JP7133515B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理プログラム - Google Patents
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Description
特許文献1では、店舗に設置された非接触ICカード等の読み書きが可能な決済装置に携帯端末(ユーザ端末)が翳されることで、店舗での支払いに用いる決済方法がユーザ端末において自動で選択される。
ここで、ユーザが携帯端末を用いて電子決済により決済を行う場合、店舗のスタッフは、その電子決済の種類に併せて、店舗側の店舗端末を操作する必要がある。上記特許文献1では、ユーザが決済アプリを起動させる手間を省略できるが、店舗のスタッフは、ユーザが用いる決済アプリが分からないので、ユーザから使用するアプリケーションを聞き出す必要があり、ユーザは、店舗のスタッフに使用する決済アプリを伝える必要がある。このような実情から、近年、ユーザ側と店舗側とで、電子決済の情報を共有可能なシステムが望まれている。
以下、本発明に係る第一実施形態の決済支援システムについて説明する。
図1は、本実施形態の決済支援システム1の概略構成を示す模式図である。
決済支援システム1は、図1に示すように、ユーザが所有するユーザ端末10と、店舗に設置された店舗端末20と、本発明の情報処理装置であるサーバ装置30と、を備えている。
これに対して、本実施形態の決済支援システム1は、ユーザが店舗で電子決済処理を実施する際に、ユーザ端末10及び店舗端末20において、ユーザが用いる電子決済種を自動または半自動で選択し、その選択された電子決済種をユーザ端末10と店舗端末20とで共有するシステムである。なお、半自動での電子決済種の選択としては、例えば、ユーザ端末10において、ユーザに自動で決定された電子決済種を提示し、ユーザによって承認されることで、当該電子決済種を決済に用いる電子決済種に決定することである。
以降、このような決済支援システム1について詳細に説明する。
図2は、本実施形態のユーザ端末10の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ端末10は、ユーザが操作する携帯型のコンピューターであり、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等を例示することができる。
このユーザ端末10は、一般的なコンピューターの基本構成を備えており、ユーザ端末通信部11、ユーザ端末表示部12、加速度センサー13、測位センサー14、音声入出力部15、ユーザ端末操作部16、ユーザ端末メモリ17、及びユーザ端末プロセッサ18等を含んで構成されている。
また、ユーザ端末10に、ブルートゥース(登録商標)や赤外線通信センサー等の近距離通信装置が設けられていてもよい。この場合、近距離に設置された他の機器と通信することができる。
加速度センサー13は、ユーザ端末10に係る3軸方向の加速度を計測する。
測位センサー14は、例えばGPS装置等であり、ユーザ端末10の現在位置(例えば経緯度)を計測する。
音声入出力部15は、例えばスピーカーや、マイク等であり、ユーザ端末プロセッサ18の制御に基づいて音声を出力したり、周囲の音声を受信したりする。
ユーザ端末メモリ17に記録されている各種情報としては、ユーザ端末10にインストールされている決済アプリの種類、つまり、ユーザが選択可能な電子決済種を示すユーザ決済種情報が挙げられる。また、ユーザ端末メモリ17には、ユーザ情報が記録されている。ユーザ情報は、ユーザ端末10を操作するユーザの情報であり、例えば、ユーザ名、決済支援システム1を利用するためのアカウント名等の情報が記録されている。
そして、ユーザ端末プロセッサ18は、端末制御プログラムを読み取り実行することで、図2に示すように、共有要求受信部181、ユーザ情報送信部182、使用決済種取得部183、動作検出部184、アプリ起動部185等として機能する。
ユーザ情報送信部182は、ユーザ決済種送信部としても機能する。このユーザ情報送信部182は、サーバ装置30に、ユーザ決済種情報を含むユーザ情報や、ユーザの電子決済の履歴を送信する。
使用決済種取得部183は、ユーザ端末10で電子決済による決済処理を実施する際に、使用する電子決済種に関する使用決済種情報を受信する。使用決済種取得部183は、店舗端末20から使用決済種情報を受信してもよく、サーバ装置30から使用決済種情報を受信してもよい。本実施形態では、店舗端末20から使用決済種情報を受信する例を示す。
アプリ起動部185は、使用決済種取得部183により取得された使用決済種情報の電子決済種に対応する決済アプリを、所定の条件の下で起動する。本実施形態では、ユーザが所定のジェスチャーを行うことを条件とする。例えば、ユーザが衣類のポケットからユーザ端末10を取り出す動作を行うことで、アプリ起動部185は、決済アプリを起動させる。
店舗端末20は、POSシステムを制御するコンピューターであり、例えば店舗内に設置されている。店舗端末20は、店舗内に設置された無線LANのアクセスポイント200(図1参照)等に通信可能に接続されている。なお、本実施形態では、店舗端末20は、店舗内の支払カウンターに設置され、キャッシュレジスター(POSレジ)としても機能する例を示すが、これに限定されない。例えば、POSレジとは別体であり、POSレジと通信可能に接続されたコンピューターにより構成されていてもよい。
図3は、本実施形態の店舗端末20の概略構成を示すブロック図である。
店舗端末20は、一般的なコンピューターの基本構成を備えており、図3に示すように、店舗端末通信部21、店舗端末表示部22、店舗端末操作部23、店舗端末メモリ24、及び店舗端末プロセッサ25等を含んで構成されている。
また、店舗端末20は、アクセスポイント200と通信可能に接続されており、アクセスポイント200を介してユーザ端末10と通信することが可能となり、ユーザ端末10をインターネットに接続することも可能となる。アクセスポイント200としては、店舗内をカバーできるように、複数のアクセスポイント200が設置されていることが好ましい。また、複数のアクセスポイント200のうち、少なくとも1つは、ユーザが商品の支払いを行う支払カウンターに設置されていることが好ましい。以降、支払カウンターに設置されているアクセスポイント200を、特に、決済位置ポイントと称する。
店舗端末操作部23は、例えば、タッチパネルや操作ボタン、キーボード等を備え、店舗のスタッフによって操作されることで、入力操作に応じた操作情報を店舗端末プロセッサ25に出力する。
店舗端末メモリ24に記録されている各種情報としては、店舗端末20で使用可能な電子決済種を示す店舗決済種情報が挙げられる。また、店舗端末メモリ24には、店舗に関する店舗情報が記録されている。
店舗情報は、店舗を特定する店舗ID(店舗識別情報)、店舗の名前、店舗の種類、店舗の位置、キャンペーン情報等を含む。キャンペーン情報は、例えば、特定の電子決済種による電子決済処理を実施した際にユーザに付与する特典が例示できる。また、店舗情報として、店舗で商品を購入した際に付与されるポイント等を記録した対応ポイント情報が含まれてもよい。
そして、店舗端末プロセッサ25は、POS制御プログラムを読み取り実行することで、図3に示すように、要求送受部251、設定要求部252、設定受信部253、使用決済種共有部254、決済処理部255、店舗情報送信部256等として機能する。
設定要求部252は、ユーザ端末10から受信したユーザIDと、店舗IDとを含む、電子決済種の設定を要求する設定要求をサーバ装置30に送信する。
使用決済種共有部254は、ユーザ端末10に、使用決済種情報を送信する。これにより、ユーザ端末10と店舗端末20とで、決済処理に使用する電子決済種が共有される。
サーバ装置30は、本実施形態の情報処理装置である。図4は、サーバ装置30の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置30は、一般的なコンピューターにより構成されており、図4に示すように、サーバ通信部31、サーバメモリ32、サーバプロセッサ33等の、コンピューターを構成する各部を備えている。
サーバ通信部31は、インターネットに接続され、インターネットを介してユーザ端末10や店舗端末20等の各装置と通信する。
このサーバメモリ32には、複数のユーザ情報が記録されるユーザデータベース(ユーザDB321)、複数の店舗情報が記録される店舗データベース(店舗DB322)等が記録されている。
ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。
過去決済情報は、ユーザが過去に用いた電子決済種と、電子決済により決済を実施した対象とを含む決済履歴である。電子決済を実施した対象としては、電子決済を行った店舗や店舗の種類(例えばファミリーレストラン、居酒屋、食料品店、電気店等)であってもよく、購入対象の商品や商品の種類(日用品、食品、雑貨、電気製品等)であってもよい。
ユーザ決済種情報は、ユーザ端末10において使用可能な電子決済種に関する情報である。本実施形態では、ユーザ決済種情報は、予めユーザによってサーバ装置30に登録されている例を示す。
また、ユーザ情報として、ユーザ端末10で利用可能な各種サービスポイントの種類が記録されていてもよい。サービスポイントとしては、例えば、商品の購入により、キャッシュへの還元可能なポイントや、次回商品の購入時に割引を受けることが可能となるポイント等であり、ティーポイント(登録商標)等が例示できる。
そして、サーバプロセッサ33は、情報処理プログラムを読み込み実行することで、図4に示すように、ユーザ決済種取得部331、店舗決済種取得部332、使用決済種設定部333、及び決済種送信部334として機能する。
店舗決済種取得部332は、店舗端末20で使用可能な電子決済種を取得する。
本実施形態では、店舗端末20から、ユーザIDと店舗IDを受信することで、ユーザ決済種取得部331は、ユーザIDに対応するユーザ情報からユーザ決済種情報を取得する。また、店舗決済種取得部332は、店舗IDに対応する店舗情報から、ユーザが利用する店舗を特定してその店舗情報に記録される店舗決済種情報を取得する。
決済種送信部334は、使用決済種情報をユーザ端末10及び店舗端末20の少なくともいずれか一方に送信する。本実施形態では、店舗端末20に使用決済種情報を送信し、店舗端末20からユーザ端末10に使用決済種情報が送信されることで、ユーザ端末10と店舗端末20とで、電子決済処理時に用いる電子決済種について、共有することが可能となる。
次に、サーバ装置30における情報処理方法、ユーザ端末10における端末制御方法を含む決済支援方法について説明する。
本実施形態の決済支援システム1では、ユーザがユーザ端末10を操作することで、ユーザ情報送信部182がユーザ決済種情報を含むユーザ情報をサーバ装置30に送信する。なお、ユーザ決済種情報は、ユーザ端末10において、決済アプリがインストールされたり、アンインストールされたりする毎に、ユーザ端末10が自動でサーバ装置にユーザ決済種情報を送信してもよい。
また、店舗のスタッフが店舗端末20を操作することで、店舗情報送信部256が店舗決済種情報を含む店舗情報をサーバ装置30に送信する。
これにより、サーバ装置30は、受信したユーザ情報をユーザDB321に記録し、店舗情報を店舗DB322に記録(登録)する。
ここでは、サーバ装置30のユーザDB321にユーザ情報が登録され、店舗DB322に店舗情報が登録されているものとして、以下説明する。
図5において、店舗端末20の要求送受部251は、アクセスポイント200を制御して、アクセスポイント200から共有要求を含む無線信号を店舗内に発信している(ステップS21)。
ユーザ端末10の共有要求受信部181は、共有要求を含む無線信号を受信すると、ユーザIDを含む応答信号を、アクセスポイント200を介して店舗端末20に返す(ステップS12)。
店舗端末20の設定要求部252は、応答信号を受信すると、応答信号に含まれるユーザIDと、店舗IDとを含む設定要求をサーバ装置30に送信する(ステップS22)。
ユーザ決済種取得部331は、受信した設定要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザDB321から対応するユーザ情報を読み出し、そのユーザ情報に含まれるユーザ決済種情報を取得する(ステップS32)。
また、店舗決済種取得部332は、受信した設定要求に含まれる店舗IDに基づいて、店舗DB322から対応する店舗情報を読み出し、その店舗情報に含まれる店舗決済種情報を取得する(ステップS33)。
具体的には、使用決済種設定部333は、ユーザIDに対応するユーザ情報に含まれる過去決済情報に、ステップS31で受信した店舗IDに対応する店舗または店舗の種類を含む電子決済の履歴があるか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34において、Yesと判定される場合、使用決済種設定部333は、当該店舗または当該店舗の種類での電子決済において、最も多く用いられた電子決済種を決済種候補とする(ステップS35)。そして、使用決済種設定部333は、店舗決済種情報に決済種候補が存在するか否かを判定する(ステップS36)。なお、店舗で用いられた電子決済種が複数種あり、その利用回数の差が所定値以内である場合、これらの電子決済種のうち、直近で用いられた電子決済種を決済種候補としてもよい。
ステップS36でYesと判定される場合、使用決済種設定部333は、決済種候補を店舗で使用する使用電子決済種として設定する(ステップS37)。
ステップS38でYesと判定される場合、その電子決済種を決済種候補として(ステップS39)、ステップS36の処理を実施する。
そして、使用決済種設定部333は、ステップS36と同様に、店舗決済種情報に決済種候補が存在するか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41でYesと判定される場合、ステップS37の処理を実施し、使用決済種設定部333は、決済種候補を店舗で使用する使用電子決済種として設定する。
ステップS41でNoと判定される場合、使用決済種設定部333は、過去の電子決済の履歴で、次に多く用いられた電子決済種があるか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42でYesと判定される場合、使用決済種設定部333は、その電子決済種を決済種候補とし(ステップS43)、ステップS41の処理に戻って、店舗決済種情報に決済種候補が含まれるか否かを判定する。
図6に戻り、ステップS37により、使用決済種が設定されると、決済種送信部334は、店舗端末20に対して、設定された使用決済種に関する使用決済種情報を送信する(ステップS45)。この使用決済種情報には、対応するユーザIDが含まれる。
なお、本実施形態では、決済種送信部334は、店舗端末20に使用決済種情報を送信し、さらに、店舗端末20が、ユーザ端末10に使用決済種情報を送信する例を示すが、これに限定されない。決済種送信部334は、店舗端末20及びユーザ端末10の双方に、使用決済種情報を送信してもよい。また、決済種送信部334は、ユーザ端末10に使用決済種情報を送信し、ユーザ端末10が、店舗端末20に使用決済種情報をさらに送信してもよい。
また、使用決済種取得部183は、使用決済種情報に、対応する電子決済種がない旨が記録されている場合、ユーザ端末表示部12に、対応する決済アプリがない旨を報知する。これにより、ユーザは、電子決済での支払いができないことを、支払カウンターでの支払い前に早期に認識することができ、例えば現金払いやクレジットカード払いに切り替えることができる。
本実施形態では、ユーザの、ユーザ端末10を取り出す動作が、所定のジェスチャーとして設定されている。すなわち、ユーザが商品の支払いを行うべく、支払カウンターに近接し、ユーザ端末10を取り出す操作を行うことで、自動で決済アプリが起動される。
本実施形態では、店舗内の支払カウンターには、無線LANのアクセスポイント(決済位置ポイント201)が設置されている。この決済位置ポイント201は、図8に示すように、支払カウンター近傍に対して無線信号を発信する。この決済位置ポイント201から出力される無線信号を受信可能な信号範囲Aは、例えば0.5m~1.0mであり、図8に示すように、支払カウンターの正面に立つ1人分のユーザが範囲内に入る程度に設定されている。よって、支払カウンターに多数のユーザが並んでいても、支払カウンターで支払いを行うユーザのユーザ端末10のみが、決済位置ポイント201からの無線信号を受信することが可能となる。支払カウンターに複数のレジが設置されている場合、各レジの位置に対して決済位置ポイント201を設置すればよい。各決済位置ポイント201からは、SSID等の識別情報を含む無線信号が出力されているため、ユーザ端末10において、複数のレジのうちユーザが支払を行うレジに対応する決済位置ポイント201からの無線信号を受信することができる。
店舗端末20の決済処理部255は、決済位置ポイント201から決済応答信号を受信すると、店舗端末メモリ24から、ユーザIDに対応する使用決済種情報に、電子決済種が記録されているか否かを判定する(ステップS25)。ステップS25でYesと判定される場合、決済処理部255は、使用決済種情報で指定される電子決済種による決済処理を実施する(ステップS26)。また、ユーザ端末10においても、ユーザが電子決済種に応じた所定の操作を実施することで決済処理を実施する(ステップS19)。
例えば、商品の支払いに関するQRコードを表示させ、ユーザ端末10でQRコードを読み込むことで電子決済を実施するQRコード方式の電子決済種である場合、決済処理部255は、顧客用表示部22BにQRコードを表示させる。また、ユーザ端末10のユーザ端末表示部12で表示されたQRコードを、QRコードリーダーで読み込むことで電子決済を実施するQRコード方式の電子決済種である場合、決済処理部255は、支払カウンターに設けられたQRコードリーダーを起動させる。
また、電子マネー方式の電子決済では、決済処理部255は、例えば非接触ICカードリーダーを起動させて、ユーザによって翳されたユーザ端末10と非接触通信を行うことで決済処理を実施する。
なお、各々の電子決済種による決済処理については公知の技術であるため、個々での説明は省略する。
本実施形態のサーバ装置30では、サーバプロセッサ33は、サーバメモリ32に記録された情報処理プログラムを読み込み実行することで、ユーザ決済種取得部331、店舗決済種取得部332、使用決済種設定部333、及び決済種送信部334として機能する。このサーバ装置30では、ユーザ決済種取得部331がユーザ決済種情報を取得し、店舗決済種取得部332が店舗決済種情報を取得する。また、使用決済種設定部333は、これらのユーザ決済種情報と店舗決済種情報とに基づいて、ユーザが店舗で用いる電子決済種に関する使用決済種情報を設定する。そして、決済種送信部は、使用決済種情報を、店舗端末20に送信し、店舗端末20からユーザ端末10に使用決済種情報が送信される。
これにより、ユーザは、サーバ装置30に必要な情報を登録すればよく、店舗側にユーザ決済種情報を渡す必要がない。これにより、ユーザが使用している電子決済種や、過去の電子決済の履歴等が店側に漏れず、個人情報を守ることができる。
これにより、ユーザの過去の決済履歴に基づいて、ユーザが頻繁に利用する電子決済種を使用決済種に設定することができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
これにより、ユーザ端末10は、使用決済種に応じた決済アプリが自動で起動され、ユーザによるユーザ端末10の操作が不要で、ユーザの満足度を向上させることができる。また、決済時に決済アプリが自動で立ち上がっていることで、ユーザが、ユーザ端末から決済アプリを探す手間や時間を省くことができ、迅速な電子決済処理を促進できる。
これにより、ユーザは特定の動作を行うだけで、決済アプリを起動させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ユーザがユーザ端末10を取り出す動作を所定のジェスチャーとすることで、ユーザの普段の動作により、決済アプリを起動させることができる。よって、ユーザが特定の動作を意識して実施する必要がなく、ユーザの手間を省くことができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
次に、第二実施形態について説明する。
上記第一実施形態では、ユーザが店舗に入店すると、ユーザ端末10が、店舗に設置されたアクセスポイント200から共有要求を含む無線信号を受信し、これに対してユーザIDを含む応答信号を店舗端末20に送信することで、店舗端末20からサーバ装置30に設定要求が送信された。
これに対して、本実施形態では、ユーザ端末10が、サーバ装置30に対して設定要求を送信する点で上記第一実施形態と相違する。
図9は、第二実施形態のユーザ端末10の構成を示すブロック図である。また、図10は、第二実施形態の店舗端末20の構成を示すブロック図である。なお、以降の説明にあたり、既に説明した事項については同符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
店舗検出部186は、ユーザが店舗に入店した際に、その店舗を検出する。
店舗検出部186による店舗の検出方法としては、例えば、測位センサー14により検出されるユーザ端末10の現在位置に基づいて、店舗への入店を検出する。具体的には、現在位置で示される経緯度が、所定時間以上、店舗の敷地内から移動しない場合に、ユーザが店舗に入店したと判定し、店舗の位置情報から店舗を特定する。
また、店舗内に設置されるアクセスポイント200から発信される無線信号を受信し、無線信号に含まれるネットワークID(SSID等)に基づいて、店舗への入店を検出し、入店した店舗を特定してもよい。
本実施形態の設定受信部253Aは、ユーザ端末10から、ユーザ端末10を特定する情報とともに使用決済種情報を受信する。ユーザ端末10を特定する情報としては、例えばユーザIDであってもよく、その他の情報であってもよい。すなわち、ユーザが店舗内で電子決済処理を実施する際に、他のユーザと区別して、電子決済種を特定可能な情報であればよく、ユーザ端末10において、任意に設定されたワンタイムIDであってもよい。
図11に示すように、本実施形態のユーザ端末10では、ユーザが店舗に入店すると、店舗検出部186が、ユーザが入店した店舗を検出する(ステップS51)。店舗の検出方法は、上述したように、測位センサー14を用いた現在位置に基づいた店舗位置の検出や、店舗のアクセスポイント200からの無線信号に基づいた検出等が挙げられる。
この後、決済種設定要求部187は、サーバ装置30に決済種設定要求を送信する(ステップS52)。
これにより、サーバ装置30は、第一実施形態と同様の処理を実施して、使用決済種を設定し、使用決済種情報をユーザ端末10に送信する。この際、サーバ装置30は、ステップS11において、ユーザ端末10から決済種設定要求を受信する。また、ステップS33では、店舗決済種取得部332は、ユーザ端末10から送信された店舗特定情報に対応する店舗情報を店舗DB322から検索して、ユーザが利用する店舗を特定し、その店舗の店舗決済種情報を取得する。
以上により、第一実施形態と同様、ユーザ端末10と店舗端末20とで、使用決済種情報が共有されることになる。
本実施形態では、ユーザ端末10の店舗検出部186は、ユーザが入店した店舗を検出し、決済種設定要求部187は、ユーザIDと店舗特定情報とを含む決済種設定要求をサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30は、ユーザ端末10から、店舗特定情報を取得し、店舗決済種取得部332は、店舗特定情報に基づいてユーザが利用する店舗を特定して店舗決済種情報を取得する。
このような本実施形態では、ユーザがアクセスポイント200等を介して店舗端末20にユーザID等の個人情報を送信する必要がなく、情報漏洩等を防止することができる。
次に、第三実施形態について説明する。
上記第一実施形態及び第二実施形態では、サーバ装置30にユーザIDを送信し、ユーザIDに基づいて、ユーザ決済種情報を取得し、ユーザの過去の決済履歴に基づいて、使用決済種を設定した。これに対して、第三実施形態では、サーバ装置30にユーザIDが送信されず、ユーザ情報も登録されていない点で、上記第一実施形態及び第二実施形態と相違する。
ここで、ユーザが、ユーザIDの送信を許可している場合、上述した第一実施形態や第二実施形態と同様の処理を実施することが可能であるので、ここでの説明は省略し、ユーザ端末10において、ユーザIDやユーザ情報の送信を許可していない場合について説明する。
そして、ユーザ端末10でユーザIDやユーザ情報の送信が許可されていない場合、ユーザ端末10の共有要求受信部181は、店舗端末20から共有要求を含む応答信号を受信すると、ユーザ決済種情報を含む応答信号を店舗端末20に返す。つまり、応答信号には、ユーザを特定可能なユーザID等の情報は含まれず、ユーザ端末10で選択可能な電子決済種を示すユーザ決済種情報のみが送信される。
上述したように、ここでは、ユーザ端末10において、ユーザIDやユーザ情報の送信を許可していない場合についての方法について説明する。
ユーザが店舗に入店すると、ステップS11と同様に、ユーザ端末10の共有要求受信部181は、無線信号を受信する。この後、共有要求受信部181は、ユーザ決済種情報のみを含む応答信号を店舗端末20に返す(ステップS12A)。
また、ユーザ端末10は、ワンタイムIDを受信すると、ユーザ端末メモリ17に当該ワンタイムIDを記録する(ステップS12B)。
これにより、以降、ユーザ端末10と店舗端末20との間では、ワンタイムIDに基づいて、使用決済種情報を共有することが可能となる。
また、店舗決済種取得部332は、ステップS33で、第一実施形態と同様にして店舗決済種情報を取得する。
ステップS71でNoと判定される場合は、ステップS44と同様、店舗端末20に、対応する電子決済種がない旨の使用決済種情報を送信する。
ステップS72において、Yesと判定される場合、使用決済種設定部333は、当該キャンペーン情報に含まれる電子決済種を使用決済種に設定する(ステップS73)。
ステップS72でNoと判定される場合、使用決済種設定部333は、店舗IDに対する店舗で最も利用されている電子決済種を使用決済種に設定する(ステップS74)。この場合、店舗のスタッフによる電子決済種の変更操作等を軽減することが可能となる。
以上の後、決済種送信部334は、ステップS45の処理を実施して、使用決済種情報を店舗端末20に送信する。
以降の処理は、第一実施形態と同様である。
本実施形態では、ユーザ端末10は、店舗端末20にユーザ決済種情報を送信し、店舗端末20は、サーバ装置30にユーザ決済種情報と店舗情報とを送信する。そして、サーバ装置30のユーザ決済種取得部331は、店舗端末20から送信されるユーザ決済種情報を取得する。
この場合、ユーザ端末10からユーザを特定する情報が、店舗端末20やサーバ装置30に送信されず、情報漏洩を防止することができる。
これにより、ユーザ端末10からユーザを特定する各種情報が得られない場合でも、ユーザに対して有利な電子決済種を使用決済種に設定することができ、ユーザ満足度を向上させることができる。
次に、第四実施形態について説明する。
上記実施形態では、サーバ装置30が、ユーザ端末10と店舗端末20と電子決済種のマッチング処理を実施して使用決済種を設定する例を示したが、本実施形態では、さらに、サーバ装置30は、ユーザ端末10から店舗端末20に提示するポイントシステムを同時に選出する。
ここで、ポイントシステムは、ユーザの商品購入に対して、特典であるポイントを付与するシステムであり、例えば、ティーカード(登録商標)、ポンタ(登録商標)、Rポイント(登録商標)などが例示できる。ユーザに付与されたポイントは、例えばキャッシュへの換金、次回商品購入時の割引として利用することができる。このようなポイントシステムは、ポイントを管理するポイント管理会社が提供するシステムであり、複数の店舗がポイントシステムに加入している。そして、ユーザがポイントシステムに加入した店舗で商品を購入することで、購入金額に応じたポイントがユーザに付与される。
そして、サーバ装置の決済種送信部334は、使用決済種情報を店舗端末20(第二実施形態ではユーザ端末10)に送信する際に、対応ポイント情報を同時に送信する。また、サーバ装置30から使用決済種情報を受信した店舗端末20は、使用決済種情報とともに、対応ポイント情報をユーザ端末10に送信する。
上記のような本実施形態では、ユーザ端末10に使用決済種情報とともに対応ポイント情報が送信され、アプリ起動部185は、使用決済種情報に応じた決済アプリと、対応ポイント情報に応じたポイントアプリとを起動させる。
これにより、ユーザが支払カウンターで決済処理を実施する際に、ポイントアプリを同時に手動で起動させる必要がなく、好適にユーザの決済を支援することができる。
また、店舗によっては、複数のポイントシステムに加盟している場合があり、さらに、ユーザは、店舗が加盟しているポイントシステムのうちの一部のみしか知らない場合もある。これに対して、本実施形態では、ユーザは店舗が加盟しているポイントシステムを知らない場合でも、店舗が複数のポイントシステムに加盟している場合でも、アプリ起動部185が自動で複数のポイントアプリを起動させる。これにより、ユーザは、各ポイントシステムに対する特典を受けることができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
上記第一実施形態から第三実施形態では、ユーザ端末10のアプリ起動部185は、加速度センサー13からの出力値に基づいて、ユーザがユーザ端末10を取り出す動作を検出した場合に、決済アプリを起動する例を示した。これに対して、決済アプリを起動させるための動作としては、いかなる動作が設定されていてもよい。例えば、アプリ起動部185は、動作検出部184により検出される動作が、ユーザ端末10を上下に振る等の動作である場合に決済アプリを起動させるようにしてもよい。また、ユーザが、決済アプリを起動させる際の動作を任意に設定してもよい。
さらに、ユーザ端末10は、ユーザが手動で決済アプリを起動させる直前の動作を検出して蓄積し、これらの蓄積された情報を教師データとして機械学習することで、ユーザの動作から、ユーザが決済アプリを起動させるタイミングを判定してもよい。これにより、例えば、衣類のズボンのポケットからユーザ端末10を取り出す動作を行うユーザに対しても、カバンからユーザ端末10を取り出すユーザに対しても、ユーザがユーザ端末10を取り出す動作を判定することができ、ユーザの電子決済のタイミングまでに決済アプリを起動させることができる。
例えば、決済支援装置としては、支払カウンターに設けられたリーダーであってもよい。この場合、ユーザがリーダーにユーザ端末10を翳すことで、ユーザ端末10がリーダーから出力されるアプリ起動信号を受信し、アプリ起動部185が決済アプリを起動させる。
あるいは、決済支援装置が支払カウンターに設けられた決済位置ポイント201(アクセスポイント200)であり、当該決済位置ポイント201(無線LAN)から発信される無線信号がアプリ起動信号であってもよい。この場合、ユーザ端末10は、図5のステップS13または図11のステップS54で、店舗端末20と使用決済種情報を共有した後、ステップS17の処理を実施して、決済位置ポイント201から無線信号を受信したか否かを判定する。そして、このステップS17でYesと判定される場合に、アプリ起動部185が決済アプリを起動させる。
また、ステップS17でYesと判定された後、ユーザの所定の動作(例えばユーザ端末10を取り出す動作)を検出することで、アプリ起動部185が決済アプリを起動させるようにしてもよい。
上記第一実施形態では、ユーザが店舗での支払いを行う場合、支払カウンターに設置された決済位置ポイント201からの無線信号を受信することで、ユーザ端末10が店舗端末20に決済応答信号を送信し、店舗端末20は、決済応答信号に含まれるユーザIDに対応した使用決済種での決済処理を実施した。これに対して、支払カウンターに、ユーザIDを受信するリーダーが設置され、ユーザがリーダーにユーザ端末10を翳すことで、リーダーを介して店舗端末20に決済応答信号が送信される構成としてもよい。
第四実施形態では、サーバ装置30が、店舗情報に記録された対応ポイント情報を、使用決済種情報とともに送信する例を示した。
これに対して、サーバ装置30は、使用決済種情報のみを店舗端末20に送信し、店舗端末20が、店舗端末メモリ24に記録されている対応ポイント情報を、使用決済種情報とともにユーザ端末10に送信してもよい。
第一実施形態では、使用決済種設定部333は、過去決済情報に、店舗IDに対応する店舗や、同種の店舗で利用された電子決済種がある場合に、その電子決済種を決済種候補にする例を示すが、これに限定されない。例えば、使用決済種設定部333は、店舗IDに対応する店舗で取り扱う商品や、同種類の商品に対する電子決済の履歴がある場合に、その電子決済種を決済種候補にしてもよい。
また、使用決済種設定部333は、店舗IDに対応する店舗、店舗の種類、店舗IDで特定される店舗で取り扱う商品、同種類の商品のいずれかを含む過去決済情報に基づいて、使用決済種を設定してもよい。この場合、優先順位をつけて使用決済種を設定してもよく、例えば、店舗、商品、店舗の種類、商品の種類の順に優先順位をつけてもよい。ユーザの過去決済情報に基づいて、ユーザが重視する傾向を機械学習し、優先順位を設定してもよい。例えば、過去決済情報に、商品や商品の種類毎に電子決済種を変更しているユーザに対して、商品、商品の種類、店舗、店舗の種類の順に優先順位を付け、過去決済情報に、店舗や店舗の種類毎に電子決済種を変更しているユーザに対して、店舗、店舗の種類、商品、商品の種類の順に優先順位を付けてもよい。
第三実施形態では、使用決済種設定部333は、店舗情報に、特定の電子決済種での決済に対する特典に関するキャンペーン情報が含まれるか否かを判定したが、これに限定されない。例えば、使用決済種設定部333は、電子決済システムを提供する決済提供者が提供するキャンペーン情報があるか否かを判定してもよい。
この場合、サーバ装置30が、決済提供者が操作する提供サーバから、キャンペーン情報を受信してサーバメモリ32に記録しておけばよい。または、使用決済種設定部333は、決済提供者が操作する提供サーバにキャンペーン情報の有無を問い合わせる旨の信号を送信し、提供サーバからキャンペーン情報の有無に対する応答信号を受信することで、キャンペーンの有無を判断してもよい。
そして、サーバ装置30の使用決済種設定部333は、ステップS72において、電子決済システムを提供する決済提供者が提供するキャンペーン情報として、購入予定情報に指定された商品や商品の種類に対応したキャンペーンがあるか否かを判定する。
この場合、ステップS72において、Yesと判定されると、サーバ装置30の決済種送信部334は、使用決済種情報とともに、キャンペーン対象の商品に関する情報をユーザ端末10や店舗端末20に送信してもよい。
使用決済種設定部333は、過去決済情報とキャンペーン情報との双方とに基づいて、使用決済種を設定してもよい。
この場合、例えば、使用決済種設定部333は、過去決済種情報に基づいた電子決済種のスコアや、キャンペーン情報に基づいた電子決済種のスコアを算出し、スコアに基づいて使用決済種を設定する。
例えば、店舗に対する電子決済種Mの決済処理の利用順位α、電子決済種Mの選択比率β、電子決済種Mに関するキャンペーン情報の有無を示すフラグ値γに基づいて、電子決済種Mに対するスコアf(M)を、f(M)=A(α)+B(β)+C(γ)により算出し、そのスコアが最も高い電子決済種を使用決済種として設定してもよい。
この場合、ユーザによる選択操作が必要になるものの、ユーザ自身が、例えば、Web等を閲覧して、店舗が提供するクーポン等の特典や、決済提供者が提供する特典を調べる手間を省略できる。
上記各実施形態では、決済支援システム1が、ユーザ端末10と店舗端末20とサーバ装置30とにより構成され、サーバ装置30が本発明の情報処理装置として機能する例を示したが、これに限定されない。
例えば、サーバ装置30が設けられず、店舗端末20が本発明の情報処理装置として機能してもよい。
この場合、店舗端末20の店舗端末プロセッサ25が、ユーザ決済種取得部、店舗決済種取得部、使用決済種取得部、及び決済種送信部として機能する。
この際、ユーザ決済種取得部は、ユーザが店舗に来店する度に、ユーザ端末10からユーザ決済種情報を受信してもよく、店舗端末20がユーザ登録を促し、ユーザ決済種情報を登録させてもよい。
店舗決済種取得部は、例えば店舗端末メモリ24に記録された店舗決済種情報を取得(読込)すればよい。
使用決済種設定部は、上記各実施形態と同様に、ユーザ決済種情報と店舗決済種情報とに基づいて使用決済種を設定する。
また、決済種送信部は、使用決済種設定部により設定された使用決済種に関する使用決済種情報を、ユーザ端末10に送信する。
この場合でも、上記各実施形態と同様、ユーザ端末10と店舗端末20とで、電子決済種情報を共有することができ、ユーザが決済を実施する際の迅速な決済処理を支援できる。
例えば、ユーザ端末10のユーザ端末プロセッサ18が、ユーザ決済種取得部、店舗決済種取得部、使用決済種取得部、及び決済種送信部として機能する。
この場合、ユーザ決済種取得部は、ユーザ端末メモリ17に記録されている決済アプリから、ユーザ決済種を判定する。
店舗決済種取得部は、例えば、ユーザが店舗に入店し、店舗に設置されたアクセスポイント200から無線信号を受信すると、店舗端末20に店舗決済種情報を要求する要求信号を返し、店舗端末20から店舗決済種情報を受信する。また、店舗内に設けられた特定の装置にユーザ端末10が翳されることで、店舗決済種情報が得られてもよく、店舗内に表示されたQRコード等のコード情報を読み込むことで、店舗決済種情報を取得してもよい。
使用決済種設定部は、上記各実施形態と同様に、ユーザ決済種情報と店舗決済種情報とに基づいて使用決済種を設定する。この際、ユーザ端末メモリ17に記録されている過去決済情報に基づいて、使用決済種を設定する。この場合、過去決済情報が外部に送信することがなく、情報漏洩等の問題は発生しない。
決済種送信部は、使用決済種設定部により使用決済種が設定されると、使用決済種情報を店舗端末20に送信し、これにより、ユーザ端末10と店舗端末20との間で、使用決済種情報を共有することが可能となる。
Claims (7)
- ユーザが操作するユーザ端末で選択可能な電子決済の種類を示すユーザ決済種情報を取得するユーザ決済種取得部と、
店舗で使用可能な前記電子決済の種類を示す店舗決済種情報を取得する店舗決済種取得部と、
前記ユーザ決済種情報と前記店舗決済種情報とに基づいて、前記ユーザが前記店舗で用いる前記電子決済の種類に関する使用決済種情報を設定する使用決済種設定部と、
前記使用決済種情報を、前記ユーザ端末及び前記店舗が管理する店舗端末の少なくとも一方に送信する決済種送信部と、
を備えた情報処理装置であって、
当該情報処理装置は、前記ユーザ端末と通信している前記店舗端末から前記ユーザ端末を識別するユーザ識別情報と、前記店舗を識別する店舗識別情報を取得し、
前記ユーザ決済種取得部は、前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ決済種情報を取得し、
前記店舗決済種取得部は、前記店舗識別情報に基づいて前記ユーザが利用する前記店舗を特定して前記店舗決済種情報を取得する
ことを特徴とする情報処理装置。 - ユーザが操作するユーザ端末で選択可能な電子決済の種類を示すユーザ決済種情報を取得するユーザ決済種取得部と、
店舗で使用可能な前記電子決済の種類を示す店舗決済種情報を取得する店舗決済種取得部と、
前記ユーザ決済種情報と前記店舗決済種情報とに基づいて、前記ユーザが前記店舗で用いる前記電子決済の種類に関する使用決済種情報を設定する使用決済種設定部と、
前記使用決済種情報を、前記ユーザ端末及び前記店舗が管理する店舗端末の少なくとも一方に送信する決済種送信部と、
を備えた情報処理装置であって、
当該情報処理装置は、前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末が位置する前記店舗を特定する店舗特定情報を取得し、
前記店舗決済種取得部は、前記店舗特定情報に基づいて前記ユーザが利用する前記店舗を特定して前記店舗決済種情報を取得する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記使用決済種設定部は、前記ユーザが過去に用いた前記電子決済の種類と、前記電子決済による決済処理を実施した対象とを含む過去決済情報に基づいて、前記使用決済種情報を設定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記使用決済種設定部は、前記店舗において所定の電子決済を用いた際の特典を付与するキャンペーンが実施されている場合に、前記特典が得られる前記電子決済を前記使用決済種情報に設定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピューターにより、電子決済の種類を設定する情報処理方法であって、
前記コンピューターは、ユーザ決済種取得部、店舗決済種取得部、使用決済種設定部、及び決済種送信部を備え、
前記ユーザ決済種取得部が、ユーザが操作するユーザ端末で選択可能な前記電子決済の種類を示すユーザ決済種情報を取得するステップと、
前記店舗決済種取得部が、店舗で使用可能な前記電子決済の種類を示す店舗決済種情報を取得するステップと、
前記使用決済種設定部が、前記ユーザ決済種情報と前記店舗決済種情報とに基づいて、前記ユーザが前記店舗で用いる前記電子決済の種類に関する使用決済種情報を設定するステップと、
前記決済種送信部が、前記使用決済種情報を、前記ユーザ端末、及び前記店舗が管理する店舗端末に送信するステップと、を実施し、
前記コンピューターは、前記ユーザ端末と通信している前記店舗端末から前記ユーザ端末を識別するユーザ識別情報と、前記店舗を識別する店舗識別情報を取得し、
前記ユーザ決済種取得部が前記ユーザ決済種情報を取得するステップは、前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ決済種情報を取得し、
前記店舗決済種取得部が前記店舗決済種情報を取得するステップは、前記店舗識別情報に基づいて前記ユーザが利用する前記店舗を特定して前記店舗決済種情報を取得する
ことを特徴とする情報処理方法。 - コンピューターにより、電子決済の種類を設定する情報処理方法であって、
前記コンピューターは、ユーザ決済種取得部、店舗決済種取得部、使用決済種設定部、及び決済種送信部を備え、
前記ユーザ決済種取得部が、ユーザが操作するユーザ端末で選択可能な前記電子決済の種類を示すユーザ決済種情報を取得するステップと、
前記店舗決済種取得部が、店舗で使用可能な前記電子決済の種類を示す店舗決済種情報を取得するステップと、
前記使用決済種設定部が、前記ユーザ決済種情報と前記店舗決済種情報とに基づいて、前記ユーザが前記店舗で用いる前記電子決済の種類に関する使用決済種情報を設定するステップと、
前記決済種送信部が、前記使用決済種情報を、前記ユーザ端末、及び前記店舗が管理する店舗端末に送信するステップと、を実施し、
前記コンピューターは、前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末が位置する前記店舗を特定する店舗特定情報を取得し、
前記店舗決済種取得部が前記店舗決済種情報を取得するステップは、前記店舗特定情報に基づいて前記ユーザが利用する前記店舗を特定して前記店舗決済種情報を取得する
ことを特徴とする情報処理方法。 - コンピューターにより読み取り実行可能な情報処理プログラムであって、
前記コンピューターを請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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