JP7138268B2 - アオリ固定ゲート式積荷枠。 - Google Patents
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Description
本発明はそうした改造を不要とするため、左、右、後の周囲三方の開閉式のアオリが構成するトラックの荷台上において、二本の柱を閉鎖したアオリに沿って荷台上の左右で直立させ、該各柱にその直立を支える桟が固着し耐荷重の枠体として荷台上に置かれたものを前記ゲート式積荷枠として、その積荷枠には、閉鎖したアオリ上端に緊締当接する接触部とアオリの内面の凹部の上部に、上部が緊締当接する突出部を設けて、アオリを閉鎖固定すれば前記両当接が各緊締されて走行時の積荷枠の左右上下前後の不要な移動を阻止して積荷枠を固定し、後アオリから離した位置での積荷枠の使用状況であっても左右の延長桟に設けた各締め具は、左右の各アオリと緊結して積荷枠の自転運動すなわち前後への転倒運動を合法的に阻止し、該延長桟を上下に設けた場合、その先で上下が連結して互助強化する場合もあり、積荷枠が後アオリに接しては、締め具が指操作により積荷枠と閉鎖した後アオリの上端間を緊結して、積荷枠の不要な前後移動を特に阻止して積荷枠の転倒運動を阻止して走行中の積荷枠をさらに固定化させるのである。
また、先願の特願2019-181730の図示4本柱の積荷枠はアオリの上端に当接する接触部、アオリの内面の凹部に突出する突出部、締め具、等いずれも本件出願の要件に該当しながらも、本件出願の柱により構成される2本柱の積荷枠の特長は量的、空間的、重量的に於いてその先願に比していずれも軽減による改良効果が実現し、同一の材質を採用した場合、量的には半分以下の材料、空間的にはその枠体を荷台上から離脱させて地上に設置保管した場合、前記4本柱タイプを壁際に接して設置した場合のその占有空間域に比して、本件出願の2本柱タイプが2本柱側を壁際に接して設置した場合、その占有空間は比較小域であり、その差域には有用な活用域が出現し、重量的には半分以下の材料から算定される省重量となり、よって、各製作時間やそのコスト、運送費用も対比減額され、荷台上での着脱も軽量、軽便化するものである。
また、該枠体積載の主要な設置目的たるトラックの荷台上の積荷枠の後上横桟上から運転席外部上横桟に渡る長尺の積載物の積載において、荷台の横からの積載作業時、4本柱タイプの積荷枠の形状は作業中、後上横桟と前上横桟を連結する上縦桟が積載行動に交錯してその作業遂行の支障となる場合があり、またその上縦桟が人体に接触すれば負傷の可能性もあるが、一方、本件出願の2本柱形状であれば、前記積載桟たる後上横桟上から運転席外部上の標準装備の横桟の間は上縦桟の無い空間であり、荷台の横からの前記長尺の積載物の積載に対しても簡易な作業が実現し、上縦桟に接触しての前記負傷の危険も排除する特長を有するのである。
メーカーにより異なるアオリの内面凹部水平形状に対応して突出部の設定位置を後記の緩緊移動調整により、積荷枠をいずれのメーカーの荷台にも固定可能とすれば、軽トラックのメーカー各社共通の積荷枠としての一括生産が可能となり生産効率が高まる。
なお、突出部の機能は走行時の積荷枠の上方への衝動運動を阻止するものであり、そのためには水平方向への各社のアオリの内面凹部に対応して突出部の形状を水平方向に長くしてその上部が凹部の上部に当接して走行時の衝動を緩衝させるとして、強度の衝動を想定すれば、水平方向に50mm程度以上に長くして内面の凹部の上部に凡そ沿う形状とすればアオリの内面からの当接衝撃が緩和されて、アオリ面の形状毀損を防げるのである。
いずれもアオリの開閉を合法的な指操作により可能とするものであり、以上の態様の締め具等を、積荷枠への設定状態に対応して、選定する。
変更不要の箇所は溶接固着としてもよい。
建設作業の足場にも用いられる単管パイプとその連結クランプによる組み合わせは、耐荷重性に優れるため本発明の積荷枠材としても適性があり、一方、省スペース化を望む流通段階業者や販売店に対応して、嵩張る形状の積荷枠を柱と桟とクランプに分解したセットとして、販売後の組み立てとすればよい。
その他、耐荷重強度の軽量素材も分解可能の同様のセットとしてもよい。
これは軽トラック製造各社いずれも、アオリ開閉部の蝶番が各200KGを超える耐荷重対応としており、左右後アオリの計6箇所以上の各社開閉部蝶番の耐荷重合計が前記軽トラック後部重量約250KG以内に優るゆえであり、アオリ内面の凹凸を荷台面と平行の水平方向にしてアオリを耐荷重強度化しており、そのアオリと積荷枠との前記緊締による当接摩擦抵抗値合計が前記軽トラック後部重量値に優り、そうして、突出部を水平方向に約50mm以上に長くしてアオリの内面の水平方向凹部上部に当接することにより、吊り上げとそれに伴うアオリの変形毀損の防止を実現できたのである。
一方、本発明の積荷枠の自重は比較的重い単管パイプとクランプ連結による組み合わせとしても40KG程度を超えず、ウインチで吊り上げる実証からも前記左右後アオリの緊締による接触部や突出部の当接の合計摩擦抵抗値と前記締め具の緊結の相乗効果により、走行時の衝動を吸収制御して、該積荷枠は装着確保されるのである。
以上、そうした前記回復可能サイズ内の軽トラックはアオリの閉鎖のみで走行時の積荷枠の充分な固定効果が得られるのである。
本発明の実施の一例の形態を図1、図2、に基づいて説明する。
2 荷台
4 柱
7 積荷枠
8 締め具
9 締め具
10 後輪右タイヤ
11 突起バンド
12 内面凹部
31 左アオリ
32 右アオリ
33 後アオリ
41 接触部
51 上桟
52 下桟
61 左上延長桟
62 左下延長桟
81 フック状他端
91 フック状他端
92 レバー
111 突起部
311 左上端
321 右上端
331 後上端
611 右上延長桟
621 延長桟連結部
882 レバー
Claims (3)
- 左、右、後の周囲三方の開閉式のアオリが構成するトラックの荷台上において、二本の柱がトラックの荷台上の左右で、閉鎖したアオリに沿って直立し、その柱同士を互いに連結する連結桟と、及びその各柱から左右アオリに沿って延長する延長桟により柱の直立を支える構成の耐荷重の枠体を、荷台上に置かれたゲート式積荷枠と称して、閉鎖したアオリの上端に当接する接触部と及びアオリの内面の凹部に突出する突出部を該ゲート式積荷枠に設け、
アオリを閉鎖固定すれば、前記接触部がアオリの上端に緊締当接し、
および前記突出部の上部がアオリ内面の凹部上部に緊締当接し、該ゲート式積荷枠に設けた孔を貫通したボルトに嵌合した蝶ナットを基端として、フック状の他端がアオリの上端を引っ掛け、前記蝶ナットを締め込んでいけば該上端と積荷枠が緊結され、該ナットを緩めればそのフック状の他端をアオリの上端から取り除けるのでアオリの開放を指操作により可能として、走行時の該ゲート式積荷枠の不要な運動を阻止し、及び荷台からの分離が不可能となり、アオリが開放されれば前記緊締当接が解除されて該ゲート式積荷枠は荷台上から分離が可能となることにより、耐荷重の枠体の荷台への設置工作を不要とするゲート式積荷枠。 - 基端が積荷枠に取り付いた締め具のフック状の他端が閉鎖したアオリの上端を引っ掛けて、その両端間を指操作で短縮して積荷枠とその上端間を緊結し、および指操作で両端間のその緊結を弛緩解除させてアオリの開放を可能とする請求項1記載のゲート式積荷枠。
- 延長桟に取り付けた締め具は、基端を指操作可能の、ラッチ基端や穴を貫通したボルトに嵌合した蝶ナットとして、柱から離隔した位置で指操作によりフック状の他端がアオリの上端と緊結する請求項1、及び請求項2記載のゲート式積荷枠。
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JPH02100938U (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | ||
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