JP7133267B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、詳細には、ベール反転機構に特徴を有する魚釣用スピニングリールに関する。
一般的に、魚釣用スピニングリールは、ハンドルの巻き取り回転操作によって、連動回転するロータ及び前後動するスプールを備えた構造となっており、前記ロータには、スプールの周りを回転する一対のアーム部が取り付けられている。これら一対のアーム部の先端には、ベール支持部材が振り分けバネによって釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置に回動(反転)可能に振り分け支持されると共に、一方のベール支持部材には、釣糸案内部が装着されている(例えば、特許文献1等)。
上記した魚釣用スピニングリールにおいて、仕掛けを放出する際には、ベール支持部材を釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転させた後、釣竿を振り下ろして仕掛けを所定の位置に投擲し、ベール支持部材を元の釣糸巻き取り位置に復帰させる。ベール支持部材が釣糸巻き取り位置に復帰する際、釣糸は、ベール支持部材に取着された半環状の線材からなるベールによってピックアップされて釣糸案内部に誘導され、これにより、釣糸巻き取り状態に移行する。
特開2011-030500号
上記した魚釣用スピニングリールは、実釣時において、頻繁にベール支持部材が反転操作され、実釣時や釣場を移動する場合など、外方に大きく突出して湾曲するベール(要求品質から材質はステンレス材が多い)には外力が加わり易く、変形することがある。このようにベールが変形すると、ベールの反転操作時にロータ及びベール支持部材の回動支持部に不規則な力の作用によって局部的(片当たり)な摩擦抵抗が発生し、反転作動性が悪くなったり、摩耗が促進されてしまう、という問題が生じる。また、海水、水等が付着、滞留し易い環境の厳しい釣場で使用されるため、ロータ及びベール支持部材の組み合わせによっては、腐食の影響を受けて回動支持部の状態が更に悪化してしまう可能性がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ベール支持部材の回動支持部に不規則で局部的な摩擦抵抗が加わっても、ベール支持部材の円滑な反転動作が得られる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に設けられ、ハンドルの巻き取り操作に連動回転するロータを備え、前記ロータのアーム部の先端に、釣糸案内部を有するベール支持部材が付勢部材によって釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置に回動可能に振り分け支持された魚釣用スピニングリールにおいて、前記アーム部と前記ベール支持部材を回動可能に支持する回動支持部は、平坦面と、平坦面から突出する突出部の外周面で回動時の摺動が成され、前記摺動が成される部分に、座面と筒部を一体形成した摺動体が設けられていることを特徴とする。
上記した構成の魚釣用スピニングリールでは、ベール支持部材は、アーム部に対して、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で回動し、前記付勢部材によって、両位置で振り分け保持される。前記ベール支持部材が回動するに際しては、前記アーム部に対してベール支持部材を回動可能に支持する回動支持部において、平坦面と、平坦面から突出する突出部の外周面とで摺動が成される。上記のように、前記摺動が成される部分には、座面と筒部を一体形成した摺動体が設けられているため、ベール部分に外力が作用する等、摺動部分に局所的な摩擦抵抗や抉るような力が加わっても、座面と筒部によって、そのような力が緩和され、ベール支持部材の円滑な反転動作が得られる。特に、海水、水、異物等が侵入し易い環境下においても電食等を効果的に防止することができ、耐久性の向上及び安定したベール支持部材の反転動作が得られる。
本発明によれば、ベール支持部材の回動支持部に不規則で局部的な摩擦抵抗が加わっても、ベール支持部材が円滑に反転動作する魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明に係る魚釣用スピニングリールの一実施形態を示す図であり、アーム部及びベール支持部材の内部構成を示した図。 図1に示す魚釣用スピニングリールにおいて、ベール支持部材が釣糸巻き取り位置に振り分け保持された状態を示す図。 図1に示す魚釣用スピニングリールにおいて、ベール支持部材が釣糸放出位置に振り分け保持された状態を示す図。 アーム部に対してベール支持部材を回動可能に支持する回動支持部に装着される摺動体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図(a)のA-A線に沿った断面図。 図1の主要部の拡大図。 ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分の分解斜視図。 ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分を軸方向から見た図。 ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分を側方から見た図。
図1は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの一実施形態を示す図である。
魚釣用スピニングリール1は、釣竿に装着するための竿取付け部2aが形成されたリール本体2と、リール本体前方に回転可能に配されたロータ3と、ロータ3の回転運動と同期して前後動可能に配されたスプール5とを備えている。前記リール本体2には、ハンドル6が回転可能に支持されており、ハンドル6を巻き取り操作することで、リール本体2内に配設された公知の駆動力伝達機構を介して前記ロータ3は回転駆動され、かつ公知のオシレーティング機構を介して前記スプール5は前後往復駆動される。
前記ロータ3には、略180°の間隔をおいて一対のアーム部3aが対向するように形成されており、夫々の前端部には、ベール8の基端部を取り付けたベール支持部材9が釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で回動(反転)可能に支持されている。ベール支持部材9は、後述するベール反転機構15によって、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置に振り分け保持されるようになっている。なお、ベール8の一方の基端部は、ベール支持部材9に一体的に設けられた釣糸案内部9aに取り付けられている。
上記した構成により、ハンドル6を巻き取り操作することで、ロータ3が回転駆動され、かつスプール5が前後動されるので、釣糸は、釣糸案内部9aを介してスプール5に均等に巻回される。また、釣糸を放出する(仕掛けを投擲する)場合、ベール支持部材9(ベール8)を、図1に示す釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転操作して、釣糸を釣糸案内部9aから外して釣竿を振り下ろすことで行なわれる。そして、釣糸を放出した後は、再び、ベール支持部材9(ベール8)を、図1に示す釣糸巻き取り位置に反転復帰させる。このとき、釣糸はベール8によってピックアップされ、釣糸案内部9aに案内される。
なお、釣糸放出位置にあるベール支持部材9は、公知の自動復帰機構(図示せず)によって、ハンドル6を巻き取り操作することで、釣糸巻き取り位置へ自動で反転復帰することが可能となっている。
次に、図2から図8を参照して、ベール反転機構の構成について説明する。
これらの図において、図2は、ベール支持部材が釣糸巻き取り位置に振り分け保持された状態を示す図、図3は、ベール支持部材が釣糸放出位置に振り分け保持された状態を示す図、図4は、アーム部に対してベール支持部材を回動可能に支持する回動支持部に装着される摺動体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図(a)のA-A線に沿った断面図、図5は、図1の主要部の拡大図、図6は、ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分の分解斜視図、図7は、ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分を軸方向から見た図、そして、図8は、ベール反転機構を構成する作動部材の係合部分を側方から見た図である。
ベール反転機構15は、ロータ3の一方のアーム部3a内に配設されており、本実施形態では、釣糸案内部9aが設けられている側のアーム部内に配設されている。この場合、アーム部3aの内面(対向面)3Bは、カバー体3Aを被着することで閉塞される(図2及び図3は、カバー体3Aを外した状態を示している)。すなわち、ベール反転機構15は、アーム部の内面3Bとカバー体3Aとの間の内部空間内に配設されている。
前記ベール支持部材9とアーム部3aは、回動支持部で面接した状態となっており、この面接状態で、ベール支持部材9は、アーム部3aに対して摺動しながら回動される。具体的に、前記回動支持部は、ベール支持部材9に形成された円形の孔部9bに対して、アーム部3aに形成された断面円形の突出部3bが嵌まり込んだ状態で構成されており、その状態で突出部3bに形成されたネジ孔3b´に対して、外方からネジ部材4が螺入されることで、ベール支持部材9は、アーム部3aに対して回動可能に抜け止め支持される。したがって、ベール支持部材9とアーム部3aの回動支持部は、突出部3bの外周面とベール支持部材の孔部9bの内周面とが面接触した状態、及び、突出部3bの径方向外方の領域の平坦面同士が面接触した状態で、ベール支持部材9は摺動しながら回動する。
上記した回動支持部における回動摺動では、上述したように、ベール8が変形等して抉れるような力が作用すると、ベールの反転操作時に、面接触する領域で局部的(片当たり)な摩擦抵抗が発生してしまい、反転作動性が悪くなったり、摩耗が促進されてしまうという問題が生じるが、回動時の接触領域(摺動が成される部分)に、図4に示すような略円形の座面51と、円筒状の筒部52を一体形成した摺動体50を配設することで、摺動面の滑り性を確保するようにしている。
前記摺動体50は、低摩擦係数で摺動性の良好な材料であり、例えば、ポリアセタール(POM)、四フッ化エチレン樹脂(DTFE)、ナイロン(PA)等の樹脂材で一体形成することが可能であり、樹脂材料による摺動体50が回動支持部の面接触する領域に介在した状態になることで、滑り性の向上が図れ、円滑な回動操作が得られる。摺動体50は、単なるカラー部材やワッシャとは異なり、ベール支持部材9が回動するに際して、摺動抵抗が作用する突出部の外周面、及び、突出部の径方向外方の平坦面領域の全てに介在された状態(座面51と筒部52が一体形成される)となることから、ベール支持部材やアーム部の構成材料を考慮して、適切な材料(電食などが生じない材料)で形成することで、長期にわたって円滑な回動が実現できる。
なお、このように形成された摺動体50は、アーム部3aの突出部3bに筒部52を嵌め込み、その状態でベール支持部材9の孔部9bを突出部3bに嵌め込むだけで簡単にセットすることが可能である。また、前記摺動体50の座面51には、後述する作動部材18が回動した際、その先端領域(屈曲部18a)が移動できるように、円弧状の切欠き53が形成されている。
上記したアーム部3aの突出部3bの周囲には、円弧状の長穴3cが形成されており、ベール支持部材9を回動させた際、ベール支持部材9の孔部9bの径方向外方に突出形成された凸部9cが長穴3c内を移動するようになっている。この場合、ベール支持部材9に形成される凸部9cは、釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置になったとき、それぞれ長穴3cの端面3d及び端面3eに当て付いて回動が規制されるようになっている(図2及び図3参照)。
また、上記した摺動体50は、単にアーム部3aとベール支持部材9との間に介在する構成であっても良いが、摺動体50の座面51に、前記凸部9cが嵌入するように開口54を形成しておき、ベール支持部材9と共に一体回動できるように構成することが好ましい。
前記ベール反転機構15は、アーム部3aの略中心部分に支軸16aを中心として回動可能に支持された筒状の保持体16と、保持体16内に挿通されると共に、保持体と一体的に回動する棒状の作動部材18と、作動部材18を付勢する付勢部材20とを備えている。この場合、付勢部材20は、作動部材18を囲繞するように配設されたコイルバネ(以下、バネ20とする)によって構成されており、ベール支持部材9を、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置とに振り分け保持する機能を有する。なお、作動部材18は、保持体16を貫通するように配設されており、前記バネ20は、一端が保持体16の底部に当て付けられ、かつ、他端が後述する回転防止部材28に当て付けられた状態で作動部材18に係合している。
前記棒状の作動部材18の先端部は、外側に折り曲げられており(折り曲げられた部分を屈曲部18aとする)、この部分は、ベール支持部材9の孔部9bの近傍に形成された嵌合穴9dに嵌合されている。なお、作動部材18は、支持アーム3aの内面3Bに沿って延出しており、その基端側は、リール本体側に向けて延出し、ベール支持部材9が釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転された際、その端部18bが公知の自動復帰機構(図示せず)の反転部材に係合可能となっている。この自動復帰機構は、ハンドルを巻き取り操作してロータが回転駆動されると、ロータに設けられた係合部が反転部材に当接して作動部材18を釣糸巻き取り位置に復帰させる機能を有する。
上記した嵌合穴9dは、屈曲部18aが嵌合するような形状(屈曲部18aの断面形状と略等しい形状;円形状)で構成することができるが、本実施形態では、作動部材18が図2で示す釣糸巻き取り位置と、図3で示す釣糸放出位置との間で回動する際、屈曲部18aが微動(遊度をもって嵌合)できるように、楕円形状に形成されている。
このように、作動部材18の屈曲部18aを、楕円形状の嵌合穴9dに対して遊度を持たせて係合させることで、作動部材18が図2で示す釣糸巻き取り位置と、図3で示す釣糸放出位置に振り分け保持される際、その付勢力で嵌合穴9dの端部に当て付くようにすることができ、ベールの反転動作に節度感(クリック音)を生じさせることができる。この場合、屈曲部18aには、嵌合穴9dの内面との間で、摺動性が良く摩耗が生じ難くなるように、低摩擦係数で摺動性の良好な材料であり、例えば、ポリアセタール(POM)、四フッ化エチレン樹脂(DTFE)、ナイロン(PA)等の樹脂材で一体形成されたカラー部材60が配設しておくことが好ましい。
前記回転防止部材28は、前記嵌合穴9dと対向する側に平面部28aを具備しており、平面部28aをベール支持部材9と対向する支持アーム3aの対向面(本実施形態では、前記支持アームの内面3Bとされる)に当接させている。この場合、平面部28aについては、作動部材18に対して軸方向から装着される別体の部材(以下、このような部材を回転防止部材と称する)28によって構成することが可能である。
前記回転防止部材28は、図6で示すように、板状の部材(本体28A)の両側を折り曲げることで形成することが可能であり、その一端側を屈曲して平面部28aを形成し、他端側を屈曲して抜け止め壁28bを形成している。また、前記本体28Aには、作動部材18を挿通させる嵌合孔28dが形成されている。前記抜け止め壁28bには、屈曲部18aを位置付けして受けるように、U字状の溝28cが形成されている。この抜け止め壁28bは、上記した屈曲部18aに配設されるカラー部材60を安定化させると共に、抜け止めする機能を備えている。
なお、前記本体28Aは、作動部材18を囲繞して配設されるバネ20の端部を当て付けて、上記した保持体16との間でバネ20を保持する機能を備えている。この場合、作動部材18に、軸方向回りに捩れる力が作用しても、平面部28aと内面3Bとの当接関係によって作動部材18の回転が防止されるため、ベール支持部材9の反転復帰時において、作動部材18が軸回りに回転することが防止され、安定した反転作用が得られる。
次に、上記した構成の魚釣用スピニングリールのベール反転機構15の作用について説明する。
ベール支持部材9を、図1及び図2に示す釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に回動操作すると、図3に示すように、アーム部3aに形成された長穴3cに沿ってベール支持部材9の凸部9cが移動し、長穴3cの端面3eに当て付いて回動が規制される。そして、この位置(釣糸放出位置)は、前記作動部材18を付勢するバネ20の付勢力によって振り分け保持される。この回動操作時にデッドポイントを超えたとき、作動部材18の屈曲部18aに配設されるカラー部材60が嵌合穴9d内で微動し、バネ20の付勢力で嵌合穴9dの端部に当て付き、ベールが釣糸放出位置に回動したことが節度感(クリック音)によって把握することができる。
そして、仕掛け投擲後、ハンドル6を巻き取り操作するか、或いは、ベール8を摘まんで反転操作することで、アーム部3aは、釣糸巻き取り位置に反転復帰する。このとき作動部材18は、バネ20のデッドポイントを超え、図2に示す釣糸巻き取り位置に反転復帰すると共に、作動部材18の屈曲部18aに配設されるカラー部材60が嵌合穴9d内で微動して嵌合穴9dの端部に当て付き、ベールが釣糸巻き取り位置に復帰したことが節度感(クリック音)によって把握することができる。
前記ベール支持部材9が、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で回動するにあたって、ベール支持部材9とアーム部3aとの間の回動支持部には、座面51と筒部52を一体形成した摺動体50が介在されているため、回動動作が滑らかになると共に、ベール支持部材9及びアーム部3aの摺動部分が摩耗することはなく、長期間に亘って安定した回動操作が行なえるようになる。
また、ベール8が変形等して、抉れるような力や不規則で局部的に摩擦抵抗が作用しても、筒部52に加えて座面51が面受けした状態となって回動時における周方向の摺動が安定し、滑らかな回動動作が得られて最適なベール機能が維持できる。特に、本実施形態では、摺動体50をベール支持部材に取着(摺動体50の開口54をベール支持部材9の凸部9cに嵌合して取着)して、ベール支持部材9と共に一体回動可能にしたことで、より滑らかで安定した回動操作が行なえるようになる。
さらに、本実施形態では、作動部材の屈曲部18aにカラー部材60を配設して、楕円形状の嵌合穴9dに遊度を持たせて係合させているため、繰り返しのベールの反転動作によって、嵌合穴部分が摩耗したり、海水によって電食が生じることがなく、ベールの回動の節度感が低下したり、クリック音が小さくなることが防止される。また、そのようなカラー部材60は、回転防止部材28の抜け止め壁28bによって変動することが規制されるため、係合状態が長期にわたって安定するようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明は、アーム部3aとベール支持部材9との間の回動支持部に、座面51と筒部52を一体形成した摺動体50を配設することで、摺動面の滑り性を確保することに特徴がある。このため、これ以外の構成については、上記した実施形態の構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、回動支持部は、ベール支持部材側に突出部を形成し、アーム部側に突出部が嵌合する孔部が形成された構成であっても良い。また、ベール反転機構の構成についても、上記した構成に限定されることは無く種々変形することが可能である。
1 魚釣用スピニングリール
3 ロータ
3a アーム部
3b 突出部
3A カバー体
3B 内面(対向面)
9 ベール支持部材
9b 孔部
15 ベール反転機構
18 作動部材
18a 屈曲部
20 付勢部材(バネ)
50 摺動体
51 座面
52 筒部

Claims (1)

  1. リール本体に設けられ、ハンドルの巻き取り操作に連動回転するロータを備え、前記ロータのアーム部の先端に、釣糸案内部を有するベール支持部材が付勢部材によって釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置に回動可能に振り分け支持された魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記アーム部と前記ベール支持部材を回動可能に支持する回動支持部は、平坦面と、平坦面から突出する突出部の外周面で回動時の摺動が成され、
    前記摺動が成される部分に、座面と筒部を一体形成した摺動体が設けられており、
    前記アーム部に前記突出部が設けられ、前記ベール支持部材に前記突出部が嵌合する孔部が形成され、前記摺動体を介在して前記ベール支持部材がアーム部に回動可能に取着されており、
    前記ベール支持部材側の回動支持部に、前記摺動体を一体回動可能に取着したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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