JP2003016119A - 部材調達システム - Google Patents

部材調達システム

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JP2003016119A
JP2003016119A JP2001199641A JP2001199641A JP2003016119A JP 2003016119 A JP2003016119 A JP 2003016119A JP 2001199641 A JP2001199641 A JP 2001199641A JP 2001199641 A JP2001199641 A JP 2001199641A JP 2003016119 A JP2003016119 A JP 2003016119A
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JP2001199641A
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Yasuo Saito
安夫 斉藤
Noboru Kimura
昇 木村
Ryuji Iwaki
隆二 岩城
Yoshimi Maehara
良実 前原
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部材を設計する側も、製造する側も、共通のデ
ータベースにアクセスすることができるようにして、設
計図面を容易に、かつ、正確に作成することができ、設
計図面に関する情報を容易に、かつ、正確に送受信する
ことができ、部材の価格妥当性を容易に検証することが
できるようにする。 【解決手段】部材を構成する部品の部品データを格納す
る部品データベース11と、前記部品及び部材の設計図
面を格納する図面データベース12と、前記部材の構成
及び部品を特定するシンボルを格納するシンボルデータ
ベース13とを有し、前記シンボルを使用して前記部材
の設計図面を作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材調達システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械装置、電気機器、電子機器等
の部材を調達する場合であり、汎(はん)用品以外の部
材、すなわち、カスタム仕様の部材、又は、汎用品であ
っても一部の仕様を変更した部材又は新規におこした設
計図面を調達する場合には、まず、該部材と同一種類の
部材に関する既存の設計図面を入手し、次いで、該設計
図面を修正し、修正した設計図面に基づいた価格の見
積、納期等の情報を入手した後に、発注して購入するよ
うになっている。
【0003】図2は従来の部材を調達する場合の方法を
示す図である。
【0004】ここでは、前記部材が、電子電気機器内/
機器間等の電気回路をコネクタ/電線材(光を含む。)
等の組合せによって電気的(光を含む。)に接続するた
めの接続コードである場合について説明する。
【0005】まず、設計部門の設計者は、過去に作成し
た設計図面を収納しているファイルを検索して、前記電
子電気機器の仕様に適したコネクタ/電線材等を使用し
た既存の接続コードに関連する設計図面を探し出す。そ
して、探し出した該設計図面の必要箇所を修正して、今
回調達する接続コードの設計図面を作成する。また、今
回調達する接続コードに適合した設計図面が存在しない
場合には、全く新規に設計図面を作成する。
【0006】なお、設計図面の修正や作成は、設計者が
自ら手書きで行ったり、ワープロソフトやCADソフト
等のツールを使用して行っている。
【0007】続いて、前記設計部門は価格調査担当部門
(以下「資材部門」という。)に前記接続コードの価格
調査を依頼する。この場合、前記設計者は、通常、設計
図面を添付して、文書によって資材部門に依頼する。す
ると、依頼を受けた前記資材部門は、該当する接続コー
ドを製造する、通常、複数の接続コード製造メーカに対
して、前記設計図面をFAX、郵送等の手段で送付し、
前記接続コードの製造可否、価格、納期等についての情
報の提供を依頼する。
【0008】これに対して、接続コード製造メーカは、
依頼内容を調査した後、前記資材部門にFAX、郵送等
の手段で回答する。
【0009】続いて、資材部門は、複数の前記接続コー
ド製造メーカからの回答を取りまとめ、価格、納期等を
考慮して、購入先としての接続コード製造メーカを選定
し、選定結果を文書によって設計部門に回答する。
【0010】そして、設計部門は前記選定結果に基づい
て、価格妥当性等を検証した後、接続コード設計図面と
して発行し、正式な購入手続きを行うようになってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法においては、設計者が過去に作成した図面を検
索する場合、膨大な既存の設計図面をファイルの中から
手作業によって、関連する図面を探し出すようになって
いるので、膨大な時間と労力が必要となる。また、本来
存在するはずの設計図面を探し出せないような場合もあ
る。
【0012】そして、設計図面を作成する場合、既存の
設計図面を修正する場合であっても、新規に設計図面を
作成したりする場合であっても、共通のデータベースが
存在しないので、設計図面の作成に多くの時間がかかっ
てしまう。また、ワープロソフトやCADソフト等のツ
ールを使用して作成する場合であっても、個々の設計者
が独自に作成するので、設計図面の作図法等に統一性が
無くなってしまう。さらに、誤記、指示漏れ等を根絶す
ることができないので、設計図面の品質を向上させるこ
とができない。
【0013】また、資材部門においては、価格調査依頼
の定型用紙等の書類と共に紙上に描かれた設計図面をF
AX、郵送等で接続コード製造メーカに送付するように
なっている。そのため、社内の各部門の承認・決裁処理
や、設計図面のコピー及びFAX送付等の処理に多くの
時間と費用がかかってしまう。さらに、前記書類や設計
図面を保管するためのスペースも必要となる。
【0014】一方、前記書類及び設計図面を受け取った
接続コード製造メーカにおいても、同様に、承認・決裁
処理や、設計図面のコピー及びFAX送付等の処理に多
くの時間と費用がかかり、前記書類や設計図面を保管す
るためのスペースも必要となってしまう。
【0015】また、接続コード製造メーカにおいては、
自社用に製造工程の図面を作成する必要があるが、前記
資材部門から送付された設計図面は、作図法等が一致し
てなく、流用することができない場合が多い。この場
合、接続コード製造メーカは、前記資材部門から送付さ
れた設計図面に基づいて、新たに図面を作成する必要が
あり、多くの時間がかかってしまう。さらに、人手によ
る図面の変換においては、同時に転記ミス等が発生して
しまう。
【0016】そして、資材部門が複数の前記接続コード
製造メーカからの回答を取りまとめ、価格、納期等を考
慮して、購入先の接続コード製造メーカを選定する場合
や、設計部門が資材部門からの前記選定結果回答に基づ
いて価格妥当性を検証する場合、類似の接続コードに関
する過去の価格を調査したり、経験に基づいて判断する
ようになっているので、前記価格の調査や妥当な価格の
算出に時間がかかってしまう。
【0017】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
部材を設計する側も、製造する側も、共通のデータベー
スにアクセスすることができるようにして、設計図面を
容易に、かつ、正確に作成することができ、設計図面に
関する情報を容易に、かつ、正確に送受信することがで
き、部材の価格妥当性を容易に検証することができる部
材調達システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の部
材調達システムにおいては、部材を構成する部品の部品
データを格納する部品データベースと、前記部品及び部
材の設計図面を格納する図面データベースと、前記部材
の構成及び部品を特定するシンボルを格納するシンボル
データベースとを有し、前記シンボルを使用して前記部
材の設計図面を作成することができる。
【0019】本発明の他の部材調達システムにおいて
は、さらに、前記部材を設計する側の設計側端末及び前
記部材を製造する側の製造側端末を有するとともに、前
記部品データ、設計図面及びシンボルに識別するための
キャラクタデータが付与され、前記設計側端末は前記製
造側端末に前記キャラクタデータを送信し、前記製造側
端末は、前記部品データベース、図面データベース又は
シンボルデータベースにアクセスして、前記キャラクタ
データに対応する前記部品データ、設計図面及びシンボ
ルを取得する。
【0020】本発明の更に他の部材調達システムにおい
ては、さらに、前記部品及び部材の構成に対応する価格
を格納する価格データベースを有し、前記設計側端末は
前記価格データベースにアクセスして、設計した部材の
価格を算出する。
【0021】本発明の更に他の部材調達システムにおい
ては、さらに、前記設計側端末及び製造側端末の送信し
た情報に管理情報を付与し、前記情報を管理する管理手
段を有する。
【0022】本発明の更に他の部材調達システムにおい
ては、さらに、前記設計側端末及び製造側端末は、新規
に受信した情報にマークを付与して表示する。
【0023】本発明の更に他の部材調達システムにおい
ては、さらに、前記部品データベース、図面データベー
ス及びシンボルデータベースは、インターネットに接続
され、前記部品データ、設計図面及びシンボルはインタ
ーネットを経由して追加、削除又は更新することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態における部材調
達システムの構成を示す概略図である。
【0026】図において、10は、部品データベース1
1、図面データベース12及びシンボルデータベース1
3を備えるサーバである。ここで、該サーバ10は、C
PU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモ
リ等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、プ
リンタ等の出力手段、通信インターフェイス等を備える
コンピュータである。なお、前記サーバ10は、独立し
たコンピュータであってもよいし、分散型サーバのよう
に複数のコンピュータを有機的に結合させたものであっ
てもよいし、大型のコンピュータの中に構築された複数
のシステムの1つであってもよい。
【0027】そして、前記部品データベース11は、部
材を構成する部品の各種寸法、性能、型式、価格、製造
会社名、部品を個々に識別するための型番、品番、名称
等のキャラクタデータ等の部品データを格納するデータ
ベースである。また、図面データベース12は、過去に
作成した部材の設計図面の画像データ、設計図面を検索
するためのキーワード、設計図面を個々に識別するため
の図面番号、名称等のキャラクタデータ等を格納するデ
ータベースである。さらに、前記シンボルデータベース
13は、前記部材の構成や部品の種類等を特定するため
のシンボル、対応する部材や部品のキャラクタデータ等
を格納するデータベースである。
【0028】なお、前記部品データベース11、図面デ
ータベース12及びシンボルデータベース13は、必ず
しも前記サーバ10の内部に構築されていなくてもよ
く、他のサーバやコンピュータの内部に構築されていて
もよい。さらに、前記サーバ10は、部品、部材の構成
等に対応する価格を格納する図示されない価格データベ
ースを有していてもよい。
【0029】また、14は部材を設計する側に配設され
た設計側端末である。ここで、該設計側端末14は、C
PU、MPU等の演算手段、磁気ディスク、半導体メモ
リ等の記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、C
RT、液晶ディスプレー等の表示手段、プリンタ等の出
力手段、通信インターフェイス等を備えるコンピュータ
であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステ
ーション等である。なお、部材を設計する側とは、該部
材を調達する部材調達者であり、通常、該部材を調達、
すなわち、購入して使用する製造会社等の企業である
が、個人、公共団体等、いかなる者であってもよい。そ
して、前記部材調達者は、調達する部材を自身で設計し
て、その仕様を決定し、該仕様に合致する部材の製造を
製造能力を有する他者、すなわち、部材製造者に発注
し、製造された前記部材を購入する。また、前記設計側
端末14は、単数であっても複数であってもよいが、本
実施の形態においては、説明の都合上、単一の設計側端
末14で代表する。
【0030】そして、15は部材を製造する側に配設さ
れた製造側端末である。ここで、該製造側端末15は、
前記設計側端末14と同様に、CPU、MPU等の演算
手段、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キー
ボード、マウス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレ
ー等の表示手段、プリンタ等の出力手段、通信インター
フェイス等を備えるコンピュータであり、例えば、パー
ソナルコンピュータ、ワークステーション等である。な
お、部材を製造する側とは、前記部材製造者であり、通
常、製造会社等の企業であるが、個人、公共団体等、い
かなる者であってもよい。そして、前記部材製造者は、
前記部材調達者から受注した部材を決定された仕様に合
致するように製造して、納品する。なお、前記部材の製
造において、必要に応じて仕様に合致する部品を、該部
品を製造する者、すなわち、部品メーカから購入して使
用する。また、前記製造側端末15は、単数であっても
複数であってもよいが、本実施の形態においては、説明
の都合上、単一の製造側端末15で代表する。
【0031】さらに、16は部品を製造販売する前記部
品メーカに配設された部品メーカ端末である。ここで、
該部品メーカ端末16は、前記設計側端末14及び製造
側端末15と同様に、CPU、MPU等の演算手段、磁
気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段、キーボード、
マウス等の入力手段、CRT、液晶ディスプレー等の表
示手段、プリンタ等の出力手段、通信インターフェイス
等を備えるコンピュータであり、例えば、パーソナルコ
ンピュータ、ワークステーション等である。なお、部品
メーカは、通常、製造会社等の企業であるが、個人、公
共団体等、いかなる者であってもよい。そして、前記部
品メーカは、前記部材を製造するために必要な部品を製
造して、納品する。また、前記部品メーカ端末16は、
単数であっても複数であってもよいが、本実施の形態に
おいては、説明の都合上、単一の部品メーカ端末16で
代表する。
【0032】なお、前記設計側端末14、製造側端末1
5及び部品メーカ端末16は、有線又は無線の公衆通信
回線網、専用通信回線網、インターネット、イントラネ
ット、LAN(Local Area Networ
k)、WAN(Wide Area Network)
等を介して、前記サーバ10と通信可能に接続され、部
品データベース11、図面データベース12及びシンボ
ルデータベース13にアクセスすることができるように
なっている。但し、必要によりアクセス権を制限できる
ものとする。また、前記設計側端末14、製造側端末1
5及び部品メーカ端末16は、有線又は無線の公衆通信
回線網、専用通信回線網、インターネット、イントラネ
ット、LAN、WAN等を介して、互いに通信可能に接
続され、前記サーバ10を経由することなく、互いに通
信することができることが望ましい。
【0033】さらに、前記サーバ10は、前記設計側端
末14及び製造側端末15の送信した情報に管理情報を
付与し、前記情報を管理する図示されない管理手段を有
するものであってもよい。この場合、情報の送信者、受
信者、送信日、回答期限等の項目について管理すること
が可能となる。
【0034】また、前記サーバ10を運営し、管理する
者はいかなる者であってもよいが、前記部材調達者であ
ることが望ましい。その場合、前記部材製造者及び部品
メーカは、前記部材調達者と契約を締結して、前記サー
バ10にアクセスするための製造側端末15及び部品メ
ーカ端末16をあらかじめ登録し、アクセスすることを
可能とするためのIDを取得しておくようにすることが
望ましい。
【0035】次に、前記構成の部材調達システムの動作
について説明する。
【0036】図3は本発明の実施の形態における部材調
達システムの動作の概略を示す図、図4は本発明の実施
の形態における設計図面の図面番号を示す図、図5は本
発明の実施の形態における部材のシンボルを示す第1の
図、図6は本発明の実施の形態における部材のシンボル
を示す第2の図、図7は本発明の実施の形態における部
品データを示す第1の図、図8は本発明の実施の形態に
おける部品データを示す第2の図、図9は本発明の実施
の形態における配線の接続先データ及び電線長を示す
図、図10は本発明の実施の形態における構成データ対
応表を示す図、図11は本発明の実施の形態における構
成品表を示す図、図12は本発明の実施の形態における
配線表を示す図、図13は本発明の実施の形態における
概略価格見積を示す図、図14は本発明の実施の形態に
おける設計図面を示す図、図15は本発明の実施の形態
における設計図面を作成する動作を示すフロ−チャート
である。
【0037】ここでは、部材が接続コードである場合に
ついて説明する。まず、該接続コードの設計図面を作成
する動作について説明する。前記接続コードは、電子電
気機器内/機器間等の電気回路をコネクタ/電線材(光
を含む。)等の組合せによって電気的(光を含む。)に
接続するための接続コードである。
【0038】まず、部材調達者である設計部門の設計者
は、前記設計側端末14を使用して、接続コードの設計
図面を作成する。この場合、前記設計者は、図4に示さ
れるように、作成しようとする設計図面の図面番号を前
記設計側端末14に入力する。この場合、汎用の2次元
CADシステムを用いて対話形式によって設計図面を作
成することができ、キーワード検索機能を利用して、図
面データベース12に格納されている既存の接続コード
に関連する設計図面を検索することができる。なお、キ
ーワードは、あらかじめ前記図面データベース12や部
品(構成品)データベース11に格納されており、キー
ワード検索機能により、部品(構成品)単位でも、図面
データベース12や部品(構成品)データベース11か
ら情報抽出できる。
【0039】次に、前記設計者は、設計側端末14から
シンボルデータベース13にアクセスして、接続コード
の品種を選択する。この場合、該品種は、図5に示され
るように、シンボルとしてシンボルデータベース13に
格納されているので、キーワードや分類による検索機能
により前記シンボルを設計側端末14の表示手段の画面
上に表示させることによって、設計者は接続コードの品
種を容易に選択することができる。ここで、前記設計者
は、「フラットケーブル用コネクタ」を選択したものと
する。
【0040】続いて、前記設計者は、設計側端末14か
らシンボルデータベース13にアクセスして、接続コー
ドの基本パターンを選択する。この場合も、前記品種と
同様に、基本パターンは、図6に示されるように、シン
ボルとしてシンボルデータベース13に格納されている
ので、前記シンボルを設計側端末14の表示手段の画面
上に表示させることによって、設計者は接続コードの基
本パターンを容易に選択することができる。ここで、前
記設計者は、「b)1対1逆」を選択したものとする。
【0041】次に、前記設計者は、設計側端末14から
部品データベース11にアクセスして、選択された前記
接続コードの品種及び基本パターンに適合する部品とし
てのコネクタを選択する。この場合、部品の種類、各種
寸法、性能、型式、製造会社名等の部品データは、図7
に示されるように、設計側端末14の表示手段の画面上
に階層的に表示され、各階層毎に所定の事項を選択し、
次の階層へ移行するようになっている。
【0042】例えば、最初にコネクタの種類の第1の階
層であるコネクタ分類のリストを示すページが表示さ
れ、フラットケーブル用コネクタの欄にカーソルやポイ
ンタを当てて指定(クリック)すると、コネクタの種類
の第2の階層であるコネクタタイプのリストを示すペー
ジが表示される。次に、2.54×2〔mm〕ピッチの
欄にカーソルやポインタを当ててクリックすると、第3
の階層である製造会社名としてのメーカ名のリストを示
すページが表示される。次に、メーカ名○○○の欄にカ
ーソルやポインタを当ててクリックすると、第4の階層
であるシリーズ名のリストを示すページが表示される。
次に、シリーズ名AAの欄にカーソルやポインタを当て
てクリックすると、第5の階層である型番のリストを示
すページが表示される。なお、上記の説明では複数の階
層や項目を複数のページに分けて表示しているが、全階
層や全項目を1ページに一覧表示することも可能であ
る。
【0043】このようにして、所定の事項を選択する
と、所望の仕様を具備するコネクタが決定され、仕様の
詳細及びシンボルが、図に示されるように、設計側端末
14の表示手段の画面上に表示される。
【0044】次に、前記設計者は、選択された前記接続
コードの品種及び基本パターンに適合する部品としての
線材を選択する。この場合も、接続コードの部品データ
は、前記コネクタの場合と同様に、図8に示されるよう
に、前記設計側端末14の表示手段の画面上に階層的に
表示されるようになっている。そして、前記コネクタの
場合と同様に、所定の事項を選択すると、所望の仕様を
具備する線材が決定され、仕様の詳細及びシンボルが、
図に示されるように、設計側端末14の表示手段の画面
上に表示される。
【0045】次に、前記設計者は、配線の接続先デー
タ、すなわち、A1コネクタにおけるピンとB1コネク
タにおけるピンとの対応関係、及び、フラットケーブル
の電線長を指定する。この場合も、A1コネクタにおけ
るピンとB1コネクタにおけるピンとの対応関係及び電
線長は、前記設計側端末14の表示手段の画面上に表示
されるようになっている。そして、図9に示されるよう
に、A1コネクタにおけるピン及びそれに対応するB1
コネクタにおけるピンが指定され、続いて、フラットケ
ーブルの電線長が指定される。
【0046】この時、前記A1コネクタ及びB1コネク
タとフラットケーブルとが不適合である場合はリアルタ
イムでアラームが表示されるようになっている。また、
その他の使用部材に関する、例えば、「本電線は高屈曲
タイプではないので可動部には使用しないこと。」とい
うような注意事項、ノウハウ等もリアルタイムで表示さ
れるようになっている。すなわち、本実施の形態におけ
る部材調達システムは、デザインルールチェック機能を
有する。
【0047】そして、付属品がある場合には、該付属品
が指定されて、図10に示されるような構成データ対応
表が作成される。また、該構成データ対応表に基づい
て、図11に示されるような構成品表、及び、図12に
示されるような配線表が自動的に作成される。
【0048】さらに、作成された前記構成品表及び配線
表に基づいて、図13に示されるような概略価格見積の
算出結果も表示される。この場合、前記部品データベー
ス11や図示されない価格データベースには、選択した
前記コネクタ、フラットケーブル、付属品等の各部品の
単価や圧着加工、圧接加工、結束作業等の加工単価が格
納されているので、前記構成品表及び配線表に含まれる
各部品の構成に基づいて、概略の価格見積を自動的に行
って、図13に示されるような概略価格見積が算出され
るようになっている。
【0049】次に、前記2次元CADシステムは、前記
構成品表及び配線表に基づいて、図14に示されるよう
な接続コードの設計図面を自動的に作成する。この場
合、前記接続コードを構成する各種部品の寸法等が格納
されている前記部品データベース11にアクセスするこ
とによって、前記接続コードの設計図面を作成するため
に必要なデータを取得することができる。なお、前記設
計者は、必要に応じて、前記接続コードの設計図面に追
加工、注記等を記載することができる。
【0050】このようにして、完成した前記接続コード
の設計図面の画像データ、構成品表、配線表等は、設計
側端末14から図面データベース12に送信されて格納
される。この場合、前記設計図面を検索するためのキー
ワード、設計図面を個々に識別するための図面番号、名
称等のキャラクタデータも格納されるので、後日、設計
側端末14及び製造側端末15からアクセスして、所望
の設計図面を検索することができる。
【0051】また、前記設計図面は作成後、必要に応じ
て、更新することができる。部品データベース11、図
面データベース12、シンボルデータベース13及び図
示されない価格データベースに格納されているデータも
随時更新することができる。なお、前記データを更新す
る場合、元のデータも消去せずに保存しておく時には、
更新された状態を識別するために、更新されたデータに
版番号を付与することが望ましい。例えば、最初のデー
タは1版とし、次に更新されたデータは2版とするよう
にする。
【0052】このように、部材調達システムにおいて
は、接続コードの設計図面を容易に作成することができ
るように、構成品表作成、配線表作成機能を有するとと
もに、デザインルールチェック機能、検索機能、概略見
積機能を有する。また、汎用の2次元CADシステムを
用いて設計図面の作成を行い、作成した構成品表、配線
表のデータとリンクさせることによって、自動的に設計
図面を作成することができる。
【0053】さらに、部材製造者を含む各部門間のイン
タフェースにおいては、電子メール、イントラネット、
インターネット等の通信ネットワークを使用し、発信側
においては構成品表、配線表及び設計図面を表現するた
めの各種パラメータ情報をキャラクタデータとして送信
し、受信側においては、該キャラクタデータを元に構成
品表、配線表及び設計図面を復元することができる。な
お、コネクタ部のデータ等は写真を入力しておくことも
できる。この場合、前記キャラクタデータを元に写真が
復元される。
【0054】そして、対話形式において、接続コードの
品種分類、接続コードのパターン分類、コネクタ分類、
線材分類、配線長、配線先等の各分類パラメータをデー
タ入力することによって、構成品表や配線表を作成する
ことができる。なお、前記各分類パラメータは図面番号
にリンクして保存される。
【0055】また、コネクタ、電線材、付属品、注意事
項等はシンボルに定義されて図面作成データにリンクさ
れている。
【0056】そして、2次元CADシステムを使用し、
対話型式による構成品表、配線表作成データのコネク
タ、電線材、付属品、注意事項等のシンボルとリンクさ
れ、自動的に図面作成が行われる。
【0057】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 接続コード図番を入力する。 ステップS2 接続コード品種を選択する。 ステップS3 接続コードの基本パターンを選択する。 ステップS4 コネクタ及び端子を選択する。 ステップS5 線材を選択し、線長を入力する。 ステップS6 配線接続先のデータを入力する。 ステップS7 その他の付属品を選択する。 ステップS8 デザインルールをチェックする。 ステップS9 構成品表及び配線表を自動作成し、見積
を算出する。 ステップS10 構成品表及び配線表のデータ/シンボ
ルから絵図面を自動作成する。 ステップS11 追加工、注記の追記等を行う。
【0058】次に、前記接続コードを部材製造者に発注
する動作について説明する。
【0059】図16は本発明の実施の形態における管理
情報の表示例を示す図、図17は本発明の実施の形態に
おける管理情報テーブルを示す図、図18は本発明の実
施の形態における共有情報テーブルを示す図である。
【0060】まず、部材調達者は、前記設計側端末14
から複数の部材製造者の製造側端末15に前記接続コー
ドの調達に関する見積依頼を送信する。この場合、前記
接続コードの調達個数、納期等の情報とともに前記接続
コードの設計図面を識別するための図面番号、名称等は
キャラクタデータとして送信される。
【0061】続いて、前記部材製造者は、前記見積依頼
を受信すると、前記製造側端末15を使用して、図面デ
ータベース12にアクセスして、前記見積依頼とともに
受信した図面番号、名称等に基づいて、該当する設計図
面を検索する。そして、検索の結果該当する設計図面、
構成品表、配線表等の内容を前記製造側端末15の表示
手段の画面上に表示させたり、プリンタ等によって印刷
する。
【0062】さらに、必要に応じて、前記製造側端末1
5から部品データベース11、シンボルデータベース1
3等にアクセスして、シンボルに対応する部品を特定し
たり、該部品の各種寸法、性能、型式、価格等のデータ
を取得することもできる。但し、価格データについては
前記設計側端末14、製造側端末15で、個々に別デー
タ管理ができるものとする。
【0063】このようにして取得した設計図面、構成品
表、配線表等の内容を検討して、前記部材製造者は、前
記接続コードの見積を作成する。そして、前記部材製造
者は、作成した前記接続コードの見積を前記製造側端末
15から設計側端末14に送信する。
【0064】すると、前記部材調達者は、複数の部材製
造者から送信された見積を価格、納期等の観点から比較
検討して、前記接続コードの調達先を決定する。この場
合、前記部材調達者は、価格妥当性を検証する際に、既
に算出されている概略価格見積を参照することができる
ので、価格調査等を行うことなく、速やかに、かつ、適
切に判断を下すことができる。
【0065】そして、前記部材調達者は、調達先として
単数又は複数の部材製造者を選定し、該部材製造者に対
して、前記接続コードを調達する旨を連絡する、すなわ
ち、接続コードを発注する。この場合、前記設計側端末
14から選定した部材製造者の製造側端末15に前記接
続コードを発注する旨を送信する。ここで、前記接続コ
ードの調達個数、納期等の情報、設計図面を識別するた
めの図面番号、名称等のキャラクタデータを再度送信す
ることもできる。
【0066】次に、前記接続コードの発注を受信した部
材製造者は、前記接続コードの製造を開始する。この場
合、前記接続コードの見積を作成する際に取得した設計
図面、構成品表、配線表等を使用してもよいし、再度、
前記製造側端末15から図面データベース12、部品デ
ータベース11、シンボルデータベース13等にアクセ
スして、設計図面、構成品表、配線表等を取得してもよ
い。
【0067】また、前記部材製造者は、接続コードの製
造に必要な部品を発注する旨を前記製造側端末15から
部品メーカに配設された部品メーカ端末16に対して送
信することができる。この場合、部品の種類、型番等は
キャラクタデータとして送信される。
【0068】そして、前記部品メーカは、前記部材製造
者から前記部品を発注する旨を受信すると、前記部品メ
ーカ端末16を使用して、部品データベース11にアク
セスして、キャラクタデータとして受信した部品の種
類、型番等に基づいて、該当する部品の詳細情報等を検
索する。そして、検索の結果該当する部品の詳細情報等
を前記部品メーカ端末16の表示手段の画面上に表示さ
せたり、プリンタ等によって印刷する。
【0069】このようにして、取得した部品の詳細情報
等に基づいて、前記部品メーカは、発注された部品を製
造する。
【0070】なお、前記部材製造者は、部材調達者が接
続コードの調達に関する見積を依頼した方法と同様の方
法で、部品の調達に関する見積を部品メーカに対して依
頼することもできる。この場合、前記部品メーカは、部
材製造業者が接続コードの見積を作成した方法と同様の
方法で、部品の見積を作成する。
【0071】また、前記部品メーカが、部品メーカ端末
16から部品データベース11にアクセスして、自分で
製造している部品に関する情報を更新することができる
ようにしてもよい。この場合、前記部品メーカは、あら
かじめサーバ10を運営する者と契約を締結し、部品メ
ーカ端末16に対するIDを取得しているものとする。
これにより、例えば、新規に製造を開始した新製品が採
用されることを希望する場合、前記部品メーカは、部品
メーカ端末16を使用して、部品データベース11にア
クセスし、前記新製品の部品データを格納することがで
きる。但し、価格データについては前記設計側端末1
4、製造側端末15及び部品メーカ端末16で個々に別
データ管理ができるものとする。また、シンボルデータ
ベース13にアクセスして、前記新製品の種類等を特定
するためのシンボルや前記新製品のキャラクタデータ等
を格納するようにしてもよい。
【0072】これにより、部品メーカは、新製品の採用
を期待することができる。また、部材調達者等は、新製
品に関する情報を即座に入手することができる。
【0073】なお、前記部材調達者と部材製造者との情
報の受発信情報は、製造側端末15の表示手段の画面上
に、図16に示されるように、表示される。この場合、
新規到着内容に色付きのマークを表示することにより、
目視による判断を容易に行うことができる。
【0074】ところで、前記設計側端末14、製造側端
末15及び部品メーカ端末16の間で、複数の部材や部
品に関して、見積依頼、発注、回答等の多数の情報がや
り取りされる場合、前記情報を一元的に管理することが
望ましい。そのため、サーバ10は図示されない管理手
段を有することが望ましい。この場合、該管理手段は、
図17に示されるような管理情報テーブルを有する。
【0075】該管理情報テーブルは、例えば、管理番
号、図番、部品データ番号、コスト情報番号、ライブラ
リ(LIB)利用数、及び、ライブラリ番号から成る。
まず、前記管理番号は送信された情報に付与される管理
するための番号であり、送信順に付与される。次に、図
番は前記情報に対応する図面の図面番号であり、部品デ
ータ番号は前記情報に対応する部材又は部品のデータに
付与された番号であり、コスト情報番号は前記情報に対
応する部材又は部品のコストに関するデータに付与され
た番号であり、ライブラリ利用数は情報が格納されてい
るライブラリの数である。
【0076】ここで、ライブラリは、部品データベース
11、図面データベース12、シンボルデータベース1
3等のデータベース内に作成された前記データ等を格納
するための記憶領域であり、前記設計側端末14及び製
造側端末15からアクセスすることができるようになっ
ている。そして、管理情報テーブルにおいては、例え
ば、10個まで(10個以上にすることも可能)ライブ
ラリを作成することができるようになっており、前記ラ
イブラリ番号は、作成されたライブラリに付与された番
号である。
【0077】そして、前記部品データ番号及びコスト情
報番号における最初の8桁の数字は、図番における数字
と一致していることが望ましい。なお、前記部品データ
番号、コスト情報番号における最後のハイフン以降の数
字は、更新された版の番号を示すものである。
【0078】さらに、前記設計側端末14及び製造側端
末15の間で送受信される情報を管理するために、前記
管理手段は、図18に示されるような共有情報テーブル
を有する。該共有情報テーブルは、相互共有情報、送信
先情報及び受信先情報の大項目を有し、それぞれの大項
目は、複数の小項目から成る。そして、相互共有情報
は、管理番号、管理版数、回答状況、図番、品名、版
数、記事から成り、送信先情報は、送信先、送信者、送
信日、回答希望日、督促日から成り、受信先情報は、受
信日、受信者、回答予定日、回答日、回答コメントから
成る。なお、前記大項目及び小項目は、適宜変更するこ
とができる。
【0079】ここで、管理版数には、通常1が入力され
るが、回答希望日を過ぎても回答の無い情報に関して
は、督促を送信するとともに版数を1増加させて2とす
る。この場合、督促日には督促を送信した日が入力さ
れ、背景の色も変更される(又は、点滅する)。そし
て、依然として回答が無い場合には、版数をさらに1増
加させて3として、取引中止とする。なお、この場合
も、背景の色を更に濃い色に変化させてもよい。
【0080】また、回答状況に入力された数字は、それ
ぞれに対応する状況を示すようになっている。例えば、
1は送信済み、2は受信済み(回答待ち)、3は回答済
み、8は送信取り消し、9は取引中止を示すようになっ
ている。
【0081】そして、送信者及び受信者は、設計側端末
14、製造側端末15等を使用した設計者等のログイン
情報から自動的に入力される。すなわち、前記設計側端
末14、製造側端末15等を使用する場合には、通常、
ユーザIDやパスワード等のログイン情報を入力するよ
うになっているので、設計側端末14、製造側端末15
等を使用する者を前記ログイン情報から自動的に識別す
ることができる。
【0082】また、回答希望日は送信者が入力し、回答
予定日は受信者が入力するようになっている。なお、送
信日、受信日、回答日は処理した日が自動的に入力され
る。
【0083】ここで、回答コメントには、受信先の状況
を必要に応じて入力する。図に示されるように、見積中
と入力された場合、送信者は受信先が見積作業中である
ことを把握することができる。
【0084】なお、前記共有情報テーブルは、部材調達
者である送信者はすべての情報を閲覧することができ、
部材製造者である受信者は他の受信者の情報を閲覧でき
ないようにすることが望ましい。(参照時にIDから表
示項目がコントロールされる。)なお、前述されたよう
に、本実施の形態における部材調達システムの特徴とし
ては、使用するシンボルに定義された接続コード品種、
接続コードパターン、コネクタ、電線材、共通指示事
項、付属品、配線表等から成るライブラリを接続コード
を製造する部材製造者を含めた発信側及び受信側で共通
化することによって、紙ベースの図面又は画像図面とし
て送付する必要がなくなり、構成品表、配線表、設計図
面を作成するためのパラメータをキャラクタデータとし
て送受信することができることにある。
【0085】したがって、変更、修正等が発生した場合
でも、双方向のデータ通信によって即時にデータの授受
を行うことができるとともに、変更漏れなどを防止する
ことができる。
【0086】また、コネクタ、電線材等の部品メーカの
シンボルデータを流用することによって、部材のシンボ
ル図面作成の効率を向上させることができる。さらに、
ID番号取得等によって各部品メーカが容易にライブラ
リにアクセスして部品の更新、変更を行うこともでき
る。
【0087】そして、部材製造者においては、構成品
表、配線表、設計図面の各データを利用することができ
るので、製造工程用の図面作成等への流用を容易に行う
ことができるので、作業性を向上させることができると
ともに、転記ミスを防止することができる。
【0088】なお、管理面においては、構成品表、配線
表、絵図面データの送受信に関して、図面番号等をキー
として相互送信データに関する送信日、時間、管理番
号、版数等の管理情報を共有することができる機能を有
し、前記管理情報を相互に送信し、督促、依頼等を行
い、相互に納期管理を行うことによってTAT(Tur
nAround Time)を短縮することができる。
【0089】また、図16に示されるように、依頼、回
答情報を一覧表示し、新規到着内容に色付きのマークを
表示することによって、目視による判断を容易に行うこ
とができる。
【0090】さらに、前記シンボルに定義された接続コ
ード品種、接続コードパターン、コネクタ、電線材、共
通指示事項、付属品、配線表等から成るライブラリを部
材製造者を含めた発信側及び受信側で共通化することに
よって、部材製造者側からの低価格の接続コードの提案
等を容易に実現することができる。
【0091】このように、本実施の形態においては、接
続コードの設計図面の検索を容易にすることによって、
類似図面を検索する時間を大幅に短縮することができる
とともに、同じ図面を作成してしまうことを防止するこ
とができる。
【0092】そして、対話形式によって、構成品表、配
線表を作成することができるようにしたことによって、
誤記、部材指定誤り等を防止することができる。また、
汎用の2次元CADシステムを使用し、コネクタ、電線
材、共通指示事項等を共有シンボル化したことによっ
て、指示漏れ等を防止することができ、図面表現を統一
することによって設計図面の品質を向上させることがで
きる。
【0093】さらに、前記シンボルに定義された接続コ
ード品種、接続コードパターン、コネクタ、電線材、共
通指示事項、付属品、配線表等から成るライブラリを部
材製造者を含めた発信側及び受信側で共通化することに
よって、紙ベースの図面又は画像データとして送付する
必要がなくなり、構成品表、配線表、設計図面等を作成
するためのパラメータをキャラクタデータとして送受信
することができるとともに、受信側において構成品表、
配線表、設計図面を自動作成することができるので、画
像データの送信と比較して大幅な時間短縮が図れ、変更
漏れ等を防止することができる。なお、設計図面に代え
て写真を使用した場合でも、必要なパラメータをキャラ
クタデータとして送受信して、受信側において前記写真
を復元するので、画像データの送信と比較して大幅な時
間短縮が図れる。
【0094】また、従来の画像データ送受信において大
量の図面を送受信すると、膨大なデータ容量によって通
信エラーが発生する危険があるが、本実施の形態におい
ては、パラメータ化されたキャラクタデータを送受信す
ることができるので、通信時間を短縮することができる
とともに、確実なデータ通信を行うことができる。
【0095】そして、接続コードを製造する部材製造者
においては、構成品表、配線表、接続コード図面のデー
タを流用することができるので、製造工程用の図面を作
成する工程数を削減することができるとともに、人手に
よる画面変換作業を省略することができるので、転記ミ
ス等の発生も防止することができる。したがって、製造
品質を向上させることができる。
【0096】また、部材製造者への価格調査をネットワ
ークを経由する電子メール等の通信手段を使用すること
によって、社内各部門の承認、決裁処理を簡素化するこ
とができ、図面コピー、FAX等による送付を不要にす
ることができ、紙の保存のためのスペースを確保する必
要がなくなるとともに、TATを短縮することができ、
管理費用、その他を削減することができる。なお、部材
製造者においても同様の効果を得ることができる。
【0097】そして、設計部門及び資材部門における見
積価格妥当性検証についても自動計算することができる
ので、検証の精度を向上させることができ、検証時間を
短縮することができる。
【0098】なお、本実施の形態においては、接続コー
ドを調達するシステムについて説明したが、他の部材を
調達する場合についても適用することができる。
【0099】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0100】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、部材調達システムにおいては、部材を構成する部
品の部品データを格納する部品データベースと、前記部
品及び部材の設計図面を格納する図面データベースと、
前記部材の構成及び部品を特定するシンボルを格納する
シンボルデータベースとを有し、前記シンボルを使用し
て前記部材の設計図面を作成することができる。
【0101】この場合、部材を設計する側と製造する側
とが共通のデータベースにアクセスすることができ、設
計図面を容易に、かつ、正確に作成することができ、設
計図面に関する情報を容易に、かつ、正確に送受信する
ことができ、部材の価格妥当性を容易に検証することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における部材調達システム
の構成を示す概略図である。
【図2】従来の部材を調達する場合の方法を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における部材調達システム
の動作の概略を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における設計図面の図面番
号を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における部材のシンボルを
示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態における部材のシンボルを
示す第2の図である。
【図7】本発明の実施の形態における部品データを示す
第1の図である。
【図8】本発明の実施の形態における部品データを示す
第2の図である。
【図9】本発明の実施の形態における配線の接続先デー
タ及び電線長を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における構成データ対応
表を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における構成品表を示す
図である。
【図12】本発明の実施の形態における配線表を示す図
である。
【図13】本発明の実施の形態における概略価格見積を
示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における設計図面を示す
図である。
【図15】本発明の実施の形態における設計図面を作成
する動作を示すフロ−チャートである。
【図16】本発明の実施の形態における管理情報の表示
例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態における管理情報テーブ
ルを示す図である。
【図18】本発明の実施の形態における共有情報テーブ
ルを示す図である。
【符号の説明】
11 部品データベース 12 図面データベース 13 シンボルデータベース 14 設計側端末 15 製造側端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 302 G06F 17/60 302A 306 306 318 318H ZEC ZEC (72)発明者 岩城 隆二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 前原 良実 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA07 BA08 CA06 DA02 GA01 GA02 KA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)部材を構成する部品の部品データ
    を格納する部品データベースと、(b)前記部品及び部
    材の設計図面を格納する図面データベースと、(c)前
    記部材の構成及び部品を特定するシンボルを格納するシ
    ンボルデータベースとを有し、(d)前記シンボルを使
    用して前記部材の設計図面を作成することができること
    を特徴とする部材調達システム。
  2. 【請求項2】 前記部材を設計する側の設計側端末及び
    前記部材を製造する側の製造側端末を有するとともに、
    前記部品データ、設計図面及びシンボルに識別するため
    のキャラクタデータが付与され、前記設計側端末は前記
    製造側端末に前記キャラクタデータを送信し、前記製造
    側端末は、前記部品データベース、図面データベース又
    はシンボルデータベースにアクセスして、前記キャラク
    タデータに対応する前記部品データ、設計図面及びシン
    ボルを取得する請求項1に記載の部材調達システム。
  3. 【請求項3】 前記部品及び部材の構成に対応する価格
    を格納する価格データベースを有し、前記設計側端末は
    前記価格データベースにアクセスして、設計した部材の
    価格を算出する請求項2に記載の部材調達システム。
  4. 【請求項4】 前記設計側端末及び製造側端末の送信し
    た情報に管理情報を付与し、前記情報を管理する管理手
    段を有する請求項2又は3に記載の部材調達システム。
  5. 【請求項5】 前記設計側端末及び製造側端末は、新規
    に受信した情報にマークを付与して表示する請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の部材調達システム。
  6. 【請求項6】 前記部品データベース、図面データベー
    ス及びシンボルデータベースは、インターネットに接続
    され、前記部品データ、設計図面及びシンボルはインタ
    ーネットを経由して追加、削除又は更新することができ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の部材調達システ
    ム。
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