JP7134219B2 - 光ファイバ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバに関する。
本願は、2018年2月13日に、日本に出願された特願2018-023228号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
特許文献1には、コアとクラッドとの間に、クラッドよりも屈折率が小さいディプレスド層を有する光ファイバが開示されている。また、特許文献1には、クラッドに対するディプレスド層の比屈折率差Δ、及び、ディプレスド層の外周半径r2に対するコアの半径r1の比r1/r2を最適化することで、モードフィールド径を維持して汎用光ファイバとの接続損失を小さくしながら、曲げ損失が、光ファイバに関する国際規格であるITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告G.657.A1を満たす光ファイバを実現し得ることが記載されている。
国際公開第2016/047749号
ところで、光ファイバにおいては、ゼロ分散波長および1.55μmにおける波長分散値(以下、「波長分散特性」という)を所定の範囲内としつつ、曲げ損失をさらに低減することが求められている。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、ディプレスド層を有する光ファイバにおいて、波長分散特性を所定の範囲内としながら、曲げ損失をさらに低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る光ファイバは、コアと、前記コアを取り囲むディプレスド層と、前記ディプレスド層を取り囲むクラッドとを備え、前記コアの屈折率分布は、指数αが1.0以上2.9以下のα乗分布であり、前記クラッドに対する前記ディプレスド層の比屈折率差Δは、その絶対値|Δ|が0.05%以上0.15%以下になるように設定されており、前記コアの半径r1の、前記ディプレスド層の外周半径r2に対する比r1/r2は、0.35以上0.60以下となるように設定されており、22mのケーブルカットオフ波長λccは、1.26μm未満であり、波長1.31μmにおけるモードフィールド径が、8.6μmより大きく、9.5μmより小さい。
本発明の上記態様によれば、ディプレスド層を有する光ファイバにおいて、波長分散特性を所定の範囲内としながら、曲げ損失をさらに低減することができる。
本実施形態に係る光ファイバの構造を示す断面図(左)及び側面図(右)である。 本実施形態に係る光ファイバの屈折率分布の一例を示すグラフである。 実線は本実施形態に係る定義に従って決定された理想的な屈折率分布を示すグラフである。破線は実際の屈折率分布を模したグラフである。 Δと、曲げ損失およびゼロ分散波長(ZDW)と、の関係を示すグラフである。 Δと、曲げ損失および1.55μmにおける波長分散の値と、の関係を示すグラフである。 αと、曲げ損失およびゼロ分散波長(ZDW)と、の関係を示すグラフである。 αと、曲げ損失および1.55μmにおける波長分散の値と、の関係を示すグラフである。
以下、本実施形態の光ファイバについて図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1Aに示すように、光ファイバ1は、シリカガラスを主成分とする円柱状の構造体である。光ファイバ1は、円形状の断面を有するコア11と、コア11を取り囲む円環状の断面を有するディプレスド層12と、ディプレスド層12を取り囲む円環状の断面を有するクラッド13と、を有している。図1Aに示す一点鎖線Lは、光ファイバ1の中心軸線(以下、中心軸線Lという)である。
本実施形態では、コア11の半径をr1と表し、ディプレスド層12の外周半径(外周面の半径)をr2と表し、クラッド13の外周半径をr3と表す。なお、ディプレスド層12の内周半径(内周面の半径)はr1となり、クラッド13の内周半径はr2となる。
コア11は、ゲルマニウムなどのアップドーパント(屈折率を上昇させる添加剤)が添加された、クラッド13よりも屈折率の高い領域である。ディプレスド層12は、フッ素などのダウンドーパント(屈折率を低下させる添加剤)が添加された、クラッド13よりも屈折率の低い領域である。
図1Bは、図1Aに示す光ファイバ1の屈折率分布の一例を示すグラフである。図1Bの横軸は、中心軸線Lからの距離(以下、半径rという)を示している。図1Bの縦軸は、半径rに対応した部分における屈折率nの値を示している。
コア11の屈折率は、図1Bに示すように、α乗分布により近似される。換言すれば、0≦r≦r1の範囲内において、半径rにおける屈折率n(r)は、n(r)=n1[1-2Δ(r/r1)α1/2により近似される。ここで、n1は、中心軸線L上の屈折率(最大屈折率)であり、Δは、クラッド13に対するコア11の中心部の比屈折率差である。なお、αを大きくしていくと、α乗分布は、屈折率が一定となるステップ型の屈折率分布に漸近する。
ディプレスド層12の屈折率は、図1Bに示すように、一様分布により近似される。換言すれば、r1≦r≦r2の範囲内において、半径rにおける屈折率n(r)は、n(r)=nd(定数)により近似される。また、クラッド13の屈折率は、図1Bに示すように、一様分布により近似される。換言すれば、r2≦r≦r3の範囲内において、半径rにおける屈折率n(r)は、n(r)=n2(定数)により近似される。
コア11の最大屈折率n1、ディプレスド層12の屈折率nd、及び、クラッド13の屈折率n2の間には、nd<n2<n1という関係が成り立つ。
以下の説明においては、コア11の最大屈折率n1の代わりに、クラッド13に対するコア11の中心部の比屈折率差Δを用いる。ここで、比屈折率差Δは、Δ=(n1-n2)/(2n1)×100[%]により定義される量である。また、以下の説明においては、ディプレスド層12の屈折率ndの代わりに、クラッド13に対するディプレスド層12の比屈折率差Δを用いる。ここで、比屈折率差Δは、Δ=(nd-n2)/(2nd)×100[%]により定義される量である。
光ファイバ1の屈折率分布は、上述した定数α,Δ,Δ,r1,r2から一義的に定まる。以下、これらの5つの定数を、光ファイバ1の「構造パラメータ」と記載する。
なお、現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)は、図1Bに示す理想的な屈折率分布n(r)に一致しないことがある。しかしながら、現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)に対しても、下記の手順(ステップ1~ステップ5)に従って構造パラメータα,Δ+,Δ-,r1,r2を定義することができる。そして、現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)は、下記の手順に従って定義された構造パラメータα,Δ+,Δ-,r1,r2から定まる理想的な屈折率分布n(r)によって、精度良く近似される。
ステップ1:現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)において、クラッド13の屈折率が略一定である範囲の平均値を求め、その平均値をクラッド13の屈折率n2とする。n2の略一定の範囲の算出方法については、例えば、後述するr0の値の5.5倍~6.5倍の範囲のrにおけるn(r)の平均値を用いる。
ステップ2:α乗分布で近似するコアの領域を決定する。現実の屈折率分布n’(r)においては、コアとディプレスド層の境界ではn(r)がrに対して緩やかに変化することがしばしば生じる。例えばこの境界において、rが増加するに従い、n(r)が次第に減少する場合がある。これは、例えばVAD法を用いたプリフォーム(母材)の製造過程において、シリカガラスにドープされたGeやFなどの元素が熱拡散するためだと考えられる。このような屈折率分布において、コア/ディプレスド層の境界を含めてフィッティングした場合、精度よく近似されない可能性がある。一方、コア/ディプレスド層の境界を除いたコア領域についてフィッティングした場合、精度良く近似できる。具体的には、n’(r)のrの一階微分dn’(r)/drの最小値を得るrを求め、これをr0とする。次に、0≦r≦r0の範囲で、n’(r)を最も良く近似する(二乗誤差を最小にする)α乗分布を求め、n1およびαの値を定める。
なお、CVD法(Chemical Vapor Deposition method)を用いて母材を作製することにより、コアとディプレスド層との境界においてn(r)がrに対して緩やかに変化するように意図的に設定した場合であっても、上記フィッティング方法を含む本願の構成を適用することができる。
r1については、n2(すなわち、n(r0×5.5)~n(r0×6.5)の平均値)を得る最小のrを求め、そのrをr1とする。r0<r<r1においては、例えば、実際の屈折率分布を適用してもよいし、その領域についてn(r)=n2と定義してもよい。なお、n2を求める方法としては、例えば、r0×5.5≦r≦r0×6.5の所定間隔毎にサンプリングポイントを取り、各サンプリングポイントにおけるn’(r)の平均値を算出する方法などが挙げられる。この場合、所定間隔は特に限定されないが、例えば、0.5μm、又は、0.5μmより小さい値である。
ステップ3:現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)において、n’(r)の最小値nminを求め、この最小値nminと屈折率n2との平均値nave=(nmin+n2)/2を求める。そして、現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)において、n’(r)=naveとなる最大のrを求め、このrをディプレスド層12の外周半径r2とする。
ステップ4:n’(r)=naveとなる最小のrを求め、このrをr4とする。領域r4<r<r2において、現実の光ファイバ1の屈折率分布n’(r)の平均値を求め、この平均値をディプレスド層12の屈折率ndとする。なお、平均値を求める方法としては、例えば、r4<r<r2に所定間隔毎にサンプリングポイントを取り、各サンプリングポイントにおけるn’(r)の平均値を算出する方法などが挙げられる。この場合、所定間隔は、特に限定されないが、例えば、0.5μm、又は、0.5μmより小さい値である。
ステップ5:ステップ1にて特定されたクラッド13の屈折率n2と、ステップ2にて特定されたコア11の最大屈折率n1とから、クラッド13に対するコア11の比屈折率差Δを、Δ=(n1-n2)/(2n1)×100[%]に従って定める。また、ステップ1にて特定されたクラッド13の屈折率n2と、ステップ4にて特定されたディプレスド層12の屈折率ndとから、クラッド13に対するディプレスド層12の比屈折率差Δを、Δ=(nd-n2)/(2nd)×100[%]に従って定める。
図2に実線で示すグラフは、実際の屈折率分布n’(r)を模したものである。図2(a)はr0=r1の場合の屈折率分布を、図2(b)はr0<r1の場合の屈折率分布を表している。どちらの屈折率分布においても、この屈折率分布n’(r)に対して上記の手順を適用すると、ある構造パラメータα,Δ,Δ,r1,r2が定まる。そして、その構造パラメータα,Δ,Δ,r1,r2を有する理想的な屈折率分布n(r)をプロットすると、図2に点線で示すグラフが得られる。図2によれば、実際の屈折率分布n’(r)は、上記の手順に従って定められた構造パラメータα,Δ,Δ,r1,r2を有する理想的な屈折率分布n(r)によって、精度良く近似されることが確かめられる。
(光ファイバの特性)
光ファイバのモードフィールド径(MFD:Mode Field Diameter)は、IEC60793-1-45で定義されている。光ファイバの実効的なカットオフ波長として定められている、ファイバカットオフ波長およびケーブルカットオフ波長は、IEC60793-1-44で定義されている。光ファイバの波長分散および曲げ損失については,IEC60793-1-44およびIEC60793-1-47で定められている。
カットオフ波長とは,高次モード(本明細書においてはLP11モードを示す)が十分に減衰する最小の波長を示す。具体的には、高次モードの損失が19.3dBになる最小波長である。カットオフ波長には、ファイバカットオフ波長とケーブルカットオフ波長とがあり、例えばITU-T勧告G.650に記載の測定法により、測定することができる。
ゼロ分散波長とは、波長分散の値がゼロになる波長のことを指す。ここで、波長分散は、材料分散と導波路分散の合計である。また、ゼロ分散スロープとは、ゼロ分散波長における波長に対する波長分散の変化率のことを指す。
本願発明者らは、鋭意検討の結果、光ファイバの諸特性について、以下の相関関係があることを見出した。
図3Aは、MFD、ケーブルカットオフ波長、およびαの値を一定とし、Δの値を変化させた場合に、ゼロ分散波長ZDW(Zero Dispersion Wavelength)および曲げ損失がどのように変化するかを示したグラフである。図3Bは、MFD、ケーブルカットオフ波長、およびαの値を一定とし、Δの値を変化させた場合に、波長1.55μmにおける波長分散の値および曲げ損失がどのように変化するかを示したグラフである。図3A、図3Bでは、MFDを9.05μmとし、ケーブルカットオフ波長を1.21μmとし、αを3.5としている。図3A,図3Bの横軸は、先述の比屈折率差Δの値を示している。図3A,図3Bのどちらにおいても、第1縦軸は、曲げ半径R=10mm、波長1.55μmにおける相対的な曲げ損失の大きさを示している。図3Aの第2縦軸は、ZDWの値を示している。図3Bの第2縦軸は、波長1.55μmにおける波長分散の値を示している。
図3Aに示すように、Δの絶対値が大きくなるほど(グラフの左側に向かうほど)、曲げ損失が小さくなっている。一方で、Δの絶対値が大きくなるほど、ZDWの値は小さくなる。このため、Δの絶対値を大きくした場合、ZDWの値が、ITU-T勧告G.652若しくはG.657で定義される下限値である1.300μmを下回ってしまうことが考えられる。また,図3Bに示すように、Δの絶対値が大きくなるほど(グラフの左側に向かうほど)、曲げ損失が小さくなるが、波長1.55μmの波長分散の値は大きくなる。したがって、Δの絶対値を大きくした場合、ZDWおよび波長1.55μmの波長分散の値の両方が、ITU-T勧告G.652.D若しくはG.657で定義される規格範囲である、「ZDWが1.300μm以上および波長1.55μmにおける波長分散の値が18.6 ps/km/nm以下」から外れてしまうことが考えられる。つまり、曲げ損失と波長分散特性とはいわゆるトレードオフの関係にあり、曲げ損失を低減するために単純にΔの絶対値を大きくすると、所望の波長分散特性が得られない場合があることが判る。
図4Aは、MFD、ケーブルカットオフ波長、およびΔの値を一定とし、αの値を変化させた場合に、ZDWおよび曲げ損失がどのように変化するかを示したグラフである。図4Bは、MFD、ケーブルカットオフ波長、およびΔの値を一定とし、αの値を変化させた場合に、波長1.55μmにおける波長分散の値および曲げ損失がどのように変化するかを示したグラフである。図4A,図4Bでは、MFDを9.05μmとし、ケーブルカットオフ波長を1.21μmとし、Δを-0.02%としている。図4A、図4Bの横軸は、先述のα乗分布(コア11の屈折率分布)に係る指数αの値を示している。図4A、図4Bの第1縦軸および第2縦軸は、図3A、図3Bと同様である。
図4A、図4Bに示すように、αの値は、曲げ損失の大きさにほとんど影響しない。これに対して、図4Aに示すように、αの値を小さくすると、ZDWの値を大きくすることができる。また、図4Bに示すように、αの値を小さくすると、波長1.55μmにおける波長分散の値を小さくできる。
以上の図3A、図3B、図4A、図4Bに関する考察を整理すると、Δの絶対値を大きくすることで曲げ損失を低減することができる。さらに、Δの絶対値を大きくすることに伴って悪化する波長分散特性については、αの値を小さくすることで、所望の範囲内まで改善させることができる。つまり、Δおよびαの双方の値を適切な範囲とすることで、波長分散特性を規格内に維持しながら、曲げ損失のさらなる低減を図ることが可能となる。
以下、構造パラメータの適切な範囲について、実施例を用いて説明する。
(光ファイバの規格)
まず、光ファイバの諸特性に関する規格について整理する。
ITU-T勧告G.657.A2では、曲げ損失に関する以下の条件(A)~(C)が規定されている。
<条件(A)>半径10mmの円筒形のマンドレルに光ファイバを1回巻回したとき、波長1.55μmにおける損失増加(以下、BLR=10(1.55μm)と表す)は0.1dB/turn以下であり、波長1.625μmにおける損失増加(以下、BLR=10(1.625μm)と表す)は0.2dB/turn以下であること。
<条件(B)>半径15mmの円筒形のマンドレルに光ファイバを10回巻回したとき、波長1.55μmにおける損失増加(以下、BLR=15(1.55μm)と表す)は0.03dB/10turn以下であり、波長1.625μmにおける損失増加(以下、BLR=15(1.625μm)と表す)は0.1dB/10turn以下であること。
<条件(C)>半径7.5mmの円筒形のマンドレルに光ファイバを1回巻回したとき、波長1.55μmにおける損失増加(以下、BLR=7.5(1.55μm)と表す)は0.5dB/turn以下であり、波長1.625μmにおける損失増加(以下、BLR=7.5(1.625μm)と表す)は1.0dB/turn以下であること。
また、ITU-T勧告G.652.D等が規定する要件を満足するため、曲げ損失以外の光ファイバの特性として、以下の条件(1)~(5)を満たすことが好ましい。
<条件(1)>波長1.31μmにおけるMFDの値が、8.6μmより大きく、9.5μmより小さいこと。
<条件(2)>ゼロ分散波長ZDWの値が、1.305μm以上1.319μm以下であること。
<条件(3)>ゼロ分散スロープの値が、0.073ps/km/nm2以上0.092ps/km/nm2以下であること。
<条件(4)>波長1.55μmにおける波長分散の値が、18.0ps/km/nm以下であること。
<条件(5)>22mのケーブルカットオフ波長λccの値が、1.26μmより小さいこと。
なお、ITU-T勧告G.652.Dでは、ゼロ分散波長ZDWを1.300μm以上1.324μm以下とし、ゼロ分散スロープを0.073ps/km/nm2以上0.092ps/km/nm2以下とし、波長1.55μmにおける波長分散の値を18.6ps/km/nm以下とすることが推奨されている。製造ばらつきを考慮すると、ゼロ分散波長が1.305μm以上1.319μm以下となり(すなわち上記条件(2)を満たし)、波長1.55μmにおける波長分散の値が18.0ps/km/nm以下となる(すなわち上記条件(4)を満たす)光ファイバを設計することが求められる。
(実施例1~27)
下記表1には、構造パラメータが1.0≦α≦2.9、0.35≦r1/r2≦0.60、0.05%≦|Δ|≦0.15%の範囲内である実施例1~27を示している。なお、以下の表1、2に示すMAC値とは、波長1.31μmにおけるMFDの値をケーブルカットオフ波長λccで除算して得られた値である。
Figure 0007134219000001
表1に示す実施例1~27は、BLR=10(1.55μm)の値が0.002~0.056dB/turnであり、いずれも0.1dB/turn未満となっており、この上限値に対して少なくとも0.044dB/turnの余裕をもっている。また、BLR=10(1.625μm)の値が0.004~0.191dB/turnであり、いずれも0.2dB/turn未満となっており、この上限値に対して少なくとも0.009dB/turnの余裕をもっている。このように、実施例1~27は、上記条件(A)を満足している。
実施例1~27は、BLR=15(1.55μm)の値が0.004~0.014dB/10turnであり、いずれも0.03dB/10turn未満となっており、この上限値に対して少なくとも0.016dB/10turnの余裕をもっている。また、BLR=15(1.625μm)の値が0.014~0.054dB/10turnであり、いずれも0.1dB/10turn未満となっており、この上限値に対して少なくとも0.046dB/10turnの余裕をもっている。このように、実施例1~27は、上記条件(B)を満足している。
以上の通り、実施例1~27では、曲げに関する条件(A),(B)を満足している。これは、|Δ|の値を従来よりも大きくすることで、曲げ損失が低減されたためである(図3A、3B参照)。
さらに、実施例1~27は、波長1.31μmにおけるMFDの値が、8.63~9.13μmであるため、上記条件(1)を満足しており、下限値に対して0.03μm、上限値に対して0.37μmの余裕をもっている。また、ZDW(ゼロ分散波長)の値が1.305~1.317μmであるため、上記条件(2)を満足しており、上限値に対して0.002μmの余裕をもっている。また、ゼロ分散スロープの値が0.089~0.092ps/km/nm2であるため、上記条件(3)を満足しており、下限値に対して0.016ps/km/nm2の余裕をもっている。また、波長1.55μmにおける波長分散の値が17.32~18.00ps/km/nmであるため、上記条件(4)を満足している。また、λcc(ケーブルカットオフ波長)の値が1.202~1.255μmであるため、上記条件(5)を満足している。
以上の結果から、構造パラメータを1.0≦α≦2.9、0.35≦r1/r2≦0.60、0.05%≦|Δ|≦0.15%の範囲内とすることで、曲げ損失以外の条件(1)~(5)を満足させながら、曲げ損失を低減して条件(A)、(B)を満足する光ファイバ1を得ることが可能となる。
(比較例1~4)
次に、比較例1~4について、表2を用いて説明する。比較例1~2は、1.0≦α≦2.9を満足するが0.05%≦|Δ|≦0.15%を満足しない。比較例3~4は、0.05%≦|Δ|≦0.15%を満足するが、1.0≦α≦2.9を満足しない。
Figure 0007134219000002
表2に示す通り、比較例1は、BLR=15(1.55μm)の値が0.03dB/10turnを上回っており、また、BLR=15(1.625μm)の値が0.1dB/10turnを上回っており、条件(B)を満足しない。比較例3は、条件(A)を満たすものの、ゼロ分散波長ZDWの値が1.305μmを下回っており、条件(2)を満足しない。比較例2および比較例4は、条件(A)を満たすものの、ゼロ分散スロープの値が0.092ps/km/nm2を上回っており、条件(3)を満足しない。また、比較例2および比較例4は、波長1.55μmにおける波長分散の値が18.0ps/km/nmを上回っており、条件(4)を満足しない。
実施例1~27と比較例1~4との対比から、条件(1)~(4)を満足しつつ条件(A)を満足させるためには、0.05%≦|Δ|≦0.15%およびα≦2.9を満足させる必要があることが判る。
また、αの値は、1.0以上とすることが好ましい。その理由を以下に述べる。αを制御したコア領域の製造方法としてはCVD法(Chemical Vapor Deposition method)が一般的に知られているが、CVD法ではいわゆるセントラルディップが形成される場合がある。セントラルディップとは、コア中心部において、屈折率が低下した部分をいう。ZDW(ゼロ分散波長)の値を上記条件(2)内に維持しながら、曲げ損失のさらなる低減を図る上でセントラルディップの影響を受けにくくするためには、αの値を1.0以上とすることが好ましい。αの値が1.0未満の場合、コア中心部に向かって屈折率が急峻に増加するため、セントラルディップの影響を受けやすい。このため、現実的にはαの値が1.0未満の光ファイバを製造することは容易ではない。
以上のことを総合すると、0.05%≦|Δ|≦0.15%および1.0≦α≦2.9を満足させることが好ましい。これにより、例えばITU-T勧告G.652.Dに規定される諸特性を満足しつつ、従来よりも曲げ損失を低減した光ファイバを提供することができる。より詳しくは、|Δ|の値を大きくすることで曲げ損失を低減させることができる。そして、|Δ|の値を大きくすることに伴って悪化するゼロ分散波長および波長1.55μmにおける波長分散値については、指数αの値を小さくすることで、それぞれ所定の範囲内とすることができる。
ところで、表1における実施例1~19は、BLR=7.5(1.55μm)の値が0.058~0.477dB/turnであり、いずれも0.5dB/turn未満であり、上限値に対して少なくとも0.023dB/turnの余裕がある。また、実施例1~19は、BLR=7.5(1.625μm)の値が0.051~0.995dB/turnであり、いずれも1.0dB/turn未満であり、上限値に対して少なくとも0.005dB/turnの余裕がある。従って、実施例1~19は、条件(C)を満足している。
これに対して実施例20~27は、BLR=7.5(1.625μm)の値が1.0dB/turnを上回っており、上記条件(C)を満足していない。
ここで、実施例1~19および実施例20~27の構造パラメータを比較する。実施例1~19は、構造パラメータが1.0≦α≦2.2、0.35≦r1/r2≦0.60、0.08%≦|Δ|≦0.15%の範囲内となっている。一方、実施例20~27は、αの値が2.4以上であり、|Δ|の値が0.07%以下となっている。
以上の結果から、構造パラメータを1.0≦α≦2.2、0.35≦r1/r2≦0.60、0.08%≦|Δ|≦0.15%の範囲内とすることで、曲げ損失以外の条件(1)~(4)を満足させながら、曲げ損失を低減して条件(A)~(C)を満足する光ファイバ1を得ることが可能となる。また、条件(A)~(C)の全てを満足することで、ITU-T勧告G.657.A2が規定する曲げ損失に関する要件を満たした光ファイバ1を提供することができる。
なお、r1/r2の値が小さくなりすぎると、モードフィールド径が小さくなり、その結果、他の光ファイバと接続した際の接続損失が許容可能範囲の上限値を上回るという問題を生じ得る。r1/r2を0.40以上にすれば、このような問題が生じ難くなる。この点を考慮すると、r1/r2の値は、0.40以上0.60以下となるように設定されているとよい。
一方、r1/r2が大きくなり過ぎると、曲げ損失が許容可能範囲の上限値を上回るという問題を生じ得る。r1/r2を0.55以下にすれば、このような問題が生じ難くなる。この点を考慮すると、r1/r2の値は、0.40以上0.55以下となるように設定されているとよい。
また、実施例1~27では、半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.03dB未満であり、半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.2dB未満となっている。このように、本実施形態によれば、ITU-T勧告G.657.A2に規定される、曲げ半径15mmおよび10mmにおける曲げ損失を所定の範囲内とした光ファイバを提供することができる。
また、実施例1~19では、半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.03dB未満であり、半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.2dB未満であり、半径7.5mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.5dB未満であり、半径7.5mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、1.0dB未満となっている。このように、本実施形態によれば、ITU-T勧告G.657.A2に規定される、曲げ半径15mm、10mm、および7.5mmにおける曲げ損失を所定の範囲内とした光ファイバを提供することができる。
また、波長1.31μmにおけるMFD(モードフィールド径)を、8.6μmより大きく、かつ9.5μmより小さくすることで、ITU-T勧告G.652等に規定される要件の1つを満足することができる。なお、製造ばらつきなどを考慮すると、MFDの値は、8.8μm以上9.2μm以下であることが、より好ましい。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態または実施例における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…光ファイバ 11…コア 12…ディプレスド層 13…クラッド

Claims (6)

  1. コアと、前記コアを取り囲むディプレスド層と、前記ディプレスド層を取り囲むクラッドとを備え、
    前記コアの屈折率分布は、指数αが1.0以上2.2以下のα乗分布であり、
    前記クラッドに対する前記ディプレスド層の比屈折率差Δは、その絶対値|Δ|が0.08%以上0.15%以下になるように設定されており、
    前記コアの半径r1の、前記ディプレスド層の外周半径r2に対する比r1/r2は、0.40以上0.60以下となるように設定されており、
    22mのケーブルカットオフ波長λccは、1.26μm未満であり、
    波長1.31μmにおけるモードフィールド径が、8.6μmより大きく、9.5μmより小さく、
    波長1.55μmにおける波長分散の値が、18.0ps/km/nm以下であり、
    半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、
    前記指数αは、
    rを光ファイバの中心軸からの距離とし、r0を現実の光ファイバの屈折率分布n’(r)のrの一階微分dn’(r)/drの最小値を得る前記光ファイバの半径とする時、
    0≦r≦r0の範囲で、前記屈折率分布n’(r)の二乗誤差を最小にするα乗分布を求めることにより算出される、光ファイバ。
  2. コアと、前記コアを取り囲むディプレスド層と、前記ディプレスド層を取り囲むクラッドとを備え、
    前記コアの屈折率分布は、指数αが1.0以上2.9以下のα乗分布であり、
    前記クラッドに対する前記ディプレスド層の比屈折率差Δ は、その絶対値|Δ |が0.05%以上0.15%以下になるように設定されており、
    前記コアの半径r1の、前記ディプレスド層の外周半径r2に対する比r1/r2は、0.40以上0.60以下となるように設定されており、
    22mのケーブルカットオフ波長λccは、1.26μm未満であり、
    波長1.31μmにおけるモードフィールド径が、9.0μm以上、9.2μm以下であり、
    波長1.55μmにおける波長分散の値が、18.0ps/km/nm以下であり、
    半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、
    前記指数αは、
    rを光ファイバの中心軸からの距離とし、r0を現実の光ファイバの屈折率分布n’(r)のrの一階微分dn’(r)/drの最小値を得る前記光ファイバの半径とする時、
    0≦r≦r0の範囲で、前記屈折率分布n’(r)の二乗誤差を最小にするα乗分布を求めることにより算出される、光ファイバ。
  3. 半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.03dB未満であり、
    半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、
    半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.2dB未満である、請求項1または2に記載の光ファイバ。
  4. ゼロ分散波長ZDWの値が1.305~1.319μmであるか、もしくは、ゼロ分散スロープの値が0.092ps/km/nm2以下であるか、もしくは、波長1.55μmにおける波長分散の値が18.00ps/km/nm以下であるかのいずれかを満足する、請求項1から3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  5. 半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.03dB未満であり、
    半径15mmの円筒形のマンドレルに10回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、
    半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.1dB未満であり、
    半径10mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、0.2dB未満であり、
    半径7.5mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.55μmにおける損失増加は、0.5dB未満であり、
    半径7.5mmの円筒形のマンドレルに1回巻回したときの波長1.625μmにおける損失増加は、1.0dB未満である、請求項に記載の光ファイバ。
  6. 前記r1/r2が、0.40以上0.55以下となるように設定されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の光ファイバ。
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