JP7135968B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のブレーキ装置に関する。
車両には、ブレーキ装置が設けられている。特許文献1には、サービスブレーキエアタンクに接続されているブレーキバルブからトレーラリレーバルブに配管されたサービスブレーキ信号ラインと、スプリングブレーキエアタンクとトレーラリレーバルブとを接続したエマージェンシーブレーキ配管と、トレーラリレーバルブからトレーラ側へサービスブレーキの信号エアを供給するサービスブレーキラインと、エアを常時トレーラ側のエアタンクに供給するエマージェンシーブレーキラインと、を有するトラクタのブレーキ装置が開示されている。
特開平11-20676号公報
車両において、ブレーキペダルが踏まれるとサービスブレーキを作動させるための空気を供給するためのサービスラインと、エマージェンシーブレーキを作動させるための空気を通すためのエマージェンシーラインとが設けられている場合がある。サービスラインが損傷してしまうと、サービスブレーキが作動しなくなる。この状態でも車両を制動できるように、サービスラインが損傷した状態でブレーキペダルが踏まれると、トレーラコントロールバルブ等の切替部を介してエマージェンシーライン内の空気をサービスラインに流出させることにより、エマージェンシーブレーキを作動させることが考えられる。
当該切替部は、例えば、メインエアタンクから供給された空気の圧力がホイールパークエアタンクから供給された空気の圧力よりも大きいことでエマージェンシーラインから流入する空気をサービスラインに流出させるための開口部を開く弁を有する。
一方、サービスラインが損傷していない状態において、ブレーキペダルが踏まれると、切替部における第1空間と第2空間とを仕切る仕切板が移動することで、弁が移動して開口部を開き、ホイールパークエアタンクからサービスラインに空気が供給されることでサービスブレーキが作動する。このとき、切替部において仕切板が移動しづらいと、弁がホイールパークエアタンクから切替部に空気を流入させる開口部を閉じるまでの時間が短くなってしまうため、ブレーキペダルを踏んでから、サービスブレーキが作動するまでの時間が長くなってしまう。
例えば、ブレーキペダルと第1空間に空気を流入させる第1流入部とを接続する第1の管の長さが、ブレーキペダルと第2空間に空気を流入させる第2流入部とを接続する第2の管の長さよりも長いことで、第2空間に空気が流入するのが第1空間に空気が流入するよりも速くなってしまい、仕切板が下降しづらくなってしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、サービスラインが損傷していない状態でブレーキペダルが踏まれた場合に、ブレーキが速やかに作動するようにするブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両のサービスブレーキを作動させるための空気を通すサービスラインと、前記車両のエマージェンシーブレーキを作動させるための空気を通すエマージェンシーラインと、空気を貯留するメインエアタンクと、前記エマージェンシーラインに供給する空気を貯留するホイールパークエアタンクと、一端が前記メインエアタンクから供給された空気を流出させる流量を調整するブレーキペダルに接続されており、前記メインエアタンクから供給される空気を通す第1の管と、一端が前記ブレーキペダルに接続されており、前記メインエアタンクから供給される空気を通し、前記第1の管よりも長い第2の管と、前記第1の管から空気が流入する第1空間と前記第2の管から空気が流入する第2空間とを仕切る第1仕切板と、前記ホイールパークエアタンクから流入する空気を前記サービスラインに流出させるための開口部を開閉する弁と、を有する切替部と、を有し、前記ブレーキペダルが踏まれると、前記第1の管から前記第1空間に空気が流入して前記第1仕切板が移動することで、前記弁が移動し、前記第2の管から空気が流入することで、前記弁がさらに移動して前記開口部を閉じることを特徴とするブレーキ装置を提供する。
また、前記弁は、前記開口部を開閉するための下ピストンと、前記下ピストンを移動させる上ピストンと、を有し、前記下ピストンは、前記メインエアタンクから供給された空気の圧力が前記ホイールパークエアタンクから供給された空気の圧力よりも大きいことを条件として前記開口部を閉じてもよい。
また、前記第2空間と前記サービスラインに空気が流出する第3空間とを仕切り、前記第2の管から前記第2空間に流入した空気を通す穴を有する第2仕切板をさらに有し、前記上ピストンは、前記穴から流入した空気によって移動することで、前記下ピストンを移動させてもよい。
また、前記サービスラインが損傷していない状態で前記ブレーキペダルが踏まれた場合は、前記サービスラインが損傷した状態で前記ブレーキペダルが踏まれた場合よりも前記第1の管から前記第1空間に空気が多く流入して前記第1仕切板が移動することで、前記弁が移動した状態の時間が長くてもよい。
また、前記サービスラインが損傷した状態で前記ブレーキペダルが踏まれると、前記弁が移動することで、前記エマージェンシーラインから流入する空気を前記サービスラインに流出させてもよい。
本発明によれば、ブレーキ装置において、サービスラインが損傷していない状態でブレーキペダルが踏まれた場合に、ブレーキが速やかに作動するようになるという効果を奏する。
本実施形態に係るブレーキ装置において、第1の管及び第2の管から空気が流入していない状態を示す。 本実施形態に係るブレーキ装置において、第1の管から第1空間に空気が流入した状態を示す。 本実施形態に係るブレーキ装置において、第1の管から第1空間に空気が流入した後に、第2の管から第2空間に空気が流入した状態を示す。 比較例としてのブレーキ装置において、第2の管から第2空間に空気が流入した状態を示す。 比較例としてのブレーキ装置において、第2の管から第2空間に空気が流入した後に、第1の管から第1空間に空気が流入した状態を示す。
[ブレーキ装置Sの構成]
図1は、本実施形態に係るブレーキ装置Sにおいて、第1の管7及び第2の管8から空気が流入していない状態を示す図である。図2は、本実施形態に係るブレーキ装置Sにおいて、第1の管7から第1空間651に空気が流入した状態を示す図である。図3は、本実施形態に係るブレーキ装置Sにおいて、第1の管7から第1空間651に空気が流入した後に、第2の管8から第2空間652に空気が流入した状態を示す図である。
車両は、サービスブレーキA、ブレーキペダルB、エマージェンシーブレーキC、及びブレーキ装置Sを有する。サービスブレーキAは、例えば、車両の運転中に、運転者がブレーキペダルBを足で踏み込むことにより操作する常用のフットブレーキである。サービスブレーキAは、運転者がブレーキペダルBを踏み込むことにより作動する。サービスブレーキAは、例えば空気ブレーキである。サービスブレーキAは、例えば、空気が流入することでブレーキが作動する。
ブレーキペダルBは、サービスブレーキAを操作するための部品である。ブレーキペダルBは、後述するサービスライン1が損傷した状態で押されると、エマージェンシーブレーキCを作動させる。ブレーキペダルBは、後述するメインエアタンク4から供給された空気を流出させる流量を調整する。
エマージェンシーブレーキCは、例えば、運転者がレバーを手又は足で移動させることにより操作するパーキングブレーキである。エマージェンシーブレーキCは、例えば空気ブレーキである。エマージェンシーブレーキCは、例えば、エマージェンシーブレーキC及びエマージェンシーライン3から空気が流出することで作動する。
ブレーキ装置Sは、サービスブレーキA及びエマージェンシーブレーキCを作動させる装置である。ブレーキ装置Sは、サービスライン1、サービスライン切替部2、エマージェンシーライン3、メインエアタンク4、ホイールパークエアタンク5、切替部6、第1の管7、及び第2の管8を有する。
サービスライン1は、車両のサービスブレーキAを作動させるための空気を通す。サービスライン1は、例えば、金属製、ゴム製、又は樹脂製の管又はチューブを含む。サービスライン1は、一端がサービスライン切替部2に接続されており、他端が後述する切替部6に接続されている。
サービスライン切替部2は、例えばリレーバルブである。サービスライン切替部2は、サービスライン1に流れる空気を作動用の信号として、サービスブレーキAに空気を流すか否かを切替える。具体的には、サービスライン切替部2は、サービスライン1に空気が流れた場合、サービスブレーキAに空気を流す。一方、サービスライン切替部2は、サービスライン1に空気が流れない場合、サービスブレーキAに空気を流さない。
エマージェンシーライン3は、エマージェンシーブレーキCを作動させるための空気を通す。エマージェンシーライン3は、例えば、金属製、ゴム製、又は樹脂製の管又はチューブを含む。エマージェンシーライン3は、一端がエマージェンシーブレーキCに接続されており、他端が後述する切替部6に接続されている。
エマージェンシーブレーキCは、エマージェンシーブレーキC及びエマージェンシーライン3に空気が流入している間は、作動しない。一方、エマージェンシーブレーキCは、エマージェンシーライン3から空気が流出してエマージェンシーブレーキCから空気が流出することで作動する。
メインエアタンク4は、切替部6に供給する空気を貯留するタンクである。メインエアタンク4は、サイドフレームに固定されている。ホイールパークエアタンク5は、サービスライン1及びエマージェンシーライン3に供給する空気を貯留するタンクである。ホイールパークエアタンク5の容量は、メインエアタンク4の容量よりも小さい。ホイールパークエアタンク5は、サイドフレームに固定されている。
切替部6は、例えばTCV(トレーラーコントロールバルブ)である。切替部6は、サイドフレームに固定されている。切替部6は、第1開口部61、弁62、及び第2開口部69を有する。第1開口部61は、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれると、ホイールパークエアタンク5から流入する空気をサービスライン1に流出させるための開口部である。一方、第1開口部61は、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれると、エマージェンシーライン3から流入する空気をサービスライン1に流出させるための開口部である。
弁62は、メインエアタンク4から供給された空気の圧力、及びホイールパークエアタンク5から供給された空気の圧力に基づいて、エマージェンシーライン3からサービスライン1に流入する空気の量を変化させる。具体的には、弁62は、メインエアタンク4から供給された空気の圧力からホイールパークエアタンク5から供給された空気の圧力を引いた値が大きいほど、第1開口部61を速く開く。切替部6は、ブレーキペダルBが踏まれると、メインエアタンク4から空気が供給されることで弁62が第1開口部61を開く。
第2開口部69は、ホイールパークエアタンク5から流入する空気をサービスライン1に流出させるための開口部である。第2開口部69は、弁62によって開閉される。切替部6の詳細は後述する。
サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれると、切替部6の弁62が第1開口部61を開くことで、ホイールパークエアタンク5から切替部6に流入する空気はサービスライン1及びエマージェンシーライン3に流出する。
一方、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれると、弁62が移動することで、エマージェンシーライン3から流入する空気をサービスライン1に流出させる。具体的には、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれると、切替部6の弁62が第1開口部61を開くことで、エマージェンシーライン3から切替部6に流入する空気はサービスライン1が損傷したことにより形成された穴11から流出する。穴11は、例えばサービスライン1が外部の物体と衝突することで、衝突した衝撃により形成される。外部の物体は、例えば道路に形成されている凸部、又は飛翔してきた石等を含む。
第1の管7は、一端がブレーキペダルBに接続されており、メインエアタンク4から供給される空気を通す。第2の管8は、一端がブレーキペダルBに接続されており、メインエアタンク4から供給される空気を通す。第2の管8が第1の管7よりも短いと、メインエアタンク4から第2の管8を通して切替部6に供給される空気の方が、メインエアタンク4から第1の管7を通して切替部6に供給される空気よりも早く切替部6に供給されてしまう。そこで、本実施形態に係るブレーキ装置Sにおける第2の管8は、第1の管7よりも長い。
[切替部6の詳細構造]
切替部6は、流入部63、流出部64、複数の空間65、弾性部材66、第1仕切板67、及び第2仕切板68を有する。流入部63は、切替部6に空気が流入する部位である。具体的には、流入部63は、切替部6に空気が流入する開口を有する。
流入部63として、第1流入部631、第2流入部632、第3流入部633、及び第4流入部634が設けられている。第1流入部631は、メインエアタンク4から供給される空気が流入する部位である。第1流入部631には、第1の管7が接続されている。
第2流入部632は、メインエアタンク4から供給される空気が流入する部位である。第2流入部632には、第2の管8が接続されている。
第3流入部633は、ホイールパークエアタンク5から供給される空気が流入する部位である。第4流入部634は、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれると、エマージェンシーライン3から空気が流入する部位である。
流出部64は、切替部6から空気が流出する部位である。具体的には、流出部64は、切替部6から空気が流出する開口を有する。流出部64として、第1流出部641が設けられている。第1流出部641は、切替部6から空気が流出する部位である。第1流出部641は、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれると、ホイールパークエアタンク5から流入した空気がサービスライン1に流出する部位である。一方、第1流出部641は、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれると、エマージェンシーライン3から流入した空気がサービスライン1に流出する部位である。
空間65は、切替部6の内側に形成されている。空間65として、第1空間651、第2空間652、第3空間653、及び第4空間654が設けられている。第1空間651には、第1流入部631が連通している。第2空間652には、第2流入部632が連通している。第2空間652は、第1空間651の車両の高さ方向における下方に位置する。第3空間653には、第1開口部61及び第1流出部641が連通している。第3空間653は、第2空間652の下方に位置する。第4空間654には、第1開口部61、第2開口部69、第3流入部633、及び第4流入部634が連通している。第4空間654は、第3空間653の下方に位置する。
弾性部材66は、例えばばねである。弾性部材66は、上ピストン622を車両の高さ方向における上方に向かって付勢している。弾性部材66は、第3空間653に設けられている。
第1仕切板67は、第1空間651と第2空間652とを仕切っている部品である。第1仕切板67は、第2仕切板68を移動させる。第1仕切板67は、第2仕切板68側の面に複数の突起部が設けられている。当該複数の突起部の先端が、第2仕切板68の第1仕切板67側の面を下方に向かって押すことで、第1仕切板67は、第2仕切板68を下方に向かって移動させる。具体的には、第1流入部631から空気が切替部6に流入すると、第1仕切板67の複数の突起部の下端が、第2仕切板68の第1仕切板67側の面の一部の領域に接した状態で、第1仕切板67が下方に向かって移動することで、第2仕切板68を下方に向かって移動させる。
第2仕切板68は、第2空間652と第3空間653とを仕切っている部品である。第2仕切板68は、上ピストン622を移動させる。第2仕切板68は、穴681を有する。穴681は、第2の管8から第2空間652に流入した空気を通す穴である。
弁62は、下ピストン621、及び上ピストン622を有する。下ピストン621は、第1開口部61の開度を変化させるための部品である。下ピストン621は、メインエアタンク4から供給された空気の圧力がホイールパークエアタンク5から供給された空気の圧力よりも大きいことを条件として第1開口部61を開く。また、下ピストン621は、第2開口部69を開閉するための部品である。下ピストン621は、メインエアタンク4から供給された空気の圧力がホイールパークエアタンク5から供給された空気の圧力よりも大きいことを条件として第2開口部69を閉じる。下ピストン621は、第4空間654に設けられている。
上ピストン622は、下ピストン621を移動させる部品である。具体的には、上ピストン622の下端が、下ピストン621の上端を下方に向かって押すことで、上ピストン622は、下ピストン621を移動させる。上ピストン622は、第2仕切板68の穴681から流入した空気によって移動することで、下ピストン621を移動させる。上ピストン622は、第3空間653に設けられている。
下ピストン621は、メインエアタンク4から供給された空気の圧力からホイールパークエアタンク5から供給された空気の圧力を引いた値が大きいほど速く移動することにより、第1開口部61の開度を速く大きくする。ブレーキ装置Sは、このような下ピストン621を有することで、メインエアタンク4の容量がホイールパークエアタンク5の容量よりも大きいと、下ピストン621によって第1開口部61の開度を速く大きくすることができる。
ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動する(図2)。具体的には、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、第2仕切板68を移動させることにより、弁62が移動する。そして、第2の管8から空気が流入することで、弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じる(図3)。具体的には、第2の管8から第2空間652に空気が流入することで、第2空間652から第2仕切板68の穴681を通過した空気によって弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じる。
図4は、比較例としてのブレーキ装置Tにおいて、第2の管8から第2空間652に空気が流入した状態を示す図である。図5は、比較例としてのブレーキ装置Tにおいて、第2の管8から第2空間652に空気が流入した後に、第1の管7から第1空間651に空気が流入した状態を示す図である。
比較例としてのブレーキ装置Tは、ブレーキ装置Sと比べて、第2の管8が第1の管7よりも短く、ブレーキペダルBが踏まれると、第2の管8から第2空間652に空気が流入した後に、第1の管7から第1空間651に空気が流入する点で異なる。ブレーキ装置Tにおいては、ブレーキペダルBが踏まれると、第2の管8から第2空間652に空気が流入して第2仕切板68の穴681から空気が流入することで、弁62が移動し(図4)、弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じてしまう。そして、第1の管7から第1空間651に空気が流入する(図5)。
ブレーキ装置Tは、このように第2の管8から第2空間652に空気が流入した後に、第1の管7から第1空間651に空気が流入するので、第2空間652に流入した空気が第2仕切板68の穴681から流入することで、弁62を速く移動させてしまう。このため、ブレーキ装置Tにおいては、ブレーキペダルBが踏まれてから弁62によって第2開口部69を閉じるまでの時間が短くなってしまう。よって、ブレーキ装置Tは、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合は、ホイールパークエアタンク5から流入する空気をサービスライン1に流出させる時間が短くなってしまう。
この結果、ブレーキ装置Tは、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合に、サービスライン1に空気を流入させるのが遅くなるので、サービスブレーキAが作動するのが遅くなってしまう。
これに対して、ブレーキ装置Sは、前述したように、第2の管8が第1の管7よりも長く、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動する。そして、第2の管8から第2空間652に空気が流入することで、弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じる。
よって、ブレーキ装置Sは、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動した状態を所定の時間設けることができる(図2)。
よって、ブレーキ装置Sは、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合に、ホイールパークエアタンク5からサービスライン1に空気を流す時間を長くすることができる。この結果、ブレーキ装置Sは、サービスライン1が損傷していない状態で、ブレーキペダルBが踏まれた場合に、サービスブレーキAを速く作動させることができる。
また、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合は、サービスライン1が損傷した状態でブレーキペダルBが踏まれた場合よりも第1の管7から第1空間651に空気が多く流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動した状態の時間が長い。
弁62が移動した状態の時間を長くすることで、サービスライン1に空気を流す時間を長くすると、サービスライン1により多くの空気を流入させることができる。ブレーキ装置Sは、このように作動することで、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合に、ホイールパークエアタンク5からサービスライン1により多くの空気を流入させることができる。よって、ブレーキ装置Sは、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合に、サービスブレーキAを速く作動させることができる。
[変形例]
上記実施形態においては、サービスライン1が損傷したことにより穴11が形成されている例を示したが、これに限定されない。サービスライン1が損傷したことにより、例えば、サービスライン1が切断されていてもよい。
[本実施形態に係るブレーキ装置Sによる効果]
本実施形態に係るブレーキ装置Sは、車両のサービスブレーキAを作動させるための空気を通すサービスライン1と、車両のエマージェンシーブレーキCを作動させるための空気を通すエマージェンシーライン3と、空気を貯留するメインエアタンク4と、エマージェンシーライン3に供給する空気を貯留するホイールパークエアタンク5と、を有する。また、ブレーキ装置Sは、一端がメインエアタンク4から供給された空気を流出させる流量を調整するブレーキペダルBに接続されており、メインエアタンク4から供給される空気を通す第1の管7と、一端がブレーキペダルBに接続されており、メインエアタンク4から供給される空気を通し、第1の管7よりも長い第2の管8と、を有する。
さらに、ブレーキ装置Sは、第1の管7から空気が流入する第1空間651と第2の管8から空気が流入する第2空間652とを仕切る第1仕切板67と、ホイールパークエアタンク5から流入する空気をサービスライン1に流出させるための第2開口部69を開閉する弁62と、を有する切替部6を有する。そして、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動し、第2の管8から空気が流入することで、弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じる。
ブレーキ装置Sは、このように、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動し、第2の管8から空気が流入することで、弁62がさらに移動して第2開口部69を閉じる。
よって、ブレーキ装置Sは、ブレーキペダルBが踏まれると、第1の管7から第1空間651に空気が流入して第1仕切板67が移動することで、弁62が移動した状態を、所定の時間設けることが可能になる。このため、ブレーキ装置Sは、サービスライン1が損傷していない状態でブレーキペダルBが踏まれた場合に、ホイールパークエアタンク5からサービスライン1に空気を流す時間を長くすることができる。この結果、ブレーキ装置Sは、サービスライン1が損傷していない状態で、ブレーキペダルBが踏まれた場合に、サービスブレーキAを速く作動させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
A・・・サービスブレーキ
B・・・ブレーキペダル
C・・・エマージェンシーブレーキ
S・・・ブレーキ装置
1・・・サービスライン
11・・・穴
2・・・サービスライン切替部
3・・・エマージェンシーライン
4・・・メインエアタンク
5・・・ホイールパークエアタンク
6・・・切替部
61・・・第1開口部
62・・・弁
621・・・下ピストン
622・・・上ピストン
63・・・流入部
631・・・第1流入部
632・・・第2流入部
633・・・第3流入部
634・・・第4流入部
64・・・流出部
641・・・第1流出部
65・・・空間
651・・・第1空間
652・・・第2空間
653・・・第3空間
654・・・第4空間
66・・・弾性部材
67・・・第1仕切板
68・・・第2仕切板
681・・・穴
69・・・第2開口部
7・・・第1の管
8・・・第2の管
T・・・比較例としてのブレーキ装置

Claims (5)

  1. 車両のサービスブレーキを作動させるための空気を通すサービスラインと、
    前記車両のエマージェンシーブレーキを作動させるための空気を通すエマージェンシーラインと、
    空気を貯留するメインエアタンクと、
    前記エマージェンシーラインに供給する空気を貯留するホイールパークエアタンクと、
    一端が前記メインエアタンクから供給された空気を流出させる流量を調整するブレーキペダルに接続されており、前記メインエアタンクから供給される空気を通す第1の管と、
    一端が前記ブレーキペダルに接続されており、前記メインエアタンクから供給される空気を通し、前記第1の管よりも長い第2の管と、
    前記第1の管から空気が流入する第1空間と前記第2の管から空気が流入する第2空間とを仕切る第1仕切板と、前記ホイールパークエアタンクから流入する空気を前記サービスラインに流出させるための開口部を開閉する弁と、を有する切替部と、
    を有し、
    前記ブレーキペダルが踏まれると、前記第1の管から前記第1空間に空気が流入して前記第1仕切板が移動することで、前記弁が移動し、
    前記第2の管から空気が流入することで、前記弁がさらに移動して前記開口部を閉じることを特徴とするブレーキ装置。
  2. 前記弁は、
    前記開口部を開閉するための下ピストンと、
    前記下ピストンを移動させる上ピストンと、
    を有し、
    前記下ピストンは、前記メインエアタンクから供給された空気の圧力が前記ホイールパークエアタンクから供給された空気の圧力よりも大きいことを条件として前記開口部を閉じることを特徴とする、
    請求項1に記載のブレーキ装置。
  3. 前記第2空間と前記サービスラインに空気が流出する第3空間とを仕切り、前記第2の管から前記第2空間に流入した空気を通す穴を有する第2仕切板をさらに有し、
    前記上ピストンは、前記穴から流入した空気によって移動することで、前記下ピストンを移動させることを特徴とする、
    請求項2に記載のブレーキ装置。
  4. 前記サービスラインが損傷していない状態で前記ブレーキペダルが踏まれた場合は、前記サービスラインが損傷した状態で前記ブレーキペダルが踏まれた場合よりも前記第1の管から前記第1空間に空気が多く流入して前記第1仕切板が移動することで、前記弁が移動した状態の時間が長いことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のブレーキ装置。
  5. 前記サービスラインが損傷した状態で前記ブレーキペダルが踏まれると、前記弁が移動することで、前記エマージェンシーラインから流入する空気を前記サービスラインに流出させることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のブレーキ装置。
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