JP7126246B2 - 除雪装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタやローダ等の走行体に設けられる除雪装置に関する。
従来、この種の除雪装置としては、例えば、特開2004-19174号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。図9に示すように、この除雪装置Saは、トラクタからなる走行体Kの前部に接続される除雪部100と、走行体Kの後部に接続されエンジン動力を伝達するPTO軸101の回転により作動させられて除雪部100を駆動する駆動部102とを備えている。除雪部100は、回転させられて雪を集約するオーガ103と、オーガ103を回転可能に保持するオーガケース104と、オーガケース104に設けられオーガ103によって集約された雪を回転させられて排出するブロア105とを備えて構成されている。
オーガケース104には、駆動されてオーガ103及びブロア105を同時に回転させる回転機構107と、この回転機構107を駆動する油圧モータ106とが設けられている。回転機構107においては、オーガ103及びブロア105は、図示外のギヤ機構等を介して連動されている。駆動部102は、PTO軸101に連結させられてPTO軸101の回転により油圧モータ106に供給管路108を通して油圧を供給する油圧ポンプ109を備えて構成されている。110は油圧ポンプ109へオイルを供給するオイルタンク、111は油圧モータ106からのオイルをオイルタンク110へ戻す戻し管路、112は油圧モータ106の負荷が所定以上になったときオイルを戻し管路110に逃がすリリーフ弁である。
この除雪装置Saを、走行体Kに接続するときは、走行体Kの前部において、除雪部100を接続し、走行体Kの後部において、駆動部102を接続する。そして、この除雪装置Saを接続した走行体Kにより除雪を行うときは、走行体Kを前進させる。これにより、PTO軸101の回転により油圧ポンプ109が作動させられるとともに油圧モータ106により回転機構107が駆動させられてオーガ103及びブロア105が回転させられ、オーガ103によって雪が集約され、ブロア105によって集約された雪が吸引されて図示外のシュータから排出されていく。
特開2004-19174号公報
ところで、上記従来の除雪装置Saにおいては、1つの油圧モータ106により回転機構107を駆動して、オーガ103及びブロア105を連係して回転させているので、例えば、オーガ103に作用する雪の負荷が大きくなった場合、ブロア105の回転にも影響を与えることから、ブロア105の雪の吸引力が低下してしまい、雪がブロア105のところに詰まってしまって、稼動を停止せざるを得ないことがあるという問題があった。特に、一般にブロアとオーガには夫々シャーボルトが付いているが、雪が詰まるとこのシャーボルトが切れてその交換作業を行う事態も生じ、作業性を著しく損ねる。また、回転機構107においては、オーガ103及びブロア105は、ギヤ機構等を介して連動されているので、構造が複雑になっているという問題もある。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、オーガの回転機構とブロアの回転機構を別々にし、雪の負荷による影響を極力低減できるようにして、機能性の向上を図った除雪装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の除雪装置は、走行体に設けられ除雪を行う除雪部を備え、該除雪部を、回転させられて雪を集約するオーガと、該オーガを回転可能に保持するオーガケースと、該オーガケースに設けられ上記オーガによって集約された雪を回転させられて排出するブロアとを備えて構成した除雪装置において、
駆動されて上記オーガを回転させるオーガ回転機構と、該オーガ回転機構を駆動するオーガ用油圧モータOMと、駆動されて上記ブロアを回転させるブロア回転機構と、該ブロア回転機構を駆動するブロア用油圧モータBMと、上記オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMに油圧を供給する油圧ポンプPとを備え、上記オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続した構成としている。
この除雪装置により除雪を行うときは、油圧ポンプPを作動させ、走行体を走行させる。これにより、ブロア用油圧モータBMによりブロア回転機構が駆動させられてブロアが回転させられるとともに、オーガ用油圧モータOMによりオーガ回転機構が駆動させられてオーガが回転させられ、オーガによって雪が集約され、ブロアによって集約された雪が吸引されて排出されていく。この場合、例えば、オーガに作用する雪の負荷が大きくなっても、オーガとブロアとは、夫々、オーガ用油圧モータで駆動されるオーガ回転機構と、ブロア用油圧モータで駆動されるブロア回転機構とで、互いに、独立した回転機構により回転させられるので、ブロアにオーガに関連した機械的な回転の影響が反映することがなく、そのため、ブロアによる雪の吸引力が低下して雪がブロアのところに詰る事態を抑制することができ、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。
また、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、これを並列に接続する場合には、オーガ及びブロアの何れかの負荷が大きくなった場合に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの何れか一方のみに油圧が供給され、他方に油圧が供給されない事態を生じることがあるが、このような事態を無くすることができる。即ち、必ず、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの両方に油圧を供給することができるので、この点でも、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。更に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、これらを1つの油圧ポンプPで作動させることができ、その配管も短くすることができ、それだけ、油圧系の構造を単純化することができる。
そして、必要に応じ、上記油圧ポンプP,ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に接続し、上記油圧ポンプPからのオイルを上記ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に供給する構成としている。一般に、ブロアにかかる負荷は、オーガにかかる負荷に比較して大きいことから、先に、油圧ポンプPからのオイルをブロア用油圧モータBMに供給することで、リーク量を低減できる等、油圧供給効率を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記油圧ポンプPは、オイルタンクTからのオイルを吸入する吸入口Pa及びオイルを吐出する吐出口Pbを有し、上記オーガ用油圧モータOMは、オイルの入口ポートOMa及び出口ポートOMbを有し、上記ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMa及び出口ポートBMbを有し、上記油圧ポンプPの吐出口Pbとブロア用油圧モータBMの入口ポートBMaとを供給管路で接続し、上記ブロア用油圧モータBMの出口ポートBMbとオーガ用油圧モータOMの入口ポートOMaとを排出供給管路で接続し、上記オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMbとオイルタンクTとを戻し管路で接続し、上記ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMaから出口ポートBMbに至る経路の内圧が所定以上になったとき該経路のオイルを上記タンクに逃がすドレンポートBMcを有し、該ドレンポートBMcをオイルタンクTに接続した構成としている。これにより、ブロア用油圧モータBMにおいて、オイルの入口ポートBMaから出口ポートBMbに至る経路の内圧が所定以上になったとき、ドレンポートBMcからオイルを逃がすことができるので、安全を図ることができる。
この場合、上記ブロア用油圧モータBMのドレンポートBMcを、上記オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMb近傍の戻し管路にドレン管で接続したことが有効である。ドレン管を、オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMb近傍の戻し管路に接続したので、ドレン管の長さを短くすることができ、それだけ、油圧系の構造を単純化することができる。
また、必要に応じ、上記走行体は、該走行体のための駆動用油圧ポンプを備え、該駆動用油圧ポンプを上記油圧ポンプPとして用いた構成としている。走行体が備えている既存の駆動用油圧ポンプを油圧ポンプPとして用いたので、部品点数を減らすことができ、より一層、油圧系の構造を単純化することができる。
本発明によれば、例えば、オーガに作用する雪の負荷が大きくなっても、オーガとブロアとは、夫々、オーガ用油圧モータで駆動されるオーガ回転機構と、ブロア用油圧モータで駆動されるブロア回転機構とで、互いに、独立した回転機構により回転させられるので、ブロアにオーガに関連した機構的な回転の影響が反映することがなく、そのため、ブロアによる雪の吸引力が低下して雪がブロアのところに詰る事態を抑制することができ、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。
また、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、これを並列に接続する場合には、オーガ及びブロアの何れかの負荷が大きくなった場合に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの何れか一方のみに油圧が供給され、他方に油圧が供給されない事態を生じることがあるが、このような事態を無くすることができる。即ち、必ず、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの両方に油圧を供給することができるので、この点でも、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。更に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、1つの油圧ポンプPで作動させることができ、その配管も短くすることができ、それだけ、油圧系の構造を単純化することができる。
本発明の実施の形態に係る除雪装置を走行体に接続した状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す別の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す右側面図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の除雪部を示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係る除雪装置の駆動系を示す配管図である。 従来の除雪装置の駆動系を示す配管図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る除雪装置について詳細に説明する。
図1に示すように、実施の形態に係る除雪装置Sが接続される走行体Kは、ホイールローダで構成され、そのシャシ1に設けられたブーム2には、ショベル等の種々の作業機が接続される。この走行体Kは、図8に示すように、エンジン4で作動させられる駆動用油圧ポンプ3が搭載されており、この駆動用油圧ポンプ3からの油圧により図示外の油圧モータを回転させて走行可能になっているとともに、この駆動用油圧ポンプ3からの油圧によりブーム2が作動可能になっている。
実施の形態に係る除雪装置Sは、走行体Kに作業機の一つとしてブーム2に接続される除雪部10を備えている。図1乃至図8に示すように、この除雪部10は、回転させられて雪を集約するオーガ11と、オーガ11を回転可能に保持するオーガケース12と、オーガケース12に設けられオーガ11によって集約された雪を回転させられて排出するブロア13とを備えて構成されている。オーガケース12には、ブーム2に接続するための接続部14が形成されている。オーガ11は、走行体Kの幅方向に沿う回転主軸15と、この回転主軸15にその中央を境として左右に夫々固定された螺旋状の一方ブレード11a及び他方ブレード11bとを備え、回転主軸15を中心に一方向に回転させられて雪を回転主軸15の中央に集約する。オーガケース12は、オーガ11の回転主軸15の両端を回転可能に軸支するとともに、オーガ11の回転主軸15の中央に対応した部位に開口し雪を吸入する吸入口16及び排出口17を有している。排出口17には、雪を排出するシュータ18が突設されている。符号19はシュータの角度を可変にする電動モータである。
ブロア13は、オーガケース12の吸入口16内に設けられ、集約された雪を吸入口16から吸入して排出口17から排出させる。ブロア13は、オーガケース12に軸支されるブロア軸13aを有し、先端部側に雪を取込む羽根13bが設けられている。
また、オーガケース12には、オーガ11を回転させるオーガ回転機構20と、このオーガ回転機構20を駆動するオーガ用油圧モータOMとが設けられている。オーガ回転機構20は、オーガ用油圧モータOMの回転軸22及びオーガ11の回転主軸15の一端間に設けられるチェーン伝動機構23を備えて構成されている。チェーン伝動機構23は、オーガ用油圧モータOMの回転軸22に設けられる主スプロケット24と、オーガ11の回転主軸15の一端に設けられる従スプロケット25と、主スプロケット24及び従スプロケット25間に掛渡されるエンドレスのチェーン26とから構成されている。
更に、オーガケース12には、ブロア13を回転させるブロア回転機構30と、このブロア回転機構30を駆動するブロア用油圧モータBMとが設けられている。ブロア回転機構30は、ブロア用油圧モータBMの回転軸32及びブロア13の回転軸の後端間に設けられるチェーン伝動機構33を備えて構成されている。チェーン伝動機構33は、ブロア用油圧モータBMの回転軸32に設けられる主スプロケット34と、ブロア13のブロア軸13aの後端に設けられる従スプロケット35と、主スプロケット34及び従スプロケット35間に掛渡されるエンドレスのチェーン36とから構成されている。これにより、オーガ回転機構20とブロア回転機構30とは独立して設けられるので、それだけ、構造を単純化することができる。
また、本装置Sは、図1,図4及び図8に示すように、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMに油圧を供給する油圧ポンプPを備えている。この油圧ポンプPは、走行体Kのための上記の駆動用油圧ポンプ3で構成されている。油圧ポンプP(3)は、運転席のレバー操作によるバルブの切換えなどにより、オイルタンクTからのオイルを走行体Kの走行用として供給し、あるいは、ブーム2や作業機の駆動用として供給し、あるいはまた、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの作動用として供給する。尚、図1,図4及び図8の配管図においては、バルブ等の切換管路は省略している。
詳しくは、図1,図4及び図8に示すように、油圧ポンプPは、オイルタンクTからのオイルを吸入する吸入口Pa及びオイルを吐出する吐出口Pbを有し、オーガ用油圧モータOMは、オイルの入口ポートOMa及び出口ポートOMbを有し、ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMa及び出口ポートBMbを有している。また、ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMaから出口ポートBMbに至る経路の内圧が所定以上になったとき経路のオイルをタンクTに逃がすドレンポートBMcを有している。
そして、図4及び図8に示すように、油圧ポンプPからのオイルがブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に供給されるように、油圧ポンプP,ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMは、この順に接続されている。具体的には、油圧ポンプPの吐出口Pbとブロア用油圧モータBMの入口ポートBMaとが供給管路40で接続され、ブロア用油圧モータBMの出口ポートBMbとオーガ用油圧モータOMの入口ポートOMaとが排出供給管路41で接続され、オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMbとオイルタンクTとが戻し管路42で接続されている。
また、ブロア用油圧モータBMのドレンポートBMcは、オイルタンクTに接続されている。具体的には、ブロア用油圧モータBMのドレンポートBMcは、オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMb近傍の戻し管路42にドレン管43で接続されている。
尚、オーガ11及びブロア13の回転の始動及び停止は、運転席からのレバー操作により行なうことができる。
従って、実施の形態に係る除雪装置Sを走行体Kに取り付けて除雪を行うときは、走行体Kを進行させるとともに、エンジン4との接続により油圧ポンプPを作動させる。これにより、ブロア用油圧モータBMによりブロア回転機構30が駆動させられてブロア13が回転させられるとともに、オーガ用油圧モータOMによりオーガ回転機構20が駆動させられてオーガ11が回転させられ、オーガ11によって雪が集約され、ブロア13によって集約された雪が吸引されてシュータ18から排出されていく。この場合、例えば、オーガ11に作用する雪の負荷が大きくなっても、オーガ11とブロア13とは、夫々、オーガ用油圧モータOMで駆動されるオーガ回転機構20と、ブロア用油圧モータBMで駆動されるブロア回転機構30とで、互いに、独立して回転駆動させられるので、ブロア13にオーガ11に関連した機械的な回転の影響が反映することがなく、そのため、ブロア13による雪の吸引力が低下して雪がブロア13のところに詰る事態が無くなり、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。
また、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、これを並列に接続する場合には、オーガ11及びブロア13の何れかの負荷が大きくなった場合に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの何れか一方のみに油圧が供給され、他方に油圧が供給されない事態を生じることがあるが、このような事態を無くすることができる。即ち、必ず、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMの両方に油圧を供給することができるので、この点でも、負荷による稼動停止や修理などの影響を低減して、機能性の向上を図ることができる。
更に、オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したので、これらを1つの油圧ポンプPで作動させることができ、その配管も短くすることができ、それだけ、油圧系の構造を単純化することができる。更にまた、油圧ポンプP,ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に接続し、油圧ポンプPからのオイルをブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に供給する構成としたので、一般に、ブロア13にかかる負荷は、オーガ11にかかる負荷に比較して大きいことから、先に、油圧ポンプPからのオイルをブロア用油圧モータBMに供給することで、リーク量を低減できる等、油圧供給効率を向上させることができる。
また、ドレンポートBMcをオイルタンクTに接続したので、ブロア用油圧モータBMにおいて、オイルの入口ポートBMaから出口ポートBMbに至る経路の内圧が所定以上になったとき、ドレンポートBMcからオイルを逃がすことができることから、安全を図ることができる。この場合、ドレン管43を、オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMb近傍の戻し管路42に接続したので、ドレン管43の長さを短くすることができ、それだけ、油圧系の構造を単純化することができる。更に、走行体Kが元々備えている既存の駆動用油圧ポンプ3を油圧ポンプPとして用いたので、それだけ、部品点数を減らすことができ、油圧系の構造を単純化することができる。
尚、本発明の実施の形態において、走行体Kのための駆動用油圧ポンプ3をオーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMに油圧を供給する油圧ポンプPとして用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、別途、用意するようにしてよく、適宜変更して差支えない。また、本発明の実施の形態においては、本装置Sをホイールローダからなる走行体Kに設けた例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、トラクタなど、どのような走行体Kに設けても良いことは勿論である。要するに、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S 除雪装置
K 走行体
1 シャシ
2 ブーム
3 駆動用油圧ポンプ
4 エンジン
T タンク
10 除雪部
11 オーガ
12 オーガケース
13 ブロア
13a ブロア軸
14 接続部
15 回転主軸
16 吸入口
17 排出口
18 シュータ
20 オーガ回転機構
22 回転軸
23 チェーン伝動機構
30 ブロア回転機構
32 回転軸
33 チェーン伝動機構
OM オーガ用油圧モータ
OMa 入口ポート
OMb 出口ポート
BM ブロア用油圧モータ
BMa 入口ポート
BMb 出口ポート
BMc ドレンポート
P 油圧ポンプ
Pa 吸入口
Pb 吐出口
40 供給管路
41 排出供給管路
42 戻し管路
43 ドレン管

Claims (5)

  1. 走行体に設けられ除雪を行う除雪部を備え、該除雪部を、回転させられて雪を集約するオーガと、該オーガを回転可能に保持するオーガケースと、該オーガケースに設けられ上記オーガによって集約された雪を回転させられて排出するブロアとを備えて構成した除雪装置において、
    駆動されて上記オーガを回転させるオーガ回転機構と、該オーガ回転機構を駆動するオーガ用油圧モータOMと、駆動されて上記ブロアを回転させるブロア回転機構と、該ブロア回転機構を駆動するブロア用油圧モータBMと、上記オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMに油圧を供給する油圧ポンプPとを備え、上記オーガ用油圧モータOM及びブロア用油圧モータBMを直列に接続したことを特徴とする除雪装置。
  2. 上記油圧ポンプP,ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に接続し、上記油圧ポンプPからのオイルを上記ブロア用油圧モータBM,オーガ用油圧モータOMの順に供給することを特徴とする請求項1記載の除雪装置。
  3. 上記油圧ポンプPは、オイルタンクTからのオイルを吸入する吸入口Pa及びオイルを吐出する吐出口Pbを有し、上記オーガ用油圧モータOMは、オイルの入口ポートOMa及び出口ポートOMbを有し、上記ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMa及び出口ポートBMbを有し、上記油圧ポンプPの吐出口Pbとブロア用油圧モータBMの入口ポートBMaとを供給管路で接続し、上記ブロア用油圧モータBMの出口ポートBMbとオーガ用油圧モータOMの入口ポートOMaとを排出供給管路で接続し、上記オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMbとオイルタンクTとを戻し管路で接続し、上記ブロア用油圧モータBMは、オイルの入口ポートBMaから出口ポートBMbに至る経路の内圧が所定以上になったとき該経路のオイルを上記タンクに逃がすドレンポートBMcを有し、該ドレンポートBMcをオイルタンクTに接続したことを特徴とする請求項2記載の除雪装置。
  4. 上記ブロア用油圧モータBMのドレンポートBMcを、上記オーガ用油圧モータOMの出口ポートOMb近傍の戻し管路にドレン管で接続したことを特徴とする請求項3記載の除雪装置。
  5. 上記走行体は、該走行体のための駆動用油圧ポンプを備え、該駆動用油圧ポンプを上記油圧ポンプPとして用いたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の除雪装置。
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