JP7141345B2 - カッティング装置 - Google Patents

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本発明は、カッティング装置に係り、特に、シート媒体において搬送方向に並ぶように複数形成された画像の加工処理を連続して行うカッティング装置に関する。
従来、シート媒体にカッターの先端を接触又は離反させた状態で、カッターを保持したキャリッジを移動させながら、キャリッジの移動方向と直行する搬送方向にシート媒体を搬送させることで、シート媒体において搬送方向に並ぶように複数形成された画像の加工処理を連続して行うカッティング装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカッティングプロッタでは、メディア表面に設けられたマークと、メディア裏面に設けられたサブマークとから、メディアにプリントされた画像の位置情報及び配置情報を認識するマーク認識手段を備えている。
上記構成により、カッティングプロッタに対しメディア表面にプリントされた画像が上下に逆転した方向や横方向を向いていても、当該画像の位置情報を正確に認識し、当該画像のカット用輪郭に沿ってカット作業を正確に行うことができる。
特開2010-184349号公報
ところで、特許文献1のようなカッティング装置の中には、ロール状のシート媒体において長尺方向に複数並ぶように形成された画像のカット処理を連続して行う比較的大型なカッティング装置が存在するところ、ロール状のシート媒体を搬送方向に搬送してカット処理を連続して行う際に、シート媒体が搬送方向において斜行してしまう場合がある。
そうすると、カット処理の最中にシート媒体が詰まってしまうことや、シート媒体に形成された画像を適切にカット処理できなくなってしまう。
そのため、シート媒体に複数形成された画像を連続してカット処理するにあたって、当該シート媒体の斜行度合いを好適に検出することで、シート媒体の詰まりを防止し、適切にカット処理することが可能なカッティング装置が求められていた。
また、上記のようなカッティング装置において、シート媒体の斜行度合いを検出するにあたっては、シート媒体に形成された所定の画像のカット処理前に斜行度合いを検出することが望ましく、さらに、当該画像のカット処理前に斜行度合いが一旦許容された場合であっても、当該画像のカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまう虞がある場合には、優先してカット処理の動作を停止し、シート媒体の詰まりをできる限り未然に防ぐことが望ましかった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート媒体に複数形成された画像を連続して加工処理するにあたって、当該シート媒体の斜行度合いを好適に検出することで、シート媒体の詰まりを防止し、適切に加工処理することが可能なカッティング装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、シート媒体に形成された所定の画像の加工処理前に斜行度合いが一旦許容された場合であっても、当該画像のカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまう虞がある場合には、優先して加工処理の動作を停止し、シート媒体の詰まりを未然に防ぐことが可能なカッティング装置を提供することにある。
前記課題は、本発明のカッティング装置によれば、シート媒体にカッターの先端を接触又は離反させた状態で、該カッターを保持したキャリッジを移動させながら、該キャリッジの移動方向と交差する搬送方向に前記シート媒体を搬送させることで、該シート媒体において前記搬送方向に並ぶように複数形成された画像の加工処理を行うカッティング装置であって、前記シート媒体を前記搬送方向に搬送するシート搬送機構と、前記キャリッジを前記移動方向に移動させるキャリッジ移動機構と、前記キャリッジに設けられ、前記シート媒体において前記画像毎に所定位置に形成された基準マークを検出する検出センサと、該検出センサによってそれぞれ検出された、前記シート媒体における第1画像に対応する第1基準マークと、前記第1画像よりも前記搬送方向の上流側に位置する第2画像に対応する第2基準マークとの位置関係に基づいて、前記シート媒体の前記搬送方向における斜行度合いを算出する斜行度合い算出部と、前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を制御し、前記斜行度合い算出部によって算出された前記斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、前記第2画像を加工処理する前に前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止する動作制御部と、を備えていること、により解決される。
上記構成により、シート媒体に複数形成された画像を連続して加工処理するにあたって、当該シート媒体の斜行度合いを好適に検出することができ、シート媒体の詰まりを防止し、適切に加工処理することが可能なカッティング装置を実現することができる。
具体的に述べると、シート媒体に形成された所定の画像のカット処理前に斜行度合いを予め検出することができ、斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、当該画像を加工処理する前にカット処理を停止できるため、シート媒体が搬送機構から外れることやシート媒体の詰まりを防止し、当該画像を適切にカット処理することが可能となる。
このとき、前記検出センサは、前記シート媒体において前記画像の位置を特定するためのマークを前記基準マークとして検出し、前記斜行度合い算出部は、加工処理の対象となる複数の前記画像の中から、前記搬送方向の最も下流側に位置する前記第1画像の前記第1基準マークと、所定の前記第2画像の前記第2基準マークとの位置関係に基づいて、前記斜行度合いを算出すると良い。
上記のように、シート媒体において画像の位置を特定するためのマーク(スタートマーク)を基準マークとして利用しているため、既存の構成要素を利用しながらシート媒体の斜行度合いを精度良く検出することができる。
また、斜行度合い算出部は、搬送方向の最も下流側に位置する第1画像の第1基準マークと、所定の第2画像の第2基準マークとの位置関係に基づいて斜行度合いを算出するため、シート状媒体における加工処理のスタート位置からの斜行度合いを検出することができ、シート媒体の詰まりを精度良く防止することができる。
このとき、前記斜行度合い算出部は、前記斜行度合いとして、前記第1基準マークと前記第2基準マークの前記移動方向における相対距離を算出し、前記動作制御部は、前記相対距離が所定の閾値を超えた場合には、前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止すると良い。
上記構成により、シンプルな構成でシート媒体に形成された画像毎に当該画像の加工処理前に斜行度合いを検出することができ、斜行度合いとしての基準マーク同士の相対距離が閾値を超えた場合には、加工処理の動作を停止することができる。
このとき、前記検出センサによってそれぞれ検出された、前記第1画像の前記第1基準マークと、前記第1画像よりも前記搬送方向の上流側において前記第1画像を1番目としたときのN-1番目(Nは2以上の自然数、ただしN=2のときには前記第1基準マークと、第N-1基準マークとを同一の基準マークとみなす)に位置する第N-1画像の第N-1基準マークと、N番目に位置する第N画像の第N基準マークとの位置関係に基づいて、N+1番目に位置する第N+1画像を加工処理するにあたっての予測斜行度合いを予測する斜行度合い予測部をさらに備え、前記動作制御部は、前記予測斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止すると良い。
また、前記動作制御部は、N+1番目に位置する前記第N+1画像を加工処理するにあたっての前記予測斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、N番目に位置する前記第N画像を加工処理する前に前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止すると良い。
上記構成により、シート媒体に形成された所定の画像(第N画像)の加工処理前に斜行度合いが一旦許容された場合であっても、次の画像(第N+1画像)を加工処理するにあたって予測される予測斜行度合いが許容量を超えてしまう虞がある場合には、優先して加工処理の動作を停止することで(第N画像の加工処理前に動作を停止することで)、シート媒体の詰まりを出来る限り未然に防ぐことができる。
詳しく述べると、シート媒体の斜行度合いは、シート媒体に画像を印刷した後の当該シート媒体の巻き取り状態に影響を受けて、シート媒体の位置によってまちまちである(シート媒体の搬送速度が変化することも影響する)。そのような状況下で、上記の斜行度合い予測部を備えているため、所定の画像(第N画像)の加工処理前に斜行度合いが一旦許容されたにもかかわらず、実際には第N画像のカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまうような状況を回避することにつながる。その結果、シート媒体の詰まりをより精度良く防ぐことができる。
このとき、前記斜行度合い予測部は、前記予測斜行度合いとして、前記第1基準マークと前記第N+1基準マークの前記移動方向における予測相対距離を予測しており、該予測相対距離を予測するにあたっては、前記第1基準マークと前記第N基準マークの第N相対距離を算出し、前記第N-1基準マークに対する前記第N基準マークの傾きを算出し、該傾きを前記第N基準マークに対する前記第N+1基準マークの傾きとみなし、該傾きと、予め算出された前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの前記搬送方向におけるマーク間距離とから、前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの相対距離を算出していると良い。
上記構成により、斜行度合い予測部の具体的な処理が明確となり、シンプルな構成で斜行度合いを予測することができる。
このとき、前記キャリッジに設けられ、前記シート媒体において前記画像毎に所定位置に形成されたコードマークの画像情報を光学的に読み取る読み取りセンサをさらに備え、前記斜行度合い予測部は、前記読み取りセンサによって読み取られた、前記第N画像に対応する第Nコードマークの画像情報に基づいて、前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの前記マーク間距離を算出すると良い。
上記構成により、シート媒体に形成された既存のコードマークの画像情報を利用して、シート媒体の予測斜行度合い(予測相対距離)を精度良く予測することができる。
本発明のカッティング装置によれば、シート媒体に複数形成された画像を連続して加工処理するにあたって、当該シート媒体の斜行度合いを好適に検出することで、シート媒体の詰まりを防止し、適切に加工処理することができる。
また、シート媒体に形成された所定の画像の加工処理前に斜行度合いが一旦許容された場合であっても、当該画像のカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまう虞がある場合には、優先して加工処理の動作を停止し、シート媒体の詰まりを未然に防ぐことができる。
本実施形態のカッティング装置を示す外観斜視図である。 カッティング装置を側方から見たときの図である。 シート搬送機構及びキャリッジ移動機構を示す部分拡大図である。 カッティング装置のハード構成、ソフト構成を示すブロック図である。 シート媒体を示す上面図である。 斜行度合い算出処理の一例を示す図である。 斜行度合い予測処理の一例を示す図である。 本実施形態のカッティング処理の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図1~図8を参照して説明する。
本実施形態は、シート媒体にカッターの先端を接触又は離反させた状態で、カッターを保持したキャリッジを移動させながら、キャリッジの移動方向と交差する搬送方向にシート媒体を搬送させることで、シート媒体において搬送方向に並ぶように複数形成された画像の加工処理を行うカッティング装置であって、シート媒体を搬送方向に搬送するシート搬送機構と、キャリッジを移動方向に移動させるキャリッジ移動機構と、キャリッジに設けられ、シート媒体において画像毎に所定位置に形成された基準マークを検出する検出センサと、検出センサによってそれぞれ検出された、シート媒体における第1画像に対応する第1基準マークと、第1画像よりも搬送方向の上流側に位置する第2画像に対応する第2基準マークとの位置関係に基づいて、シート媒体の搬送方向における斜行度合いを算出する斜行度合い算出部と、シート搬送機構及びキャリッジ移動機構の動作を制御し、斜行度合い算出部によって算出された斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、第2画像を加工処理する前にシート搬送機構及びキャリッジ移動機構の動作を停止する動作制御部と、を備えていることを特徴とする発明に関するものである。
なお、カッターを保持したキャリッジから見たときに、搬送方向(シート搬送方向)の上流側とは、シート媒体において加工処理前の画像が配置される側を意味し、搬送方向の下流側とは、加工処理後の画像が配置される側を意味している。
本実施形態のカッティング装置1は、図1-図3に示すように、ユーザー操作の入力を受け付けて、ロール状のシート媒体2に複数形成された画像2aの加工処理を連続して行うカッティングプロッタであって、シート媒体2を搬送台に載置した上で、当該シート媒体2に形成された画像2aの輪郭に沿って所望のカットラインを形成するものである。
シート媒体2は、図1、図5に示すように、紙、合成紙、型紙、プラスチックフィルム等のシートからなり、本実施形態では、予め画像2aが印刷されたロール状の用紙である。
詳しく述べると、シート媒体2は、その長尺方向に複数並ぶように形成される画像2aと、画像2a毎に所定位置に形成される基準マーク2b及びコードマーク2cと、画像2a毎に四隅に形成され、画像2aのカットラインの位置合わせを行うためのL字形状のトンボマーク2dと、を有している。
基準マーク2bは、黒色に塗り潰された矩形状のバーとして形成され、画像2aの位置を特定するためのマーク、より具体的には、コードマーク2cの位置を特定するためのマークであって、スタートマークとも呼ばれている。当該基準マーク2bは、画像2aに対して右下端及び左上端にそれぞれ配置されており、シート媒体2の長尺方向において両方向からの読み取りが可能となるように構成されている。
コードマーク2cは、バーコードマークとして形成され、画像2aの画像情報及びトンボマーク2dの位置情報を光学的に読み取るためのマークであって、シート媒体2の幅方向において基準マーク2bに隣接した位置に配置されている。
<カッティング装置1のハード構成>
カッティング装置1は、図1-図3に示すように、ユーザー操作の入力を受け付けるためのユーザー入力機構10と、各種設定事項の内容やメッセージを表示するための表示機構20と、シート媒体2を搬送方向に搬送するシート搬送機構30と、シート媒体2を加工処理するためのカッター41を保持するキャリッジ40と、キャリッジ40を搬送方向とは交差する方向に移動させるキャリッジ移動機構50と、カッティング装置1の内部に設けられ、各種演算・制御を実行するための制御コントローラ60と、から主に構成されている。
ユーザー入力機構10は、図1に示すように、ユーザーが各種の設定を行い、シート搬送機構30及びキャリッジ移動機構50等のマニュアル操作を行うための操作入力を受け付けるものであって、具体的には、カッティング装置1の上端に設けられた操作ボタンを操作することで、ユーザーによる入力が受け付けられる。
表示機構20は、カッティング装置1の上端に設けられた表示画面上に、ユーザーによる各種設定事項の内容や、異常発生時のエラーメッセージ等を表示するものである。特に、シート媒体2の画像2aを加工処理する際に、シート媒体2の斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、ユーザーに向けてエラーメッセージを表示する(報知する)構成となっている。
シート搬送機構30は、図1-図3に示すように、ロール状のシート媒体2を水平方向に搬送するための搬送台31と、搬送台31上に載置されたシート媒体2を搬送可能に駆動する駆動ローラ32と、駆動ローラ32と上下方向において対向する位置に取り付けられ、シート媒体2を駆動ローラ32とで挟持する加圧ローラ33と、搬送台31よりも搬送方向の上流側(最上流)に位置し、加工処理前のロール状のシート媒体2を設置するためのストックローラ34と、搬送台31よりも搬送方向の下流側(最下流)に位置し、加工処理されたシート媒体2を巻き取るための巻き取りローラ35と、から主に構成されている。
搬送台31は、シート媒体2を搬送する際、及び加工処理する際に当該シート媒体2を下方から支持するための板状部材である。
駆動ローラ32は、不図示の駆動モータの回転によって駆動し、搬送方向とは直交方向に延びる回転軸32aを中心として回転可能なローラであって、カッター41を保持したキャリッジ40よりも搬送方向の下流側に位置する搬送台31上に配置されている。
加圧ローラ33は、回転軸33aを中心として回転可能なローラであって、シート媒体2を駆動ローラ32とで挟持可能な構成となっており、キャリッジ40の移動方向に所定の間隔を空けて複数配置されており、少なくともシート媒体2のシート幅方向の両端部に相当する位置に配置されている。
なお、加圧ローラ33は、図2に示す圧縮バネ33bのバネ圧を調整することで、シート媒体2に対する接触圧を調整することができ、駆動ローラ32の回転動作に対応して回転することで、シート媒体2を搬送させることができる。
キャリッジ40は、図1-図3に示すように、カッター41を保持した状態でキャリッジ移動機構50によって搬送方向とは交差する方向に移動する移動体であって、搬送台31と上下方向において対向する位置に配置されており、また、駆動ローラ32及び加圧ローラ33よりも搬送方向の下流側に配置されている。
具体的には、キャリッジ40は、シート媒体2を切断可能なカッター41と、カッター41を保持した状態でキャリッジ本体に対し上下方向に移動可能なカッターホルダー42と、キャリッジ本体の内部に取り付けられ、カッターホルダー42を上下方向に昇降移動させるためのアクチュエータ43と、から主に構成されている。
また、キャリッジ40は、カッターホルダー42の下端部分に取り付けられ、シート媒体2において画像2a毎に所定位置に形成された基準マーク2b、コードマーク2c及びトンボマーク2dの位置を光学的に検出する検出センサ44と、コードマーク2cに格納された画像情報を光学的に検出する読み取りセンサ45と、を備えている。
カッター41は、図3に示すように、上下方向に長尺な棒状のカッティングペンであって、カッター41の先端が上下方向においてシート媒体2と接触可能に構成されている。
カッターホルダー42は、カッター41を上下方向に向かって着脱可能に保持する筒状のプランジャーからなり、詳しく述べると、カッター41を上下方向に延びる不図示の回転軸を中心として回転可能に保持する構成となっている。
なお、カッター41は、その刃先が回転軸から所定距離ずれた状態で保持される偏心カッティングペンである。シート媒体2に所望のカットラインを形成するときに、カッター41の刃先がシート媒体2に対して最も抵抗の小さい向き、すなわちカッティング方向の向きに追従するように回転する構成となっている。
上記構成において、カッターホルダー42は、アクチュエータ43と接続され、アクチュエータ43の駆動によってカッター41と共に上下方向に昇降移動することができ、搬送台31上に載置されたシート媒体2に対してカッター41を圧力をかけて接触又は離反させることができる。
すなわち、カッター41は、カッターホルダー42の一部を上下方向に移動させて、キャリッジ40を移動方向に移動させて、かつ、シート媒体2を搬送方向に搬送させることで、シート媒体2に対して3次元方向に移動することができる。
また、キャリッジ40(カッターホルダー42)に搭載された検出センサ44及び読み取りセンサ45も同様にして、シート媒体2に対して2次元方向(移動方向及び搬送方向)に移動することができる(3次元方向に移動する機構としても良い)。そのため、検出センサ44が、シート媒体2の表面に印刷された基準マーク2b、コードマーク2c及びトンボマーク2dの位置を検出することができ、かつ、読み取りセンサ45が、シート媒体2の表面に印刷されたコードマーク2cの画像情報を検出できる。
キャリッジ移動機構50は、図1-図3に示すように、キャリッジ40をカッティング装置1の幅方向に沿って移動させるための機構を有し、具体的には、カッティング装置1の幅方向に沿って延びているスライドレール51と、スライドレール51に対してスライド移動可能となるように取り付けられ、キャリッジ40を保持するスライダ52と、スライダ52をスライドレール51に沿って駆動させるための不図示の駆動モータと、から主に構成されている。
スライドレール51の長尺方向の両端部には、一対の加圧ローラ33が取り付けられており、スライダ52が一対の加圧ローラ33の間に挟まれて配置されている。そのため、キャリッジ40を保持したスライダ52が、一対の加圧ローラ33の間でスライド移動可能となるように構成されている。
制御コントローラ60は、データの演算・制御処理装置としてのCPUと、記憶装置としてのROM、RAM及びHDDと、ホームネットワーク又はインターネットを通じて情報データの送受信を行う通信用インタフェースとを主に備えたものである(HDDを搭載していなくても良い)。
なお、カッティング装置1は、USBメモリや外付けハードディスク等の外部記憶装置をさらに備えていても良い。
これらROM、HDD、及び外部記憶装置には、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、カッティング処理プログラムが記憶されており、これらプログラムがCPUによって実行されることにより、カッティング装置1の機能が発揮されることになる。
具体的には、制御コントローラ60は、図4に示すように、ユーザー入力機構10及び各種センサ(検出センサ44、読み取りセンサ45)から信号を受信して、シート搬送機構30、キャリッジ40(アクチュエータ43)及びキャリッジ移動機構50にそれぞれ制御信号を送信することで、シート媒体2に形成された画像の加工処理を行う構成となっている。また、表示機構20に制御信号を送信することで、表示画面上に各種設定事項の内容やエラーメッセージ等を表示する構成となっている。
上記構成によって、カッティング装置1では、シート搬送機構30(駆動ローラ32)がシート媒体2を搬送方向に移動させることで、またキャリッジ移動機構50がキャリッジ40を搬送方向と直交方向に移動させることで、カッター41がシート媒体2に対して搬送方向、及び搬送方向と直交する移動方向に移動し、所望のカットラインを形成することができる。
<カッティング装置1のソフト構成>
カッティング装置1は、図4に示すように、機能面から説明すると、シート搬送機構30、アクチュエータ43及びキャリッジ移動機構50の動作を制御する動作制御部61と、シート媒体2の搬送方向における「斜行度合い」を算出する斜行度合い算出部62と、シート媒体2の搬送方向における「予測斜行度合い」を予測する斜行度合い予測部63と、シート媒体2の「斜行度合い」又は「予測斜行度合い」が閾値を超えたきにユーザーに向けて報知するユーザー報知部64と、を主な構成要素として備えている。
これらは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信用インタフェース、及び各種プログラム等によって構成されている。
動作制御部61は、斜行度合い算出部62によって算出された「斜行度合い」が所定の閾値を超えた場合には、シート媒体2に形成された所定の画像2aを加工処理する前にシート搬送機構30、アクチュエータ43及びキャリッジ移動機構50の動作を停止する制御を行う。
また、斜行度合い予測部63によって予測された「予測斜行度合い」が所定の閾値を超えた場合であっても、当該所定の画像2aを加工処理する前にシート搬送機構30、アクチュエータ43及びキャリッジ移動機構50の動作を停止する制御を行う。
斜行度合い算出部62は、図6に示すように、検出センサ44によってそれぞれ検出された、シート媒体2における第1画像に対応する「第1基準マーク」と、第1画像よりも搬送方向の上流側に位置する第2画像に対応する「第2基準マーク」との位置関係に基づいて、シート媒体2の搬送方向における「斜行度合い」を算出する。
詳しく述べると、斜行度合い算出部62は、斜行度合いとして、第1基準マーク(第1基準マークの左辺)と第2基準マーク(第2基準マークの左辺)のキャリッジ移動方向における相対距離を算出するものである。
ここで「第1画像」とは、加工処理の対象となる複数の画像2aの中から、搬送方向の最も下流側に位置する画像を意味し、「第2画像」とは、第1画像よりも上流側に位置する画像を意味する。すなわち、第2画像は、第1画像を1番目としたときに2番目以降の画像であれば良い。
上記構成において、動作制御部61は、斜行度合いとして算出された「相対距離」が所定の閾値を超えた場合には、シート媒体2に形成された第2画像を加工処理する前にシート搬送機構30、アクチュエータ43及びキャリッジ移動機構50の動作を停止する制御を行う。
ここで「所定の閾値」は、具体的には5.0mm(15.0mm)に設定しておくと望ましく、斜行度合いとして算出された相対距離が5.0mm以上となった場合には、各種動作を停止する制御を行うと良い。
そうすることで、シート媒体2の詰まりを精度良く防止し、適切に加工処理することが可能なカッティング装置1となる。
斜行度合い予測部63は、図7に示すように、検出センサ44によってそれぞれ検出された、第1画像の「第1基準マーク」と、第1画像よりも搬送方向の上流側において第1画像を1番目としたときのN-1番目に位置する第N-1画像の「第N-1基準マーク」と、N番目に位置する第N画像の「第N基準マーク」との位置関係に基づいて、N+1番目に位置する第N+1画像を加工処理するにあたっての「予測斜行度合い」を予測する。
ここで「N」とは、2以上の自然数を意味する。ただしN=2のときには「第1基準マーク」と、「第N-1基準マーク」とを同一の基準マークとみなす。
例えば、N=2のときには、斜行度合い予測部63は、第1画像の「第1基準マーク」と、第2画像の「第2基準マーク」との位置関係に基づいて、3番目に位置する第3画像を加工処理するにあたっての「予測斜行度合い」を予測することとなる。
詳しく述べると、斜行度合い予測部63は、予測斜行度合いとして、第1基準マークと第N+1基準マークのキャリッジ移動方向における「予測相対距離」を予測するものである。
斜行度合い予測部63は、「予測相対距離」を予測するにあたって、まず第1基準マークと第N基準マークの「相対距離(第1相対距離)」を算出し、第N-1基準マークに対する第N基準マークの「傾きα」を算出し、当該傾きαを第N基準マークに対する第N+1基準マークの傾きとみなし、当該傾きαと、予め算出された第N基準マークと第N+1基準マークの搬送方向における「マーク間距離」とから、第N基準マークと第N+1基準マークの「相対距離(第2相対距離)」を算出している。そして、「相対距離(第1相対距離)」と「相対距離(第2相対距離)」の和を「予測相対距離」として予測している。
上記において「傾きα」を算出するためには、第1基準マークと第N-1基準マークの「相対距離」を求めて、第1基準マークと第N基準マークの「相対距離(第1相対距離)」を求めて、かつ、第N-1基準マークと第N基準マークの搬送方向における「マーク間距離」を求めることで可能である。
なお、当該「マーク間距離」は、第N-1画像の画像情報から第N-1画像の長さ(第N-1画像における第N-1トンボマーク間の長さ)を求めて、予め設定された余白β(トンボマークと基準マークの間の余白)を足し合わすことで算出可能である。上記画像情報は、コードマーク2cに格納された画像情報であって、読み取りセンサ45によって読み取られるものである。また、上記余白βは、例えば30.0mmに設定されている。
なお、詳しく述べると、コードマーク2cには画像情報を特定するためのリンク情報(ID番号)が格納されている。
また上記において、第N基準マークと第N+1基準マークの「マーク間距離」を算出するためには、第N画像の画像情報から第N画像の長さ(第N画像における第Nトンボマーク間の長さ)を求めて、予め設定された余白βを足し合わすことで算出することができる。
なお「マーク間距離」は、シート媒体2に形成される画像2a毎にそれぞれ画像の長さが異なることから、当然に異なってくるものである。一方で、「余白β」については、画像2aによらず、一定の長さ(30.0mm)で設定されるものである。
上記構成において、動作制御部61は、予測斜行度合いとして予測された「予測相対距離」が所定の閾値を超えた場合には、シート媒体2に形成された第N画像を加工処理する前にシート搬送機構30、アクチュエータ43及びキャリッジ移動機構50の動作を停止する制御を行う。「所定の閾値」は、具体的には5.0mmに設定しておくと良い。
そうすることで、第N画像の加工処理前に斜行度合いが一旦許容されたにもかかわらず、実際には第N画像のカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまうような状況を回避することにつながる。以下、具体例を用いて説明する。
具体例として、第1画像から第10画像(第N-1画像)までの加工処理を終えて、第1基準マークと第10基準マークの相対距離が3.0mmであって、これから第11画像(第N画像)を加工処理すべく第1基準マークと第11基準マークの相対距離を算出したところ、4.5mmであったケースを想定する(画像は全て同じであって、閾値は5.0mmに設定されているものとする)。
そうすると、斜行度合い算出部62においては、斜行度合い「4.5mm」が閾値「5.0mm」を超えていないことから、動作制御部61が第11画像の加工処理をするように制御する。しかしながら、第10画像を加工処理したときに1.5mmのズレが生じていることを鑑みると、そのまま第11画像の加工処理を開始してしまうと、第11画像の加工処理中に斜行度合いが5.0mmを超えてシート媒体2の詰まりを引き起こす可能性が高い。
そのような状況下において、斜行度合い予測部63を備えていることで、シート媒体2の詰まりを未然に防ぐことができる。すなわち、第11画像を加工処理する前に、第12画像(第N+1画像)を加工処理するにあたっての予測相対距離を予測すると6.0mmとなるため、予測斜行度合い「6.0mm」が閾値「5.0mm」を超えているため、動作制御部61は、第11画像を加工処理する前に当該加工処理を停止することができる。
<カッティングプログラム>
次に、カッティング装置1で実行されるカッティングプログラムの処理について、図8に基づいて説明する。
本実施形態に係る上記プログラムは、カッティング装置1の機能的な構成要素として、上述した動作制御部61と、斜行度合い算出部62と、斜行度合い予測部63と、ユーザー報知部64とを実現させるために各種プログラムを集約させたユーティリティプログラムであって、カッティング装置1のCPUがこのカッティングプログラムを実行する。
上記プログラムは、ユーザーからの操作指示を受け付けて実行されるものである。
図8に示すカッティングプロセスでは、まず、動作制御部61が、所定のユーザー操作の入力を受け付けて、搬送台31に載置されたシート媒体2の画像2aの加工処理を開始するステップS1から始まる。
そして、ステップS2で、動作制御部61が、シート搬送機構30、キャリッジ40(アクチュエータ43)及びキャリッジ移動機構50を動作させて、キャリッジ40に搭載された検出センサ44を用いてシート媒体2の第1画像に対応する第1基準マークの位置を検出する。
そして、ステップS3で、動作制御部61が、シート搬送機構30、キャリッジ40及びキャリッジ移動機構50を動作させて、シート媒体2の第1画像の加工処理を行う。
詳しく述べると、動作制御部61が、第1基準マークの位置に基づいて第1コードマークの位置を検出し、読み取りセンサ45を用いて第1コードマークに格納された第1画像の画像情報を読み取り、当該画像情報に基づいて加工処理を行う。
次に、ステップS4で、動作制御部61が、シート搬送機構30、キャリッジ40及びキャリッジ移動機構50を動作させて、検出センサ44を用いて第N-1画像に対応する第N-1基準マークの位置を検出する。
このとき「N」は2以上の自然数を意味する。N=2のときには第1基準マークと第N-1基準マークとを同一の基準マークとみなし、ステップS4-ステップS6を省略する。
そして、ステップS5で、動作制御部61が、第1基準マークと第N-1基準マークの「相対距離」が所定の閾値を超えていないか判定する。「相対距離」は、斜行度合い算出部62によって算出される斜行度合いに相当する。
「相対距離」が閾値を超えていないときには(ステップS5:Yes)、動作制御部61が第N-1画像の加工処理を行う(ステップS6)。一方で、「相対距離」が閾値を超えているときには(ステップS5:Nо)、動作制御部61が第N-1画像を加工処理する前に加工処理を停止し(ステップS11)、図8のプロセスを終了する。
なお、ステップS11で加工処理を停止したときには、ユーザー報知部64が、ユーザーに向けて「斜行度合いが閾値を超えたため加工処理を停止します」等のエラーメッセージを表示画面に表示する。
次に、ステップS7で、動作制御部61が、シート搬送機構30、キャリッジ40及びキャリッジ移動機構50を動作させて、検出センサ44を用いて第N画像に対応する第N基準マークの位置を検出する。
そして、ステップS8で、動作制御部61が、第1基準マークと第N基準マークの「相対距離」が閾値を超えていないか判定する。「相対距離」が閾値を超えていないときには(ステップS8:Yes)、ステップS9に進む。一方で「相対距離」が閾値を超えているときには(ステップS8:Nо)、動作制御部61が第N画像を加工処理する前に加工処理を停止し(ステップS11)、図8のプロセスを終了する。
次に、ステップS9で、動作制御部61が、検出センサ44及び読み取りセンサ45を用いて第1基準マークと第N+1基準マークの「予測相対距離」が閾値を超えていないか判定する。「予測相対距離」は、斜行度合い予測部63によって予測される予測斜行度合いに相当する。
「予測相対距離」が閾値を超えていないときには(ステップS9:Yes)、動作制御部61が第N画像の加工処理を行う(ステップS10)。一方で、「予測相対距離」が閾値を超えているときには(ステップS9:Nо)、動作制御部61が第N画像を加工処理する前に加工処理を停止する(ステップS11)。
上記ステップS1からステップS11を経て図8のプロセスを終了する。
上記のカッティングプログラムの構成により、シート媒体2の斜行度合いを好適に検出し、シート媒体2の詰まりを防止し、適切に加工処理することができる。
また、シート媒体2に形成された所定の画像2aの加工処理前に斜行度合いが一旦許容された場合であっても、当該画像2aのカット処理中に斜行度合いが許容量を超えてしまう虞がある場合には、優先して加工処理の動作を停止し、シート媒体2の詰まりを未然に防ぐことができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図5に示すように、シート媒体2が、画像2a毎に所定位置に形成されるコードマーク2cを有しているが、特に限定されることなく変更可能であって、コードマーク2cが形成されていないシート媒体であっても良い。
その場合には、カッティング装置1が、シート媒体2に形成された各画像2aの画像情報を予め記憶しておき、記憶された当該画像情報を参照して加工処理を実行するようにすれば良い。
上記実施形態では、図2に示すように、検出センサ44と読み取りセンサ45が別々に設けられているが、特に限定されることなく、これらセンサ44,45の機能が一体となった1つのセンサとして存在していても良い。
そのようにすれば、複数のセンサを必要とせず、コンパクトな配置を実現することができる。
上記実施形態では、図6に示すように、斜行度合い算出部62が、斜行度合いとして、第1基準マークと第2基準マークのキャリッジ移動方向における「相対距離」を算出しているが、特に「相対距離」に限定されることなく変更可能であって、第1基準マークと、第2基準マークとの位置関係に基づいて算出可能な「斜行度合いの指標(例えば、傾き等)」となるものであれば良い。予測斜行度合いについても同様である。
上記実施形態では、図6に示すように、斜行度合い算出部62が、加工処理の対象となる複数の画像2aの中から、搬送方向の最も下流側に位置する「第1画像」の第1基準マークと、所定の「第2画像」の第2基準マークとの位置関係に基づいて、斜行度合いを算出しているが、特に限定されることなく、必ずしも「第1画像」が搬送方向の最も下流側に位置する画像でなくても良い。斜行度合い予測部63についても同様である。
本実施形態では、主として本発明に係るカッティング装置に関して説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 カッティング装置
2 シート媒体
2a 画像
2b 基準マーク
2c コードマーク
2d トンボマーク
10 ユーザー入力機構
20 表示機構
30 シート搬送機構
31 搬送台
32 駆動ローラ
32a 回転軸
33 加圧ローラ
33a 回転軸
33b 圧縮バネ
34 ストックローラ
35 巻き取りローラ
40 キャリッジ
41 カッター
42 カッターホルダー
43 アクチュエータ
44 検出センサ
45 読み取りセンサ
50 キャリッジ移動機構
51 スライドレール
52 スライダ
60 制御コントローラ
61 動作制御部
62 斜行度合い算出部
63 斜行度合い予測部
64 ユーザー報知部
α 傾き
β 余白

Claims (7)

  1. シート媒体にカッターの先端を接触又は離反させた状態で、該カッターを保持したキャリッジを移動させながら、該キャリッジの移動方向と交差する搬送方向に前記シート媒体を搬送させることで、該シート媒体において前記搬送方向に並ぶように複数形成された画像の加工処理を行うカッティング装置であって、
    前記シート媒体を前記搬送方向に搬送するシート搬送機構と、
    前記キャリッジを前記移動方向に移動させるキャリッジ移動機構と、
    前記キャリッジに設けられ、前記シート媒体において前記画像毎に所定位置に形成された基準マークを検出する検出センサと、
    該検出センサによってそれぞれ検出された、前記シート媒体における第1画像に対応する第1基準マークと、前記第1画像よりも前記搬送方向の上流側に位置する第2画像に対応する第2基準マークとの位置関係に基づいて、前記シート媒体の前記搬送方向における斜行度合いを算出する斜行度合い算出部と、
    前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を制御し、前記斜行度合い算出部によって算出された前記斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、前記第2画像を加工処理する前に前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止する動作制御部と、を備えていることを特徴とするカッティング装置。
  2. 前記検出センサは、前記シート媒体において前記画像の位置を特定するためのマークを前記基準マークとして検出し、
    前記斜行度合い算出部は、加工処理の対象となる複数の前記画像の中から、前記搬送方向の最も下流側に位置する前記第1画像の前記第1基準マークと、所定の前記第2画像の前記第2基準マークとの位置関係に基づいて、前記斜行度合いを算出することを特徴とする請求項1に記載のカッティング装置。
  3. 前記斜行度合い算出部は、前記斜行度合いとして、前記第1基準マークと前記第2基準マークの前記移動方向における相対距離を算出し、
    前記動作制御部は、前記相対距離が所定の閾値を超えた場合には、前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載のカッティング装置。
  4. 前記検出センサによってそれぞれ検出された、前記第1画像の前記第1基準マークと、前記第1画像よりも前記搬送方向の上流側において前記第1画像を1番目としたときのN-1番目(Nは2以上の自然数、ただしN=2のときには前記第1基準マークと、第N-1基準マークとを同一の基準マークとみなす)に位置する第N-1画像の第N-1基準マークと、N番目に位置する第N画像の第N基準マークとの位置関係に基づいて、N+1番目に位置する第N+1画像を加工処理するにあたっての予測斜行度合いを予測する斜行度合い予測部をさらに備え、
    前記動作制御部は、前記予測斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカッティング装置。
  5. 前記動作制御部は、N+1番目に位置する前記第N+1画像を加工処理するにあたっての前記予測斜行度合いが所定の閾値を超えた場合には、N番目に位置する前記第N画像を加工処理する前に前記シート搬送機構及び前記キャリッジ移動機構の動作を停止することを特徴とする請求項4に記載のカッティング装置。
  6. 前記斜行度合い予測部は、
    前記予測斜行度合いとして、前記第1基準マークと前記第N+1基準マークの前記移動方向における予測相対距離を予測しており、
    該予測相対距離を予測するにあたっては、前記第1基準マークと前記第N基準マークの相対距離を算出し、
    前記第N-1基準マークに対する前記第N基準マークの傾きを算出し、該傾きを前記第N基準マークに対する前記第N+1基準マークの傾きとみなし、
    該傾きと、予め算出された前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの前記搬送方向におけるマーク間距離とから、前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの相対距離を算出していることを特徴とする請求項4又は5に記載のカッティング装置。
  7. 前記キャリッジに設けられ、前記シート媒体において前記画像毎に所定位置に形成されたコードマークの画像情報を光学的に読み取る読み取りセンサをさらに備え、
    前記斜行度合い予測部は、前記読み取りセンサによって読み取られた、前記第N画像に対応する第Nコードマークの画像情報に基づいて、前記第N基準マークと前記第N+1基準マークの前記マーク間距離を算出することを特徴とする請求項6に記載のカッティング装置。
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