JP2015204008A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗において、より簡易、迅速に、安全な電子ポイントサービスの提供を開始できる環境を提供することを課題とする。
【解決手段】店舗Tに設置されたローカルネットワークLとインターネット7を介して接続されるサーバ1に、店舗Tの顧客に付与されたポイントを、当該顧客の情報機器3のMACアドレスごとに記憶するポイント管理データベースD11と、ローカルネットワークLとサーバ1との間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立部F11と、ポイント処理要求を伝送路から受信した場合に、ポイント処理要求に含まれたMACアドレスに対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行部F12とを備え、ポイント処理実行部F12に、処理の対象となるポイントの記憶領域が確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保させてポイントの処理を実行させた。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子ポイントの情報処理技術に関する。
例えば従来、小売店舗等で、商品等の購買額に応じて顧客にポイントを付与し、ポイントによって景品との交換や値引きを行うポイントサービスが行われている。ポイントサービスでは、紙製のカードにスタンプを押してポイント管理する場合もあるが、紙資源消費や偽造ポイント等の抑制のため、ポイントを電子データとして管理する電子ポイントシステムが利用されている。
電子ポイントシステムは、安全なポイント管理を可能とするために、専用の装置やシステム等を用いて構築される。例えば従来、専用のカードリーダライタを用いて、顧客ごとに発行された、磁気カードであるポイントカードにポイントを記録するシステムが提案されている(非特許文献1を参照)。また例えば、専用のリーダライタを用いて、専用アプリケーションがインストールされた携帯電話機にポイントを蓄積するシステムが提案されている(非特許文献2を参照)。また例えば、ポイント管理サーバがポイントを管理するシステムも提案されている(特許文献1を参照)。
特開2011−107790号公報 特開2012−185543号公報
"リライトポイントカードリーダ"、[online]、ポイント株式会社、[平成26年4月1日検索]、インターネット<URL:http://www.pointcard.co.jp/feature/index.html> "携帯電話へ各種ポイントカード、会員証を大量かつ簡単に集約するシステム「ぎゃざポ(仮称)」の開発および共同実証実験の検討開始について"、[online]、 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、[平成26年4月1日検索]、インターネット<URL:https://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20081009.html>
上述のポイントカードを用いたシステムや、携帯電話機にポイントを蓄積するシステム等を構築することで、店舗において電子ポイントサービスを提供できる。
しかし、例えば、ポイントカードを用いたシステムを構築する場合、店舗オーナー等が、ポイントカードを取り扱う専用装置等を準備して店舗に設置し、会員登録手続き等によりポイントカードを顧客へ配布することを要する。また、例えば、携帯電話機にポイントを蓄積するシステムを構築する場合、顧客は携帯電話機に専用アプリケーションをインストールし、店舗オーナー等は、専用の暗号化機能を有する専用装置等を準備して店舗に設置することになる。
従来、電子ポイントシステムの構築する際には、このようなポイントカードの準備や配布、専用装置の準備や設置作業等による作業負担や準備期間を要していた。そのため、簡
易、迅速に電子ポイントサービスの提供を開始できないことがあった。
このような状況に鑑み、本発明は、店舗において、より簡易、迅速に、安全な電子ポイントサービスの提供を開始できる環境を提供することを課題とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、次の情報処理装置である。
店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続される情報処理装置であって、
前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
前記ローカルネットワークと前記情報処理装置との間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
を備え、
前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
情報処理装置。
ここで、ポイントとは、商品やサービスの購入額等に応じて顧客に対して付与される点数であり、累計の点数に応じて景品との交換手段や値引き手段として用いられるものである。また、店舗は、商品やサービスを提供する場であり、建物内に設けられているものに限らず、屋外に設けられるものや、車両等の移動施設に設けられるものを含む。
本発明によれば、ポイントの記憶領域が確保されていなかった場合であっても、機器固有情報に対応する記憶領域が確保された上で、データの暗号化を伴う伝送路から受信された店舗からのポイント処理要求に従い、ポイントの処理が実行される。そのため、会員登録手続き、ポイントカードの配布、専用回線の敷設、専用装置の準備や設置等を店舗で行わなくても、店舗において電子ポイントサービスを提供する環境を構築できる。よって、店舗において、より簡易、迅速に、安全な電子ポイントサービスの提供を開始できる。
また、本発明に係る情報処理装置は、次の特徴を有するものであってもよい。
前記情報処理装置は、複数の店舗に設置されたローカルネットワークそれぞれと通信網を介して接続され、
前記情報処理装置は、前記複数の店舗のうちの1または複数を要素とする店舗グループの設定を記憶するグループ設定記憶手段を更に備え、
前記ポイント記憶手段は、前記設定された店舗グループごとの前記顧客の情報機器の機器固有情報ごとに、前記付与されたポイントを記憶し、
前記ポイント処理実行手段は、前記ポイント処理要求の受信元のローカルネットワークが設置された店舗の属する店舗グループにおける、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行する、
情報処理装置。
このような本発明によれば、店舗グループごとに、ポイントカードの配布、専用回線の敷設、専用装置の準備や設置等を行わなくても、店舗グループで共通に付与、利用等できる電子ポイントサービスを提供する環境を構築できる。よって、より簡易、迅速に、複数
の店舗で共通して利用等できる電子ポイントサービスの提供を開始できる。
また、本発明は、次の情報処理システムであってもよい。
店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続されるサーバ、及び、前記ローカルネットワークに接続された端末を有する情報処理システムであって、
前記サーバは、
前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
前記ローカルネットワークと前記サーバとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
を備え、
前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行し、
前記端末は、
前記店舗内の所定位置にある情報機器を検出し、前記検出した情報機器の機器固有情報を取得する機器固有情報取得手段と、
前記取得された機器固有情報を含むポイント処理要求を生成して前記サーバへ送信する処理要求送信手段と、
を備える、
情報処理システム。
また、本発明に係る情報処理システムは、次の特徴を有するものであってもよい。
前記情報機器は、顧客が携帯する情報機器であり、
前記端末の前記機器固有情報取得手段は、前記端末の近傍にある前記情報機器を検出し、前記情報機器との無線通信によって前記機器固有情報を取得する、
情報処理システム。
また、本発明に係る情報処理システムは、次の特徴を有するものであってもよい。
前記ポイント処理実行手段によって前記処理が実行された場合に、前記処理の対象となったポイントの処理後の情報を、前記ポイント処理要求の要求元の端末へ前記伝送路を介して送信するポイント情報送信手段を更に備え、
前記端末は、
ポイントの情報を前記サーバから受信し、前記受信したポイントの情報を前記検出した情報機器へ送信するポイント情報機器送信手段を更に備える、
情報処理システム。
また、本発明は、次の情報処理方法であってもよい。
店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続され、
前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶部を有するコンピュータが、
前記ローカルネットワークと前記コンピュータとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立ステップと、
機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行ステップと、
を実行し、
前記ポイント処理実行ステップでは、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶部において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
情報処理方法。
また、本発明は、次のプログラムであってもよい。
店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続されるコンピュータを、
前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
前記ローカルネットワークと前記コンピュータとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
として機能させ、
前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
プログラム。
また、上記課題を解決するためには、このようなプログラムをコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものが採用されてもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本発明によれば、店舗において、より簡易、迅速に、安全な電子ポイントサービスの提供を開始できる。
図1は、実施形態に係る電子ポイントシステムの構成を例示する図である。 図2は、実施形態における各装置のハードウェア構成を例示する図である。 図3は、実施形態における論理的なネットワーク構成を例示する図である。 図4は、実施形態に係る各装置の機能構成を例示する図である。 図5Aは、実施形態に係る店舗ポイント管理テーブルを例示する図である。 図5Bは、実施形態に係る店舗管理テーブルを例示する図である。 図6Aは、ポイント処理の流れを例示する図(前半)である。 図6Bは、ポイント処理の流れを例示する図(後半)である。 図7Aは、グループ管理テーブルを例示する図である。 図7Bは、グループポイント管理テーブルを例示する図である。 図8は、顧客の情報機器の変更処理の流れを例示する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。実施形態に係る情報処理システムは、電子ポイントシステムとして実施される。実施形態に係る情報処理装置は、サーバとして実施される。また、実施形態に係る端末は、ポイント管理端末として実施される。また、本実施形態に係る通信網は、インターネットとして説明される。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的な構成に限定するものではない。本発明を実施するにあたっては、実施の形態に応じた具体的な構成が適宜採用されることが好ましい。
≪実施形態1≫
実施形態1(以下、「本実施形態」とも表記する)について説明する。本実施形態では、複数の店舗において、店舗ごとに独立した電子ポイントサービスそれぞれが顧客に対して提供される。本実施形態に係る情報機器に固有の機器固有情報として、MAC(Media Access Control)アドレスが採用される。近年、携帯用の情報機器が普及しており、その多くが、無線LAN(Local Area Network)の通信機能を有している。無線LANの通信ノードを識別するために情報機器に割り当てられたMACアドレスが機器固有情報として採用されることで、電子ポイントシステムにおいて、多くの情報機器を統一的に識別して処理することが可能になる。
<構成>
図1は、本実施形態に係る電子ポイントシステムの構成を例示する図である。図1には、サーバ1、通信の中継を行う中継装置4、インターネット7、及び複数の店舗Tが示されている。店舗Tには、ローカルネットワークLが設置されている。ローカルネットワークLには、ポイント管理端末2、ルータ6、及びVPN(Virtual Private Network)サービスアダプタ5が接続されている。店舗T内には、店舗Tの顧客が携帯する情報機器3も示されている。
サーバ1は、各店舗Tが顧客に付与したポイントを管理し、各店舗Tに対して、店舗Tが顧客に対して電子ポイントサービスを行うための環境を提供するコンピュータである。サーバ1は、クライアントの役割を担うポイント管理端末2と通信をし、ポイント管理端末2からの要求に応じる態様で、ポイントに関する処理を行う。サーバ1は、Webサーバとしても機能し、ポイント管理端末2へポイントの情報を閲覧するためのWebページを提供する。
ポイント管理端末2は、サーバ1に、ポイントに関する各種処理を要求するコンピュータである。ポイント管理端末2は、店舗T内に設置される。ポイント管理端末2は、店員等により操作される。ポイント管理端末2は、例えば、パーソナルコンピュータである。ポイント管理端末2は、NFC(Near Field Communication)の機能を有し、近傍に位置する情報機器3と無線通信を行う。また、ポイント管理端末2には、サーバ1と連携してポイントを管理するためのクライアントプログラム及びWebブラウザがインストールされている。なお、ポイント管理端末2は、POS(Point
Of Sale)レジスタ等の機能を持つ端末であってもよい。また、図1では各店舗Tに1台のポイント管理端末2が示されているが、1つの店舗T内に複数設置されてもよい。
情報機器3は、店舗Tの顧客が携帯可能な情報機器であり、顧客が電子ポイントサービスに関する用途以外でも多様な用途で利用するものである。本実施形態の情報機器3は、OS(Operating System)上でアプリケーションが動作する機器であり、具体的には、スマートフォン等の小型の通信端末である。情報機器3は、NFCの機能を有する。情報機器3は、顧客によって携帯されて店舗T内へ移動し、店舗T内のポイント管理端末2とNFCによる無線通信を行う。また、情報機器3は、無線LANの通信機能を有し、製造時に固有のMACアドレスが割り当てられている。情報機器3には、ポイントの情報を取り扱う専用のアプリケーションであるポイントアプリケーション等がインストールされており、ポイントの情報を表示等できる。ポイントアプリケーションは、顧客等によって情報機器3にインストールされてもよいし、情報機器3の製造時等にプリイ
ンストールされてもよい。なお、情報機器3は、タブレット端末、携帯用ゲーム機、ウェアラブルデバイス、ラップトップコンピュータ等であってもよい。なお、情報機器3として、有線LANの通信機能を有するネットワーク機器が採用されてもよい。
中継装置4は、サーバ1とVPNサービスアダプタ5との間でデータリンク層のMACフレームを中継する機能を有し、データリンク層のVPN(Virtual Private Network)の接続サービスを提供するコンピュータである。このVPNはL2VPN(レイヤ2 VPN)とも呼ばれる。中継の詳細については後述する。
VPNサービスアダプタ5は、ローカルネットワークLに接続された通信装置である。VPNサービスアダプタ5は、中継装置4との間でMACフレームを伝送するフレーム伝送路、すなわちデータリンク層のトンネルを確立する機能を有する。フレーム伝送路の詳細については後述する。また、VPNサービスアダプタ5は、ローカルネットワークLと確立されたフレーム伝送路との間で、MACフレームを中継する機能を有する。VPNサービスアダプタ5のこのような通信機能によって、サーバ1が、中継装置4を介したローカルネットワークLへのVPN接続を行うことが可能となる。なお、VPNサービスアダプタ5の代わりに、ローカルネットワークLに接続された汎用コンピュータ等がこのような通信機能を提供してもよい。
ルータ6は、店舗T内のローカルネットワークLに接続され、ローカルネットワークLとインターネット7とを接続するためのゲートウェイの機能を持つルータである。ルータ6は、例えば、ブロードバンドルータである。
インターネット7は、世界規模の公衆パケット通信網であり、中継装置4と各店舗TのローカルネットワークLとを接続する。なお、インターネット7の代わりに、WAN(Wide Area Network)やその他のパケット通信網が採用されてもよい。
店舗Tは、顧客に対して商品やサービスを提供する施設である。本実施形態の電子ポイントシステムによって、顧客は、店舗Tにおいて電子ポイントサービスを受けることができる。店舗Tは、例えば、小売を行う商店、飲食店、写真展、宿泊施設、映画館である。なお、店舗Tは、露店等の屋外店舗、移動販売車や車内販売等を行う列車等の移動店舗であってもよい。なお、店舗Tは、営利の事業者や団体に限らず、国や地方公共団体や非営利団体が商品やサービスを提供する施設であってもよい。
ローカルネットワークLは、店舗Tに設置されるEthernet(登録商標)のネットワークである。なお、ローカルネットワークLは、無線の通信ネットワークであってもよい。
図2は、本実施形態における各装置のハードウェア構成を例示する図である。図2には、サーバ1、ポイント管理端末2、情報端末3、及び中継装置4のハードウェア構成が示されている。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、及びHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置14、中継装置4と接続されるネットワークアダプタ15を備えたコンピュータである。CPU11は、中央処理装置であり、RAM12等に展開された命令及びデータを処理することで、RAM12、補助記憶装置14等を制御する。RAM12は、主記憶装置であり、CPU11によって制御され、各種命令やデータが書き込まれ、読み出される。補助記憶装置14は、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラム、永続的な保存が求められ
るデータ等が記憶される。図2では、サーバ1が1台のコンピュータで例示されているが、サーバ1は、例えば、ネットワークで接続された複数台のコンピュータであってもよい。
ポイント管理端末2は、サーバ1と同様に、CPU21、RAM22、ROM23、補助記憶装置24、ネットワークアダプタ25を備えたコンピュータである。ポイント管理端末2は、更に、キーボードやポインティングデバイス等である操作部26、ディスプレイ等である表示部27、及びNFCリーダライタ28を備える。NFCリーダライタ28は、アンテナを有し、アンテナから搬送波を発し、近傍に位置するNFC機能を有する機器と所定のプロトコルで無線通信するための装置である。ここで、近傍の位置関係は、NFCリーダライタ28と機器とが10cm程度以内にある位置関係を例示できる。NFCリーダライタ28は、例えば、FeliCa(登録商標)、ISO/IEC14443等の規格の通信を行う。NFCリーダライタ28は、例えば、USB(Universal
Serial Bus)インタフェースを有し、ポイント管理端末2のUSBコントローラと有線で接続される。NFCリーダライタ28は、ポイント管理端末2の筐体外に配置される。
情報機器3は、CPU31、RAM32、ROM33、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置34、無線LAN通信機能を提供するネットワークアダプタ35、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル等である操作部36、ディスプレイ等の表示装置である表示部37、及びNFC機能を提供するIC(Integrated Circuit)チップであるNFCチップ38を備える。不揮発性記憶装置34には、上述のポイントアプリケーション、OS等の各種プログラムや永続的な保存が求められるデータが記憶される。また、ネットワークアダプタ35には、固有のMACアドレスが割り当てられている。MACアドレスは、ネットワーク上で通信ノードとしてのネットワークアダプタ35を識別するために用いられる。
NFCチップ38は、搬送波を受けるためのアンテナを有し、近傍に位置するNFCリーダライタ28と無線通信を行うICチップである。NFCチップ38は、具体的には、FeliCa(登録商標)のICチップ、ISO/IEC14443の規格の通信を行うICチップ等である。なお、本実施形態では、NFCチップ38等によって、情報機器3とポイント管理端末2との間でNFCの通信を行われるが、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、赤外線その他の無線通信が行われてもよい。また、情報機器3とポイント管理端末2との間で、有線通信が行われてもよい。
中継装置4は、CPU41、RAM42、ROM43、補助記憶装置44、ネットワークアダプタ45A、及びネットワークアダプタ45Bを備えたコンピュータである。ネットワークアダプタ45Aは、サーバ1と接続され、ネットワークアダプタ45Bはゲートウェイ等を介してインターネット7と接続される。
<ネットワーク構成>
図3は、本実施形態における論理的なネットワーク構成を例示する図である。図3には、店舗T1に設置されたローカルネットワークL1、店舗T2に設置されたローカルネットワークL2、及び店舗T3に設置されたローカルネットワークL3に関するネットワーク構成が示されている。ローカルネットワークL1〜L3には、サーバ1及びポイント管理端末2が接続されている。なお、図3では、結線によって接続が示されているが、これらの接続は論理的なものを示しており、物理的な通信線等による接続を示しているとは限らない。
サーバ1は、フレーム伝送路T1〜T3を介してローカルネットワークL1〜L3と論
理的に接続される。このようなサーバ1とローカルネットワークL1〜L3との接続について説明する。
サーバ1には、仮想ネットワークアダプタが構築されている。仮想ネットワークアダプタは、サーバ1のOS上でEthernet(登録商標)のネットワークアダプタをシミュレートするネットワークドライバである。仮想ネットワークアダプタは、物理インタフェースとしてのネットワークアダプタ15を介して中継装置4と通信し、所定プロトコルのトンネリングによってMACフレームを伝送するフレーム伝送路を、中継装置4との間で確立する。図3においては、仮想ネットワークアダプタは、仮想ネットワークアダプタV1〜V3として示されている。中継装置4との間で確立されるフレーム伝送路は、フレーム伝送路T1A〜T3Aとして示されている。これらのフレーム伝送路は、データリンク層より上位層のネットワーク層のプロトコルである、IP(Internet Protocol)により、MACフレームをカプセル化するトンネルである。フレーム伝送路T1A〜T3Aは、例えば、GRE(Generic Routing Encapsulation)[RFC1701]により実現される。
サーバ1の仮想ネットワークアダプタV1〜V3は、サーバ1に搭載されたプログラムによって生成され、インストールされる。サーバ1が新たな店舗Tに対して電子ポイントサービスの環境を提供する場合には、新たな仮想ネットワークアダプタが生成され、インストールされる。そのため、物理的なネットワークアダプタを新たに準備することを要さずに、サーバ1は、新たな店舗Tに電子ポイントサービスの環境を提供し得る。
中継装置4にも、同様にネットワークアダプタをシミュレートする仮想ネットワークアダプタが構築されている。仮想ネットワークアダプタV41A〜V43Aそれぞれは、物理インタフェースとしてのネットワークアダプタ45Aを介してサーバ1と通信する。仮想ネットワークアダプタV41A〜V43Aそれぞれは、所定プロトコルのトンネルによってMACフレーム伝送するフレーム伝送路T1A〜T3Aをサーバ1の仮想ネットワークアダプタV1〜V3それぞれとの間で確立する。
また、仮想ネットワークアダプタV41B〜V43Bそれぞれは、ネットワークアダプタ45Bを介して、インターネット7を横断して各店舗のVPNサービスアダプタ51〜53それぞれと通信し、MACフレームを伝送するフレーム伝送路T1B〜T3Bそれぞれを確立する。フレーム伝送路T1B〜T3Bは、フレーム伝送路T1A〜T3Aと同様にIPによってMACフレームをカプセル化するトンネルであり、データが暗号化された伝送路である。フレーム伝送路T1B〜T3Bは、例えば、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)/IPsec[RFC3193]によるトンネリングや、IPsecと組み合わせたEtherIP[RFC3378]によるトンネリングによって実現される。
フレーム伝送路T1B〜T3Bは、インターネット7を横断するように確立されるが、終端となる中継装置4とVPNサービスアダプタ5との間で、送受信されるデータが暗号化されるため、データの漏洩、改竄等が抑制され、ポイントに関する情報等を安全に伝送することができる。
中継装置4は、フレーム伝送路T1A〜T3Aとフレーム伝送路T1B〜T3Bとの間で、MACフレームを中継し、仮想的なブリッジを構築している。図3では、中継装置4は、フレーム伝送路T1AとT1Bとの間、フレーム伝送路T3AとT3Bとの間、及び、フレーム伝送路T3AとT3Bとの間で、MACフレームを中継する。中継装置4は、設定に従ってこのような中継を行う。このようなMACフレームの中継は、例えば、仮想ネットワークアダプタV21A〜V23A、V21B〜V23BをポートとしたOpen
Flow技術による経路制御により実現される。
VPNサービスアダプタ51〜53それぞれは、中継装置4との間でフレーム伝送路T1B〜T3Bそれぞれを確立し、フレーム伝送路T1B〜T3BそれぞれとローカルネットワークL1〜L3それぞれとの間でMACフレームを中継する。
このような仕組みによって、サーバ1とローカルネットワークL1〜L3それぞれとの間で、中継装置4、インターネット7、及びVPNサービスアダプタ51〜53を介してMACフレームを伝送するフレーム伝送路T1〜T3が、論理的に構築されることになる。フレーム伝送路T1〜T3によって、サーバ1は、ローカルネットワークL1〜L3に直接参加する通信ノードのように振る舞うことができる。ここでは、L2VPNが構築されていることになる。
このような本実施形態のネットワーク構成では、サーバ1とローカルネットワークLとの間で、物理的に敷設等された回線に依存しない、論理的なフレーム伝送路T1〜T3が確立される。このフレーム伝送路T1〜T3は、データが暗号化されてインターネット7を横断するように確立される。そのため、様々な場所にある店舗Tに設置されたローカルネットワークLとサーバ1とを接続するデータリンク層の安全なネットワーク環境を、簡易、迅速に構築できる。また、各ローカルネットワークL1〜L3とサーバ1と間で構築されるネットワーク環境それぞれは、互いに独立しているため、店舗Tごとのポイントに関する情報等が混在されずに通信される。
本実施形態の電子ポイントサービスは、このようなネットワーク環境を基盤として提供される。なお、本実施形態のネットワーク環境では、中継装置4を介してL2VPNが構築されるが、中継装置4を介さずに、L2VPNが各店舗TのローカルネットワークLとサーバ1と間で構築されてもよい。また、L2VPNの代わりに、L3VPN(レイヤ3
VPN)やレイヤ3より上位のVPNが各店舗TのローカルネットワークLとサーバ1と間で構築されてもよい。
<機能構成>
図4は、本実施形態に係る各装置の機能構成を例示する図である。図4には、サーバ1、ポイント管理端末2、及び情報機器3の主な機能が示されている。サーバ1、ポイント管理端末2、情報機器3の順に各機能を説明する。
(サーバ1の機能)
サーバ1は、補助記憶装置14に記憶されているプログラムが、RAM12に読み出され、CPU11によって実行されることで、ポイント管理データベースD11、伝送路確立部F11、ポイント処理実行部F12、及びポイント情報送信部F13を備えるコンピュータとして機能する。ポイント管理データベースD11は、実行されるデータベース管理システムのプログラムが、補助記憶装置14に記憶されるデータを管理することで構築される。ポイント管理データベースD11は、ポイント記憶手段の一例である。また、伝送路確立部F11、ポイント処理実行部F12、及びポイント情報送信部F13は、それぞれ、伝送路確立手段、ポイント処理実行手段、及びポイント情報送信手段の一例である。
なお、本実施形態において、サーバ1の備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU11によって実行されるが、これらの機能の一部または全部は、1または複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。ここで、ハードウェアの演算回路とは、例えば、論理ゲートを組み合わせた加算回路、乗算回路、フリップフロップ等をいう。また、これらの機能の一部または全部は、別途のコンピュータにおいて実行
されてもよい。
ポイント管理データベースD11は、顧客に付与されたポイントを、顧客の情報機器3に固有のMACアドレスごとに記憶する。本実施形態のポイント管理データベースD11は、リレーショナルデータベースとして構築され、店舗ポイント管理テーブル及び店舗管理テーブルを有する。
なお、ポイント管理データベースD11は、オブジェクト指向データベース、XML(Extensible Markup Language)データベース等、リレーショナルデータベース以外のデータベースとして構築されてもよい。また、ポイント管理データベースD11で管理されるデータは、データベース以外の態様で記憶されてもよい。なお、ポイント管理データベースD11は、サーバ1と通信可能に接続されたデータベースサーバ等に構築されてもよい。
図5Aは、本実施形態に係る店舗ポイント管理テーブルを例示する図である。店舗ポイント管理テーブルは、各店舗Tが顧客に付与するポイントを管理するために用いられる。店舗ポイント管理テーブルのレコード1件は、1つの店舗Tが1人の顧客に付与したポイントの累計を記憶し、顧客のポイントを管理するアカウントを表す。店舗ポイント管理テーブルは、MACアドレス、店舗ID、及びポイントのフィールドを有する。
MACアドレスのフィールドは、顧客の情報機器3に割り当てられたMACアドレスを表す。店舗IDのフィールドは、店舗Tそれぞれを識別する識別情報であり、店舗管理テーブルで管理される店舗Tの店舗IDの値をとる。MACアドレス及び店舗IDの組は、店舗ポイント管理テーブルに格納されるレコード1件を特定するキーとなり、このことは、ポイントがMACアドレスごと、店舗IDごとに管理されていることを意味する。ポイントのフィールドは、店舗Tが顧客に付与し、蓄積されたポイントを表す。
図5Bは、本実施形態に係る店舗管理テーブルを例示する図である。店舗管理テーブルは、電子ポイントサービスの環境の提供対象となる店舗Tを管理するために用いられる。店舗管理テーブルは、店舗ID及び店舗名のフィールドを有する。店舗IDのフィールドは、店舗Tそれぞれを識別する識別情報である。店舗名のフィールドは、店舗IDが識別する店舗Tの名称を表す。店舗管理テーブルのレコードは、例えば、サーバ1の管理者等が特定の店舗Tに対して電子ポイントサービスの提供を開始するための設定を行うときに追加される。
サーバ1の伝送路確立部F11は、電子ポイントサービスを提供する店舗Tに設置されたローカルネットワークLとサーバ1との間で、データを暗号化して伝送するための伝送路を確立する。具体的には、伝送路確立部F11は、中継装置4、インターネット7、及びVPNサービスアダプタ5を介して、サーバ1の仮想ネットワークアダプタとローカルネットワークLとを論理的に接続するフレーム伝送路を確立する。このフレーム伝送路は、図3を用いて上述したものである。伝送路確立部F11は、店舗Tに対応する仮想ネットワークアダプタが未生成である場合は、新たに仮想ネットワークアダプタを生成した上でフレーム伝送路を確立する。伝送路確立部F11によって、上述のように、L2VPNが構築され、サーバ1はローカルネットワークLに直接参加する通信ノードのように振る舞うことができる。
サーバ1のポイント処理実行部F12は、ポイント処理要求を、フレーム伝送路から受信した場合に、当該ポイント処理要求に従って、ポイント処理要求に含まれるMACアドレスに対応して記憶される店舗Tのポイントを対象とした処理を実行する。この際、ポイント処理実行部F12は、処理の対象となるポイントの記憶領域が確保されていなかった
場合に、当該記憶領域を新たに確保して処理を実行する。ここで、ポイント処理要求は、ポイントの付与や利用等についての処理をサーバ1へ要求することを示す情報である。本実施形態のポイント処理要求は、MACアドレスと、ポイントの付与、ポイントの利用等の処理内容の種類を示す処理種類とを含んでいる。また、ポイント処理要求は、処理種類がポイントの付与である場合には付与量を含み、処理種類がポイントの利用である場合には利用量を含む。
本実施形態のポイント処理実行部F12は、ポイント処理要求を受信した仮想ネットワークアダプタが何れであるかに基づき、当該仮想ネットワークアダプタと接続されるローカルネットワークLが設置される店舗Tを識別する店舗IDを割り出す。ポイント処理実行部F12は、ポイント管理データベースD11の店舗ポイント管理テーブルから、割り出された店舗ID及びポイント処理要求に含まれるMACアドレスの組によって特定されるレコードを抽出する。ここで抽出されたレコードがポイント処理の対象となるアカウントを示し、当該レコードに記憶されるポイントの値が処理の対象として更新等される。
ポイント処理実行部F12は、当該レコードを抽出できなかった場合に、当該店舗ID及びMACアドレスの値を有するレコードを店舗ポイント管理テーブルへ追加する。この際、追加されるレコードのポイントの値は、0(零)等である所定の初期値とされる。ここでは、MACアドレスに対応するポイントの記憶領域(レコード)が確保され、顧客のポイントを管理する新たなアカウントが登録されたことになる。なお、ポイントの初期値は、0以外の所定値であってもよい。このようにすることで、例えば、新規顧客に対して一定のポイントを付与することができる。
ポイント処理実行部F12は、受信したポイント処理要求に従って、上述の抽出または追加したレコードに記憶されたポイントを対象に、ポイントの処理を実行する。例えば、ポイント処理実行部F12は、ポイント処理要求の処理種類がポイントの付与である場合には、当該記憶されたポイントを付与量だけ加算して更新する。また例えば、ポイント処理実行部F12は、ポイント処理要求の処理種類がポイントの利用である場合には、当該記憶されたポイントを利用量だけ減算して更新する。
本実施形態のポイント処理実行部F12によれば、顧客のポイントを管理するアカウントが事前に登録されていない場合でも、ポイントの処理を実行できる。そのため、店舗Tにおいて、電子ポイントサービスの顧客に対する提供を、より迅速に行うことができる。
サーバ1のポイント情報送信部F13は、ポイント処理実行部F12によってポイント処理要求に従った処理が実行された場合に、処理の対象となったポイントの処理後の情報を、当該ポイント処理要求の要求元のポイント管理端末2へ送信する。ここで、ポイントの処理後の情報は、加算、減算等された後のポイントの値を含む情報であり、処理結果の意味を持つ。ポイント情報送信部F13は、ポイント処理要求を受信した仮想ネットワークアダプタから、要求元のポイント管理端末2をあて先として、ポイントの処理後の情報を送信する。本実施形態のポイント情報送信部F13は、ポイントの処理後の情報に、店舗名を含めて送信する。
サーバ1は、Webサーバとしても機能し、店舗Tが付与したポイントを閲覧等するWebページを、当該店舗TのローカルネットワークLに接続されたポイント管理端末2に対して提供する。サーバ1は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストを受信した場合に、受信した仮想ネットワークアダプタが何れであるかに基づき、リクエスト元の店舗Tを割り出し、ポイント管理データベースD11から、当該店舗Tのポイントの情報を取得して、Webページを生成する。
(ポイント管理端末2の機能)
ポイント管理端末2は、補助記憶装置24に記憶されているプログラムが、RAM22に読み出され、CPU21によって実行されることで、機器固有情報取得部F21、処理要求送信部F22、及びポイント情報機器送信部F23を備えるコンピュータとして機能する。機器固有情報取得部F21、処理要求送信部F22、及びポイント情報機器送信部F23は、それぞれ、機器固有情報取得手段、処理要求送信手段、及びポイント情報提供手段の一例である。なお、本実施形態において、ポイント管理端末2の備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU21によって実行されるが、これらの機能の一部または全部は、1または複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。
ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21は、ポイント管理端末2の近傍にある情報機器3を検出し、検出した情報機器3に割り当てられているMACアドレスを取得する。本実施形態の機器固有情報取得部F21は、当該情報機器3との近距離無線通信によってMACアドレスを受信して取得する。
具体的には、機器固有情報取得部F21は、まず、NFCリーダライタ28により通信可能な情報機器3を検出し、MACアドレスを要求するためのMACアドレス要求を、検出した情報機器3へ送信する。情報機器3を検出する方法として、検出用コマンドを周期的に送信して、検出用コマンドに対する情報機器3からの応答の有無を判定することを例示できる。
情報機器3がNFCリーダライタ28と通信可能な位置にある場合、当該情報機器3は、MACアドレス要求を受信し、情報機器3自身が有するMACアドレスを応答としてポイント管理端末2へ送信する。そして、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21は、応答として受信したMACアドレスを取得する。
なお、本実施形態では、ポイント管理端末2の近傍にある情報機器3が検出され、そのMACアドレスが取得されたが、ポイント管理端末2の筐体と検出される情報機器3との位置関係は、近傍でなくてもよい。例えば、NFCリーダライタ28のアンテナの設定場所が調整され、店舗T内の所定位置にある情報機器3が検出され、そのMACアドレスが取得されてもよい。
ポイント管理端末2の処理要求送信部F22は、機器固有情報取得部F21によって取得されたMACアドレスを含むポイント処理要求を生成してサーバ1へ送信する。本実施形態の処理要求送信部F22は、機器固有情報取得部F21によってMACアドレスが取得され、かつ、操作部26によって店舗Tの店員等が入力したポイント処理の内容を決定するための操作が受け付けられたことを条件として、ポイント処理要求を生成する。ポイント処理要求の内容は、受け付けられた操作に基づいて決定される。例えば、付与量の入力とともにポイントの付与を要求するための操作が受け付けられた場合には、処理要求送信部F22は、ポイントの付与を示す処理種類、入力された付与量、及び取得されたMACアドレスを含むポイント処理要求を生成する。本実施形態の処理要求送信部F22は、生成したポイント処理要求を、店舗TのローカルネットワークLを介してサーバ1へ送信する。
なお、本実施形態の処理要求送信部F22は、受け付けられた操作に基づいてポイント処理要求を生成したが、処理要求送信部F22は、ポイント管理端末2と接続されたPOSレジスタ等から受信した情報に基づいてポイント処理要求を生成してもよい。この場合、例えば、POSレジスタから支払金額を受信し、支払金額に所定の比率を乗じた値を付与量としたポイントの付与を要求するポイント処理要求が生成されてもよい。
ポイント管理端末2のポイント情報機器送信部F23は、ポイントの情報をサーバ1から受信し、受信したポイントの情報をポイント管理端末2の近傍にある情報機器3へ送信する。ポイント情報機器送信部F23は、ポイントの情報を、NFCリーダライタ28を介して情報機器3へ送信する。なお、ここで送信されるポイントの情報は、情報機器3に表示される表示用の情報である。また、ポイント情報機器送信部F23は、ポイントの情報に、店舗Tの広告等を含めて送信してもよい。
(情報機器3の機能)
情報機器3は、不揮発性記憶装置34に記憶されているポイントアプリケーション等のプログラムが、RAM32に読み出され、CPU31によって実行されることで、機器固有情報機器送信部F31、ポイント情報取得部F32、及びポイント情報表示部F33を備えるコンピュータとして機能する。なお、本実施形態において、情報機器3の備える各機能は、汎用プロセッサであるCPU21によって実行されるが、これらの機能の一部または全部は、1または複数の専用プロセッサ、ハードウェアの演算回路等によって実行されてもよい。
情報機器3の機器固有情報機器送信部F31は、NFCチップ38を介してポイント管理端末2からMACアドレス要求を受信した場合に、ネットワークアダプタ35のMACアドレスを、MACアドレス要求の応答として要求元のポイント管理端末2へ送信する。このような応答は、例えば、MACアドレス要求の受信を契機にポイントアプリケーションが起動することによって実現できる。NFCチップ38として、モバイルFeliCa(登録商標)ICチップが採用される場合には、モバイルFeliCa(登録商標)のPush送信機能に対応したポイントアプリケーションが起動されることで実現できる。
情報機器3のポイント情報取得部F32は、ポイント管理端末2からNFCチップ38を介して、ポイントの情報を取得する。ここで受信されるポイント情報は、ポイント管理端末2が設置されている店舗Tが付与したポイントに関する表示用の情報である。ポイント情報取得部F32は、更に、取得したポイントの情報を保存する。本実施形態のポイント情報取得部F32は、ポイントアプリケーションによって実現される。具体的には、ポイント情報の受信を契機に、ポイントアプリケーションが起動し、起動したポイントアプリケーションが、ポイント情報を取得して不揮発性記憶装置34へ記憶する。なお、情報機器3が複数の店舗Tでポイントの情報を取得すると、情報機器3には、複数の店舗Tが付与するポイントそれぞれの情報が保存されることになる。
情報機器3のポイント情報表示部F33は、不揮発性記憶装置34に記憶されたポイント情報を読み出し、表示部37へ表示する。ここでは、ポイントを付与した店舗Tの店舗名及び付与されているポイントが表示される。
本実施形態のポイント情報取得部F32及びポイント情報表示部F33が取り扱う、不揮発性記憶装置34に記憶されるポイントの情報は、表示用であるため、不正に変更されても、顧客が利用できるポイントが変更されるわけではない。そのため、本実施形態は、情報機器3に付与されたポイントが蓄積される構成と比べ、ポイントが改竄等されるセキュリティリスクをより低減できる。
<処理の流れ>
本実施形態に係る電子ポイントシステムの主な処理の流れを説明する。なお、説明される処理の内容及び順序は一例であり、処理の内容及び順序には、実施の形態に適したものが適宜採用されることが好ましい。
まず、店舗Tにおいて電子ポイントサービスが提供される前提として、電子ポイントサービスを提供する店舗TのローカルネットワークLとサーバ1との間で、上述のようなフレーム伝送路が確立される。具体的には、サーバ1の管理者等が特定の店舗Tに対して電子ポイントサービスの提供を開始するための設定をしたことを契機に、サーバ1の伝送路確立部F11が、対象店舗TのローカルネットワークLとの間でフレーム伝送路を確立する。契機となる設定は、例えば、店舗Tのオーナー等からの申し込みに応じてなされる。また、ここで確立されるフレーム伝送路は、図3で説明したフレーム伝送路T1等である。なお、これらの処理は、伝送路確立ステップの一例である。
図6A及び図6Bは、ポイント処理の流れを例示する図である。図6Aの処理の流れが実行された後、図6Bの処理の流れが実行される。これらの図は、UML(Unified Modeling Language)のアクティビティ図として記載されている。
図6Aの処理の流れは、顧客が、店舗T内に設置されたポイント管理端末2のNFCリーダライタ28に、携帯する情報機器2をかざす等して近づけ、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21が当該情報機器3を検出したことを契機に開始する。
ステップS101〜S103では、ポイント管理端末2によって情報機器3のMACアドレスが取得される。まず、ステップS101では、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21が、検出した情報機器3へMACアドレス要求を送信する。情報機器3の機器固有情報機器送信部F31は、MACアドレス要求を受信する。次に、ステップS102では、情報機器3の機器固有情報機器送信部F31が、情報機器3に固有のMACアドレスをポイント管理端末2へ送信する。次に、ステップS103では、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21が、情報機器3のMACアドレスを取得する。
ステップS104〜S105では、ポイント処理要求がサーバ1へ送信される。まず、ステップS104では、ポイント管理端末2の処理要求送信部F22が、ポイント処理の内容を決定するための操作を店舗Tの店員等から受け付ける。当該操作は、ポイントの付与や利用等を示す処理種類の選択操作や、付与量あるいは利用量等の入力操作である。例えば、店員等は、ポイント利用に関する顧客意思の確認結果や顧客の商品の購入額等に基づき、当該操作を行う。次に、ステップS105では、ポイント管理端末2の処理要求送信部F22が、受け付けた操作に基づいて、ポイント処理要求を生成してサーバ1へ送信する。当該ポイント処理要求には、ステップS103で取得されたMACアドレスが、ポイント処理の対象となる顧客のアカウントを識別する情報として含まれる。送信されたポイント処理要求は、店舗TのローカルネットワークLに論理的に接続された、サーバ1の仮想ネットワークアダプタに届くことになる。
ステップS106では、サーバ1のポイント処理実行部F12が、ポイント処理要求を受信し、ポイント処理の対象となるアカウントの有無を判定する。具体的には、ポイント処理実行部F12は、ポイント管理データベースD11の店舗ポイント管理テーブルから、受信元の店舗Tの店舗ID及びポイント処理要求のMACアドレスの組によって特定されるレコードが抽出できるか否かによって当該判定を行う。ここで、受信元の店舗Tは、ポイント処理要求を受信した仮想ネットワークアダプタに基づき割り出される。ステップS106で、ポイント処理の対象となるアカウントがあると判定された場合、処理はステップS108へ進む。ステップS106で、ポイント処理の対象となるアカウントがないと判定された場合、処理はステップS107へ進む。
ステップS107では、サーバ1のポイント処理実行部F12が、ポイントを管理する新規のアカウントを登録する。具体的には、ポイント処理実行部F12は、店舗Tの店舗ID及びポイント処理要求のMACアドレスの値を有するレコードを、店舗ポイント管理
テーブルに追加する。
ステップS108では、サーバ1のポイント処理実行部F12が、ポイント処理要求に従って、ステップS106で抽出された、またはステップS107で登録されたアカウントのポイントを対象に、ポイント処理を実行する。ここでは、店舗ポイント管理テーブルに格納される、当該アカウントを示すレコードのポイントの値が更新される。処理は図6BのステップS109へ続く。なお、ステップS106〜S108は、ポイント処理実行ステップの一例である。
図6Bを用いて、ポイント処理の流れの続きを説明する。ステップS109では、サーバ1のポイント情報送信部F13が、図6AのステップS108で処理の対象となったアカウントに関する処理後のポイントの情報を、ポイント管理端末2へ送信する。当該送信は、図6AのステップS106においてポイント処理要求を受信した仮想ネットワークアダプタを介して行われる。そのため、ポイントの情報は、ポイントを付与した店舗TのローカルネットワークLのみへ送信されることになり、当該店舗T以外の店舗Tに設置されたローカルネットワークL上には流れない。
ステップS110では、ポイント管理端末2のポイント情報機器送信部F23が、ポイントの情報をサーバ1から受信し、受信した情報を、NFCリーダライタ28を介して情報機器3へ送信する。ポイント情報機器送信部F23は、ポイントの情報を中継していることになる。
ステップS111では、情報機器3のポイント情報取得部F32が、ポイント管理端末2からポイントの情報を表示用の情報として取得し、保存する。顧客は、情報機器3を操作してポイントアプリケーションを起動することで、当該保存されたポイントの情報を表示して確認できる。
以上説明した本実施形態では、店舗T内のポイント管理端末2とサーバ1とが、データの暗号化を伴ってインターネット7を横断するように確立されるフレーム伝送路を介して、ポイント処理要求やポイントの情報を送受信する。そのため、店舗Tにおいて、専用回線の敷設や暗号化等を行う専用装置の準備、設置を行わなくても、安全な電子ポイントサービスを提供する環境を構築できる。そして、サーバ1が、顧客の情報機器3のMACアドレスに対応してポイントを記憶し、ポイント処理要求の処理対象となるポイントを管理するアカウントが登録されていなかった場合であっても、アカウントを登録した上で、ポイント処理を実行する。ポイント処理にあたり、店舗Tにおいて、ポイントカードの顧客への配布や顧客の会員登録手続きは要さない。このように本実施形態では、より少ない期間、作業、資源等で、電子ポイントサービスを提供する環境を店舗Tに構築できる。よって、店舗Tにおいて、より簡易、迅速に、安全な電子ポイントサービスの提供を開始できる。
また、本実施形態では、店舗Tごとに独立したフレーム伝送路が確立され、ポイントに関する情報が店舗Tごとに独立したVPN上で送受信される。そのため、ある店舗Tのポイントの情報が、他の店舗TのローカルネットワークL上を流れることがない。つまり、セキュリティリスクがより低減された態様で、店舗Tごとに独立した電子ポイントサービスをより簡単に提供できる。更に、本実施形態では、電子ポイントサービスの提供にあたり、会員登録手続きを要しないため、顧客の氏名、住所等の登録情報が収集されない。そのため、顧客に関するこれらの登録情報が漏洩するリスクがない。
≪実施形態2≫
実施形態1では、店舗Tごとに独立した電子ポイントサービスそれぞれが顧客に対して
提供された。別の実施形態として、複数の店舗Tで共通して利用等できる電子ポイントサービスが提供される実施形態2(以下、「本実施形態」とも表記する)について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、1または複数の店舗Tを要素として設定される店舗グループを単位として電子ポイントサービスが提供される。店舗グループは、例えば、商店街にある複数の商店によって構成される。また例えば、店舗グループは、フランチャイズの加盟店や、同一企業が出店する複数の店舗T等で構成される。
本実施形態のポイント管理データベースD11は、グループ管理テーブルを更に有し、店舗ポイント管理テーブルの代わりに、グループポイント管理テーブルを有する。
図7Aは、グループ管理テーブルを例示する図である。グループ管理テーブルは、店舗グループの設定を管理するために用いられる。グループ管理テーブルは、店舗グループ及び店舗IDのフィールドを有する。店舗グループのフィールドは、店舗グループそれぞれ識別する名称を表す。店舗IDのフィールドは、店舗グループに属する店舗Tを識別する店舗IDを表す。グループ管理テーブルに格納されるレコード1件は、店舗IDが識別する店舗Tが店舗グループに属しているという設定を表す。例えば、図7Aの第1−2行のレコードR301及びR302は、店舗ID「Aa−00002」及び「Aa−00003」が識別する2つの店舗Tが店舗グループAに属しているという設定を表す。グループ管理テーブルは、グループ設定記憶手段の一例である。
図7Bは、グループポイント管理テーブルを例示する図である。グループポイント管理テーブルは、店舗グループごとに顧客に付与されるポイントを管理するために用いられる。グループポイント管理テーブルのレコード1件は、1つの店舗グループが1人の顧客に付与したポイントの累計を記憶し、店舗グループにおける顧客のポイントを管理するアカウントを表す。グループポイント管理テーブルは、MACアドレス、店舗グループ、及びポイントのフィールドを有する。
MACアドレスのフィールドは、顧客の情報機器3に割り当てられたMACアドレスを表す。店舗グループのフィールドは、店舗グループそれぞれを識別する識別情報であり、グループ管理テーブルにより記憶され、設定されている店舗グループの値をとる。MACアドレス及び店舗グループの組は、グループポイント管理テーブルに格納されるレコード1件を特定するキーとなり、このことは、ポイントがMACアドレスごと、店舗グループごとに管理されていることを意味する。ポイントのフィールドは、店舗グループの何れかの店舗Tが顧客に付与し、蓄積されたポイントを表す。
本実施形態のサーバ1のポイント処理実行部F12は、MACアドレスを含むポイント処理要求を受信した場合に、実施形態1とは異なり、店舗グループにおける顧客のポイントを管理するアカウントを対象とした処理を実行する。具体的には、ポイント処理実行部F12は、グループポイント管理テーブルを参照して、ポイント処理要求の受信元に対応する店舗Tが属する店舗グループを割り出す。ポイント処理実行部F12は、ポイント管理データベースD11のグループポイント管理テーブルから、割り出された店舗グループ及びポイント処理要求に含まれるMACアドレスの組によって特定されるレコードを抽出する。ここで抽出されたレコードがポイント処理の対象となるアカウントとなり、当該レコードに記憶されるポイントの値がポイント処理の対象として更新されることになる。
ポイント処理実行部F12は、グループポイント管理テーブルから当該レコードを抽出できなかった場合に、当該店舗グループ及びMACアドレスの値を有するレコードをグループポイント管理テーブルへ追加する。この際、追加されるレコードのポイントの値は、
初期値(0等)とされる。ここでは、MACアドレスに対応するポイントの記憶領域(レコード)が確保され、店舗グループにおける顧客のポイントを管理するアカウントが登録されたことになる。
ポイント処理実行部F12は、受信したポイント処理要求に従って、グループポイント管理テーブルにおける、上述の抽出または追加したレコードに記憶されたポイントを対象に、ポイント処理を実行する。
本実施形態では、ポイント処理実行部F12によって、店舗グループのポイント処理が実行された場合、店舗グループのポイントに関する情報が、ポイント処理要求の要求元のポイント管理端末2へ送信され、情報機器3へ送信される。情報機器3では、店舗グループにより付与されたポイントを表示できるようになる。
本実施形態のポイント処理の流れは、実施形態1と概ね同様であるが、図6AのステップS106〜S108における処理の対象は、実施形態1のような、店舗ポイント管理テーブルに登録される、店舗Tにおける顧客のポイントを管理するアカウントではない。本実施形態のステップS106〜S108では、グループポイント管理テーブルに登録される、店舗グループにおける顧客のポイントを管理するアカウントを対象としたポイント処理が実行される。
以上説明した本実施形態では、ポイントカードの顧客への配布、専用回線の敷設、専用装置の準備や設置等を店舗グループごとに行わなくても、店舗グループで共通に付与、利用等できる電子ポイントサービスを提供する環境を、店舗グループの設定等に応じて構築できる。よって、簡易、迅速に、複数の店舗Tで共通して利用等できる電子ポイントサービスの提供を開始できる。
≪実施形態3≫
実施形態1及び2では、情報機器3に固有の機器固有情報として、MACアドレスが採用された。別の実施形態として、情報機器3のNFCチップ38が有する個体識別情報が採用される実施形態3(以下、「本実施形態」とも表記する)について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る機器固有情報は、情報機器3のMACアドレスの代わりに、NFCの通信に用いられる、情報機器3が備えるNFCチップ38の個体識別情報が採用される。例えば、NFCチップ38としてモバイルFeliCa(登録商標)ICチップが採用される場合には、個体識別情報として、製造ID(「IDm」とも呼ばれる)を例示できる。
本実施形態のサーバ1のポイント管理データベースD11は、顧客に付与されたポイントを、顧客の情報機器3のNFCチップ38に固有の個体識別情報ごとに記憶する。サーバ1のポイント処理実行部F12は、個体識別情報を含むポイント処理要求を、確立されたフレーム伝送路から受信した場合に、当該ポイント処理要求に従って、当該個体識別情報に対応して記憶される店舗Tのポイントを対象とした処理を実行する。
本実施形態のポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21は、ポイント管理端末2の近傍にある情報機器3を検出し、検出した情報機器3のNFCチップ38の個体識別情報を取得する。具体的には、機器固有情報取得部F21は、NFCリーダライタ28からNFCチップ38の検出用コマンド等を周期的に送信し、検出用コマンドに応答するNFCチップ38を検出する。機器固有情報取得部F21は、NFCチップ38の応答情報から、NFCチップ38の個体識別情報を抽出して取得する。NFCチップ38としてモバ
イルFeliCa(登録商標)ICチップが採用される場合には、検出用コマンドとして、Pollingコマンドを例示できる。
本実施形態では情報機器3のNFCチップ38が機器固有情報機器送信部F31として機能する。NFCチップ38は、ポイント管理端末2のNFCリーダライタ28から検出用コマンドを受信すると、NFCチップ38自身の個体識別情報を含む応答をNFCリーダライタ28へ送信する。この際、実施形態1の機器固有情報機器送信部F31とは異なり、ポイントアプリケーションは起動されない。
本実施形態では、情報機器3は、ポイント情報表示部F33として機能しなくてもよい。この場合、情報機器3にはポイントアプリケーションがインストールされない。本実施形態では、情報機器3にポイントアプリケーションがインストールされると、情報機器3は、ポイント情報表示部F33として機能するようになる。
以上説明した本実施形態によれば、ポイントアプリケーション等の専用のアプリケーションを情報機器3にインストールすることを要さずに、ポイントの管理に用いられる機器固有情報としてのNFCチップ38の個体識別情報が取得された。そのため、顧客は、より簡単な方法で、電子ポイントサービスの提供を受けることができる。また、顧客は、情報機器3にポイントアプリケーションをインストールすることで、ポイントの情報を情報機器3で閲覧等できるようになるため、より柔軟な態様で、電子ポイントサービスの提供を受けることができる。
≪変形例1≫
電子ポイントシステムは、更に、顧客の店舗Tへの来店回数を管理し、来店回数を店舗Tや顧客に提供してもよい。このような実施形態(以下「本実施形態」とも表記する)について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施形態のサーバ1は、補助記憶装置14に記憶されているプログラムが実行されることで、来店回数記憶部、及び来店回数増加部を更に備えるコンピュータとして機能する。
来店回数記憶部は、店舗Tへの顧客の来店回数を、当該顧客の情報機器のMACアドレスごとに記憶する。来店回数記憶部は、例えば、補助記憶装置14にデータが記憶されることで構築されるデータベースとして実現される。
来店回数増加部は、ポイント処理実行部F12によってポイントを更新する処理が実行された場合に、受信されたポイント処理要求に含まれていたMACアドレスに対応して記憶される、当該店舗Tへの来店回数を1増加させる。また、来店回数増加部は、当該増加させる対象となる来店回数の記憶領域が来店回数記憶部に確保されていない場合に、記憶領域を新たに確保して来店回数を1にする。
本実施形態のサーバ1のポイント情報送信部F13は、ポイント処理実行部F12の処理の対象となった処理後のポイントの情報と併せて、来店回数増加部による増加処理の対象となった当該顧客の来店回数の情報も、ポイント管理端末2へ送信する。
本実施形態のポイント管理端末2のポイント情報機器送信部F23は、ポイントの情報に加えて来店回数の情報もサーバ1から受信し、受信した情報をポイント管理端末2の近傍にある情報機器3へ送信する。
本実施形態の情報機器3のポイント情報取得部F32は、ポイント管理端末2からポイ
ント及び来店回数の情報を受信し、不揮発性記憶装置34へ記憶する。
以上説明した本実施形態によれば、顧客の電子ポイントサービスの利用に応じて、来店回数が管理される。また、来店回数を管理する記憶領域が確保されていなかった場合であっても、記憶領域を確保した上で、来店回数のカウントが行われる。そのため、来店回数の情報を管理するにあたり、顧客や店舗Tの店員等の特別な作業負担等がない。よって、簡易、迅速に、店舗Tへの顧客の来店回数の管理する環境の提供を開始できる。なお、ここで管理される顧客の来店回数は、例えば、ポイントを顧客に付与する場合に、来店回数に応じた付与量の算出するために用いられてもよい。
≪変形例2≫
実施形態1では、ポイント管理端末2がNFCリーダライタ28を備えた。別の構成として、USBインタフェースを有するNFCリーダライタ28が、ポイント管理端末2ではなく、ローカルネットワークLに接続されたUSBデバイスサーバと接続される構成が採用されてもよい。USBデバイスサーバは、接続されたUSB対応デバイスを、ネットワークを介して制御するための機能を提供するネットワーク機器である。この場合、上述のVPNによりローカルネットワークLに接続されるサーバ1が、USBデバイスサーバを介してNFCリーダライタ28を制御してもよい。具体的には、サーバ1が、NFCリーダライタ28によって通信可能な情報機器3を検出し、情報機器3のMACアドレスを取得する。そして、サーバ1は、ここで取得したMACアドレスに対応して記憶されるポイントを対象とした処理を、ポイント管理端末2からポイント処理要求を受信したときに実行する。このようにすることで、ポイント管理端末2にNFCリーダライタ28を制御するためのプログラムをインストール等しなくても、店舗Tにおいて電子ポイントサービスの提供を開始できる。
≪その他≫
実施形態1では、サーバ1において、顧客の情報機器3に固有のMACアドレスごとにポイントが記憶され、管理された。顧客のポイントは、特定の情報機器3と紐付けられていることになる。顧客は、買い換え等によって日常携帯する情報機器3の機種を変更することがある(いわゆる「機種変更」)。このような場合に、電子ポイントシステムは、サーバ1において既に記憶され、管理されている顧客のポイントに関して、機種変更前の情報機器3との紐付けを解消し、機種変更後の情報機器3と紐付け直して、情報機器3の機種変更に対応してもよい。
図8は、顧客の情報機器3の変更処理の流れを例示する図である。この処理の流れは、顧客が、機種変更前の情報機器3と機種変更後の情報機器3とを所持して電子ポイントサービスの提供を受けている店舗Tに来店し、店舗Tの店員に機種変更の依頼を行うことを契機に開始する。
ステップS201では、ポイント管理端末2が、店舗Tの店員等から機種変更のための操作を受け付ける。ステップS202では、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21が、NFCリーダライタ28にかざされた機種変更前の情報機器3を検出して、情報機器3のMACアドレスを取得する。更に、ポイント管理端末が、取得されたMACアドレスを含む、変更前の情報機器3の機種変更確認要求をサーバ1へ送信する。ステップS203では、サーバ1が変更前の情報機器3の機種変更確認要求を受信して受け付ける。ステップS204では、サーバ1が、当該機種変更確認要求に含まれるMACアドレスに対応するポイントの当該店舗Tにおけるアカウントがポイント管理データベースD11に存在することを確認する。その後、サーバ1は、機種変更が可能である旨の通知をポイント管理端末2へ送信する。
ステップS205では、ポイント管理端末2がサーバ1から機種変更が可能である旨の通知を受信し、機種変更の受付が完了する。ここでは、店員等の求めに応じて顧客が新しい情報機器3をポイント管理端末2のNFCリーダライタ28にかざすことになる。ステップS206では、ポイント管理端末2の機器固有情報取得部F21が、新しい情報機器3のMACアドレスを取得する。ポイント管理端末2は、取得された新しい情報機器3のMACアドレスを含む機種変更要求をサーバ1へ送信する。ステップS207では、サーバ1が機種変更要求を受信して受け付ける。
ステップS208では、サーバ1が変更前の情報機器3のMACアドレスに対応するアカウントのMACアドレスの値を新しい情報機器3のMACアドレスに変更する。具体的には、ポイント管理データベースD11の店舗ポイント管理テーブルにおけるレコードのMACアドレスの値が更新される。その後、サーバ1は、当該更新されたレコードのポイ
ントの情報を、機種変更完了通知ともにポイント管理端末2へ送信する。ステップS209では、ポイント管理端末2が、ポイントの情報及び機種変更完了通知を受信し、ポイントの情報を新しい情報機器3へ送信する。
このような電子ポイントシステムによれば、顧客が情報機器3について機種変更した場合であっても、顧客は、機種変更前に店舗Tによって付与されていたポイントを引き続き利用することが可能となる。
1 サーバ(情報処理装置、コンピュータ)
D11 ポイント管理データベース
2 ポイント管理端末(端末)
4 中継装置
5、51、52、53 VPNサービスアダプタ
6 ルータ
7 インターネット(通信網)
T、T1、T2、T3 店舗
L、L1、L2、L3 ローカルネットワーク

Claims (7)

  1. 店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続される情報処理装置であって、
    前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
    前記ローカルネットワークと前記情報処理装置との間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
    機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
    を備え、
    前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
    情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、複数の店舗に設置されたローカルネットワークそれぞれと通信網を介して接続され、
    前記情報処理装置は、前記複数の店舗のうちの1または複数を要素とする店舗グループの設定を記憶するグループ設定記憶手段を更に備え、
    前記ポイント記憶手段は、前記設定された店舗グループごとの前記顧客の情報機器の機器固有情報ごとに、前記付与されたポイントを記憶し、
    前記ポイント処理実行手段は、前記ポイント処理要求の受信元のローカルネットワークが設置された店舗の属する店舗グループにおける、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続されるサーバ、及び、前記ローカルネットワークに接続された端末を有する情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
    前記ローカルネットワークと前記サーバとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
    機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
    を備え、
    前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行し、
    前記端末は、
    前記店舗内の所定位置にある情報機器を検出し、前記検出した情報機器の機器固有情報を取得する機器固有情報取得手段と、
    前記取得された機器固有情報を含むポイント処理要求を生成して前記サーバへ送信する処理要求送信手段と、
    を備える、
    情報処理システム。
  4. 前記情報機器は、顧客が携帯する情報機器であり、
    前記端末の前記機器固有情報取得手段は、前記端末の近傍にある前記情報機器を検出し、前記情報機器との無線通信によって前記機器固有情報を取得する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記サーバは、
    前記ポイント処理実行手段によって前記処理が実行された場合に、前記処理の対象となったポイントの処理後の情報を、前記ポイント処理要求の要求元の端末へ前記伝送路を介して送信するポイント情報送信手段を更に備え、
    前記端末は、
    ポイントの情報を前記サーバから受信し、前記受信したポイントの情報を前記検出した情報機器へ送信するポイント情報機器送信手段を更に備える、
    請求項3または4に記載の情報処理システム。
  6. 店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続され、
    前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶部を有するコンピュータが、
    前記ローカルネットワークと前記コンピュータとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立ステップと、
    機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行ステップと、
    を実行し、
    前記ポイント処理実行ステップでは、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶部において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
    情報処理方法。
  7. 店舗に設置されたローカルネットワークと通信網を介して接続されるコンピュータを、
    前記店舗の顧客に付与されたポイントを、前記顧客の情報機器に固有の機器固有情報ごとに記憶するポイント記憶手段と、
    前記ローカルネットワークと前記コンピュータとの間でデータを暗号化して伝送するための伝送路を確立する伝送路確立手段と、
    機器固有情報を含むポイント処理要求を前記確立された伝送路から受信した場合に、前記ポイント処理要求に従って、前記ポイント処理要求に含まれた機器固有情報に対応して記憶されるポイントを対象とした処理を実行するポイント処理実行手段と、
    として機能させ、
    前記ポイント処理実行手段は、前記処理の対象となるポイントの記憶領域が前記ポイント記憶手段において確保されていなかった場合に、記憶領域を新たに確保して前記処理を実行する、
    プログラム。
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