JP2023048580A - 情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023048580000001
【課題】作業ごとの実態が十分に考慮されることなく策定された作業者のスケジュールに比べて、より確度の高いスケジュールを策定する。
【解決手段】情報処理装置としての管理サーバ10は、制御部11を備え、制御部11では、取得部101が、作業および作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、作業者からの作業報告の情報を取得し、標準時間算出部103が、作業報告の情報に基づいて、作業に要する時間の標準値である標準時間を算出し、情報管理部102が、標準時間を作業に対応付けて記憶し、記憶している標準時間を、新たに取得された作業報告の情報に基づき新たに算出された標準時間に更新する。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、およびプログラムに関する。
機器の設置や、設置された機器のメンテナンス等の作業の効率化を図るために、点検種別ごとの点検に要するベース時間を予め記憶しておき、そのベース時間を用いてスケジューリングを行う技術が存在する(例えば、特許文献1)。
特開2019-219815号公報
しかしながら、機器の設置や、設置された機器のメンテナンス等の作業は、作業の対象となる機器や現場固有の条件の影響を受けるため、たとえ同じ作業であったとしても、作業に要する時間に差異が生じてしまうのが通常である。このため、おおよその見積もりによって作業者のスケジュールが策定されることが多い。ただし、作業ごとの実態が十分に考慮されることなく作業者のスケジュールが策定されることになるため、策定されたスケジュールの確度が意図したものにならないことがある。
本発明の目的は、作業ごとの実態が十分に考慮されることなく策定された作業者のスケジュールに比べて、より確度の高いスケジュールの策定を可能にすることにある。
請求項1に記載された発明は、作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する取得手段と、取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値である標準時間を算出する算出手段と、算出された前記標準時間を、前記作業に対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記標準時間を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準時間に更新する更新手段と、を備えることを特徴とする、情報処理装置である。
請求項2に記載された発明は、前記記憶手段にて前記作業ごとに記憶されている前記標準時間に基づいて、1以上の前記作業の組み合わせからなる案件のスケジュールを生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載された発明は、前記算出手段は、前記標準時間として、前記作業そのものに要する時間の標準時間と、当該作業のための移動に要する時間の標準時間との各々を算出し、前記生成手段は、1以上の案件に含まれる1以上の作業の各々の作業そのものに要する時間の標準時間および当該作業のための移動に要する時間の標準時間と、当該1以上の案件の前後関係とに基づいて、当該1以上の案件のスケジュールを生成することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載された発明は、生成された前記案件ごとのスケジュールの状況を、前記作業者ごとに可視化する可視化手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載された発明は、前記取得手段は、前記作業報告に対する承認の状況を示す情報をさらに取得し、前記可視化手段は、前記承認の状況を示す情報に基づいて、前記案件ごとのスケジュールの状況として、前記案件ごとの承認の状況を、前記作業者ごとに可視化することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載された発明は、前記記憶手段は、前記標準時間として、機器の設置、または設置された機器に関する作業に要する時間の標準時間を、当該機器の設置、または設置された機器に関する作業ごとに記憶することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載された発明は、作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する取得手段と、取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値を算出する算出手段と、算出された前記標準値を、前記作業に対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記標準値を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準値に更新する更新手段と、を備えることを特徴とする情報処理システムである。
請求項8に記載された発明は、コンピュータに、作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する機能と、取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値を算出する機能と、算出された前記標準値を、前記作業に対応付けて記憶する機能と、記憶されている前記標準値を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準値に更新する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の本発明によれば、作業ごとの実態が十分に考慮されることなく策定された作業者のスケジュールに比べて、より確度の高いスケジュールの策定を可能にする情報処理装置を提供することができる。
請求項2の本発明によれば、作業ごとの実態が考慮されたスケジュールを策定できる。
請求項3の本発明によれば、作業ごとの実態として、作業そのものに要する時間と、作業のための移動に要する時間とが個々に考慮されたスケジュールを策定できる。
請求項4の本発明によれば、担当者ごとの案件のスケジュールの状況を一見して把握することができるので、スケジュールの策定を担当する者と、策定されたスケジュールに沿って作業を行う作業者との各々の利便性を向上させることができる。
請求項5の本発明によれば、作業者ごとの案件の進捗状況を一見して把握することができるので、作業者および承認者の利便性を向上させることができる。
請求項6の本発明によれば、機器の設置、または設置された機器に関する作業ごとの実態が考慮された確度の高いスケジュールを策定できる。
請求項7の本発明によれば、作業ごとの実態が十分に考慮されることなく策定された作業者のスケジュールに比べて、より確度の高いスケジュールの策定を可能にする情報処理システムを提供することができる。
請求項8の本発明によれば、作業ごとの実態が十分に考慮されることなく策定された作業者のスケジュールに比べて、より確度の高いスケジュールの策定を可能にするプログラムを提供することができる。
本実施の形態が適用される情報処理システムの全体の構成を示す図である。 管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 営業者端末のハードウェア構成を示す図である。 管理サーバの制御部の機能構成を示す図である。 管理サーバの処理のうち、標準時間を算出して管理する処理の流れを示すフローチャートである。 管理サーバの処理のうち、案件のスケジュールを生成して提示する処理の流れを示すフローチャートである。 案件を予約するための入力操作が行われる際、営業者端末に表示される画面の具体例を示す図である。 営業者端末、作業者端末、および承認者端末に表示されるスケジュールの画面の具体例を示す図である。 作業報告のための入力操作と、作業報告に対する承認のための入力操作との各々が行われる際、作業者端末と、承認者端末との各々に表示される画面の具体例を示す図である。 管理サーバの記憶部のデータベースに記憶されている標準時間の具体例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(情報処理システムの構成)
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の全体の構成を示す図である。
情報処理システム1は、管理サーバ10と、営業者端末30と、作業者端末50と、承認者端末70とがネットワーク90を介して接続されることにより構成されている。ネットワーク90は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット等である。なお、図1において、営業者端末30および作業者端末50はそれぞれ1台のみ図示されているが、実際には複数台がネットワーク90に接続されている。
管理サーバ10は、情報処理システム1の全体の管理をするサーバとしての情報処理装置である。管理サーバ10は、1以上の作業の組み合わせからなる案件の予約を受け付ける。「作業」とは、作業者Wが現場で行う作業のことをいう。「作業」には、機器の設置や、設置された機器のメンテナンス等が含まれる。
具体的には、管理サーバ10は、営業者Lが案件の予約のために営業者端末30に入力した情報と、作業ごとに予め定められた標準時間とに基づいて、作業者Wごとの案件のスケジュールを生成する。これにより、案件の予約が受け付けられる。「標準時間」とは、作業者Wが対象となる作業を行うために要する時間の標準値のことをいう。「作業を行うために要する時間」は、作業そのものに要する標準時間であってもよいし、作業そのものに要する標準時間と、作業のための移動に要する標準時間との合計値であってもよい。
また、管理サーバ10は、案件のスケジュールに沿って作業を行った作業者Wからの作業報告の情報に基づいて標準時間を更新する。具体的には、管理サーバ10は、作業者Wが作業報告のために作業者端末50に入力した情報を取得し、取得した作業報告の情報と、データベースに既に記憶されている作業報告の情報とに基づいて、標準時間を改めて算出し直す。そして、算出し直した標準時間をデータベースに反映させることでデータベースを更新する。このデータベースを更新する処理は、作業者端末50に入力された作業報告の情報を管理サーバ10が取得する度に行われる。
また、管理サーバ10は、作業者Wからの作業報告の情報を承認者Mに報知する。具体的には、管理サーバ10は、作業者Wが作業者端末50に入力した作業報告の情報を承認者端末70の画面に表示させることで承認者Mに報知する。また、管理サーバ10は、作業報告に対する承認者Mによる承認の有無を示す情報を、営業者Lおよび作業者Wに報知する。具体的には、管理サーバ10は、承認者端末70から作業報告に対する承認の有無を示す情報を取得し、案件または作業ごとの承認の状況を、一覧視可能な態様で営業者端末30および作業者端末50の各々に表示させることで営業者Lおよび作業者Wに報知する。
営業者端末30は、営業業務を担当する営業者Lが操作するパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。営業者端末30は、営業者Lによる案件を予約するための操作を受け付ける。案件を予約するための操作には、例えば、カレンダーで予約の空き状況を確認等する操作、顧客情報(例えば、名前、住所、電話番号等)を入力する操作、作業の対象となる機器を設置する現場(または、機器が設置されている現場)の作業条件に関する情報を入力する操作、作業の名称や作業の対象となる機器を選択する操作、現場調査時のヒアリング結果を入力する操作、営業者Lが事前に撮像した現場の撮像画像のデータをアップロードする操作等が含まれる。作業の対象となる機器を設置する現場、または機器が設置されている現場の作業条件に関する情報としては、例えば、エレベータの有無、駐車場の有無、高所、狭所、ガスの取り扱いの有無等が挙げられる。
営業者端末30は、案件を予約するための操作を受け付ける際、作業の対象となる1以上の機器の各々に対応する標準時間の情報を管理サーバ10から取得して画面に表示する。なお、案件の予約の操作を受け付ける際、営業者端末30に表示される画面の具体例については、図7を参照して後述する。また、営業者端末30は、管理サーバ10により生成された案件のスケジュールを取得して画面に表示する。なお、営業者端末30に表示される案件のスケジュールの画面の具体例については、図8を参照して後述する。
作業者端末50は、機器の設置、および設置した機器のメンテナンス等の作業を担当する作業者Wが操作するスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。作業者端末50は、管理サーバ10により生成された案件のスケジュールを取得して表示する。また、作業者端末50は、作業者Wによる作業が完了した際、作業報告の内容を入力するための操作を受け付ける。作業報告の内容を入力するための操作には、例えば、作業者Wが作業の前後に撮像した現場の撮像画像のデータをアップロードする操作が含まれる。なお、作業者Wが作業報告の内容を入力する際、作業者端末50に表示される画面の具体例については、図9を参照して後述する。
承認者端末70は、作業者Wからの作業報告に対する承認を行う承認者Mが使用するパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。承認者端末70は、管理サーバ10により生成された作業者Wごとの案件のスケジュールを取得して画面に表示する。また、承認者端末70は、承認者Mが作業報告に対する承認を行うための入力操作を受け付ける。なお、承認者Mが作業報告に対する承認を行う際、承認者端末70に表示される画面の具体例については、図9を参照して後述する。
なお、上述した情報処理装置ごとの機能は一例であり、情報処理システム1全体として上述の機能を備えていればよい。このため、上述の機能のうち一部または全部を情報処理システム1内で分担してもよいし協働してもよい。例えば、管理サーバ10の機能の一部または全部を他の情報処理装置(営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70)の機能としてもよい。これにより、情報処理システム1全体としての処理の促進や、処理を補完し合うことが可能となる。また、例えば、営業者Lと作業者Wとが同一人物である場合には、営業者端末30と作業者端末50とを兼ねた情報処理装置が情報処理システム1を構成してもよい。
(管理サーバのハードウェア構成)
図2は、管理サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
管理サーバ10は、制御部11と、メモリ12と、記憶部13と、通信部14と、操作部15と、表示部16とを有している。これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続されている。
制御部11は、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアの実行を通じて管理サーバ10の動作を制御するプロセッサである。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成される。メモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、演算に際して作業エリアとして用いられる。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される。
記憶部13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域であり、各種情報を記憶するデータベースが格納されている。記憶部13は、例えばプログラムや各種設定データなどの記憶に用いられるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、半導体メモリ等で構成される。通信部14は、ネットワーク90を介して、または赤外線通信等の通信方式によるデータの送受信を行う。通信部14は、営業者端末30、作業者端末50、承認者端末70、および外部との間でデータの送受信を行う。
操作部15は、例えばキーボード、マウス、機械式のボタン、スイッチで構成され、入力操作を受け付ける。操作部15には、表示部16と一体的にタッチパネルを構成するタッチセンサも含まれる。表示部16は、画像やテキスト情報などを表示する。表示部16は、例えば情報の表示に用いられる液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイで構成される。
(営業者端末、作業者端末、および承認者端末のハードウェア構成)
図3は、営業者端末30のハードウェア構成を示す図である。
営業者端末30は、図2に示す管理サーバ10のハードウェア構成と同様の構成に加え、撮像部37を備えている。すなわち、営業者端末30は、CPU等のプロセッサで構成される制御部31と、RAM等の記憶領域で構成されるメモリ32と、HDDやSSD、半導体メモリ等の記憶領域で構成される記憶部33とを有している。また、ネットワーク90を介して管理サーバ10、作業者端末50、承認者端末70、および外部との間でデータの送受信を行う通信部34と、入力操作を受け付ける操作部35と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成される表示部36と、撮像部37とを有している。撮像部37は、カメラ等で構成され、現場や、現場に設置された機器を撮像する。そして、これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCIバス等で接続されている。なお、作業者端末50および承認者端末70のハードウェア構成は、営業者端末30のハードウェア構成と同様であり、図示および説明を省略する。
(管理サーバの制御部の機能構成)
図4は、管理サーバ10の制御部11の機能構成を示す図である。
管理サーバ10の制御部11では、取得部101と、情報管理部102と、標準時間算出部103と、スケジュール生成部104と、報知部105とが機能する。
取得部101は、営業者Lが案件の予約のために営業者端末30に入力した情報を取得する。また、取得部101は、作業および作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、作業を行った作業者Wが作業報告のために作業者端末50に入力した情報を取得する。また、取得部101は、作業報告に対する承認が行われた旨を示す情報を取得する。具体的には、取得部101は、承認者Mが作業報告に対する承認のために承認者端末70に入力した情報を取得する。
情報管理部102は、取得部101により取得された情報をデータベースに記憶して管理する。具体的には、情報管理部102は、取得部101により取得された、案件の予約のために入力された情報、作業報告のために入力された情報、および作業報告に対する承認のために入力された情報を、記憶部13の案件DB802に記憶して管理する。また、情報管理部102は、標準時間算出部103により算出された、作業ごとの標準時間を、記憶部13の標準時間DB801に記憶して管理する。また、情報管理部102は、作業者Wごとの勤怠のスケジュールを管理する。
標準時間算出部103は、作業ごとに標準時間を算出する。具体的には、作業そのものに要する標準時間と、作業のための移動に要する標準時間とを算出する。このうち、作業そのものに要する標準時間は、案件DB802に記憶された1以上の作業報告の情報に含まれる作業に要した時間に関する情報に基づいて算出される。また、作業のための移動に要する標準時間は、別途取得される作業者Wが所属する事務所等の位置に関する情報や、作業者Wが使用し得る交通手段に関する情報等に基づいて算出される。標準時間算出部103により算出された標準時間は、作業に対応付けられて標準時間DB801に記憶され管理される。
標準時間算出部103により算出された作業ごとの標準時間は、固定された値ではなく、逐次更新される値である。具体的には、標準時間算出部103は、案件DB802に記憶されている作業報告の情報と、取得部101により逐次取得される作業報告の情報と、別途取得される作業者Wが所属する事務所等の位置に関する情報等に基づいて、標準時間を算出し直す。そして、算出し直された標準時間が標準時間DB801に反映される。
スケジュール生成部104は、案件のスケジュールを生成する。具体的には、スケジュール生成部104は、情報管理部102が管理する、案件の予約のために入力された情報、作業ごとの標準時間、および作業者Wごとの勤怠のスケジュールに基づいて、作業者Wごとの案件のスケジュールを生成する。
報知部105は、スケジュール生成部104により生成された案件のスケジュールを、営業者L、作業者W、および承認者Mに報知する。具体的には、報知部105は、生成された作業者Wごとの案件のスケジュールを、一覧視できる態様で営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70の各々の画面に表示させる制御を行う。営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70の各々の画面には、その営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70の各々を操作する営業者L、作業者W、および承認者Mの各々が担当する案件のスケジュールのみが表示されるようにしてもよいし、すべての案件のスケジュールが表示されるようにしてもよい。なお、営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70の各々の画面に表示される案件のスケジュールの画面の具体例については、図8を参照して後述する。
また、報知部105は、作業者Wからの作業報告の情報を承認者Mに報知する。なお、報知部105がどのような手法を用いて承認者Mに報知するかについては特に限定されない。例えば、報知部105は、案件DB802に記憶されている作業報告の情報を、承認者端末70に表示させる制御を行う。また、報知部105は、承認者Mによる承認の有無を示す情報を作業者Wに報知する。具体的には、管理サーバ10は、承認者端末70から、作業報告に対する承認の有無を示す情報を取得し、案件または作業ごとの進捗状況を一覧視可能な態様で作業者端末50に表示させる制御を行う。なお、作業者端末50に表示される、案件または作業ごとの進捗状況を示す画面の具体例については、図8を参照して後述する。
(管理サーバの処理)
図5は、管理サーバ10の処理のうち、標準時間を算出して管理する処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ10は、作業を行った作業者Wの作業報告の情報が作業者端末50に入力されると(ステップ401でYES)、その作業報告の情報を取得して(ステップ402)、データベースに記憶する(ステップ403)。具体的には、記憶部13の案件DB802に記憶させる。これに対して、作業報告の情報が作業者端末50に入力されていない場合(ステップ401でNO)、管理サーバ10は、作業報告の情報が作業者端末50に入力されるまでステップ401の処理を繰り返す。
管理サーバ10は、ステップ402で取得した作業報告の情報に基づいて、作業ごとの標準時間を算出する(ステップ404)。管理サーバ10は、ステップ404で算出した標準時間と、作業とを対応付けてデータベースに記憶する(ステップ405)。具体的には、記憶部13の標準時間DB801に記憶させる。
管理サーバ10によるステップ401乃至405の処理は、作業者Wからの作業報告が行われる度に繰り返し実行される。これにより、例えば、従来のように大規模な更新作業を業者に依頼することもなく、また、更新のための入力作業を手作業で行うようなこともなく、標準時間DB801に記憶されている標準時間を陳腐化させることなく最新の状態が維持される。その結果、作業ごとの実態が考慮されずに策定されたスケジュールと比較して、確度の高いスケジュールの策定が可能になる。
図6は、管理サーバ10の処理のうち、案件のスケジュールを生成して提示する処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ10は、案件を予約するための情報が営業者端末30に入力されると(ステップ601でYES)、入力された情報を取得して(ステップ602)、データベースに記憶する(ステップ603)。具体的には、記憶部13の案件DB802に記憶させる。これに対して、案件を予約するための情報が営業者端末30に入力されていない場合(ステップ601でNO)、管理サーバ10は、案件を予約するための情報が営業者端末30に入力されるまでステップ601の処理を繰り返す。
管理サーバ10は、ステップ602で取得した情報に基づいて、案件の予約のために入力された情報、作業ごとの標準時間、および作業者Wごとの勤怠のスケジュールに基づいて、作業者Wごとの案件のスケジュールを生成する(ステップ604)。管理サーバ10は、ステップ604で生成した案件のスケジュールを、営業者L、作業者W、および承認者Mに報知する(ステップ605)。具体的には、報知部105は、生成された作業者Wごとの案件のスケジュールを、一覧視できる態様で、営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70の各々の画面に表示させる制御を行う。
(具体例)
図7は、案件を予約するための入力操作が行われる際、営業者端末30に表示される画面の具体例を示す図である。
営業者Lが営業者端末30を操作して案件の予約をする場合、上述のように、カレンダーで予約の空き状況を確認等する操作や、顧客情報(例えば、名前、住所、電話番号等)等を入力する操作と、作業に関する具体的な情報を入力する操作とが行われる。作業に関する具体的な情報は、例えば図7の画面のようなユーザインターフェースに入力される。図7のユーザインターフェースには、現場の撮像画像(接点写真)のデータをアップロードして登録するためのボタンB1と、案件を予約するための情報を入力するための入力領域R1乃至R3とが設けられている。
図7に示すユーザインターフェースのうち、ボタンB1を押下すると、営業者Lが事前に現場で撮像した画像のデータを登録することができる。また、登録の対象となる撮像画像のデータには、撮像画像のデータの種類を分類するための情報が紐付けられる。この情報の紐付けは、営業者Lが撮像画像を登録する際に選択されるカテゴリの内容に基づいて行われる。例えば、予約される案件に含まれる作業が「給湯器」の設置作業である場合には、図示はしないが、大分類として「給湯器・風呂釜」を選択し、中分類として「給湯器」を選択するような操作が行われる。
図7に示すユーザインターフェースの入力領域R1には、現場の作業条件に関する情報として、現場の階数、エレベータの有無、敷地内の駐車場の有無、高所作業の有無、狭所作業の有無、ガス工事の有無が入力される。具体的には、現場の階数については数字で入力され、エレベータの有無、敷地内の駐車場の有無、高所作業の有無、狭所作業の有無、ガス工事の有無の各々については、「あり」または「なし」を示すチェックボックスにチェックが入力される。
入力領域R2には、作業の名称と、作業の対象となる機器の名称とが入力される。具体的には、「工事名」と表記されたドロップダウンリストから作業の名称が選択され、「作業機種」と表記されたドロップダウンリストから作業の対象となる機器の名称が選択される。作業の名称と作業の対象となる機器の名称とが選択されると、選択された作業の標準時間と、選択された作業のための移動に要する標準時間とが算出されて、その算出結果が入力領域R2に表示される。具体的には、「作業時間/移動時間」という表記の下に、選択された作業の標準時間と、選択された作業のための移動に要する標準時間とが表示される。この場合、営業者Lは、入力領域R2に表示された標準時間にて案件の予約を行う。
また、入力領域R2には、メインとなる作業者Wの名前と、サブとなる2人の作業者Wの各々の名前とが入力される。具体的には、「主担当者」と表記されたドロップダウンリストからメインとなる作業者Wの名前が選択され、「同行者1」と表記されたドロップダウンリスト、および「同行者2」と表記されたドロップダウンリストの各々からサブとなる作業者Wの名前が選択される。また、入力領域R2には、受注金額と、付帯工事金額と、粗利金額とが入力される。
入力領域R3には、現場調査時のヒアリングの内容、営業者Lから作業者Wに対する指示内容、およびその他の情報の各々を入力するための入力欄と、顧客が作業の対象となる機器を購入した契機を選択するためのドロップダウンリストとが設けられている。具体的には、現場調査時のヒアリングの内容は、「現調時のヒアリング(作業内容)」と表記された入力欄に入力される。現場調査時のヒアリングの内容としては、例えば、ヒアリングの結果から付帯作業を行うことが明らかであり、そのために作業時間を延長する必要があることを示す情報や、ヒアリング時に顧客から指定された作業時間を示す情報等が挙げられる。
また、営業者Lから作業者Wに対する指示内容は、「作業指示メモ」と表記された入力欄に入力される。また、社内で共有しておくべき参考情報や、営業者Lのメモ書き等は、「その他備考」と表記された入力欄に入力される。また、顧客が作業の対象となる機器を購入したきっかけを示す情報は、「購入契機」と表記されたドロップダウンリストから選択される。そして、最後に、「追加」と表記されたボタンB2が押下されると、案件の予約(または仮予約)が完了する。ボタンB2が押下されると、「予約者名」いう表記の右側に、案件の予約を行った営業者Lの名前が表示される。また、後に予約内容が更新された場合には、「最終更新者」という表記の右側に、直近で更新を行った営業者Lの名前が表示される。
図8は、営業者端末30、作業者端末50、および承認者端末70に表示されるスケジュールの画面の具体例を示す図である。
営業者Lが営業者端末30を操作して案件の予約を行い、予約が受け付けられると、その予約の内容が図8のスケジュール表に反映される。このスケジュール表には、時間軸(横軸)の方向に伸びたラベルVが、作業者Wの案件や勤怠情報を示している。ラベルVが案件を示す場合、ラベルVの左端は、作業開始の予定時刻を示し、ラベルVの右端は、作業終了の予定時刻を示す。なお、作業開始の予定時刻、および作業終了の予定時刻は、作業者Wの移動に要する標準時間が考慮されていてもよいし、考慮されていなくてもよい。また、ラベルVが作業者Wの勤怠情報としての有給休暇を示す場合、ラベルVの左端は、有給休暇の開始日時を示し、ラベルVの右端は、有給休暇の終了日時を示す。
また、ラベルVには、案件の情報が表示される。例えば、作業の対象となる機器の名称、作業者Wの人数、現場の住所等が表示される。また、ラベルVは、色や模様を付して分類することができる。色や模様を付すことでラベルVをどのように分類するかは特に限定されない。例えば、顧客の購入契機の種類ごとに色や模様を付してもよいし、案件の進捗状況を一見して把握できるように色や模様を付してもよい。具体的には、例えば、案件の進捗状況として、作業報告が完了している案件のラベルVの色は白抜き、作業報告に対して1人目の承認者Mによる承認が完了している案件のラベルVの色は赤色、2人目の承認者Mによる承認が完了している案件のラベルVの色は濃赤色といったように分類することもできる。
図8に示すスケジュール表は、案件の予約を行った営業者Lの営業者端末30の画面に表示されるだけでなく、作業者端末50および承認者端末70の画面にも表示される。なお、図8に示すスケジュール表は、すべての作業者Wのスケジュールが表示されるようにしてもよいし、例えば、営業者L、作業者W、および承認者Mの各々が、自身が担当する案件の作業を行う作業者Wのスケジュールのみが表示されるようにしてもよい。
図9は、作業報告のための入力操作と、作業報告に対する承認のための入力操作との各々が行われる際、作業者端末50と、承認者端末70との各々に表示される画面の具体例を示す図である。
図9に示す画面は、作業者端末50を操作する作業者Wと、承認者端末70を操作する承認者Mとによって共有される画面であり、作業者Wによる作業報告と、承認者Mによる承認との各々の入力操作を受け付け可能なユーザインターフェースとなる。
作業を完了させた作業者Wは、作業者端末50を操作することで、作業報告の情報を入力する。作業報告の情報は、図9の画面のようなユーザインターフェースに入力される。また、作業報告がなされた後、承認者Mが承認者端末70を操作することで、作業報告に対する承認を行うための情報を入力する。承認のための情報は、図9に示すユーザインターフェースに入力される。
図9に示すユーザインターフェースは、作業ごとに表示される。例えば、図8に示すスケジュール表のラベルVを選択する操作により案件が指定されると、図9に示すユーザインターフェースが表示されるようにしてもよい。また、例えば、案件番号や日付等をキーとする検索結果から案件が指定されると、図9に示すユーザインターフェースが表示されるようにしてもよい。
図9に示す画面には、作業を担当した作業者Wが作業報告の情報を入力するための入力領域R11およびR12が設けられている。入力領域R11には、報告区分を選択するためのドロップダウンボタンと、現場の撮像画像のデータをアップロードするための入力欄とが設けられている。なお、現場の撮像画像のデータをアップロードするための入力欄は、報告区分が選択されたことをトリガとして表示される。入力領域R12には、備考情報を入力する欄と、作業報告を登録するためのボタンB11とが設けられている。
作業者Wは、まず、入力領域R11の「報告区分」のドロップダウンリストから作業の対象となった機器の名称を選択する。例えば、作業者Wが担当した作業が、給湯器の新規設置である場合には、ドロップダウンリストの中から「給湯器」を選択する。すると、選択された機器(給湯器)に関する作業報告を行うために必要となる撮像画像のデータをアップロードするための入力欄が表示される。
撮像画像のデータをアップロードするための入力欄には、作業の経過に対応する撮像画像のデータをアップロードできるようになっている。例えば、図9の例では、作業前、作業中、および作業後の各々のタイミングで撮像された画像のデータをアップロードできるようになっている。作業者端末50には、作業者Wが現場で撮像した画像のデータが予め記憶されているので、作業者Wは、その中から適当な撮像画像のデータを選択してアップロードする。撮像画像のデータがアップロードされると、その撮像画像のデータに対応付けられている撮像年月日および時刻が「撮影日時」として表示される。
図9の例では、「作業前」として、給湯器が設置される前の現場の状態を撮像した画像のデータと、「作業中」として、給湯器の本体部分が設置された段階で現場を撮像した画像のデータと、「機器本体(作業後)」として、ダクトを含む給湯器全体の設置作業が完了した段階で現場を撮像した画像のデータとがアップロードされている。また、「作業前」、「作業中」、および「機器本体(作業後)」の各々のタイミングにおける撮像年月日および時刻として、「20XX年XX月XX日 13:10」、「20XX年XX月XX日 13:50」、および「20XX年XX月XX日 14:50」の各々が表示されている。
これにより、作業者Wによる現場での給湯器の設置作業が、午後1時10分に開始され、同日の午後2時50分に完了したことを示す情報と、給湯器の新規設置作業そのものに要した時間が100分であったことを示す情報とが、案件DB802に反映される。そして、標準時間DB801に記憶されている、給湯器の新規設置作業の標準時間の更新が行われる。
なお、図示はしないが、図9に示す3種類の撮像画像のデータのほか、例えば、機器に貼付された品名ラベル、現場の周辺状況(例えば、可燃物、開口など)、点検スペース、搬入経路などの撮像画像のデータを個々にアップロードすることもできる。また、撮像画像のデータがアップロードされていない状態では、作業報告としてどのような画像をアップロードすべきかを示すサンプルデータが表示されるようにしてもよい。サンプルデータには、案件DB802に記憶されている撮像画像のデータが用いられるようにして、必要に応じて更新されるようにしてもよい。
作業者Wは、撮像画像のデータをアップロードすると、必要に応じて「備考メモ(作業者)」と表記された入力欄に備考情報を入力し、最後に「登録」と表記されたボタンB11を押下する。この場合、「備考メモ(作業者)」と表記された入力欄には、備考情報として、例えば「XX月XX日 〇〇確認 OK」といった備忘録となるメモが入力される。「登録」と表記されたボタンB11が押下されると、「登録日時」という表記の右側に、作業報告の情報と入力して登録を行った作業者Wの名前が表示される。これにより、作業報告の登録が完了する。
また、図9に示す画面には、承認者Mが作業報告に対する承認を行うための入力領域R13が設けられている。入力領域R13には、備考情報を入力する欄と、承認を行う際に押下するボタンB12と、承認の取り消しを行う際に押下するボタンB13とが設けられている。承認者Mは、作業報告の情報の登録が完了した案件に対して承認を行う場合、必要に応じて「備考メモ(承認者)」と表記された入力欄に備考情報を入力し、最後に「承認」と表記されたボタンB12を押下する。この場合、「備考メモ(承認者)」と表記された入力欄には、備考情報として、例えば「係長〇〇が承認」といった備忘録となるメモが入力される。「承認」と表記されたボタンB12が押下されると、「承認者1」という表記の右側に、承認を行った承認者Mの名前が表示され、「承認日1」という表記の右側に、承認を行った年月日および時刻が表示される。これにより、作業報告に対する承認が完了する。
一度承認した案件について承認を取り消す場合、承認者Mは、必要に応じて「備考メモ(承認者)」と表記された入力欄に備考情報を入力し、最後に「承認取消」と表記されたボタンB13を押下する。この場合、「備考メモ(承認者)」と表記された入力欄には、備考情報として、例えば「係長〇〇が承認」といった備忘録となるメモに加えて、または上書きされるように、「係長〇〇が承認取り消し」といったメモが入力される。「承認取消」と表記されたボタンB13が押下されると、「承認者1」という表記の右側に表示されていた承認者Mの名前と、「承認日1」という表記の右側に表示されていた年月日および時刻とが消える。
なお、1つの作業報告に対して承認を行う承認者Mは1人である必要はなく、複数人の承認者Mが承認する操作を行うこともできる。図9の例では、2人の承認者Mが承認を行うため、2人目の承認者Mが承認を行うと、「承認者2」という表記の右側に、承認を行った2人目の承認者Mの名前が表示されるとともに、「承認日2」という表記の右側に、2人目の承認者が承認を行った年月日および時刻が表示される。この場合、「備考メモ(承認者)」と表記された入力欄には、備考情報として、例えば「係長〇〇が承認」といった備忘録となるメモに加えて、「課長〇〇が承認」といったメモが入力される。承認者Mによる承認のための操作や、承認を取り消す操作が行われると、その内容が図8のスケジュール表のラベルVの表示(例えば模様等)に反映される。
図10は、管理サーバ10の記憶部13の標準時間DB802に記憶されている標準時間の具体例を示す図である。
標準時間DB801では、作業の「大分類」、「工事名」、「作業機種」、「標準時間(作業)」、「標準時間(移動)」、「予定枠数」、「変更」、および「削除」の各情報が対応付けられて記憶されている。このうち、「工事名」は、作業の名称を示し、「作業機種」は、作業の対象となる機器の名称を示している。また、「標準時間(作業)」は、作業そのものに要する標準時間を示し、「標準時間(移動)」は、作業のための移動に要する標準時間を示している。また、作業ごとに「変更」と表記されたボタンと、「削除」と表記されたボタンとが設けられているため、手作業で修正したり削除したりすることもできる。
なお、「予定枠数」とは、作業者Wが作業を行うことができる時間帯を示す単位として予め定められた「枠」の予定数のことをいう。「枠」は、例えば、1日を3枠に区分して、午前中で1枠、午後1時から午後3時で1枠、午後3時から午後5時で1枠とすることもできる。この場合、午後1時に開始して午後5時に完了するような作業の予定枠数は「2」となる。また、例えば、特に時間を要する特殊な作業は、1日を1枠とすることもできる。
標準時間DB801において、「工事名」および「作業機種」に対応付けられた「標準時間(作業)」、「標準時間(移動)」、および「予定枠数」は、作業ごとに登録される作業報告の情報に基づいて逐次更新されるので、陳腐化することなく最新の状態が維持される。その結果、案件の予約により生成される作業者Wのスケジュールの内容は、実態に即した信頼性の高いものとなり、作業者Wの作業や勤怠のスケジュール管理を的確に行うことが可能となる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した本実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した本実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば、図1に示すシステム構成、図2および図3に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。また、図4および図5に示す機能構成も例示に過ぎず、特に限定されない。上述した処理を全体として実行できる機能が図1の情報処理システム1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能構成を用いるかは図4の例に限定されない。
また、図5および図6に示す処理のステップの順序も例示に過ぎず、特に限定されない。図示されたステップの順序に沿って時系列的に行われる処理だけではなく、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別的に行われてもよい。また、図7乃至図9に示す画面や、図10に示す標準時間DB801に記憶された情報の具体例も一例に過ぎず、特に限定されない。
1…情報処理システム、10…管理サーバ、11…制御部、30…営業者端末、31…制御部、50…作業者端末、70…承認者端末、90…ネットワーク、101…取得部、102…情報管理部、103…標準時間算出部、104…スケジュール生成部、105…報知部

Claims (8)

  1. 作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する取得手段と、
    取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値である標準時間を算出する算出手段と、
    算出された前記標準時間を、前記作業に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記標準時間を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準時間に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶手段にて前記作業ごとに記憶されている前記標準時間に基づいて、1以上の前記作業の組み合わせからなる案件のスケジュールを生成する生成手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出手段は、前記標準時間として、前記作業そのものに要する時間の標準時間と、当該作業のための移動に要する時間の標準時間との各々を算出し、
    前記生成手段は、1以上の案件に含まれる1以上の作業の各々の作業そのものに要する時間の標準時間および当該作業のための移動に要する時間の標準時間と、当該1以上の案件の前後関係とに基づいて、当該1以上の案件のスケジュールを生成することを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 生成された前記案件ごとのスケジュールの状況を、前記作業者ごとに可視化する可視化手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記作業報告に対する承認の状況を示す情報をさらに取得し、
    前記可視化手段は、前記承認の状況を示す情報に基づいて、前記案件ごとのスケジュールの状況として、前記案件ごとの承認の状況を、前記作業者ごとに可視化することを特徴とする、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記標準時間として、機器の設置、または設置された機器に関する作業に要する時間の標準時間を、当該機器の設置、または設置された機器に関する作業ごとに記憶することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する取得手段と、
    取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値を算出する算出手段と、
    算出された前記標準値を、前記作業に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記標準値を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準値に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  8. コンピュータに、
    作業および当該作業に要した時間に関する情報を少なくとも含む、当該作業の作業者からの作業報告の情報を取得する機能と、
    取得された前記作業報告の情報に基づいて、前記作業に要する時間の標準値を算出する機能と、
    算出された前記標準値を、前記作業に対応付けて記憶する機能と、
    記憶されている前記標準値を、新たに取得された前記作業報告の情報に基づき新たに算出された前記標準値に更新する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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