JP7142536B2 - 折り戸用の開閉体 - Google Patents
折り戸用の開閉体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7142536B2 JP7142536B2 JP2018202959A JP2018202959A JP7142536B2 JP 7142536 B2 JP7142536 B2 JP 7142536B2 JP 2018202959 A JP2018202959 A JP 2018202959A JP 2018202959 A JP2018202959 A JP 2018202959A JP 7142536 B2 JP7142536 B2 JP 7142536B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing body
- closing
- piece
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
Description
また、挟込防止手段が、少なくとも一部が弾性変形可能な塞ぎ部であって、空間部を塞ぐための塞ぎ部をさらに備えるので、開閉体本体と床面との間で通行対象が挟まれることを防止しながら、空間部を塞ぐことができる。よって、開閉体によって開口部を全閉した状態において開口部よりも見込方向の一方側の空間が空間部を介して見込方向の他方側に露出することを回避できると共に、通行対象が足等を故意に空間部に入れることを抑制できる。
また、挟込防止手段が、通行対象の挟み込みを防止可能な空間部であって、当該空間部の上端が開閉体本体の下端部のうちヒンジ部に対応する部分よりも上方に位置するように設けられた空間部を備えるので、空間部によって通行対象が開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止でき、通行対象の安全性を確保しやすくなる。
また、挟込防止手段が、少なくとも一部が弾性変形可能な塞ぎ部であって、空間部を塞ぐための塞ぎ部をさらに備えるので、開閉体本体と床面との間で通行対象が挟まれることを防止しながら、空間部を塞ぐことができる。よって、開閉体によって開口部を全閉した状態において開口部よりも見込方向の一方側の空間が空間部を介して見込方向の他方側に露出することを回避できると共に、通行対象が足等を故意に空間部に入れることを抑制できる。
また、塞ぎ部が、開閉体本体の下端部に取り付けられるベース片と、弾性変形可能な突出片であって、ベース片から下方に向けて張り出された突出片とを備えたので、塞ぎ部を比較的簡易な構成且つ安価に製造でき、塞ぎ部の製造コストを低減できる。また、突出片の厚さを下方に向かうにつれて薄くしたので、突出片の下側部分が変形しやすくなるため、通行対象が突出片と接触した際の負荷を低減できる。また、突出片の上側部分を厚くでき、突出片の形状を維持しやすくなる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の壁の開口部に設けられる折り戸を構成する開閉体であり、当該開閉体の戸尻側の端部又はその近傍に設けられたヒンジ部によって、当該開閉体が折り戸を構成する枠体に対して回動自在に軸支される開閉体に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る折り戸用の開閉体が適用される開閉システムの構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を開閉システムの左右方向(-X方向を開閉システムの左方向、+X方向を開閉システムの右方向)、図2のY方向を開閉システムの前後方向(+Y方向を開閉システムの前方向(部屋の室外側の方向)、-Y方向を開閉システムの後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向を開閉システムの上下方向(+Z方向を開閉システムの上方向、-Z方向を開閉システムの下方向)と称する。
枠体10は、躯体の壁部2(建物の壁)に形成された開口部3の周縁に設置されるものである。この枠体10は、複数の鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の枠材を相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図1に示すように、開口部3の戸先側に位置する戸先側縦枠材11、開口部3の戸尻側に位置する戸尻側縦枠材12、及び開口部3の上側に位置する上枠材13を備えている。そして、これら戸先側縦枠材11、戸尻側縦枠材12、及び上枠材13は、それぞれ開口部3の周縁における壁部2に対して固定部材14を介して固定具等によって固定されている。なお、実施の形態では、図1に示すように、戸先側縦枠材11及び戸尻側縦枠材12の各々の下端部及びその近傍部分が建物の床面5よりも下方に位置するように、戸先側縦枠材11及び戸尻側縦枠材12は設置されている。
図1に戻り、開閉体20は、開閉駆動部70によって開閉方向(左右方向)に略沿って移動させることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態とするものであり、図1、図2、図4に示すように、第1開閉体本体30a、第2開閉体本体30b、中間ヒンジ部40、被ガイド部51、戸先側戸当たり部52、戸尻側戸当たり部53、及び中間戸当たり部54を備えている。なお、これら「第1開閉体本体30a」及び「第2開閉体本体30b」からなるものは、特許請求の範囲における「開閉体本体」に対応する。
図1に戻り、第1開閉体本体30aは、開閉体20の基本構造体の一部であって、戸尻側ヒンジ部60によって軸支されるものである。第2開閉体本体30bは、開閉体20の基本構造体の他の一部であって、第1開閉体本体30aよりも戸先側に位置するものである。これら第1開閉体本体30a及び第2開閉体本体30bの各々は、例えば公知の折り戸用の開閉体本体等を用いて構成されており、具体的には、図1から図4に示すように、開閉体フレーム31、室外側表面材32、室内側表面材33、芯材34、窓部35、及び取手部36を備えている。
中間ヒンジ部40は、第1開閉体本体30aを第2開閉体本体30bに対して回動自在に軸支するためのヒンジ部である。この中間ヒンジ部40は、図4、図5に示すように、第1開閉体本体30aと第2開閉体本体30bとの相互間において上下方向の略全長にわたって設けられており、第1接続部41、第2接続部42、及び連結部43を備えている。
第1接続部41は、第1開閉体本体30aに接続されるものである。この第1接続部41は、X-Y平面に沿った断面形状がZ字となるように構成された鋼製の板状体であり、図5に示すように、第1開閉体本体30aの戸先側の端面に接続される第1側片41aと、連結部43に接続される第2側片41bと、第1側片41aと第2側片41bとを連結する第3側片41cとを備えている。
第2接続部42は、第2開閉体本体30bに接続されるものである。この第2接続部42は、X-Y平面に沿った断面形状がZ字となるように構成された鋼製の板状体であり、図5に示すように、第2開閉体本体30bの戸尻側の端面に接続される第1側片42aと、連結部43に接続される第2側片42bと、第1側片42aと第2側片42bとを連結する第3側片42cとを備えている。
連結部43は、第1接続部41及び第2接続部42の各々を回動自在に連結するためのものである。この連結部43は、X-Y平面に沿った断面形状が略コ字状となるように形成された鋼製の板状体であり、図5に示すように、第1接続部41及び第2接続部42よりも部屋の室内側に設けられており、具体的には、連結部43の内部に第1接続部41の第2側片41bの先端部及び第2接続部42の第2側片42bの先端部が収容されるように配置され、第1接続部41の第2側片41b及び第2接続部42の第2側片42bに対して嵌合構造等によって回動自在に接続されている。
また、中間ヒンジ部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、第1接続部41の第1側片41aと第2接続部42の第1側片42aとの相互間に隙間44(以下、「中間ヒンジ側隙間44」と称する)が形成されるように構成されている。具体的には、第1接続部41の第3側片41cの幅(左右方向の長さ)と第2接続部42の第3側片42cの幅(左右方向の長さ)との合計長さを、所定長さ以上(例えば、25mm以上等)に設定している。これにより、通行対象が第1開閉体本体30a又は第2開閉本体の近傍に位置する際に、第1開閉体本体30aと第2開閉体本体30bとの相互間で通行対象(例えば、人の指等)が挟み込まれることを回避できる。
図1に戻り、被ガイド部51は、第1開閉体本体30a及び第2開閉体本体30bを上枠材13のガイドレール15上をスライド移動させるためのものである。この被ガイド部51は、例えば公知の折り戸用のガイドローラ等を用いて構成され、図1、図2に示すように第2開閉体本体30bの上端部において、ガイドレール15上(具体的には、図1に示すように、ガイドレール15に設けられたストッパ16であって戸尻側ヒンジ部60の近傍に設けられたストッパ16からガイドレール15の戸先側の端部に至る範囲)に摺動可能となるように取り付けられていると共に、第2開閉体本体30bに対して固定具等によって接続されている。
図1に戻り、戸先側戸当たり部52は、第2開閉体本体30bの戸先側の端部と戸先側縦枠材11との間に通行対象が挟まれた時の衝撃を緩和するためのものである。この戸先側戸当たり部52は、例えば公知の緩衝材(一例として、緩衝ゴム等)を用いて構成され(なお、戸尻側戸当たり部53の構成、及び中間戸当たり部54の構成についても同様とする)、図1、図4に示すように、第2開閉体本体30bの戸先側の端部の略全体にわたって設けられており、第2開閉体本体30bに対して固定具又は接着剤等によって固定されている。
図1に戻り、戸尻側戸当たり部53は、第1開閉体本体30aの戸尻側の端部と戸尻側縦枠材12との接触時の衝撃を緩和するためのものである。この戸尻側戸当たり部53は、図1、図4に示すように、第1開閉体本体30aの戸尻側の端部の略全体にわたって設けられており、第1開閉体本体30aに対して固定具又は接着剤等によって固定されている。
図1に戻り、中間戸当たり部54は、全閉状態において中間ヒンジ側隙間44を維持するためのものである。この中間戸当たり部54は、図1、図4に示すように、全閉状態において中間ヒンジ側隙間44に位置するように複数配置されており、各中間ヒンジ部40の第1接続部41の第1側片41a(又は第2接続部42の第1側片42a)に対して固定具又は接着剤等によって固定されている。
図1に戻り、戸尻側ヒンジ部60は、開閉体20を枠体10に対して回動自在(具体的には、開口部3から部屋の室外側に至る範囲で回動自在)に軸支するためのヒンジ部である。この戸尻側ヒンジ部60は、例えば公知のピボットヒンジ等を用いて構成されており、図1に示すように、第1開閉体本体30aの戸尻側の上端側及び下端側にそれぞれ設けられている。
開閉駆動部70は、電動で開閉体20を開閉移動させるための開閉駆動手段である。この開閉駆動部70は、例えば公知の折り戸用の開閉駆動部等を用いて構成されており、具体的には、駆動源としての駆動部本体(例えば、公知のモータ)と、上方側に位置する戸尻側ヒンジ部60の軸部66と当接可能な位置に配置された伝達部であって、駆動部本体からの駆動力を軸部66に対して伝達するための伝達部とを備えている(いずれも図示省略)。
図1に戻り、施錠装置80は、開閉体20を施錠するための装置である。この施錠装置80は、例えば公知の電気錠(一例として、図示しないデッドボルトを備える電気錠)等を用いて構成されており、図1に示すように、上枠材13の内部において戸尻側の位置且つ下方位置に設けられている。
制御装置90は、開閉体20の開閉制御を行う装置であり、図1から図4、図6に示すように、天井側検知部92、上枠材側検知部93、開口部側検知部94、第1開スイッチ97、第2開スイッチ98、及び制御ユニット99を備えている。
図1に戻り、天井側検知部92は、開口部3から見込み方向側に向けて所定距離離れた位置に通行対象が存在するか否かを検知する検知手段である。ここで、「開口部3から見込み方向側に向けて所定距離離れた位置」とは、天井側検知部92によって開閉体20の状態に関わらず開閉体20が検知されない位置であって、当該位置に通行対象が存在した場合には、通行対象が開口部3を通過する確率が高くなると推定される位置を意味する。この天井側検知部92は、例えば公知の検知センサ(一例として、量子型の赤外線センサ)を用いて構成されており(なお、上枠材側検知部93についても同様とする)、図1、図2に示すように、躯体の天井部4のうち部屋の室外側の部分に設けられている。
上枠材側検知部93は、開口部3から見込み方向側に向けて所定距離離れた位置に通行対象が存在するか否かを検知する検知手段である。この上枠材側検知部93は、図2に示すように、上枠材13における部屋の室内側の部分(具体的には、当該部分の左右方向の中央部)に設けられており、上枠材13に対して固定具等によって固定されている。
開口部側検知部94は、通行対象が開閉体20に挟まれ、又は接触することを回避するために、開口部3に通行対象が存在するか否かを検知する検知手段である。この開口部側検知部94は、例えば、透過型の光電センサ等の公知の検知センサを用いて構成されている。具体的には、図2、図4に示すように、検知光を照射する送光部94aと、送光部94aから照射された検知光を受光する受光部94bとを備えている。このうち、送光部94aは、戸先側縦枠材11における左右方向の内側の端部において上下方向に沿って相互に間隔を隔てて複数並設されている。具体的には、送光部94aから照射された検知光が、開閉体20の状態に関わらず開閉体20に照射されない位置(すなわち、開閉体20が検知されない位置)にそれぞれ配置されており、戸先側縦枠材11に対して固定具等によってそれぞれ固定されている(又は、戸先側縦枠材11内に埋め込まれてもよい)。また、受光部94bは、戸尻側縦枠材12における左右方向の内側の端部において各送光部94aと対向するように複数設けられており、戸尻側縦枠材12に対してそれぞれ固定されている(又は、戸尻側縦枠材12内に埋め込まれてもよい)。
図1に戻り、第1開スイッチ97は、開閉体20の開放を指示するスイッチである。この第1開スイッチ97は、例えば無線式又は有線式の操作スイッチ等を用いて構成されており(なお、第2開スイッチ98についても同様とする)、図1に示すように、壁部2のうち部屋の室外側の部分及び部屋の室内側の部分(あるいは、部屋の室外側の部分又は部屋の室内側の部分のいずれか一方)に設けられている。また、第1開スイッチ97の設置方法については任意であるが、例えば、通行対象(具体的には、人)が手で操作しやすい位置に設置してもよく、一例として、床面5から上方に100cm程度離れた位置に設置してもよい。
第2開スイッチ98は、開閉体20の開放を指示するスイッチである。この第2開スイッチ98は、図1に示すように、壁部2のうち部屋の室外側の部分及び部屋の室内側の部分(あるいは、部屋の室外側の部分又は部屋の室内側の部分のいずれか一方)に設けられている。また、第2開スイッチ98の設置方法については任意であるが、例えば、第1開スイッチ97よりも低い位置であって、通行対象(具体的には、人)が足で操作しやすい位置に設置してもよく、一例として、床面5から上方に10cm程度離れた位置に設置してもよい。
制御ユニット99は、制御装置90を制御するためのユニットであり、図6に示すように、入力部99a、出力部99b、電源部99c、制御部99d、及び記憶部99eを備えている。
入力部99aは、信号の入力を天井側検知部92、上枠材側検知部93、開口部側検知部94、第1開スイッチ97、及び第2開スイッチ98から受け付ける入力手段である。この入力部99aは、例えば公知の入力端子等を用いて構成されており、図示しない配線等を介して天井側検知部92、上枠材側検知部93、開口部側検知部94、第1開スイッチ97、及び第2開スイッチ98の各々と接続されている。
出力部99bは、信号を開閉駆動部70に出力する出力手段であり、例えば公知の出力端子等を用いて構成されており、図示しない配線を介して開閉駆動部70及び施錠装置80の各々と接続されている。
電源部99cは、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、図示しない配線を介して制御装置90の各部に供給すると共に、図示しない配線を介して開閉駆動部70及び施錠装置80にも供給する電源手段である。
制御部99dは、制御装置90の各部を制御する制御手段である。この制御部99dは、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラム(例えば、開閉体20を開閉移動させるための開閉処理を行うための公知のプログラム等)や各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
記憶部99eは、制御装置90の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
図1に戻り、次に、開閉体20の挟込防止構造について説明する。実施の形態に係る開閉システム1においては、上述したように、通行対象が開口部3の近傍に位置する場合でも開口部側検知部94によって検知されない場合があると共に、上記図4(b)の開閉体20の開閉移動の軌跡が通行対象にとって予測しづらいので、通行対象が第1開閉体本体30a又は第2開閉体本体30bと床面5との間で挟み込まれるおそれがある。そこで、実施の形態では、開閉体20は、上記挟み込みを防止するための挟込防止構造を備えている。この挟込防止構造の特徴については、以下に示す通りとなる。
まず、挟込防止構造の第1の特徴については、図1から図3に示すように、開閉体20に第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bが設けられている。
図1に戻り、空間部101は、通行対象の挟み込みを防止するための空間であり、図1に示すように、第1開閉体本体30aと床面5との間及び第2開閉体本体30bと床面5との間において、当該空間部の上端が第1開閉体本体30aの下端部のうち戸尻側ヒンジ部60に対応する部分よりも上方に位置するように設けられている。
図1に戻り、塞ぎ部102は、空間部101を塞ぐためのものである。この塞ぎ部102は、略長尺状体にて形成されており、図1から図3に示すように、第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bの各々の空間部101において塞ぎ部102の長手方向が左右方向に略沿うように設けられている。
次に、挟込防止構造の第2の特徴については、第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bの各々における第1突出片120及び第2突出片130の構成の詳細について以下の通りに構成している。なお、これら第1突出片120の構成と第2突出片130の構成とはそれぞれ略同一であるので、以下では第1挟込防止部100aの第1突出片120の構成のみについて説明する。
次いで、挟込防止構造の第3の特徴については、第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bの各々におけるベース片110の構成の詳細について以下の通りに構成している。なお、第1挟込防止部100aのベース片110の構成と第2挟込防止部100bのベース片110の構成とはそれぞれ略同一であるので、以下では第1挟込防止部100aのベース片110の構成のみについて説明する。
次に、挟込防止構造の第4の特徴については、図3に示すように、第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bの各々の塞ぎ部102は、ベース片110、第1突出片120、及び第2突出片130に加えて、補助片140を備えている。なお、第1挟込防止部100aの補助片140の構成と第2挟込防止部100bの補助片140の構成とはそれぞれ略同一であるので、以下では第1挟込防止部100aの補助片140の構成のみについて説明する。
続いて、このように構成された開閉システム1の作用について説明する。開閉システム1の作用は、通行対象が部屋の室外側から室内側に向けて通行する場合の作用と、通行対象が部屋の室内側から室外側に向けて通行する場合の作用とに大別されるが、これら作用はそれぞれ略同一であるので、以下では、通行対象が部屋の室外側から室内側に向けて通行する場合の作用のみについて説明することとする。なお、この作用の前提としては、開閉体20の状態が全閉状態であり、開閉駆動部70、施錠装置80、及び制御装置90の電源が投入されており、制御装置90による準備処理が既に実行されているものとして説明する。ここで、「準備処理」とは、制御装置90による開閉処理を行う前に実行される処理であって、例えば、公知の方法により全閉位置及び全開位置を正確に判断するための学習処理等が該当する。
このように実施の形態によれば、開閉体本体と床面との間のうち戸尻側ヒンジ部60に対応する部分以外の部分の略全体にわたって設けられた第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bであり、通行対象が開閉体本体の近傍に位置する際に当該通行対象が開閉体本体と床面5との間で挟み込まれることを防止するための第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bを備えたので、第1挟込防止部100a又は第2挟込防止部100bによって通行対象が開閉体本体と床面5との間で挟み込まれることを防止でき、通行対象の安全性を確保できる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、制御装置90の制御ユニット99を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部99dを設けると共に、これら複数の装置の他の一部に記憶部99eを設けてもよい。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、折り戸が、電動式の折り戸であると説明したが、これに限らず、例えば、手動式の折り戸であってもよい。この場合には、開閉駆動部70、施錠装置80、及び制御装置90を省略できる。
上記実施の形態では、第2開閉体本体30bの設置数が1つであると説明したが、これに限らず、例えば2つ以上であってもよい。
上記実施の形態では、制御装置90が、天井側検知部92、上枠材側検知部93、開口部側検知部94、第1開スイッチ97、及び第2開スイッチ98を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、天井側検知部92、上枠材側検知部93、開口部側検知部94、第1開スイッチ97、又は第2開スイッチ98の少なくともいずれか1つを省略してもよい。
上記実施の形態では、天井側検知部92を部屋の室外側に設け、上枠材側検知部93を部屋の室内側に設けていると説明したが、これに限らない。例えば、天井側検知部92を部屋の室内側に設け、上枠材側検知部93を部屋の室外側に設けてもよい。あるいは、天井側検知部92を部屋の室外側及び室内側に設け、上枠材側検知部93を省略してもよい。
上記実施の形態では、第1挟込防止部100a及び第2挟込防止部100bの各々が、塞ぎ部102を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第1挟込防止部100a又は第2挟込防止部100bの少なくともいずれか一方において塞ぎ部102を省略してもよい。
上記実施の形態では、塞ぎ部102が、すべてゴム材料で構成されていると説明したが、これに限らず、ゴム材料以外の材料で構成されてもよい。一例として、第1挟込防止部100aの塞ぎ部102は、第1開閉体本体30aの下端部から下方に向けて張り出された金属製の突出片であって、当該下端部に対して回動自在に固定された突出片と、この突出片が外側から押圧された際に当該突出片を外側に向けて付勢するための金属製の付勢部(一例として、バネ材)とを備えて構成されてもよい(なお、第2挟込防止部100bについても同様とする)。これにより、突出片と通行対象との接触で付勢部が変形した際に、当該変形に伴う付勢部の付勢により突出片を当該変形前の状態に戻すことができる。
上記実施の形態では、第1突出片120(又は第2突出片130)の厚さを、下方に向かうにつれて薄くしたと説明したが、これに限らず、例えば、均一に設定してもよい。この場合には、例えば、第1突出片120(又は第2突出片130)の形状を維持するために、第1突出片120と第2突出片130との相互間において補助片140を複数設けてもよい。具体的には、図8に示すように、複数の補助片140を上下方向に沿って間隔を隔てて並設してもよく、又は、図9に示すように、クロス状に設けてもよい。
上記実施の形態では、第1開閉体本体30a(又は第2開閉体本体30b)の下端部が外部に対して非露出状となるように、ベース片110が構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、上記下端部が外部に対して露出状となるように構成されてもよい。この場合には、凹部111を省略できる。
上記実施の形態では、補助片140が、ベース片110の見込方向の中央側に向かうにつれて上方又は下方に向けて湾曲するように構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、水平方向に沿うように直線状に構成されてもよい。
付記1の折り戸用の開閉体は、建物の壁の開口部に設けられる折り戸を構成する開閉体であり、当該開閉体の戸尻側の端部又はその近傍に設けられたヒンジ部によって、当該開閉体が前記折り戸を構成する枠体に対して回動自在に軸支される開閉体であって、開閉体本体と、前記開閉体本体と床面との間のうち前記ヒンジ部に対応する部分以外の部分の略全体にわたって設けられた挟込防止手段であり、通行対象が前記開閉体本体の近傍に位置する際に当該通行対象が前記開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止するための挟込防止手段と、を備えた。
付記1に記載の折り戸用の開閉体によれば、開閉体本体と床面との間のうちヒンジ部に対応する部分以外の部分の略全体にわたって設けられた挟込防止手段であり、通行対象が開閉体本体の近傍に位置する際に当該通行対象が開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止するための挟込防止手段を備えたので、挟込防止手段によって通行対象が開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止でき、通行対象の安全性を確保できる。
2 壁部
3 開口部
4 天井部
5 床面
10 枠体
11 戸先側縦枠材
12 戸尻側縦枠材
13 上枠材
13a 点検口
13b 点検カバー
14 固定部材
15 ガイドレール
16 ストッパ
20 開閉体
30a 第1開閉体本体
30b 第2開閉体本体
31 開閉体フレーム
31a 戸尻側縦力骨
31b 戸先側縦力骨
31c 上側横力骨
31d 下側横力骨
32 室外側表面材
33 室内側表面材
34 芯材
35 窓部
36 取手部
37 デッドボルト受け
38 第2カバー部
40 中間ヒンジ部
41 第1接続部
41a 第1側片
41b 第2側片
41c 第3側片
42 第2接続部
42a 第1側片
42b 第2側片
42c 第3側片
43 連結部
44 中間ヒンジ側隙間
51 被ガイド部
52 戸先側戸当たり部
53 戸尻側戸当たり部
54 中間戸当たり部
60 戸尻側ヒンジ部
61 上側取付片
62 下側取付片
63 枠体側取付片
64 連結部材
65 第1カバー部
66 軸部
67 軸部
70 開閉駆動部
80 施錠装置
90 制御装置
92 天井側検知部
93 上枠材側検知部
94 開口部側検知部
94a 送光部
94b 受光部
97 第1開スイッチ
98 第2開スイッチ
99 制御ユニット
99a 入力部
99b 出力部
99c 電源部
99d 制御部
99e 記憶部
100a 第1挟込防止部
100b 第2挟込防止部
101 空間部
102 塞ぎ部
110 ベース片
111 凹部
112 第1嵌合穴
113 第2嵌合穴
114 ベース片用固定具
120 第1突出片
130 第2突出片
140 補助片
141 挿通孔
Claims (8)
- 建物の壁の開口部に設けられる折り戸を構成する開閉体であり、当該開閉体の戸尻側の端部又はその近傍に設けられたヒンジ部によって、当該開閉体が前記折り戸を構成する枠体に対して回動自在に軸支される開閉体であって、
開閉体フレームと、少なくとも前記開閉体フレームを見込方向側から挟むように設けられた一対の表面材と、を有する開閉体本体と、
前記開閉体本体と床面との間のうち前記ヒンジ部に対応する部分以外の部分の略全体にわたって設けられた挟込防止手段であり、通行対象が前記開閉体本体の近傍に位置する際に当該通行対象が前記開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止するための挟込防止手段と、を備え、
前記一対の表面材の各々における下端部からそれよりも上側に至る部分には、当該部分における前記ヒンジ部に対応する部分がそれ以外の部分よりも下方に突出することで、前記ヒンジ部が外部に露出しないように覆われるように段差状に切り欠いた部分が設けられ、
前記挟込防止手段は、前記切り欠いた部分に設けられた塞ぎ部であり、当該塞ぎ部の少なくとも一部が弾性変形可能な塞ぎ部を備える、
折り戸用の開閉体。 - 前記挟込防止手段は、
前記通行対象の挟み込みを防止可能な空間部であって、当該空間部の上端が前記開閉体本体の下端部のうち前記ヒンジ部に対応する部分よりも上方に位置するように設けられた空間部と、
前記空間部を塞ぐための前記塞ぎ部と、を備える、
請求項1に記載の折り戸用の開閉体。 - 前記開閉体本体は、
前記ヒンジ部によって軸支された第1開閉体本体と、
前記第1開閉体本体よりも戸先側に少なくとも1つ以上設けられる第2開閉体本体と、を備え、
前記塞ぎ部を、前記第1開閉体本体と第2開閉体本体とにそれぞれ別体で設けた、
請求項1又は2に記載の折り戸用の開閉体。 - 前記塞ぎ部の下端部と、前記第1開閉体本体の下端部の部分のうち前記ヒンジ部に対応する部分とを略面一とした、
請求項3に記載の折り戸用の開閉体。 - 当該開閉体の状態が、前記第1開閉体本体及び前記第2開閉体本体によって前記開口部を全閉した全閉状態、又は前記第1開閉体本体及び前記第2開閉体本体によって前記開口部の一部を開いて前記開口部の他の一部を閉じている半開状態のいずれであっても、前記第2開閉体本体が前記開口部よりも見込方向の一方側及び見込方向の他方側に向けて張り出すように、当該開閉体を構成した、
請求項3又は4に記載の折り戸用の開閉体。 - 建物の壁の開口部に設けられる折り戸を構成する開閉体であり、当該開閉体の戸尻側の端部又はその近傍に設けられたヒンジ部によって、当該開閉体が前記折り戸を構成する枠体に対して回動自在に軸支される開閉体であって、
開閉体本体と、
前記開閉体本体と床面との間のうち前記ヒンジ部に対応する部分以外の部分の略全体にわたって設けられた挟込防止手段であり、通行対象が前記開閉体本体の近傍に位置する際に当該通行対象が前記開閉体本体と床面との間で挟み込まれることを防止するための挟込防止手段と、を備え、
前記挟込防止手段は、
前記通行対象の挟み込みを防止可能な空間部であって、当該空間部の上端が前記開閉体本体の下端部のうち前記ヒンジ部に対応する部分よりも上方に位置するように設けられた空間部と、
少なくとも一部が弾性変形可能な塞ぎ部であって、前記空間部を塞ぐための塞ぎ部と、を備え、
前記塞ぎ部は、
前記開閉体本体の下端部に取り付けられるベース片と、
弾性変形可能な突出片であって、前記ベース片から下方に向けて張り出された突出片と、を備え、
前記突出片の厚さを、下方に向かうにつれて薄くした、
折り戸用の開閉体。 - 前記突出片は、
前記ベース片の見込方向の一方側の端部に設けられた第1突出片と、
前記ベース片の見込方向の他方側の端部に設けられた第2突出片と、を備える、
請求項6に記載の折り戸用の開閉体。 - 前記塞ぎ部は、
前記第1突出片と前記第2突出片とを接続する補助片をさらに備え、
前記補助片を、弾性変形可能であり、且つ前記ベース片の見込方向の中央側に向かうにつれて上方又は下方に向けて湾曲するように構成した、
請求項7に記載の折り戸用の開閉体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018202959A JP7142536B2 (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 折り戸用の開閉体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018202959A JP7142536B2 (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 折り戸用の開閉体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020070558A JP2020070558A (ja) | 2020-05-07 |
JP7142536B2 true JP7142536B2 (ja) | 2022-09-27 |
Family
ID=70547199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018202959A Active JP7142536B2 (ja) | 2018-10-29 | 2018-10-29 | 折り戸用の開閉体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7142536B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146433A (ja) | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Best:Kk | 折戸システム |
JP2007204945A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Panahome Corp | 安全ドア |
JP2010185172A (ja) | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Nifco Inc | 扉の安全装置 |
JP2013104193A (ja) | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Sekisui Chem Co Ltd | ドア用アタッチメントおよびドア構造 |
JP2015193996A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 橋田技研工業株式会社 | 住宅用玄関ドアの自動開閉システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3579181B2 (ja) * | 1996-05-10 | 2004-10-20 | 立山アルミニウム工業株式会社 | 折戸式サッシ |
-
2018
- 2018-10-29 JP JP2018202959A patent/JP7142536B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146433A (ja) | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Best:Kk | 折戸システム |
JP2007204945A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Panahome Corp | 安全ドア |
JP2010185172A (ja) | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Nifco Inc | 扉の安全装置 |
JP2013104193A (ja) | 2011-11-11 | 2013-05-30 | Sekisui Chem Co Ltd | ドア用アタッチメントおよびドア構造 |
JP2015193996A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 橋田技研工業株式会社 | 住宅用玄関ドアの自動開閉システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020070558A (ja) | 2020-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6633873B2 (ja) | 自動ドアの開閉制御システム | |
JP7142536B2 (ja) | 折り戸用の開閉体 | |
WO2002016250A1 (fr) | Dispositif d'ouverture et de fermeture de portes d'ascenseurs et procede de commande de fermeture | |
JP6226632B2 (ja) | 防水装置の設置方法 | |
JP5577636B2 (ja) | 出入口装置及びエレベータ装置 | |
JP5572175B2 (ja) | エレベータ出入口の安全装置 | |
KR102349413B1 (ko) | 개폐감지장치가 내장된 창호 | |
JP4538413B2 (ja) | 錠装置および建具 | |
US20120000129A1 (en) | Slide/swing door | |
JP7394648B2 (ja) | 開閉制御システム | |
JP4227060B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP4227059B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP2021106678A (ja) | 建具 | |
JPH05222853A (ja) | トイレの間仕切り構造 | |
JP7105680B2 (ja) | 自動ドア | |
JP3566280B1 (ja) | スライド式ドアのバリアフリー構造 | |
KR101546738B1 (ko) | 발코니지붕 개폐장치 | |
JP5610756B2 (ja) | 開閉体装置 | |
JPH09165983A (ja) | シャッター用障害物検出装置 | |
JP2023132049A (ja) | 開閉体の補助構造 | |
JP4809012B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP4404785B2 (ja) | 建具 | |
JP3955915B2 (ja) | 引戸用電気錠 | |
JP5112653B2 (ja) | 上吊式引き戸サッシにおける網戸支持構造 | |
KR19980014822U (ko) | 미닫이식 도어 자동 개폐장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7142536 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |