JP7130168B1 - 耐水紙、及び該耐水紙を用いた包装紙又は容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記紙基材の少なくとも一部に設けられた耐水コート層と、
前記耐水コート層を有する部分と異なる部分に設けられたヒートシール性のコート層を有する耐水紙を提供する。
[ヒートシール性のコート層]
耐水紙において、ヒートシール性のコート層は、最終的な包装材や容器の形状及び用途に応じて紙基材上の適切な部分に設けられるが、例えば紙基材において、耐水コート層が設けられた面と反対の面にヒートシール性のコート層を設けることがより好ましい。
<水性ヒートシール剤(HS)>
水性ヒートシール剤(HS)は、水性溶剤と、オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体とワックス(W1)を少なくとも含有する。
(水性溶剤)
水性ヒートシール剤HSに用いる水性溶剤としては、水、水に溶解する水溶性有機溶剤等が使用できる。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、または超純水を用いることができる。また、前記水としては、紫外線照射または過酸化水素添加等によって滅菌された水を用いることが、水性顔料分散体やそれを使用したインク等を長期保存する場合に、カビまたはバクテリアの発生を防止することができるため好適である。
(オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体)
水性ヒートシール剤HSで使用するオレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体としては、オレフィンと、α,β-不飽和カルボン酸、α,β-不飽和カルボン酸の金属塩、及び、α,β-不飽和カルボン酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種のモノマーとの共重合体等が挙げられる。具体的には、α,β-不飽和カルボン酸、α,β-不飽和カルボン酸の金属塩又はα,β-不飽和カルボン酸エステルとオレフィンとの共重合体であり、オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸エステル共重合体、エチレン-アクリル酸-無水マレイン酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル-無水マレイン酸共重合体、エチレン-メタクリル酸-無水マレイン酸共重合体、エチレン-メタクリル酸エステル-無水マレイン酸共重合体、及びこれらの金属塩等が挙げられる。これらの共重合体は、単独であっても2種以上の混合物であってもよい。
前記α,β-不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等が挙げられる。これらの中でも、アクリル酸、メタクリル酸が好適に用いられる。これらのα,β-不飽和カルボン酸は、単独あるいは2種以上混合して用いてもよい。
水性ヒートシール剤HSで使用するオレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体は、水性溶剤に分散させた水分散体として使用する。水性溶剤に分散させる方法としては特に限定されず公知の方法で行えばよい。例えば界面活性剤で乳化し水性溶剤中に分散させる方法や、オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体を塩基性化合物で中和したのち水性溶剤中に分散させる方法等が挙げられる。
塩基性化合物による中和度は、オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体が水性溶媒中で安定に存在する中和度であればよい。例えば該共重合体のカルボキシル基の30~100モル%であればよく、より好ましくは40~90モル%であることが望ましい。
(水性ヒートシール剤(HS)に用いるワックス(W1))
水性ヒートシール剤(HS)にワックス(W1)を添加することで耐ブロッキング性を保つ事ができる。前記ワックス(W1)としては、脂肪酸アミドワックス、カルバナワックス、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、みつろう、マイクロクリスタリンワックス、酸化ポリエチレン-ワックス、アマイドワックスなどのワックス、ヤシ油脂肪酸や大豆油脂肪酸などを挙げることができる。これらは単独で使用してもよいし併用してもよい。
前記カルバナワックスの具体例としてはMICROKLEAR 418(Micro Powders,Inc.社製)、精製カルナバワックス1号粉末(日本ワックス株式会社)等が挙げられる。
また、水性ヒートシール剤(HS)では、各種コーターを使用してコーティングする際に泡立つことを防止するため、ポリマー系消泡剤、シリコン系消泡剤、フッ素系消泡剤が好ましく使用される。これら消泡剤としては乳化分散型及び可溶化型などいずれも使用できる。中でもポリマー系消泡剤が好ましい。前記消泡剤の添加量としては、水性ヒートシール剤全量の0.005重量%~0.1重量%が好ましい。
<ヒートシール性のコート層の製造方法>
ヒートシールのコート層は、公知のヒートシール塗工剤あるいはヒートシール剤(HS)を用いて、例えば、紙基材に塗布することにより設けられる。塗布する場合の塗工方法としては公知の方法が使用できる。例えばロールコーター、グラビアコーター、フレキソコーター、エアドクターコーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、スクイズコーター、含浸コーター、トランスファロールコーター、キスコーター、カーテンコーター、キャストコーター、スプレイコーター、ダイコーター、オフセット印刷機、スクリーン印刷機等を使用できる。また塗工後オーブン等で乾燥工程を設けてもよい。
水性ヒートシール剤(HS)を用いる場合、塗工後の固形分の膜厚としては所望の膜厚でよく、例えば食品用の紙容器に使用する場合は、2~12g/m2の範囲であれば耐水性とヒートシール性を十分に得ることができる。中でも5~10g/m2の範囲であることがより好ましい。
[耐水コート層]
本発明の耐水紙は、紙基材上に耐水コート層を有する。該耐水コート層は、最終的な包装材や容器の形状及び用途に応じて紙基材上の適切な部分に設けられるが、前述のように、紙基材においてヒートシール性のコート層が設けられた部分と異なる部分に設けられていることが好ましく、ヒートシール性のコート層が設けられた面と反対の面に耐水コート層を有することがより好ましい。
<耐水性オーバーコーティング組成物(OCM)>
耐水性オーバーコーティング組成物(OCM)は、水性溶剤と、スチレンアクリル系共重合体(A)とワックス(W2)を少なくとも含有する。
(水性溶剤)
水性溶剤としては、上述の水性ヒートシール剤(HS)に用いられる水性溶剤と同様のものを用いることができる。
(スチレンアクリル系共重合体(A))
スチレンアクリル系共重合体(A)は、スチレン類と(メタ)アクリレートの共重合体がコアシェル構造を形成していることが好ましく、スチレン類と(メタ)アクリレートとの共重合体、及びスチレン類と(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との共重合体がコアシェル構造を形成していることがより好ましい。
(ワックス(W2))
耐水性オーバーコーティング組成物(OCM)は、ワックス(W2)を含有することにより、耐水性をより向上させることができる。ワックス(W2)は、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ポリエチレン-ワックス、アマイドワックスから選ばれる少なくとも一つ以上のワックスが好ましく、パラフィンワックス又はマイクロクリスタリンワックスがより好ましい。これらは単独で使用してもよいし併用してもよい。
ワックス(W2)の融点は、30℃~130℃の範囲であることが好ましく、50℃~100℃の範囲であることがより好ましい。
ワックス(W2)の配合量は、スチレンアクリル共重合体(A)100質量%に対して0.5~20質量%であることが好ましく、1~15質量%であることが好ましい。
また複数種のワックスを併用する際には、複数種のワックスを同時に添加してもよいし、複数の工程に分けて添加してもよい。
(その他の添加剤)
耐水性オーバーコーティング組成物(OCM)は、本発明の目的を阻害しない範囲において前記成分の他に、更に、シリカ、アルミナ、ワックス、消泡剤、レベリング剤、粘着性付与剤、防腐剤、抗菌剤、防錆剤等の添加剤が配合されていてもよい。また、スチレンアクリル系共重合体(A)以外の他の樹脂が配合されていてもよい。
中でも、レベリング剤及び/又はワックスが更に配合されていることが好ましい。
更に配合されるワックスは、上記のワックス(W2)とは別で更に添加されるワックス(W3)である。ワックス(W3)を含有することにより、本発明の耐水性オーバーコーティングを塗布した塗工紙を積層した際の、耐ブロッキング性、スクラッチ性、滑り性を向上することができる。
中でも脂肪酸アミドワックス、カルナバワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックスを使用することが好ましく、特にカルナバワックス、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックスを使用することが好ましい。
脂肪酸アミドワックスの具体例としては、例えば、ペラルゴン酸アミド、カプリン酸アミド、ウンデシル酸アミド、ラウリン酸アミド、トリデシル酸アミド、ミリスチン酸アミド、ペンタデシル酸アミド、パルミチン酸アミド、ヘプタデシル酸アミド、ステアリン酸アミド、ノナデカン酸アミド、アラキン酸アミド、ベヘン酸アミド、リグノセリン酸アミド、オレイン酸アミド、セトレイン酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸アミド、これらの混合物及び動植物油脂脂肪酸アミド等が挙げられる。
前記カルナバワックスの具体例としてはMICROKLEAR 418(Micro Powders,Inc.社製)、精製カルナバワックス1号粉末(日本ワックス株式会社)等が挙げられる。
また、ワックス(W3)の融点は、耐油性、耐熱性の観点から、80℃~130℃の範囲であることが好ましい。
る。又、市販品としては、サーフィノール61、82、104(いずれも、エアープロダクツ社製)等のアルキレンオキサイド非変性アセチレングリコール系界面活性剤や、[0037] サーフィノール420、440、465、485、TG、2502、ダイノール604、607(いずれも、エアープロダクツ社製)、サーフィノールSE、MD-20、オルフィンE1004、E1010、PD-004、EXP4300、PD-501、PD-502、SPC(いずれも、日信化学工業(株)製)、アセチレノールEH、E40、E60、E81、E100、E200(いずれも、川研ファインケミカル(株)製)等のアルキレンオキサイド変性アセチレングリコール系界面活性剤等が挙げられる。
<耐水コート層の形成方法>
本発明の耐水コート層は、スチレンアクリル系共重合体(A)とワックス(W2)と水性溶剤を少なくとも含有する耐水性オーバーコーティング組成物を用いて形成されることが好ましい。耐水コート層は、例えば、紙基材にコーティングすることにより紙基材上に設けられる。
[耐水紙]
本発明の耐水紙は、紙基材上に上記した耐水コート層及びヒートシール性のコート層を少なくとも有する構成であり、使用後にそのままリサイクル可能である。
[包装体又は容器]
本発明の耐水紙は、耐水性、防湿性に優れていることから耐水紙及び/又は防湿紙として利用できる。また、本発明の耐水紙を利用して、各種の包装体又は容器として利用できる。更に、ヒートシール性のコート層部分を利用してヒートシールすることにより、箱、袋、容器に加工することができる。
<スチレンアクリル系共重合体(A)の合成>
(製造例1)
窒素ガス置換した四つ口フラスコに、イソプロピルアルコールを100部仕込み、温度を80~82℃に上げた後、滴下ロートに仕込んだスチレン30部、2-エチルヘキシルアクリレート15部、(メタ)アクリル酸20部、メチルメタクリレート5部、過酸化ベンゾイル1部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、過酸化ベンゾイル0.5部を追加し、更に2時間反応させた。温度を40℃に下げ、ジメチルエタノールアミン、イオン交換水を添加した。その後、反応フラスコの温度を80~82℃に上げ、ストリッピングを行ない、最終的に固形分30%の水溶性樹脂を得た。
スチレンアクリル系共重合体(A-1)の合成において、パラフィンワックスの代わりにマイクロクリスタリンワックス(Hi-Mic-1080、日本精蝋株式会社製)を添加した以外はスチレンアクリル系共重合体(A-1)の合成と同様にして、スチレンアクリル系共重合体の水分散体(A-2)を得た。水分散体(A-2)の固形分は35%であり、ガラス転移点は-10℃であった。
スチレンアクリル系共重合体(A)として、スチレン類と(メタ)アクリレートとの共重合体、及びスチレン類と(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との共重合体がコアシェル構造を形成し 、ガラス転移温度が-30℃~10℃の範囲である市販のスチレンアクリル系共重合体の水分散体(A-3)を用いた。水分散体(A-3)の固形分は40%であり、ガラス転移点は-21℃であった。
(参考例1~4)
上記の水分散体(A-1)~(A-3)を使用し、表1の組成に従って混合した組成物をディスパーにて十分攪拌し紙用オーバーコーティング組成物を調整した。該オーバーコーティング組成物を、未ざらしクラフト紙(大王製紙社製、坪量70g)に膜厚の厚みが6g/m2になるように塗布し、乾燥機を用いて150℃にて20秒乾燥させ、実施例1~4の積層体をそれぞれ作製した。
オーバーコーティング組成物を塗布せず、実施例1~4で用いたクラフト紙をそのまま用いた。
工業用硝化綿13部、イソプロピルアルコール55部、酢酸エチル32部を含有する比較用溶剤系ニスを紙用オーバーコーティング組成物に用いた以外は参考例1~4と同様にして、比較例2の積層体を得た。
スチレンアクリル系樹脂28%、イソプロピルアルコール4部、イオン交換水68部を含有する比較用水性ニスを紙用オーバーコーティング組成物に用いた以外は参考例1~4と同様にして、比較例3の積層体を得た。
(耐水性)
水道水をスポイトに採取し、0.1mlを評価用の塗工紙試験片の耐水コート層を設けた面に滴下する。
水道水を滴下後、25℃にて1時間経過後、4時間経過後、5時間経過後、8時間経過後の各時間において、水道水を拭き取り、表面及び裏面を下記評価基準に従って目視で評価する。
○:表面に滴下の跡や、水による膨れがなく、裏面への浸透もない。
△:表面に滴下の跡があり水の浸透はあるものの、裏面への浸透はない。
×:表面に滴下の跡や、水による膨れがあり、裏面への浸透がある。
水道水をスポイトに採取し、0.1mlを評価用の塗工紙試験片に滴下した直後と、3
作製した耐水紙の塗工面と塗工面が接触するように重ね合わせ、10kgf/cm2の加重をかけ、40℃の環境下に48時間経時させ、取り出し後、塗工面と非塗工面の接着具合を、次の4段階で目視評価した。
(評価基準)
◎:全くブロッキングが見られない。
〇:部分的に僅かにブロッキングが見られる。
△:部分的にブロッキングが見られる。
×:全面に渡ってブロッキングが見られる。
作製した耐水紙の塗工面と塗工面が接触するように重ね合わせて、傾斜法により、塗工紙が滑り始める傾斜角を滑り角として測定した。滑り角の測定は滑り角傾斜測定装置(HEIDON社製)を用いて行った。なお、滑り角の値が小さすぎると重ねた時に荷崩れを起こしやすい。大きすぎると塗工物がスタックする可能性がある。そのため適度な滑角を有すると積層した状態の塗工紙から1枚ずつ塗工紙を取り出す等の扱いが容易となり、作業性が向上する。
また、表中のレベリング剤は、サーフィノール420(日信化学工業(株)製)を使用した。
参考例1~4、及び比較例1~3より、耐水性オーバーコーティング組成物(OCM)を設けることにより、耐水性が向上する結果となった。また、参考例4より、ワックス(W3)を更に添加することにより、耐ブロッキング性が向上すると共に、滑り角が低下して作業性が向上した。
ステンレス製のカップを準備し、カップ中に水7gを入れてる。評価用の耐水紙を蜜蝋にてカップ上部を封印する。続いて、カップからはみ出した部分を切り落とし、サンプル瓶を作製したす。サンプル瓶の初期重量を測定し、表3に記載の温度、湿度下に保存して1日経過ごとにサンプル重量を測定し、蒸発した水分量を算出する。なお、40℃条件下において湿度は調整していない。
(製造例4)
エチレン77.8部、アクリル酸エチル11.1部、アクリル酸11.2部を、定法により合成し、エチレンアクリル酸エチルアクリル酸共重合体を得た。
得られた共重合体の25部と、共重合体の酸価に対し中和率100%となるアンモニア、水性溶剤として水、及びワックスとして脂肪酸アミドワックス1.5部を仕込み、攪拌してオレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体と脂肪酸アミドワックスとの水分散体(H1)を得た。
製造例3または製造例4で得た水分散体(H1)30部に水67部及びイソプロピルアルコール3部混合して、水性ヒートシール剤を調整した。
(実施例1~12)
表4~7に記載の紙基材を準備し、紙基材の一方の面に参考例1で用いた耐水性オーバーコーティング組成物を、膜厚の厚みが2g/m2になるように塗布し、乾燥機を用いて150℃にて20秒乾燥させた。続いて、紙基材の他方の面に上記水性ヒートシール剤を膜厚の厚みが2g/m2になるように塗布し、乾燥機を用いて100℃にて30秒乾燥させ、実施例5~10の積層体を作製した。
実施例1~12において、紙用オーバーコーティング組成物を塗布しなかった以外は実施例1~12と同様にして、比較例5~18の積層体を作製した。
(ヒートシール性)
実施例5~18の積層体のヒートシール剤の塗工面と塗工面を重ね、温度80℃~140℃の範囲で加熱後、直ちに0.2MPa加圧、1秒密着条件下のヒートシール機を用いることにより、ヒートシール部を設けた。密着状況は、ヒートシール部を剥がすことにより、紙剥け、紙切れの発生状況から密着強度を評価した上で、完全密着するホットプレートの最低温度を調査した。
6:80℃で完全密着する。
5:90℃で完全密着する。
4:100℃で完全密着する。
3:110℃で完全密着する。
2:120℃で完全密着する。
1:130℃以上でも密着しない。
水道水をスポイトに採取し、0.1mlを評価用の塗工紙試験片の耐水コート層を設けた面に滴下する。滴下は、積層体に設けた山折り部、谷折り部、平面部、及びヒートシール性の評価方法でシートシールしたシール部分の各箇所に行った。水道水を滴下後、25℃にて1時間経過後、3時間経過後、5時間経過後、24時間経過後の各時間において、水道水を拭き取り、表面及び裏面を下記評価基準に従って目視で評価する。
○:表面に滴下の跡や、水による膨れがなく、裏面への浸透もない。
△:表面に滴下の跡があり水の浸透はあるものの、裏面への浸透はない。
×:表面に滴下の跡や、水による膨れがあり、裏面への浸透がある。
ヒートシール性の評価で作成した実施例1~12の塗工紙を3.0cm×5.0cmに断裁し、水酸化ナトリウム1質量%水溶液に入れ、ペイントシェーカー(浅田鉄工株式会社)で30分攪拌させた後の状態を確認したところ、紙が十分に離解し、フィルム状のものは確認されなかった。
一方、市販の紙コップを3.0cm×5.0cmに断裁し、同様の評価を行ったところ、フィルム状のものが残存していることが確認された。従って、実施例で得たポリエチレンフィルムがシート状に残ることが確認された。
従って実施例1~12の塗工紙は、紙リサイクル効率を低下させないことがわかる。
銀竹:未晒しの片艶クラフト紙(日本製紙(株)製、坪量50g/m2)
東海クラフト:未晒しのクラフト紙(新東海製紙(株)製、坪量50g/m2)
両更クラフト:両更未晒のクラフト紙(日本製紙(株)製、坪量50g/m2)
白銀(a):片艶クラフト紙(日本製紙(株)製、坪量24g/m2)
白銀(b):片艶クラフト紙(日本製紙(株)製、50g/m2)
キャピタルラップ:片艶クラフト紙(日本製紙(株)製、50g/m2)
Claims (8)
- 紙基材と、
前記紙基材の少なくとも一部に設けられた耐水コート層と、
前記耐水コート層を有する部分と異なる部分に設けられた ヒートシール性のコート層を有し、
前記耐水コート層は、スチレンアクリル系共重合体(A)とワックス(W2)を含有し、
前記スチレンアクリル系共重合体(A)はスチレン類と(メタ)アクリレートの共重合体及びスチレン類と(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との共重合体がコアシェル構造を形成し、ガラス転移温度が-30℃~10℃の範囲であることを特徴とする耐水紙。 - 前記ヒートシール性のコート層は、オレフィン-α,β不飽和カルボン酸共重合体とワックス(W1)を含有する請求項1に記載の耐水紙。
- 前記ワックス(W1)が、脂肪酸アミドワックス及び/又はカルバナワックスである請求項2に記載の耐水紙。
- 前記ワックス(W2)が、ポリオレフィンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ポリエチレン-ワックス、アマイドワックスから選ばれる少なくとも一つ以上のワックスである請求項1に記載に記載の耐水紙。
- 前記耐水コート層は、水滴下後30分後の接触角が70℃以上である請求項1又は4に記載の耐水紙。
- 前記スチレンアクリル系共重合体(A)中にワックス(W2)を含む請求項1又は4に記載の耐水紙。
- 請求項1に記載の耐水紙を用いた包装体又は容器。
- 請求項1に記載の耐水紙を用い、該耐水紙上に設けられたヒートシール性のコート層を貼り合わせて組み立てられた包装体又は容器。
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