JP7143161B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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本発明は、ストッパにより下限位置が限定されるステムにより押圧されるメタルダイアフラムを、PFA弁シートに当接することにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁に関するものである。
近年、半導体製造工程の成膜技術において、チャンバーに供給されるプロセスガスのガス温度が、300℃以上に加熱した状態となるケースがある。このような場合においては、供給されるプロセスガスの温度を確実に300℃以上にするために、バルブ全体を恒温槽に収納して、恒温槽の内部温度を300℃以上に保つことが行われている。
一方、プロセスガスを250℃以上の状態で供給するための高温弁においては、弁体にメタルダイアフラムを用い、弁シートにはSUS316L等のメタルシートが用いられるが、メタルシートは、弁開および弁閉動作の繰り返しにより表面が荒れ、ガス漏れが発生する恐れがあった。
メタルダイアフラムに荷重を掛けた状態で、PFA弁シートを押圧すると、PFA弁シートが高熱と高圧力を受けて、クリープにより塑性変形する問題があった。クリープによる塑性変形を回避するため、特許文献1に示すように、メタルダイアフラムを押圧するステムの下限位置をストッパにより限定することで、メタルダイアフラムがPFA弁シートを押圧する力を制限することが行われている。
特許第2927582号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題があった。
すなわち、半導体製造装置のメンテナンスを行うときには、全てのバルブ及び配管に対して窒素ガスによりパージを行うと共に、バルブ等を手で触れることが可能なように恒温槽の内部温度を常温まで低下させる。
このとき、高温下で膨張していたストッパやPFA弁シートは、温度の低下に伴い収縮する。例えば、PFA弁シートを3mmの厚みで構成している場合に、300℃から常温23℃まで温度が低下した場合に、膨張していたPFA弁シートが全体で0.10mm程度収縮する。一方、ストッパは一般的に金属製であるため、PFA弁シートと比べて線膨張係数が小さく、温度低下時の収縮量が小さい。つまり、ステムがストッパに当接する位置、すなわち最下限位置が、ストッパの収縮量分だけ下がることとなるが、PFA弁シートの収縮量の方が大きい。このため、ステムを最下限位置まで下げ、メタルダイアフラムを押圧しても、PFA弁シートの収縮量0.10mmからストッパの収縮量を減じた分だけ、メタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が生じてしまい、常温時においてガス漏れが発生する問題があった。
メタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が生じ、ガス漏れが発生すると、流体制御弁の継手にガス漏れがないことの確認評価を行うことができないという問題が生じる。すなわち、継手のガス漏れ確認評価は、弁閉状態で継手に窒素ガスを供給し、圧力変化の有無を確認することで行われるが、メタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が生じると、確実に弁閉することができないために圧力変化が生じ、継手のガス漏れ確認を行うことができない。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、300℃以上の高温で使用している流体制御弁であって、メンテナンス時に常温まで温度を低下させた場合でも、メタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が発生することなく、漏れが発生しない流体制御弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の流体制御弁は、次のような構成を有している。
(1)ストッパにより下限位置が限定されるステムにより押圧されるメタルダイアフラムを、PFA弁シートに当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁において、ストッパとしてPFA板が用いられること、PFA板の厚みが、PFA弁シートの厚みよりも大きいこと、を特徴とする。
(2)(1)に記載の流体制御弁において、PFA板の厚みが、PFA弁シートの厚み
より30%以上大きいこと、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の流体制御弁において、温度が、300℃以上から常
温まで低下されたときに、PFA板の、前記流体制御弁の開閉方向の収縮長さが、PFA弁シートの、前記開閉方向の収縮長さより大きい
こと、を特徴とする。
本発明の流体制御弁は、上記構成を有することにより次のような作用・効果を有する。
(1、3)ストッパにより下限位置が限定されるステムにより押圧されるメタルダイアフラムを、PFA弁シートに当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁において、ストッパとしてPFA板が用いられること、PFA板の厚みが、PFA弁シートの厚みよりも大きいこと、温度が、300℃以上から常温まで低下されたときに、PFA板の収縮長さが、PFA弁シートの収縮長さより大きいこと、を特徴とするので、ストッパとして従来の金属よりも線膨張係数が大きいPFA板を用いることで、ストッパはPFA弁シートと同一の線膨張係数を有することとなる。そして、PFA板の厚みを、PFA弁シートよりも大きくすることで、PFA板の熱膨張による寸法変化量が、PFA弁シートの熱膨張による寸法変化量よりも大きくなる。PFA板の熱膨張による寸法変化量が、PFA弁シートの熱膨張による寸法変化量よりも大きくなるに伴い、メンテナンスを行うに当たって流体制御弁の温度を低下させた時に、ストッパの収縮量がPFA弁シートの収縮量よりも大きくなる。つまり、ステムがストッパに当接する位置、すなわち最下限位置が、ストッパの収縮量分だけ下がることとなり、その最下限位置の下がる量がPFA弁シートの収縮量よりも大きいため、ステムによってメタルダイアフラムを押圧すれば、メタルダイアフラムは確実にPFA弁シートに当接され、ガス漏れが発生することがない。
例えばPFA弁シートの厚みを3mmとしたとき、PFA板の厚みを4mmとすれば、300℃雰囲気下におけるPFA弁シートの熱膨張による寸法変化量は0.10mm、PFA板の熱膨張による寸法変化量は、0.13mmとなる。したがって、メンテナンスを行うに当たって流体制御弁の温度を300℃から常温まで低下させた時のストッパの収縮量0.13mm分だけ、ステムの最下限位置が下がり、その最下限位置の下がる量が、PFA弁シートの収縮量0.10mmよりも大きいため、メタルダイアフラムは確実にPFA弁シートに当接され、ガス漏れが発生することがない。
PFA弁シートとストッパの収縮後にメタルダイアフラムが確実にPFA弁シートに当接されることで、流体制御弁の継手のガス漏れ確認評価を行うことができないという問題が解消される。つまり、継手のガス漏れ確認評価は、弁閉状態で継手に窒素ガスを供給し、圧力変化の有無を確認することで行われるが、PFA弁シートとストッパの収縮後にメタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が生じると、弁閉することができないために圧力変化が生じ、継手のガス漏れ確認を行うことができない。しかし、PFA弁シートとストッパの収縮後にメタルダイアフラムが確実にPFA弁シートに当接されることで、確実に弁閉され、継手のガス漏れ確認を行うことが可能となる。
(2)ストッパにより下限位置が限定されるステムにより押圧されるメタルダイアフラムを、PFA弁シートに当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁において、ストッパとしてPFA板が用いられること、PFA板の厚みが、PFA弁シートの厚みよりも大きいこと、PFA板の厚みが、PFA弁シートの厚みより30%以上大きいこと、を特徴とするので、下記のような問題点を考慮した場合でも、PFA板の厚みを、PFA弁シートの厚みより30%以上大きくすることで、PFA板とPFA弁シートの熱膨張前後において、メタルダイアフラムは確実にPFA弁シートに確実に当接され、ガス漏れを防ぐことができる。
問題点とはすなわち、ステムによる押圧力の偏りを完全になくすことが困難であるがゆえにメタルダイアフラムでPFA弁シートの全周を完全に均等に押圧することは困難である点、PFA弁シートを均等に押圧することが困難であるがゆえにPFA弁シートのクリープによる塑性変形が均一でないおそれがある点、また、流体制御弁を構成する各部品の公差が累積する点、である。これら問題点のために、PFA板の厚みがPFA弁シートより大きくても、その差異が微少であると、流体制御弁の温度が低下し、PFA板とPFA弁シートが収縮したときに、メタルダイアフラムとPFA弁シートとの間に隙間が生じるおそれがある。そこで、PFA板の厚みを、PFA弁シートの厚みより30%以上大きくしておけば、確実にガス漏れを防止することができることを、出願人は実験により確認している。
流体制御弁1の全体断面図であって、弁閉状態を示す図である。 流体制御弁1の全体断面図であって、弁開状態を示す図である。 流体制御弁1の弁閉時における熱膨張前後の弁部を示す概略図であり、(a)は熱膨張後、(b)は熱膨張前(または収縮後)を示す。
本発明の流体制御弁の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
流体制御弁1は、半導体製造装置のガス供給系に組み付けられ、成膜技術に用いられる約300℃のプロセスガスの供給を制御する。また、供給されるプロセスガスの温度を確実に300℃以上にするために、バルブ全体が300℃の恒温槽に収納される。
流体制御弁1は、ノーマルクローズタイプのエアオペレイト式開閉弁である。流体制御弁1は、弁部2と、アクチュエータ部3とから構成されている。アクチュエータ部3は、スプリング部4とエアシリンダ部5とから構成されている。
アクチュエータ部3は、図1に示すように、底面にシリンダベース11を備え、シリンダベース11の上側には、筒状の上フランジ11aが張り出している。上フランジ11aの上端外周面には雄ねじ部が形成されており、筒状のシリンダケース12の下端内周面に形成された雌ねじ部と螺合される。上フランジ11aの雄ねじ部とシリンダケース12の雌ねじ部が螺合されることで、シリンダベース11とシリンダケース12が組み合わさり、シリンダが形成される。シリンダベース11の下側には、中空状の下フランジ11bが突設されている。下フランジ11bの中空内面11cは、ピストンロッド15の上下運動を案内する。また、下フランジ11bの下端部は、後述するスプリングリテーナ22の貫通孔22bに螺合されている。
上フランジ11aの内周面には、中空円盤状の下ピストン13Bが摺動自在に保持されている。また、シリンダケース12の内周面には、中空円盤状の上ピストン13Aが摺動自在に保持されている。
上下ピストン13A,13Bの間に位置する中空円盤状の中間プレート14は、上フランジ11aの上端面とシリンダケース12の段差部12cとに挟持され、固設されている。中間プレート14は、シリンダベース11とシリンダケース12とから形成されるシリンダ内の空間を、上ピストン13Aが上下動するための空間と、下ピストン13Bが上下動するための空間とに隔てている。上下ピストン13A,13Bは、上下運動を行うピストンロッド15に設けられた上ピストン当接部15dと、下ピストン当接部15eにそれぞれ当接しており、ピストンロッド15と上下ピストン13A,13Bとが連動して上下運動を行う。
上ピストン13Aの外周面と、シリンダケース12の内周面の間には、Oリングが配置され、上ピストン13Aの滑らかな摺動を確保するとともに、後述する加圧室18の気密状態を保持している。また、上ピストン13Aの内周面と、ピストンロッド15外周面の間にはOリングが配置され、後述する加圧室18の気密状態を保持している。
下ピストン13Bの外周面と、シリンダベース11の内周面の間には、Oリングが配置され、下ピストン13Bの滑らかな摺動を確保するとともに、後述する加圧室17の気密状態を保持している。また、下ピストン13Bの内周面と、ピストンロッド15外周面の間にはOリングが配置され、後述する加圧室17の気密状態を保持している。
中間プレート14の外周面と、シリンダケース12の内周面の間には、Oリングが配置され、後述する加圧室18の気密状態を保持している。また、中間プレート14の内周面と、ピストンロッド15外周面の間にはOリングが配置され、ピストンロッド15の滑らかな摺動を確保している。
シリンダケース12の上端中央には、パイロットポート12aと、ピストンロッド15の上下動を案内するガイド孔12bとが、上下貫通して形成されている。
ピストンロッド15には、パイロットポート12aを介して操作エア(圧縮エア)を送給する送給孔15aが穿設されている。そして、下ピストン13B下面と、シリンダベース11の下内面および内周面とにより加圧室17が形成され、また、上ピストン13Aの下面と、中間プレート14の上面と、シリンダケース12の内周面とにより加圧室18が形成されている。
送給孔15aと加圧室17,18は、挿通孔15b,15cによって連通されており、パイロットポート12aに操作エアを送給すると、送給孔15aおよび挿通孔15b,15c、を介して加圧室17,18に操作エアが送給される。加圧室17,18に操作エアが送給されると、加圧室17,18は上下ピストン13A,13Bおよび中間プレート14のOリングにより気密状態となっているため、加圧室17,18内の圧力が上昇し、上下ピストン13A,13Bが図1中上方向(弁開方向)に押し上げられる。ピストンロッド15の上ピストン当接部15dと、下ピストン当接部15eとが、上下ピストン13A,13Bと当接しているため、上下ピストン13A,13Bが押し上げられるのに連動し、ピストンロッド15が弁開方向に駆動する。
次に、アクチュエータ部3を構成するスプリング部4について説明する。
スプリング部4は、弁閉スプリング19を保持するスプリングリテーナ22と、筒状のアダプタ23と、押えナット24とから形成される。
スプリングリテーナ22はフランジ部22aを備え、図1中上方向から押えナット24と係合される。スプリングリテーナ22の図1中下方には、内部に弁閉スプリング19と、第1ステム21とが配置されている筒状のアダプタ23が配置されており、押えナット24とアダプタ23とが螺合されることで、フランジ部22aが、アダプタ23の上端面と押えナット24の押え部24aに挟持され、スプリングリテーナ22が固定される。そして、スプリングリテーナ22の上面には貫通孔22bが形成されており、貫通孔の内周に形成された雌ねじ部が、シリンダベース11の下フランジ11b下端に形成された雄ねじ部と螺合されることで、エアシリンダ部5とスプリング部4とが一体となっている。
下フランジ11bの中空内面11cを通り、スプリングリテーナ22内部に挿入されたピストンロッド15の下端部には、第1ステム21が螺合されている。そのため、加圧室17,18に操作エアが送給され、ピストンロッド15が弁開方向へ駆動されると、ピストンロッド15とともに第1ステム21が弁開方向に上昇する。
また、第1ステム21の段差部21aには、弁閉スプリング19が当接しており、弁閉スプリング19の、スプリングリテーナ22と第1ステム21により圧縮されることで生じる弾性力によって、第1ステム21が図1中下方向(弁閉方向)に付勢されている。第1ステム21が弁閉方向に付勢されているため、加圧室17,18への操作エアの送給が停止されると、操作エアによる上下ピストン13A,13Bを押し上げようとする力が働かなくなり、第1ステムは弁閉方向に下降する。第1ステム21の下端面には、後述する第2ステム30を押圧する押圧部21bが形成されている。押圧部21bは、下端に向かって径が収縮する形状となっており、最下端の一点で第2ステム30上面の中心を押圧する。
アダプタ23の下部外周面は、弁部2を構成するバルブボディ25の上部に突設された筒部25aの内周面と螺合されている。アダプタ23と筒部25aが螺合されることで、スプリング部4と弁部2が一体となる。
アダプタ23の下端には、メタルダイアフラム27を固定するホルダ26が当接している。メタルダイアフラム27は、メタルダイアフラム27外周縁の上方から、ホルダ26によって弁室28の段差部28aに押圧され、気密状態で挟持固定されている。また、ホルダ26の上端側には、第2ステム30の下限位置を制限するストッパ31が配設されている。
次に、弁部2の構成について説明する。図1に示すように、バルブボディ25の上部に突設された筒部25aの内面には、入力側の流入流路25bと、出力側の流出流路25cを連通させる弁室28が形成されている。弁室28の底面には、PFA弁シート29が、略埋没状態でかしめ結合されている。PFA弁シート29の材質には、300℃のプロセスガスに耐えられるよう耐熱性と耐食性に優れたPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を採用する。
PFA弁シート29の上方には、PFA弁シート29と当接又は離間することでプロセスガスの供給を制御する皿状のメタルダイアフラム27が配設されている。メタルダイアフラム27は、ニッケル・コバルト合金製の薄膜が複数枚積層され、シート状に圧着されている。メタルダイアフラム27は、0.1mm厚の薄膜を3枚積層して、中央の膨出量は、自由状態で0.9mmとして、作製されている。また、メタルダイアフラム27は、高強度化するため、熱処理を行っているので、硬度は、ビッカース硬度Hv500以上を有している。
メタルダイアフラム27の上面に第2ステム30の下端が押し当てられている。第2ステム30は、略円柱形状で、その下端は、下方になだらかに膨出して湾曲した形状で形成されている。メタルダイアフラム27は、バルブボディ25に取り付ける段階で第2ステム30の湾曲面に沿った形状に規制され、弁開時においても、メタルダイアフラム27は押し当てられた第2ステム30の湾曲面に沿った形状に保持されている。
弁開状態において操作エアの送給が停止されると、弁閉スプリング19の弾性力によって、第1ステム21は弁閉方向に下降する。第1ステム21は、下降するとともに第2ステム30を押し下げ、押し下げられた第2ステム30は、メタルダイアフラム27を押圧する。押圧されたメタルダイアフラム27は弁閉方向に弾性変形する。弾性変形したメタルダイアフラム27がPFA弁シート29と当接することで、弁閉状態となる。
ホルダ26の上端側には、第2ステム30の最下限位置を限定するストッパ31が配設されている。
第2ステム30は上端外周にストッパ当接部30aを備えており、弁閉スプリング19の弾性力によって第1ステム21が弁閉方向に下降し、下降した第1ステム21に押し下げられた第2ステム30は、ストッパ当接部30aがストッパ31に当接する。ストッパ当接部30aがストッパ31に当接することで、第2ステム30の下限位置が限定され、ストッパ当接部30aがストッパ31に当接した位置から押し下げられることがないため、第2ステム30によって押圧されて弾性変形するメタルダイアフラム27がPFA弁シート29を押圧する力を制限することができ、PFA弁シート29のクリープによる塑性変形を防止することができる。
ストッパ31についてより詳しく説明すると、ストッパ31の材質には、300℃のプロセスガスに耐えられるよう耐熱性と耐食性に優れたPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を採用する。また、例えばPFA弁シート29の厚みtが3mmであれば、ストッパ31の厚みtはPFA弁シート29の厚みよりも30%以上大きい3.9mm以上とすることが望ましい。
PFA弁シート29の厚みtが3mmであり、ストッパ31の厚みtが3.9mmであるときの熱膨張による寸法変化量は、下記数1により算出することができる。すなわち、「線膨張係数」にPFAの線膨張係数である12×10-5/℃を、部品寸法にPFA弁シート29の厚みt3mmまたはストッパ31の厚みt3.9mmを、温度変化量にプロセスガス温度300℃から常温23℃を減じた277℃をそれぞれ代入する。すると、ストッパ31の熱膨張による寸法変化量Δtは、0.13mmとなり、PFA弁シート29の熱膨張による寸法変化量Δtは、0.10mmとなる。つまり、流体制御弁1の温度を300℃から常温23℃まで低下させた場合、PFA弁シート29の収縮量よりもストッパ31の収縮量の方が大きくなる(図3参照)。
(数1)
寸法変化量 = 線膨張係数 × 部品寸法 × 温度変化量
半導体製造工程の成膜技術においては、流体制御弁1に供給されるプロセスガスの温度を確実に300℃以上にするために、バルブ全体を300℃の恒温槽に収納する。半導体製造装置のメンテナンスを行うためには、バルブ等を手で触れることが可能なように恒温槽の内部温度を常温まで低下させる必要がある。
恒温槽の内部温度を常温まで低下させた場合でも、上記の通りPFA弁シート29の収縮量よりもストッパ31の収縮量の方が大きい。つまり、第2ステム30がストッパ31に当接する位置、すなわち最下限位置が、ストッパ31の収縮量分だけ下がることとなり、その最下限位置の下がる量がPFA弁シート29の収縮量よりも大きい。従って、第2ステム30がストッパ31に当接する位置、すなわち最下限位置が、ストッパ31の収縮量分だけ下がることとなり、その最下限位置の下がる量がPFA弁シート29の収縮量よりも大きいため、第2ステム30によってメタルダイアフラム27を押圧すれば、メタルダイアフラム27は確実にPFA弁シート29に当接され、ガス漏れが発生することがない。
また、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27が確実にPFA弁シート29に当接されることで、流体制御弁1の継手のガス漏れ確認評価を行うことができないという問題が解消される。つまり、継手のガス漏れ確認評価は、弁閉状態で継手に窒素ガスを供給し、圧力変化の有無を確認することで行われるが、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27とPFA弁シート29との間に隙間が生じると、弁閉することができないために圧力変化が生じ、継手のガス漏れ確認を行うことができない。しかし、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27が確実にPFA弁シート29に当接されることで、確実に弁閉され、継手のガス漏れ確認を行うことが可能となる。
さらにまた、第1ステム21による押圧力の偏りを完全になくすことが困難であるがゆえにメタルダイアフラム27でPFA弁シート29の全周を完全に均等に押圧することは困難である点、PFA弁シート29を均等に押圧することが困難であるがゆえにPFA弁シート29のクリープによる塑性変形が均一でないおそれがある点、流体制御弁1を構成する各部品の公差が累積する点を考慮すると、ストッパ31の厚みがPFA弁シート29の厚みより大きくても、その差異が微少であると、流体制御弁1の温度が低下し、ストッパ31とPFA弁シート29が収縮したときに、メタルダイアフラム27とPFA弁シート29との間に隙間が生じるおそれがある。しかし、ストッパ31の厚みを、PFA弁シート29の厚みより30%以上大きくしておけば、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27が確実にPFA弁シート29に当接され、ガス漏れを防止することができる。
なお、ストッパ31の厚みが熱膨張により厚くなると、第2ステム30の下限位置が、熱膨張により厚くなった分だけ上昇する。第2ステム30の下限位置が上昇した状態であっても、メタルダイアフラム27とPFA弁シート29が確実に当接されるよう、ストッパ31とPFA弁シート29の寸法関係を考慮する必要がある。
また、ストッパ31のクリープによる塑性変形を防ぐため、ストッパ当接部30aとストッパ31の当接面の面積は、弁閉スプリング19の弾性力により下降する第1ステム21による荷重が分散するように可能な限り大きくすることが望ましい。
次に、流体制御弁1の動作について説明する。
図1の流体制御弁1は、弁閉状態にある。第1ステム21は、弁閉スプリング19の弾性力によって弁閉方向に付勢されており、第2ステム30を介して、メタルダイアフラム27を弁閉方向に押圧している。メタルダイアフラム27は、押圧されていることで弁閉方向に弾性変形し、PFA弁シート29に当接している。
弁閉状態にある流体制御弁1のパイロットポート12aに操作エアを送給すると、操作エアが送給孔15aおよび挿通孔15b,15cを介して加圧室17,18に供給され、加圧室17,18内の圧力が上昇する。加圧室17,18内の圧力が上昇することで、上下ピストン13A,13Bが図1中上方向(弁開方向)に押上げられ、上下ピストン13A,13Bが押し上げられることで、上下ピストン13A,13Bと結合されるピストンロッド15が弁開方向に駆動される。第1ステム21は、ピストンロッド15の下端に螺合されているため、ピストンロッド15が弁開方向に駆動されるのに伴い、弁閉スプリング19の弾性力に抗して、上昇端位置まで上昇する。第2ステム30を介して第1ステム21に押圧され、弁閉方向に弾性変形していたメタルダイアフラム27は、第1ステム21が上昇することで弾性変形前の状態に復元する。メタルダイアフラム27の復元に伴い、第2ステム30は第1ステム21を追従するようにして上昇する。メタルダイアフラム27が変形前状態から復元することで、メタルダイアフラム27はPFA弁シート29と離間し、流体制御弁1は弁開状態となる(図2参照)。流体制御弁1が弁開状態になると、プロセスガスは流入流路25bから弁室28を通って流出流路25cに供給される。
一方、弁開状態にある流体制御弁1は、パイロットポート12aへの操作エアの送給が停止されると、操作エアによる上下ピストン13A,13Bを押し上げようとする力が働かなくなり、弁閉スプリング19がスプリングリテーナ22と第1ステム21によって圧縮されていたことにより生じる弾性力によって、第1ステム21は弁閉方向に下降する。第1ステム21は、下降するとともに、第2ステム30を、ストッパ当接部30aがストッパ31に当接する最下限位置まで押し下げる。押し下げられた第2ステム30は、メタルダイアフラム27を押圧し、押圧されたメタルダイアフラム27は弁閉方向に弾性変形する。メタルダイアフラム27が弁閉方向に弾性変形することで、メタルダイアフラム27はPFA弁シート29と当接し、流体制御弁1は弁閉状態となる。メタルダイアフラム27が弁閉すると、プロセスガスの流出流路25cへの供給が停止される。
以上説明したように、本実施形態の流体制御弁1によれば、
(1、3)ストッパ31により下限位置が限定される第2ステム30により押圧されるメタルダイアフラム27を、PFA弁シート29に当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁1において、ストッパ31としてPFA板が用いられること、ストッパ31の厚みが、PFA弁シート29の厚みよりも大きいこと、温度が、300℃以上から常温まで低下されたときに、ストッパ31の収縮長さが、PFA弁シート29の収縮長さより大きいこと、を特徴とするので、ストッパ31として従来の金属よりも線膨張係数が大きいPFA板を用いることで、ストッパ31はPFA弁シート29と同一の線膨張係数を有することとなる。そして、ストッパ31の厚みを、PFA弁シート29よりも大きくすることで、ストッパ31の熱膨張による寸法変化量が、PFA弁シート29の熱膨張による寸法変化量よりも大きくなる。ストッパ31の熱膨張による寸法変化量が、PFA弁シート29の熱膨張による寸法変化量よりも大きくなるに伴い、メンテナンスを行うに当たって流体制御弁の温度を低下させた時に、ストッパ31の収縮量がPFA弁シート29の収縮量よりも大きくなる。つまり、第2ステム30がストッパ31に当接する位置、すなわち最下限位置が、ストッパ31の収縮量分だけ下がることとなり、その最下限位置の下がる量がPFA弁シート29の収縮量よりも大きいため、第2ステム30によってメタルダイアフラム27を押圧すれば、メタルダイアフラム27は確実にPFA弁シート29に当接され、ガス漏れが発生することがない。
例えばPFA弁シート29の厚みを3mmとしたとき、ストッパ31の厚みを4mmとすれば、300℃雰囲気下におけるPFA弁シート29の熱膨張による寸法変化量は0.10mm、ストッパ31の熱膨張による寸法変化量は、0.13mmとなる。したがって、メンテナンスを行うに当たって流体制御弁1の温度を300℃から常温まで低下させた時のストッパ31の収縮量0.13mm分だけ、第2ステム30の最下限位置が下がり、その最下限位置の下がる量が、PFA弁シート29の収縮量0.10mmよりも大きいため、メタルダイアフラム27は確実にPFA弁シート29に当接され、ガス漏れが発生することがない。
PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27が確実にPFA弁シート29に当接されることで、流体制御弁1の継手のガス漏れ確認評価を行うことができないという問題が解消される。つまり、継手のガス漏れ確認評価は、弁閉状態で継手に窒素ガスを供給し、圧力変化の有無を確認することで行われるが、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27とPFA弁シート29との間に隙間が生じると、弁閉することができないために圧力変化が生じ、継手のガス漏れ確認を行うことができない。しかし、PFA弁シート29とストッパ31の収縮後にメタルダイアフラム27が確実にPFA弁シート29に当接されることで、確実に弁閉され、継手のガス漏れ確認を行うことが可能となる。
(2)ストッパ31により下限位置が限定される第2ステム30により押圧されるメタルダイアフラム27を、PFA弁シート29に当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁1において、ストッパ31としてPFA板が用いられること、ストッパ31の厚みが、PFA弁シート29の厚みよりも大きいこと、ストッパ31の厚みが、PFA弁シート29の厚みより30%以上大きいこと、を特徴とするので、下記のような問題点を考慮した場合でも、ストッパ31の厚みを、PFA弁シート29の厚みより30%以上大きくすることで、ストッパ31とPFA弁シート29の熱膨張前後において、メタルダイアフラム27は確実にPFA弁シート29に確実に当接され、ガス漏れを防ぐことができる。
問題点とはすなわち、第1ステム21による押圧力の偏りを完全になくすことが困難であるがゆえにメタルダイアフラム27でPFA弁シート29の全周を完全に均等に押圧することは困難である点、PFA弁シート29を均等に押圧することが困難であるがゆえにPFA弁シート29のクリープによる塑性変形が均一でないおそれがある点、また、流体制御弁1を構成する各部品の公差が累積する点、である。これら問題点のために、ストッパ31の厚みがPFA弁シート29より大きくても、その差異が微少であると、流体制御弁1の温度が低下し、ストッパ31とPFA弁シート29が収縮したときに、メタルダイアフラム27とPFA弁シート29との間に隙間が生じるおそれがある。ストッパ31の厚みを、PFA弁シート29の厚みより30%以上大きくしておけば、確実にガス漏れを防止することができる。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、本流体制御弁1を半導体製造工程の成膜技術内に用いるものと例示しているが、化学産業にも適用することが可能である。
1 流体制御弁
27 メタルダイアフラム
29 PFA弁シート
30 第2ステム
31 ストッパ

Claims (3)

  1. ストッパにより下限位置が限定されるステムにより押圧されるメタルダイアフラムを、PFA弁シートに当接させることにより、高温ガスの流れを遮断する流体制御弁において、
    前記ストッパとしてPFA板が用いられること、
    前記PFA板の厚みが、前記PFA弁シートの厚みよりも大きいこと、
    を特徴とする流体制御弁。
  2. 請求項1に記載の流体制御弁において、
    前記PFA板の厚みが、前記PFA弁シートの厚みより30%以上大きいこと、
    を特徴とする流体制御弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の流体制御弁において、
    温度が、300℃以上から常温まで低下されたときに、前記PFA板の、前記流体制御弁の開閉方向の収縮長さが、前記PFA弁シートの、前記開閉方向の収縮長さより大きいこと、
    を特徴とする流体制御弁。
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