JP7140089B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車位置に車両を自動的に駐車させる制御又は車両を駐車することを支援する制御を駐車支援制御として実行する駐車支援装置に関する。
特許文献1には、撮像装置によって撮像された撮像画像に基づいて駐車可能と判定された領域に設定された駐車位置に車両を自動的に駐車させる制御を駐車支援制御として実行する運転支援装置(以下、「従来装置」と称呼する。)が開示されている。従来装置は、車両の運転者によるブレーキペダル操作を駐車支援制御を解除する(終了する)ための条件として設定しており、当該ブレーキペダル操作を検出した時点で駐車支援制御を終了するように構成されている。
特開2007-118804号公報
従来装置の構成によれば、ブレーキペダル操作の有無を検出する装置(例えば、マスタシリンダ圧センサ及びストロークセンサ)が故障した場合、ブレーキペダル操作を適切に検出することができないため、駐車支援制御を適切に終了できない可能性がある。即ち、駐車支援制御を終了するために操作が必要とされる装置(従来装置の例では、ブレーキペダル)の操作の有無を検出する装置が故障した場合、駐車支援制御を適切に終了できない可能性がある。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、駐車支援制御を終了するために操作が必要とされる装置の操作の有無を検出する装置が故障しても、駐車支援制御を適切に終了することが可能な駐車支援装置(以下、「本発明装置」と称呼する。)を提供することにある。
本発明装置は、
車両(SV)の周囲を撮像する撮像装置(21)と、
前記車両(SV)を停止させるために操作される第1車両停止装置(42、72、121、72)と、
少なくとも前記撮像装置(21)によって撮像された撮像画像に基づいて駐車可能と判定された領域に設定された駐車位置、又は、前記撮像画像を用いて事前に登録された駐車位置、に前記車両(SV)を自動的に駐車させる制御又は前記車両(SV)を駐車することを支援する制御を駐車支援制御として実行可能な制御装置(10)であって、前記車両(SV)の運転者に前記第1車両停止装置(42)の操作を指示する制御又は当該第1車両停止装置(72、121、72)の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する制御装置(10)と、
を備える駐車支援装置であって、
更に、前記車両(SV)を停止させるために操作される、前記第1車両停止装置(42、72、121、72)とは異なる第2車両停止装置(72、42、42、121)を備え、
前記制御装置(10)は、
前記駐車支援制御の実行中に前記第1車両停止装置(42、72、121、72)の操作の有無を検出する装置(41、110(111)、120、110(111))が故障していると判定した場合(S225:No、S420:No、S620:No、S815:No)、前記運転者に前記第2車両停止装置(72、42、42)の操作を指示する制御又は当該第2車両停止装置(121)の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する、
ように構成されている。
第1車両停止装置は、駐車支援制御を終了するために、運転者による操作又は制御装置による制御が必要とされる装置である。本発明装置の構成によれば、この第1車両停止装置の操作の有無を検出する装置が故障していると判定された場合、第2車両停止装置が運転者により操作されるか、制御装置によって制御されることにより、駐車支援制御が終了される。即ち、第2車両停止装置は、第1車両停止装置の操作の有無を検出する装置が故障している場合に車両を停止させるための代替の装置として機能する。このため、第1車両停止装置の操作の有無を検出する装置が故障しても、第2車両停止装置により駐車支援制御を適切に終了することができる。即ち、駐車操作の主権を、制御装置から運転者に安全に委譲することができる。
加えて、第1車両停止装置の操作の有無を検出する装置が故障していると判定された場合において運転者に第2車両停止装置の操作を指示する制御が実行されることにより、駐車支援制御を終了させるためにどのような操作が要求されているのかを運転者に適切に報知することができる。
本発明の一側面では、
前記制御装置(10)は、
前記駐車支援制御の実行中に、当該駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障していると判定した場合(S215:Yes、S410:Yes、S610:Yes、S805:Yes)、前記運転者に前記第1車両停止装置(42)の操作を指示する制御又は前記第1車両停止装置(72、121、72)の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する、
ように構成されている。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置の概略構成図である。 図1に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る駐車支援装置の概略構成図である。 図3に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の変形例に係る駐車支援装置の概略構成図である。 図5に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る駐車支援装置の概略構成図である。 図7に示した車両制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。
[第1実施形態]
<構成>
本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置(以下、「第1実施装置」と称呼される。)は、車両SVに適用される。図1に示されるように、第1実施装置は、車両制御ECU10、PVM(Panoramic View Monitor)-ECU20、エンジンECU30、ブレーキECU40、EPS・ECU50、メータECU60、シフトECU70、ボデーECU100を備えている。なお、以下において、車両制御ECU10は、単に、「VC(Vehicle Control)ECU」とも称呼される。
各ECUはマイクロコンピュータを含む。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、読み書き可能な不揮発性メモリ及びインターフェース等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。更に、これらのECUは、CAN(Controller Area Network)を介してデータ交換可能(通信可能)に互いに接続されている。従って、特定のECUに接続されたセンサ(スイッチを含む。)の検出値等は他のECUにも送信されるようになっている。
VCECUには、複数のレーダセンサ11a乃至11e、複数の第1超音波センサ12a乃至12d、複数の第2超音波センサ13a乃至13h、駐車支援スイッチ14及び車速センサ15が接続されている。
なお、複数のレーダセンサ11a乃至11eは、これらを区別する必要がない場合、「レーダセンサ11」と称呼される。複数の第1超音波センサ12a乃至12dは、これらを区別する必要がない場合、「第1超音波センサ12」と称呼される。複数の第2超音波センサ13a乃至13hは、これらを区別する必要がない場合、「第2超音波センサ13」と称呼される。
レーダセンサ11は、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する。)を利用する周知なセンサである。レーダセンサ11は、車両SVと立体物との距離、車両SVと立体物との相対速度、車両SVに対する立体物の相対位置(方向)等を特定する物標情報を取得し、物標情報をVCECUに出力する。
レーダセンサ11(11a乃至11e)は、車両SVの所定位置に配設され、以下に述べる所定領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
レーダセンサ11aは車両SVの右前方領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
レーダセンサ11bは車両SVの前方領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
レーダセンサ11cは車両SVの左前方領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
レーダセンサ11dは車両SVの右後方領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
レーダセンサ11eは車両SVの左後方領域に存在する立体物の物標情報を取得する。
第1超音波センサ12及び第2超音波センサ13のそれぞれは、超音波を利用する周知なセンサである。第1超音波センサ12及び第2超音波センサ13は、これらを区別する必要がない場合、「超音波センサ」と総称する。
超音波センサは、超音波を所定の範囲に送信し、立体物によって反射された反射波を受信し、超音波の送信から受信までの時間に基づいて立体物の有無及び立体物までの距離を検出する。第1超音波センサ12は、第2超音波センサ13に比べて、車両SVに対して比較的遠い位置にある立体物の検出に用いられる。超音波センサは車両SVの車体の所定位置に配設されている。
第1超音波センサ12(第1超音波センサ12a乃至12c)は、以下に述べる所定領域(検出領域)に存在する立体物と第1超音波センサ12との間の距離を取得し、その距離に関する情報をVCECUに送信する。
第1超音波センサ12aの検出領域は車両SVの前部且つ右側の領域である。
第1超音波センサ12bの検出領域は車両SVの前部且つ左側の領域である。
第1超音波センサ12cの検出領域は車両SVの後部且つ右側の領域である。
第1超音波センサ12dの検出領域は車両SVの後部且つ左側の領域である。
第2超音波センサ13(第2超音波センサ13a乃至13h)は、以下に述べる所定領域(検出領域)に存在する立体物と第2超音波センサ13との間の距離を取得し、その距離に関する情報をVCECUに送信する。
第2超音波センサ13a乃至13dのそれぞれの検出領域は車両SVの前方の領域である。
第2超音波センサ13e乃至13hのそれぞれの検出領域は車両SVの後方の領域である。
駐車支援スイッチ14は、運転者により操作(押圧・押下)されるスイッチであり、駐車支援制御を実行するための駐車支援システムを起動するために操作される。駐車支援システムが起動して駐車支援制御が実行されている最中に駐車支援スイッチ14が再度操作されると、運転者が駐車支援制御を終了する(中止する)意思がある旨を表す信号がVCECUに送信される。VCECUは、駐車支援スイッチ14から送信される信号に基づいて、運転者に駐車支援制御を終了する意思があるか(運転者により駐車支援制御の終了が要求されているか)否かを判定することができる。
車速センサ15は、車両SVの車速を検出し、車速を表す信号を出力するようになっている。なお、車速センサ15は、厳密に言うと、車両SVが備える4つの車輪毎に設けられた車輪速センサである。VCECUは、車速センサ15(車輪速センサ)が検出する各車輪の車輪速度に基づいて車両SVの速度を示す車速を取得するようになっている。
PVM-ECU20には、フロントカメラ21a、バックカメラ21b、右サイドカメラ21c及び左サイドカメラ21dが接続されている。なお、以下において、フロントカメラ21a、バックカメラ21b、右サイドカメラ21c及び左サイドカメラ21dは、これらを区別する必要がない場合、「カメラ21(「撮像装置」とも称呼される。)」と総称される。
フロントカメラ21aは、フロントバンパーFBの車幅方向の略中央部に設けられる。フロントカメラ21aの光軸は、車両SVの前方に向いている。
バックカメラ21bは、車両SVの後部のリアトランクRTの壁部に設けられる。バックカメラ21bの光軸は、車両SVの後方に向いている。
右サイドカメラ21cは、右側のドアミラーDMRに設けられる。右サイドカメラ21cの光軸は、車両SVの右側方に向いている。
左サイドカメラ21dは、左側のドアミラーDMLに設けられる。左サイドカメラ21dの光軸は、車両SVの左側方に向いている。
カメラ21の画角は広角である。従って、カメラ21の撮像範囲は、光軸を基準とした「右方、左方、下方及び上方の範囲」を含む。車両SVの全周囲は、4つのカメラ21の撮像範囲に含まれている。
カメラ21は、所定時間が経過する毎に、撮像範囲に対応する車両SVの周辺の領域を撮像することにより、画像情報(画像データ)を取得する。カメラ21は、取得した画像データをPVM-ECU20及びVCECUに送信する。
具体的に述べると、フロントカメラ21aは、その撮像範囲に対応する「車両SVの前方の周辺領域」を撮像する。フロントカメラ21aは、その撮像により得られた画像データ(以下、「前方画像データ」と称呼される。)をPVM-ECU20に送信する。
バックカメラ21bは、その撮像範囲に対応する「車両SVの後方の周辺領域」を撮像する。バックカメラ21bは、その撮像により得られた画像データ(以下、「後方画像データ」と称呼される。)をPVM-ECU20に送信する。
右サイドカメラ21cは、その撮像範囲に対応する「車両SVの右側方の周辺領域」を撮像する。右サイドカメラ21cは、その撮像により得られた画像データ(以下、「右側方画像データ」と称呼される。)をPVM-ECU20に送信する。
左サイドカメラ21dは、その撮像範囲に対応する「車両SVの左側方の周辺領域」を撮像する。左サイドカメラ21dは、その撮像により得られた画像データ(以下、「左側方画像データ」と称呼される。)をPVM-ECU20に送信する。
PVM-ECU20は、所定時間が経過する毎に、前方画像データ、後方画像データ、右側方画像データ及び左側方画像データを用いて周辺画像データを生成する。周辺画像データに基づいて表示(生成)される画像は周辺画像と称呼される。周辺画像は、車両SVの周囲の領域の少なくとも一部の範囲に対応する画像であり、カメラ視点画像及び合成画像等を含む。
カメラ視点画像は、カメラ21のそれぞれのレンズの配設位置を視点とする画像である。
合成画像の一つは、車両SVの周囲の任意の位置に設定された仮想視点から車両SVの周囲を見た画像である。
PVM-ECU20には、タッチパネル表示部22が接続されている。タッチパネル表示部22は、図示しないナビゲーション装置が備えるタッチパネル式のディスプレイである。PVM-ECU20は、VCECUから送信される指令に応じて、周辺画像をタッチパネル表示部22に表示する。
PVM-ECU20には、更に、スピーカー23が接続されている。PVM-ECU20は、VCECUから送信される指令に応じて、スピーカー23に各種装置の操作指示を発話させる。
VCECUが駐車支援制御を実行するときに、PVM-ECU20は、VCECUから送信される指令に応じて、周辺画像を含む駐車支援画像(操作画像)をタッチパネル表示部22に表示する。
エンジンECU30は、エンジンアクチュエータ31に接続されている。エンジンアクチュエータ31は、エンジン(火花点火・燃料噴射式・内燃機関)32のスロットル弁の開度を変更するスロットル弁アクチュエータを含む。エンジンECU30は、エンジンアクチュエータ31を駆動することによって、エンジン32が発生するトルクを変更することができる。エンジン32が発生するトルクは、トランスミッション(不図示)を介して駆動輪に伝達されるようになっている。
従って、エンジンECU30は、エンジンアクチュエータ31を制御することによって、車両SVの駆動力を制御することができる。VCECUは、エンジンECU30に対して、駆動指令を送信することができる。エンジンECU30は、その駆動指令を受信すると、その駆動指令に応じてエンジンアクチュエータ31を制御する。従って、VCECUは、エンジンECU30を介して、後述の「駆動力自動制御」を実行することができる。なお、車両SVが、ハイブリッド車両である場合、エンジンECU30は、車両駆動源としての「エンジン及び電動機」の何れか一方又は両方によって発生する車両SVの駆動力を制御することができる。更に、車両SVが電気自動車である場合、エンジンECU30は、車両駆動源としての電動機によって発生する車両SVの駆動力を制御することができる。
ブレーキECU40は、マスタシリンダ(MC)圧センサ41及びブレーキアクチュエータ42に接続されている。マスタシリンダ圧センサ41は、ブレーキペダル42に接続されている。マスタシリンダ圧センサ41は、運転者によってブレーキペダル42が踏込み操作されたときのブレーキペダル42の踏力の度合いを検出する(別言すれば、ブレーキペダル42の操作の有無を検出する)センサである。ブレーキECU40は、マスタシリンダ圧センサ41から検出値を受け取り、検出値に基づいてブレーキペダル42の操作の有無を判定する。
ブレーキアクチュエータ43は、ブレーキペダル42の踏力によって作動油を加圧する図示しないマスタシリンダと、左右前後輪に設けられる摩擦ブレーキ機構44との間の油圧回路に設けられる。摩擦ブレーキ機構44は、車輪に固定されるブレーキディスク44aと、車体に固定されるブレーキキャリパ44bとを備える。
ブレーキアクチュエータ43は、ブレーキECU40からの指示に応じてブレーキキャリパ44bに内蔵されたホイールシリンダに供給する油圧を調整し、その油圧によりホイールシリンダを作動させることによりブレーキパッドをブレーキディスク44aに押し付けて摩擦制動力を発生させる。従って、ブレーキECU40は、ブレーキアクチュエータ43を制御することによって車両SVの制動力を制御することができる。VCECUは、ブレーキECU40に対して、制動指令を送信することができる。ブレーキECU40は、その制動指令を受信すると、その制動指令に応じてブレーキアクチュエータ43を制御する。従って、VCECUは、ブレーキECU40を介して、後述の「制動力自動制御」を実行することができる。
EPS・ECU50は、周知の電動パワーステアリングシステムの制御装置であって、モータドライバ51に接続されている。モータドライバ51は、転舵用モータ52に接続されている。転舵用モータ52は、「操舵ハンドルSW、ステアリングシャフトUS、及び、図示しない操舵用ギア機構等を含むステアリング機構」に組み込まれている。転舵用モータ52は、モータドライバ51から供給される電力によってトルクを発生し、このトルクによって操舵アシストトルクを発生したり、左右の操舵輪を転舵したりすることができる。即ち、転舵用モータ52は、車両SVの操舵角(「転舵角」又は「舵角」とも称呼される。)を変更することができる。
更に、EPS・ECU50は、操舵角センサ53及び操舵トルクセンサ54に接続されている。操舵角センサ53は、車両SVの操舵ハンドルSWの操舵角を検出し、操舵角を表す信号を出力するようになっている。操舵トルクセンサ54は、操舵ハンドルSWの操作により車両SVのステアリングシャフトSFに加わる操舵トルクを検出し、操舵トルクを表す信号を出力するようになっている。
EPS・ECU50は、操舵トルクセンサ54によって、運転者が操舵ハンドルSWに入力した操舵トルクを検出し、この操舵トルクに基づいて転舵用モータ52を駆動する。EPS・ECU50は、この転舵用モータ52の駆動によってステアリング機構に操舵トルク(操舵アシストトルク)を付与し、これにより、運転者の操舵操作をアシストすることができる。
VCECUは、EPS・ECU50に操舵指令を送信することができる。EPS・ECU50は、その操舵指令を受信すると、その受信した操舵指令に基づいて転舵用モータ52を駆動する。従って、VCECUは、EPS・ECU50を介して車両SVの転舵輪の操舵角を自動的に(即ち、運転者による操舵操作を必要とせずに)変更することができる。即ち、VCECUは、EPS・ECU50を介して、後述の「操舵角自動制御」を実行することができる。
メータECU60は、表示器61に接続されている。表示器61は、運転席の正面に設けられたマルチインフォーメーションディスプレイである。表示器61は、車速及びエンジン回転速度等の計測値の表示に加えて、各種の情報を表示する。
シフトECU70は、シフト位置センサ71に接続されている。シフト位置センサ71は、変速操作部の可動部としてのシフトレバー72の位置を検出する。本例において、シフトレバー72の位置は、駐車位置(P)、前進位置(D)及び後進位置(R)である。シフトECU70は、シフトレバー72の位置をシフト位置センサ71から受け取り、その位置に基づいて車両SVの図示しない変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御する(即ち、車両SVのシフト制御を行う。)ようになっている。本実施形態では、シフトレバー72の位置は、運転者によるシフトレバー操作によって切り替えられる。
より具体的に述べると、シフトECU70は、シフトレバー72の位置が「P」であるとき、駆動輪に駆動力が伝達されず、車両SVが機械的に停止位置にロックされるように、変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御する。シフトECU70は、シフトレバー72の位置が「D」であるとき、駆動輪に車両SVを前進させる駆動力が伝達されるように変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御する。更に、シフトECU70は、シフトレバー72の位置が「R」であるとき、駆動輪に車両SVを後進させる駆動力が伝達されるように変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御する。
ボデーECU100には、パーキングブレーキレバー101が接続されている。パーキングブレーキレバー101は、ワイヤーを介して車両SVの後輪をロックするために運転者により操作される。パーキングブレーキレバー101には図示しないパーキングブレーキセンサが接続されている。運転者によりパーキングブレーキレバー101が操作されると、このパーキングブレーキセンサはパーキングブレーキレバー101が操作されたことを検出する。ボデーECU100は、パーキングブレーキレバー101の操作の有無をパーキングブレーキセンサから受け取り、操作の有無に基づいて後輪をロックする制御を行うようになっている。
VCECUは、カメラ21から取得される画像情報(例えば、駐車スペースを区画する白線)、レーダセンサ11から取得される物標情報(例えば、建物の壁及び塀)、及び/又は超音波センサから取得される立体物までの距離に関する情報に基づいて駐車可能と判定した領域に駐車位置を設定し、車両SVを当該駐車位置に自動的に駐車させる制御又は車両SVを当該駐車位置に駐車させることを支援する制御を実行する。
本明細書では、上記「車両を駐車位置に自動的に駐車させる制御」及び「車両を駐車位置に駐車させることを支援する制御」を「駐車支援制御」と総称する。上記の方法による駐車支援制御は周知であるため、その詳細な説明は省略する。なお、「車両を駐車位置に自動的に駐車させる制御」は、VCECUが駆動力自動制御、制動力自動制御、操舵角自動制御及びシフト位置自動制御(第2実施形態にて詳述)を実行することにより行われる。「車両を駐車位置に駐車させることを支援する制御」は、VCECUが上記4種類の自動制御の少なくとも1つを実行し、残りの運転操作(例えば、シフトレバー72の操作)を運転者に実行させることにより行われる。
なお、上記の方法で駐車支援制御を実行する代わりに、以下の方法が採用されてもよい。即ち、カメラ21から取得される画像情報に基づいて、車両SVの運転者が「運転者が車両SVの駐車を予定している位置」を事前にVCECUに登録駐車位置として登録しておき、その後、撮像画像に基づいて登録駐車位置を算出し、算出された登録駐車位置に車両を駐車させる駐車支援制御が実行されてもよい。
<作動>
VCECUは、駐車支援制御が正常に実行されている場合、シフトレバー72の位置を「P」に切り替える指示をタッチパネル表示部22に表示させるとともにスピーカーにて運転者に報知し、これにより、シフトECU70を介してシフトレバー72の位置が「P」に切り替えられたと判定したときに、駐車支援制御を終了する。即ち、シフトレバー72は、駐車支援制御が正常に実行されている場合(以下、「正常時」とも称呼する。)に車両SVを停止させ、これにより当該制御を終了するために運転者にその操作が要求される装置である。
一方、VCECUは、駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障していると判定した場合、又は、運転者により駐車支援制御の終了が要求されていると判定した場合、まず、駆動力自動制御及び制動力自動制御を行うことにより、車両SVを停止させる。その後、VCECUは、「正常時に運転者に操作を要求した装置(シフトレバー72)」とは異なる装置(以下、単に「正常時とは異なる装置」とも称呼する。)の操作を運転者に要求する。本実施形態では、「正常時とは異なる装置」としてブレーキペダル42が採用されている。VCECUは、「正常時とは異なる装置」の操作の有無を検出する装置(本実施形態では、マスタシリンダ圧センサ41)の検出結果に基づいて、「正常時とは異なる装置」の操作により車両SVを停止させることが可能か判定する。
本実施形態では、VCECUは、マスタシリンダ圧センサ41が所定の判定閾値以上になったと判定した場合、ブレーキペダル42の操作により車両SVを停止させることができると判定し、駐車支援制御を終了する。以下、「駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障していると判定した場合、又は、運転者により駐車支援制御の終了が要求されていると判定した場合」を、単に「故障判定時及び制御終了要求時」と称呼する。このように、故障判定時及び制御終了要求時には、正常時に操作が要求される装置(シフトレバー72)とは異なる装置(ブレーキペダル42)の操作を運転者に要求することにより、運転者は、正常時における操作よりもより簡単な操作で駐車支援制御を終了することができる。
このような駐車支援装置において、故障判定時及び制御終了要求時に操作が要求される装置(ブレーキペダル42)の操作の有無を検出する装置(マスタシリンダ圧センサ41)が故障する場合がある。この場合、VCECUは、ブレーキペダル42の操作により車両SVを停止させることができるか否かの判定が行えなくなるため、駐車支援制御を適切に終了できない可能性がある。
そこで、第1実施装置では、VCECUは、「故障判定時及び制御終了要求時に操作が要求される装置の操作の有無を検出する装置」が故障していると判定した場合、故障判定時及び制御終了要求時に操作が要求される装置(ブレーキペダル42)とは異なる装置の操作を運転者に要求する。本実施形態では、「故障判定時及び制御終了要求時に操作が要求される装置とは異なる装置」としてシフトレバー72が採用されている。VCECUは、シフトレバー72の位置を「P」に切り替える指示をタッチパネル表示部22に表示させるとともにスピーカー23にて運転者に報知する(以下、単に「シフトレバー位置P切替指示を行う」とも称呼する。)。VCECUは、シフトECU70を介してシフトレバー72の位置が「P」に切り替えられたと判定した場合、駐車支援制御を終了する。
<具体的作動>
VCECUのCPU(単に「CPU」と称呼する。)は、駐車支援制御が実行されている期間中、所定時間が経過する毎に図2にフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
従って、所定のタイミングになると、CPUは、図2のステップ200から処理を開始してステップ215に進み、「駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障しているか否か、又は、運転者により駐車支援制御の終了が要求されているか否か」を判定する。否定判定した場合(S215:No)、CPUは、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ215で肯定判定した場合(S215:Yes)、CPUは、ステップ220に進んで車両SVを停止させる制御(即ち、駆動力自動制御及び制動力自動制御)を実行し、車両SVを停止させる。続いて、CPUは、ステップ225に進んでマスタシリンダ圧センサ41が正常であるか否かを判定する。即ち、第1実施装置は、マスタシリンダ圧センサ41の異常を検知する図示しないセンサを備えており、VCECUは、当該センサの検知結果に基づいてステップ225の判定を行う。ステップ225にて肯定判定した場合(S225:Yes)、CPUは、ステップ230に進んでブレーキペダル42を操作する指示をタッチパネル表示部22に表示させるとともにスピーカー23にて運転者に報知する(以下、単に「ブレーキペダル操作指示を行う」とも称呼する。)。
次いで、CPUは、ステップ240に進んでマスタシリンダ圧センサ41が判定閾値以上になったか否かを判定する。ステップ240で否定判定した場合(S240:No)、CPUは、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。CPUは、ステップ240で肯定判定するまでステップ240の処理を繰り返し、肯定判定した場合(S240:Yes)、ブレーキペダル42の操作により車両SVを停止できると判定し、ステップ250に進んで駐車支援制御を終了する。その後、CPUは、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、ステップ225で否定判定した場合(S225:No)、CPUは、ステップ260に進んでシフトレバー位置P切替指示を行う。続いて、CPUは、ステップ265に進んでシフト位置がPであるか否かを判定する。否定判定した場合(S265:No)、CPUは、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。CPUは、ステップ265で肯定判定するまでステップ265の処理を繰り返し、肯定判定した場合(S265:Yes)、シフトレバー72の操作により車両SVを停止できると判定し、ステップ250に進んで駐車支援制御を終了する。その後、CPUは、ステップ295に進んで本ルーチンを一旦終了する。
第1実施装置の作用効果を説明する。第1実施装置では、故障判定時及び制御終了要求時においては、ブレーキペダル42が運転者により操作されることにより駐車支援制御が終了されるが、そのブレーキペダル42の操作の有無を検出する装置であるマスタシリンダ圧センサ41が故障していると判定された場合には、シフトレバー72の位置を「P」に切り替える操作が運転者によりなされることにより、駐車支援制御が終了される。即ち、シフトレバー72は、マスタシリンダ圧センサ41が故障している場合に車両SVを停止させるための代替の装置として機能する。このため、マスタシリンダ圧センサ41が故障しても、代替の装置であるシフトレバー72が操作されることにより駐車支援制御を適切に終了することができる。即ち、駐車操作の主権を、制御装置から運転者に安全に委譲することができる。
加えて、第1実施装置では、故障判定時及び制御終了要求時においてマスタシリンダ圧センサ41が故障していると判定された場合、運転者に対してシフトレバー位置P切替指示が行われる。このため、駐車支援制御を終了させるためにどのような操作が要求されているのかを運転者に適切に報知することができる。
なお、第1実施形態ではブレーキペダル42の操作の有無を検出する装置としてマスタシリンダ圧センサ41が採用されたが、マスタシリンダ圧センサ41に代えて、ブレーキペダル42の操作量を検出するストロークセンサ又はブレーキペダル42が踏込まれた場合に点灯するストップランプの点灯状態を検出するストップランプセンサが採用されてもよい。これは、以下の実施形態及び変形例についても同様である。
加えて、第1実施形態ではマスタシリンダ圧センサ41が故障している場合に車両SVを停止させるための代替の装置としてシフトレバー72が採用されたが、シフトレバー72に代えて、パーキングブレーキ101が採用されてもよい。即ち、VCECUは、ステップ225で否定判定した場合、パーキングブレーキ101を操作する指示をタッチパネル表示部22に表示させるとともにスピーカー23にて運転者に報知し、ステップ265でパーキングブレーキセンサの検出結果を判定することにより、駐車支援制御を終了してもよい。
[第2実施形態]
以下、図3、図4を参照して本発明の第2実施形態に係る駐車支援装置(以下、「第2実施装置」と称呼される。)について説明する。以下では、第1実施形態との相違点について主に説明する。
<構成>
第2実施装置は、シフトECU70の代わりにSBW(Shift-by-Wire)・ECU110を備える。SBW・ECU110は、シフト位置センサ111に接続されている。シフト位置センサ111は、変速操作部の可動部としてのシフトレバー72の位置を検出する。SBW・ECU110は、シフトレバー72の位置をシフト位置センサ111から受け取り、その位置に基づいて車両SVの図示しない変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御する(即ち、車両SVのシフト制御を行う。)ようになっている。
VCECUは、SBW・ECU110にシフト指令を送信することができる。SBW・ECU110は、シフト指令を受信すると、そのシフト指令に応じて、運転者のシフトレバー72の操作に基づくことなく、変速機及び/又は駆動方向切替え機構を制御するとともに、シフトレバー72の位置を切り替えることができる。このVCECUから送信されるシフト指令に基づく変速機及び駆動方向切替え機構の制御はシフト位置自動制御と称呼される。
<作動>
第2実施形態では、「正常時とは異なる装置」としてシフトレバー72が採用されている。このため、VCECUは、故障判定時及び制御終了要求時に駆動力自動制御及び制動力自動制御を行うことにより車両SVを停止させた後、SBW・ECU110を介してシフトレバー72の位置を「P」に切り替えるシフト位置自動制御を実行することにより駐車支援制御を終了する。一方、VCECUは、「故障判定時及び制御終了要求時にVCECUにより制御される装置(シフトレバー72)の操作の有無を検出する装置」であるSBW関連機器(SBW・ECU110及びシフト位置センサ111)が故障していると判定した場合、シフトレバー72とは異なる装置の操作を運転者に要求する。本実施形態では、「故障判定時及び制御終了要求時にVCECUにより制御される装置とは異なる装置」としてブレーキペダル42が採用されている。VCECUは、ブレーキペダル操作指示を行い、マスタシリンダ圧センサ41が判定閾値以上になったと判定した場合、駐車支援制御を終了する。
<具体的作動>
CPUは、所定のタイミングになると、図4のステップ400から処理を開始してステップ410に進み、「駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障しているか否か、又は、運転者により駐車支援制御の終了が要求されているか否か」を判定する。否定判定した場合(S410:No)、CPUは、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ410で肯定判定した場合(S410:Yes)、CPUは、ステップ415に進んで車両SVを停止させる制御(即ち、駆動力自動制御及び制動力自動制御)を実行し、車両SVを停止させる。続いて、CPUは、ステップ420に進んでSBW関連機器が正常であるか否かを判定する。即ち、第2実施装置は、SBW関連機器の異常を検知する図示しないセンサを備えており、VCECUは、当該センサの検知結果に基づいてステップ420の判定を行う。ステップ420にて肯定判定した場合(S420:Yes)、CPUは、ステップ425に進んでシフトレバー72の位置を「P」に切り替えるシフト位置自動制御を実行する。その後、CPUは、ステップ430に進んで駐車支援制御を終了し、ステップ495にて本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、ステップ420で否定判定した場合(S420:No)、CPUは、ステップ440に進んで運転者にブレーキペダル操作指示を行う。その後、ステップ445にてマスタシリンダ圧センサ41が判定閾値以上になったか否かを判定する。否定判定した場合(S445:No)、CPUは、ステップ495に進んで本ルーチンを一旦終了する。CPUは、ステップ445で肯定判定するまでステップ445の処理を繰り返し、肯定判定した場合(S445:Yes)、ステップ430に進んで駐車支援制御を終了し、ステップ495にて本ルーチンを一旦終了する。
この構成によっても、第1実施装置と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例]
以下、図5、図6を参照して本発明の第2実施形態の変形例に係る駐車支援装置(以下、「第2変形装置」と称呼される。)について説明する。以下では、第2実施形態との相違点について主に説明する。
<構成>
第2変形装置は、SBW・ECU110の代わりにシフトECU70及びこれに接続されたシフト位置センサ71を備える。加えて、第2変形装置は、ボデーECU100の代わりにEPB・ECU120を備える。
EPB・ECU120にはEPBスイッチ121が接続されている。EPBスイッチ121は、図示しないEPBセンサに接続されている。このEPBセンサは、EPBスイッチ121の操作状態を検出し、検出結果をEPB・ECU120に送信する。EPBスイッチ121は、運転者によって操作可能であるとともに、EPB・ECU120によってその操作状態を切り替えることが可能である(後述)。EPB・ECU120は、EPBセンサの検出結果に基づいてEPBスイッチ121がオン状態にあると判定した場合、車両SVの後輪のロックを電動で行う制御を実行する。EPB・ECU120は、EPBスイッチ121がオン状態からオフ状態に切り替えられたと判定した場合、後輪のロックを解除する。
VCECUは、EPB・ECU120にEPB指令を送信することができる。EPB・ECU120は、EPB指令を受信すると、そのEPB指令に応じて、運転者のEPBスイッチ121の操作に基づくことなく、EPBスイッチ121の操作状態を切り替えるとともに、車両SVの後輪のロックを電動で行う制御を実行することができる。このVCECUから送信されるEPB指令に基づく後輪のロック制御は、EPBオン自動制御と称呼される。
<作動>
変形例では、「正常時とは異なる装置」としてEPBスイッチ121が採用されている。このため、VCECUは、故障判定時及び制御終了要求時に駆動力自動制御及び制動力自動制御を行うことにより車両SVを停止させた後、EPB・ECU120を介してEPBスイッチ121の操作状態をオン状態に切り替えるEPBオン自動制御を実行することにより駐車支援制御を終了する。一方、VCECUは、「故障判定時及び制御終了要求時にVCECUにより制御される装置(EPBスイッチ121)の操作の有無を検出する装置」であるEPB関連機器(EPB・ECU120及びEPBセンサ)が故障していると判定した場合、EPBスイッチ121とは異なる装置(第2実施形態と同様に、ブレーキペダル42)の操作を運転者に要求する。VCECUは、マスタシリンダ圧センサ41が判定閾値以上になったと判定した場合、駐車支援制御を終了する。
<具体的作動>
変形例では、第2実施形態のステップ420及びステップ425がそれぞれステップ620とステップ625に置き換えられたルーチンが実行される。
ステップ620では、CPUは、EPB関連機器が正常であるか否かを判定する。即ち、第2変形装置は、EPB関連機器の異常を検知する図示しないセンサを備えており、VCECUは、当該センサの検知結果に基づいてステップ620の判定を行う。
ステップ625では、CPUは、EPBオン自動制御を実行する。
この構成によっても、第2実施装置と同様の作用効果を奏することができる。
[第3実施形態]
以下、図7、図8を参照して本発明の第3実施形態に係る駐車支援装置(以下、「第3実施装置」と称呼される。)について説明する。以下では、第2実施形態との相違点について主に説明する。
<構成>
第3実施装置は、ボデーECU100の代わりにEPB・ECU120及びこれに接続されたEPBスイッチ121を備える。
<作動>
第3実施形態における「正常時とは異なる装置」は第2実施形態と同様である。一方、VCECUは、「故障判定時及び制御終了要求時にVCECUにより制御される装置(シフトレバー72)の操作の有無を検出する装置」であるSBW関連機器(SBW・ECU110及びシフト位置センサ111)が故障していると判定した場合、シフトレバー72とは異なる装置を制御する。第3実施形態では、「シフトレバー72とは異なる装置」としてEPBスイッチ121が採用されている。VCECUは、EPB・ECU120を介してEPBオン制御を実行することにより車両SVを停止させ、その後、駐車支援制御を終了する。
<具体的作動>
第3実施形態では、第2実施形態のステップ440をステップ830に置き換えるとともに、ステップ445の判定を行わないルーチンが実行される。
ステップ830では、CPUは、EPBオン自動制御を実行する。その後、CPUは、ステップ825に進んで駐車支援制御を終了する。
この構成によっても、第2実施装置と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例に係る駐車支援装置について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、「車両SVを停止させるために操作される装置」の操作の有無を検出する装置が故障している場合に「車両SVを停止させるために操作される装置」とは異なる装置を運転者に操作させて、或いは、VCECUが制御して、駐車支援制御を終了するという構成は、「駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障していると判定した場合、又は、運転者により駐車支援制御の終了が要求されていると判定した場合(故障判定時及び制御終了要求時)」に適用される構成に限られない。即ち、上記の構成は、駐車支援制御が正常に実行されている場合に採用されてもよい。
加えて、第2実施形態及び第3実施形態では、「故障判定時及び制御終了要求時に操作が要求される装置とは異なる装置」として何れもブレーキペダル42が採用されたが、ブレーキペダル42に代えて、パーキングブレーキレバー101及びシフトレバー72がそれぞれ採用されてもよい。
更に、第3実施形態では、ステップ815で否定判定した場合はEPBオン自動制御が実行される。この場合、EPB関連機器も故障している場合に対応するために、ステップ815で否定判定した場合はEPB関連機器が正常であるか否かの判定を追加的に行い、当該判定で否定判定した場合、ブレーキペダル42、シフトレバー72及びパーキングブレーキレバー101の何れかの操作を運転者に指示する制御が追加的に行われてもよい。
10…車両制御ECU、11…レーダセンサ、12…第1超音波センサ、13…第2超音波センサ、14…駐車支援スイッチ、15…車速センサ、20…PVM-ECU、21a…フロントカメラ、21b…バックカメラ、21c…右サイドカメラ、21d…左サイドカメラ、22…タッチパネル表示部、30…エンジンECU、40…ブレーキEUU、50…EPS・ECU、70…シフトECU、72…シフトレバー、81…前俯瞰画像の撮像範囲、82…後俯瞰画像の撮像範囲、83…右俯瞰画像の撮像範囲、84…左俯瞰画像の撮像範囲、100…ボデーECU、101…パーキングブレーキレバー、110…SBW・ECU、111…シフト位置センサ、120…EPB・ECU、121…EPBスイッチ

Claims (2)

  1. 車両の周囲を撮像する撮像装置と、
    前記車両を停止させるために操作される第1車両停止装置と、
    少なくとも前記撮像装置によって撮像された撮像画像に基づいて駐車可能と判定された領域に設定された駐車位置、又は、前記撮像画像を用いて事前に登録された駐車位置、に前記車両を自動的に駐車させる制御又は前記車両を駐車することを支援する制御を駐車支援制御として実行可能な制御装置であって、前記車両の運転者に前記第1車両停止装置の操作を指示する制御又は前記第1車両停止装置の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する制御装置と、
    を備える駐車支援装置であって、
    更に、前記車両を停止させるために操作される、前記第1車両停止装置とは異なる第2車両停止装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記駐車支援制御の実行中に前記第1車両停止装置の操作の有無を検出する装置が故障していると判定した場合、前記運転者に前記第2車両停止装置の操作を指示する制御又は前記第2車両停止装置の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する、
    ように構成された、
    駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記制御装置は、
    前記駐車支援制御の実行中に、当該駐車支援制御の実行に使用される関連機器が故障していると判定した場合、前記運転者に前記第1車両停止装置の操作を指示する制御又は前記第1車両停止装置の制御を実行することにより当該駐車支援制御を終了する、
    ように構成された、
    駐車支援装置。

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