JP7132300B2 - 抵抗スポット溶接方法及び抵抗スポット溶接装置 - Google Patents

抵抗スポット溶接方法及び抵抗スポット溶接装置 Download PDF

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Description

本開示は、抵抗スポット溶接方法及び抵抗スポット溶接装置に関する。
板厚の異なる複数の鋼板を重ねたワークを抵抗スポット溶接する場合、ナゲットはワーク全体の厚み中心に形成される。そのため、板厚の小さい鋼板にナゲットが十分に溶け込まない可能性がある。
電流を大きくすることで、ナゲットの溶け込みを増加させることができるが、この場合、スパッタが発生し易くなる。そこで、材質の異なる2種類の電極を用いてナゲットの形成位置を調整することで、接合強度を高める方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2013-173155号公報
上述の抵抗スポット溶接方法では、2種類の電極を用いて溶接を行うため、電極を付け間違えると溶接不良が発生する。また、一方の電極が高熱伝導率の材質とする必要があることから、電極が高価となる。
本開示の一局面は、スパッタの発生を抑えつつ板厚の異なる鋼板の溶接強度を向上できる抵抗スポット溶接方法を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、複数の鋼板が重ね合わされたワークを抵抗スポット溶接装置により溶接する工程を備える抵抗スポット溶接方法である。抵抗スポット溶接装置は、複数の鋼板のうち第1鋼板に接触するように構成された第1電極と、複数の鋼板のうち第1鋼板よりも薄い第2鋼板に接触し、第1電極と共にワークを挟むように構成された第2電極と、を備える。溶接する工程では、溶接中に、第2電極を第1電極に対して第2鋼板の板面と平行な方向に相対的に移動させる。
このような構成によれば、第1鋼板よりも薄い第2鋼板に接触する第2電極が第1電極に対してずれることで、第2電極が第2鋼板にめり込む。これにより、第2電極がずれる前に形成されていたナゲットが、めり込んだ第2電極によって第2鋼板の第2電極がめり込んだ部分を避けるように第2鋼板に押し込まれる。そのため、ナゲットの第2鋼板への溶け込み量が増加する。
その結果、第1電極及び第2電極の材質が制限されることなく、電流を大きくすることによるスタッパの発生を抑制しつつ、板厚の異なる鋼板の溶接強度を向上することができる。
本開示の一態様では、第2電極は、第1電極に対しワークを挟む方向に移動可能であってもよい。溶接する工程では、ワークの厚み方向がワークを挟む方向と交差するようにワークを保持してもよい。このような構成によれば、第1電極及び第2電極がワークを挟む力を利用して溶接中に第2電極を第1電極に対し移動させることができる。
本開示の一態様では、第1電極及び第2電極がワークを挟む方向は鉛直方向と平行であってもよい。このような構成によれば、重力方向とワークの加圧方向とが一致するため、溶接品質を安定させることができる。
本開示の一態様では、第2電極は、ワークの上方に配置されてもよい。このような構成によれば、抵抗スポット溶接装置へのワークの配置(つまり溶接の準備作業)が容易になるため生産性が向上する。
本開示の別の態様は、複数の鋼板が重ね合わされたワークを溶接するように構成された抵抗スポット溶接装置である。抵抗スポット溶接装置は、複数の鋼板のうち第1鋼板に接触するように構成された第1電極と、複数の鋼板のうち第1鋼板よりも薄い第2鋼板に接触し、第1電極と共にワークを挟むように構成された第2電極と、を備える。抵抗スポット溶接装置は、溶接中に、第2電極を第1電極に対して第2鋼板の板面と平行な方向に相対的に移動させるように構成される。
このような構成によれば、上述したようにナゲットの第2鋼板への溶け込み量が増加する。その結果、第1電極及び第2電極の材質が制限されることなく、電流を大きくすることによるスタッパの発生を抑制しつつ、板厚の異なる鋼板の溶接強度を向上することができる。
本開示の一態様では、第2電極は、第1電極に対しワークを挟む方向に移動可能であってもよい。抵抗スポット溶接装置は、ワークの厚み方向がワークを挟む方向と交差するようにワークを保持するワーク保持部をさらに備えてもよい。このような構成によれば、第1電極及び第2電極がワークを挟む力を利用して溶接中に第2電極を第1電極に対し移動させることができる。
本開示の一態様では、第1電極及び第2電極がワークを挟む方向は鉛直方向と平行であってもよい。このような構成によれば、重力方向とワークの加圧方向とが一致するため、溶接品質を安定させることができる。
本開示の一態様では、第2電極は、ワークの上方に配置されてもよい。このような構成によれば、抵抗スポット溶接装置へのワークの配置が容易になるため生産性が向上する。
図1は、実施形態における抵抗スポット溶接装置の模式図である。 図2Aは、抵抗スポット溶接装置による鋼板の溶接状態を示す模式図であり、図2Bは、図2Aの次の溶接状態を示す模式図であり、図2Cは、図2Bの次の溶接状態を示す模式図である。 図3は、実施形態における抵抗スポット溶接方法のフロー図である。 図4Aは、図2Aとは異なる実施形態における抵抗スポット溶接装置による鋼板の溶接状態を示す模式図であり、図4Bは、図4Aの次の溶接状態を示す模式図であり、図4Cは、図4Bの次の溶接状態を示す模式図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す抵抗スポット溶接装置1は、第1鋼板P1と第2鋼板P2とが重ね合わされたワークWを溶接するように構成されている。抵抗スポット溶接装置1は、抵抗溶接機2と、ワーク保持部3とを有する。
第1鋼板P1は、第2鋼板P2よりも厚みが大きい。つまり、第2鋼板P2は、第1鋼板P1よりも薄い。本実施形態では、第2鋼板P2が第1鋼板P1の上に重ね合わされている。また、第1鋼板P1及び第2鋼板P2の材質は特に限定されない。
<抵抗溶接機>
抵抗溶接機2は、ワークWとして配置された第1鋼板P1と第2鋼板P2とを厚み方向に抵抗スポット溶接する。
抵抗溶接機2は、第1電極21と、第2電極22とを備える。第1電極21は、ワークWの下方に配置されている。第2電極22は、ワークWの上方に配置され、第1電極21と共にワークWを挟んで加圧するように構成されている。
第2電極22は、第1電極21に対し、相対的に鉛直方向に移動可能である。本実施形態では、第1電極21及び第2電極22がワークWを挟む方向(つまり第2電極22の移動方向)は鉛直方向と平行である。
第1電極21及び第2電極22は、それぞれ、溶接時にワークWに接触する。具体的には、第1電極21は、第1鋼板P1に接触するように構成されている。第2電極22は、第2鋼板P2に接触するように構成されている。第1電極21と第2電極22との間には、溶接電流がワークWを介して流れる。
<ワーク保持部>
ワーク保持部3は、ワークWの厚み方向(つまり第1鋼板P1及び第2鋼板P2の板面と直交する方向)がワークWを挟む方向(つまり鉛直方向)と交差するように、ワークWを保持するように構成されている。
ワークWは、ワーク保持部3によって、第1鋼板P1の板面及び第2鋼板P2の板面が鉛直方向及び水平方向の双方に対して傾斜するように保持される。ワーク保持部3は、例えば、ワークWを把持する治具を有する。
抵抗スポット溶接装置1は、ワーク保持部3によって保持されたワークWを第1電極21及び第2電極22で挟んだ状態で、第1電極21及び第2電極22間に電流を供給し、第1鋼板P1と第2鋼板P2とを溶接する。
溶接の初期では、図2Aに示すように、第1電極21の中心軸C1と第2電極22の中心軸C2とは一致している。なお、第1電極21の中心軸C1及び第2電極22の中心軸C2は、それぞれの電極の水平方向における中心を通る直線であり、鉛直方向と平行である。
第1電極21と第2電極22との間には、通電によって溶融状態のナゲットNが形成される。ナゲットNの重心は、第1電極21の中心軸C1及び第2電極22の中心軸C2を通る。
溶接がさらに進むと、第1鋼板P1及び第2鋼板P2の溶融(つまり液化)が進む。これにより、第2鋼板P2の膨張による反発力によって第2電極22が上方に持ち上げられる。その結果、図2Bに示すように、溶接の中心(つまり第1電極21の中心軸C1)から離れるように第2鋼板P2の板面に沿って下方に第2電極22がスライドする。
スライドした第2電極22は、溶接の中心からずれた位置において、溶融した第2鋼板P2に上方からめり込む。なお、第2電極22が移動している間、第2電極22の中心軸C2は鉛直方向と平行のままである。つまり、第2電極22は水平方向及び鉛直方向に移動するが、姿勢は変化しない。
このように第2電極22の中心軸C2が第1電極21の中心軸C1とずれた状態で第2電極22が第2鋼板P2にめり込むと、図2Cに示すように、ナゲットNの一部(押し込み部I)が第2電極22から逃げるように第2鋼板P2内に押し込まれる。
押し込み部Iは、ナゲットNにおいて、第1電極21の中心軸C1を挟んで、第2電極22の中心軸C2が通る領域とは反対側の領域の上方に形成される。押し込み部Iは、第2鋼板P2に押し込まれた状態で凝固する。
本実施形態では、第1電極21は、抵抗溶接機2に固定された固定電極である。そのため、第1電極21は、溶接中に水平方向及び鉛直方向のいずれにも移動しない。ただし、第1電極21は、水平方向又は鉛直方向に移動可能に構成されてもよい。
このように、抵抗スポット溶接装置1は、ワークWの溶接中に、第2電極22を第1電極21に対して第2鋼板P2の板面と平行な方向(つまり鉛直方向及び水平方向の双方に交差する方向)に移動させるように構成されている。
なお、「溶接中」とは、通電により鋼板内部に溶融池が形成され始めてから、溶融池の形成が完成する(つまり通電を止める)までの工程を意味する。したがって、抵抗スポット溶接装置1は、溶融池の形成が開始された後に、第2電極22を移動させる。
[1-2.製造方法]
図3に示す抵抗スポット溶接方法は、配置工程S10と、溶接工程S20とを備える。本実施形態の抵抗スポット溶接方法は、例えば、図1の抵抗スポット溶接装置1を用いて実施される。
<配置工程>
本工程では、第1鋼板P1と第2鋼板P2とを厚み方向に重ね合わせたワークWを抵抗溶接機2の第1電極21と第2電極22との間に配置する。また、ワーク保持部3によって、ワークWの厚み方向がワークWを挟む方向と交差するようにワークWを保持する。
<溶接工程>
本工程では、重ね合わされた第1鋼板P1と第2鋼板P2とを抵抗スポット溶接装置1により溶接する。
本工程では、溶接中に、第1電極21及び第2電極22間の圧力(つまり第2電極22のワークWへの押し付け)によって、第2電極22を第1電極21に対して第2鋼板P2の板面と平行に移動させる。
[1-3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1鋼板P1よりも薄い第2鋼板P2に接触する第2電極22が第1電極21に対してずれることで、第2電極22が第2鋼板P2にめり込む。これにより、第2電極22がずれる前に形成されていたナゲットNが、めり込んだ第2電極22によって第2鋼板P2の第2電極22がめり込んだ部分を避けるように第2鋼板P2に押し込まれる。
そのため、ナゲットNの第2鋼板P2への溶け込み量が増加する。その結果、第1電極21及び第2電極22の材質が制限されることなく、電流を大きくすることによるスタッパの発生を抑制しつつ、板厚の異なる鋼板の溶接強度を向上することができる。
(1b)厚み方向が第1電極21及び第2電極22によって挟まれる方向と交差するようにワークWが保持されることで、第1電極21及び第2電極22がワークWを挟む力を利用して溶接中に第2電極22を第1電極21に対し移動させることができる。
(1c)第1電極21及び第2電極22によってワークWを挟む方向を鉛直方向とすることで、重力方向とワークWの加圧方向とが一致するため、溶接品質を安定させることができる。
(1d)第2電極22がワークWの上方に配置されることで、抵抗スポット溶接装置1へのワークWの配置(つまり溶接の準備作業)が容易になるため生産性が向上する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の抵抗スポット溶接装置1及び抵抗スポット溶接方法において、ワークWは、必ずしも厚み方向が第1電極21及び第2電極22によって挟まれる方向と交差するように保持されなくてもよい。
例えば、第2電極22が機械的に第2鋼板P2の板面と平行な方向に移動可能であれば、図4Aに示すように、ワークWの厚み方向が電極によって挟まれる方向と平行となるようにワークWが保持されてもよい。
図4Aの例では、溶接の途中で、例えば抵抗溶接機2に設けられたシリンダー等のスライド機構が、図4Bに示すように第2電極22を第2鋼板P2の板面と平行な方向に移動させる。第2電極22が溶接の中心からずれると、図4Cに示すように、第2電極22が溶融した第2鋼板P2に上方からめり込み、ナゲットNの押し込み部Iが第2電極22から逃げるように第2鋼板P2内に押し込まれる。
(2b)上記実施形態の抵抗スポット溶接装置1及び抵抗スポット溶接方法において、ワークWは3枚以上の鋼板を有してもよい。つまり、第1鋼板P1と第2鋼板P2との間に1枚以上の鋼板が配置されてもよい。
(2c)上記実施形態の抵抗スポット溶接装置1及び抵抗スポット溶接方法において、第1電極21及び第2電極22によってワークWを挟む方向は必ずしも鉛直方向でなくてもよい。ワークWを挟む方向は、水平方向であってもよいし、鉛直方向及び水平方向の双方に交差する方向であってもよい。
(2d)上記実施形態の抵抗スポット溶接装置1及び抵抗スポット溶接方法において、第1電極21はワークWに対し移動可能であってもよい。つまり、第2電極22が第1電極21に対して第2鋼板P2の板面と平行な方向に相対的に移動するように、溶接中に第1電極21及び第2電極22の双方が移動してもよい。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…抵抗スポット溶接装置、2…抵抗溶接機、3…ワーク保持部、21…第1電極、
22…第2電極、C1…中心軸、C2…中心軸、W…ワーク、P1…第1鋼板、
P2…第2鋼板、I…押し込み部、N…ナゲット。

Claims (8)

  1. 複数の鋼板が重ね合わされたワークを抵抗スポット溶接装置により溶接する工程を備える抵抗スポット溶接方法であって、
    前記抵抗スポット溶接装置は、
    前記複数の鋼板のうち第1鋼板に接触するように構成された第1電極と、
    前記複数の鋼板のうち前記第1鋼板よりも薄い第2鋼板に接触し、前記第1電極と共に前記ワークを挟むように構成された第2電極と、
    を備え、
    前記溶接する工程では、溶接中に、前記第2電極を前記第1電極に対して前記第2鋼板の板面と平行な方向に相対的に移動させる、抵抗スポット溶接方法。
  2. 請求項1に記載の抵抗スポット溶接方法であって、
    前記第2電極は、前記第1電極に対し前記ワークを挟む方向に移動可能であり、
    前記溶接する工程では、前記ワークの厚み方向が前記ワークを挟む方向と交差するように前記ワークを保持する、抵抗スポット溶接方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の抵抗スポット溶接方法であって、
    前記第1電極及び前記第2電極が前記ワークを挟む方向は鉛直方向と平行である、抵抗スポット溶接方法。
  4. 請求項3に記載の抵抗スポット溶接方法であって、
    前記第2電極は、前記ワークの上方に配置される、抵抗スポット溶接方法。
  5. 複数の鋼板が重ね合わされたワークを溶接するように構成された抵抗スポット溶接装置であって、
    前記複数の鋼板のうち第1鋼板に接触するように構成された第1電極と、
    前記複数の鋼板のうち前記第1鋼板よりも薄い第2鋼板に接触し、前記第1電極と共に前記ワークを挟むように構成された第2電極と、
    を備え、
    溶接中に、前記第2電極を前記第1電極に対して前記第2鋼板の板面と平行な方向に相対的に移動させるように構成される、抵抗スポット溶接装置。
  6. 請求項5に記載の抵抗スポット溶接装置であって、
    前記第2電極は、前記第1電極に対し前記ワークを挟む方向に移動可能であり、
    前記ワークの厚み方向が前記ワークを挟む方向と交差するように前記ワークを保持するワーク保持部をさらに備える、抵抗スポット溶接装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の抵抗スポット溶接装置であって、
    前記第1電極及び前記第2電極が前記ワークを挟む方向は鉛直方向と平行である、抵抗スポット溶接装置。
  8. 請求項7に記載の抵抗スポット溶接装置であって、
    前記第2電極は、前記ワークの上方に配置される、抵抗スポット溶接装置。
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