JP7141551B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供する。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する提供部と、提供部により提供されたサービス情報が示すサービスの選択を利用者から受け付ける受付部とを有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、EC(Electronic Commerce)サイト等での電子商取引において、取引対象の売買を支援するための技術が提供されている。このような技術の一例として、売主と買主との間で売買取引の成立した商品を配送する運送会社を売主に指定させるために、売買取引の成立した商品対応の配送料金情報を売主利用の端末装置に送信し、売主に指定された運送会社が、売主の最寄りの営業所を通して、売買取引が成立した商品を売主から集荷し、買主に配送する技術が提供されている。
特開2002-259845号公報
しかしながら、上述した技術では、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供できるとは限らない。
例えば、上述した技術では、複数の運送会社の中から最適な運送会社を売主が選択しているに過ぎず、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する提供部と、前記提供部により提供されたサービス情報が示すサービスの選択を前記利用者から受け付ける受付部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る商品情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るサービス情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る注文情報データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るマーケティング情報データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される受付処理を説明する。図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理装置10によって、実施形態に係る受付処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る受付処理システム1は、情報処理装置10と、利用者端末100と、ストア端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100、ストア端末200及び出荷拠点端末300は、ネットワークN(例えば、図3参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した受付処理システム1には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100、複数台のストア端末200及び複数台の出荷拠点端末300が含まれていてもよい。
図1に示す情報処理装置10は、受付処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置10は、ショッピングサービスや、オークションサービス、フリーマーケットサービスなどの電子商取引サービスを利用者に提供する。
なお、情報処理装置10は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、情報処理装置10は、利用者端末100、ストア端末200及び出荷拠点端末300にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、情報処理装置10に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
また、情報処理装置10は、利用者端末100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置10から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、情報処理装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
図1に示すストア端末200は、情報処理装置10が提供する電子商取引サービスにおいて出店する店舗(ストア)の管理者(取引対象の販売者)によって利用される情報処理装置である。ストア端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。また、ストア端末200は、情報処理装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、ストア端末200がノート型PCである場合を示す。
図1に示す出荷拠点端末300は、各ストアが提供する商品を出荷する出荷拠点(倉庫等)の責任者によって利用される情報処理装置である。出荷拠点端末300は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。また、出荷拠点端末300は、情報処理装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、出荷拠点端末300がノート型PCである場合を示す。
以下、図1を用いて、情報処理装置10が行う受付処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、情報処理装置10が、各ストアが電子商取引サービスにおいて提供する商品であって、各ストアが契約した出荷拠点に入庫された商品に関する情報を出荷拠点端末300から収集し、商品と、商品が入庫された出荷拠点とを紐付けて自装置の記憶部にて管理しているものとする。
また、以下の説明では、利用者端末100が、利用者ID「UID#1」により識別される利用者(利用者U1)により利用されるものとする。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者U1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末100と読み替えることもできる。
また、以下の説明では、ストア端末200が、ストア#1の管理者M1により利用されるものとする。また、以下の説明では、ストア端末200を管理者M1やストア#1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、管理者M1やストア#1をストア端末200と読み替えることもできる。
また、以下の説明では、出荷拠点端末300を利用する各出荷拠点の責任者に応じて、出荷拠点端末300-1~300-N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、出荷拠点端末300-1は、出荷拠点#1を管理する責任者T1により利用される出荷拠点端末300である。また、以下では、出荷拠点端末300-1~300-Nについて、特に区別なく説明する場合には、出荷拠点端末300と記載する。また、以下の説明では、出荷拠点端末300を責任者や出荷拠点と同一視する場合がある。すなわち、以下では、責任者や出荷拠点を出荷拠点端末300と読み替えることもできる。
まず、情報処理装置10は、電子商取引サービスにおいて各出荷拠点が提供するサービスであって、商品の出荷に関するサービスを示すサービス情報と、サービスを利用可能な商品を示す情報とを出荷拠点端末300から受け付ける(ステップS1)。例えば、情報処理装置10は、各出荷拠点が商品を出荷する際に提供するサービスとして利用者が選択可能なサービスや、サービスの料金などを示すサービス情報と、ストアが出荷拠点に入庫させた商品のうちサービスを利用可能な商品を示す情報とを受け付ける。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、商品のラッピングや、商品に付与する熨斗、商品に伝票を付加するか否かなどに関するサービス情報を受け付ける。また、情報処理装置10は、出荷拠点の利用に応じて利用者に付与される利益(例えば、所定のメーカーのサンプル品や、所定のブランドとのコラボ品、ノベルティなど)に関するサービス情報を受け付ける。また、情報処理装置10は、商品の配送時の温度帯の指定に関するサービス情報を受け付ける。また、情報処理装置10は、商品の配送時の態様(例えば、所定の服装(サンタ等)の配送員による配送や、サプライズ、ドローンを用いた配送など)に関するサービス情報を受け付ける。
続いて、情報処理装置10は、ストア#1が契約した出荷拠点#1~3から受け付けたサービス情報をストア端末200に送信(提供)する(ステップS2)。例えば、情報処理装置10は、ストア#1が出荷拠点#1~3に入庫させた各商品に対し、入庫先の出庫拠点から提供可能なサービスを示すサービス情報を提供する。
続いて、情報処理装置10は、出荷拠点#1~3に入庫させた各商品のサービスの設定に関する情報をストア端末200から受け付ける(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、出荷拠点#1~3に入庫させた商品に提供可能なサービスのうち、ストアAにおいて利用可能とするサービスの選択を管理者M1から受け付ける。また、情報処理装置10は、出荷拠点#1~3に入庫させた各商品に提供可能なサービスの料金のうち、ストアAが負担する金額の設定を受け付ける。
なお、情報処理装置10は、出荷拠点#1~3に入庫された商品ごとに、利用可能とするサービスの選択を管理者M1から受け付けてもよい。また、情報処理装置10は、出荷拠点#1~3に入庫された商品のカテゴリごとに、利用可能とするサービスの選択を管理者M1から受け付けてもよい。
続いて、情報処理装置10は、電子商取引サービスを利用者U1に提供する(ステップS4)。ここで、図1の例において、利用者U1が、ストアAが提供する商品#1の購入を希望し、商品#1が出荷拠点#1~3のそれぞれに入庫されているものとする。この場合、情報処理装置10は、商品#1を示す商品情報、商品#1を出荷可能な出荷拠点#1~3のうちいずれかの選択、並びに、商品#1に適用するサービスの選択を利用者端末100から受け付ける(ステップS5)。例えば、情報処理装置10は、商品#1の購入に関する操作を行った場合に、電子商取引サービスにより利用者U1に提供されるコンテンツを介して、出荷拠点の選択、並びに、商品#1に適用するサービスの選択を受け付ける。ここで、図2を用いて、利用者U1に提供されるコンテンツの例について説明する。図2は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
図2に示すように、利用者端末100は、出荷拠点#1からの出荷を選択する場合に商品#1に対して利用可能なサービスを示すサービス情報を表示する領域AR1、出荷拠点#2からの出荷を選択する場合に商品#1に対して利用可能なサービスを示すサービス情報を表示する領域AR2、並びに、出荷拠点#3からの出荷を選択する場合に商品#1に対して利用可能なサービスを示すサービス情報を表示する領域AR3を含むコンテンツC1を表示する。例えば、利用者端末100は、各出荷拠点からの配送の料金を領域AR1~3に表示する。また、利用者端末100は、出荷拠点#1~3の各々が提供するサービスのうち、商品#1に利用可能なサービスであって、ステップS3において管理者M1が選択したサービスを領域AR1~3に表示する。また、利用者端末100は、出荷拠点#1~3の各々が提供するサービスの料金から、ステップS3において管理者M1が設定した負担額を差し引いた金額を各サービスの料金として領域AR1~3に表示する。
なお、利用者端末100は、出荷拠点#1~3の各々が提供するサービスの料金に対し、所定の金額(例えば、サービスの利用に応じてストア#1が出荷拠点に対し支払う料金)を上乗せした金額をサービスの料金として領域AR1~3に表示してもよい。
また、出荷拠点における商品#1の在庫がない場合、対応する領域を非表示としてもよい。例えば、出荷拠点#1において商品#1の在庫がない場合、利用者端末100は、領域AR1を非表示としたコンテンツC1を表示する。
また、利用者端末100は、サービスのうち、商品に適用可能なサービスのみを選択可能に表示してもよい。例えば、利用者端末100は、所定の閾値以上の大きさ、若しくは、所定の閾値以上の重量の商品に対して、ドローンを用いた配送を選択できないように表示してもよい。
図1に戻り説明を続ける。続いて、情報処理装置10は、ステップS5において受け付けた情報に基づき、商品#1の注文に関する注文情報を出荷拠点端末300に送信する(ステップS6)。ここで、図1の例において、利用者U1が、出荷拠点#1からの出荷を選択し、サービス「クリスマスラッピング」の提供を希望したものとする。この場合、情報処理装置10は、利用者U1の住所や、商品#1を識別する識別情報、提供するサービスの内容などの情報を示す注文情報を出荷拠点端末300-1に送信する。
続いて、出荷拠点#1の従業員等は、ステップS6において送信された注文情報に基づき、商品#1のラッピングを行い、商品#1を出荷する(ステップS7)。
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、出荷拠点が提供可能なサービスに関する情報を受け付け、当該サービスを利用者に提供することができる。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、各出荷拠点が独自に提供するサービスを利用者が任意に選択することができる。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供することができる。
また、従来の電子商取引サービスにおいては、プラットフォームを用いた商品提供の利便性が主な提供価値であったが、実施形態に係る情報処理装置10では、出荷拠点により円滑に配送に関するサービスを付加することを可能とする。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、同一の商品を出荷可能な出荷拠点間の中でも、利用者のニーズが高いサービスを提供可能な出荷拠点ほど、利用者への配送を担当する回数が多くなるため、利用者に提供可能なサービス内容の充実度(すなわち、付加価値)における出荷拠点間の競争を促進することができる。さらに、実施形態に係る情報処理装置10は、出荷拠点間の競争を促進することにより、各出荷拠点の付加価値が向上するため、各出荷拠点を用いて商品の配送を実現するストアや、電子商取引サービス(プラットフォーム)の付加価値を創出することができる。また、実施形態に係る情報処理装置10は、出荷拠点間の競争による各出荷拠点の付加価値の向上に伴い、プラットフォームならではの付加価値を向上させ、さらに、各出荷拠点を用いるストアの売上を向上させることができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置10は、出荷拠点からのサービス提供に伴い、利用者の利便性が向上するのみならず、出荷拠点や、ストア、プラットフォームへの付加価値を創出し、向上させることができる。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や、ストア端末200、出荷拠点端末300等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、商品情報データベース31と、サービス情報データベース32と、注文情報データベース33と、マーケティング情報データベース34とを有する。
(商品情報データベース31について)
商品情報データベース31は、ストアが提供する商品に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、商品情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る商品情報データベースの一例を示す図である。図4の例において、商品情報データベース31は、「ストアID」、「商品ID」、「価格」、「出荷拠点」、「在庫情報」、「利用可能サービス情報」といった項目を有する。
「ストアID」は、ストアを識別するための識別情報を示す。「商品ID」は、ストアが提供する商品を識別するための識別情報を示す。「価格」は、商品の価格を示す。「出荷拠点」は、商品が入庫された出荷拠点を示す。「在庫情報」は、各出荷拠点における商品の在庫を示す。「利用可能サービス情報」は、各出荷拠点が提供するサービスのうち、商品に対し適用可能なサービスを示す。
すなわち、図4では、ストアID「SID#1」により識別されるストアにおいて、商品ID「CID#1」により識別される商品が提供され、当該商品の価格が「4,500円」であり、入稿された出荷拠点が「TID#1、TID#2、TID#3、・・・」、在庫情報が「在庫情報#1」、当該商品に適用可能なサービスが「利用可能サービス情報#1」である例を示す。
(サービス情報データベース32について)
サービス情報データベース32は、出荷拠点が提供するサービス関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、サービス情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係るサービス情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、サービス情報データベース32は、「出荷拠点ID」、「所在地」、「配送料金情報」、「サービス情報」、「連携ストア」といった項目を有する。
「出荷拠点ID」は、出荷拠点を識別するための識別情報を示す。「所在地」は、出荷拠点の所在地を示す。「配送料金情報」は、出荷拠点からの配送料金に関する情報を示す。「サービス情報」は、出荷拠点が提供するサービスに関する情報を示す。「連携ストア」は、出荷拠点と契約しているストアを示す。
すなわち、図5では、出荷拠点ID「TID#1」により識別される出荷拠点の所在地が「所在地#1」、配送料金情報が「配送料金情報#1」、サービス情報が「サービス情報#1」、契約しているストアが「SID#1、SID#2、SID#3、・・・」である例を示す。
(注文情報データベース33について)
注文情報データベース33は、電子商取引サービスにおける利用者の注文に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、注文情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る注文情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、注文情報データベース33は、「利用者ID」、「所在地」、「注文ID」、「注文日時」、「商品ID」、「出荷拠点」、「適用サービス」、「配送先」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「所在地」は、利用者の所在地(住所等)を示す。「注文ID」は、注文を識別するための識別情報を示す。「注文日時」は、利用者が注文を行った日時を示す。「商品ID」は、商品を識別するための識別情報を示す。「出荷拠点」は、商品を配送する出荷拠点を識別するための識別情報を示す。「適用サービス」は、商品に適用するものとして利用者が選択したサービスを示す。「配送先」は、商品の配送先を示す。
すなわち、図6では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の所在地が「所在地#1」であり、当該利用者が注文ID「OID#1」により識別される注文を行い、当該注文の日時が「注文日時#1」、当該注文が示す商品が商品ID「CID#1」により識別され、当該商品が「TID#1」により識別される出荷拠点により配送され、当該商品に適用されるサービスが「適用サービス#1」であり、配送先が「配送先#1」である例を示す。
(マーケティング情報データベース34について)
マーケティング情報データベース34は、注文情報等を集計した情報であって、マーケティングに用いる各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、マーケティング情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係るマーケティング情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、注文情報データベース33は、「エリアID」、「利用者情報」、「適用サービス情報」、「組み合わせ情報」といった項目を有する。
「エリアID」は、エリアを識別するための識別情報を示す。なお、エリアは、緯度及び経度を基に同様の大きさの網の目(メッシュ)に分割されたものであってもよい。すなわち、エリアは、地域メッシュで区切られたエリアであってもよい。この場合、エリアIDには、地域メッシュコードが用いられてもよい。なお、上記は、一例であり、エリアは、地域メッシュに限らず種々の情報を基に設定されてもよい。例えば、エリアは、「町」、「区」、「市」、「県」等の行政区画を基に設定されてもよい。
「利用者情報」は、エリアIDにより識別されるエリアに所在する利用者に関する情報を示し、例えば、デモグラフィック属性やサイコグラフィック属性などといった情報が格納される。「適用サービス情報」は、エリアIDにより識別されるエリア内の利用者が、商品を購入した際に選択した商品の出荷に関するサービスの情報を示す。「組み合わせ情報」は、エリアIDにより識別されるエリア内の利用者が、電子商取引サービスにおいて購入した商品と、当該商品に対し適用したサービスとの組み合わせに関する情報が格納される。
すなわち、図7では、エリアID「AID#1」により識別されるエリアに所在する、利用者の利用者情報が「利用者情報#1」、商品情報が「商品情報#1」、適用サービス情報が「適用サービス情報#1」、組み合わせ情報が「組み合わせ情報#1」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、提供部41と、受付部42と、設定部43と、送信部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(提供部41について)
提供部41は、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する。例えば、図1の例において、提供部41は、商品情報データベース31及びサービス情報データベース32を参照し、利用者U1が購入に関する操作を行った商品#1が入庫された出荷拠点#1~3が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、出荷拠点により設定されたサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、各出荷拠点の責任者等により設定されたサービス情報を提供する。
また、提供部41は、出荷拠点が提供するサービスのうち、利用者に選択された取引対象に対して利用可能なサービスとして出荷拠点により設定されたサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、商品#1に対して利用可能なサービスとして各出荷拠点の責任者等により設定されたサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、利用者に選択された取引対象を出荷可能な複数の出荷拠点の各々が提供するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、利用者U1が購入に関する操作を行った商品#1を出荷可能な出荷拠点#1~3が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、取引対象のラッピングに関するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、商品のラッピングや、商品に付与する熨斗などに関するサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、利用者に選択された取引対象が出荷拠点から出荷される場合に利用者に付与される利益を示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、所定のメーカーのサンプル品や、所定のブランドとのコラボ品、ノベルティなどといった利益に関するサービス情報を提供する。
また、提供部41は、出荷拠点が利用者に選択された取引対象を出荷する際の態様を示すサービス情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、商品の配送時の温度帯の指定や、所定の服装の配送員による配送、サプライズ、ドローンを用いた配送などといったサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、サービス情報に基づき販売者により設定された情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部41は、出荷拠点#1~3の各々が提供するサービスのうち、商品#1に利用可能なサービスであって、管理者M1が選択したサービスを示すサービス情報を提供する。
なお、販売者が、出荷拠点が提供可能なサービスのうち、ストアにおいて利用可能とするサービスを選択するタイミングは、取引対象が出荷拠点に入庫される前でもよく、取引対象が出荷拠点に入庫された後でもよい。例えば、ストアにおいて利用可能とするサービスを、取引対象が出荷拠点に入庫される前に選択する場合、情報処理装置10は、販売者が取引対象を出荷拠点に入庫させる際、取引対象に関する情報を販売者が入力することで、取引対象の大きさ等に応じて利用可能なサービスを選択可能にストア端末200に表示させてもよい。また、ストアにおいて利用可能とするサービスを、取引対象を出荷拠点に入庫した後に選択する場合、情報処理装置10は、販売者が取引対象を出荷拠点に入庫させる際、取引対象に関する情報を販売者が入力することで、取引対象の大きさ等に応じて利用可能なサービスを選択可能にストア端末200に表示させてもよい。
ここで、各出荷拠点からの配送の日時等の情報を利用者に提供したいといった要望が考えられる。したがって、提供部41は、利用者に選択された取引対象の出荷拠点による配送に関する配送情報をさらに提供してもよい。例えば、図1を例にして説明すると、提供部41は、出荷拠点#1~3の各々が商品#1を利用者U1に配送する日時をさらに示すコンテンツC1を提供してもよい。
さらに、オークションサービス、フリーマーケットサービスなどといった個人間取引においても、個人が所有する取引対象を出荷拠点に予め預けておき、取引が成立した場合に取引対象を出荷拠点から購入者に対し出荷する態様が想定される。したがって、提供部41は、個人間取引における販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、提供部41は、販売者が取引対象を予め預けた出荷拠点が提供するサービスであって、当該取引対象に利用可能なサービスを示すサービス情報を提供する。
さらに、電子商店街(モール)のように、複数の販売者(ストア)の各々が個別に取引対象を提供し、複数のストアの各々が独自に契約した出荷拠点から取引対象を出荷する態様が想定される。したがって、提供部41は、複数の販売者の各々が個別に取引対象を販売し、利用者に選択された取引対象を販売する販売者から取引対象を購入する電子商取引サービスにおいて、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、提供部41は、一の電子商店街に出店する複数のストアの各々が提供する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象を出荷可能な出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、利用者に選択された取引対象を販売する販売者が契約した出荷拠点が、当該取引対象について提供するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、提供部41は、一の電子商店街に出店する複数のストアのうち、利用者に選択された取引対象を提供するストアが契約した出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
また、提供部41は、利用者に選択された取引対象を出荷可能な出荷拠点のうち、当該利用者の属性に基づいて選択された出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供してもよい。例えば、提供部41は、利用者に選択された取引対象を提供するストアが契約した複数の出荷拠点のうち、利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性に応じたサービスを提供する出荷拠点のサービス情報を提供する。
(受付部42について)
受付部42は、提供部41により提供されたサービス情報が示すサービスの選択を利用者から受け付ける。例えば、図1の例において、受付部42は、商品#1に適用するサービスの選択を利用者端末100から受け付ける。
また、受付部42は、出荷拠点の選択と、当該出荷拠点により提供可能なサービスの選択とを受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部42は、商品#1を出荷可能な出荷拠点#1~3のうちいずれかの選択、並びに、商品#1に適用するサービスの選択を受け付ける。
また、受付部42は、利用者に選択された複数の取引対象の各々に対するサービスの選択を受け付けてもよい。例えば、受付部42は、購入に関する操作が行われた複数の取引対象ごとに、当該取引対象を出荷する出荷拠点の選択、並びに、出荷拠点が提供するサービスの選択を受け付ける。
(設定部43について)
設定部43は、異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象が同一の出荷拠点により出荷される場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う。例えば、利用者が、ストア#1により提供される商品#1、並びに、ストア#2により提供される商品#2の購入に関する操作を行い、商品#1及び#2が同一の出荷拠点から出荷されるものとする。このような場合、設定部43は、商品#1及び#2の同梱に関する設定を行う。具体的な例を挙げると、設定部43は、商品#1及び#2を同梱するか否かを選択するためのコンテンツを利用者に提供し、同梱が選択された場合、出荷拠点に対し商品#1及び#2を同梱する旨の情報を送信する。
また、設定部43は、異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象であって、同一の出荷拠点により出荷される複数の取引対象の各々について対応するサービスが選択された場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行ってもよい。例えば、利用者が、ストア#1により提供される商品#1、並びに、ストア#2により提供される商品#2の購入に関する操作を行い、商品#1及び#2が同一の出荷拠点から出荷され、商品#1及び#2について当該出荷拠点から提供される同一のサービス(例えば、ラッピング)を利用することが選択されたものとする。このような場合、設定部43は、商品#1及び#2の同梱に関する設定を行う。
(送信部44について)
送信部44は、取引対象の注文に関する注文情報を出荷拠点に送信する。例えば、図1の例において、送信部44は、利用者U1の住所や、商品#1を識別する識別情報、提供するサービスの内容などの情報を示す注文情報を出荷拠点端末300-1に送信する。
〔3.受付処理のフロー〕
図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の受付処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、情報処理装置10は、出荷拠点が提供するサービスであって、取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を利用者に提供する(ステップS101)。続いて、情報処理装置10は、サービス情報が示すサービスの選択を利用者から受け付ける(ステップS102)。続いて、情報処理装置10は、異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象が同一の出荷拠点により出荷されるか否かを判定する(ステップS103)。同一の出荷拠点により出荷される場合(ステップS103;Yes)、情報処理装置10は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う(ステップS104)。続いて、情報処理装置10は、商品の注文に関する注文情報を出荷拠点に送信し(ステップS105)、処理を終了する。
一方、同一の出荷拠点により出荷されない場合(ステップS103;No)、情報処理装置10は、同梱に関する設定を行わずに商品の注文に関する注文情報を出荷拠点に送信し(ステップS105)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.マーケティング情報について〕
上述の実施形態において、情報処理装置10は、利用者の注文情報や、利用者に関する情報を収集し、マーケティングに関する情報として集計し、マーケティング情報データベース34に格納してもよい。例えば、情報処理装置10は、どの地域(エリア)で、どのような配送に関するサービスが流行っているかや、どの商品とどのようなサービスとの組み合わせがよく選ばれているか、どのような利用者にどのサービスが利用されているかなどのデータを集計し、マーケティング情報データベース34に格納してもよい。そして、情報処理装置10は、集計したデータを、ストアや、出荷拠点などに提供してもよい。これにより、ストアが提供する商品についてどのようなサービスのニーズがあるかを把握することができるため、ストアが商品を入庫する出荷拠点を決定する際、自身が提供する商品に対してニーズのあるサービスを提供する出荷拠点を選択することができる。また、出荷拠点が、自身の配送先のエリアにおけるサービスのニーズや、入庫されている商品に対するニーズに応じて、提供するサービスを決定することができるため、出荷拠点の付加価値を向上させることができる。
なお、情報処理装置10は、上述したものに限らず、目的に応じて種々の情報をマーケティング情報として集計し、マーケティング情報データベース34に格納してもよい。
〔4-2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、提供部41と、受付部42と、設定部43と、送信部44とを有する。提供部41は、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する。また、提供部41は、利用者に選択された取引対象の出荷拠点による配送に関する配送情報をさらに提供する。受付部42は、提供部41により提供されたサービス情報が示すサービスの選択を利用者から受け付ける。また、受付部42は、利用者に選択された複数の取引対象の各々に対するサービスの選択を受け付けてもよい。設定部43は、異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象が同一の出荷拠点により出荷される場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う。また、設定部43は、異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象であって、同一の出荷拠点により出荷される複数の取引対象の各々について対応するサービスが選択された場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う。送信部44は、取引対象の注文に関する注文情報を出荷拠点に送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、各出荷拠点が独自に提供するサービスを利用者が任意に選択することができるため、取引対象を購入する利用者に対し適切なサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部41は、出荷拠点により設定されたサービスを示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、出荷拠点が提供するサービスのうち、利用者に選択された取引対象に対して利用可能なサービスとして出荷拠点により設定されたサービスを示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、サービス情報に基づき販売者により設定された情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、出荷拠点や販売者により任意に設定されたサービスを利用者に提供することができるため、利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部41は、利用者に選択された取引対象を出荷可能な複数の出荷拠点の各々が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。そして、受付部42は、出荷拠点の選択と、当該出荷拠点により提供可能なサービスの選択とを受け付ける。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、複数の出荷拠点のうち、所望のサービスを提供する出荷拠点を利用者が選択することができるため、利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部41は、取引対象のラッピングに関するサービスを示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、利用者に選択された取引対象が出荷拠点から出荷される場合に利用者に付与される利益を示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、出荷拠点が利用者に選択された取引対象を出荷する際の態様を示すサービス情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、各種のサービスを利用者に提供できるため、利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部41は、個人間取引における販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、オークションサービス、フリーマーケットサービスなどといった個人間取引においても、出荷拠点からのサービスを提供できるため、利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、提供部41は、複数の販売者の各々が個別に取引対象を販売し、利用者に選択された取引対象を販売する販売者から取引対象を購入する電子商取引サービスにおいて、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、利用者に選択された取引対象を販売する販売者が契約した出荷拠点が、当該取引対象について提供するサービスを示すサービス情報を提供する。また、提供部41は、利用者に選択された取引対象を出荷可能な出荷拠点のうち、当該利用者の属性に基づいて選択された出荷拠点が提供するサービスを示すサービス情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、電子商店街においても出荷拠点からのサービスを提供できるため、利便性を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報処理装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 商品情報データベース
32 サービス情報データベース
33 注文情報データベース
34 マーケティング情報データベース
40 制御部
41 提供部
42 受付部
43 設定部
44 送信部
100 利用者端末
200 ストア端末
300 出荷拠点端末

Claims (17)

  1. 取引対象の出荷拠点が提供するサービスに関するサービス情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象を出荷可能な複数の出荷拠点の各々が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する提供部と、
    出荷拠点の選択と、前記提供部により提供されたサービス情報が示すサービスのうち、当該出荷拠点により提供可能なサービスの選択を前記利用者から受け付ける受付部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記提供部は、
    前記出荷拠点により設定されたサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提供部は、
    前記出荷拠点が提供するサービスのうち、前記利用者に選択された取引対象に対して利用可能なサービスとして前記出荷拠点により設定されたサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提供部は、
    前記取引対象のラッピングに関するサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記提供部は、
    前記利用者に選択された取引対象が前記出荷拠点から出荷される場合に前記利用者に付与される利益を示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記提供部は、
    前記出荷拠点が前記利用者に選択された取引対象を出荷する際の態様を示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記提供部は、
    前記サービス情報に基づき前記販売者により設定された情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、
    前記利用者に選択された取引対象の前記出荷拠点による配送に関する配送情報をさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  9. 前記受付部は、
    前記利用者に選択された複数の取引対象の各々に対するサービスの選択を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. 異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象が同一の出荷拠点により出荷される場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う設定部
    をさらに有することを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  11. 前記設定部は、
    異なる販売者の各々により販売される複数の取引対象であって、同一の出荷拠点により出荷される複数の取引対象の各々について対応するサービスが選択された場合は、複数の取引対象の同梱に関する設定を行う
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記提供部は、
    個人間取引における販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から11のうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  13. 前記提供部は、
    複数の販売者の各々が個別に取引対象を販売し、利用者に選択された取引対象を販売する販売者から取引対象を購入する前記電子商取引サービスにおいて、利用者に選択された取引対象の出荷拠点が提供するサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から12のうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  14. 前記提供部は、
    利用者に選択された取引対象を販売する販売者が契約した出荷拠点が、当該取引対象について提供するサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から13のうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  15. 前記提供部は、
    利用者に選択された取引対象を出荷可能な出荷拠点のうち、当該利用者の属性に基づいて選択された出荷拠点が提供するサービスを示す前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から14のうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
  16. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    取引対象の出荷拠点が提供するサービスに関するサービス情報を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記記憶部を参照し、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象を出荷可能な複数の出荷拠点の各々が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する提供工程と、
    出荷拠点の選択と、前記提供工程により提供されたサービス情報が示すサービスのうち、当該出荷拠点により提供可能なサービスの選択を前記利用者から受け付ける受付工程
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. 取引対象の出荷拠点が提供するサービスに関するサービス情報を記憶部に記憶する記憶手順と、
    前記記憶部を参照し、所定の電子商取引サービスにおける販売者が販売する取引対象のうち、利用者に選択された取引対象を出荷可能な複数の出荷拠点の各々が提供するサービスであって、当該取引対象の出荷に関するサービスを示すサービス情報を当該利用者に提供する提供手順と、
    出荷拠点の選択と、前記提供手順により提供されたサービス情報が示すサービスのうち、当該出荷拠点により提供可能なサービスの選択を前記利用者から受け付ける受付手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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