JP7331504B2 - 荷吊りユニット及び、荷吊りユニットを搭載した移動体 - Google Patents

荷吊りユニット及び、荷吊りユニットを搭載した移動体 Download PDF

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Description

本開示は、荷吊りユニット及び、荷吊りユニットを搭載した移動体に関し、特に、パネル等の設置施工に好適な技術に関するものである。
高速道路や一般道路等、車両が走行する道路の側壁として、車両走行に伴う騒音を遮る遮音壁を構築する場合がある。この種の遮音壁は、複数本のH型支柱を道路側端に沿って所定間隔おきに立設すると共に、対向する支柱間に遮音パネルを鉛直方向上方から差し込むことにより構築するのが一般的である(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2018-091129号公報 特開2018-087480号公報
上記遮音パネルの施工には、現場にパネルを運搬する運搬車両、パネル揚重用のクレーン車両、作業者を乗せる高所作業車等、多数の車両、さらには多数の人員を必要とすることから、施工コストや省力化に改善の余地があるといえる。また、現場におけるパネルの吊り上げ作業や搬送作業等、パネルのハンドリングに手間が掛かることから、施工時間の短縮にも改善の余地があるといえる。このため、現場において、より円滑、且つ容易にパネルをハンドリングできる技術の提供が望まれている。
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で、搬送対象の荷のハンドリング性を効果的に向上することができる荷吊りユニットを提供することを目的とする。
本開示の荷吊りユニットは、枠体上部に架け渡されて互いに水平方向に離間して対向する一対の走行レールと、その軸方向長さを前記走行レールの対向間隔よりも長く形成された荷吊り用のビーム部材と、前記ビーム部材を前記一対の走行レールに、該走行レールの軸方向及び、前記ビーム部材の軸方向に移動可能に吊り下げると共に、前記ビーム部材を前記一対の走行レールに対して鉛直方向の軸を中心に回転可能に吊り下げる一対の吊り下げ機構と、を備えることを特徴とする。
また、前記ビーム部材の軸方向に移動可能な荷吊り具をさらに備えることが好ましい。
また、前記ビーム部材に設けられて、前記吊り下げ機構に対する前記ビーム部材の軸方向への移動を規制するロック機構をさらに備えることが好ましい。
また、前記吊り下げ機構は、前記走行レールを走行可能な上側プレーントロリと、前記ビーム部材を走行可能な下側プレーントロリと、前記上側プレーントロリと前記下側プレーントロリとを相対回転可能に連結する連結部材と、を備えることが好ましい。
また、前記枠体に取り付けられて、該枠体から外側に突出可能な足場プレートをさらに備えることが好ましい。
また、前記枠体は、鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱を有すると共に、該支柱を伸縮させることにより、鉛直方向の高さを調整可能に構成されていることが好ましい。
本開示の移動体は、前記吊荷ユニットを搭載した移動体であり、前記移動体は、荷台を有する車両であり、前記荷吊りユニットは、前記一対の走行レールの軸方向を車両前後方向に向けた状態で前記荷台上に搭載されることが好ましい。
本開示の技術によれば、簡素な構成で、搬送対象の荷のハンドリング性を効果的に向上することができる。
本実施形態に係る荷吊りユニット及び、荷吊りユニットを搭載した移動体を示す模式的な斜視図である。 本実施形態に係る吊り下げ機構を走行レールの軸方向から視た模式図である。 本実施形態に係るビーム部材の車両幅方向外側への張り出し動作を説明する模式的な上視図である。 本実施形態に係るビーム部材の車両幅方向外側への張り出し動作を説明する模式的な上視図である。 本実施形態に係るビーム部材の車両幅方向外側への張り出し動作を説明する模式的な上視図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。 本実施形態に係る荷吊りユニットを用いた遮音壁の構築方法を説明する模式図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る荷吊りユニット及び、荷吊りユニットを搭載した移動体について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[移動体]
図1は、本実施形態に係る荷吊りユニット20及び、荷吊りユニット20を搭載した移動体を示す模式的な斜視図である。
図1に示すように、移動体は、例えば、キャブオーバ型のトラック1であって、車両前後方向に延びるシャシフレーム2の前端側上部には、キャブ3(運転室)が載置されている。キャブ3後方のシャシフレーム2上部には、搬送対象の遮音パネルPや荷吊りユニット20を搭載する荷台4が設けられている。
キャブ3下方のシャシフレーム2には、駆動力源の一例としての不図示のエンジンが支持されている。また、キャブ3下方の車両前端側には操舵輪5が設けられ、荷台4下方の車両後端側には駆動輪6が設けられている。
キャブ3と荷台4との間のシャシフレーム2には、車両搭載型のクレーン10が架装されている。クレーン10は、例えば、エンジンの動力で駆動する不図示の油圧ポンプ等を備えた油圧作動式のクレーンであって、主として、ベース11、左右一対のアウトリガ12(左側は図示を省略)、コラム13、ブーム14、フック15及び、不図示のウィンチ等を備えている。
ベース11は、シャシフレーム2の上部に固定されている。左右一対のアウトリガ12は、ベース11から車両幅方向に張り出し自在に設けられている。コラム13は、ベース11に旋回自在に設けられている。コラム13の上端部には、ブーム14が伸縮自在且つ起伏自在に取り付けられている。ブーム14の先端側には、不図示のウィンチに巻き掛けられたワイヤ16を介してフック15が吊り下げられている。
クレーン10は、複数の操作レバーを有する不図示の操作部を備えており、各操作レバーの操作に応じてコラム13の旋回、ブーム14の伸縮・起伏、ウィンチの巻上下げが適宜に行われることにより、クレーン動作を可能に構成されている。
なお、以下では、移動体の一例としてトラック1を用いて説明するが、本開示はこれには限定されず、移動体は、荷吊りユニット20を搭載可能なものであれば、例えば、トラック1以外の車両、或は、船舶等の他の移動体であってもよい。また、搬送対象の荷は、遮音パネルPに限定されず、他の荷であってもよい。
[荷吊りユニット]
次に、本実施形態に係る荷吊りユニット20の詳細について説明する。
図1に示す荷吊りユニット20は、例えば、高速道路や一般道路等の側壁として遮音壁を構築する施工現場おいて、トラック1の荷台4から遮音パネルPを吊り上げて所定の取り付け位置(例えば、遮音壁のH型支柱)へと搬送する際に適用される。
具体的には、荷吊りユニット20は、荷台4の上面に固定保持された略矩形枠体状の下部フレーム体21と、下部フレーム体21の四隅から鉛直方向に立設された4本の支柱30,31,32,33と、各支柱30,31,32,33の上端に車両前後方向に並行に架け渡された左右一対の走行レール40,45と、走行レール40,45間に架け渡された上部フレーム体50と、折り畳み式の足場プレート60と、走行レール40,45に左右一対の吊り下げ機構80L,80Rを介して吊り下げられた荷吊り用のビーム70と、ビーム70に荷吊り用プレーントロリ90を介して吊り下げられた天秤フレーム95と、天秤フレーム95に設けられた一対のパネル吊り具96,97とを備えている。
下部フレーム体21は、本開示の枠体の一部であって、例えば、断面矩形筒状の角形鋼又は、H形鋼やI形鋼で形成された4本のフレーム22,23,24,25を平面視で荷台4の外周と略同形状の長方形状に組み付けることにより構成されている。
具体的には、下部フレーム体21は、車両幅方向に延びる前後一対の前フレーム22及び後フレーム23と、車両前後方向に延びる左右一対の左フレーム24及び右フレーム25とを備えており、これら各フレーム22,23,24,25の軸方向端部を互いに溶接又はボルトナットで固定することにより矩形枠体状に形成されている。なお、各フレーム22,23,24,25は、角形鋼、H形鋼、I形鋼等に限定されず、横方向に開口する断面U字状(コ字状)の鋼材であってもよい。
下部フレーム体21を構成する各フレーム22,23,24,25のうち、少なくとも左フレーム24は、後述する転倒防止機構75(詳細は図2にのみ示す)を設けるべく、H形鋼又はI形鋼で形成されている。また、左フレーム24は、前側フレーム部24Aと、後側フレーム部24Bとを有する分割構造とされている。前側フレーム部24A及び、後側フレーム部24Bは、それぞれ支軸Xを軸心に回動可能に設けられており、車両外側に向けて観音開きできるように構成されている。
すなわち、フォークリフト等で遮音パネルPを荷台4に積み込む際には、前側フレーム部24A及び、後側フレーム部24Bを観音開きにすることで、これらがフォークリフトのフォーク部に干渉することを防止できるようになっている。なお、係る観音開きの機構は、右フレーム25や後フレーム23等の他のフレームに適用してもよい。
本実施形態において、下部フレーム体21の前端側の左右2カ所は、左右一対の支持マウント26(左側は図示を省略)を介して荷台4の前端側上部に支持されている。また、下部フレーム体21の後端側の左右2カ所は、左右一対の伸縮ジャッキ27を介して荷台4の後端側上部に支持されている。
すなわち、施工現場の路面傾斜等によって、トラック1が後傾姿勢で停車した場合には、伸縮ジャッキ27を適宜に伸長させることにより、荷吊りユニット20の水平出しを行えるようになっている。また、トラック1が前傾姿勢で停車した場合には、アウトリガ12を適宜に伸長させることにより、荷吊りユニット20の水平出しを行えるようになっている。また、トラック1の姿勢が左右何れか一方に傾いて停車した場合には、左右何れか一方の伸縮ジャッキ27及び、アウトリガ12を適宜に伸長させることにより、荷吊りユニット20の水平出しを行えるようになっている。なお、トラック1がアウトリガ12を備えていない場合には、下部フレーム体21の前端側及び後端側の左右2カ所をそれぞれ伸縮ジャッキ27によって支持するように構成してもよい。
支柱30,31,32,33は、本開示の枠体の一部であって、例えば、断面矩形筒状の角形鋼等で形成されている。具体的には、支柱30,31,32,33は、下部フレーム体21の左前角部に立設された左前支柱30と、下部フレーム体21の右前角部に立設された右前支柱31と、下部フレーム体21の左後角部に立設された左後支柱32と、下部フレーム体21の右後角部に立設された右後支柱33とを備えている。各支柱30,31,32,33は、その下端部を下部フレーム体21に溶接又はボルトナットで固定することにより、下部フレーム体21の四隅から鉛直方向上方に向けて立設されている。
各支柱30,31,32,33は、下側支柱部30A,31A,32A,33Aと、下側支柱部30A,31A,32A,33Aの筒内に進退自在に挿入された上側支柱部30B,31B,32B,33Bとを備える二重筒状に形成されている。上側支柱部30B,31B,32B,33Bを下側支柱部30A,31A,32A,33Aから引き出して、不図示の固定機構(例えば、ボルト)によって上側支柱部30B,31B,32B,33Bを下側支柱部30A,31A,32A,33Aの所定位置に固定保持することにより、荷吊りユニット20の高さを任意の高さに調整できるように構成されている。
すなわち、トラック1の移動走行中は、上側支柱部30B,31B,32B,33Bの全部又は一部を下側支柱部30A,31A,32A,33Aの筒内に収めることにより、荷吊りユニット20を含めたトラック1の車高を、例えば道路法の制限高さよりも低く抑えることができ、施工現場においては、上側支柱部30B,31B,32B,33Bを下側支柱部30A,31A,32A,33Aから引き出す(引き上げる)ことにより、荷吊りユニット20を遮音壁等の施工に適した所望高さに適宜に調整できるようになっている。
なお、各支柱30,31,32,33の分割数は、図示例の2分割に限定されず、3分割以上であってもよい。このように、各支柱30,31,32,33の分割数を増やせば、荷吊りユニット20の高さをより高く調整することが可能になる。
左右一対の走行レール40,45は、例えば、H形鋼又はI形鋼で形成されており、各支柱30,31,32,33の上端部間に車両前後方向に架け渡されて、互いに水平方向に所定の間隔をおいて離間対向する。
具体的には、左側走行レール40の前側端部は左前支柱30の上端部に、左側走行レール40の後側端部は左後支柱32の上端部に、それぞれ溶接又はボルトナット等で固定されている。また、右側走行レール45の前側端部は右前支柱31の上端部に、右側走行レール45の後側端部は右後支柱33の上端部に、それぞれ溶接又はボルトナット等で固定されている。各走行レール40,45には、詳細を後述する吊り下げ機構80L,80Rを介してビーム70が相対移動自在に吊り下げられている。
上部フレーム体50は、各走行レール40,45間に架け渡されて互いに交差する2本の第1上フレーム51及び第2上フレーム52を備えて構成されている。具体的には、第1上フレーム51は、左側走行レール40から右側走行レール45に向けて斜め後方に延設されており、第2上フレーム52は、右側走行レール45から左側走行レール40に向けて斜め後方に延設されている。
各走行レール40,45の前端及び後端には、クレーン10のフック15にロープ等で巻き掛けられる4個のシャックル53が設けられている。すなわち、シャックル53に巻き掛けたロープ等をフック15に係合させて、クレーン10で揚重することにより、荷吊りユニット20の荷台4への積み込みや、荷吊りユニット20の高さ調整を行えるように構成されている。
本実施形態において、上部フレーム体50は、第1及び第2上フレーム51,52を互いに交差させており、各走行レール40,45間の前端側には、クレーン10のブーム14の侵入を許容する空間Cが確保されている。これにより、荷吊りユニット20の積み込み時や高さ調整時に、ブーム14が荷吊りユニット20の枠体に干渉することを効果的に防止できるようになっている。
なお、上部フレーム体50を構成する各上フレーム51,52は、必ずしも交差させる必要は無く、各走行レール40,45の前端側から後方に所定量オフセットして設ければ、車両幅方向に架け渡されてもよい。また、上部フレーム体50を構成するフレームの本数は、図示例の2本に限定されず、必要強度に応じて1本、或は、3本以上としてもよい。
足場プレート60は、荷吊りユニット20の車両前後方向の長さと略同等の長板状に形成されており、蝶番(ヒンジ)61を介して下部フレーム体21の右フレーム25に回動可能に取り付けられている。足場プレート60は、トラック1の走行時には、荷吊りユニット20側に折り畳んで格納することができ、遮音パネルPの施工時には、水平方向に展開できるようになっている。
なお、足場プレート60は、下部フレーム体21の左フレーム24、或は、支柱30,31,32,33の所定高さ位置に取り付けてもよい。また、足場プレート60は、回動可能な折り畳み式に限定されず、下部フレーム体21や支柱30,31,32,33にブラケット等で固定できるように構成してもよい。また、足場プレート60の枚数は、左右何れか一枚に限定されず、左右2枚であってもよい。
ビーム70は、例えば、H形鋼又はI形鋼で形成されており、好ましくは、各走行レール40,45の対向距離(前フレーム22や後フレーム23の軸方向長さ)よりも長く、且つ、荷吊りユニット20の対角長さ(左前支柱30と右後支柱33との離間長さ又は、右前支柱31と左後支柱32との離間長さ)よりも短く形成されている。ビーム70は、走行レール40,45に、一対の吊り下げ機構80L,80Rによって、走行レール40,45の軸方向に相対移動自在、且つ、自身の軸方向に往復移動自在に吊り下げられている。吊り下げ機構80L,80Rの詳細については後述する。
天秤フレーム95は、ビーム70を走行可能な荷吊り用プレーントロリ90を介して、ビーム70に移動自在に吊り下げられている。天秤フレーム95の両端には、チェーンブロック等の一対のパネル吊り具96,97が設けられている。このチェーンブロックを操作することにより、遮音パネルPを吊り上げたり、或は、吊り下げたりできるようになっている。
図2は、本実施形態に係る左右一対の吊り下げ機構80L,80Rを走行レール40,45の軸方向から視た模式図である。
左側吊り下げ機構80Lは、走行レール40を走行可能な上側プレーントロリ81Lと、ビーム70を走行可能な下側プレーントロリ85Lとを備えている。右側吊り下げ機構80Rは、走行レール45を走行可能な上側プレーントロリ81Rと、ビーム70を走行可能な下側プレーントロリ85Rとを備えている。
上側プレーントロリ81L,81Rは、走行レール40,45を挟んで対向する一対のプレート82L,82Rと、各プレート82L,82Rを固定する固定軸83L,83Rと、各プレート82L,82Rに回転自在に軸支されて走行レール40,45の下側フランジ面40A,45Aを転動するローラ84L,84Rとを備えている。
下側プレーントロリ85L,85Rは、ビーム70を挟んで対向する一対のプレート86L,86Rと、各プレート86L,86Rを固定する固定軸87L,87Rと、各プレート86L,86Rに回転自在に軸支されてビーム70の上側フランジ面70Aを転動するローラ88L,88Rとを備えている。
これら上側プレーントロリ81L,81R及び、下側プレーントロリ85L,85Rは、その固定軸83L,83R,87L,87Rをスイベルやダブルサルカン等で構成された連結部材89L,89Rによって互いに連結されている。連結部材89L,89Rは、固定軸83L,83Rに取り付けられる上側連結部89Aと、固定軸87L,87Rに取り付けられる下側連結部89Bとが互いに相対回転可能に構成されており、上側プレーントロリ81L,81R及び、下側プレーントロリ85L,85Rを鉛直方向の軸を中心に互いに相対回転可能に連結する。
すなわち、下側プレーントロリ85L,85Rに支持されたビーム70の軸心が、各走行レール40,45の軸心に対して水平方向に所定の角度で傾くと、連結部材89L,89Rの上側連結部89A及び、下側連結部89Bが相対回転することにより、当該ビーム70の走行レール40,45に対する円滑な傾動動作を許容できるようになっている。
ビーム70の軸方向の両端には、ビーム70を走行可能な各プレーントロリ85,90の脱落を防止する左右一対のストッパ73L,73Rが設けられている。さらに、ビーム70には、下側プレーントロリ85L,85Rをストッパ73L,73Rとの間に挟み込むことにより、該下側プレーントロリ85L,85Rのビーム70に対する走行(相対移動)を規制可能なロック機構74が設けられている。
ロック機構74は、例えば、断面略L字状のアングル材で形成されており、ボルトB等によってビーム70に着脱可能に取り付けられている。ロック機構74は、そのフランジ面をストッパ73L,73Rと対向させて、これらの間に下側プレーントロリ85L,85Rを挟み込むことにより、下側プレーントロリ85L,85Rをロックするように構成されている。
すなわち、ロック機構74によって、左側の下側プレーントロリ85Lを左側のストッパ73Lとの間に挟み込むと、ビーム70の自身の軸方向への移動が規制されることで、ビーム70の走行レール40よりも車両幅方向外側(左側)への張り出しが防止されるようになっている。また、ロック機構74によって、右側の下側プレーントロリ85Rを右側のストッパ73Rとの間に挟み込むと、ビーム70の自身の軸方向への移動が規制されることで、ビーム70の走行レール45よりも車両幅方向外側(右側)への張り出しが防止されるようになっている。
さらに、ビーム70には、荷吊り上げ時に、荷の重みによって荷吊りユニット20が転倒することを防止する転倒防止機構75が設けられている。具体的には、転倒防止機構75は、ビーム70の端部下面に設けられたシャックル76と、シャックル76に吊り下げられたチェーンブロック77と、下部フレーム体21の左フレーム24を走行可能なプレーントロリ78と、これらチェーンブロック77とプレーントロリ78とを連結するワイヤロープ79とを備えている。
チェーンブロック77を巻き上げると、ビーム70に対して左フレーム24側からプレーントロリ78及び、ワイヤロープ79を介して適宜張力が付与されるようになっている。プレーントロリ78は、ビーム70の移動に追従して左フレーム24を走行するため、ビーム70に対して所望の張力を常に付与できるように構成されている。これにより、カウンタウェイト等を用いることなく、荷吊りユニット20の吊荷側への転倒を効果的に防止することが可能になる。また、張力によってビーム70の水平状態が維持されるため、下側プレーントロリ85L,85Rの各ローラ88L,88Rが上側フランジ面70Aから浮き上がることも確実に防止できるようになっている。
以上のように構成されたビーム70の車両幅方向外側への張り出し動作を、図3~図5に基づいて説明する。なお、ビーム70の車両幅方向外側への張り出し動作は、左側及び右側ともに略同様の動作となるため、以下では車両幅方向右側への張り出し動作を説明し、左側への張り出し動作については説明を省略する。
図3は、ビーム70の軸心を荷吊りユニット20の略対角方向に向けることにより、ビーム70を走行レール40,45間に格納した状態を示している。この状態で、左側吊り下げ機構80Lの下側プレーントロリ85L(図2参照)をロック機構74でロックし、且つ、ビーム70を矢印R方向に回動させると、ビーム70の走行レール45よりも車両幅方向右側への張り出し動作が開始される。
図4は、ビーム70を走行レール40,45に対して90度よりも小さい所定の角度θまで回動させた状態を示している。図4中に破線で示すビーム70を格納した状態から、ビーム70を矢印R方向へ回動させると、ビーム70の左端70Lは、ロック機構74によって走行レール40よりも車両幅方向左側への張り出しを規制されつつ、左側吊り下げ機構80Lの上側プレーントロリ81L(図2参照)によって走行レール40を矢印X1方向に向けて円滑に移動する。また、ビーム70の右端側70Rは、右側吊り下げ機構80Rの上側プレーントロリ81R(図2参照)によって走行レール45をX1方向とは逆向きの矢印X2方向に向けて円滑に移動する。この際、ビーム70の右端側70Rは、右側吊り下げ機構80Rの下側プレーントロリ85R(図2参照)がビーム70を走行することにより、走行レール45よりも車両幅方向右側に矢印Y方向に向けて円滑に送り出されるようになる。
図5は、ビーム70を走行レール40,45に対して90度まで回動させた状態を示している。このように、ビーム70を走行レール40,45に対して90度まで回動させると、ビーム70の右端側70Rは、走行レール45よりも車両幅方向右側に最大限に張り出した状態となる。すなわち、ビーム70を、図3に示す格納状態から、図4に示す右端側70Rが所定量ほど張り出した状態、さらには、図5に示す右端側70Rが最大限に張り出した状態まで回動させるのみで、吊荷を荷台4側から車両幅方向外側の所望位置まで容易に搬送できるように構成されている。これにより、ビーム70を、折り畳み式や伸縮式のブーム等、複雑な構造にすることなく、一本の鋼材で形成できるようになり、ビーム70の強度を確実に高めつつ、構造の簡素化を図ることが可能になる。
次に、図6~図11に基づいて、本実施形態に係る荷吊りユニット20を用いた遮音壁210の構築方法を説明する。
なお、各図において、符号200はトラック1を停車させる施工現場の道路、符号210は道路200の側方に構築する遮音壁、符号220は遮音壁210の一部を構成するH型支柱をそれぞれ示している。図示の関係上、H型支柱220は一本のみを示しているが、該H型支柱220は、道路200の側縁に沿って複数本が所定間隔おきに立設されているものとする。
図6に示すように、荷吊りユニット20を搭載したトラック1を施工現場の道路200に停車させたならば、アウトリガ12を接地させると共に、足場プレート60を水平方向に展開する。足場プレート60の展開は、クレーン10により行えばよい。なお、アウトリガ12の接地及び、足場プレート60の展開は、同時に行ってもよく、或いは、何れか一方を先に行ってもよい。
アウトリガ12の接地及び、足場プレート60の展開を終了したならば、図7に示すように、シャックル53に巻き掛けたロープをフック15に係合させてクレーン10で揚重することにより、荷吊りユニット20を上方に伸展させる。さらに、荷吊りユニット20を伸展させたならば、伸縮ジャッキ27又はアウトリガ12の何れか一方を適宜に伸長させることにより、荷吊りユニット20の水平出しを行う。なお、遮音壁210の高さが低い場合には、荷吊りユニット20を伸展させる工程は省略してもよい。
荷吊りユニット20の伸展及び水平出しを終えたならば、図8に示すように、荷台4上の遮音パネルPを天秤フレーム95に設けられたパネル吊り具96,97に取り付けて、チェーンブロックを操作することにより、遮音パネルPを上方へ吊り上げる。
遮音パネルPを吊り上げたならば、図9に示すように、ブーム70を作業者の人力等によって回転させることにより、ブーム70を走行レール45よりも車両幅方向右側へ張り出させる。さらに、荷吊り用プレーントロリ90をブーム70に沿って走行させ、遮音パネルPを天秤フレーム95及びパネル吊り具96,97と一体に遮音壁210に向けて移動させることにより、遮音パネルPをH型支柱220の上方へと搬送する。
すなわち、ブーム70を回転させて遮音壁210側に張り出させ、遮音パネルPをパネル吊り具96,97と一体にブーム70に沿って遮音壁210側に移動させるのみで、遮音パネルPをH型支柱220の上方位置まで容易に搬送できるように構成されている。これにより、遮音パネルPのハンドリング性が確実に向上されるようになり、搬送時間の短縮や搬送作業の省力化を図ることが可能になる。また、遮音パネルPを吊り上げるためのクレーン車両が不要となり、さらにはクレーン車両のオペレータも不要になることで、施工コストや作業人員の削減を図ることも可能になる。
遮音パネルPをH型支柱220の上方に搬送したならば、図10に示すように、パネル吊り具96,97のチェーンブロックを操作して、遮音パネルPを吊り下げることにより、遮音パネルPをH型支柱220間に差し込む。さらに、遮音パネルPを差し込んだならば、隣接する遮音パネルPの両端を不図示の落下防止ワイヤで接続し、遮音パネルPをボルト等で締結することにより、パネル取り付け作業を終了する。
これら遮音パネルPの差し込み、落下防止ワイヤの施工、ボルト締結等の一連のパネル取り付け作業は、作業者が足場プレート60や、足場プレート60に設けた移動式の作業台68を適宜に移動しながら行えるように構成されている。これにより、遮音パネルPをH型支柱220間に差し込む作業者を高所まで運ぶ高所作業車が不要となり、施工コストを確実に削減することが可能になる。また、一連の作業を足場プレート60や作業台68で行えることで、パネルPの取り付け作業性が確実に向上されるようになり、作業時間の短縮や省力化を図ることも可能になる。
遮音パネルPの取り付けを終了したならば、以降、所望高さの遮音壁210が構築されるまで、図8~図10に示す各工程を繰り返し行う。遮音壁210を構築したならば、図11に示すように、足場プレート60を折り畳んで格納し、荷吊りユニット20を収縮させて、トラック1を施工現場から移動させることにより遮音壁210の施工を終了する。
以上述べた本実施形態によると、遮音パネルPのハンドリング性が確実に向上され、遮音パネルPの搬送時間や取り付け時間が確実に短縮されるため、クレーン車両や高所作業車等の多くの車両、多数の作業者を要する従前工法に比べ、施工コストや作業人員を確実に削減することができ、さらには施工時間も効果的に短縮することが可能になる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することが可能である。
例えば、吊り下げ機構80L,80Rは、プレーントロリ81L,81R,85L,85Rを用いるものとして説明したが、走行レール40,45やビーム70を走行可能なギヤトロリ、或は、走行レール40,45やビーム70に設けたガイド部材に沿ってスライド移動するスライダ等で構成してもよい。
また、本開示の適用は、遮音壁210の遮音パネルPの設置施工に限定されず、太陽光パネルの設置施工等、他の構築物の施工にも広く適用することが可能である。
1 トラック(移動体)
4 荷台
10 クレーン
12 アウトリガ
20 荷吊りユニット
21 下部フレーム体
30,31,32,33 支柱
40,45 走行レール
50 上部フレーム体
60 足場プレート
70 ビーム
74 ロック機構
80L,80R 吊り下げ機構
81L,81R 上側プレーントロリ
85L,85R 上下側プレーントロリ
89L,89R 連結部材
90 荷吊り用プレーントロリ
95 天秤フレーム
96,97 パネル吊り具

Claims (7)

  1. 枠体上部に架け渡されて互いに水平方向に離間して対向する一対の走行レールと、
    その軸方向長さを前記走行レールの対向間隔よりも長く形成された荷吊り用のビーム部材と、
    前記ビーム部材を前記一対の走行レールに、該走行レールの軸方向及び、前記ビーム部材の軸方向に移動可能に吊り下げると共に、前記ビーム部材を前記一対の走行レールに対して鉛直方向の軸を中心に回転可能に吊り下げる一対の吊り下げ機構と、
    前記ビーム部材に設けられており一対の前記吊り下げ機構のうち一方の吊り下げ機構に対する前記ビーム部材の軸方向への移動を規制するロック機構と、を備える
    ことを特徴とする荷吊りユニット。
  2. 前記ビーム部材の軸方向に移動可能な荷吊り具をさらに備える
    請求項1に記載の荷吊りユニット。
  3. 前記吊り下げ機構は、
    前記走行レールを走行可能な上側プレーントロリと、
    前記ビーム部材を走行可能な下側プレーントロリと、
    前記上側プレーントロリと前記下側プレーントロリとを相対回転可能に連結する連結部材と、を備える
    請求項1又は2に記載の荷吊りユニット。
  4. 前記枠体に取り付けられて、該枠体から外側に突出可能な足場プレートをさらに備える
    請求項1からの何れか一項に記載の荷吊りユニット。
  5. 前記枠体は、鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱を有すると共に、該支柱を伸縮させることにより、鉛直方向の高さを調整可能に構成されている
    請求項1からの何れか一項に記載の荷吊りユニット。
  6. 請求項1からの何れか一項に記載の吊荷ユニットを搭載した移動体。
  7. 前記移動体は、荷台を有する車両であり、
    前記荷吊りユニットは、前記一対の走行レールの軸方向を車両前後方向に向けた状態で前記荷台上に搭載される
    請求項に記載の移動体。
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