JP7138089B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドリングストップ機能を有する作業車両に関する。
一般的に、油圧ショベルのような作業車両は、ガソリン、軽油等を燃料とする動力源としてのエンジンと、エンジンによって駆動する油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出した圧油によって駆動する油圧アクチュエータ(油圧モータ、油圧シリンダ等)とを備えている。オペレータがレバーやペダルを操作すると、これらの操作に応じた圧油が油圧アクチュエータに分配される。これにより油圧ショベルは、走行、旋回、掘削等の動作を行う。
このような作業車両には、作業休止時に自動的にエンジンを停止し、作業再開時にエンジンを再始動するアイドリングストップ機能が実装されたものがある。エンジンを停止させる条件の一例として、オペレータが操作レバーを一定時間に亘って操作しなかったときに、作業休止時と判断して、自動的にエンジンを停止することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-132967号公報
一方、アイドリングストップ機能を有する作業車両では、エンジンを再始動させる際にオペレータの意図しない動作を防止する工夫が必要になる。但し、意図しない動作を防止するために複雑な手順を要求すると、オペレータの操作負担が大きくなる。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、オペレータの操作負担を抑制しつつ、エンジンの再始動時にオペレータの意図しない動作を防止した作業車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車体と、前記車体に支持されて動作する作業装置と、前記作業装置を操作する操作装置と、前記車体及び前記作業装置を動作させる駆動力を発生させるエンジンと、前記車体を支持する支持姿勢、及び前記車体の支持を解除する解除姿勢に切り換え可能な支持装置とを備える作業車両において、前記支持装置の姿勢を検知するセンサと、前記エンジンが駆動された状態であり且つ前記支持装置が前記支持姿勢にあることを前記センサが検知した状態において、前記操作装置が操作されない時間が閾値に達した場合に前記エンジンを停止させるアイドリングストップ処理を実行するとともに、前記アイドリングストップ処理が実行されることによって前記エンジンが停止した状態であり且つ前記支持装置が前記支持姿勢にあることを前記センサが検知した状態において、前記操作装置が操作された場合に前記エンジンを始動させるコントローラと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、オペレータの操作負担を抑制しつつ、エンジンの再始動時にオペレータの意図しない動作を防止することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係る作業車両の代表例である油圧ショベルの側面図である。 アウトリガの概略構成図である。 油圧ショベルのハードウェア構成図である。 アイドリングストップ処理のフローチャートである。 エンジン再始動処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。
[第1実施形態]
本発明に係る作業車両の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る作業車両の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。また、作業車両の具体例は油圧ショベル1に限定されず、ダンプトラック、ホイールローダ、クレーン車などにも本発明を適用することができる。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2及び上部旋回体3は、車体の一例である。
下部走行体2は、前方下部に回転自在に支持された左右一対のフロントタイヤ8fと、後方下部に回転自在に支持された左右一対のリヤタイヤ8rと、前端及び後端に設けられたアウトリガ(支持装置)9とを主に備える。走行モータ2a(図3参照)の駆動力がプロペラシャフト及びアクスルを介して伝達されると、フロントタイヤ8f及びリヤタイヤ8rが回転する。これにより、下部走行体2が走行する。
図2は、アウトリガ9の概略構成図である。アウトリガ9は、下部走行体2を支持する支持姿勢と、下部走行体2の支持を解除する解除姿勢とに切り換え可能に構成されている。アウトリガ9は、下部走行体2に回動可能に支持された支持部9aと、支持部9aに回動可能に支持された支持脚9bと、下部走行体2及び支持部9aの間に配置された支持シリンダ9cとを主に備える。油圧ショベル1は、下部走行体2の前端の左右両側、下部走行体2の後端の左右両側の計4箇所に、図2に示すアウトリガ9を備える。
支持シリンダ9cが伸長すると、支持脚9bが下部走行体2の幅方向に張り出して、地面に接地する。これにより、フロントタイヤ8f及びリヤタイヤ8rが地面から離間し、4箇所のアウトリガ9によって油圧ショベル1が支持される。すなわち、この状態で走行モータ2aが駆動しても、油圧ショベル1は走行しない。支持シリンダ9cが伸長したときのアウトリガ9の姿勢は、支持姿勢の一例である。
一方、支持シリンダ9cが縮小すると、支持脚9bが地面から離間して、下部走行体2の幅方向に引き込まれる。これにより、フロントタイヤ8f及びリヤタイヤ8rが地面に接地する。すなわち、この状態で走行モータ2aが駆動すると、油圧ショベル1が走行する。支持シリンダ9cが縮小したときのアウトリガ9の姿勢は、解除姿勢の一例である。
アウトリガ9の姿勢は、アウトリガセンサ23によって検知される。アウトリガセンサ23は、アウトリガ9の姿勢を検知し、検知結果を示す検知信号を後述するコントローラ30(図3参照)に出力する。アウトリガセンサ23は、例えば、支持シリンダ9cのボトム室に作動油を供給する油路23a内の圧力を検知すればよい。
上部旋回体3は、旋回モータ3a(図3参照)によって旋回可能な状態で下部走行体2に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機(作業装置)4と、旋回フレーム5の後部に配置されたカウンタウェイト6と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4aを駆動させるブームシリンダ4dと、アーム4bを駆動させるアームシリンダ4eと、バケット4cを駆動させるバケットシリンダ4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、上部旋回体3の後端に取り付けられた重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作し、アウトリガ9が姿勢変化する。
操作装置は、例えば図3に示すように、油圧ロックレバー(ロック操作装置)7aと、フロント操作レバー7bと、アウトリガ操作レバー7cと、キースイッチ7dと、I/Sスイッチ7eとを少なくとも備える。
油圧ロックレバー7aは、油圧アクチュエータ(走行モータ2a、旋回モータ3a、ブームシリンダ4d、アームシリンダ4e、バケットシリンダ4f、支持シリンダ9c)の動作を禁止するロック位置と、油圧アクチュエータの動作を許容するアンロック位置とに切り換え可能に構成されている。
油圧ロックレバー7aの位置は、油圧ロックセンサ21(図3参照)によって検知される。油圧ロックセンサ21は、油圧ロックレバー7aの位置を検知し、検知結果を示す検知信号をコントローラ30に出力する。油圧ロックセンサ21は、例えば、油圧ロックレバー7aの倒伏角度を検知する角度センサである。
フロント操作レバー7bは、フロント作業機4を動作させるオペレータの操作を受け付ける。アウトリガ操作レバー7cは、アウトリガ9を姿勢変化させるオペレータの操作を受け付ける。
フロント操作レバー7bが操作されているか否かは、フロントレバーセンサ22(図3参照)によって検知される。フロントレバーセンサ22は、フロント操作レバー7bが中立位置から操作されていることを検知し、検知結果を示す検知信号をコントローラ30に出力する。フロントレバーセンサ22は、例えば、フロント操作レバー7bの倒伏角度を検知する角度センサである。
キースイッチ7dは、後述するエンジン11(図3参照)を始動させるON位置と、エンジン11を停止させるOFF位置とに切り換え可能に構成されている。I/Sスイッチ7eは、後述するコントローラ30(図3参照)によるアイドリングストップ機能を有効にするON位置と、アイドリングストップ機能を無効にするOFF位置とに切り換え可能に構成されている。キースイッチ7d及びI/Sスイッチ7eは、オペレータによってON位置に切り換えられた場合に、コントローラ30に操作信号を出力する。
図3は、油圧ショベル1のハードウェア構成図である。油圧ショベル1は、エンジン11と、メインポンプ12と、パイロットポンプ13と、作動油タンク14と、コントロールバルブ15と、流量制御弁16と、パイロットカット弁17と、コントローラ30とを主に備える。
エンジン11は、油圧ショベル1を動作させるための駆動力を発生させる。エンジン11は、燃料タンク(図示省略)に貯留された燃料を燃焼させることによって、回転駆動する。エンジン11の動作は、エンジンコントロールユニット11a(以下、「ECU11a」と表記する。)によって制御される。
ECU11aは、エンジン11のシリンダに燃料を噴射する燃料噴射装置(図示省略)を制御する。より詳細には、ECU11aは、コントローラ30から出力される指令に基づいて、燃料噴射装置からの燃料噴射量を増減させる。また、ECU11aは、キースイッチ7dがOFF位置に操作されたとき、或いはコントローラ30のアイドリングストップ機能が作動したときに、燃料噴射装置からの燃料噴射を停止する。これにより、エンジン11が停止する。
メインポンプ12及びパイロットポンプ13は、エンジン11の駆動力が伝達されることによって回転し、作動油タンク14に貯留された作動油を圧送する。メインポンプ12及びパイロットポンプ13は、例えば、斜板式、斜軸式、ラジアルピストン式等のような各種の油圧ポンプを採用することができる。
より詳細には、メインポンプ12は、コントロールバルブ15を通じて各油圧アクチュエータに作動油を供給する。パイロットポンプ13は、流量制御弁16を通じてコントロールバルブ15のパイロットポートにパイロット圧油を供給する。
コントロールバルブ15は、メインポンプ12から各油圧アクチュエータに至る作動油の油路に配置される。そして、コントロールバルブ15は、パイロットポートに供給されるパイロット圧油(駆動指令)に応じて、対応する油圧アクチュエータへの作動油の供給方向及び供給量を制御する。すなわち、コントロールバルブ15は、油圧ショベル1に搭載される油圧アクチュエータの数だけ存在する。
流量制御弁16は、フロント操作レバー7b及びアウトリガ操作レバー7cの操作に対応するパイロット圧油(駆動指令)を、コントロールバルブ15のパイロットポートに供給する。すなわち、流量制御弁16は、フロント操作レバー7b及びアウトリガ操作レバー7cに対するオペレータの操作に応じて、ブームシリンダ4d、アームシリンダ4e、バケットシリンダ4f、及び支持シリンダ9cを動作させる。
パイロットカット弁17は、パイロットポンプ13から流量制御弁16に至るパイロット圧油の油路に配置される。パイロットカット弁17は、油圧ロックレバー7aの状態に応じて、パイロットポンプ13から流量制御弁16へパイロット圧油を流通させるか否かを切り換える。より詳細には、パイロットカット弁17は、油圧ロックレバー7aがロック位置のときにパイロット圧油を遮断し、油圧ロックレバー7aがアンロック位置のときにパイロット圧油を流通させる。
そのため、油圧ロックレバー7aがアンロック位置のとき、フロント操作レバー7b及びアウトリガ操作レバー7cをオペレータが操作すると、当該操作に応じたパイロット圧油が流量制御弁16を通じてコントロールバルブ15のパイロットポートに供給される。すなわち、油圧ロックレバー7aをアンロック位置にすると、操作装置による油圧アクチュエータの操作が許容される。
一方、油圧ロックレバー7aがロック位置のとき、フロント操作レバー7b及びアウトリガ操作レバー7cをオペレータが操作しても、流量制御弁16からパイロット圧油が出力されない。すなわち、油圧ロックレバー7aをロック位置にすると、操作装置による油圧アクチュエータの操作が不能になる。
コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、及びRAM(Random Access Memory)33を備える。コントローラ30は、ROM32に格納されたプログラムコードをCPU31が読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。RAM33は、CPU31がプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
但し、コントローラ30の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
コントローラ30は、キースイッチ7dから出力される操作信号に基づいて、エンジン11を制御する。より詳細には、コントローラ30は、キースイッチ7dがON位置に切り換えられた場合に、スタータモータ11bに電力を供給して、エンジン11を始動させる。一方、コントローラ30は、キースイッチ7dがOFF位置に切り換えられた場合に、ECU11aにエンジン11を停止させる。
なお、油圧ロックレバー7aがロック位置のとき、スタータモータ11bへの電力供給が許可される。一方、油圧ロックレバー7aがアンロック位置のとき、スタータカットリレー(図示省略)が作動し、スタータモータ11bへの電力供給が遮断される。従って、油圧ロックレバー7aがアンロック位置のときには、スタータモータ11bは駆動せず、エンジン11は始動されない。
また、コントローラ30は、I/Sスイッチ7eから出力される操作信号と、油圧ロックセンサ21、フロントレバーセンサ22、及びアウトリガセンサ23から出力される検知信号とに基づいて、アイドリングストップ処理と、エンジン再始動処理とを実行する。
図4は、アイドリングストップ処理のフローチャートである。コントローラ30は、例えば、エンジン11が駆動している間、所定の時間が経過する度にアイドリングストップ処理を実行する。
まず、コントローラ30は、I/Sスイッチ7eがON位置か否かを判定する(S11)。そして、コントローラ30は、I/Sスイッチ7eがOFF位置だと判定した場合に(S11:No)、ステップS12以降の処理を実行せずに、アイドリングストップ処理を終了する。
次に、コントローラ30は、I/Sスイッチ7eがON位置だと判定した場合に(S11:Yes)、アウトリガセンサ23から出力される検知信号に基づいて、アウトリガ9が支持姿勢か否かを判定する(S12)。コントローラ30は、例えば、アウトリガセンサ23の検知信号で示される油路23a内の圧力が閾値圧力(例えば、油圧ショベル1を走行させることが不可能な支持シリンダ35内の圧力)以上である場合に、アウトリガ9が支持姿勢だと判定すればよい。
そして、コントローラ30は、アウトリガ9が解除姿勢だと判定した場合に(S12:No)、ステップS13以降の処理を実行せずに、アイドリングストップ処理を終了する。一方、コントローラ30は、アウトリガ9が支持姿勢だと判定した場合に(S12:Yes)、フロントレバーセンサ22から出力される検知信号に基づいて、フロント操作レバー7bが継続して操作されていない時間(以下、「不操作時間」と表記する。)を計測する(S13)。
次に、コントローラ30は、アウトリガ9が支持姿勢の状態で(S12:Yes)、フロント操作レバー7bの不操作時間が閾値に達した場合に(S13:Yes)、RAM(記憶装置)33に記憶されているI/SフラグにONをセットする(S14)。I/SフラグにONをセットすることは、アイドリングストップ情報を記憶させることの一例である。そして、コントローラ30は、ECU11aにエンジン11を停止させる(S15)。
一方、コントローラ30は、フロント操作レバー7bが操作されたと判定すると、計測中の不操作時間をリセットする。また、コントローラ30は、不操作時間が閾値に達するまでに(S13:No)、アウトリガ9が支持姿勢から解除姿勢に姿勢変化したと判定した場合に(S12:No)、ステップS14以降の処理を実行せずに、アイドリングストップ処理を終了する。
図5は、エンジン再始動処理のフローチャートである。コントローラ30は、例えば、キースイッチ7dがON位置で且つエンジン11が停止している間、所定の時間が経過する度にエンジン再始動処理を実行する。なお、コントローラ30は、油圧ショベル1に搭載されるバッテリー(図示省略)から電力の供給を受けて、エンジン再始動処理を実行する。
まず、コントローラ30は、フロントレバーセンサ22から出力される検知信号に基づいて、フロント操作レバー7bが操作されたか否かを判定する(S21)。次に、コントローラ30は、フロント操作レバー7bが操作されたと判定した場合に(S21:Yes)、I/SフラグにONがセットされているか否か(S22)と、油圧ロックセンサ21から出力される検知信号に基づいて、油圧ロックレバー7aがロック位置か否か(S23)とを判定する。
そして、コントローラ30は、I/SフラグにONがセットされており、且つ油圧ロックレバー7aがロック位置だと判定した場合に(S22:Yes&S23:Yes)、I/SフラグにOFFをセットすると共に(S24)、スタータモータ11bに電力を供給してエンジン11を始動させる(S25)。I/SフラグにOFFをセットすることは、アイドリングストップ情報を削除することの一例である。
ここで、I/SフラグにONがセットされるのは(S14)、アウトリガ9が支持姿勢の状態で、フロント操作レバー7bの不操作時間が閾値に達した場合(S12:Yes&S13:Yes)のみである。すなわち、I/SフラグにONがセットされているときは、アウトリガ9が支持姿勢だと判断できる。また、エンジン再始動処理が実行されるのは、エンジン11が停止しているときだけである。
以上より、コントローラ30は、エンジン再始動処理において、エンジン11が停止し、アウトリガ9が支持姿勢で、且つ油圧ロックレバー7aがロック位置の状態において(S22:Yes&S23:Yes)、フロント操作レバー7bが操作された場合に(S21:Yes)、エンジン11を始動させる(S25)。
一方、コントローラ30は、I/SフラグにOFFがセットされている状態(S22:No)、或いは油圧ロックレバー7aがアンロック位置の状態で(S23:No)、フロント操作レバー7bが操作されたとしても(S21:Yes)、エンジン11を始動しない。また、コントローラ30は、フロント操作レバー7bが操作されずに(S21:No)、キースイッチ7dがOFF位置に切り換えられた場合(S26:Yes)、I/SフラグにOFFをセットして(S27)、エンジン再始動処理を終了する。
第1実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
第1実施形態によれば、フロント操作レバー7bを操作するだけで、アイドリングストップされたエンジン11が再始動する。すなわち、オペレータは単純な操作でエンジン11を再始動させることができる。
また、アウトリガ9が支持姿勢であることを、エンジン11を再始動させる条件に含めることによって、エンジン11の再始動時に油圧ショベル1が急に走行するのを防止できる。さらに、油圧ロックレバー7aがロック位置であることを、エンジン11を再始動させる条件に含めることによって、エンジン11の再始動時にフロント作業機4が急に動作するのを防止できる。すなわち、エンジン11の再始動時にオペレータの意図しない動作を防止することができる。
また、第1実施形態によれば、アウトリガ9が支持姿勢の状態でフロント操作レバー7bの不操作時間が閾値に達したことを条件として、エンジン11が停止する。これにより、ある程度の時間継続して油圧ショベル1が動作していないときに、エンジン11が停止するので、燃費の向上や排出ガスの抑制効果が期待できる。
なお、図4のステップS12では、アウトリガセンサ23の検知信号に基づいて、アウトリガ9の姿勢を判定する例を説明した。しかしながら、油圧ショベル1は、アウトリガセンサ23に代えて、アウトリガ操作レバー7cの倒伏量を検知するアウトリガレバーセンサを備えてもよい。そして、コントローラ30は、図4のステップS12において、アウトリガレバーセンサの検知信号に基づいて、アウトリガ9の姿勢を検知してもよい。
また、図4でエンジン11を停止させる条件として、油圧ロックレバー7aがロック位置であることをさらに追加してもよい。また、図5でエンジン11を再始動させる条件として、I/Sフラグの値を確認することに代えて、アウトリガセンサ23の検知信号に基づいてアウトリガ9の姿勢を確認してもよい。
[第2実施形態]
支持装置の具体例は、アウトリガ9に限定されない。図6は、第2実施形態に係る油圧ショベル1の側面図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第2実施形態に係る油圧ショベル1は、アウトリガ9に代えて、排土ブレード10を備える。排土ブレード10は、下部走行体2の後端に取り付けられている。排土ブレード10は、支持シリンダ(図示省略)を伸縮させることによって、作業姿勢と、支持姿勢と、解除姿勢とに姿勢変化させることができる。
作業姿勢は、排土ブレード10が第1の押圧力で地面に接地した姿勢である。この状態で油圧ショベル1を後退させると、地面に形成された砂山を崩すようにして地面を平らにする(排土或いは整地)ことができる。支持姿勢は、排土ブレード10が第1の押圧力より大きい第2の押圧力で地面に接地した姿勢である。解除姿勢は、排土ブレード10が地面から離間した姿勢である。
支持姿勢の排土ブレード10は、リヤタイヤ8rを地面から離間させると共に、油圧ショベル1が走行しようとする力に対する抵抗となる。そのため、排土ブレード10を支持姿勢にすると、油圧ショベル1の急な走行を防止できる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
2a 走行モータ
3 上部旋回体
3a 旋回モータ
4 フロント作業機(作業装置)
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d ブームシリンダ
4e アームシリンダ
4f バケットシリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
7a 油圧ロックレバー(ロック操作装置)
7b フロント操作レバー
7c アウトリガ操作レバー
7d キースイッチ
7e I/Sスイッチ
8f フロントタイヤ
8r リヤタイヤ
9 アウトリガ(支持装置)
9a 支持部
9b 支持脚
9c 支持シリンダ
11 エンジン
11a ECU
11b スタータモータ
12 メインポンプ
13 パイロットポンプ
14 作動油タンク
15 コントロールバルブ
16 流量制御弁
17 パイロットカット弁
21 油圧ロックセンサ
22 フロントレバーセンサ
23 アウトリガセンサ
23a 油路
30 コントローラ
31 CPU
32 ROM
33 RAM

Claims (4)

  1. 車体と、
    前記車体に支持されて動作する作業装置と、
    前記作業装置を操作する操作装置と、
    前記車体及び前記作業装置を動作させる駆動力を発生させるエンジンと、
    前記車体を支持する支持姿勢、及び前記車体の支持を解除する解除姿勢に切り換え可能な支持装置とを備える作業車両において、
    前記支持装置の姿勢を検知するセンサと、
    前記エンジンが駆動された状態であり且つ前記支持装置が前記支持姿勢にあることを前記センサが検知した状態において、前記操作装置が操作されない時間が閾値に達した場合に前記エンジンを停止させるアイドリングストップ処理を実行するとともに、前記アイドリングストップ処理が実行されることによって前記エンジンが停止した状態であり且つ前記支持装置が前記支持姿勢にあることを前記センサが検知した状態において、前記操作装置が操作された場合に前記エンジンを始動させるコントローラと、を備えることを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記作業装置の動作を禁止するロック位置、及び前記操作装置の動作を許容するアンロック位置に切り換え可能なロック操作装置を備え、
    前記コントローラは、前記エンジンが停止し、前記支持装置が前記支持姿勢で、且つ前記ロック操作装置が前記ロック位置の状態において、前記操作装置が操作された場合に、前記エンジンを始動させることを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1に記載の作業車両において、
    情報を記憶する記憶装置を備え、
    前記コントローラは、
    前記エンジンが駆動し且つ前記支持装置が前記支持姿勢の状態において、前記操作装置が操作されない時間が閾値に達した場合に、前記エンジンを停止させると共に、アイドリングストップ情報を前記記憶装置に記憶させ、
    前記記憶装置に前記アイドリングストップ情報が記憶されている状態で、前記操作装置が操作された場合に、前記エンジンを始動させると共に、前記アイドリングストップ情報を前記記憶装置から削除することを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記支持装置は、前記車体から幅方向に張り出して地面に接地した前記支持姿勢、及び地面から離間した前記解除姿勢に切り換え可能なアウトリガであることを特徴とする作業車両。
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