードリングの形状・寸法や不純物濃度に大きく依存する。したがって、ガードリングを形成する場合であっても、耐圧はガードリングの形成工程(不純物の導入工程や拡散工程等)の影響を強く受けてしまう。
このように従来、半導体装置の製造プロセスの影響により、半導体装置の耐圧を安定化させることが困難であった。
そこで、本発明は、製造プロセスの影響を抑制し、耐圧を安定化させることが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、
第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する第1導電型の半導体基板と、
前記第1の主面に形成された第2導電型の拡散領域と、
前記第1の主面に前記拡散領域を取り囲むように形成され、前記半導体基板よりも不純物濃度が高い第1導電型のチャネルストッパー領域と、
前記第1の主面上に形成され、前記拡散領域および前記チャネルストッパー領域間を跨ぐ絶縁膜と、
前記絶縁膜の上に形成され、前記拡散領域から前記チャネルストッパー領域まで延在するフィールドプレートと、
を備えることを特徴とする。
また、前記半導体装置において、
前記拡散領域と前記チャネルストッパー領域との間の距離は、前記半導体装置の所要の耐圧に基づくようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記絶縁膜の厚さは、前記半導体装置の所要の耐圧に基づくようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記フィールドプレートを埋設するように前記第1の主面側を被覆し、空気よりも絶縁破壊電界強度が大きい材料からなるパッシベーション膜をさらに備えてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記チャネルストッパー領域は、前記半導体基板の側面に露出しているようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記フィールドプレートは、前記拡散領域に電気的に接続されているようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記チャネルストッパー領域に電気的に接続された等電位リング電極であって、前記フィールドプレートとの間で前記半導体装置の所要の耐圧に基づく距離を確保するように前記第1の主面上に形成された、等電位リング電極をさらに備えてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記パッシベーション膜は、前記フィールドプレートと前記等電位リング電極との間隙を充填するようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記フィールドプレートの先端部は、前記チャネルストッパー領域の境界上に位置するようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成された第1の主電極と、
前記第2の主面に形成され、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第2の拡散領域と、
前記第2の拡散領域に電気的に接続するように前記第2の主面上に形成された第2の主電極と、
をさらに備えてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記フィールドプレートは、前記第1の主電極に電気的に接続するようにしてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成されたゲート電極と、
前記拡散領域内に形成された第1導電型の第2の拡散領域と、
前記拡散領域および前記第2の拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成された第1の主電極と、
前記第2の主面に形成された第2導電型の第3の拡散領域と、
前記第3の拡散領域に電気的に接続するように前記半導体基板の第2の主面上に形成された第2の主電極と、
をさらに備えてもよい。
また、前記半導体装置において、
前記フィールドプレートは、前記ゲート電極または前記第1の主電極に電気的に接続するようにしてもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、
第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する第1導電型の半導体基板を用意する工程と、
前記第1の主面に第2導電型の拡散領域を形成する工程と、
前記第1の主面に前記拡散領域を取り囲むように前記半導体基板よりも不純物濃度が高い第1導電型のチャネルストッパー領域を形成する工程と、
前記第1の主面に露出した前記拡散領域と、前記第1の主面に露出した前記チャネルストッパー領域との間のバルク領域を跨ぐように、前記第1の主面上に絶縁膜を形成する工程と、
前記拡散領域から前記チャネルストッパー領域まで延在するようにフィールドプレートを前記絶縁膜の上に形成する工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置では、フィールドプレートが拡散領域からチャネルストッパー領域まで延在している。このため、逆方向バイアスが印加された状態において、空乏領域は拡散領域からチャネルストッパー領域に到達するまで広がり、空乏領域の幅は逆方向バイアス印加状態においてほぼ一定となる。よって、本発明によれば、製造プロセスの影響を抑制し、耐圧を安定化させることができる。
第1の実施形態に係る半導体装置1の一部断面図である。 半導体装置の耐圧シミュレーションの結果について説明するための図である。 シミュレーション結果から得られた、フィールドプレート長さと耐圧との関係を示す図である。 シミュレーション結果から得られた、ベース領域とチャネルストッパー領域との間の距離と耐圧との関係を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置1の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る半導体装置1Aの一部断面図である。 第2の実施形態の変形例1に係る半導体装置1Bの一部断面図である。 第2の実施形態の変形例2に係る半導体装置1Cの一部断面図である。 第2の実施形態の変形例3に係る半導体装置1Dの一部断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図においては、同等の機能を有する構成要素に同一の符号を付している。また、以下の説明で例示される半導体領域の不純物濃度の数値は、半導体基板の表面における不純物濃度を示している。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態に係る半導体装置1について説明する。本実施形態に係る半導体装置1は、アバランシェ・ブレークダウン・ダイオード(ABD)である。
半導体装置1は、図1に示すように、第1導電型の半導体基板2と、第2導電型の拡散領域(P+領域)3と、第1導電型のチャネルストッパー領域(N+領域)4と、絶縁膜5と、フィールドプレート6と、パッシベーション膜7と、等電位リング電極8と、アノード電極(第1の主電極)9と、第1導電型の拡散領域(N+領域)10と、カソード電極(第2の主電極)11と、を備えている。なお、等電位リング電極8は必須の構成ではない。
本実施形態では、第1導電型はN型であり、第2導電型はP型である。なお、これとは逆に、第1導電型がP型であり、第2導電型がN型であってもよい。
次に、半導体装置1の各構成について詳しく説明する。
半導体基板2は、主面2a(第1の主面)と、主面2aと反対側の主面2b(第2の主面)とを有する。図1では、主面2aは半導体基板2の上面であり、主面2bは半導体基板2の下面である。なお、半導体基板2は、例えばシリコン基板であるが、その他の半導体基板(SiC基板等)であってもよい。
半導体基板2には、第2導電型のバルク領域(N-領域)20が形成されている。このバルク領域20の不純物濃度は、例えば1×1013cm-3~1×1016cm-3である。バルク領域20の厚みは、例えば120μmである。
拡散領域3は、図1に示すように、半導体基板2の主面2aに形成されている。この拡散領域は、ベース領域とも呼ばれる。この拡散領域3は、例えば、平面視で略正方形状または円状に形成される。拡散領域3の不純物濃度は、例えば1×1017cm-3~1×1019cm-3である。拡散領域3の厚みは、例えば30μm~50μmである。
チャネルストッパー領域4は、半導体基板2の主面2aに拡散領域3を取り囲むように環状に形成されている。チャネルストッパー領域4は、半導体基板2(バルク領域20)よりも不純物濃度が高く、例えば1×1019cm-3~1×1020cm-3である。なお、本実施形態では、チャネルストッパー領域4は、図1に示すように、半導体基板2の側面2sに露出している。
絶縁膜5は、図1に示すように、半導体基板2の主面2a上に形成され、拡散領域3およびチャネルストッパー領域4間を跨ぐ。すなわち、絶縁膜5は、主面2aに露出した、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間のバルク領域20を跨ぐように主面2a上に設けられている。絶縁膜5は、例えばシリコン酸化物(SiO)からなる。
フィールドプレート6は、絶縁膜5の上に形成されている。図1に示すように、フィールドプレート6は、拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在する。ここで、「フィールドプレート6が拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在する」とは、フィールドプレート6が少なくともチャネルストッパー領域4の境界まで延在していることをいい、半導体基板2の厚さ方向に見たときにフィールドプレート6とチャネルストッパー領域4との間にオーバーラップが生じる場合のほか、フィールドプレート6の先端部6aがチャネルストッパー領域4の境界上に位置する場合も含まれる。
フィールドプレート6は、導電性の材料からなり、例えばアノード電極9と同じ材料(アルミニウム等)からなる。
本実施形態では、フィールドプレート6は、アノード電極9に電気的に接続している。より詳しくは、図1に示すように、フィールドプレート6はアノード電極9と一体的に形成されている。このように、フィールドプレート6は、アノード電極9を介して拡散領域3に電気的に接続されている。なお、フィールドプレート6は、アノード電極9以外の、固定電位を有する部材に電気的に接続されてもよい。例えば、フィールドプレート6は、他の電極(図5のゲート電極12、図6のカソード電極14B等)に電気的に接続されてもよいし、あるいは、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間に形成されたガードリング(図示せず)に電気的に接続されてもよい。
パッシベーション膜7は、図1に示すように、フィールドプレート6を埋設するように主面2a側を被覆している。このパッシベーション膜7は、フィールドプレート6と等電位リング電極8との間隙を充填するように形成されている。
パッシベーション膜7は、等電位リング電極8とフィールドプレート6間の放電を防止するために、絶縁破壊電界強度の高い材料からなることが好ましい。パッシベーション膜7は、空気よりも絶縁破壊電界強度が大きい材料からなり、例えば、ポリイミド、PSG(Phosho-Silicate Glass)またはシリコン窒化膜(Si)等からなる。
等電位リング電極8は、半導体基板2の主面2a上に形成されたリング状の電極である。この等電位リング電極8は、EQR(Equi-potential Ring)とも呼ばれる。等電位リング電極8は、チャネルストッパー領域4に電気的に接続されており、フィールドプレート6との間で半導体装置1の所要の耐圧に基づく距離を確保するように主面2a上に形成されている。例えば、パッシベーション膜7がポリイミド(絶縁破壊電界強度:3MV/cm)からなり、半導体装置1の耐圧が600Vである場合、等電位リング電極8とフィールドプレート6間の距離は、2μm以上確保される必要がある。
アノード電極9は、拡散領域3に電気的に接続するように半導体基板2の主面2a上に形成されている。
拡散領域10は、半導体基板2の主面2bに形成されている。この拡散領域10は、半導体基板2よりも不純物濃度の高く、例えば1×1019cm-3~1×1020cm-3である。
カソード電極11は、拡散領域10に電気的に接続するように半導体基板2の主面2b上に形成されている。
なお、半導体装置1は、上記構成に加えて、チャネルストッパー領域4の内側に、拡散領域3を取り囲むように形成されたガードリング(図示せず)を備えてもよい。
上記のように、本実施形態に係る半導体装置1では、フィールドプレート6が拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在している。これにより、半導体装置1に係るアバランシェ・ブレークダウン・ダイオードに逆方向バイアスを印加した状態、すなわち、拡散領域3とバルク領域20間のPN接合に逆方向バイアスが印加された状態において、当該PN接合の空乏領域は、拡散領域3の内側および外側に広がる。図1において、符号B1の破線は拡散領域3の内側に広がった空乏領域の境界を示し、符号B2の境界は拡散領域3の外側に広がった空乏領域の境界を示している。実際には、拡散領域3の不純物濃度はバルク領域20よりも高いため、空乏領域は主としてバルク領域20に向かって広がる。フィールドプレート6が拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在しているため、図1に示すように、空乏領域はチャネルストッパー領域4に到達するまで広がる。このため、空乏領域の幅Wは逆方向バイアス印加状態において印加電圧にかかわらず、ほぼ一定となる。一般に半導体装置の耐圧は空乏領域の幅Wによって決まることから、本実施形態に係る半導体装置1の耐圧は安定化する。
したがって、本実施形態によれば、絶縁膜5の成膜工程等の製造プロセスの影響を抑制し、半導体装置1の耐圧を安定化させることができる。すなわち、絶縁膜5内の電荷や、絶縁膜5と半導体基板2間の界面電荷等が半導体装置1の耐圧に及ぼす影響を抑制することができる。また、ガードリングを設ける場合においても、その形状、寸法、不純物濃度が耐圧に与える影響を抑制することができる。
なお、正確を期して付言すれば、半導体基板2の臨界電界強度を超えるような非常に高い電圧が印加された場合には、空乏領域がチャネルストッパー領域4に到達するまで広がらず、半導体装置1の耐圧は拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離に基づく値よりも低くなる。
ここで、本発明に係るフィールドプレートがその技術的思想おいて本質的に従来のフィールドプレートと異なることについて説明する。従来のフィールドプレートは耐圧を上げるために設けられていたところ、フィールドプレートをチャネルストッパー領域まで伸ばした場合、耐圧が低下してしまう(後述の図3A参照)。したがって、耐圧を向上させる観点からは、フィールドプレートをチャネルストッパー領域4まで伸ばすとフィールドプレートを設けた意味がなくなってしまう。本発明では、耐圧を向上させるためにフィールドプレートを設けるのではなく、(耐圧の確保は後述のようにベース領域とチャネルストッパー領域間の距離を確保することで行う。)、逆方向バイアス印加時の空乏領域の幅を印加電圧にかかわらずほぼ一定にすることで耐圧を安定化させるためにフィールドプレートを設けている。このように本発明に係るフィールドプレートは、従来のものと技術的思想が全く異なる。
<耐圧シミュレーション>
次に、半導体装置1の耐圧シミュレーション結果について、図2、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。
図2に示すように、フィールドプレート6の長さLFPを拡散領域3の境界からチャネルストッパー領域4方向への距離と定義する。シミュレーションでは、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離Dを150μm固定とした。よって、LFP=150μmのときに、フィールドプレート6はチャネルストッパー領域4の境界まで延在し(すなわち、フィールドプレート6の先端部6aが境界上に位置し)、LFP>150μmのときに、半導体基板2の厚さ方向に見たときにフィールドプレート6とチャネルストッパー領域4との間にオーバーラップが生じる。
図3Aのグラフは、シミュレーション結果に基づいて作成されたものであり、半導体装置1の耐圧と、フィールドプレート6の長さLFPとの関係を示している。この結果によれば、LFP≦75μmの範囲では、フィールドプレート6が長くなるにつれて耐圧が向上する。これは、従来、高耐圧化のためにフィールドプレートが使用されることを示している。75μm<LFP<100μmの範囲では耐圧は増加しなくなり、100μm<LFP<150μmの範囲では耐圧が減少に転じる。LFP≧150μmの範囲では耐圧が一定(V)となる。この結果から、フィールドプレート6がチャネルストッパー領域4まで延在していれば、半導体装置1の耐圧は一定値に固定されることが分かる。また、フィールドプレート6の先端部6aがチャネルストッパー領域4の境界上に位置していれば、半導体装置1の耐圧は当該一定値となる。フィールドプレート6とチャネルストッパー領域4とのオーバーラップ長さは耐圧に影響を与えない。
図3Bのグラフは、シミュレーション結果に基づいて作成されたものであり、半導体装置1の耐圧と、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離Dとの関係を示している。フィールドプレート6はチャネルストッパー領域4まで延在する条件でシミュレーションを行った。この結果から、距離Dが長くなるにつれて、耐圧は高くなることが分かる。
上記のシミュレーション結果から、仕様を満たす安定した耐圧を有する半導体装置を得るためには、チャネルストッパー領域4まで延在するようにフィールドプレート6を形成し、かつ、固定される耐圧Vが仕様値よりも高くなるように距離Dを設計すればよい。
すなわち、拡散領域3とチャネルストッパー領域4との間の距離Dは、半導体装置の耐圧に基づいており、より詳しくは、半導体装置1に要求される耐圧(所要の耐圧)に対応する距離以上である。
ところで、上記のようにフィールドプレート6がチャネルストッパー領域4まで延在することから、両者の距離は従来の半導体装置よりも短くなる。また、半導体装置1の耐圧が高くなるにつれて、フィールドプレート6とチャネルストッパー領域4間の電圧が高くなる。そこで、フィールドプレート6とチャネルストッパー領域4間の絶縁耐圧を確保することが望ましい。
フィールドプレート6とチャネルストッパー領域4間の絶縁耐圧を確保するために、絶縁膜5の厚さを十分に確保することが考えられる。この場合、絶縁膜5の厚さは、半導体装置1の所要の耐圧(仕様上の耐圧など)に基づく値をとる。例えば、半導体装置1の耐圧が600Vで、絶縁膜5がSiO(2×10V/cm)からなる場合、絶縁膜5の厚さは3μm以上とする。なお、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離が長くなるほど半導体装置1の耐圧が高くなることから、これに応じて絶縁膜5を厚くする必要がある。すなわち、絶縁膜5の厚さは、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離に基づく値をとる。
なお、絶縁膜5の材料として、絶縁破壊電界強度の高い材料(例えばシリコン窒化膜(Si))を用いてもよい。
また、等電位リング電極8が設けられる場合は、等電位リング電極8とフィールドプレート6間の放電を防止するため、パッシベーション膜7を設けることが望ましい。
<半導体装置の製造方法>
次に、上記の半導体装置1の製造方法について、図4のフローチャートに沿って説明する。
まず、第1導電型の半導体基板2を用意する(ステップS1)。半導体基板2は、主面2a(第1の主面)、および主面2aと反対側の主面2b(第2の主面)を有する。
次に、半導体基板2の主面2aに第2導電型の拡散領域3を形成する(ステップS2)。拡散領域3の形成工程は、主面2a上へのレジスト膜の形成工程と、当該レジスト膜の露光・現像処理工程と、デポジション処理工程とを含む。デポジション処理工程では、半導体基板2に導入する不純物として、例えばアルミニウムまたはボロン等が用いられる。なお、ステップS2において、拡散領域3とともに、拡散領域3を取り囲むようにガードリング(図示せず)を形成してもよい。
次に、主面2aに第1導電型のチャネルストッパー領域4を形成する(ステップS3)。チャネルストッパー領域4の形成工程は、主面2a上へのレジスト膜の形成工程と、当該レジスト膜の露光・現像処理工程と、デポジション処理工程とを含む。デポジション処理工程では、半導体基板2に導入する不純物として、例えばリンまたはヒ素等が用いられる。なお、ステップS3において、主面2bにも不純物を導入して拡散領域10を形成してもよい。
次に、半導体基板2の主面2a上に絶縁膜5を形成する(ステップS4)。より詳しくは、主面2aに露出した拡散領域3と、主面2aに露出したチャネルストッパー領域4との間のバルク領域20を跨ぐように、主面2a上に絶縁膜5を形成する。絶縁膜5の形成工程は、主面2aを全面的に覆う絶縁膜の形成工程と、当該絶縁膜上へのレジスト膜の形成工程と、当該レジスト膜の露光・現像処理工程と、現像されたレジスト膜の開口部に露出した絶縁膜のエッチング工程とを含む。なお、主面2aを全面的に覆う絶縁膜は、例えば熱酸化膜(SiO)であり、半導体基板2を酸化雰囲気中で加熱することにより形成される。
次に、絶縁膜5の上に、拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在するようにフィールドプレート6を形成する(ステップS5)。より詳しくは、主面2a上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜を露光・現像することによりレジスト膜にフィールドプレート6の形状に対応した開口を形成する。この開口は、拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在する。そして、開口内にスパッタリングまたは蒸着等により導電材料を充填することによりフィールドプレート6を形成する。なお、ステップS5において、フィールドプレート6とともにアノード電極9を形成してもよい。
次に、フィールドプレート6を埋設するように主面2a側を被覆するパッシベーション膜7を形成する(ステップS6)。
次に、半導体基板2の主面2a上にアノード電極9を形成する(ステップS7)。なお、ステップS5でフィールドプレート6とともにアノード電極9を形成する場合は、本ステップS7は省略される。
次に、半導体基板2の主面2b上にカソード電極11を形成する(ステップS8)。なお、ステップS3において拡散領域10を形成していない場合は、主面2bに拡散領域10を形成してからカソード電極11を形成する。
上記の工程を経て、図1に示す半導体装置1が製造される。ステップS2(拡散領域3の形成工程)およびステップS3(チャネルストッパー領域4の形成工程)においては、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離Dが半導体装置1の所要の耐圧に基づく値以上となるように、拡散領域3およびチャネルストッパー領域4の形成位置や大きさ等を決定する。また、ステップS5(フィールドプレート6の形成工程)においては、フィールドプレート6がチャネルストッパー領域4まで延在するようにレジスト膜の開口を形成する。
このように本実施形態に係る半導体装置1は、従来の工程と基本的には同じ工程で製造することができる。すなわち、既存の製造工程や製造装置を大きく変更することなく、所要の値以上の安定した耐圧を有するアバランシェ・ブレークダウン・ダイオードを製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、第2の実施形態に係る半導体装置1Aについて説明する。本実施形態に係る半導体装置1Aは、3端子型のサイリスタである。
半導体装置1Aは、図5に示すように、第1導電型の半導体基板2と、第2導電型の拡散領域3と、第1導電型のチャネルストッパー領域4と、絶縁膜5と、フィールドプレート6と、等電位リング電極8と、ゲート電極12と、第1導電型の拡散領域(N+領域)13と、カソード電極14と、第2導電型の拡散領域(P+領域)15と、アノード電極16と、を備えている。なお、図5では図示していないが、半導体装置1Aは、フィールドプレート6を埋設するように主面2a側を被覆するパッシベーション膜を備えてもよい。
本実施形態では、第1導電型はN型であり、第2導電型はP型である。なお、これとは逆に、第1導電型がP型であり、第2導電型がN型であってもよい。
半導体装置1は、図5に示すように、半導体基板2内に形成されたP型の拡散領域15、N型のバルク領域20、P型の拡散領域3およびN型の拡散領域13からなるP-N-P-N構造を有している。カソード電極14とアノード電極16との間に逆方向バイアスが印加された状態でゲート電極12に閾値(ゲートトリガ電流)以上の電流を流すことにより、カソード電極14とアノード電極16間が導通し、半導体基板2の厚さ方向に主電流が流れる。
以下、半導体装置1Aの各構成要素について説明する。ただし、第1の実施形態で説明した構成要素については説明を省略する。
ゲート電極12は、拡散領域3に電気的に接続するように主面2a上に形成されている。本実施形態では、ゲート電極12はフィールドプレート6と一体的に形成されている。
拡散領域13は、図5に示すように、拡散領域3内に形成されている。この拡散領域13はエミッタ領域とも呼ばれる。拡散領域13の不純物濃度は、例えば1×1019cm-3~1×1020cm-3である。拡散領域13の厚みは、例えば20μmである。拡散領域3のうち拡散領域13で挟まれた領域は、エミッタ領域を貫通する領域であり、ショートゲートとも呼ばれる。ショートゲートを設けることにより、dv/dt耐量が向上する。
カソード電極14は、図5に示すように、拡散領域3および拡散領域13に電気的に接続するように主面2a上に形成されている。
拡散領域15は、半導体基板2の主面2bに形成されている。この拡散領域15は、拡散領域3と同じ工程で形成されてもよい。
アノード電極16は、拡散領域15に電気的に接続するように半導体基板2の主面2b上に形成されている。
なお、半導体装置1Aは、上記構成に加えて、チャネルストッパー領域4の内側に、拡散領域3を取り囲むように形成されたガードリング(図示せず)を備えてもよい。また、半導体装置1Aは、チャネルストッパー領域4の外側に第2導電型のアイソレーション領域(図示せず)を備えてもよい。
本実施形態に係る半導体装置1Aでは、第1の実施形態で説明した半導体装置1と同様に、フィールドプレート6が拡散領域3からチャネルストッパー領域4まで延在している。これにより、カソード電極14とアノード電極16間に電圧が印加され、拡散領域3とバルク領域20間のPN接合に逆方向バイアスが印加された状態において、当該PN接合の空乏領域がチャネルストッパー領域4まで広がるため、空乏領域の幅はほぼ一定となる。よって、本実施形態によれば、製造プロセスの影響を抑制し、半導体装置1Aの耐圧を安定化させることができる。
なお、半導体装置1Aは、第1の実施形態の場合と同様に、従来のサイリスタとほぼ同じ工程により製造することができる。すなわち、拡散領域3とチャネルストッパー領域4間の距離およびフィールドプレート6の長さの変更に伴う露光マスク(フォトマスク)の変更等を除き、基本的な工程は従来のサイリスタと同様である。したがって、既存の製造工程や製造装置に大きく変更することなく、所要の値以上の安定した耐圧を有するサイリスタを製造することができる。
次に、第2の実施形態の3つの変形例について説明する。いずれの変形例によっても、上記と同様の作用効果を得ることが可能である。
<変形例1>
図6を参照して変形例1に係る半導体装置1Bについて説明する。本変形例に係る半導体装置1Bは、半導体装置1Aと同じ3端子型のサイリスタであるが、ゲート電極とカソード電極の配置が異なっている。
本変形例に係る半導体装置1Bでは、図6に示すように、カソード電極14Bは、拡散領域3および拡散領域13に電気的に接続するように主面2a上に形成されている。このカソード電極14Bは、フィールドプレート6に電気的に接続している。本実施形態では、カソード電極14Bはフィールドプレート6と一体的に形成されている。ゲート電極12Bは、拡散領域3に電気的に接続するように主面2a上に形成されている。
<変形例2>
次に、図7を参照して変形例2に係る半導体装置1Cについて説明する。本変形例に係る半導体装置1Cは、2端子型の片方向サイリスタである。
本変形例に係る半導体装置1Cでは、ゲート電極は設けられず、カソード電極14Cが拡散領域3および拡散領域13に電気的に接続するように主面2a上に形成される。カソード電極14Cは、フィールドプレート6に電気的に接続されている。
<変形例3>
次に、図8を参照して変形例3に係る半導体装置1Dについて説明する。本変形例に係る半導体装置1Dは、2端子型の双方向サイリスタである。
本変形例に係る半導体装置1Dでは、ゲート電極は設けられず、電極17,18が半導体基板2の主面2a,2bにそれぞれ設けられている。電極17は、拡散領域3および拡散領域13に電気的に接続するように主面2a上に形成されている。この電極17は、主面2a上に設けられたフィールドプレート6に電気的に接続されている。電極18は、拡散領域3および拡散領域13に電気的に接続するように主面2b上に形成されている。この電極18は、主面2b上に設けられたフィールドプレート6に電気的に接続されている。
以上、本発明に係る2つの実施形態について説明した。第1の実施形態ではアバランシェ・ブレークダウン・ダイオードについて説明し、第2の実施形態ではサイリスタについて説明したが、本発明は、拡散領域3、チャネルストッパー領域4およびフィールドプレート6を有する半導体装置に広く適用可能である。例えば、パワーMOSFET、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)等にも適用可能である。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A,1B,1C,1D 半導体装置
2 半導体基板
2a,2b 主面
2s 側面
3 拡散領域(ベース領域)
4 チャネルストッパー領域
5 絶縁膜
6 フィールドプレート
6a 先端部
7 パッシベーション膜
8 等電位リング電極
9,16 アノード電極
10,15 拡散領域
11,14,14B,14C カソード電極
12,12B ゲート電極
13 拡散領域(エミッタ領域)
17,18 電極
20 バルク領域
B1,B2 空乏領域の境界
D (ベース領域とチャネルストッパー領域間の)距離
W (空乏領域の)幅

Claims (10)

  1. 第1の主面および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する第1導電型の半導体基板と、
    前記第1の主面に形成された第2導電型の拡散領域と、
    前記第1の主面に前記拡散領域を取り囲むように形成され、前記半導体基板よりも不純物濃度が高い第1導電型のチャネルストッパー領域と、
    前記第1の主面上に形成され、前記拡散領域および前記チャネルストッパー領域間を跨ぐ絶縁膜と、
    前記絶縁膜の上に形成され、前記拡散領域から前記チャネルストッパー領域まで延在するフィールドプレートと、
    前記フィールドプレートを埋設するように前記第1の主面側を被覆し、空気よりも絶縁破壊電界強度が大きい材料からなるパッシベーション膜と、
    前記チャネルストッパー領域に電気的に接続された等電位リング電極と、
    を備える半導体装置であって、
    前記等電位リング電極は前記フィールドプレートとの間で前記半導体装置の所要の耐圧に基づく距離を確保するように前記第1の主面上に形成され、前記パッシベーション膜は、前記フィールドプレートと前記等電位リング電極との間隙を充填していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記拡散領域と前記チャネルストッパー領域との間の距離は、前記半導体装置の所要の耐圧に基づくことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記絶縁膜の厚さは、前記半導体装置の所要の耐圧に基づくことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記チャネルストッパー領域は、前記半導体基板の側面に露出していることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記フィールドプレートは、前記拡散領域に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記フィールドプレートの先端部は、前記チャネルストッパー領域の境界上に位置することを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成された第1の主電極と、
    前記第2の主面に形成され、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第2の拡散領域と、
    前記第2の拡散領域に電気的に接続するように前記第2の主面上に形成された第2の主電極と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記フィールドプレートは、前記第1の主電極に電気的に接続することを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  9. 前記拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成されたゲート電極と、
    前記拡散領域内に形成された第1導電型の第2の拡散領域と、
    前記拡散領域および前記第2の拡散領域に電気的に接続するように前記第1の主面上に形成された第1の主電極と、
    前記第2の主面に形成された第2導電型の第3の拡散領域と、
    前記第3の拡散領域に電気的に接続するように前記半導体基板の第2の主面上に形成された第2の主電極と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記フィールドプレートは、前記ゲート電極または前記第1の主電極に電気的に接続することを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
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