JP7135483B2 - 電動機の制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、互いに直交する2台のボールネジを電動機により駆動してX-Y軸に沿ってテーブルを駆動するXYテーブルにおいて、テーブルの動作として円弧軌跡を指令した場合に、送り軸の移動方向が反転する際、すなわち円弧軌跡の象限が切替わる際に、応答誤差が発生する。この応答誤差は、半径方向に沿って誤差量を拡大すると軌跡が外側に突起状に飛び出た形状になることから、象限突起またはスティックモーションと呼ばれている。
工作機械において象限突起が発生すると、金属加工等の対象であるワークに傷や筋を付けてしまい、不良品発生の原因となる。
図4は、特許文献1に係る摩擦補償システムの全体構成図である。図4において、101はモータ、102はテーブル、103,104はテーブル102を駆動するためのボールねじ及びナットである。
テーブル102の位置検出信号は位置制御器111に入力され、上位コントローラから送られた位置指令信号との偏差をなくすような速度指令信号が生成される。この速度指令信号は速度制御器112に入力され、モータ101の速度検出信号との偏差をなくすようなトルク指令が生成されて加算器114に入力される。
実位置推定部113aは位置指令信号に対応する移動体(テーブル102)の実位置を推定し、微分器113bは実位置推定信号を微分してテーブル102の速度信号を演算する。符号反転検出部113fは、速度信号の符号(モータ101の回転方向、ひいてはテーブル102の移動方向)が反転したことに基づいてリセット信号を出力する。積分器113cは、速度信号を積分して実位置推定信号を復元すると共に、上記リセット信号により実位置推定信号をリセットしてテーブル102の移動方向が反転する位置からの変位を生成し、その絶対値を絶対値算出部113dが算出する。
このように、特許文献1に記載された摩擦補償器113では、モータ101の回転方向、言い換えればテーブル102の移動方向が反転した際の摩擦トルクの推定値から摩擦補償信号を生成し、この補償信号をトルク指令に加算することで、摩擦トルクの変動による制御遅れや応答誤差を低減している。
前記速度指令と前記電動機の速度演算値との偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御器と、
前記トルク指令に基づいて、負荷機械を駆動する前記電動機に電力を供給する電力変換部と、
前記トルク指令と前記速度演算値とに基づいて、前記負荷機械から与えられる外乱トルクを推定し、かつ安定性を確保するためのフィルタを介して出力する外乱オブザーバと、
前記位置指令が入力され、前記電動機の速度の符号反転時の摩擦力を補償するような摩擦トルクを推定して出力する摩擦トルク推定部と、
前記速度制御器により生成された前記トルク指令と、前記外乱オブザーバにより推定した前記外乱トルクと、前記摩擦トルク推定部により推定した前記摩擦トルクと、を加算して、前記電力変換部に与える補正トルク指令を生成する加算器と、
を備えた電動機の制御装置において、
前記摩擦トルク推定部は、前記摩擦トルクを推定する摩擦推定器と、前記摩擦推定器の出力側に設けられ、かつ前記フィルタと同じ帯域の入力を遮断して前記外乱オブザーバによる推定遅れ分を補償するような前記摩擦トルクを抽出するハイパスフィルタと、を有することを特徴とする。
更に、軌跡の象限が変わる際に摩擦推定器内の積分出力をリセットするように構成すれば、電動機の回転方向が反転した場合にも制御遅れや応答誤差を生じるおそれがない。
図1は本実施形態の全体構成を示すブロック図である。この実施形態は、例えばXYテーブル等の負荷機械を電動機によって駆動するための制御装置に関するものである。
図2において、P(s)は、補正トルク指令τ*から電動機1の速度演算値nmまで(図1の電力変換部10、電動機1、位置検出器3、速度演算器5を含む経路)の伝達特性を示しており、Pn -1(s)はP(s)の逆システムである。また、L(s)は安定性を確保するためのフィルタであり、このフィルタの出力が推定外乱トルクτdとして加算器9に入力されている。
電力変換部10は、補正トルク指令τ*に対してできるだけ忠実なトルクを電動機1が発生するように、電動機1に所定の電力を供給してその電流を制御する。
すなわち、図1の摩擦推定器12では、位置指令xrから推定した実位置を微分して電動機速度を推定し、速度の符号(回転方向)が反転するたびに速度の積分値すなわち変位をリセットして変位の絶対値を算出し、変位の絶対値の関数として変位に対する摩擦トルクの変化率を摩擦特性として求める。そして、電動機速度と上記の摩擦トルクの変化率とを乗算して摩擦トルク推定値の微分値を求め、これを積分して摩擦トルクを推定する。そして、推定した摩擦トルクをハイパスフィルタ13に入力する。
図3(a)によれば、円弧軌跡の象限が切替わる際に象限突起が発生しているが、図3(b)では、摩擦トルク推定部11によって外乱オブザーバ7による推定遅れが適切に補償されるため、象限突起が存在せずに応答誤差も生じていないことが確認できる。
また、図1に示した制御装置を実際の電動機駆動システムにセットして調整する際には、摩擦トルク推定部11から出力される摩擦トルクτfを零にして外乱オブザーバ7を調整し、その後に、摩擦トルク推定部11の摩擦推定器12やハイパスフィルタ13の時定数等を調整しても良い。
2:負荷機械
3:位置検出器
4:位置制御器
5:速度演算器
6:速度制御器
7:外乱オブザーバ
8,9:加算器
10:電力変換部
11:摩擦トルク推定部
12:摩擦推定器
13:ハイパスフィルタ
Claims (2)
- 電動機の位置指令と位置検出値との偏差に基づいて前記電動機の速度指令を生成する位置制御器と、
前記速度指令と前記電動機の速度演算値との偏差に基づいてトルク指令を生成する速度制御器と、
前記トルク指令に基づいて、負荷機械を駆動する前記電動機に電力を供給する電力変換部と、
前記トルク指令と前記速度演算値とに基づいて、前記負荷機械から与えられる外乱トルクを推定し、かつ安定性を確保するためのフィルタを介して出力する外乱オブザーバと、
前記位置指令が入力され、前記電動機の速度の符号反転時の摩擦力を補償するような摩擦トルクを推定して出力する摩擦トルク推定部と、
前記速度制御器により生成された前記トルク指令と、前記外乱オブザーバにより推定した前記外乱トルクと、前記摩擦トルク推定部により推定した前記摩擦トルクと、を加算して、前記電力変換部に与える補正トルク指令を生成する加算器と、
を備えた電動機の制御装置において、
前記摩擦トルク推定部は、前記摩擦トルクを推定する摩擦推定器と、前記摩擦推定器の出力側に設けられ、かつ前記フィルタと同じ帯域の入力を遮断して前記外乱オブザーバによる推定遅れ分を補償するような前記摩擦トルクを抽出するハイパスフィルタと、を備えたことを特徴とする電動機の制御装置。 - 請求項1に記載した電動機の制御装置において、
前記摩擦トルク推定部の出力が零または十分に小さい状態で前記外乱オブザーバを調整し、その後に前記摩擦トルク推定部を調整することを特徴とした電動機の制御装置。
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ID=69097185
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