JP7138749B2 - エレベータの情報共有支援装置 - Google Patents
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Description
本発明は、エレベータの情報共有支援装置に関する。
従来、エレベータの整備に用いられる情報を当該エレベータの整備工に提供するシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来、エレベータの開発者が所有している情報を当該エレベータの製造現場の担当者に提供するシステムが開発されている。これにより、当該エレベータの製造現場の担当者は、当該エレベータの開発者が所有している情報を当該エレベータの開発者と共有することができる。
しかしながら、従来のシステムは、当該エレベータの製造現場の担当者により取得された情報、すなわち当該エレベータの製造現場にて取得された情報を当該エレベータの開発者にフィードバックすることができない。このため、当該エレベータの開発者は、当該エレベータの製造現場にて取得された情報を当該エレベータの製造現場の担当者と共有することができない。この結果、開発者及び製造現場の担当者による情報共有が不十分であるという問題があった。
例えば、従来、物品の発送と当該物品の仕様を示す仕様書の発送とが別個に行われるような場合に、物品の発送タイミングと仕様書の発送タイミングとのずれなどに起因して、開発者において当該物品の仕様が改定されたにもかかわらず、製造現場の担当者には改定前の仕様を示す仕様書が発送されることがあるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータの開発並びに現場におけるエレベータの組立て及び据付けに関する情報の共有を促進することを目的とする。
本発明のエレベータの情報共有支援装置は、エレベータの開発並びに現場におけるエレベータの組立て及び据付けに関する複数の共有対象情報の共有を支援するエレベータの情報共有支援装置であって、複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、複数の共有対象情報は、現場におけるエレベータの組立及び据付けに用いられる複数の物品に対応する複数の識別コードを示す情報を含み、複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードが、現場にある端末装置又はコードリーダにより読み取られたとき、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報のうちの、読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面を、端末装置に表示させる制御を実行する、ユーザインタフェース制御部を備えるものである。
本発明によれば、上記のように構成したので、エレベータの開発並びに現場におけるエレベータの組立て及び据付けに関する情報の共有を促進することができる。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報共有支援システムのシステム構成を示す説明図である。図1を参照して、実施の形態1の情報共有支援システム200について説明する。
図1は、実施の形態1に係る情報共有支援システムのシステム構成を示す説明図である。図1を参照して、実施の形態1の情報共有支援システム200について説明する。
情報共有支援システム200は、開発及び製造の対象となる機器(以下「製造対象機器」という。)の開発及び製造に関する複数の情報(以下「共有対象情報」という。)の共有を支援するものである。当該複数の共有対象情報は、製造対象機器の開発及び製造に関する情報であれば、如何なる情報をも含み得るものである。
例えば、当該複数の共有対象情報は、製造対象機器の仕様を示す情報、製造対象機器の製造に用いられる各種物品(治具、工具、部品等)の仕様を示す情報、製造対象機器の製造に用いられる各種マニュアルを示す情報、製造対象機器の開発及び製造に用いられる各種図面を示す情報、製造対象機器の製造に用いられる各種リストを示す情報、製造対象機器の製造における各種手順を示す情報、製造対象機器の製造における各種スケジュールを示す情報、製造対象機器の製造における各種報告を示す情報、及び製造対象機器の開発及び製造に関する基本的な情報を含むものである。ただし、上記のとおり、当該複数の共有対象情報は、これらの具体例に限定されるものではない。
以下、製造対象機器の開発者(自然人及び法人を含む。)を単に「開発者」ということがある。通常、開発者(自然人)は、開発者(法人)により雇用されており、かつ、開発者(法人)における製造対象機器の開発部門に所属している。以下、製造対象機器の開発部門を単に「開発部門」ということがある。通常、開発部門は複数の部署を含むものであり、当該複数の部署の各々に一又は複数の開発者(自然人)が所属している。
以下、製造対象機器の製造現場の担当者(自然人及び法人を含む。また、製造担当者及び営業担当者などを含む。)を単に「現場担当者」ということがある。通常、現場担当者(自然人)は、現場担当者(法人)による指揮監督の下、製造対象機器の製造現場にて製造対象機器の製造等に従事する。以下、製造対象機器の製造現場を単に「製造現場」ということがある。通常、複数の製造現場の各々にて、一又は複数の現場担当者(自然人)が製造対象機器の製造等に従事する。
製造対象機器は、例えば、エレベータである。通常、エレベータは、建物に据え付けられるものであり、かつ、据付け対象となる建物の建築現場にて組み立てられるものである。すなわち、エレベータの製造現場は、当該エレベータの組立て現場であり、かつ、当該エレベータの据付け現場であり、かつ、当該エレベータの据付け対象となる建物の建築現場である。また、エレベータの「製造」とは、建築現場における組立て及び据付けなどのことである。以下、製造対象機器がエレベータである場合の例を中心に説明する。以下、図面において、エレベータを「エレ」と記載することがある。
図1に示す如く、情報共有支援システム200は、開発者用の端末装置(以下「第1端末装置」という。)1、現場担当者用の端末装置(以下「第2端末装置」という。)2、及びサーバ装置3を含むものである。第1端末装置1は、例えば、PC(Personal Computer)又はワークステーションにより構成されている。第2端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレットPC又はスマートグラスにより構成されている。第1端末装置1及び第2端末装置2の各々は、コンピュータネットワーク4により、サーバ装置3と通信自在である。
また、情報共有支援システム200は、現場担当者用の表示装置5を含むものであっても良い。表示装置5は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイにより構成されている。表示装置5は、コンピュータネットワーク4により、第2端末装置2又はサーバ装置3のうちの少なくとも一方と通信自在である。
また、情報共有支援システム200は、現場担当者用の印刷機6を含むものであっても良い。印刷機6は、例えば、プリンタにより構成されている。印刷機6は、コンピュータネットワーク4により、第2端末装置2又はサーバ装置3のうちの少なくとも一方と通信自在である。
また、情報共有支援システム200は、製造現場用の投影装置7を含むものであっても良い。投影装置7は、例えば、プロジェクタにより構成されている。投影装置7は、コンピュータネットワーク4により、第2端末装置2又はサーバ装置3のうちの少なくとも一方と通信自在である。
次に、図2を参照して、第1端末装置1について説明する。
上記のとおり、第1端末装置1は、例えば、PC又はワークステーションにより構成されている。したがって、図2に示す如く、第1端末装置1は、通信部11、制御部12、操作入力部13及び表示部14を有している。
通信部11は、例えば、有線通信用の送信機及び受信機、又は無線通信用の送信機及び受信機により構成されている。通信部11は、コンピュータネットワーク4に接続自在である。制御部12は、例えば、プロセッサ及びメモリ、又は処理回路により構成されている。操作入力部13は、例えば、キーボード及びマウスにより構成されている。表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイにより構成されている。
次に、図3を参照して、第2端末装置2について説明する。
上記のとおり、第2端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレットPC又はスマートグラスにより構成されている。したがって、図3に示す如く、第2端末装置2は、通信部21、制御部22、操作入力部23、表示部24、音声出力部25及び撮像部26を有している。
通信部21は、例えば、無線通信用の送信機及び受信機により構成されている。通信部21は、コンピュータネットワーク4に接続自在である。制御部22は、例えば、プロセッサ及びメモリ、又は処理回路により構成されている。操作入力部23は、例えば、タッチパネル、ハードウェアボタン、又は音声入力用のマイクのうちの少なくとも一つにより構成されている。表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又は眼鏡状のHUD(Head-Up Display)により構成されている。音声出力部25は、例えば、スピーカにより構成されている。撮像部26は、例えば、可視光カメラにより構成されている。
次に、図4を参照して、サーバ装置3について説明する。また、図5を参照して、実施の形態1の情報共有支援装置100について説明する。
図4に示す如く、サーバ装置3は、通信部31及び制御部32を有している。通信部31は、例えば、有線通信用の送信機及び受信機、又は無線通信用の送信機及び受信機により構成されている。通信部31は、コンピュータネットワーク4に接続自在である。制御部32は、例えば、プロセッサ61及びメモリ62,63、又は処理回路64及びメモリ63により構成されている。制御部32のハードウェア構成については、図6を参照して後述する。
第1端末装置1の制御部12は、第1端末装置1全体の動作を制御するものである。第2端末装置2の制御部22は、第2端末装置2全体の動作を制御するものである。サーバ装置3の制御部32は、サーバ装置3全体の動作を制御するものである。制御部12,32は、通信部11,31間の通信により相互に連携自在である。制御部22,32は、通信部21,31間の通信により相互に連携自在である。これらの制御及び連携により、サーバ装置3の制御部32にて、以下の各部に対応する機能が実現される。
共有対象情報取得部41は、上記複数の共有対象情報のうちのいずれか一以上の共有対象情報が開発者により第1端末装置1に入力されたとき、当該入力された共有対象情報を取得するものである。以下、当該入力される共有対象情報、すなわち当該入力された共有対象情報を「第1入力情報」ということがある。また、以下、開発者のうちの第1入力情報を入力する者、すなわち開発者のうちの第1入力情報を入力した者を「第1入力者」ということがある。
また、共有対象情報取得部41は、上記複数の共有対象情報のうちのいずれか一以上の共有対象情報が現場担当者により第2端末装置2に入力されたとき、当該入力された共有対象情報を取得するものである。以下、当該入力される共有対象情報、すなわち当該入力された共有対象情報を「第2入力情報」ということがある。また、以下、現場担当者のうちの第2入力情報を入力する者、すなわち現場担当者のうちの第2入力情報を入力した者を「第2入力者」ということがある。
以下、第1入力情報及び第2入力情報を総称して「入力情報」ということがある。また、以下、第1入力者及び第2入力者を総称して「入力者」ということがある。
タグ付与部42は、共有対象情報取得部41により取得された個々の入力情報に対して、複数のタグのうちの選択された一以上のタグを付与する処理(以下「タグ付与処理」という。)を実行するものである。当該複数のタグは、製造対象機器の開発及び製造に関する事物を示すタグであれば、如何なる事物を示すタグをも含み得るものである。
例えば、当該複数のタグは、当該タグが付与された情報を閲覧可能な者の属性を示すタグ、当該タグが付与された情報に対応するエレベータに関する事物(機種、型名、昇降速度、容量、扉開閉方式、レイアウト、オプション等)を示すタグ、当該タグが付与された情報に対応する建物に関する事物(工法、工程、物件等)を示すタグ、及び当該タグが付与された情報に対応するエレベータの製造に用いられる物品(治具、工具、部品等)に関する事物を示すタグを含むものである。ただし、上記のとおり、当該複数のタグは、これらの具体例に限定されるものではない。以下、図面において、エレベータの型名を「コード」と記載することがある。
個々の第1入力情報に付与されるタグは、上記複数のタグのうちのタグ付与部42により自動的に選択されたタグを含むものであっても良い。同様に、個々の第2入力情報に付与されるタグは、上記複数のタグのうちのタグ付与部42により自動的に選択されたタグを含むものであっても良い。すなわち、タグ付与部42は、個々の入力情報に付与されるタグを自動的に選択する機能を有するものであっても良い。
また、個々の第1入力情報に付与されるタグは、上記複数のタグのうちの第1入力者による第1端末装置1に対する操作入力により選択されたタグを含むものであっても良い。同様に、個々の第2入力情報に付与されるタグは、上記複数のタグのうちの第2入力者による第2端末装置2に対する操作入力により選択されたタグを含むものであっても良い。すなわち、個々の入力情報に付与されるタグは、上記複数のタグのうちの入力者により選択されたタグを含むものであっても良い。
また、上記複数のタグは、タグ付与部42に予め記憶されているタグ(以下「初期タグ」ということがある。)に加えて、タグ付与部42により追加的に生成されるタグ(以下「追加タグ」ということがある。)を含むものであっても良い。すなわち、タグ付与部42は、追加タグを生成する機能を有するものであっても良い。
例えば、個々の入力情報が入力された日時を示すタグは、当該機能により生成されて、タグ付与部42により自動的に付与されるものであっても良い。また、例えば、複数の製造現場のうちの個々の第2入力情報に対応する製造現場を示すタグは、個々の第2入力情報が入力されたときの第2端末装置2の位置座標に基づき、当該機能により生成されて、タグ付与部42により自動的に付与されるものであっても良い。
共有対象情報管理部43は、タグ付与部42により個々の入力情報に付与されたタグに基づき、これらの入力情報を相互に関連付けて管理するものである。より具体的には、共有対象情報管理部43は、個々の入力情報に付与されたタグに基づき、これらの入力情報が相互に関連付けられたデータベース(以下「共有対象情報データベース」という。)44を作成及び記憶するものである。共有対象情報管理部43は、共有対象情報取得部41が新たな入力情報を取得して、タグ付与部42が当該新たな入力情報にタグを付与したとき、当該新たな入力情報を共有対象情報データベース44に追加するとともに、当該新たな入力情報に付与されたタグを示す情報を共有対象情報データベース44に追加する。以下、図面において、データベースを「DB」と記載することがある。
共有対象情報検索部45は、個々の入力情報に付与されたタグに基づき、共有対象情報データベース44内の共有対象情報(すなわち過去の入力情報)に対して、いわゆる「絞込み検索」の処理(以下「検索処理」という。)を実行するものである。検索処理は、例えば、検索処理の実行を指示する操作が現場担当者により第2端末装置2に入力されたとき、当該入力された操作に応じて実行される。
共有対象情報ソート部46は、個々の入力情報に付与されたタグに基づき、共有対象情報検索部45による検索処理の結果に含まれる一以上の共有対象情報をソートする処理(以下「ソート処理」という。)を実行するものである。ソート処理は、例えば、ソート処理の実行を指示する操作が現場担当者により第2端末装置2に入力されたとき、当該入力された操作に応じて実行される。
共有対象情報更新部47は、共有対象情報データベース44内の共有対象情報のうちの一部の共有対象情報(以下「更新対象情報」という。)を更新する処理(以下「通常更新処理」という。)を実行するものである。通常更新処理は、例えば、通常更新処理の実行を指示する操作が開発者により第1端末装置1に入力されたとき、当該入力された操作に応じて実行される。
また、共有対象情報更新部47は、更新対象情報を更新するとともに、個々の入力情報に付与されたタグに基づき、共有対象情報データベース44内の共有対象情報のうちの更新対象情報と関連付けられた一以上の共有対象情報を更新する処理(以下「一括更新処理」という。)を実行するものである。一括更新処理は、例えば、一括更新処理の実行を指示する操作が開発者により第1端末装置1に入力されたとき、当該入力された操作に応じて実行される。
ユーザインタフェース制御部48は、第1端末装置1の表示部14に開発者用の各種画面を表示させる制御を実行するとともに、これらの画面によるユーザインタフェースを制御するものである。また、ユーザインタフェース制御部48は、第2端末装置2の表示部24に現場担当者用の各種画面を表示させる制御を実行するとともに、これらの画面によるユーザインタフェースを制御するものである。
これに加えて、ユーザインタフェース制御部48は、表示装置5に現場担当者用の各種画面を表示させる制御を実行するとともに、これらの画面によるユーザインタフェースを制御するものであっても良い。また、ユーザインタフェース制御部48は、投影装置7に製造現場用の各種画像を投影させる制御を実行するものであっても良い。以下、図面において、ユーザインタフェースを「UI」と記載することがある。
共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46及び共有対象情報更新部47により、情報共有支援制御部49の要部が構成されている。ユーザインタフェース制御部48及び情報共有支援制御部49により、制御部32の要部が構成されている。また、ユーザインタフェース制御部48及び情報共有支援制御部49により、情報共有支援装置100の要部が構成されている。
次に、図6を参照して、制御部32の要部のハードウェア構成、すなわち情報共有支援装置100の要部のハードウェア構成について説明する。
図6Aに示す如く、情報共有支援装置100はプロセッサ61、メモリ62及びメモリ63を有している。メモリ62には、共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の機能に対応するプログラムが記憶されている。当該記憶されているプログラムをプロセッサ61が読み出して実行することにより、共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の機能が実現される。ただし、共有対象情報管理部43のうちの共有対象情報データベース44の機能は、メモリ63により実現される。
または、図6Bに示す如く、情報共有支援装置100はメモリ63及び処理回路64を有している。この場合、共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の機能が専用の処理回路64により実現される。ただし、共有対象情報管理部43のうちの共有対象情報データベース44の機能は、メモリ63により実現される。
または、情報共有支援装置100はプロセッサ61、メモリ62、メモリ63及び処理回路64を有している(不図示)。この場合、共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の機能のうちの一部の機能がプロセッサ61及びメモリ62により実現されて、残余の機能が専用の処理回路64により実現される。ただし、共有対象情報管理部43のうちの共有対象情報データベース44の機能は、メモリ63により実現される。
プロセッサ61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)のうちの少なくとも一つにより構成されている。
メモリ62は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリにより構成されている。メモリ62のうちの揮発性メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)により構成されている。メモリ62のうちの不揮発性メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)のうちの少なくとも一つにより構成されている。
メモリ63は、不揮発性メモリにより構成されている。具体的には、例えば、メモリ63は、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM、SSD又はHDDのうちの少なくとも一つにより構成されている。
処理回路64は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System-on-a-Chip)又はシステムLSI(Large-Scale Integration)のうちの少なくとも一つにより構成されている。
次に、図7のフローチャートを参照して、情報共有支援装置100の動作について説明する。
図7Aは、共有対象情報取得部41、タグ付与部42及び共有対象情報管理部43の動作を示している。図7Aに示す如く、第1端末装置1に第1入力情報が入力されたき、又は第2端末装置2に第2入力情報が入力されたとき(ステップST1“YES”)、共有対象情報取得部41は、当該入力された入力情報を取得する(ステップST2)。次いで、タグ付与部42は、当該取得された入力情報に対するタグ付与処理を実行する(ステップST3)。次いで、共有対象情報管理部43は、当該取得された入力情報を共有対象情報データベース44に追加する(ステップST4)。このとき、共有対象情報管理部43は、当該取得された入力情報に付与されたタグを示す情報を、当該取得された入力情報とともに共有対象情報データベース44に追加する。
図7Bは、共有対象情報検索部45の動作を示している。図7Bに示す如く、検索処理の実行を指示する操作が第2端末装置2に入力されたとき(ステップST11“YES”)、共有対象情報検索部45は、検索処理を実行する(ステップST12)。
図7Cは、共有対象情報ソート部46の動作を示している。図7Cに示す如く、ソート処理の実行を指示する操作が第2端末装置2に入力されたとき(ステップST21“YES”)、共有対象情報ソート部46は、ソート処理を実行する(ステップST22)。
図7Dは、共有対象情報更新部47の動作を示している。図7Dに示す如く、通常更新処理の実行を指示する操作が第1端末装置1に入力されたとき(ステップST31“YES”)、共有対象情報更新部47は、通常更新処理を実行する(ステップST32)。また、一括更新処理の実行を指示する操作が第1端末装置1に入力されたとき(ステップST31“NO”かつステップST33“YES”)、共有対象情報更新部47は、一括更新処理を実行する(ステップST34)。
図7Eは、ユーザインタフェース制御部48の動作を示している。図7Eに示す如く、ユーザインタフェース制御部48によるユーザインタフェースの制御対象となる画面が第1端末装置1、第2端末装置2又は表示装置5に表示されているとき(ステップST41“YES”)、ユーザインタフェース制御部48は、当該表示されている画面によるユーザインタフェースを制御する(ステップST42)。なお、当該画面は、ユーザインタフェース制御部48による制御の下、第1端末装置1、第2端末装置2又は表示装置5に表示されているものである。
次に、開発者が行う作業の例、及び現場担当者が行う作業の例について説明する。また、これらの作業による入力情報の例について説明する。
まず、開発者は、個々のエレベータの仕様を策定するとともに、個々のエレベータの製造に用いられる各種物品(治具、工具、部品等)の仕様を策定する。開発者は、当該策定された仕様を示す情報(以下「仕様情報」ということがある。)を第1端末装置1に入力する。情報共有支援システム200において、仕様情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
また、開発者は、個々の製造現場毎に、対応するエレベータの製造に用いられる各種マニュアルを作成する。開発者は、当該作成されたマニュアルを示す情報(以下「マニュアル情報」ということがある。)を第1端末装置1に入力する。情報共有支援システム200において、マニュアル情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
以下、仕様情報及びマニュアル情報などを総称して「仕様等情報」ということがある。また、仕様情報が示す仕様、及びマニュアル情報が示すマニュアルなどを総称して「仕様等」ということがある。
また、開発者は、個々のエレベータの開発に用いられる各種図面を作成又は取得する。また、開発者は、個々の製造現場毎に、対応するエレベータの製造に用いられる各種図面を作成又は取得する。開発者は、当該作成又は取得された図面を示す情報(以下「図面情報」ということがある。)を第1端末装置1に入力する。情報共有支援システム200において、図面情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
また、開発者又は現場担当者は、個々の製造現場毎に、対応するエレベータの製造に用いられる各種リストを作成する。開発者又は現場担当者は、当該作成されたリストを示す情報(以下「リスト情報」ということがある。)を第1端末装置1又は第2端末装置2に入力する。情報共有支援システム200において、リスト情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報又は第2入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
また、開発者又は現場担当者は、個々の製造現場毎に、対応するエレベータの製造における各種手順を策定する。開発者又は現場担当者は、当該策定された手順を示す情報(以下「手順情報」ということがある。)を第1端末装置1又は第2端末装置2に入力する。情報共有支援システム200において、手順情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報又は第2入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
以下、図面情報、リスト情報及び手順情報などを総称して「図面等情報」ということがある。また、図面情報が示す図面、リスト情報が示すリスト、及び手順情報が示す手順などを総称して「図面等」ということがある。
また、開発者又は現場担当者は、個々の製造現場毎に、対応するエレベータの製造における各種スケジュールを策定する。開発者又は現場担当者は、当該策定されたスケジュールを示す情報(以下「スケジュール情報」ということがある。)を第1端末装置1又は第2端末装置2に入力する。情報共有支援システム200において、スケジュール情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報又は第2入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
また、開発者は、個々の製造現場毎に、製造開始前の現地調査用の机上検討を行う。開発者は、机上検討により作成又は取得された種々の情報、及び机上検討の結果を示す情報など(以下総称して「机上検討情報」ということがある。)を第1端末装置1に入力する。情報共有支援システム200において、机上検討情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。なお、机上検討情報は、図面等情報又はスケジュール情報などを含むものであっても良い。
また、現場担当者は、個々の製造現場毎に、製造開始前の現地調査を行う。現場担当者は、現地調査により作成又は取得された種々の情報、及び現地調査の結果を示す情報など(以下総称して「現地調査情報」ということがある。)を第2端末装置2に入力する。情報共有支援システム200において、現地調査情報は、共有対象情報(より具体的には第2入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
また、現場担当者は、個々の製造現場毎に、エレベータの製造中に発生した事物であって、開発者又は他の現場担当者に対する報告の対象となる事物に関する情報(以下「報告情報」ということがある。)を第2端末装置2に入力する。情報共有支援システム200において、報告情報は、共有対象情報(より具体的には第2入力情報)として共有対象情報データベース44に記憶される。
報告情報は、例えば、個々の製造現場にて発生した不具合に関する情報、個々の製造現場にて発生した注意事項に関する情報、個々の製造現場にて行われたエレベータ若しくは建物の改修に関する情報、又は個々の製造現場にて行われたスケジュールの改定に関する情報である。また、報告情報は、当該不具合が発生した箇所の写真、又は当該改修が行われた箇所の写真を含むものであっても良い。これらの写真は、例えば、第2端末装置2の撮像部26により撮像されるものである。
また、開発者は、共有対象情報データベース44内に蓄積された報告情報を用いて、不具合に対する対策を検討する。開発者は、対策検討の過程を示す情報、及び対策検討の結果を示す情報など(以下総称して「対策検討情報」ということがある。)を第1端末装置1に入力する。情報共有支援システム200において、対策検討情報は、共有対象情報(より具体的には第1入力情報)として共有対象情報データベース44に蓄積される。
情報共有支援システム200においては、これらの情報の入力用の各種画面、及び、これらの情報を表示する各種画面が、第1端末装置1、第2端末装置2又は表示装置5などに表示される。これらの画面を表示させる制御、及び、これらの画面によるユーザインタフェースの制御は、上記のとおり、ユーザインタフェース制御部48により実行される。以下、図8~図15を参照して、これらの画面の例、及び、これらの画面によるユーザインタフェースの例について説明する。
図8は、第1端末装置1における、机上検討時の入力用の画面S1の例を示している。
机上検討前又は机上検討中に、開発者は、据付け対象となる建物の図面を作成又は取得する。開発者は、当該作成又は取得された図面を示す情報(すなわち図面情報)を第1端末装置1に入力する。
机上検討において、開発者は、据付け対象となるエレベータの機種を選択する。通常、エレベータの形状は、エレベータの機種毎に異なるものである。ユーザインタフェース制御部48は、画面S1内の領域A1に、各機種のエレベータの形状を示す画像I1_1~I1_3を並べて表示する。開発者は、領域A1に対する操作入力により、据付け対象となるエレベータの機種を選択する。タグ付与部42は、当該選択された機種を示すタグを、画面S1に含まれる情報、すなわち机上検討情報に自動的に付与する。また、タグ付与部42は、当該選択された機種に対応する型名を示すタグ、及び当該選択された機種に対応する工法を示すタグなどを、これらの机上検討情報に自動的に付与する。機種、型名及び工法などの対応関係を示す情報(いわゆる「プリセット情報」)は、例えば、サーバ装置3に予め記憶されている。
なお、上記複数の共有対象情報のうちの一以上の共有対象情報(例えば、領域A2及び領域A3のうちの領域A3に表示される情報)が、制御部32により生成されることもある。タグ付与部42は、制御部32により生成された共有対象情報に対して、入力情報に対するタグ付与処理と同様のタグ付与処理を実行する。
また、ユーザインタフェース制御部48は、画面S1内の領域A4に、タグ選択用のチェックボックスCB1を表示する。上記のとおり、タグ付与部42は、領域A1に対する操作入力により選択された機種を示すタグ、当該選択された機種に対応する型名を示すタグ、及び当該選択された機種に対応する工法を示すタグなどを、画面S1に含まれる情報に自動的に付与する。これに対して、開発者は、領域A4に対する操作入力により、これらの情報に付与されるタグを追加又は削除することができる。
図9は、第2端末装置2における、現地調査時の入力用の画面S2の例を示している。
通常、現地調査が行われるときは、机上検討情報及び図面情報などが入力済みである。以下、これらの入力済みの共有対象情報を「基本共有対象情報」ということがある。
ユーザインタフェース制御部48は、基本共有対象情報を用いて、画面S2内の領域A11に、据付け対象となる建物の図面に据付け対象となるエレベータの図面を重畳してなる画像I11を表示する。ここで、領域A11内の画像は、第2端末装置2に対する操作入力により編集自在なものである。これにより、現場担当者は、画像I11に対して、現地調査により取得された値(例えば寸法の実測値)を追加的に入力することができる。また、机上検討の結果と現地調査の結果との間に齟齬がある場合、現場担当者は、当該齟齬に応じて、画像I11に含まれる線を修正することができる。
なお、画像I11においては、当該建物の構造物と当該エレベータとの間に間隙が形成される部分(図中P3)がハイライト表示されるものであっても良い。また、当該建物の構造物と当該エレベータとが重畳して配置される部分(図中P4)がハイライト表示されるものであっても良い。
また、制御部32は、画像I11に対する修正事項に基づき、当該建物又は当該エレベータの改修案を作成するものであっても良い。また、この場合、制御部32は、当該作成された改修案に基づき、製造現場におけるスケジュールの改定案を作成するものであっても良い。ユーザインタフェース制御部48は、画面S2内の領域A12に、当該作成された改修案及び改定案に関する情報を表示するものであっても良い。すなわち、この場合における改修案及び改定案は、机上検討の結果と現地調査の結果との齟齬に応じたものである。
ここで、画面S2により入力される情報、すなわち現地調査情報は、上記のように、基本共有対象情報に対して追加的に入力される情報を含むものである。以下、当該追加的に入力される情報、すなわち当該追加的に入力された情報を「追加共有対象情報」ということがある。
タグ付与部42は、基本共有対象情報に付与されたタグと同一のタグを追加共有対象情報に自動的に付与する。これにより、現場担当者が現地調査中にタグを選択する操作を不要とすることができる。なお、元にした情報のタグを機械的に共有することで、基本共有対象情報と追加共有対象情報に関連付けができる機能を有しても良い。
ただし、ユーザインタフェース制御部48は、画面S2内の領域A13に、タグ選択用のチェックボックスCB11を表示させるものであっても良い。この場合、現場担当者は、チェックボックスCB11を用いて、基本共有対象情報に付与されたタグに対して、追加共有対象情報に付与されるタグを追加又は削除することができる。ここで、基本共有対象情報に付与されたタグを「必須タグ」と「変更可能タグ」とに分け、「変更可能タグ」のみタグ選択用のチェックボックスCB11に表示する、といったように追加共有対象情報が基本共有対象情報の一部のタグを必ず共有できるようにすると基本共有対象情報と追加共有対象情報を必ず関連付けることができるため、好ましい。
図10は、第2端末装置2における、現地調査の結果を表示する画面S3の例を示している。すなわち、画面S3は、現地調査後に第2端末装置2に表示される画面である。
ユーザインタフェース制御部48は、画面S3内の領域A21に、画面S2における画像I11に対応する画像I21を表示する。画像I21は、画像I11に対する修正事項及び追加事項が反映されたものである。
また、現地調査中又は現地調査後に、上記改修案に基づく改修及び上記改定案に基づく改定が行われた場合、その旨を示す情報(すなわち第2入力情報)が現場担当者により入力済みである。この場合、ユーザインタフェース制御部48は、画面S3内の領域A22に、当該行われた改修及び改定に関する情報を表示するものであっても良い。
また、ユーザインタフェース制御部48は、画面S3内の領域A23に、画面S3に含まれる情報に付与されたタグを示すチェックボックスCB21を表示するものであっても良い。これにより、現場担当者は、これらの情報に付与されたタグを視覚的に認識することができる。
また、画面S3は、第2端末装置2に代えて又は加えて、現場担当者用の他の端末装置(不図示)に表示されるものであっても良い。また、画面S3は、第2端末装置2に代えて、表示装置5に表示されるものであっても良い。
図11は、第2端末装置2における、製造中の入力用の画面S4の例を示している。より具体的には、画面S4は、報告情報の入力用の画面である。
ユーザインタフェース制御部48は、画面S4の表示を指示する操作が第2端末装置2に入力されたとき、画面S4を第2端末装置2に表示させる。現場担当者は、画面S4内の領域A31に対する操作入力により、報告の内容を入力するとともに、報告先を設定する。図中「送信」ボタンの押下により、これらの内容を含む情報、すなわち報告情報がサーバ装置3に送信される。図11に示す例においては、不具合に関する報告情報がサーバ装置3に送信される。
このとき、タグ付与部42は、報告情報に対して、当該不具合が発生したエレベータの機種を示すタグ、当該不具合が発生したエレベータの型名を示すタグ、当該不具合が発生した工法を示すタグ、及び当該不具合が発生した製造工程を示すタグなどを自動的に付与する。当該付与されるタグは、第2端末装置2にて画面S4が表示される前に表示されていた画面に含まれる情報、及び、共有対象情報データベース44内のスケジュール情報などに基づき選択される。すなわち、情報共有支援システム200においては、これらの情報も共有対象情報であり、タグが付与されている。このため、これらの情報に付与されているタグを参照することにより、又は、これらの情報に付与されているタグと同一のタグが付与されている情報を参照することにより、当該不具合が発生したエレベータの機種、当該不具合が発生したエレベータの型名、当該不具合が発生した工法、及び当該不具合が発生した製造工程などを判定することができる。
ただし、ユーザインタフェース制御部48は、画面S4内の領域A32に、タグ選択用のチェックボックスCB31を表示するものであっても良い。これにより、現場担当者は、報告情報に付与されるタグを追加又は削除することができる。
また、図11に示す如く、画面S4は、不具合が発生した箇所の写真I31をサーバ装置3にアップロードする機能を有している。写真I31は、例えば、第2端末装置2の撮像部26により撮像されるものである。
なお、画面S4を用いた報告は、開発者による現場担当者に対する報告依頼に応じて実行されるものであっても良い。この場合、報告情報に付与されるタグは、開発者により画面S4の表示前に(例えば報告の依頼時に)選択されたものであっても良い。
図12は、第1端末装置1における、不具合に対する対策検討時の入力用の画面S5の例を示している。
開発者は、画面S5に対する操作入力により、対策検討情報を入力する。タグ付与部42は、対策検討情報を履歴として参照することが可能となるようなタグを自動的に選択して、当該選択されたタグを対策検討情報に付与する。これにより、現場担当者は、第2端末装置2を用いて、過去に発生した不具合に対する開発者による対策の検討過程及び検討結果を、履歴として閲覧することができる。
ただし、ユーザインタフェース制御部48は、画面S5内の領域A41に、タグ選択用のチェックボックスCB41を表示するものであっても良い。これにより、開発者は、対策検討情報に付与されるタグを追加又は削除することができる。
図13は、第2端末装置2における、仕様等を表示する画面S6の例を示している。
ユーザインタフェース制御部48は、共有対象情報データベース44内の仕様等情報を含む画面S6を第2端末装置2に表示させる機能を有している。画面S6は、原則、共有対象情報データベース44内の全ての仕様等情報を含むものである。また、画面S6においては、原則、個々のエレベータの製造工程に基づく順序に仕様等情報が並べて配置される。この配置は、個々の仕様等情報に、対応するエレベータの機種を示すタグ、対応するエレベータの型名を示すタグ、対応する工法を示すタグ、及び対応する製造工程を示すタグなどが付与されていることにより実現されるものである。
ここで、ユーザインタフェース制御部48は、画面S6内の領域A51に、画面S6の閲覧者の属性を選択するためのチェックボックスCB51を表示させる。ユーザインタフェース制御部48は、チェックボックスCB51により選択された属性に応じて、画面S6における個々の仕様等情報の表示有無又は表示態様をタグにより設定する機能を有している。
すなわち、チェックボックスCB51に含まれる複数の属性の各々は、上記複数のタグのうちの一以上のタグと対応している。ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうちの選択された属性に対応するタグが付与された情報を画面S6における表示対象に含めるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報を画面S6における表示対象から除外する。または、ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうちの選択された属性に対応するタグが付与された情報を画面S6にてハイライト表示するとともに、仕様等情報のうちの残余の情報を画面S6にて非ハイライト表示(例えばグレーアウト表示)する。これにより、例えば、以下のような表示が実現される。
例えば、図中「ベテラン」属性が選択された場合、仕様等情報のうちの応用的な内容を含む情報(例えば、個々の製造現場における固有の仕様等に関する情報)のみが画面S6に表示される。
または、例えば、図中「初心者」属性が選択された場合、仕様等情報のうちの基本的な内容を含む情報(例えば、複数の製造現場における共通の仕様等に関する情報)が画面S6に表示されるとともに、仕様等情報のうちの応用的な内容を含む情報が画面S6から除外される。または、この場合、仕様等情報のうちの基本的な内容を含む情報が画面S6にてハイライト表示されるとともに、仕様等情報のうちの応用的な内容を含む情報が画面S6にて非ハイライト表示される。
または、例えば、図中「工事管理者」属性が選択された場合、仕様等情報のうちの製造現場における工事に関連する情報が画面S6に表示されるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報が画面S6から除外される。または、この場合、仕様等情報のうちの製造現場における工事に関連する情報が画面S6にてハイライト表示されるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報が画面S6にて非ハイライト表示される。
または、例えば、図中「施設管理者」属性が選択された場合、仕様等情報のうちの建物に関連する情報が画面S6に表示されるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報が画面S6から除外される。または、この場合、仕様等情報のうちの建物に関連する情報が画面S6にてハイライト表示されるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報が画面S6にて非ハイライト表示される。
また、ユーザインタフェース制御部48は、画面S6内の領域A52に、タグ選択用のチェックボックスCB52を表示させる。このチェックボックスCB52は、複数のタグのうちの共有対象情報検索部45による検索処理の対象となる一以上のタグを選択するためのチェックボックスである。すなわち、チェックボックスCB52により一以上のタグを選択する操作は、検索処理の実行を指示する操作でもある。
共有対象情報検索部45は、共有対象情報データベース44内の共有対象情報(より具体的には仕様等情報)のうち、チェックボックスCB52により選択されたタグが付与されている共有対象情報を検索する。ユーザインタフェース制御部48は、検索処理の結果に応じて、画面S6における個々の仕様等情報の表示有無又は表示態様を設定する機能を有している。
すなわち、ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうちの検索処理の結果に含まれる情報を画面S6における表示対象に含めるとともに、仕様等情報のうちの残余の情報を画面S6における表示対象から除外する。または、ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうちの検索処理の結果に含まれる情報を画面S6にてハイライト表示するとともに、仕様等情報のうちの残余の情報を画面S6にて非ハイライト表示する。
なお、ユーザインタフェース制御部48は、チェックボックスCB51により選択された属性に応じて、及び、共有対象情報検索部45による検索処理の結果に応じて、画面S6における個々の仕様等情報の表示有無又は表示態様を設定するものであっても良い。これにより、例えば、以下のような表示が実現される。
すなわち、図13に示す例においては、チェックボックスCB51にて「初心者」属性が選択された状態であり、かつ、チェックボックスCB52にて「エレ機種××」タグが選択された状態である。この場合、ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうち、「初心者」属性に対応するタグが付与されており、かつ、「エレ機種××」タグが付与されている情報を画面S6に表示させるとともに、残余の情報を画面S6から除外する。または、ユーザインタフェース制御部48は、仕様等情報のうち、「初心者」属性に対応するタグが付与されており、かつ、「エレ機種××」タグが付与されている情報を画面S6にてハイライト表示するとともに、残余の情報を画面S6にて非ハイライト表示する。
また、ユーザインタフェース制御部48は、ソート処理の実行を指示するためのボタン等(不図示)を画面S6内に表示させるものであっても良い。共有対象情報ソート部46は、当該ボタンを押下する操作に応じて、検索処理の結果に含まれる情報に対するソート処理を実行する。ユーザインタフェース制御部48は、ソート処理の結果に応じて、画面S6における仕様等情報の配置順を変更する。
また、現場担当者は、印刷機6を用いて、画面S6を所定サイズ(例えばA4サイズ)の用紙に印刷することができる。このとき、現場担当者は、検索処理及びソート処理の実行後の画面S6を印刷することにより、個々の製造現場毎に又は個々の現場担当者毎にカスタマイズされた仕様書又はマニュアル本などを作成することができる。
そこで、ユーザインタフェース制御部48は、これらの冊子の作成を支援する観点から、印刷後のレイアウトに基づき、第2端末装置2における画面S6の表示レイアウトを設定するものであっても良い。例えば、ユーザインタフェース制御部48は、印刷後の各ページの端部にチェックボックスCB52が配置されるように、画面S6の表示レイアウトを設定する。これにより、印刷後の冊子における情報の検索性を向上することができる。
また、画面S6は、第2端末装置2に代えて又は加えて、現場担当者用の他の端末装置(不図示)に表示されるものであっても良い。また、画面S6は、第2端末装置2に代えて又は加えて、表示装置5に表示されるものであっても良い。
また、ユーザインタフェース制御部48は、チェックボックスCB51により選択された属性に応じて、画面S6における表示内容を異ならしめるものであっても良い。例えば、ユーザインタフェース制御部48は、図中「初心者」属性が選択された場合、画面S6にて、仕様等情報のうちの基本的な情報を示すアニメーション動画を再生するものであっても良い。他方、他の属性が選択された場合、ユーザインタフェース制御部48は、当該アニメーション動画の再生をスキップするものであっても良い。
また、図13に示すユーザインタフェース(すなわち画面S6によるユーザインタフェース)は、共有対象情報データベース44内の共有対象情報を表示する画面であれば、如何なる共有対象情報を表示する画面に用いられるものであっても良い。
例えば、机上検討の結果を表示する画面が、図13に示すものと同様のユーザインタフェースを有するものであっても良い。すなわち、机上検討の結果を表示する画面は、図10に示す具体例に限定されるものではない。または、例えば、図面等を表示する画面、すなわち各種図面、各種リスト及び各種手続を表示する画面が、図13に示すものと同様のユーザインタフェースを有するものであっても良い。
図14は、第1端末装置1における、各種図面を表示する画面S7の例を示している。
上記のとおり、開発者は、開発用の各種図面を作成又は取得するとともに、製造用の各種図面を作成又は取得して、これらの図面を示す情報(すなわち図面情報)を第1端末装置1に入力する。ユーザインタフェース制御部48は、これらの図面のうちの一以上の図面(以下「表示対象図面」ということがある。)の表示を指示する操作が第1端末装置1に入力されたとき、表示対象図面を含む画面S7を第1端末装置1に表示させる機能を有している。
ここで、上記のとおり、開発部門は複数の部署を含むものである。表示対象図面が複数である場合、上記複数の部署の各々にとって、当該複数の表示対象図面のうちの一部の図面が有用である一方、残余の図面が不要である可能性がある。
そこで、タグ付与部42は、個々の図面情報が入力されたとき、上記複数の部署のうちの対応する部署を示すタグを当該入力された図面情報に付与する。このとき、タグ付与部42は、個々の図面情報に含まれる文字列に基づき、個々の図面に対応する部署(すなわち個々の図面情報に付与されるタグ)を自動的に選択するものであっても良い。または、例えば、個々の図面情報の入力用の画面にタグ選択用のチェックボックスが含まれており、個々の図面情報に付与されるタグが第1入力者の操作により選択されるものであっても良い。
ユーザインタフェース制御部48は、複数の表示対象図面に対応する複数の図面情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の表示対象図面の各々の表示態様又は表示有無を設定する。これにより、例えば、以下のような表示が実現される。
例えば、ユーザインタフェース制御部48は、複数の表示対象図面のうち、第1端末装置1が設置されている部署(すなわち画面S7の閲覧者が所属している蓋然性が高い部署)に対応する図面と残余の図面とを互いに異なる色にて表示する。または、例えば、ユーザインタフェース制御部48は、複数の表示対象図面のうち、第1端末装置1が設置されている部署に対応する図面をハイライト表示するとともに、残余の図面を非ハイライト表示する。または、例えば、ユーザインタフェース制御部48は、複数の表示対象図面のうち、第1端末装置1が設置されている部署に対応する図面を画面S7に含めるとともに、残余の図面を画面S7から除外する。これにより、画面S7の閲覧者は、複数の表示対象図面のうちの自身が所属している部署に関連する図面を視覚的に容易に認識することができる。
なお、画面S7は、第1端末装置1に代えて又は加えて、開発者用の他の端末装置(不図示)に表示されるものであっても良い。また、画面S7は、第1端末装置1に代えて又は加えて、開発者用の表示装置(不図示)に表示されるものであっても良い。
図15は、第1端末装置1における、仕様等の見直しを推奨する画面S8の例を示している。
制御部32は、共有対象情報データベース44内の個々の仕様等情報について、現場担当者による閲覧回数及び印刷回数をカウントする機能を有している。
ここで、特定の仕様情報の閲覧回数が他の仕様情報の閲覧回数に比して多い場合、当該特定の仕様情報に対応するエレベータ又は物品に関連する作業が現場担当者にとって複雑若しくは煩雑であるか、又は当該特定の仕様情報の内容若しくは形式が現場担当者にとって分かりにくいものである可能性がある。また、特定のマニュアル情報の閲覧回数が他のマニュアル情報の閲覧回数に比して多い場合、当該特定のマニュアル情報に基づく作業が現場担当者にとって複雑若しくは煩雑であるか、当該特定のマニュアル情報の内容若しくは形式が現場担当者にとって分かりにくいものである可能性がある。印刷回数についても同様である。
そこで、制御部32は、閲覧回数又は印刷回数が所定回数を超えた仕様等情報が存在する場合、当該仕様等情報が示す仕様等について、開発者に見直しを推奨する機能を有している。また、このとき、制御部32は、当該仕様等情報に付与されたタグと同一のタグ(例えば、同一の機種を示すタグ、同一のオプションを示すタグ、同一の建築状態を示すタグ)が付与された仕様等情報が示す仕様等についても、開発者に見直しを推奨する。これらの見直しにより、上記のような問題の解消を図るものである。
また、制御部32は、共有対象情報データベース44内に蓄積された報告情報を用いて、所定の条件毎に(例えば、エレベータの機種毎に、エレベータのオプション毎に、又は建物の建築状毎に)、不具合の発生件数をカウントする機能を有している。制御部32は、不具合の発生件数が所定件数を超えた条件が存在する場合、当該条件に対応するタグが付与された仕様等情報が示す仕様等について、開発者に見直しを推奨する機能を有している。画面S8は、この場合における、見直しを推奨する画面の例を示している。
上記のとおり、報告情報は、不具合が発生した箇所の写真を含むものである。図15に示す如く、画面S8は、これらの写真を含むものであっても良い。
また、制御部32は、仕様等の見直しを推奨するとき、当該推奨される見直しによる費用対効果を算出するものであっても良い。ユーザインタフェース制御部48は、当該算出された費用対効果を示す画像を画面S8に含めるものであっても良い。
次に、図16を参照して、投影装置7により投影される画像I9の例について説明する。
制御部32は、共有対象情報データベース44内のスケジュール情報などを参照して、個々の製造現場における現在の製造工程を判定する。ユーザインタフェース制御部48は、共有対象情報データベース44内の仕様等情報のうちの当該判定された製造工程に対応する情報を示す画像I9の投影を投影装置7に指示する。投影装置7は、当該指示に基づき、画像I9を、エレベータのカゴ内の壁面部、又はエレベータ用の坑内の壁面部に投影する。これにより、例えば、個々の製造現場における複数の現場担当者による仕様等情報の共有を促進することができる。
なお、投影装置7は、共有対象情報データベース44内の共有対象情報であれば、如何なる情報を示す画像を投影するものであっても良い。例えば、投影装置7は、現在の製造工程に対応する図面情報などを示す画像を投影するものであっても良い。現場担当者は、当該投影された画像を用いて、現場担当者にとってのクライアント(例えば建築設計事務所又は施主)に対して、製造現場にて各種説明を行うことができる。
次に、情報共有支援システム200が有するそのほかの機能について説明する。
(1)開発者は、個々のエレベータの仕様又は個々の物品の仕様を改定することがある。ユーザインタフェース制御部48は、当該改定された仕様を示す仕様情報の入力画面において、一括更新処理の実行を指示するボタンを表示するものであっても良い。共有対象情報更新部47は、当該ボタンが押下された場合、当該改定された仕様を示す仕様情報を更新するとともに、共有対象情報データベース44内の共有対象情報のうちの当該仕様が改定されたエレベータ又は物品に関連する情報について、一括更新処理を実行するものであっても良い。
(2)ユーザインタフェース制御部48は、改定前の仕様情報と改定後の仕様情報とが混在する画面を表示させるとき、改定前の仕様情報を非ハイライト表示するとともに、改定後の仕様情報をハイライト表示するものであっても良い。
(3)第2端末装置2は、製造中の各日に、その日の製造工程における注意事項に関連する情報、及び安全確認事項に関連などを自動的に読み上げるものであっても良い。
(4)スマートグラス(すなわち第2端末装置2)を装着した現場担当者の視界内に、エレベータの製造に用いられる物品が入ったとき、当該スマートグラスのHUDにおいて、当該物品を強調するようなAR(Augmented Reality)表示(例えば当該物品を縁取りするようなAR表示)が自動的になされるものであっても良い。これとともに、当該部品を用いる製造工程に対する前後の製造工程を示す情報などが、HUDに表示されたり、第2端末装置2により自動的に読み上げられたりするものであっても良い。
次に、図17~図18を参照して、情報共有支援装置100の変形例について説明する。
共有対象情報取得部41、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の各々は、制御部32内にて情報共有支援装置100外に設けられているものであっても良い。これにより、例えば、図17に示す如く、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45及びユーザインタフェース制御部48により情報共有支援装置100の要部が構成されているものであっても良い。または、例えば、図18に示す如く、タグ付与部42及び共有対象情報管理部43により情報共有支援装置100の要部が構成されているものであっても良い。
次に、情報共有支援システム200の変形例について説明する。
共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及びユーザインタフェース制御部48の機能のうちの少なくとも一部の機能が、サーバ装置3の制御部32に代えて、第1端末装置1の制御部12にて実現されるものであっても良い。また、これらの機能のうちの少なくとも一部の機能が、サーバ装置3の制御部32に代えて、第2端末装置2の制御部22にて実現されるものであっても良い。
また、製造対象機器はエレベータに限定されるものではなく、如何なる機器であっても良い。
以上のように、実施の形態1の情報共有支援装置100は、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援装置100であって、複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部42と、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部43と、を備え、複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、製造対象機器の製造現場の担当者(現場担当者)により基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する基本共有対象情報に付与されたタグを含む。これにより、開発者及び現場担当者による共有対象情報の共有を促進することができる。特に、開発者が、製造現場にて作成又は取得された情報(すなわち追加共有対象情報)を現場担当者と共有することがきる。また、他の現場担当者も、これらの情報を共有することができる。また、タグを用いることにより、共有対象情報の検索性を向上することができる。
また、タグ付与部42は、複数の共有対象情報の各々に付与されるタグを自動的に選択する機能を有する。これにより、例えば、現場担当者が製造現場にてタグを選択する操作を不要とすることができる。
また、情報共有支援装置100は、複数の共有対象情報を含む画面S6を担当者(現場担当者)用の端末装置(第2端末装置2)又は表示装置5に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部48を備え、画面S6において、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報が製造対象機器の製造工程に基づく順序に配置される。これにより、例えば、図13に示すユーザインタフェースを実現することができる。
また、情報共有支援装置100は、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報に対する検索処理を実行する共有対象情報検索部45を備え、ユーザインタフェース制御部48は、検索処理の結果に応じて、画面S6における複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定する。これにより、検索処理の結果に応じて、画面S6の閲覧性を向上することができる。
また、画面S6は、複数のタグのうちの検索処理の対象となるタグを選択するチェックボックスCB52を含む。これにより、画面S6の閲覧者は、検索処理の対象となるタグを容易に選択することができる。
また、画面S6は、画面S6の閲覧者の属性を選択するチェックボックスCB51を含み、ユーザインタフェース制御部48は、複数のタグのうちのチェックボックスCB51により選択された属性に対応するタグに応じて、画面S6における複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定する。これにより、画面S6の閲覧者の属性に応じて、画面S6の閲覧性を向上することができる。
また、実施の形態1に係る情報共有支援システム200は、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援システム200であって、複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部42と、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部43と、を備え、複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、製造対象機器の製造現場の担当者(現場担当者)により基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する基本共有対象情報に付与されたタグを含む。これにより、情報共有支援装置100による上記効果と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図19は、実施の形態2に係る情報共有支援システムのシステム構成を示す説明図である。図20は、実施の形態2に係る情報共有支援システムに含まれるサーバ装置の要部を示すブロック図である。図21は、実施の形態2に係る情報共有支援装置の要部を示すブロック図である。図19~図21を参照して、実施の形態2の情報共有支援装置100a及び情報共有支援システム200aについて説明する。
図19は、実施の形態2に係る情報共有支援システムのシステム構成を示す説明図である。図20は、実施の形態2に係る情報共有支援システムに含まれるサーバ装置の要部を示すブロック図である。図21は、実施の形態2に係る情報共有支援装置の要部を示すブロック図である。図19~図21を参照して、実施の形態2の情報共有支援装置100a及び情報共有支援システム200aについて説明する。
なお、図19において、図1に示す構成要素と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。また、情報共有支援システム200aに含まれる第1端末装置1の構成は、実施の形態1にて図2を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。また、情報共有支援システム200aに含まれる第2端末装置2の構成は、実施の形態1にて図3を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。また、図20において、図4に示すブロックと同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。また、図21において、図5に示すブロックと同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。
図19に示す如く、情報共有支援システム200aは、現場担当者用のコードリーダ8を含むものであっても良い。コードリーダ8は、例えば、バーコード等の一次元コード用のリーダ、QRコード(登録商標)等の二次元コード用のリーダ、又はPMコード(登録商標)等の三次元コード用のリーダにより構成されている。コードリーダ8は、コンピュータネットワーク4により、サーバ装置3と通信自在である。なお、コードリーダ8は、第2端末装置2を介してサーバ装置3と通信自在なものであっても良い。
図21に示す如く、情報共有支援装置100aは、識別コード生成部51を有している。識別コード生成部51は、個々のエレベータの製造に用いられる個々の物品(治具、工具、部品等)について、識別用の一次元コード、識別用の二次元コード、又は識別用の三次元コード(以下総称して「識別コード」という。)を生成するものである。
情報共有支援システム200aにおいて、識別コード生成部51により生成された個々の識別コードを示す情報(以下「識別コード情報」という。)は、共有対象情報として共有対象情報データベース44に記憶される。すなわち、タグ付与部42は、個々の識別コード情報に対して、対応する物品を示すタグを付与する。
通常、個々の物品は、個々の物品を取り扱うメーカ又は商社など(以下総称して「発送者」ということがある。)により、対応する製造現場に発送される。このとき、開発者は、個々の物品の発送者に対して、対応する物品を示す識別コードを通知する。個々の物品の発送者は、対応する物品を発送するとき、当該通知された識別コードを添付する。または、個々の物品の発送者は、対応する物品を発送するとき、当該通知された識別コードを梱包資材(例えば木箱又は段ボール)に貼付する。
現場担当者は、個々の物品が製造現場に届けられたとき、第2端末装置2の撮像部26又はコードリーダ8を用いて、当該添付又は貼付された識別コードを読み取る。第2端末装置2又はコードリーダ8は、当該読み取られた識別コードを示す識別コード情報などをサーバ装置3に送信する。これに対して、制御部32aは、共有対象情報データベース44内の共有対象情報のうち、当該読み取られた識別コードが示す物品に関連する情報(すなわち当該物品を示すタグが付与された情報)を抽出する。ユーザインタフェース制御部48は、当該抽出された情報のうちの少なくとも一部の情報を含む画面を第2端末装置2に表示させる制御を実行する。
例えば、ユーザインタフェース制御部48は、当該物品を示す情報を含む画面を第2端末装置2に表示させる。これにより、梱包資材に識別コードが貼付されている場合、現場担当者は、当該梱包資材による梱包を開封することなく、当該梱包の中身を確認ことができる。これにより、製造現場にて不要な開封作業が発生するのを回避することができる。
また、例えば、ユーザインタフェース制御部48は、当該物品の仕様を示す情報を含む画面を第2端末装置2に表示させる。これにより、現場担当者は、当該物品の最新の仕様を確認することができる。
すなわち、従来、物品の発送と当該物品の仕様を示す仕様書の発送とが別個に行われるものであった。このため、物品の発送タイミングと仕様書の発送タイミングとのずれなどに起因して、当該物品の仕様が改定されたにもかかわらず、改定前の仕様を示す仕様書が発送されることがあるという問題があった。情報共有支援システム200aにより、このような問題を解消することができる。
また、例えば、ユーザインタフェース制御部48は、当該物品を用いる作業のマニュアルを示す情報、当該物品を用いる作業が行われる予定の日時を示す情報、又は当該物品が用いられる製造工程を示す情報などを含む画面を第2端末装置2に表示させる。これにより、現場担当者は、これらの情報を確認することができる。
共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47及び識別コード生成部51により、情報共有支援制御部49aの要部が構成されている。ユーザインタフェース制御部48及び情報共有支援制御部49aにより、制御部32aの要部が構成されている。また、ユーザインタフェース制御部48及び情報共有支援制御部49aにより、情報共有支援装置100aの要部が構成されている。通信部31及び制御部32aにより、サーバ装置3aの要部が構成されている。
情報共有支援装置100aの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図6を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、識別コード生成部51の機能は、プロセッサ61及びメモリ62により実現されるものであっても良く、又は専用の処理回路64により実現されるものであっても良い。
次に、図22のフローチャートを参照して、情報共有支援装置100aの動作について説明する。
図22Aは、識別コード生成部51の動作を示している。図22Aに示す如く、識別コードの生成を指示する操作が第1端末装置1に入力されたとき(例えば、個々の物品に関する情報の入力用の画面において、識別コードの生成を指示するボタンが押下されたとき)(ステップST51“YES”)、識別コード生成部51は、対応する物品を示す識別コートを生成する(ステップST52)。
図22Bは、ユーザインタフェース制御部48等の動作を示している。図22Bに示す如く、複数の物品のうちのいずれかの物品を示す識別コードが第2端末装置2又はコードリーダ8により読み取られたとき(ステップST61“YES”)、制御部32aは、共有対象情報データベース44内の共有対象情報のうち、当該読み取られた識別コードが示す物品に関連する情報(すなわち当該物品を示すタグが付与された情報)を抽出する(ステップST62)。次いで、ユーザインタフェース制御部48は、当該抽出された情報のうちの少なくとも一部の情報(例えば仕様情報)を含む画面を第2端末装置2に表示させる制御を実行する(ステップST63)。
なお、情報共有支援装置100aは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例を採用することができる。
例えば、共有対象情報取得部41、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47、ユーザインタフェース制御部48及び識別コード生成部51の各々は、制御部32a内にて情報共有支援装置100a外に設けられているものであっても良い。これにより、図23に示す如く、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45及びユーザインタフェース制御部48により情報共有支援装置100aの要部が構成されているものであっても良い。または、図24に示す如く、タグ付与部42及び共有対象情報管理部43により情報共有支援装置100aの要部が構成されているものであっても良い。
また、情報共有支援システム200aは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例を採用することができる。
例えば、共有対象情報取得部41、タグ付与部42、共有対象情報管理部43、共有対象情報検索部45、共有対象情報ソート部46、共有対象情報更新部47、ユーザインタフェース制御部48及び識別コード生成部51の機能のうちの少なくとも一部の機能が、サーバ装置3aの制御部32aに代えて、第1端末装置1の制御部12にて実現されるものであっても良い。また、これらの機能のうちの少なくとも一部の機能が、サーバ装置3aの制御部32aに代えて、第2端末装置2の制御部22にて実現されるものであっても良い。
以上のように、実施の形態2の情報共有支援装置100aにおいて、複数の共有対象情報は、製造対象機器の製造に用いられる複数の物品に対応する複数の識別コードを示す情報(識別コード情報)を含み、情報共有支援装置100aは、複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードが担当者(現場担当者)用の端末装置(第2端末装置2)又はコードリーダ8により読み取られたとき、複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、複数の共有対象情報のうちの当該読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面を端末装置(第2端末装置2)に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部48を備える。これにより、製造現場にて不要な開封作業が発生するのを回避することができる。また、現場担当者が最新の仕様を確認することができる。
[付記]
実施の形態に係る第1の情報共有支援装置は、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援装置であって、
前記複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、
前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、
前記複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、前記製造対象機器の製造現場の担当者により前記基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、
前記追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する前記基本共有対象情報に付与されたタグを含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第2の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記基本共有対象情報は、前記製造対象機器の開発者により入力された情報を含むことを特徴とする。
実施の形態に係る第3の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数のタグは、予め記憶されている初期タグと、前記タグ付与部により生成される追加タグと、を含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第4の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記タグ付与部は、前記複数の共有対象情報の各々に付与されるタグを自動的に選択する機能を有することを特徴とするものである。
実施の形態に係る第5の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数の共有対象情報を含む画面を前記担当者用の端末装置又は表示装置に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部を備え、
前記画面において、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報が前記製造対象機器の製造工程に基づく順序に配置されることを特徴とするものである。
実施の形態に係る第6の情報共有支援装置は、前記第5の情報共有支援装置において、 前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報に対する検索処理を実行する共有対象情報検索部を備え、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記検索処理の結果に応じて、前記画面における前記複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定することを特徴とする。
実施の形態に係る第7の情報共有支援装置は、前記第6の情報共有支援装置において、前記画面は、前記複数のタグのうちの前記検索処理の対象となるタグを選択するチェックボックスを含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第8の情報共有支援装置は、前記第5の情報共有支援装置において、 前記画面は、前記画面の閲覧者の属性を選択するチェックボックスを含み、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記複数のタグのうちの前記チェックボックスにより選択された属性に対応するタグに応じて、前記画面における前記複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定することを特徴とするものである。
実施の形態に係る第9の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数の共有対象情報は、前記製造対象機器の製造に用いられる複数の物品に対応する複数の識別コードを示す情報を含み、
前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードが前記担当者用の端末装置又はコードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの当該読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面を前記端末装置に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部を備えるものである。
実施の形態に係る情報共有支援システムは、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援システムであって、
前記複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、
前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、
前記複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、前記製造対象機器の製造現場の担当者により前記基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、
前記追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する前記基本共有対象情報に付与されたタグを含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第1の情報共有支援装置は、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援装置であって、
前記複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、
前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、
前記複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、前記製造対象機器の製造現場の担当者により前記基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、
前記追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する前記基本共有対象情報に付与されたタグを含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第2の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記基本共有対象情報は、前記製造対象機器の開発者により入力された情報を含むことを特徴とする。
実施の形態に係る第3の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数のタグは、予め記憶されている初期タグと、前記タグ付与部により生成される追加タグと、を含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第4の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記タグ付与部は、前記複数の共有対象情報の各々に付与されるタグを自動的に選択する機能を有することを特徴とするものである。
実施の形態に係る第5の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数の共有対象情報を含む画面を前記担当者用の端末装置又は表示装置に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部を備え、
前記画面において、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報が前記製造対象機器の製造工程に基づく順序に配置されることを特徴とするものである。
実施の形態に係る第6の情報共有支援装置は、前記第5の情報共有支援装置において、 前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報に対する検索処理を実行する共有対象情報検索部を備え、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記検索処理の結果に応じて、前記画面における前記複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定することを特徴とする。
実施の形態に係る第7の情報共有支援装置は、前記第6の情報共有支援装置において、前記画面は、前記複数のタグのうちの前記検索処理の対象となるタグを選択するチェックボックスを含むことを特徴とするものである。
実施の形態に係る第8の情報共有支援装置は、前記第5の情報共有支援装置において、 前記画面は、前記画面の閲覧者の属性を選択するチェックボックスを含み、
前記ユーザインタフェース制御部は、前記複数のタグのうちの前記チェックボックスにより選択された属性に対応するタグに応じて、前記画面における前記複数の共有対象情報の各々の表示態様又は表示有無を設定することを特徴とするものである。
実施の形態に係る第9の情報共有支援装置は、前記第1の情報共有支援装置において、前記複数の共有対象情報は、前記製造対象機器の製造に用いられる複数の物品に対応する複数の識別コードを示す情報を含み、
前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードが前記担当者用の端末装置又はコードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの当該読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面を前記端末装置に表示させる制御を実行するユーザインタフェース制御部を備えるものである。
実施の形態に係る情報共有支援システムは、製造対象機器の開発及び製造に関する複数の共有対象情報の共有を支援する情報共有支援システムであって、
前記複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、
前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、
前記複数の共有対象情報は、基本共有対象情報と、前記製造対象機器の製造現場の担当者により前記基本共有対象情報に対して追加的に入力される追加共有対象情報と、含み、
前記追加共有対象情報に付与されるタグは、対応する前記基本共有対象情報に付与されたタグを含むことを特徴とするものである。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 第1端末装置、2 第2端末装置、3,3a サーバ装置、4 コンピュータネットワーク、5 表示装置、6 印刷機、7 投影装置、8 コードリーダ、11 通信部、12 制御部、13 操作入力部、14 表示部、21 通信部、22 制御部、23 操作入力部、24 表示部、25 音声出力部、26 撮像部、31 通信部、32,32a 制御部、41 共有対象情報取得部、42 タグ付与部、43 共有対象情報管理部、44 共有対象情報データベース(共有対象情報DB)、45 共有対象情報検索部、46 共有対象情報ソート部、47 共有対象情報更新部、48 ユーザインタフェース制御部(UI制御部)、49,49a 情報共有支援制御部、51 識別コード生成部、61 プロセッサ、62 メモリ、63 メモリ、64 処理回路、100,100a 情報共有支援装置、200,200a 情報共有支援システム。
Claims (4)
- エレベータの開発並びに現場におけるエレベータの組立て及び据付けに関する複数の共有対象情報の共有を支援するエレベータの情報共有支援装置であって、
前記複数の共有対象情報の各々に複数のタグのうちの選択されたタグを付与するタグ付与部と、
前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報を相互に関連付けて管理する共有対象情報管理部と、を備え、
前記複数の共有対象情報は、前記現場におけるエレベータの組立て及び据付けに用いられる複数の物品に対応する複数の識別コードを示す情報を含み、
前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードが、前記現場にある端末装置又はコードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの、読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面を、前記端末装置に表示させる制御を実行する、ユーザインタフェース制御部を備える
ことを特徴とするエレベータの情報共有支援装置。 - 前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードは、梱包資材に貼付されて、当該梱包資材に梱包されて前記現場に発送された物品を示すものであり、
前記ユーザインタフェース制御部は、当該識別コードが前記現場にある前記端末装置又は前記コードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの、読み取られた識別コードに対応する物品に関連した情報を含む画面として、当該物品を示す情報を含む画面を前記端末装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの情報共有支援装置。 - 前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードは、梱包資材に貼付されて、当該梱包資材に梱包されて前記現場に発送された物品を示すものであり、
前記ユーザインタフェース制御部は、当該識別コードが前記現場にある前記端末装置又は前記コードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの、読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面として、当該物品の仕様を示す情報を含む画面を前記端末装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータの情報共有支援装置。 - 前記複数の識別コードのうちのいずれかの識別コードは、梱包資材に貼付されて、当該梱包資材に梱包されて前記現場に発送された物品を示すものであり、
前記ユーザインタフェース制御部は、当該識別コードが前記現場にある前記端末装置又は前記コードリーダにより読み取られたとき、前記複数の共有対象情報の各々に付与されたタグに基づき、前記複数の共有対象情報のうちの、読み取られた識別コードに対応する物品に関連する情報を含む画面として、当該物品を用いる作業のマニュアルを示す情報、当該物品を用いる作業が行われる予定の日時を示す情報、又は当該物品が用いられる製造工程を示す情報、を含む画面を、前記端末装置に表示させる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のエレベータの情報共有支援装置。
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