JP2019032803A - 認証システム、及び、サーバー - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することにある。
利用施設内の認証装置で生体認証を行なうための認証システムであって、
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設に入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
利用施設に位置するユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システムである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
即ち、利用施設内の認証装置で生体認証を行なうための認証システムであって、
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設に入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
利用施設に位置するユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システムである。
このような認証システムによれば、利用施設内の認証装置で実際に生体認証を行なうユーザーを特定する際に、ユーザー情報に設定された全てのユーザーではなく、そのユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から絞り込んだ一部のユーザー(選出された利用施設に位置するユーザー)についてサーチを行なえばよいので、生体認証を早く完了させることができるようになる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設内の認証装置に近接したユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記認証装置に近接したユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
認証装置に近接したユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システムである。
このような認証システムによれば、利用施設内の認証装置で実際に生体認証を行なうユーザーを特定する際に、ユーザー情報に設定された全てのユーザーではなく、そのユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から絞り込んだ一部のユーザー(選出された認証装置に近接したユーザー)についてサーチを行なえばよいので、生体認証を早く完了させることができるようになる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設に対応付けた施設エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出し、かつ、利用施設内の認証装置に対応付けた装置エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、先に選出された前記利用施設に位置するユーザーの中から前記認証装置に近接するユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
認証装置に近接したユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システムである。
このような認証システムによれば、利用施設内の認証装置で実際に生体認証を行なうユーザーを特定する際に、ユーザー情報に設定された全てのユーザーではなく、そのユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から段階的に絞り込んだ一部のユーザー(選出された認証装置に近接したユーザー)についてサーチを行なえばよいので、生体認証を早く完了させることができるようになる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
前記通信部は、当該認証装置にて生体認証が行われる前に、前記ユーザー情報から取得した前記生体データを送信することとしても良い。
このような認証システムによれば、利用施設内の認証装置で実際に生体認証を行なうときには、そのユーザーに関連付けられた生体データを当該認証装置が事前に取得していることになるので、生体認証をより早く完了させることができるようになる。
前記記憶部が記憶するユーザー情報には、ユーザーが過去に利用した認証装置に関する履歴情報が各ユーザーに関連付けて設定されており、
前記ユーザー選出部は、選出された前記利用施設に位置するユーザー、又は、選出された前記利用施設内の認証装置に近接するユーザーの中から、前記認証装置を過去に利用したことのあるユーザーを選出し、
前記通信部は、選出された前記認証装置を過去に利用したことのあるユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる当該認証装置に通信ネットワークを介して送信することとしても良い。
このような認証システムによれば、利用施設内の認証装置で実際に生体認証を行なうユーザーを特定する際に、過去の利用状況から当該認証装置を実際に利用する可能性の高いユーザーに絞り込んでサーチを行なうことができるので、生体認証をより早く完了させることが可能となる。
前記記憶部には、ユーザーの利用状況が各認証装置に関連付けて設定された装置情報が記憶されており、
前記通信部は、当該認証装置の利用状況に基づいて、前記ユーザー情報から取得した前記生体データを送信することとしても良い。
このような認証システムによれば、認証装置が利用されていない空き状況に合わせて効率良くデータ送信することができる。
利用施設に入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバーである。
このようなサーバーによれば、生体認証が行われる利用施設内の認証装置に対し、ユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から絞り込んだ一部のユーザー(選出された利用施設に位置するユーザー)の生体データを送信することで、生体認証を早く完了させることができる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
利用施設内の認証装置に近接したユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記認証装置に近接したユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバーである。
このようなサーバーによれば、生体認証が行われる利用施設内の認証装置に対し、ユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から絞り込んだ一部のユーザー(選出された認証装置に近接したユーザー)の生体データを送信することで、生体認証を早く完了させることができる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
利用施設に対応付けた施設エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出し、かつ、前記利用施設内の認証装置に対応付けた装置エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、先に選出された前記利用施設に位置するユーザーの中から前記認証装置に近接するユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記認証装置に近接するユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる当該認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバーである。
このようなサーバーによれば、生体認証が行われる利用施設内の認証装置に対し、ユーザー情報に設定された全てのユーザーの中から段階的に絞り込んだ一部のユーザー(選出された認証装置に近接したユーザー)の生体データを送信することで、生体認証を早く完了させることができる。その結果、利用施設内の認証装置を実際に利用できるようなるまでの待機時間を短縮することが可能となる。
第1実施形態では、利用施設の一例としてのショッピング施設において認証装置の一例としての自動販売機で生体認証を行なうための認証システムを例に挙げて具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る認証システム1の一例を示すネットワーク構成図である。
第1実施形態に係る認証システム1において、ショッピング施設3に入場したユーザーは、その施設内の自動販売機20で生体認証を行なった後に、その自動販売機20で自分の嗜好に合った商品を購入することができる。
図2は、第1実施形態に係るサーバー10の機能上の構成を示すブロック図である。
サーバー10は、システム管理者等が各種サービスを運営・管理する際に利用する情報処理装置(例えば、ワークステーションやパーソナルコンピューター等)である。
図7は、第1実施形態に係る自動販売機20の機能上の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る自動販売機20は、ショッピング施設3内に設置され、ユーザーによる料金投入に応答して商品を提供する装置である。この自動販売機20は、商品購入前に人体から得た生体データを利用して生体認証を行なう。
図8は、第1実施形態に係るユーザー端末50の機能上の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るユーザー端末50は、ユーザーが所持し利用することができる情報処理装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末等)である。
第1実施形態にかかる認証システム1の動作例について説明する。この認証システム1では、ユーザー端末50を所持したユーザーがショッピング施設3に入ると、そのユーザー端末50がアクセスポイント5を経由してネットワークに接続されることで、すべての会員ユーザーの中から施設内に位置する入場ユーザーとしてサーバー10に選出される。
図10は、施設内の自動販売機20に近接するユーザーの選出に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図11は、ユーザー認証に関する処理を説明するためのフローチャートである。
サーバー10のサーバー通信部15は、図6に示す装置情報に設定された近接ユーザーリストが更新されると、図3に示すユーザー情報からその近接ユーザーリストに含まれる近接ユーザーの生体データや嗜好データ等を取得する。そして、サーバー10のサーバー通信部15は、その取得したデータを近接ユーザーリストに含まれるユーザーが近接している自動販売機20に送信する(ステップS301)。
第2実施形態では、利用施設の一例としてのショッピング施設において認証装置の一例としてのPOS端末で生体認証を行なうための認証システムを例に挙げて具体的に説明する。
図12は、第2実施形態に係る認証システム1の一例を示すネットワーク構成図である。
第2実施形態に係る認証システム1において、ショッピング施設3に入場したユーザーは、その施設内のPOS(Point Of Sale)端末で生体認証を行なった後に、そのPOS端末で料金の支払いをする際、電子クーポンによる割引の提供を受けることができる。
図13は、第2実施形態に係るPOS端末20Aの機能上の構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係るPOS端末20Aは、ショッピング施設3内に設置され、ユーザーの料金支払いにより決済を行なう装置である。このPOS端末20Aは、決済前に人体から得た生体データを利用して生体認証を行なう。
第2実施形態にかかる認証システム1の動作例について説明する。この第2実施形態にかかる認証システム1では、第1実施形態にかかる認証システム1と同様に、ユーザー端末50を所持したユーザーがショッピング施設3に入ると、そのユーザー端末50がアクセスポイント5を経由してネットワークに接続されることで、すべての会員ユーザーの中から施設内に位置する入場ユーザーとしてサーバー10に選出される。
図14は、ユーザー認証に関する処理を説明するためのフローチャートである。
サーバー10のサーバー通信部15は、図6に示す装置情報に設定された近接ユーザーリストが更新されると、図3に示すユーザー情報からその近接ユーザーリストに含まれる近接ユーザーの生体データや電子クーポン等を取得する。そして、サーバー10のサーバー通信部15は、その取得したデータを近接ユーザーリストに含まれるユーザーが近接しているPOS端末20Aに送信する(ステップS401)。
第3実施形態では、利用施設の一例としての医療施設において認証装置の一例としての受付装置で生体認証を行なうための認証システムを例に挙げて具体的に説明する。
図15は、第3実施形態に係る認証システム1の一例を示すネットワーク構成図である。
第3実施形態に係る認証システム1において、医療施設に入場したユーザーは、その施設内の受付装置で生体認証を行なった後に、その受付装置で診療の受付を行って電子カルテによる医療サービスの提供を受けることができる。
図16は、第3実施形態に係る受付装置20Bの機能上の構成を示すブロック図である。
第3実施形態に係る受付装置20Bは、医療施設3B内に設置され、ユーザーが診療の受付を行なう装置である。この受付装置20Bは、診療を受ける前に人体から得た生体データを利用して生体認証を行なう。
第3実施形態にかかる認証システム1の動作例について説明する。この第3実施形態にかかる認証システム1では、第1実施形態にかかる認証システム1と同様に、ユーザー端末50を所持したユーザーが医療施設3Bに入ると、そのユーザー端末50がアクセスポイント5を経由してネットワークに接続されることで、すべての会員ユーザーの中から施設内に位置する入場ユーザーとしてサーバー10に選出される。
図17は、ユーザー認証に関する処理を説明するためのフローチャートである。
サーバー10のサーバー通信部15は、図6に示す装置情報に設定された近接ユーザーリストが更新されると、図3に示すユーザー情報からその近接ユーザーリストに含まれる近接ユーザーの生体データや電子カルテ等を取得する。そして、サーバー10のサーバー通信部15は、その取得したデータを近接ユーザーリストに含まれるユーザーが近接している受付装置20Bに送信する(ステップS501)。
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、上述したステップS301、ステップ401、ステップS501のそれぞれの処理において、サーバー10のサーバー通信部15は、近接ユーザーリストに含まれるすべての近接ユーザーのユーザーデータ(生体データ等)を、それらユーザーが近接している当該認証装置(自動販売機20、POS端末20A、受付装置20B)に対して送信してもよいし、近接ユーザーリストに含まれるすべての近接ユーザーから所定条件によって絞り込んだ一部の近接ユーザーのみのユーザーデータを、それらユーザーが近接している当該認証装置に対して送信してもよい。
例えば、サーバー10のユーザー選出部112は、サーバー記憶部12が記憶する履歴情報を参照して、近接ユーザーリストに含まれるすべての近接ユーザーの中から、当該自動販売機20又はPOS端末20Aで過去に商品を購入したことのある近接ユーザーや、受付装置20Bを過去に利用したことのある近接ユーザーを選出する。そして、サーバー10のサーバー通信部15は、当該認証装置を過去に利用したことのある近接ユーザーのユーザーデータ(生体データ等)を、当該認証装置に対して送信してもよい。これにより、各種施設内の認証装置で実際にユーザー認証を行なう近接ユーザーを特定する際に、過去の利用状況から当該認証装置を実際に利用する可能性の高い近接ユーザーに絞り込んでサーチを行なうことができるので、ユーザー認証をより早く完了させることが可能となる。
例えば、サーバー10のサーバー通信部15は、サーバー記憶部12が記憶する装置情報を参照して、誰も商品を選択し購入していない「空き状態」である場合に限り、近接ユーザーリストに含まれる近接ユーザーのユーザーデータ(生体データ等)を送信することも可能である。
前述の実施形態では、サーバー10のユーザー選出部112が、第1の無線通信(つまり、前述の実施形態におけるアクセスポイント5によるユーザー端末との無線通信)の利用によって、すべての会員ユーザーの中から利用施設内に位置する入場ユーザーを選出した後に、第2の無線通信(つまり、前述の実施形態における認証装置によるユーザー端末との無線通信であって、第1の無線通信よりも電波受信エリアが小さい近距離無線通信)によって、先に選出されたすべての入場ユーザーの中から認証装置に近寄った近接ユーザーを選出する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、入場ユーザーを選出することを省略することで(段階的な絞り込みを行なわずに)、近距離無線通信の利用によって、すべての会員ユーザーの中から利用施設内の認証装置に近寄った近接ユーザーのみを選出することも可能である。
また例えば、近接ユーザーを選出することを省略することで(段階的な絞り込みを行なわずに)、無線通信の利用によって、すべての会員ユーザーの中から利用施設内に位置する入場ユーザーのみを選出することも可能である。この場合には、サーバー10のサーバー通信部15は、入場ユーザーリストに含まれる入場ユーザーのユーザーデータ(生体データ等)を、その利用施設内の認証装置すべてに対して事前送信してもよい。
例えば、測位衛星等を用いたGPS(Global Positioning System)通信の利用や、BLEによる近距離無線通信の利用によって入場ユーザーを選出してもよい。また例えば、利用施設の出入口付近に設置されたカードリーダにユーザーが所持するICカード等をかざすことで、入場ユーザーを選出してもよい。
例えば、測位衛星等を用いたGPS(Global Positioning System)通信の利用、赤外線通信の利用、NFC(Near Field Communication)による近距離無線通信の利用によって近接ユーザーを選出してもよい。また例えば、認証装置の周囲付近に設置されたカードリーダにユーザーが所持するICカード等をかざすことで、近接ユーザーを選出してもよい。
前述の実施形態では、施設と認証装置の組み合わせの一例として、ショッピング施設3と自動販売機20、ショッピング施設3とPOS端末20A、医療施設3Bと受付装置20Bを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、施設と認証装置の組み合わせの他の例として、宿泊施設と受付装置、映画館と受付装置、オフィス施設と受付装置、ゲームセンターとゲーム装置、テーマパークとアトラクション入場管理装置(優先入場券発券装置)、スタジアム等のスポーツ施設と入場管理装置、交通施設(空港・駅・バス停等)と改札装置、等に適用しても良い。このように本発明は、施設の近傍に存在する特定多数の近接ユーザーの内、いずれかの近接ユーザーが使用する可能性のある各種認証装置に対して適用されることが好ましい。また、本発明における施設とは、認証装置が設置可能な空間を有していれば良く、飛行機・船・電車・バスなどの乗り物に本発明に係る改札装置(認証装置)を設置した場合、当該乗り物が施設として機能する。
前述の実施形態では、サーバーの一例として1台のサーバー10を備えた認証システム1を例に挙げて説明したが、サーバーの一例として複数台のサーバー10を備えた認証システム1としても良い。例えば、サーバー10を、認証サーバーや管理サーバー等に分けて機能を分散させても良い。
前述の実施形態では、ユーザー端末50が施設エリア6に入った場合や、各種認証装置と近距離無線接続した場合に、自動で、またはユーザーからの指示により、施設エリア6に入ったことや、各種認証装置と近距離無線接続したことをユーザー端末50の端末表示部54に表示することで報知しても良い。これにより、ユーザーは端末表示部54を確認することで、自身が各種認証装置にて正常に認証可能な状態にあるかどうかを、認証前に認識できる。なお、報知の態様としては端末表示部54に表示するだけではなく、ユーザー端末50に組み込んだ振動部(偏心モーター等)を振動させること、又は音声を音声出力部(スピーカー等)から出力することで報知しても良い。
2 通信ネットワーク
3 ショッピング施設
4 通信ネットワーク
5 アクセスポイント
6 施設エリア
7 装置エリア
10 サーバー
11 サーバー制御部
12 サーバー記憶部
13 サーバー入力部
14 サーバー表示部
15 サーバー通信部
20 自動販売機
20A POS端末
20B 受付装置
21 装置制御部
22 装置記憶部
23 装置操作部
24 装置表示部
25 装置通信部
26 音声出力部
27 認証データ入力部
28 料金決済部
29 商品保管部
30 読取部
50 ユーザー端末
51 端末制御部
52 端末記憶部
53 端末操作部
54 端末表示部
55 端末通信部
111 管理部
112 ユーザー選出部
211 ユーザー認証部
212 商品提供処理部
212A サービス提供処理部
213 画面表示処理部
Claims (9)
- 利用施設内の認証装置で生体認証を行なうための認証システムであって、
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設に入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
利用施設に位置するユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システム。 - 利用施設内の認証装置で生体認証を行なうための認証システムであって、
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設内の認証装置に近接したユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記認証装置に近接したユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
認証装置に近接したユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システム。 - 利用施設内の認証装置で生体認証を行なうための認証システムであって、
個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部、
利用施設に対応付けた施設エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出し、かつ、利用施設内の認証装置に対応付けた装置エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、先に選出された前記利用施設に位置するユーザーの中から前記認証装置に近接するユーザーを選出するユーザー選出部、及び、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部を備えたサーバーと、
前記ユーザー選出部が選出した前記ユーザーに関連付けられた生体データを、通信ネットワークを介して前記サーバーから受信する装置通信部、
認証装置に近接したユーザー自身の生体データを取得する認証データ入力部、及び、
前記装置通信部が受信した前記生体データと前記認証データ入力部が取得した前記生体データを比較することにより、生体認証を行なうユーザー認証部を備えた認証装置と、
を備えたことを特徴とする認証システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の認証システムであって、
前記通信部は、当該認証装置にて生体認証が行われる前に、前記ユーザー情報から取得した前記生体データを送信する、
ことを特徴とする認証システム。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の認証システムであって、
前記記憶部が記憶するユーザー情報には、ユーザーが過去に利用した認証装置に関する履歴情報が各ユーザーに関連付けて設定されており、
前記ユーザー選出部は、選出された前記利用施設に位置するユーザー、又は、選出された前記利用施設内の認証装置に近接するユーザーの中から、前記認証装置を過去に利用したことのあるユーザーを選出し、
前記通信部は、選出された前記認証装置を過去に利用したことのあるユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる当該認証装置に通信ネットワークを介して送信する、
ことを特徴とする認証システム。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の認証システムであって、
前記記憶部には、ユーザーの利用状況が各認証装置に関連付けて設定された装置情報が記憶されており、
前記通信部は、当該認証装置の利用状況に基づいて、前記ユーザー情報から取得した前記生体データを送信する、
ことを特徴とする認証システム。 - 個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部と、
利用施設に入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定された複数ユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記利用施設内の認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバー。 - 個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部と、
利用施設内の認証装置に近接したユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記認証装置に近接したユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記ユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる前記認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバー。 - 個人を特定するための生体データが各ユーザーに関連付けて予め設定されたユーザー情報を記憶する記憶部と、
利用施設に対応付けた施設エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、前記ユーザー情報に設定されたユーザーの中から前記利用施設に位置するユーザーを選出し、かつ、前記利用施設内の認証装置に対応付けた装置エリアに入ったユーザーが所持するユーザー端末が通信ネットワークとの間で情報通信可能に接続されることにより、先に選出された前記利用施設に位置するユーザーの中から前記認証装置に近接するユーザーを選出するユーザー選出部と、
選出された前記認証装置に近接するユーザーに関連付けられた生体データを前記ユーザー情報から取得し、生体認証が行われる当該認証装置に通信ネットワークを介して送信する通信部と、
を備えたことを特徴とするサーバー。
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