JP7136457B2 - 噛み合いクラッチ - Google Patents

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本開示は、噛み合いクラッチに関する。
従来、2つのクラッチ部材の回転位相差を検出し、係合歯を衝突させることなく噛み合わせるための技術が知られている。例えば、特許文献1には、回転位相差を検出するための光学センサをクラッチ部材の遠方に設置する技術が記載されている。また、同文献では、位相差を検出する手段としてホールセンサを使用し、2つの係合歯に別々のホールセンサを設けたり、2つの係合歯を跨ぐように1つのホールセンサを設けたりして、センサが出力した信号の交流成分に基づいて2つのクラッチ部材の回転位相差を検出する技術が提案されている。
特表2013-513766号公報
ところが、光学センサを用いた従来技術によると、光学センサがクラッチ部材の遠方に設置されているため、クラッチの周辺に大きなスペースを必要とし、センサ装置の搭載性が悪かった。また、ホールセンサを用いた従来技術によると、1つまたは2つのホールセンサが、係合歯を回転方向に通過する磁束を検出しているため、クラッチ部材の回転位相差は検出できるが、クラッチ部材の噛み合い方向の相対位置、例えば、噛み合い完了または未完了の状態を検出できないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、搭載性に優れたセンサ装置を用いて、2つのクラッチ部材の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することができる噛み合いクラッチを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の噛み合いクラッチは、複数の第1係合歯(12)が周方向に配列された第1クラッチ部材(11)と、第1係合歯に解放可能に噛み合う複数の第2係合歯(14)が周方向に配列された第2クラッチ部材(12)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の少なくとも一方を第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の他方に向けて移動させ、第1係合歯および第2係合歯を相互に噛み合わせるアクチュエータ(5)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の回転位相差を検出するセンサ装置(6)と、検出された回転位相差に基づいてアクチュエータを制御する制御装置(7)と、を備える。
センサ装置は、回転位相差に応じた強さの磁束(F1)を第1係合歯および第2係合歯の噛み合い方向に通過させるように形成する磁石(16)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の回転中に磁石の磁束の変化を検出する磁束検出素子(19)と、を含む。
したがって、本開示の噛み合いクラッチによれば、クラッチ部材を噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づき、クラッチ部材の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することが可能である。
第1実施形態を示す噛み合いクラッチの正面図である。 センサ装置の磁石が形成する磁束を示す図1のII部拡大図である。 クラッチ部材の噛み合い可能および不可状態を示す概略図である。 クラッチ部材の回転位相差および磁束の相関を示す特性図である。 第2実施形態を示す噛み合いクラッチの斜視図である。 係合歯の変形例およびその作用を示す概略図である。
以下、複数の実施形態による噛み合いクラッチを図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位は、同一または同様の作用効果を奏する。
<第1実施形態>
第1実施形態の噛み合いクラッチ1は、クラッチ軸線Aが延びる方向(軸方向)に駆動側の第1クラッチ部材11と従動側の第2クラッチ部材12とを備えている。第1クラッチ部材11は動力装置2により第1回転軸(駆動軸)3を介して回転され、第2クラッチ部材12が第2回転軸(従動軸)4を介して動力装置2の動力を被駆動部材(図示略)に伝達する。第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12は、例えば鉄等の磁性体で形成されている。
第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12の相対向する端面には、それぞれ複数の第1係合歯13と第2係合歯14とがクラッチ部材の全周にわたって形成されている。係合歯13,14は、互いに解放可能に噛み合う凹凸形状に形成され、少なくとも一方のクラッチ部材がアクチュエータ5によって他方のクラッチ部材に向けて移動され、係合歯13,14が互に噛み合う噛み合い位置と離間する解放位置とに配置される。
クラッチ部材11,12の外周近傍には、両方のクラッチ部材11,12の回転位相差を検出するためのセンサ装置6が設置されている。センサ装置6は、クラッチ部材11,12側に開いたU字型またはブリッジ状の磁性体15を備え、磁性体15に磁石16がクラッチ軸線Aと略平行に保持されている。また、磁性体15には、磁石16の両極を磁気的に連結する連結部18と、磁石16の一方の極に接する第1磁束誘導部171と、磁石16の他方の極に接する第2磁束誘導部172とが設けられている。
図2に示すように、磁石16は、クラッチ部材11,12の回転位相差に応じた強さの磁束F1をクラッチ部材11,12の噛み合い方向へ通過するように形成する。そして、連結部18が、磁石16よりもクラッチ部材11,12の外方へ離れた位置で磁石16の両極を連結し、磁束F1の反対側に補助磁束F2を形成し、これによって磁束F1を安定させるようになっている。
一方、第1磁束誘導部171は磁束F1を磁石16の一方の極(N極)から第1クラッチ部材11に誘導し、第2磁束誘導部172が磁束F1を第2クラッチ部材12から磁石16の他方の極(S極)に誘導する。第1磁束誘導部171の端面には、ホール素子等の磁束検出素子19が取り付けられ、クラッチ部材11,12の回転中に、磁気検出素子19が第1磁束誘導部171を通過する磁束F1の変化を検出する。
そして、磁束検出素子19が制御装置7に接続され、制御装置2が磁束検出素子19の出力から第1クラッチ部材11と第2クラッチ部材12との回転位相差を算出し、算出した回転位相差に基づいて動力装置2およびアクチュエータ5の動作を制御するようになっている。
上記実施形態の噛み合いクラッチ1によると、磁石16で発生した磁束F1は磁束誘導部171の端部に集束し、クラッチ部材11,12の噛み合い方向において第1係合歯13および第2係合歯14を通過する。ここで、クラッチ部材11,12の隙間に着目すると、図3(a)に示すように、クラッチ部材11,12が噛み合い可能状態にあるときには、第1係合歯13の山と第2係合歯14の谷とが向き合い、係合歯13,14の先端面間の軸方向隙間が最大になり、山と山が向き合う面積が最小となる。この状態では、クラッチ部材11,12を通過する磁束の強さが最小となるので、アクチュエータ5を動作させて、2つのクラッチ部材11,12をスムーズに噛み合わせることが可能である。
一方、図3(b)に示すように、クラッチ部材11,12が噛み合い不可状態にあるときには、第1係合歯13の山と第2係合歯14の山とが少なくとも部分的に向き合い、係合歯13,14の先端面間における軸方向隙間が小さくなり、回転に伴って山と山が向き合う面積が徐々に拡大する。隙間に含まれる空気の透磁率は係合歯13,14よりも小さいことから、軸方向の隙間が小さくなるほど、クラッチ部材11,12を通過する磁束が強くなり、また、係合歯13,14の山と山が向き合う面積が大きくなるほど、クラッチ部材11,12を通過する磁束が強くなる。
このように、磁束検出素子19によって検出される磁束強さは、図4(a)に示すように、クラッチ部材11,12の回転位相差に応じて変化する。このため、制御装置7は、磁束検出素子19が出力した磁束の強さに基づいて、2つのクラッチ部材11,12の回転位相差を判別可能である。また、図4(b)に示すように、クラッチ部材11,12が正しく噛み合わされたときには、係合歯13,14の隙間が最小となり、クラッチ部材11,12を通過する磁束が最大の一定値を示す。したがって、本実施形態のセンサ装置6によれば、クラッチ部材11,12の回転位相差に加えてクラッチ1の噛み合い完了または未完了の状態を検出することも可能である。
ところで、クラッチ部材11,12を通過しない磁束の経路の透磁率が、回転位相差による透磁率の変化幅に対して非常に小さい場合は、回転位相差によって透磁率が変化しても、磁石16が発生した磁束のほとんど全てがクラッチ部材11,12を通過し、磁束検出素子19が検出する磁束変化が非常に小さくなる。逆に、クラッチ部材11,12を通過しない磁束経路の透磁率が回転位相差による透磁率の変化幅に対し非常に大きい場合も、磁石16が発生した磁束のほとんど全てがクラッチ部材11,12を通過しなくなり、磁束検出素子19が検出する磁束変化が非常に小さくなる。
そのため、本実施形態のセンサ装置6では、磁性体15に連結部18が設けられ、クラッチ部材11,12を通過しない磁束が連結部18を通過するように案内し、連結部18の断面積により補助磁束F2が延びる経路の透磁率を、クラッチ部材11,12の回転位相差による透磁率の変化幅と近くなるように調整することで、回転位相差による磁束変化を大きくし、検出精度を安定させることができる。
(作用効果)
以上の構成による噛み合いクラッチ1の作用効果について説明する。上述の通り、本実施形態の噛み合いクラッチ1によれば、クラッチ部材11,12を噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づき、クラッチ部材11,12の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することができる。
センサ装置6は、第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12の反対側で磁石16の両極を連結する連結部18をさらに含み、第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12を通過する磁束を安定させる補助磁束F2が連結部18によって形成される。補助磁束F2は、連結部18の断面積の大きさによって密度が変化するため、クラッチ部材11、12の回転位相差に応じて磁束の強さを調整できる。したがって、噛み合いクラッチ1の用途や設置条件を考慮して適切な大きさのセンサ装置6を設計可能である。
また、センサ装置6は、磁石16の一方の極から第1クラッチ部材11に磁束を誘導する第1磁束誘導部171と、第2クラッチ部材12から磁石16の他方の極に磁束を誘導する第2磁束誘導部172とを備え、磁束検出素子19が第1磁束誘導部171または第2磁束誘導部172の少なくとも一方を通過する磁束の変化を検出するように構成されている。この構成によれば、磁石16が形成した磁束を対応関係にある2つの係合歯13,14に集束させ、比較的小型の磁石16を使用してクラッチ部材の回転位相差を精度よく検出可能である。
また、磁束検出素子19は、噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づいてクラッチ部材11,12の噛み合い状態を検出する。例えば、第1係合歯13および第2係合歯23が隙間なく正しく噛み合ったときに、磁束検出素子19が最大磁束を示す信号を制御装置7に出力し、制御装置7が噛み合い完了状態を判断したり、磁束検出素子19が所定時間内に最大磁束を示す信号を出力しなかった場合に、制御装置7が噛み合い不良状態を判断したりするなど、クラッチのアクチュエータ、動力源または警報装置等を多様に制御することが可能になる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を図5に従って説明する。第2実施形態の噛み合いクラッチ1では、外歯式の第1クラッチ部材21と内歯式の第2クラッチ部材22とが用いられている。第1クラッチ部材21は平歯車状に形成され、その外周面に複数の第1係合歯23がクラッチ部材21の全周にわたって形成されている。第2クラッチ部材22はカップ状に形成され、その内周面に複数の第2係合歯24がクラッチ部材22の全周にわたって形成されている。
第1係合歯23および第2係合歯24は、互いに解放可能に噛み合う凹凸形状に形成されている。そして、第1実施形態と同様に、第1クラッチ部材21および第2クラッチ部材22の少なくとも一方をアクチュエータ5(図1参照)によって軸方向に移動させることにより、第1クラッチ部材21および第2クラッチ部材22が互いに噛み合う噛み合い状態と、離間する解放状態とに切り替え可能となっている。
センサ装置6の磁性体15には、第1実施形態と同様に機能する磁石16、磁束誘導部171,172、連結部18および磁束検出素子19が設けられている。ただし、第1実施形態とは異なり、第1磁束誘導部171は外歯式の第1クラッチ部材21に接続された第1回転軸3に隣接するように配置され、第2磁束誘導部172が内歯式の第2クラッチ部材22の外周面に隣接するように配置されている。そして、第1磁束誘導部171の端面に取り付けられた磁束検出素子19が、クラッチ部材21,22の回転位相差に応じて変化する磁束を検出するように構成されている。
上記構成によれば、外歯式の第1クラッチ部材21において、第1磁束誘導部171を第1回転軸3に隣接させ、磁束検出素子19を第1係合歯23の凹凸形状による影響を受けない位置に配置することができる。また、内歯式の第2クラッチ部材22において、第2磁束誘導部172を第2クラッチ部材22との隙間が回転に伴って変化しない位置、つまり、第2クラッチ部材22の外周面(円筒面)、または第2クラッチ部材22に接続された第2回転軸4に隣接させることができる。したがって、クラッチ部材21,22のどちらも、回転中に磁束誘導部171,172との間の距離が変動しない位置で、回転位相差を正確に検出することができる。
<変形例>
図6に係合歯の変形例を示す。ここでは、2つの係合歯13,14のうち少なくとも一方が他方に対して斜めに対向する傾斜面26を備えている。図示例では、第1係合歯13の先端面が噛み合い方向と直交する平面に対して傾く傾斜面26となっていて、傾斜面26に対向する第2係合歯14の先端面が前記平面と平行な平坦面27となっている。傾斜面26と平坦面27の組み合わせによれば、クラッチ部材11,12の回転数差によって係合歯13,14の対向面積が変化するとともに、軸方向の平均距離も変化する。
一方、2つのクラッチ部材11,12の間の透磁率は、対向面積だけが変化する場合に直線的に変化するが、これに軸方向の平均距離の変化が加重されると曲線的に変化する。このため、傾斜面26によって歯間距離が短くなっている側から係合歯13,14の対向が始まる場合は、対向初期に透磁率が急に増加し、その後は対向面積が増え、平均距離が遠ざかるため、透磁率が緩やかに増加する。時間に対して透磁率をプロットすると、透磁率の増加時は上に凸となる曲線、透磁率の減少時は下に凸となる曲線が形成される。
同様に、歯間距離が長くなっている側から係合歯13,14の対向が始まる場合は、透磁率は、増加時が下に凸となる曲線、減少時が上に凸となる曲線を描いて変化する。よって、この透磁率の変化を時間微分し、1階微分と2階微分との積を求めることで、両方のクラッチ部材11,12のどちらの回転数が大きいかを検出することができる。そして、回転数差を小さくするために、どちらのクラッチ部材の回転数を高くするか、あるいは低くするかを制御装置7によって判断することができる。
このように、本開示の噛み合いクラッチ1は、係合歯13,14の形状を変更することによって、磁束検出素子19の出力波形に変化を与えて有用な制御を行うことができる。例えば上記のように、第1係合歯13および第2係合歯14の少なくとも一方に、他方の係合歯に対して斜めに対向する傾斜面26を設けることができる。こうすれば、2つのクラッチ部材11,12に回転数差がある場合に、磁束の周期的な変化から回転数差を求めるとともに、傾斜面26によって出力波形を変化させ、どちらのクラッチ部材11,12の回転数が速いかを判断して、回転数差を解消するための制御を行うことができる。
なお、本開示は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、以下に例示するように、開示の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)第1実施形態および第2実施形態では、それぞれ、アクチュエータ5が第1クラッチ部材11を第2クラッチ部材12側に向けて移動させているが、これとは逆に、第2クラッチ部材12を第1クラッチ部材11に向けて移動させることも可能である。
(2)第2実施形態では、第1磁束誘導部171が第1クラッチ部材21の回転軸3に隣接するように配置されているが、第2磁束誘導部172を第2クラッチ部材22の回転軸4に隣接するように配置することも可能である。
(3)係合歯の形状は、上記変形例に限定されず、例えば、噛み合いクラッチ1の用途や設置条件に応じて適宜に変更することも可能である。
1・・・噛み合いクラッチ、
5・・・アクチュエータ、6・・・センサ装置、7・・・制御装置、
11・・・第1クラッチ部材、12・・・第2クラッチ部材、
13、23・・・第1係合歯、14、24・・・第2係合歯、
16・・・磁石、171・・・第1磁束誘導部、172・・・第2磁束誘導部、
18・・・連結部、
19・・・磁束検出素子、
21・・・内歯式の第1クラッチ部材、22・・・外歯式の第2クラッチ部材、
F1・・・磁束、F2・・・補助磁束。

Claims (6)

  1. 複数の第1係合歯(13、23)が周方向に配列された第1クラッチ部材(11、21)と、
    前記第1係合歯に解放可能に噛み合う複数の第2係合歯(14、24)が周方向に配列された第2クラッチ部材(12、22)と、
    前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の少なくとも一方を前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の他方に向けて移動させ、前記第1係合歯および前記第2係合歯を相互に噛み合わせるアクチュエータ(5)と、
    前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の回転位相差を検出するセンサ装置(6)と、
    検出された回転位相差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御装置(7)と、
    を備え、
    前記センサ装置は、
    前記回転位相差に応じた強さの磁束(F1)を前記第1係合歯および前記第2係合歯の噛み合い方向へ通過させるように形成する磁石(16)と、
    前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の回転中に前記磁石の磁束の変化を検出する磁束検出素子(19)と、を含む噛み合いクラッチ。
  2. 前記センサ装置は、前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の反対側で前記磁石の両極を連結する連結部(18)をさらに含み、
    前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材を通過する磁束を安定させる補助磁束(F2)が前記連結部によって形成される、請求項1に記載の噛み合いクラッチ。
  3. 前記センサ装置は、前記磁石の一方の極から前記第1クラッチ部材に磁束を誘導する第1磁束誘導部(171)と、前記第2クラッチ部材から前記磁石の他方の極に磁束を誘導する第2磁束誘導部(172)と、をさらに含む請求項1または請求項2に記載の噛み合いクラッチ。
  4. 前記第1磁束誘導部および前記第2磁束誘導部の少なくとも一方は、対応する前記第1クラッチ部材または前記第2クラッチ部材に接続された回転軸(3、4)に隣接する請求項3に記載の噛み合いクラッチ。
  5. 前記磁束検出素子は、前記第1係合歯および前記第2係合歯が噛み合いを完了したときに、前記磁石の磁束の最大値を示す信号を前記制御装置に出力する請求項1~4の何れか一項に記載の噛み合いクラッチ。
  6. 前記第1係合歯および前記第2係合歯の少なくとも一方は、前記第1係合歯および前記第2係合歯の他方に対して斜めに対向する傾斜面(26)を含む請求項1~5の何れか一項に記載の噛み合いクラッチ。
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