JP7138011B2 - 車両ランプ構造及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ランプ構造及びその製造方法に関する。
自動二輪車のような車両において、テールランプはテールランプカバーにより覆われた状態でテールランプカバーの開口から後方に露出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-206670号公報
特許文献1の構成では、車両の振動によりテールランプカバーがテールランプに擦れてしまい、外観等が悪化する可能性がある。そのため、テールランプカバーの内面とテールランプの外面との間に緩衝部材を挟むことが考えられる。
緩衝部材をテールランプの適切な箇所に当接させるためには、緩衝部材をテールランプカバーに対して位置決めする必要がある。しかし、接着テープ等を用いて緩衝部材をテールランプカバーに貼り付けると、部品点数が増加すると共に貼付作業が煩雑になる。また、緩衝部材がテールランプカバーに対して位置ズレし、振動対策が不十分になる可能性もある。
そこで本発明は、ランプ及びランプカバーを備えたランプ構造において安定した振動対策を実施しつつ、部品点数の増加を抑制すると共に組立作業性を良好にすることを目的とする。
本発明の一態様に係る車両ランプ構造は、光を照射するための投光部を有するランプ装置と、前記ランプ装置を覆い、前記投光部を露出させる開口を形成するランプカバーと、前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されている。
前記構成によれば、緩衝部材が凸部を覆うことでランプカバーのうち開口近傍の内面から緩衝部材が突出した状態になるため、緩衝部材を安定的に且つ容易にランプ装置の外面に当接させることができる。そして、緩衝部材の凹部がランプカバーの凸部に嵌合されることで緩衝部材が安定的に位置決めされるため、接着テープ等も不要になる。そのため、部品点数の増加を防止できると共に、ランプカバーに対する緩衝部材の組付作業性も良好にできる。また、緩衝部材が凸部により保持されるため、ランプカバーに対して緩衝部材が位置ズレすることも防止され、安定して振動対策を施すことができる。
前記凸部は、前記投光部の光照射方向の反対方向に向かって突出している構成としてもよい。
前記構成によれば、凸部に嵌合された緩衝部材が外部から見え難くなり、車両の外観を良好にできる。
前記ランプ装置に対する前記緩衝部材の押圧方向は、前記ランプカバーの前記凸部の突出方向に交差する方向でもよく、前記ランプカバーは、前記凸部に嵌合した前記緩衝部材を前記凸部に向けて押え付けるように前記内面から突出した少なくとも1つの押え部を更に有する構成としてもよい。
前記構成によれば、ランプ装置から緩衝部材に伝わる反力が凸部の突出方向ではなく凸部の突出方向に交差する方向に作用する構成であるために、緩衝部材が凸部から脱落する可能性がある場合であっても、緩衝部材が押え部により押え付けらえるため、ランプ装置が凸部の突出方向に相対変位しても緩衝部材が凸部から脱落することを防止できる。
前記少なくとも1つの押え部は、前記開口の周囲に互いに間隔をあけて配置された複数の押え部を含んでもよく、前記緩衝部材は、前記複数の押え部により部分的に押圧されている構成としてもよい。
前記構成によれば、複数の押え部が開口の周囲に間隔をあけて配置されているので、緩衝部材を凸部に取り付ける際の押え部による抵抗は、部分的にしか生じず、緩衝部材の組付作業を比較的容易に行うことができる。
前記凸部及び前記緩衝部材は、前記開口の周縁に沿って延びている構成としてもよい。
前記構成によれば、ランプ装置に対する緩衝部材の当接領域が増え、緩衝部材及び凸部に掛かる応力が局所集中することを防止できる。
前記凹部は、その延在方向の両端が開放されてもよく、前記ランプカバーは、前記緩衝部材の延在方向の両端に対向するように前記内面から突出してもよく、前記凸部の延在方向における前記凸部に対する前記緩衝部材の相対移動を阻止する移動阻止部を有する構成としてもよい。
前記構成によれば、緩衝部材が凹部の延在方向の両側を開放した形状として緩衝部材の製作性及び取付性を高めながら、緩衝部材の凸部に対する位置ズレも防止できる。
前記少なくとも1つの緩衝部材は、前記テールランプカバーの前記開口の周縁に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の緩衝部材を含んでもよく、前記複数の緩衝部材は、前記ランプ装置を挟んだ両側に夫々配置されている構成としてもよい。
前記構成によれば、複数の緩衝部材によりランプ装置を安定して支持しながらも、緩衝部材を開口に沿って全周に設ける場合に比べ、緩衝部材の取付作業の負荷を抑制できる。
前記複数の緩衝部材は、前記ランプ装置を上下方向に挟んだ両側及び前記ランプ装置を左右方向に挟んだ両側に夫々配置されている構成としてもよい。
前記構成によれば、複数の緩衝部材によりランプ装置を安定して支持しながらも、緩衝部材を開口に沿って全周に設ける場合に比べ、緩衝部材の材料コストを低減できる。
本発明の一態様に係る車両ランプ構造の製造方法は、光を照射するための投光部を有するランプ装置と、前記ランプ装置を覆い、前記投光部を露出させる開口を形成するランプカバーと、前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接する緩衝部材と、を備えた車両ランプ装置の製造方法であって、前記開口の軸線方向における前記ランプカバーの両側に配置される一対の金型によって、前記開口の近傍で前記内面から凸部が前記金型の抜き方向に突出するように前記ランプカバーをワンピースとして一体成形する第1工程と、前記緩衝部材に形成された凹部を前記凸部に嵌合することで、前記緩衝部材を前記凸部に外嵌する第2工程と、を備える。
前記構成によれば、前記同様に、ランプ及びランプカバーを備えたランプ構造において安定した振動対策を実施しつつ、部品点数の増加を抑制できると共に組立作業性を良好にできる。更に、ランプカバーの凸部が金型の抜き方向に突出するので、開口の軸線方向におけるランプカバーの両側に配置された一対の金型で成形する場合であっても、複雑なスライド金型を用いることなく容易に凸部を形成できる。
本発明によれば、ランプ及びランプカバーを備えたランプ構造において安定した振動対策を実施しつつ、部品点数の増加を抑制できると共に組立作業性を良好にできる。
実施形態に係る自動二輪車のテールランプ構造の左後ろ下方から見た斜視図である。 図1に示すランプカバーの内面側(前側)から見たランプカバー及び緩衝部材の正面図である。 図1に示すテールランプ構造の左側から見た縦断面図である。 図2に示すランプカバー及び緩衝部材の拡大図である。 図2に示すランプカバーの成形について説明する側方から見た断面図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動二輪車1のテールランプ構造10の左後ろ下方から見た斜視図である。本実施形態では、ランプ構造を有する車両として自動二輪車1を例示するが、他の車両(例えば、自動三輪車、自動四輪車等)でもよい。本実施形態では、車両のランプ構造としてテールランプ構造10を例示するが、それ以外のもの(例えば、ヘッドランプ構造)でもよい。
図1に示すように、自動二輪車1は、リヤフレーム2と、リヤフレーム2に固定されたリヤフェンダ3と、リヤフレーム2に固定されてリヤフェンダ3の後側に配置されたテールランプ構造10とを備える。テールランプ構造10は、ランプ装置11と、ランプカバー12と、後述する緩衝部材13とを備える。ランプ装置11は、光源回路及び光源取付部を有するランプ本体11aと、ランプ本体11aを後方から覆うようにランプ本体11aに取り付けられた光透過カバー11bとを有する。
ランプ本体11aから出射される光は、光透過カバー11bを透過して後方に向けて照射される。即ち、光透過カバー11bが、ランプ装置11の光を照射するための投光部となる。ランプ本体11aは、前方に突出する固定部11cを有する。固定部11cがリヤフレーム2に固定具B(例えば、ボルト)により固定されることで、ランプ装置11がリヤフレーム2に固定される。
ランプカバー12は、リヤフェンダ3の後側に連なるように配置されている。ランプカバー12は、椀形状を有する。ランプカバー12は、樹脂製である。ランプカバー12は、ランプ装置11の投光部である光透過カバー11bが挿入される開口Sを有する。本実施形態では、開口Sは、上下方向に比べて左右方向に長い形状を有する。ランプカバー12は、投光部である光透過カバー11bを開口Sにおいて外部に露出させた状態でランプ装置11を覆う。即ち、ランプ装置11の光透過カバー11bは、ランプカバー12の開口Sから後方に突出している。
図2は、図1に示すランプカバー12の内面12a側(前側)から見たランプカバー12及び緩衝部材13の正面図である。図3は、図1に示すテールランプ構造10の左側から見た縦断面図である。図4は、図2に示すランプカバー12及び緩衝部材13の拡大図である。図2乃至4に示すように、ランプカバー12のうち開口Sの近傍の部分には、ランプカバー12の内面12a側において複数の緩衝部材13が取り付けられる。即ち、緩衝部材13は、椀形状のランプカバー12で形成される内部空間に配置される。言い換えると、緩衝部材13は、ランプカバー12の内面12aの前側に配置される。緩衝部材13は、緩衝性を有し、例えば弾性材料(例えば、ゴム又はシリコーン等)により形成されている。
ランプカバー12は、開口Sの近傍で内面12aから突出した複数の凸部12bを有する。凸部12bは、ランプ装置11の光透過カバー11b(投光部)の光照射方向(即ち、後方)の反対方向(即ち、前方)に向かって突出している。凸部12bは、開口Sの周縁に沿って延びた板形状を有する。複数の凸部12bは、互いに間隔をあけて配置されている。凸部12bは、ランプカバー12の内面12aのうち開口Sの周縁12cから所定寸法L1だけ離れた位置に設けられている。
緩衝部材13は、凸部12bに嵌合する凹部13aを有する。凹部13aは、凸部12bと同一又は相似の形状を有する。凹部13aの外形は、凸部12bの外形と同じであるか又は凸部12bの外形より小さい。緩衝部材13は、開口Sの周縁12cに沿って(即ち、凸部12bに沿って)延びている。凹部13aは、緩衝部材13の長手方向に沿って延びた溝形状を有する。凹部13aの延在方向の両端13aa(図4参照)は、外方に開放されている。緩衝部材13の長手方向に直交する断面の外形は、円形状であるが、その他の形状でもよい。
緩衝部材13は、凹部13aを凸部12bに嵌合させることで凸部12bに外嵌されてランプカバー12に取り付けられている。これにより、緩衝部材13は、テールランプカバー12の開口Sの周縁12cに沿って互いに間隔をあけて配置される。複数の緩衝部材13は、ランプ装置11を挟んだ両側に夫々配置されている。具体的には、複数の緩衝部材13は、ランプ装置11を上下方向に挟んだ両側及びランプ装置11を左右方向に挟んだ両側に夫々配置されている。各緩衝部材13は、互いに同一形状かつ同一寸法である。開口Sが左右方向に長い形状を有するため、緩衝部材13は、正面視において、開口Sを左右方向に挟んだ両側に1つずつ配置されて且つ開口Sを上下方向に挟んだ両側に2つずつ配置されている。
緩衝部材13の断面半径は、凸部12bから開口Sの周縁12cまでの距離L1よりも長い。緩衝部材13は、凸部12bに外嵌した状態において、開口Sの周縁12cから開口S側(ランプ装置11側)に突出している。後方から見ると、緩衝部材13の大部分がランプカバー12で覆い隠され、緩衝部材13の一部のみが開口Sに露出している。緩衝部材13は、ランプ装置11の光透過カバー11bの外面(被当接面11ba)に対して圧縮状態で当接する。
ランプ装置11の光透過カバー11bに対する緩衝部材13の押圧方向は、ランプカバー12の凸部12bの突出方向に交差する方向である。具体的には、当該押圧方向は、凸部12bの突出方向(前後方向)に直交する方向(上下方向)である。ランプ装置11の外面のうち緩衝部材13が当接する被当接面11baは、ランプカバー12の凸部12bの突出方向に沿う方向に延びている。具体的には、ランプ装置11の被当接面11baは、凸部12bの突出方向に平行に延びている。
ランプカバー12は、凸部12bを基準として開口Sとは反対側において内面12aから突出した複数の押え部12dを更に有する。押え部12dと凸部12bとの間の距離L2は、緩衝部材13の断面半径よりも短い。押え部12dは、凸部12bに外嵌した緩衝部材13を凸部12bに向けて押え付ける。開口Sの周縁12cに沿った方向において、押え部12dの幅は、緩衝部材13の長さよりも短い。具体的には、押え部12dは、凸部12bの延在方向に直交する方向に延びた板状である。
各押え部12dは、開口Sの周囲に互いに間隔をあけて配置されている。緩衝部材13は、複数の押え部12dにより部分的に押圧されている。1つの緩衝部材13は、複数の押え部12dにより1つの凸部12bに向けて押え付けられている。押え部12dのうち緩衝部材13に対する当接面は、凸部12bの突出方向と平行である。
ランプカバー12は、凸部12bに外嵌された緩衝部材13の延在方向の両端面13bに対向するように内面12aから突出した移動阻止部12eを更に有する。図4の例では、一対の移動阻止部12eが、凸部12bの両端部から凸部12bの延在方向に直交する方向に夫々突出している。一対の移動阻止部12eの互いの距離は、緩衝部材13の長さよりも少し長い。移動阻止部12eは、凸部12bの延在方向における凸部12bに対する緩衝部材13の相対移動を阻止する。
以上に説明した構成によれば、緩衝部材13が凸部12bを覆うことでランプカバー12のうち開口S近傍の内面12aから緩衝部材13が突出した状態になるため、緩衝部材13を安定的に且つ容易にランプ装置11の外面に当接させることができる。そして、緩衝部材13の凹部13aがランプカバー12の凸部12bに嵌合されることで緩衝部材13が安定的に位置決めされるため、接着テープ等も不要になる。そのため、部品点数の増加を防止できると共に、ランプカバー12に対する緩衝部材13の組付作業性も良好にできる。また、緩衝部材13が凸部12bにより保持されるため、ランプカバー12に対して緩衝部材13が位置ズレすることも防止され、安定して振動対策を施すことができる。
凸部12bは、ランプ装置11の光照射方向(後方)の反対方向(前方)に向かって突出しているので、凸部12bに嵌合された緩衝部材13が外部から見え難くなり、自動二輪車1の外観を良好にできる。
ランプ装置11から緩衝部材13に伝わる反力が凸部12bの突出方向ではなく凸部12bの突出方向に交差する方向に作用することで緩衝部材13が凸部12bから脱落する可能性がある場合であっても、緩衝部材13が押え部12dにより押え付けらえるため、振動によりランプ装置11が凸部12bの突出方向に相対変位しても緩衝部材13が凸部12bから脱落することを防止できる。
複数の押え部12dが開口Sの周囲に間隔をあけて配置されているので、緩衝部材13を凸部12bに取り付ける際の押え部12dによる抵抗は、部分的にしか生じず、緩衝部材13の組付作業を比較的容易に行うことができる。
凸部12b及び緩衝部材13は、開口Sの周縁12cに沿って延びているので、ランプ装置11に対する緩衝部材13の当接領域が増え、緩衝部材13及び凸部12bに掛かる応力が局所集中することを防止できる。
ランプカバー12は、緩衝部材13の相対移動を阻止する移動阻止部12eを有するので、緩衝部材13が凹部13aの延在方向の両端13aaを外方に開放した形状として緩衝部材13の製作性及び取付性を高めながら、緩衝部材13の凸部12bに対する位置ズレも防止できる。
複数の緩衝部材13は、ランプ装置11を挟んだ両側に夫々配置されているので、複数の緩衝部材13によりランプ装置11を安定して支持しながらも、緩衝部材13を開口Sに沿って全周に設ける場合に比べ、緩衝部材13の取付作業の負荷を抑制できる。特に、複数の緩衝部材13は、ランプ装置11を上下方向に挟んだ両側及びランプ装置11を左右方向に挟んだ両側に夫々配置されているので、複数の緩衝部材13によりランプ装置11を安定して支持しながらも、緩衝部材13を開口Sに沿って全周に設ける場合に比べ、緩衝部材13の材料コストを低減できる。
図5は、図2に示すランプカバー12の成形について説明する側方から見た断面図である。図5に示すように、ランプカバー12は、一対の金型50,51により成形される。金型50,51は、開口Sの軸線方向X(前後方向)におけるランプカバー12の両側に配置される。ランプカバー12の内面12aから凸部12bが金型50,51の抜き方向Dに突出するように、金型50,51によりランプカバー12をワンピースとして一体成形する。そして、その成形されたランプカバー12の凸部12bには、前述したように、緩衝部材13(図3等)の凹部13aを嵌合することで緩衝部材13が凸部12bに外嵌される。
このように、ランプカバー12の凸部12bが金型50,51の抜き方向Dに突出するので、開口Sの軸線方向Xにおけるランプカバー12の両側に配置された一対の金型50,51で成形する場合であっても、複雑なスライド金型を用いることなく容易に凸部12bを形成できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。例えば、本実施形態では、複数の緩衝部材13が間隔をあけて配置されたが、緩衝部材13は開口Sの周縁12cに沿った全周に連続的に設けられてもよい。即ち、緩衝部材13は開口Sの周縁12cに沿ったループ状としてもよい。凸部12bも開口Sの周縁12cに沿ったループ状としてもよい。押え部12dは緩衝部材13の脱落防止に好適であるが、押え部12dが無くてもよい。
1 自動二輪車(車両)
10 テールランプ構造
11 ランプ装置
11b 光透過カバー(投光部)
12 ランプカバー
12a 内面
12b 凸部
12c 周縁
12d 押え部
12e 移動阻止部
13 緩衝部材
13a 凹部
13aa 両端
S 開口

Claims (8)

  1. 光を照射するための投光部である光透過カバーを有するランプ装置と、
    前記ランプ装置を覆い、前記光透過カバーを露出させる開口を形成するランプカバーと、
    前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、
    前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、
    前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されており、
    前記凸部は、前記投光部の光照射方向の反対方向に向かって突出している、車両ランプ構造。
  2. 光を照射するための投光部を有するランプ装置と、
    前記ランプ装置を覆い、前記投光部を露出させる開口を形成するランプカバーと、
    前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、
    前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、
    前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されており、
    前記ランプ装置に対する前記緩衝部材の押圧方向は、前記ランプカバーの前記凸部の突出方向に交差する方向であり、
    前記ランプカバーは、前記凸部に嵌合した前記緩衝部材を前記凸部に向けて押え付けるように前記内面から突出した少なくとも1つの押え部を更に有する、車両ランプ構造。
  3. 前記少なくとも1つの押え部は、前記開口の周囲に互いに間隔をあけて配置された複数の押え部を含み、
    前記緩衝部材は、前記複数の押え部により部分的に押圧されている、請求項に記載の車両ランプ構造。
  4. 光を照射するための投光部である光透過カバーを有するランプ装置と、
    前記ランプ装置を覆い、前記光透過カバーを露出させる開口を形成するランプカバーと、
    前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、
    前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、
    前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されており、
    前記凸部及び前記緩衝部材は、前記開口の周縁に沿って延びている、車両ランプ構造。
  5. 光を照射するための投光部を有するランプ装置と、
    前記ランプ装置を覆い、前記投光部を露出させる開口を形成するランプカバーと、
    前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、
    前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、
    前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されており、
    前記凸部及び前記緩衝部材は、前記開口の周縁に沿って延びており、
    前記凹部は、その延在方向の両端が開放されており、
    前記ランプカバーは、前記緩衝部材の延在方向の両端に対向するように前記内面から突出し、前記凸部の延在方向における前記凸部に対する前記緩衝部材の相対移動を阻止する移動阻止部を有する、車両ランプ構造。
  6. 光を照射するための投光部を有するランプ装置と、
    前記ランプ装置を覆い、前記投光部を露出させる開口を形成するランプカバーと、
    前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接し、緩衝性を有する少なくとも1つの緩衝部材と、を備え、
    前記ランプカバーは、前記開口の近傍で前記内面から突出した凸部を有し、
    前記緩衝部材は、前記凸部に嵌合する凹部を有し、
    前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記緩衝部材が前記凸部に外嵌されており、
    前記少なくとも1つの緩衝部材は、前記ランプカバーの前記開口の周縁に沿って互いに間隔をあけて配置された複数の緩衝部材を含み、
    前記複数の緩衝部材は、前記ランプ装置を挟んだ両側に夫々配置されている、車両ランプ構造。
  7. 前記複数の緩衝部材は、前記ランプ装置を上下方向に挟んだ両側及び前記ランプ装置を左右方向に挟んだ両側に夫々配置されている、請求項に記載の車両ランプ構造。
  8. 光を照射するための投光部である光透過カバーを有するランプ装置と、前記ランプ装置を覆い、前記光透過カバーを露出させる開口を形成するランプカバーと、前記ランプカバーの内面に取り付けられ、前記ランプ装置の外面に当接する緩衝部材と、を備えた車両ランプ装置の製造方法であって、
    前記開口の軸線方向における前記ランプカバーの両側に配置される一対の金型によって、前記開口の近傍で前記内面から凸部が前記金型の抜き方向に突出するように前記ランプカバーをワンピースとして一体成形する第1工程と、
    前記緩衝部材に形成された凹部を前記凸部に嵌合することで、前記緩衝部材を前記凸部に外嵌する第2工程と、を備える、車両ランプ構造の製造方法。
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