JP7138886B2 - 靴下 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成29年11月10日、繊研新聞 平成29年11月11日、第23回靴下求評展 平成30年2月28日、日本経済新聞
本発明は、高齢者、障害者体の不自由な人、健常者でも体を動かしにくい状況でも片手で楽に履けるユニバーサルデザインの靴下に関する。
靴下はメリヤス編で柔らかく作られているが、体の不自由な人にはさらに柔らかく、締め付けのない靴下が求められる。しかし、柔らかく締め付けのない靴下は、その生地の性質から腰が弱く、履き口が寄り添うようにくっついて閉じた状態になりやすい。履き口が閉じられていると、前に屈んで、両手で履き口の両側を広げるように持って履かなければならないので、体の不自由な人、また、健常な人でも、怪我や妊娠している人、あるいは冬山で手袋をはめたままの人にとっては履きづらい。
特許文献1-4には、体の不自由な人にも履きやすくする靴下装着補助具が提案されているが、補助具の靴下への取り付けや装着するまでの扱い方が煩わしい。また、履き口の左右や後ろに取っ手を有する靴下も提案されている。この取っ手付きの靴下は、通常の靴下に較べると履きやすいが、履き口を広げるためには屈んで両手を使う必要があり、大きく屈むことが困難な人には、やはり履きにくい。
特開2009-213590号公報 特開2010-284294号公報 特開2013-180183号公報 特開2014-180499号公報
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、体の不自由な人等でも、大きく前に屈まなくても、通常の姿勢のまま片手で持って簡単に履くことができる靴下を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、 正転編により編み立てられる履き口の後側に、周長の1/8から2/5の範囲に、他の正転編による編立部分よりもコース方向に直線状を保つ直線保持部が、正転編による編み立ての途中に、前記履き口に沿って正逆転編により平編で編み立てられている。
本発明では、直線保持部により履き口が直線状を保ち易い編構造を有しているので、履き口を片手の指で掴むと、履き口が自然に拡がる。このため、大きく前に屈んで両手で履き口を拡げながら足の指先を入れるような姿勢をとらなくても、少し屈んだ姿勢で片手で履き口を持ち、拡がった履き口に足指を入れて引き上げるだけで、片手で靴下を履くことができる。
前記直線保持部は、他の編立部分より度目を詰めるか、又は添え糸をして編み立てられている。あるいは、前記直線保持部は、他の編立部分より収縮性の高い編糸が使用され、又は他の編立部分より収縮性の高い編糸が引き揃えられている。
記直線保持部に連続して取っ手が設けられている。
この取っ手を持つと、取っ手の根元の直線保持部により履き口が開いた状態になるので、開いた状態の履き口に足指を入れて、取っ手を引き上げることで、靴下を片手で容易に履くことができる。
前記取っ手の根元の前記直線部の両側にさらに前記直線保持部が設けられている。
前記履き口が、前記取っ手の根元の前記直線保持部を底辺とし、両側の前記直線保持部を斜辺とする二等辺三角形を形成している。
取っ手の根元の直線保持部とその両側の直線保持部により、履き口が自然に拡がるようになる。
前記履き口を含む脚部が内側と外側に二重に編み立てられ、前記直線保持部が内側又は外側の脚部に編み立てられている。
履き口を含む脚部が二重になっているため、足部と踵部の足底側を床等に置いた状態では、脚部が足部及び踵部の上に起立状態を保つ。このため、靴下を床においたまま、靴下も持たなくても、足の爪先を履き口に入れることができる。
前記直線保持部が少なくとも2つ設けられ、隣接する前記直線保持部の間の他の編立部分は、前記直線保持部が編み立てられた他の編み立て部分よりも度目が大きく編み立てられている。
直線保持部の間は度目が大きく編み立てられているため、直線保持部に比して、曲げ易く、また伸び易いため、履き口に足を入れる際に、履き口が適度に拡がり、容易に靴下を履くことができる。
本発明によれば、履き口の直線保持部により、履き口が自然に拡がるので、体の不自由な人等でも、大きく前に屈まなくても、少し屈んだ姿勢で片手で履き口を持ち、拡がった履き口に足指を入れて引き上げるだけで、片手で簡単に靴下を履くことができる。
本発明の第1実施形態に係る靴下の斜視図。 図1の靴下の踵部の拡大図。 図1の靴下の編構造を示す展開図。 図1の直線保持部の編構造を示す展開図。 図1の直線保持部の巻いた状態を示す拡大斜視図。 図1の直線保持部の他の編構造を示す展開図。 図1の直線保持部の平編による編構造を示す拡大図。 シンカーによる度目の調整構造を示す断面図。 図1の直線保持部のタック編による編構造を示す拡大図。 本発明の第2実施形態に係る靴下の斜視図。 図10の靴下の編構造を示す展開図。 本発明の第3実施形態に係る靴下の斜視図。 図12の靴下の後方から見た図。 図12の靴下の編構造を示す展開図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る靴下1である。この靴下1は、丸編機による正転編と正逆反転編によって編み立てられ、履き口2、脚部3、踵部4、足部5、つま先部6、及び収縮部12a,18aからなる。
履き口2には、周長の1/8から2/5の範囲に、他の編立部分よりも直線状を保つ直線保持部11aが編み立てられている。直線保持部11aは、履き口2の後側に設けられている。履き口2の後側は、直線保持部11aにより他の編立部分よりも直線を保ち、直線保持部11aの両端から履き口2の前側は、直線保持部11aの存在により、寄り添うようにくっつくことなく、自然に広がる。このため、履き口2は自然に拡がるか、手で拡げればその状態を保つ。直線保持部11aの編構造については、後に詳細に説明する。
脚部3は、図2に示すように、当該脚部3の方向軸と足部5の方向軸とがなす足前面の角度θが90°以下で、前傾状態になっている。
踵部4は、正逆反転編により編み立てられているが、脚部3と足部5を引き寄せて、脚部3が前傾状態となるように編み立てられている。踵部4の編構造については、後に詳細に説明する。
足部5は、正転編による一般の靴下と同様の編構造を有している。
つま先部6は、正逆反転編による一般の靴下と同様の編構造を有している。
収縮部12a,18aは、足首前面部、すなわち、脚部3と足部5の間に編み立てられている。収縮部12a,18aは、脚部3を前傾状態に保っている。
図3は、靴下1の編構造を示す展開図である。靴下1は、丸編機により履き口2からつま先部6に向かって編み立てられる。
まず、正転編により履き口2の筒状生地11を編み立てる。履き口2には、周長の1/8から2/5の範囲に直線保持部11aを足底側、すなわち後側に編み立てる。直線保持部11aは、図1(a)では履き口2の後側に設けられているが、図1(b)に示すように、この直線保持部11aの両側に2つの直線保持部11b,11cを設けて、3つの直線保持部11a,11b,11cが三角形を形成するようにしてもよい。直線保持部11a,11b,11cを編み立てる方法には、(1)平編と、(2)タック編とがある。
第一の平編による方法では、正転編の途中に、平編を正逆反転編で、4~6コース入れる。具体的には、図4に示すように、正転編の途中で、正逆反転編により端縁を形成しながら平編の矩形生地である直線保持部11aを編み立てる。平編は、図5に示すように、ウェール方向に巻いてコース方向に亜筒状となる性質があるので、平編の直線保持部11aは、直線保持性を有する。端縁の形状としては、図に示すように、台形と逆台形の斜辺の組み合わせ(a)、逆台形と台形の斜辺の組みわせ(b)、台形の斜辺(c)、逆台形の斜辺(d)、台形と逆台形の斜辺と矩形の側辺の組み合わせ(e)等がある。図6(a)の場合の直線保持部11aは、踵部4のような袋状となる。
平編の直線保持部11aは、図7に示す度目sを詰めたり、頬張るほど、また収縮力が強い糸を使用するほど、ウェール方向に巻き易くなり、直線保持性が高まる。このため、直線保持部11aは、履き口2の正転編部分よりも度目sを詰めたり、添え糸をして頬張るようにするか、スパンデックス、仮撚加工ナイロン・ポリエステル等の収縮力が強い糸を使用する。度目Sを詰めるには、図8に示すように、丸編機のシリンダ30の上方に設けられたシンカー31をシリンダ30の半径方向に進退させて、編目(糸)を保持する3つのラッチベース32のいずれかを選択し、該シンカー31のラッチベース32と下降した針33のフック34との間の寸法hを変え、さらに編針34の引き下げの度合いを変えることで、編目のループの大きさを変更することにより行うことができる。
第二のタック編による方法は、正転編の途中のあるコースの途中で一時的に編目を作らないで、次のコースを編むときに一緒に編目を作る。タック編も、ウェール方向に巻いてコース方向に亜筒状の編構造となる。具体的には、図9に示すように、1目毎に表糸を編み飛ばして裏糸を数コースタックさせる。
直線保持部11a,11b,11cの度目sを小さくするとともに、隣接する直線保持部11a,11b,11cの間の編立部分や脚部3の編立部分の度目を大きく編み立てることにより、履き口2を伸び易くすることができる。また、直線保持部11a,11b,11c同士の間が曲がり易くなるので、直線保持部11a,11b,11cの直線保持効果を高めることができる。
履き口2に続いて、脚部3の円筒生地12を正転編により編み立てる。脚部3の円筒生地12の編立の後半で、足甲側の中央、すなわち足首部の前側になる位置に、収縮部12aを編み立てる。
通常、筒編生地に対して踵部4となる膨らみ部を余分に編み込むことによって、踵部4に対する甲側の生地が余ってしまう。さらには、本実施形態においては、脚部3が前傾に倒れる編構造としたことによって、踵部4側の生地に対して足前側面との生地に差がより生じるため、着用する際に、足首前面に生地余りが多くなる。そのため、生地余りによるたくれ防止に、足首前面にタック編やフロート編による収縮部12aによるたくれ留めを行う。この時、収縮部12aの形状は、足首前面の要所に入っていれば問題ないが、特に甲部から見た時にダイヤ状を有すことで、生地がより余りやすい足首前面の中心箇所をより多く収縮することが出来る為、たくれ留めとしての効果は大きい。また、足首前面の生地との差が生じているので、脚部3が前面に引っ張られて、前傾角度となるとともに、履き口2の開口を前側に広げる効果がある。
脚部3に続き、踵部4を正逆反転編により袋状に編み立てる。
従来の一般的な踵部は、台形生地の組み合わせにより踵を包み込む袋を編み立て、踵部を収納する。台形生地は、丸編機による正逆反転編により、編成されるものであり、正逆反転編による編み立中は編針を順次1本ずつ上げて非作動にすることによる編幅を減少させる針上領域と、編針を1本ずつ下げて作動にすることによる編幅を増加させる針下領域により構成する。これにより、編成される台形生地の斜辺の角度は約45°(通常台形)となる。通常、台形生地同士が連結することで、従来の踵部の袋形状となる。
本発明の実施形態では、従来の編成方法のように、正逆反転編によって編み立てられる際、針上領域は、編針を1本ずつ増減させるのではなく、針上領域内に針下げを組み合わせて編成する。(例えば、針上領域にて編針を2本上げ、針下領域で編針を1本下げることにより、2:1の間隔で針が上がっていき、台形生地の斜辺は、60°となる。)または、針下領域で、針上げを組み合わせて編成する。これにより、通常台形よりも角度が付き、生地の長い台形生地を編成することが出来る。なぜなら、台形生地の斜辺が45°を超えた台形生地(長台形)を構成することで、通常台形と立体開始点が同じで、立体終了点も同じ編針の幅であれば、編角度の違いにより多くの生地を編み立てることになる。
筒状生地の半周分の編針を使用して編成するのが一般的ではあるが、半周分の編針に加え、編針全体の左右10分の1程度の編針を踵部の編み始めから関与させることで、より多くの生地幅が得られ、くつ下足首側面全体に前傾した編構成をとることが出来る。
踵部4の編み立てを具体的に説明する。踵部4を構成する第1台形生地13では、通常台形となる台形生地の斜辺の角度が45°の編み方法で1コース以上編み立てる。その構成に続き、第2台形生地14により踵部の3分の2程度まで、長台形の編みにより編み立てる。さらに、残りの3分の1を通常台形とする第3台形生地15で編み立てる。ここまでが踵部の袋状生地の踵後部となる。次に、第4台形生地16を長台形に編み立てる。第4台形生地16の編みが進むにつれて第3台形生地15との連結が行われていく。これより、第3台形生地15は、通常台形であるため、台形の斜辺の角度が約45°なのに対し、第4台形生地16は、長台形の為、台形の斜辺の角度が45°を超える角度の長台形では、一定のコース方向の目数に対してウェール方向の目数が多い為、生地量が多く、連結する際、コース数に差が生じ、第3台形生地15の側へ第4台形生地16が反り返って連結される。これにより、生地同士の連結時に発生する連結線(ゴアライン)が踵後部へ向かって曲がり、踵部に適した形状で踵部袋生地が曲面を描く。これにより、第4台形生地16により踵の形状に沿って足底部から覆う生地が補われ、接地面をしっかりと包み込むことが出来る。さらにこれに引き続いて、第4台形生地16を編み進め、第2台形生地14とも連結される。第2台形生地14は、長台形により編成している為、長台形同士が連結され、前傾角度の付いた踵部4となる。これよりさらに続けて第5台形生地17を第1台形生地13と同様に通常台形で1コース以上編み立て、第1台形生地13と連結させる。ここまでで、踵部4の袋状生地の編成が完成する。
踵部4の編み立てを終えると、足部5の円筒生地18を正転編で編み立てる。足部5の円筒生地18の前半で、足甲側の中央、すなわち足首部の前側になる位置に、脚部3の収縮部12aと連続する収縮部18aを収縮部12aと同様に編み立てる。
足部5に続き、つま先部6の台形生地19と20を正逆反転編で連続して編み立て、靴下1の編み立てを終了する。
本第1実施形態では、履き口2に設けられた直線保持部11aにより、履き口2が自然に拡がり、あるいは、通常の姿勢で履き口2を拡げればその拡がった状態が保たれるので、両手を使って大きく前に屈まずに、通常の姿勢のまま靴下1を履くことができる。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態に係る靴下1aである。この靴下1aは、脚部3が内側脚部3aと外側脚部3bの2重に形成されるとともに、履き口2に取っ手7が設けられ、取っ手7の根元が直線保持部22aを兼用している以外は、第1の実施形態と実質的に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。
脚部3は、踵部4の内側から履き口2までの内側脚部3aと、履き口2から踵部4の外側までの外側脚部3bとからなっている。内側脚部3aと外側脚部3bは履き口2で連続し、踵部4で接合されている。
内側脚部3aと外側脚部3bの履き口2の後側の周縁には、周長の1/8から2/5の範囲に他の編立部分よりも直線状を保つ直線保持部22aが編み立てられている。直線保持部22aの編構造については、後に詳細に説明する。
取っ手7は、履き口2の後側に、直線保持部22aと連続して設けられている。
図11は、靴下1aの編構造を示す展開図である。靴下1aは、丸編機により履き口2からつま先部6に向かって編み立てられる。
まず、内側脚部3aの円筒生地21と履き口2の円筒生地22を、正転編により編み立てる。脚部3は、平編にゴムを挿入したブロードリブ編で編み立てられている。
内側脚部3aの履き口2に続いて、取っ手7を編み立てる。取っ手7は、まず正逆反転編により直線保持部22aとなる第1小台形生地23を脚部3より度目の詰んだ平編で編み立てる。続いて、正逆反転編により端縁を形成しながら取っ手本体生地24をパイル編で編み立てる。この後、正逆反転編で第1小台形生地23と連結しながら直線保持部22aとなる第2小台形生地25を脚部3より度目の詰んだ平編で編み立てる。
取っ手7を編み立てた後、正転編により、内側の履き口2の円筒生地22に続いて、外側の履き口2の円筒生地26と、それに続く外側脚部3bの円筒生地27を編み立てる。
外側脚部3bは、内側脚部3a及び履き口2の22,23と同様に、平編にゴムを挿入したブロードリブ編で編み立てられている。内側脚部3b以後の編み立ては、第1実施形態と同様に行うことで、靴下1aの編み立てを終了する。
第2実施形態の靴下1aでは、履き口2の後側に設けられた取っ手7の根元が直線保持部22aの役割を果たすので、取っ手7を掴むと、履き口2が自然に拡がるようになる。この取っ手7を持ち、開いた状態の履き口2に足指を入れて、取っ手7を引き上げることで、靴下1aを片手で容易に履くことができる。
また、履き口2を含む脚部3が内側脚部3aと外側脚部3bの二重のブロードリブ編になっているため、足部5と踵部4の足底側を床等に置いた状態では、図510に示すように、脚部3が足部5及び踵部4の上に起立した状態を保つ。このため、靴下1aを床においたまま、靴下1aも持たなくても、足のつま先を履き口2に入れることができる。
<第3実施形態>
図12、図13は、本発明の第3実施形態に係る靴下1bである。この靴下1bは、取っ手7の根元の直線保持部22aに加えて、履き口2に2つの直線保持部22b,22cが編み立てられている以外は、第2実施形態と実質的に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。
2つの直線保持部22b,22cは、内側脚部3aの履き口2に、周長の1/8から2/5の範囲に編み立てられている。2つの直線保持部22b,22cは、図5に示すように、履き口2の前後を結ぶ中心線に対して対称となる位置に設けられている。直線保持部22aの編構造は、図11の第2実施形態と同様であり、直線保持部22b,22cの編構造は、図3~6の第2実施形態と同様である。
取っ手7の根元の直線保持部22aと、履き口2の両側の2つの直線保持部22b,22cとは、取っ手7の根元の直線保持部22aを底辺とする2等辺三角形を形成している。取っ手7の根元の直線保持部22aは、履き口の他の部分よりも曲りにくいため、2つの直線保持部22b,22cと同様に、直線保持機能を果たす。このため、履き口2は2等辺三角形状に開口する。
第3実施形態の靴下1bでは、履き口2の後側に設けられた取っ手7の根元が直線保持部22aの役割を果たすので、他の直線保持部22b,22cとともに、履き口2が自然に2等辺三角形状に拡がるようになる。この取っ手7を持ち、開いた状態の履き口2につま先を入れて、取っ手7を引き上げることで、靴下1bを片手で容易に履くことができる。
本願発明は、以上の実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で変形・修正することができる。
1,1a,1b…靴下
2…履き口
3…脚部
3a…内側脚部
3b…外側脚部
4…踵部
5…足部
6…つま先部
7…取っ手
11…円筒生地
11a,11b,11c…直線保持部
12…円筒生地
12a…収縮部
13…第1台形生地
14…第2台形生地
15…第3台形生地
16…第4台形生地
17…第5台形生地
18…円筒生地
18a…収縮部
19…台形生地
20…台形生地
21…円筒生地
22…円筒生地
22a…直線保持部
22b,22c…直線保持部
23…第1小台形生地
24…取っ手本体生地
25…第2小台形生地
26…円筒生地
27…円筒生地
30…シリンダ
31…シンカー
32…ラッチベース
33…針
34…フック

Claims (10)

  1. 正転編により編み立てられる 履き口の後側に、周長の1/8から2/5の範囲に、他の正転編による編立部分よりもコース方向に直線状を保つ直線保持部が、正転編による編み立ての途中に、前記履き口に沿って正逆転編により平編で編み立てられていることを特徴とする靴下。
  2. 前記直線保持部は、他の編立部分より度目を詰めるか、又は添え糸をして編み立てられていることを特徴とする請求項1に記載の靴下。
  3. 前記直線保持部は、他の編立部分より収縮性の高い編糸が使用されていることを特徴とする請求項又はに記載の靴下。
  4. 前記直線保持部は、他の編立部分より収縮性の高い編糸が引き揃えられていることを特徴とする請求項又はに記載の靴下。
  5. 記直線保持部に連続して取っ手が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の靴下。
  6. 前記取っ手の根元の前記直線保持部の両側にさらに前記直線保持部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の靴下。
  7. 前記履き口が、前記取っ手の根元の前記直線保持部を底辺とし、両側の前記直線保持部を斜辺とする二等辺三角形を形成していることを特徴とする請求項又はに記載の靴下。
  8. 前記履き口を含む脚部が内側と外側に二重に編み立てられ、前記直線保持部が内側又は外側の脚部に編み立てられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の靴下。
  9. 前記直線保持部が少なくとも2つ設けられ、隣接する前記直線保持部の間の他の編立部分は、前記直線保持部が編み立てられた他の編み立て部分よりも度目が大きく編み立てられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の靴下。
  10. 隣接する前記直線保持部の間の他の編立部分は、前記直線保持部が編み立てられた他の編立部分よりも度目が大きく編み立てられていることを特徴とする請求項又はに記載の靴下。
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