JPH0724526Y2 - コンクリートポンプ車 - Google Patents

コンクリートポンプ車

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JPH0724526Y2
JPH0724526Y2 JP1988086558U JP8655888U JPH0724526Y2 JP H0724526 Y2 JPH0724526 Y2 JP H0724526Y2 JP 1988086558 U JP1988086558 U JP 1988086558U JP 8655888 U JP8655888 U JP 8655888U JP H0724526 Y2 JPH0724526 Y2 JP H0724526Y2
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JP
Japan
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boom
concrete
concrete pump
crane carrier
swivel base
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JP1988086558U
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JPH029255U (ja
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高慶 大村
比呂志 久保
常男 小松
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石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコンクリートポンプ車、特に、ブーム、コンク
リート圧送機構、等をクレーン専用キャリヤに搭載した
コンクリートポンプ車に関するものである。
[従来の技術] 従来のコンクリートポンプ車のうち、ブーム付コンクリ
ートポンプ車は、トラックシャシのフレーム上にコンク
リートポンプを搭載する場合にブームのモーメントを支
えるに十分な強度を確保するために、上記トラックのシ
ャシフレーム上に架台(デッキフレーム)を架装し、こ
の架台に、コンクリートポンプ、ホッパ等からなるコン
クリート圧送機構、前後アウトリガ、旋回架台、ブーム
等を装備し、該ブームに沿わせて配管したコンクリート
輸送管をコンクリート圧送機構のコンクリートポンプに
接続し、コンクリート打設位置が高所でもブームにより
コンクリート輸送管の先端をコンクリート打設位置へ臨
ませることができるようにしてある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、一般に汎用車輌の場合、道路走行上の重量制
限が規定されており、20トンまでとされている。従来の
コンクリートポンプ車もトラックシャシ上にコンクリー
ト圧送機構、ブーム等を搭載している構成上、道路走行
に際しては、汎用車輌の場合と同様に20トンを超える重
量となるようにすることはできなかった。そのため、最
近のビル建設の如きコンクリート打設位置が高所となっ
て来ていても、ブームを長くしたり、あるいはブームの
段数を増やすことは、重量が大となって道路走行ができ
ないことから必然的にブームの長さや段数は抑えられて
おり、ビルなどが高層化して来て長いブームやブーム段
数の増加が要望されている最近の建設工事に適用できな
い問題が生じて来ている。又、従来のコンクリートポン
プ車では、トラックシャシ上に架台を載せ、この架台上
に上物を載せる構成上、全高が高く且つ重心位置も高く
なる問題もあった。
そこで、本考案は、従来のコンクリートポンプ車に比し
て部品点数を少なくして、その重量軽減分でブーム等の
重量増を図り、ブームを長くしたり、段数を増大させて
より高所へのコンクリート打設ができるようにすると共
に、全高を低くして重心位置が下げられるようにしたコ
ンクリートポンプ車を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、クレーンキャリ
ヤの後側部に、コンクリートポンプ、ホッパ等からなる
コンクリート圧送機構と、後側のアウトリガを直接架装
すると共に、該クレーンキャリヤのほぼ中央部の上面に
旋回架台を直接設置して、該旋回架台上の旋回台に多段
のブームにおける下段ブームを起状自在に取り付け、且
つ上記クレーンキャリヤのほぼ中間部の左右両側部に、
前側のアウトリガを取り付け、更に、上記クレーンキャ
リヤの前端部の少なくとも片側に寄せてキャブを搭載し
て、キャブを片側に寄せ、折りたたまれたブームを前方
一杯まで配置させるようにする。更に、ブームを4段以
上とする。
[作用] クレーンキャリヤは上面が平坦に且つ吊り荷のモーメン
トに耐えるよう頑丈に製作されているので、従来のトラ
ックシャシの如くデッキフレームを架装する必要がなく
なり、デッキフレームなしに直接コンクリート圧送機
構、旋回架台、前後のアウトリガ等を装備することがで
きる。これによりデッキフレームの高さ分は低くなると
共に、デッキフレームの重量分は軽くできて、上物を載
せたときの重心位置を下げられ且つ上物の重量を大きく
し得て、ブームの長さを長くでき、又、ブームの段数も
多くできる。又、クレーンキャリヤの場合は道路走行上
の重量の規制の緩和措置が取られることになれば、ブー
ムを長くしたり、段数を増やすことにより重量が大とな
っても道路を走行できる。更に、ブームを4段もしくは
それ以上にすると、ブームの全長を長くできて高所への
コンクリート打設が容易になる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもので、前輪
2と後輪3に支えられていて頑丈に作られ且つ上面に機
器類が載せられるように作られているクレーン専用のキ
ャリヤ1の後側部に、コンクリートポンプとコンクリー
トホッパ4とからなるコンクリート圧送機構を架装する
と共に、クレーンキャリヤ1のほぼ中央部の上面に、旋
回架台5を設置し、該旋回架台5上に旋回台6を旋回自
在に装着し、該旋回台6の頂部に、下段ブーム7、中段
ブーム8、上段ブーム9、最上段ブーム10の4段ブーム
における下段ブーム7を起状自在に取り付け、クレーン
キャリヤ1上面に立てたブーム受台11,12上に支持され
て格納されるようにする。又、上記クレーンキャリヤ1
のほぼ中間部の左右両側部に、先端に前側アウトリガ13
を取り付け且つ伸縮自在としたアーム14の末端部を、ク
レーンキャリヤ1に固設したブラケット15に水平旋回自
在に取り付け、又、クレーンキャリヤ1の後端部の左右
両側部に、後側アウトリガ16を左右方向へ伸縮自在に装
備させる。更に、上記4段のブーム7,8,9,10に沿わせた
コンクリート輸送管17は、各段のブームに止め具18にて
支持させ、末端側は旋回台6、旋回架台5内を通した
後、コンクリート圧送機構のコンクリートポンプの吐出
管に接続させ、コンクリートポンプより吐出されるコン
クリートをコンクリート輸送管17を通し圧送するように
してある。
19はクレーンキャリヤ1の前端部の一側に搭載したキャ
ブである。
クレーンキャリヤ1は、従来のコンクリートポンプ車に
おけるトラックシャシとは異なり堅固に作られていると
共に上面にはそのまま機器が載置できるように構成され
ているため、コンクリートポンプ等を載せる場合に、従
来のトラックシャシ上に載せる架台(デッキフレーム)
は省略でき、クレーンキャリヤ1に直接にコンクリート
圧送機構、旋回架台5、前後のアウトリガ13,16等を架
装できる。これにより従来のコンクリートポンプ車にお
いて上記トラックシャシ上のデッキフレームを不可欠と
していた構成から該デッキフレームを用いない構成にで
きて、上記コンクリート圧送機構とか、旋回架台5と
か、前後アウトリガ13,16とかの架装位置をデッキフレ
ームのない高さだけ低くできて全高を低くし且つ重心位
置を下げ得て安全性を良くすることができると共に、上
記デッキフレームの重量分を軽減できて、その軽減でき
た分をブームの重量アップに回すことができ、ブームの
長さを長くすることができたり、、実施例の如く、ブー
ムの段数を従来の3段から4段にすることが可能とな
る。この際、各段のブームを長くして大型化させても、
クレーンキャリヤ1上のキャブ19が片側のみとしてある
ため、各段のブームを折りたたんだときにクレーンキャ
リヤ1の前側へ一杯に持ち出すことができて、折りたた
み格納時の高さを高くすることなく安定した状態で走行
移動させることができ、又、ブームの重量を大きくでき
ることから4段式とした場合は、上記ブームの大型化の
場合と同様にコンクリートの打設位置が遠くてもコンク
リート打設ができることになり、最近の建設工事におけ
る如き高層化にも容易に対処できるコンクリートポンプ
車とすることができる。又、コンクリートポンプの運転
において必要となる動力は、トランスミッションの後側
から取り出し油圧ポンプ等を駆動することができる。
又、クレーンキャリヤ1は一般車輌の場合とは異なり、
道路走行上の重量規制が緩和されるで、図示の如きクレ
ーンキャリヤ1上にコンクリートポンプ等を架装してコ
ンクリートポンプ車とした場合に、20トンを超える場合
でも路上走行が認められるため、ブームを大型化した
り、ブームの段数を増すことによりブーム等の重量が重
くなってもよく、大型のコンクリートポンプ車の実現が
図れる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではな
く、たとえば、ブームは4段式にした場合を示したが、
従来のコンクリートポンプ車におけると同様に3段とし
てもよく、4段以上のものとしてもよく、クレーンキャ
リヤのキャブも片側でなく、両側の低位置に配したもの
でも良い。その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のコンクリートポンプ車によれ
ば、クレーンキャリヤの後側部に、コンクリートポン
プ、ホッパ等からなるコンクリート圧送機構と、後側の
アウトリガを直接架装すると共に、該クレーンキャリヤ
のほぼ中央部の上面に旋回架台を直接設置して、該旋回
架台上の旋回台に多段のブームにおける下段ブームを起
状自在に取り付け、且つ上記クレーンキャリヤのほぼ中
間部の左右両側部に、前側のアウトリガを取り付け、更
に、上記クレーンキャリヤの前端部の少なくとも片側に
寄せてキャブを搭載してなる構成としてあるので、クレ
ーンキャリヤは従来のトラックシャシと異なり上面が平
坦に且つ吊り荷のモーメントに耐えるように頑丈に製作
されているために、従来トラックシャシ上に架台(デッ
キフレーム)を載せた後にその上にコンクリートポンプ
等を架装していた方式に比して、上記架台なしでコンク
リートポンプ等を架装できることから、上記架台の高さ
分だけ全高を低くできて重心位置を低くでき、安定性を
良くすることができると共に、上記架台を使用しない分
の重量軽減が図れてそれだけブームの重量を大きくでき
てブームの大型化、段数の増加が図れ、より高い位置へ
のコンクリート打設ができて最近の高層化した建設工事
に対処できることになり、又、上記架台を使用しないこ
とから、それだけ製作コストを下げることができ、更
に、走行時の負荷(積載荷重に対するモーメント)は前
後の車輪の中間部が大きくなるために該中間部はこれに
耐える強度に設計されること、ブームの作業時のモーメ
ントはアウトリガで支えられるが、クレーンキャリヤの
フレームに掛るモーメントは旋回架台の下部が最大とな
ることに鑑み、該旋回架台の下部の位置と、前後の車輪
の中間部となるクレーンキャリヤのほぼ中央部とを一致
させれば、強度上合理的な設計となるが、この点、本考
案では、クレーンキャリヤのほぼ中央部の上面に旋回架
台を直接設置して、該旋回架台上の旋回台に多段のブー
ムにおける下段ブームを起状自在に取り付けた構成とし
てあるので、強度上合理的な設計とすることができ、
又、クレーンキャリヤの前端部の片側に寄せてキャブが
搭載してある構成上、各段のブームを折りたたんだとき
にクレーンキャリヤの前側へ一杯に持ち出すことができ
て、折りたたみ格納時の高さを高くすることなく安定し
た状態で走行移動させることができ、更に又、クレーン
キャリヤは道路走行時の重量規制が緩和されているの
で、上物の重量が大となって20トン以上となっても路面
走行が可能で、大型のコンクリートポンプ車の実現が図
れる、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコンクリートポンプ車の平面図、第2
図は第1図の側面図、第3図は正面図である。 1……クレーンキャリヤ、2……前輪、3……後輪、4
……コンクリートホッパ、5……旋回架台、6……旋回
台、7……下段ブーム、8……中段ブーム、9……上段
ブーム、10……最上段ブーム、13……前側アウトリガ、
16……後側アウトリガ、17……コンクリート輸送管、19
……キャブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−6468(JP,A) 実願昭61−25990号(実開昭62−140091 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭56−147223号(実開昭58−51075 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンキャリヤの後側部に、コンクリー
    トポンプ、ホッパ等からなるコンクリート圧送機構と、
    後側のアウトリガを直接架装すると共に、該クレーンキ
    ャリヤのほぼ中央部の上面に旋回架台を直接設置して、
    該旋回架台上の旋回台に多段のブームにおける下段ブー
    ムを起伏自在に取り付け、且つ上記クレーンキャリヤの
    ほぼ中間部の左右両側部に、前側のアウトリガを取り付
    け、更に、上記クレーンキャリヤの前端部の少なくとも
    片側に寄せてキャブを搭載してなることを特徴とするコ
    ンクリートポンプ車。
JP1988086558U 1988-06-29 1988-06-29 コンクリートポンプ車 Expired - Lifetime JPH0724526Y2 (ja)

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JPH029255U JPH029255U (ja) 1990-01-22
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JPS5851075U (ja) * 1981-10-05 1983-04-06 株式会社新潟鐵工所 コンクリ−トポンプのホツパ
JPS62140091U (ja) * 1986-02-25 1987-09-03
JP2617312B2 (ja) * 1987-06-26 1997-06-04 極東開発工業 株式会社 流動体移送用自動車

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