JP7125625B2 - 乗物用報知ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用報知ユニットに係り、特に、光の発光及び振動刺激による情報の報知が可能な乗物用報知ユニットに関する。
乗物の室内に設けられた発光部を所定の発光態様にて発光させることで、乗物の乗員に各種情報を知らせる技術は既に知られている。一例を挙げて説明すると、特許文献1に記載の車両用の報知ユニット(特許文献1では「車室の内部の表示システム」と表記)では、車両の周辺情報として車両の周囲における物体の存在を車内の表示ランプの点灯又は点滅によって知らせることが可能である。
より詳しく説明すると、特許文献1では、車両に相手物(具体的には他の自動車、自転車、歩行者等)が接近してきたときに表示ランプを点灯又は点滅させることで当該相手物の存在を乗員に知らせることになっている。また、特許文献1では、表示ランプを左右一対配置し、相手物が存在する側の表示ランプを点灯又は点滅させることにしている。
また、特許文献2には、運転者の認知レベルが低下した場合において、車両の接近の認知を支援する認知支援装置が開示されている。この認知支援装置による報知方法としては、車両の接近をモニタに文字表示によって報知する方法や、アラーム音を出力したり、音声出力をする等の方法が挙げられている。
さらに、特許文献3には、ハンドル部分に弱電触感手段を設けて、運転者の居眠り中に、弱電触感手段から運転者に電気衝撃力を付与することにより、運転者の居眠りを覚ます技術が開示されている。また、特許文献3には、座席に振動手段を設けるようにして、振動手段から振動刺激を付与することの開示もある。
特開2016-74312号公報 特開2010-83205号公報 実開平7-36299号公報
乗物に係る状況を報知する手段として、特許文献1~3のように、光の発光、音による報知、電気的な刺激又は振動刺激による報知のみである場合、つまり、これらの組み合わせに係る報知でない場合には、乗員の視覚、聴覚又は触覚にしか訴えないため、乗員や周囲の状況によっては乗員に的確に伝わらないことがある。特に、音による報知の方法は、車内におけるラジオの聴取等の妨げとなることがあった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗物に係る状況を好適に報知することが可能な乗物用報知ユニットを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用報知ユニットによれば、乗物に取り付けられ、前記乗物内に光を照射する発光部と、乗員が着座するシートに取り付けられた振動部と、前記乗物に係る状況を検出する検出部と、前記発光部及び前記振動部を制御する制御部と、を備え、該制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記発光部に発光させる制御をしつつ、前記振動部によって前記シートに振動を生じさせるように制御し、前記発光部及び前記振動部のそれぞれは、前記乗物の進行方向を基準とした左右方向に分かれて配置されており、前記制御部は、前記乗物の現在位置を特定し、前記乗物が市街地を走行しているか否かを判定する市街地走行判定手段により、前記乗物が市街地を走行していると判定された場合に、前記検出部の検出結果に応じて、前記発光部及び前記振動部のそれぞれの左右方向のどちらか一方向側を発光及び振動させる制御を行い、前記検出部は、前記乗物に接近する物体を検出し、前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記発光部及び前記振動部を制御することにより解決される。
上記構成によれば、光と振動による報知によって、乗物の乗員への報知効果を高めることができる。さらに、音による報知ではないため、ラジオの聴取等の妨げとならない。さらには、特定の人のみに光及び振動による報知が可能となる。
また、上記構成によれば、発光部及び振動部のそれぞれが左右方向に分かれて配置されていることにより、報知態様を多様化できる。
また、上記構成によれば、検出部が、乗物に接近する物体を検出することにより、乗物の外部の物体の接近状況に応じた報知が可能となる。
また、前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記乗物と前記物体との相対速度のうち、少なくとも一つの項目を特定し、該項目の特定結果に応じた態様で、前記発光部及び前記振動部を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、制御部が、乗物と物体とに関係性に係る特定の項目の検出結果に応じて発光部及び振動部を制御することで、当該項目の検出結果に応じた態様による報知が可能となる。
また、前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離が近づくにつれ、又は前記物体が前記乗物に接近するときの接近速度が大きくなるにつれて発光箇所の移動を早くし、及び振動箇所の移動を早くし、又は振動の間隔を短くし若しくは振動の強さを強くするように、前記発光部及び前記振動部を制御してもよい。
上記構成によれば、制御部が、乗物と物体との間の距離が近づくこと、又は物体が乗物に接近するときの接近速度が大きくなることに応じて、発光箇所の移動を早くし、及び振動箇所の移動を早くし、又は振動の間隔を短くし若しくは振動の強さを強くするよう、発光部及び振動部を制御することで、物体の乗物への接近に応じた態様による報知が可能となる。
また、前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離が遠ざかるにつれ、又は前記物体が前記乗物に接近するときの接近速度が小さくなるにつれて発光箇所の移動を遅くし、及び振動箇所の移動を遅くし、又は振動の間隔を長くし、若しくは振動の強さを弱くするように、前記発光部及び前記振動部を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、制御部が、乗物と物体との間の距離が遠ざかること、又は物体が乗物に接近するときの接近速度が小さくなるに応じて、発光箇所の移動を遅くし、及び振動箇所の移動を遅くし、又は振動の間隔を長くし、若しくは振動の強さを弱くするように、発光部及び振動部を制御することで、物体の乗物からの離間に応じた態様による報知が可能となる。
また、前記検出結果が、前記物体が前記乗物に右方向から近づいていることを示すものである場合に、前記制御部は、右方向から左方向に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、右方向から左方向に振動が生じるように複数の前記振動部を制御し、前記検出結果が、前記物体が前記乗物に左方向から近づいていることを示すものである場合に、前記制御部は、左方向から右方向に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、左方向から右方向に振動が生じるように複数の前記振動部を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、制御部が、左右方向の物体の接近に応じて発光部及び振動部を制御することで、物体の乗物への左右方向についての接近方向を容易に認知できる態様で乗員に報知することが可能となる。
また、前記発光部は、前記乗物の前後方向に延在しており、前記振動部は、前記乗物の前後方向に沿って複数配設されていると好ましい。
上記構成によれば、発光部が前後方向に延在しており、振動部が前後方向に複数配設されていることにより、報知態様を多様化できる。
また、前記検出部の検出結果が、前記物体が前記乗物に後方から近づいていることを示すものである場合に、前記制御部は、後方から前方に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、後方から前方に振動が生じるように複数の前記振動部を制御し、前記検出結果が、前記物体が前記乗物に前方から近づいていることを示すものである場合に、前記制御部は、前方から後方に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、前方から後方に振動が生じるように複数の前記振動部を制御するようにしてもよい。
上記構成によれば、制御部が、前後方向の物体の接近に応じて発光部及び振動部を制御することで、物体の乗物への前後方向についての接近方向を容易に認知できる態様で乗員に報知することが可能となる。
また、前記振動部は、前記シートのシートクッションに設けられていてもよい。
上記構成によれば、振動部をシートクッションに設けるようにすることで、振動部をシートクッションに配置しやすく、シートの着座者が常に触れる部分に配置することが可能であるため、報知効果を高めることができる。
本発明によれば、乗物の乗員への報知効果を高めることができ、音による報知ではないため、ラジオの聴取等の妨げとならない。さらには、特定の人のみに光及び振動による報知が可能となる。
また、本発明によれば、乗物の外部の物体の接近状況に応じた報知が可能となる。
また、本発明によれば、乗物と物体とに関係性に係る特定の項目に応じた態様による報知が可能となる。
また、本発明によれば、物体の乗物への接近に応じた態様による報知が可能となる。
また、本発明によれば、物体の乗物からの離間に応じた態様による報知が可能となる。
また、本発明によれば、報知態様を多様化できる。
また、本発明によれば、物体の乗物への左右方向についての接近方向を容易に認知できる態様で乗員に報知することが可能となる。
また、本発明によれば、物体の乗物への前後方向についての接近方向を容易に認知できる態様で乗員に報知することが可能となる。
また、本発明によれば、振動部をシートクッションに配置しやすくでき、報知効果を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る乗物用報知ユニットの構成を示すブロック図である。 車両に搭載されたセンサに関する説明図である。 発光部の配置に関する説明図であり、車室の前方部を示す図である。 発光部の配置に関する説明図であり、車室の側方部を示す図である。 発光部の構成を示す図である。 モータの配置に関する説明図であり、シートの模式的な平面図である。 発光部の発光パターンに関する説明図である。 (a)は、比較的長い間隔で比較的弱い振動を付与する態様を示す図、(b)は、比較的短い間隔で比較的強い振動を付与する態様を示す図である。 注意喚起用制御フローを示す図である。 第1変形例に係る乗物用報知ユニットの構成を示すブロック図である。 第2変形例に係る注意喚起用制御フローを示す図である。 第3変形例に係る乗物用報知ユニットにおける発光部の配置に関する図である。 第3変形例に係る発光部の発光パターンに関する説明図である。 第3変形例に係る乗物用報知ユニットにおけるモータの配置に関する図である。 本発明の第2実施形態に係る乗物用報知ユニットの構成を示すブロック図である。 車両に物体が接近していることを知らせる場合の発光部の発光パターンを示す図である。 バック走行時の制御フローを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下では、本実施形態に係る乗物用報知ユニットとして、車両に搭載された照明装置(以下、車両用報知装置1と呼ぶ)を例に挙げて説明することとする。ただし、本発明は、車両以外の乗物にも適用可能であり、例えば、自動二輪車や自動三輪車、船舶や航空機等にも適用可能である。
なお、以下の説明中、「左右」とは、車両の乗員が車両の前方を見た際の左右方向を意味している。また、「前後方向」とは、車両の前後方向を意味している。
<<第1実施形態>>
(車両用報知装置1の用途)
先ず、第1実施形態に係る車両用報知装置1の用途について概説する。車両用報知装置1は、車両Vに搭載され、車室内(室内に相当)において発光し、シートSに振動を発生させることで車室内に居る乗員、特に運転者に対して接近物の存在を知らせて注意喚起を促すものである。ここで、「接近物」とは、駐車時に車両Vに接近してくる物体であり、車両Vに対して相対的に動いている物である。具体的には、車両Vの周辺にある他の車両や自動二輪車、自転車、人や動物、建物の壁や電信柱等の設置物等が接近物に該当する。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る車両用報知装置1は、車両Vが前方に向かって進行(走行)している間に当該車両Vの運転者が車線変更を行う際に、変更後の車線に接近物としての後方接近車両が存在することを発光及び振動によって車両Vの乗員(厳密には運転者)に知らせる。なお、「後方接近車両」とは、車線変更後(厳密には変更予定)の車線において車両Vの後方を走行している他の車両であって、車両Vから所定距離の範囲内に存在する車両を意味する。
(車両用報知装置1の機器構成)
次に、車両用報知装置1の機器構成について図1を参照しながら説明する。図1は、車両用報知装置1の機器構成を示すブロック図である。図1に示すように、車両用報知装置1は、制御装置2と、センサと、モータ14と、発光部5と、制御回路と、ウィンカーレバー7Aとを有する。
制御装置2は、制御部に相当し、車両ECU(Electric Control Unit)によって構成されている。この制御装置2は、モータ14や発光部5を制御する。また、制御装置2は、接近物がセンサによって検出された際に、車両Vに対する接近物の位置(相対位置)、及び、接近物の移動方向(接近方向)を特定する。さらに、制御装置2は、センサの検出結果に基づき、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度を特定する。ここで、「接近速度」とは、車両Vの速度に対する接近物の相対速度を意味する。
なお、本実施形態に係る制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度の双方を特定するものであるが、上記2つの項目のうち、いずれか一方の項目のみを特定してもよい。
センサは、検出部に相当するものであり、接近物を検出し、その検出結果に応じた信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、センサからの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて、車両Vに対する接近物の位置、接近物の移動方向(接近方向)、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する。
本実施形態において、センサは、図2に示すように車両Vの車体に複数取り付けられている。図2は、車両Vに搭載されたセンサに関する説明図であり、センサの配置位置(図中、黒丸印にて表記)を模式的に示している。センサについて図1及び図2を参照しながら説明すると、本実施形態では、車体の前後左右に1カ所ずつ計4つのセンサが設けられている。つまり、右前センサ3a、右後センサ3b、左前センサ3c及び左後センサ3dが車両Vの車体に取り付けられている。
本実施形態において、各センサは、公知の超音波センサによって構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、マイクロ波レーダからなるセンサを併用してもよい。ちなみに、マイクロ波レーダからなるセンサを用いる場合には、当該センサを車両Vのリアバンパー内(例えば、図2中、バツ印にて表記された箇所)に設置するとよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、前方2カ所のセンサ(すなわち、右前センサ3a及び右後センサ3b)と、後方2か所のセンサ(すなわち、左前センサ3c及び左後センサ3d)とは、それぞれ車両Vの幅方向(左右方向)において対称的に配置されている。ただし、これに限定されるものではなく、センサの個数や配置位置については、前後左右に少なくとも1つずつあればよく、例えば、図2中、白丸印で表記された箇所に更にセンサを追加設置してもよい。
モータ14は、本発明に係る振動部に相当し、回転することによってシートSに振動を生じさせるものであり、アンバランスマスモータから成る所謂「振動モータ」である。
発光部5は、車室内で発光する照明機器である。本実施形態において、発光部5は、複数設置されている。以下、図3及び図4を参照しながら発光部5の配置位置について説明する。図3及び図4は、発光部の配置に関する説明図であり、図3は、車室の前方部を示しており、図4は、車室の側方部を示している。なお、図4では、図示の都合上、ドア周辺に存在する機器(例えば、ハンドル等)の図示を省略している。
本実施形態において、発光部5は、車両Vの幅方向(左右方向)において互いに離れた状態で2つ設けられている。厳密に説明すると、本実施形態では、図3に示すように、車両Vの車室の前方空間のうち、右端に一つの発光部(以下、右側の発光部5A)が配置されており、左端に一つの発光部(以下、左側の発光部5B)が配置されている。
右側の発光部5A及び左側の発光部5Bは、左右方向において対称的に配置されている。また、各発光部5は、図4に示すように、車両VのドアDを構成する部材のうち、車室内に面している部材、具体的にはドアライニングRの前方部分に配置されている。より具体的に説明すると、各発光部5は、ドアライニングR中、窓枠の前端部近傍(厳密には、窓枠のやや下方位置)に配置されている。このような位置に発光部5が配置されていることにより、乗員(厳密には、運転手)の周辺視野内に発光部5が位置するようになる。この結果、乗員が発光部5の発光を認識し易くなる。
なお、発光部5の配置位置については、特に限定されるものではないが、望ましくは乗員の周辺視野内に位置するような配置位置であるとよい。このような配置位置としては、ドアライニングRの前方部分の他、ドア窓と隣接するピラー部、インストルメンタルパネルやダッシュボード等が挙げられる。
発光部5の構成について説明すると、右側の発光部5A及び左側の発光部5Bの各々は、ライン照明型の発光機器によって構成されている。以下、各発光部5の構成の詳細について図5を参照しながら説明する。図5は、発光部5の構成を示す図である。なお、同図では、右側の発光部5Aの構成を示しているが、左右対称となっている点を除き、左側の発光部5Bについても同様の構成となっている。
各発光部5は、図5に示すように、列状に並んだ複数の光源(ライト)を備えている。
より具体的に説明すると、右側の発光部5Aは、5つのライト(第1右側ライト10a、第2右側ライト10b、第3右側ライト10c、第4右側ライト10d、第5右側ライト10e)によって構成され、これらのライトは、前後方向に沿って並んでいる。同様に、左側の発光部5Bは、5つのライト(第1左側ライト10s、第2左側ライト10t、第3左側ライト10u、第4左側ライト10v、第5左側ライト10w)によって構成され、これらのライトは、前後方向に沿って並んでいる。
なお、本実施形態において、ライトがなす列は、図5に示すように、後方部分が緩やかにカーブした形状となっている。ただし、ライトの配置パターンについては、図5に図示のパターンに限定されるものではない。また、発光部5が有するライトの個数は、5個に限定されるものではなく、2個以上の任意の数に設定してもよい。
各発光部5中の各ライトは、制御回路を介して制御装置2によって制御される。具体的に説明すると、制御装置2は、右側発光部制御回路6Aを介して、右側の発光部5を構成する各ライトを制御し、左側発光部制御回路6Bを介して、左側の発光部5を構成する各ライトを制御する。
また、制御装置2は、各発光部5を構成するライトを個別制御することが可能である。より詳しく説明すると、制御装置2は、各発光部5を構成するライトの中から点灯させるライトを選定し、当該ライトのみが点灯するように各発光部5を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所が変化(移動)するようになる。
また、制御装置2は、各発光部5を構成するライトの中で点灯させるライトを切り換える際の速度を変更することにより、発光箇所が移動する際の速度(移動速度)を変更することが可能である。
さらに、制御装置2は、各発光部5を構成するライトを点灯させる際に当該ライトを点滅させることが可能である。これにより、発光部5の発光箇所が点滅しながら移動するようになる。
また、本実施形態において、各ライトは、発光色が切り換えられるライトからなる。そして、制御装置2は、各発光部5を構成するライトを点灯させる際、その発光色を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所の発光色が切り換わるようになる。つまり、本実施形態において、発光部5の発光箇所の発光色は可変である。なお、発光色が切り換え可能なライトについては、公知のものが利用可能であり、発光色の切り換えを行う機構や仕組みについては説明を省略する。
ウィンカーレバー7Aは、車両Vの乗員が車線変更を行う際に操作され、車線変更方向を示す信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、ウィンカーレバー7Aからの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて車線変更方向を特定する。そして、制御装置2は、特定した車線変更方向と同じ側にあるセンサから出力信号を受信すると、変更後(厳密には変更予定)の車線に後方接近車両が存在することを認識する。例えば、ウィンカーレバー7Aからの出力信号として車線変更方向が「右向き」であることを示す信号を受信したとき、制御装置2は、右後センサ3bからの出力信号を受信すると、変更後の車線に後方接近車両が存在することを認識する。
モータ14は、本実施形態においては、図6に示すように、シートSのシートクッションS1に前後左右に配設された右前モータ14a、右後モータ14b、左前モータ14c及び左後モータ14dから構成されている。モータ14を車両V内の前後に設ける構成としては、シートクッションS1の前後に設けると、常に接触する部分であり、配設が容易であるため好適である。一方で、例えば図示せぬアームレストの前後にモータ14を設けるようにしてもよい。
(発光部5の発光について)
次に、発光部5の発光に関して説明する。本実施形態において、発光部5は、車室内の照明として発光する共に、前述したように接近物の存在を乗員に知らせるために発光する。また、本実施形態において、発光部5は、発光箇所が所定方向に移動するように発光する。以下、発光部5の発光パターンについて図7を参照しながら説明する。図7は、発光部5の発光パターンの一例を示す図である。
制御装置2は、センサからの信号受信を通じて車両Vに接近物が接近していることを認識すると、センサからの出力信号に基づき、接近物の位置(厳密には、車両Vに対する接近物の相対位置)及び当該接近物の接近方向を特定する。さらに、制御装置2は、センサからの出力信号に基づき、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度を特定する。
そして、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近物の位置に関する特定結果と対応する一方の発光部5のみを発光させる。つまり、接近物が車両Vの右側に位置する場合、制御装置2は、右側の発光部5Aのみを発光させる。反対に、接近物が車両Vの左側に位置する場合、制御装置2は、左側の発光部5Bのみを発光させる。
また、制御装置2は、発光対象の発光部5が図7に図示した発光パターンにて発光するように発光部5を制御する。具体的に説明すると、制御装置2は、発光対象の発光部5の発光箇所9がセンサにより検出された接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿って移動するように上記の発光部5を制御する。
以下、発光パターンにて詳しく説明すると、制御装置2は、発光対象の発光部5を構成するライトの1つを点灯させると共に、点灯するライトが前後方向に沿って順次入れ替わるように上記の発光部5を制御する。これにより、発光部5の発光箇所9が前後方向(厳密には、発光部5を構成するライトが並ぶ方向)に沿って移動するようになる。この際、発光箇所9は、後方から前方に向かって移動し、発光部5Aの前端に達した後には再び発光部5の後端に戻って上記の移動(後方から前方へ向かう移動)を繰り返す。
なお、上述した発光箇所9の移動方向については、発光対象の発光部5を構成するライトの中で点灯させるライトの順序を前後反転させることで切り替え可能である。すなわち、制御装置2は、発光箇所9が図7に図示した移動方向とは逆方向(前方から後方へ向かう方向)に移動するように発光部5を制御することが可能である。
本実施形態において、制御装置2は、上記の発光パターンにて発光部5Aを発光させるにあたり、発光箇所9の発光色及び移動速度を設定する。そして、制御装置2は、発光箇所9が設定された発光色にて発光しながら設定された移動速度にて移動するように発光部5を制御する。
具体的に説明すると、制御装置2は、センサからの信号受信を通じて車両Vに接近物が接近していることを認識した際に、車両Vと接近物との間の距離を特定する。そして、制御装置2は、上記の距離の特定結果に応じた移動速度にて発光箇所9が移動するように発光部5を制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、上記の距離が短くなるほど発光箇所9が早く移動する一方で上記の距離が長くなるほど発光箇所9が遅く移動するように発光部5を制御する。
また、制御装置2は、上記の距離の特定結果に応じた色に発光箇所9の発光色が変化するように発光部5を制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、上記の距離の特定結果が基準値(接近物の接近度合いを判定する際に参照される値)を超えているか否かを判定する。そして、距離の特定結果が基準値を下回る場合、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第1の発光色(例えば青色)となるように発光部5を制御する。他方、距離の特定結果が基準値を超える場合、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第2の発光色(例えば赤色)となるように発光部5を制御する。
なお、本実施形態では、上述したように、車両Vと接近物との間の距離を特定し、その特定結果に応じて発光箇所9の発光色や移動速度を設定することとしたが、これに限定されるものではない。接近物の接近速度を特定し、その特定結果に応じて発光箇所9の発光色や移動速度を設定してもよい。この場合、制御装置2は、接近速度が大きくなるほど発光箇所9が早く移動する一方で接近速度が小さくなるほど発光箇所9が遅く移動するように発光部5を制御することになる。また、制御装置2が接近速度の特定結果に応じて発光箇所9の発光色を変更する際には、接近速度が基準値を下回る場合には発光箇所9の発光色が第1の発光色となるように発光部5を制御し、接近速度が基準値を超える場合には発光箇所9の発光色が第2の発光色となるように発光部5を制御する。
また、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度の双方を特定し、当該双方の特定結果に応じて発光箇所9の発光色や移動速度を設定してもよい。
さらに、本実施形態において、各発光部5は、発光箇所9が点滅しながら移動するように発光することが可能である。そして、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度のうち、少なくとも一つの項目の特定結果に応じた点滅速度にて発光箇所9が点滅しながら移動するように発光部5を制御することが可能である。
(モータ14の振動について)
次に、モータ14の振動に関して説明する。本実施形態において、モータ14は、前述したように接近物の存在を乗員に知らせるために振動する。また、本実施形態において、モータ14を構成する右前モータ14a、右後モータ14b、左前モータ14c及び左後モータ14dは、振動箇所が所定方向に移動するように、所定の間隔で前後左右に振動箇所が移動するように動作する。
以下、モータ14の振動態様について、図6に加えて、図8を参照しながら説明する。なお、図8(a)は、比較的長い間隔で比較的弱い振動を付与する態様を示す図、図8(b)は、比較的短い間隔で比較的強い振動を付与する態様を示す図である。
制御装置2は、モータ14を構成する右側の右前モータ14a、右後モータ14b、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのうち、接近物の位置に関する特定結果と対応する側のモータ14のみを振動させる。つまり、接近物が車両Vの右側に位置する場合、制御装置2は、右側の右前モータ14a及び右後モータ14bのみを振動させる。反対に、接近物が車両Vの左側に位置する場合、制御装置2は、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのみを振動させる。
また、制御装置2は、振動対象のモータ14の振動箇所がセンサにより検出された接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿って移動するように、上記のモータ14を制御する。
さらに、制御装置2は、接近物の接近距離、接近速度に応じて、振動対象のモータ14が図8(a)又は図8(b)に例示した振動態様で振動するように、これらを制御する。
以下、振動パターンにて詳しく説明すると、制御装置2は、例えば右後モータ14bを振動させた後、その前方にある右前モータ14aを振動させる。制御装置2は、これらの振動が順次入れ替わるようにモータ14を制御する。これにより、モータ14の振動箇所が後方から前方へと移動するようになる。この場合に、右後モータ14bを振動させた後に右前モータ14aを振動させる間隔は、その後の繰り返しによる右前モータ14aを振動させた後に右後モータ14bを振動させる間隔よりも短く設定されている。このような間隔でモータ14が振動することにより、前後にモータ14が2つしかない本実施形態においても、振動の方向性を着座者が感知可能となる。
本実施形態において、制御装置2は、上記の振動パターンにてモータ14を振動させるにあたり、振動の間隔及び振動の強度を設定する。そして、制御装置2は、振動箇所が設定された移動速度にて移動するようにモータ14を制御する。
具体的に説明すると、制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離の特定結果に応じた移動速度にて振動箇所が移動するようにモータ14を制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、上記の距離が短くなるほど振動箇所が早く移動する一方で上記の距離が長くなるほど振動箇所が遅く移動するように、モータ14を制御する。
また、制御装置2は、上記発光パターンの説明の際に説明した距離の特定結果に応じた振動態様となるようにモータ14を制御する。より詳しく説明すると、制御装置2は、上記の距離の特定結果が基準値(接近物の接近度合いを判定する際に参照される値)を超えているか否かを判定する。そして、距離の特定結果が基準値を下回る場合、制御装置2は、モータ14を構成するそれぞれのモータによる振動の振動間隔が、例えば比較的長い図8(a)に示す振動態様となるようにモータ14を制御する。他方、距離の特定結果が基準値を超える場合、制御装置2は、モータ14を構成するそれぞれのモータによる振動の振動間隔が、例えば比較的短い図8(b)に示す振動態様となるようにモータ14を制御する。
なお、本実施形態では、上述したように、車両Vと接近物との間の距離を特定し、その特定結果に応じて振動の間隔や強度を設定したり、振動箇所の移動速度を設定することとしたが、これに限定されるものではない。接近物の接近速度を特定し、その特定結果に応じて振動の間隔や強度を設定したり、振動箇所の移動速度を設定してもよい。この場合、制御装置2は、接近速度が大きくなるほど振動箇所が早く移動する一方で接近速度が小さくなるほど振動箇所が遅く移動するようにモータ14を制御することになる。また、制御装置2が接近速度の特定結果に応じて振動の間隔や強度を変更する際には、接近速度が基準値を下回る場合には振動の間隔を長くしたり、振動の強度を低めるようにモータ14を制御し、接近速度が基準値を超える場合には振動の間隔を短くしたり、振動の強度を高めるようにしてモータ14を制御する。
また、車両Vと接近物との間の距離及び接近物の接近速度の双方を特定し、当該双方の特定結果に応じて振動の間隔や強度、振動箇所の移動速度を設定してもよい。
<<制御装置2による発光部5及びモータ14の制御の流れについて>>
次に、制御装置2による発光部5及びモータ14の制御の流れについて説明する。本実施形態において、制御装置2は、車両Vの乗員が車線変更のためにウィンカーレバー7Aを操作すると、これをトリガーとして、図9に図示した注意喚起用制御フローを実施して発光部5及びモータ14を制御する。図9は、注意喚起用制御フローを示す図である。以下では、注意喚起用制御フローについて図9を参照しながら説明することとする。
注意喚起用制御フローでは、先ず、制御装置2がセンサからの出力信号の受信の有無を通じて後方からの接近物(具体的には後方接近車両)が存在するか否かを判定する(S001)。具体的に説明すると、制御装置2は、ウィンカーレバー7Aからの出力信号に基づいて車線変更方向を特定する。その後、右後センサ3b及び左後センサ3dのうち、特定された車線変更方向と同じ側に位置するセンサが後方接近車両を検出すると、当該センサから制御装置2へ信号が出力される。かかる信号を受信すると、制御装置2は、変更後の車線に後方接近車両が存在すると判定する。
そして、ステップS001において後方接近車両が存在すると制御装置2が判定した場合、ステップS002に移行し、後方接近車両が存在しないと制御装置2が判定した場合、ステップS008に移行する。
ステップS002において、制御装置2は、センサからの出力信号に基づき、後方接近車両の位置(車両Vに対する相対位置)と、車両Vと後方接近車両との間の距離と、を特定する。その後、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、後方接近車両の位置の特定結果と対応する一方の発光部5を選定する(S003)。本ステップS003において選定された発光部5は、その後の発光動作において発光対象(すなわち、制御装置2による制御の対象)となる発光部5である。
また、制御装置2は、ステップS002にて特定した距離の特定結果に応じて、発光部5を発光させた際の発光箇所9の移動速度及び発光色を設定する(S004)。より具体的に説明すると、制御装置2は、所定の算出式に距離をパラメータとして代入することで発光箇所9の移動速度を算出する。この際、移動速度は、距離が短くなるほど大きくなり、距離が長くなるほど小さくなるように算出される。また、制御装置2は、距離の特定結果と基準値とを比較し、距離が基準値を下回っている場合には発光色を第1の発光色に設定し、距離が基準値を超えている場合には発光色を第2の発光色に設定する。
また、ステップS002の後、制御装置2は、左右それぞれに2個ずつ設けられたモータ14のうち、後方接近車両の位置の特定結果と対応する一方のモータ14を選定する(S005)。本ステップS005において選定されたモータ14は、その後の振動付与動作において駆動対象(すなわち、制御装置2による制御の対象)となるモータ14である。
また、制御装置2は、ステップS002にて特定した距離の特定結果に応じて、モータ14を振動させた際の振動箇所の移動速度、振動間隔及び振動強さ(振動態様)を設定する(S006)。より具体的に説明すると、制御装置2は、所定の算出式に距離をパラメータとして代入することで移動速度、振動間隔及び振動強さを設定する。この際、例えば距離が短くなるほど、振動箇所の移動速度が早くなり、振動間隔が短くなり、振動強さが強くなるように設定する。この接近車両との距離に応じた振動箇所の移動速度、振動間隔及び振動強さの設定は、いずれか一つのみを当該距離に応じて設定するようにしてもよい。
そして、発光箇所9の移動速度及び発光色を設定し、モータ14の振動態様を設定した後、制御装置2は、発光箇所9が接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿って移動するように発光対象の発光部5を制御する(S007)。同様に、制御装置2は、接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿ってシートクッションS1が振動するように、モータ14(右前モータ14a及び右後モータ14b、又は左前モータ14c及び左後モータ14d)を制御する(S007)。より具体的に説明すると、制御装置2は、発光箇所9がステップS004にて設定された発光色にて発光しながら同じくステップS004にて設定された移動速度にて後方から前方へ移動するように上記の発光部5を制御する。さらに、制御装置2は、ステップS006にて設定された振動態様にて、右後モータ14bから右前モータ14aの順、又は左後モータ14dから左前モータ14cの順、つまり後方から前方に振動を発生させるようにモータ14を制御する(S007)。
なお、ステップS007において発光部5を制御する際、発光箇所9が点滅しながら移動するように発光部5を制御してもよい。このとき、ステップS002において特定した距離(車両Vと後方接近車両との間の距離)に応じた点滅速度にて発光箇所9が点滅しながら移動するように発光部5を制御すれば、車両Vの乗員(運転者)が後方接近車両の状況(具体的には接近度合い)を把握し易くなる。
その後、制御終了操作が行われるまで、制御装置2は、上述した一連のステップS001~S007を繰り返す(S008)。ここで、制御終了操作は、注意喚起用制御フローを終了させる操作として乗員によって行われる操作であり、具体的には、ウィンカーレバー7Aを元の位置(通常位置)に戻す操作が該当する。
そして、制御終了操作が行われて当該操作が受け付けられたことを制御装置2が認識した時点で、制御装置2は、発光部5を消灯すると共に、モータ14を制御して振動を停止させる(S009)。ステップS009が終了すると、その時点で注意喚起用制御フローが終了する。なお、後方接近車両を検出する前に制御終了操作が行われた場合(すなわち、ステップS001でNo、かつ、ステップS008でYesの場合)、ステップ009が行われずにそのまま注意喚起用制御フローが終了する。
以上のように注意喚起用制御フローでは、車両Vの乗員が車線変更を行う際に変更後の車線において後方接近車両をセンサによって検出すると、制御装置2は、車線変更方向と同じ側に位置する発光部5(換言すると、車両Vから見て後方接近車両と同じ側に配置された発光部5)を発光させる。さらに、制御装置2は、発光部5の発光とともに、車線変更方向と同じ側に位置するモータ14を振動させる。
この際、上記の発光部5は、発光箇所9が前後方向において後方から前方に向かって移動するように発光する。これにより、車両Vの乗員(運転者)は、発光箇所9の移動(流れ)を視認することで変更後の車線に後方接近車両が存在すること、すなわち、変更後の車線において車両Vに接近している物体の接近方向を認識するようになる。
また、モータ14は、後方の右後モータ14b又は左後モータ14dから前方の右前モータ14a又は左前モータ14cの順に振動する。これにより、車両Vの乗員(運転者)は、例え発光部5の発光を見落としたとしても、振動の順番を触覚で感知することで、変更後の車線に後方接近車両が存在すること、すなわち、変更後の車線において車両Vに接近している物体の接近方向を認識するようになる。
なお、発光箇所9が後方から前方に向かって移動するように発光部5が発光すること、及びモータ14が後方から前方に振動することにより、乗員は、後方接近車両が存在することを直感的に把握するようになる。また、注意喚起用制御フローでは、車両Vと接近物との間の距離の特定結果に応じて、発光部5の発光態様(具体的には発光箇所9の移動速度や発光色)、及びモータ14の振動態様(具体的には、モータ14の振動間隔及び振動強さ)を変化させる。これにより、乗員は、発光態様及び振動態様の変化を認識し易くなり、また、変化後の発光態様から接近物の接近度合いを把握するようになる。
また、本実施形態では、左右一対の発光部5のうち、車線変更方向と同じ側に位置する一方の発光部5のみを発光させ、左右にある右前モータ14a及び右後モータ14bと左前モータ14c及び左後モータ14dのうち、一方のモータ14のみを振動させるので、乗員は、接近物の接近方向と共に、接近物の位置(厳密には車両Vの左側及び右側のどちらにあるのか)を的確に把握するようになる。
<<変形例に係る乗物用報知ユニットについて>>
上記の実施形態(すなわち、本実施形態)では、本発明の乗物用報知ユニットの一例として、車線変更時に変更後の車線に後方接近車両が存在していることを発光部5の発光によって乗員に知らせる車両用報知装置1について説明した。ただし、本発明の乗物用報知ユニットについては、他の実施形態も考えられる。次に、本発明の乗物用報知ユニットの変形例として三つの変形例(第1変形例、第2変形例及び第3変形例)について説明する。
なお、以下に説明する各変形例では、上記の実施形態と同様に、車両用報知装置を乗物用報知ユニットの例に挙げて説明することとする。また、各変形例では、上記の実施形態と相違する点を中心に説明する一方で、上記の実施形態と共通する点については説明を省略することとする。
(第1変形例)
第1変形例に係る車両用報知装置1xは、車両Vが停止状態にあるときに車両V内に居る乗員がドアDを開く際、当該ドアD側に後方接近車両が存在している場合にそのことを発光部5の発光、及びモータ14による振動によって乗員に知らせるものである。第1変形例に係る車両用報知装置1xの構成について図10を参照しながら説明すると、ウィンカーレバー7Aの代わりにタッチスイッチ8が設けられている点を除き、図1に図示の構成(すなわち、本実施形態に係る車両用報知装置1の構成)と共通する。なお、図10は、第1変形例に係る車両用報知装置1xの構成を示すブロック図である。
タッチスイッチ8は、車両Vに備えられた各ドアDのドアノブに設置されており、乗員がドアノブに触ることで作動し、その際に信号を制御装置2に向けて出力する。制御装置2は、タッチスイッチ8からの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて開対象のドアDを特定する。そして、制御装置2は、開対象のドアDと同じ側にあるセンサから出力信号を受信すると、そのドアD側に後方接近車両が存在することを認識する。例えば、右側のドアDのドアノブに設置されたタッチスイッチ8から信号を受信したとき、制御装置2は、右後センサ3bからの出力信号を受信すると、開対象のドアD側に後方接近車両が存在することを認識する。
そして、第1変形例において、制御装置2は、開対象のドアD側に後方接近車両が存在することを認識すると、後方接近車両の位置を特定する。その上で、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、特定した後方接近車両の位置と対応する一方の発光部5を制御して当該発光部5を発光させる。また、制御装置2は、モータ14を構成する右側の右前モータ14a、右後モータ14b、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのうち、特定した後方接近車両の位置と対応する側のモータ14のみを制御してモータ14を振動させる。
つまり、第1変形例では、開対象のドアD側に後方接近車両が存在するとき、制御装置2が注意喚起用制御フローを実行して発光部5を発光させ、モータ14を振動させる。
なお、第1変形例に係る注意喚起用制御フローは、乗員が開対象のドアDのドアノブに触れてタッチスイッチ8が作動すると、これをトリガーとして開始され、図9に図示の注意喚起用制御フローと略同様の手順に従って行われる。ちなみに、第1変形例の注意喚起用制御フローでは、乗員がドアノブから手を放す操作が制御終了操作に該当する。つまり、第1変形例では、乗員がドアノブから手を放してタッチスイッチ8がオフになると注意喚起用制御フローが終了する。
また、第1変形例に係る注意喚起用制御フロー中、発光部5を発光させ、モータ14を振動させるステップ(図9中のステップS007に相当するステップ)では、発光部5の発光箇所9、及びモータ14の振動箇所が後方から前方に向かって移動するように、発光部5及びモータ14(後方接近車両の位置と対応する一方の発光部5及びモータ14)を制御する。これにより、車両Vの乗員は、発光箇所9の移動(流れ)を視認すること、及び振動箇所の移動を感知することで開対象のドアDに後方接近車両が接近していること、すなわち、開対象のドアDに接近している物体の接近方向を直感的に把握するようになる。
(第2変形例)
第2変形例に係る車両用報知装置は、車両Vが前方に向かって走行している間に車両Vの前方から当該車両Vに接近する物体(接近物)が存在している場合に、そのことを発光部5の発光によって知らせるものである。より具体的に説明すると、第2変形例では、例えば夜間や雨天時に車両Vが市街地を走行している間、当該車両Vの前方から自転車(厳密には無灯火の自転車であり、以下、接近自転車)が接近していると、接近自転車をセンサにより検出し、さらに、発光部5を発光させるとともに、モータ14を振動させることで接近自転車の存在を乗員に知らせる。
第2変形例に係る車両用報知装置の構成は、図1に図示の構成(すなわち、本実施形態に係る車両用報知装置1の構成)と略共通する。
第2変形例では、センサ(より具体的には右前センサ3a又は左前センサ3c)が接近自転車を検出すると、制御装置2は接近自転車の位置を特定する。その上で、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、特定した接近自転車の位置と対応する一方の発光部5を制御して当該発光部5を発光させる。これとともに、制御装置2は、左右に設けられたモータ14のうち、特定した接近自転車の位置と対応する一方のモータ14を制御して当該モータ14を振動させる。つまり、第2変形例では、接近自転車が存在するとき、制御装置2が注意喚起用制御フローを実行して発光部5を発光させ、モータ14を振動させる。
以下、図11を参照しながら第2変形例に係る注意喚起用制御フローについて説明する。図11は、第2変形例に係る注意喚起用制御フローを示す図である。制御装置2は、車両Vが市街地に進入すると、これをトリガーとして、図11に図示した注意喚起用制御フローを実施して発光部5及びモータ14を制御する。なお、車両Vが市街地に進入したことは、車両Vに搭載された不図示のカーナビゲーションやGPSの機能を通じて検知される。
第2変形例に係る注意喚起用制御フローでは、先ず、制御装置2がカーナビゲーションやGPSの機能を通じて車両Vの現在位置を特定し、車両Vが市街地を走行しているか否かを判定する(S011)。車両Vが市街地を走行していると判定した場合、制御装置2は、センサからの出力信号の受信の有無を通じて接近自転車が存在するか否かを判定する(S012)。具体的に説明すると、右前センサ3a及び左前センサ3cのうち、いずれかのセンサが接近自転車を検出すると、当該センサから制御装置2へ信号が出力される。かかる信号を受信すると、制御装置2は、接近自転車が存在すると判定する。
そして、ステップS012において、接近自転車が存在すると制御装置2が判定した場合、ステップS013に移行し、接近自転車が存在しないと制御装置2が判定した場合、ステップS011に戻る。
ステップS013において、制御装置2は、センサからの出力信号に基づき、接近自転車の位置(車両Vに対する相対位置)と、車両Vと接近自転車との間の距離と、を特定する。その後、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近自転車の位置の特定結果と対応する一方の発光部5を選定する(S014)。本ステップS014において選定された発光部5は、その後の発光動作において発光対象(すなわち、制御装置2による制御の対象)となる発光部5である。
また、制御装置2は、ステップS013にて特定した距離の特定結果に応じて、発光部5を発光させた際の発光箇所9の移動速度及び発光色を設定する(S015)。このステップS015は、図9に図示した注意喚起用制御フロー(すなわち、本実施形態に係る注意喚起用制御フロー)のステップS004と同様の要領で行われる。すなわち、発光箇所9の移動速度は、上記の距離が短くなるほど大きくなり、上記の距離が長くなるほど小さくなるように算出される。また、発光箇所9の発光色は、上記の距離が基準値を下回っている場合には第1の発光色に設定され、距離が基準値を超えている場合には第2の発光色に設定される。
また、ステップS013の後、制御装置2は、左右それぞれに2個ずつ設けられたモータ14のうち、接近自転車の位置の特定結果と対応する一方のモータ14を選定する(S016)。本ステップS016において選択されたモータ14は、その後の振動付与動作において駆動対象(すなわち、制御装置2による制御の対象)となるモータ14である。
また、制御装置2は、ステップS013にて特定した距離の特定結果に応じて、モータ14を振動させた際の振動箇所の移動速度、振動間隔及び振動強さ(振動態様)を設定する(S017)。このステップS017は、図9に図示した注意喚起用制御フロー(すなわち、本実施形態に係る注意喚起用制御フロー)のステップS006と同様の要領で行われる。すなわち、振動箇所の移動速度は、上記の距離が短くなるほど、振動箇所の移動速度が早くなり、振動間隔は短くなり、及び振動強さは強くなるように設定する。この接近車両との距離に応じた振動箇所の移動速度、振動間隔及び振動強さの設定は、いずれか一つのみを、当該距離に応じて設定するようにしてもよい。
そして、発光箇所9の移動速度及び発光色を設定し、モータ14の振動態様を設定した後、制御装置2は、発光箇所9が接近自転車の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿って移動するように発光対象の発光部5を制御する(S018)。同様に、制御装置2は、接近物の移動方向(接近方向)と対応する方向に沿ってシートクッションS1が振動するように、モータ14(右前モータ14a及び右後モータ14b、又は左前モータ14c及び左後モータ14d)を制御する(S018)。より具体的に説明すると、制御装置2は、発光箇所9がステップS015にて設定された発光色にて発光しながら同じくステップS015にて設定された移動速度にて前方から後方へ移動するように上記の発光部5を制御する。さらに、制御装置2は、ステップS017にて設定された振動態様にて、右前モータ14aから右後モータ14bの順、又は左前モータ14cから左後モータ14dの順、つまり前方から後方に振動を発生させるようにモータ14を制御する(S018)。
その後、接近自転車を検出し続ける間、制御装置2は、上述したステップS013~S018を繰り返す(S019)。そして、接近自転車が検出されなくなった時点で、制御装置2は、発光部5を消灯すると共に、モータ14を停止させる(S020)。
以上までに説明してきた一連のステップS011~S020は、車両Vが市街地を走行している間、随時繰り返されることになっており、車両Vが市街地を脱した時点で第2変形例に係る注意喚起用制御フローが終了する。
以上のように第2変形例に係る注意喚起用制御フローでは、夜間や雨天時に車両Vが市街地を走行している間、当該車両Vの前方から接近してくる自転車(接近自転車)をセンサによって検出すると、接近自転車と同じ側に位置する発光部5を発光させ、モータ14を振動させる。この際、上記の発光部5は、発光箇所9が前後方向において前方から後方に向かって移動するように発光し、モータ14は、振動箇所が前後方向において前方から後方に向かって移動するように振動する。これにより、車両Vの乗員(運転者)は、発光箇所9の移動(流れ)を視認、振動箇所の移動を感知することで接近自転車が存在することを直感的に把握するようになる。
(第3変形例)
第3変形例に係る車両用報知装置は、車両Vが前方に向かって走行している間に車両Vの側方から当該車両Vに接近する物体(接近物)が存在している場合に、そのことを発光部5の発光、及びモータ14の振動によって知らせるものである。より具体的に説明すると、第3変形例では、車両Vが所定のエリア(例えば、見通しが悪い交差点の周辺等)を走行している間、当該車両Vの側方から人や自転車等(以下、側方接近物)が接近していると、側方接近物をセンサにより検出し、さらに、発光部5を発光させ、モータ14を振動させて接近自転車の存在を知らせる。
第3変形例に係る車両用報知装置の構成について説明すると、第3変形例では、左右一対の発光部5に加え、第3の発光部5Cが更に設けられている点で、上述した各実施形態とは相違する。第3の発光部5Cについて説明すると、第3の発光部5Cは、図12に示すように、例えばハンドルWに取り付けられている。図12は、第3変形例に係る車両用報知装置における発光部5の配置に関する図である。
また、第3の発光部5Cは、左右一対の発光部5(すなわち、右側の発光部5A及び左側の発光部5B)と同様、ライン照明型の発光機器によって構成されており、列状に並んだ複数の光源(ライト)を備えている。また、第3の発光部5Cを構成するライトは、左右方向(車両Vの幅方向)に沿って並んでいる。
したがって、制御装置2が第3の発光部5Cを制御して発光させる際に当該第3の発光部5Cを構成するライトのうち、点灯するライトが左右方向に順次入れ替わるように制御すると、図13に示すように、第3の発光部5Cの発光箇所9が左右方向に沿って移動するようになる。図13は、第3の発光部5Cの発光パターンに関する説明図である。なお、図13では、発光箇所9が左側から右側に向かって移動するケースを図示しているが、第3変形例に係る制御装置2は、発光箇所9が左側から右側に向かって移動するように第3の発光部5Cを制御することも、発光箇所9が右側から左側に向かって移動するように第3の発光部5Cを制御することも可能である。
そして、第3変形例において、制御装置2は、センサが側方接近物を検出すると、当該側方接近物の位置及び接近方向を特定した上で、第3の発光部5Cの発光箇所9が側方接近物の接近方向と対応する方向に移動するように当該第3の発光部5Cを制御する。同様に、制御装置2は、センサが側方接近物を検出すると、当該側方接近物の位置及び接近方向を特定した上で、モータ14の振動箇所が側方接近物の接近方向と対応する方向に移動するように、当該モータ14を制御する。
具体的に説明すると、制御装置2は、側方接近物が車両Vの左側から接近している場合には、発光箇所9が左側から右側に移動するように第3の発光部5Cを制御し、側方接近物が車両Vの右側から接近している場合には、発光箇所9が右側から左側に移動するように第3の発光部5Cを制御する。
同様に、制御装置2は、側方接近物が車両Vの左側から接近している場合には、振動箇所が左側から右側に移動するように、左前モータ14c又は左後モータ14dを振動させた後に右前モータ14a又は右後モータ14bを振動させる制御し、側方接近物が車両Vの右側から接近している場合には、振動箇所が右側から左側に移動するように、その逆の順番で振動させるようにモータ14を制御する。
以上のように第3変形例では、側方接近物の存在を乗員に知らせる目的で注意喚起用制御フローが実施される。つまり、第3変形例に係る注意喚起用制御フローにおいて、車両Vの乗員は、第3の発光部5Cにおける発光箇所9の移動(流れ)を視認し、モータ14における振動箇所の移動を感知することで側方接近物の存在及びその接近方向を直感的に把握するようになる。ちなみに、第3変形例に係る注意喚起用制御フローは、図11に図示した第2変形例に係る注意喚起用制御フローに準じた手順にて行われる。
特に、第3変形例においては、図14に示すように、シートバックS2の左右に右モータ15a及び左モータ15bから構成されるモータ15を配置するようにしてもよい。なお、図14は、第3変形例に係る乗物用報知ユニットにおけるモータ15の配置に関する図である。このように、シートバックS2に設けられたモータ15によって、左右方向に振動箇所を移動させるようにしてもよい。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態に係る乗物用報知ユニットとしての車両用報知装置1yについて、図15~図17を参照して説明する。なお、図15は、第2実施形態に係る車両用報知装置1yの構成を示すブロック図、図16は、車両Vに物体が接近していることを知らせる場合の発光部の発光パターンを示す図であり、図17は、バック走行時の制御フローを示す図である。
(車両用報知装置1yの用途)
先ず、第2実施形態に係る車両用報知装置1yの用途について概説する。車両用報知装置1yは、車両Vに搭載され、車室内(室内に相当)において発光及び振動することで車室内に居る乗員、特に運転者に対して注意喚起を促すものである。より具体的に説明すると、車両Vを駐車するために当該車両Vがバック走行(後方への走行)を行う際、車両用報知装置1yが車室内に設けられた発光部5の発光、及びモータ14の振動を通じて車両Vの進行方向を運転者に知らせる。
また、車両Vのバック走行時に車両Vに物体(以下、接近物)が急接近している場合には、同じく発光部5の発光、及びモータ14の振動を通じて接近物の存在を運転者に知らせる。ここで、「接近物」とは、駐車スペースを区画する外壁や駐車された他の車両や通行人等、駐車時に車両Vに接近してくる物体であり、車両Vに対して相対的に動いている物である。
(車両用報知装置1yの機器構成)
次に、車両用報知装置1の機器構成について図15を参照しながら説明すると、ウィンカーレバー7Aの代わりにシフトレバー7Bが設けられている点を除き、図1に図示の構成(すなわち、本実施形態に係る車両用報知装置1の構成)と共通する。なお、図15は、第2実施形態に係る車両用報知装置1yの機器構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る制御装置2は、各発光部5を構成するライトすべてを同時に制御することが可能である。より詳しく説明すると、制御装置2は、各発光部5を構成するライトすべてが同時に点灯させたり消灯させたりするように当該各発光部5を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所が点滅するようになる。
シフトレバー7Bは、車両Vの運転・停止及び進行方向を切り換えるために乗員によって操作され、操作後のレバーポジション(以下、シフトポジションとも言う)を示す信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、シフトレバー7Bからの出力信号を受信(検出)すると、当該信号に基づいて車両Vの進行方向を特定する。例えば、シフトポジションが「R(Reverse)」である場合、制御装置2は、車両Vが後方に向かって進行(走行)していることを特定する。つまり、本実施形態においては、制御装置2が制御部の他に検出部としても機能することとなる。
(発光部5の発光について)
次に、本実施形態に係る発光部5の発光に関して説明する。本実施形態において、発光部5は、車室内の照明として発光する共に、接近物の存在を乗員に知らせるため、及び前述したように車両Vの進行方向を知らせるために発光する。また、発光部5の発光パターンには、車両Vの進行方向を知らせる場合のパターンと、接近物が急接近している場合のパターンとがある。以下、発光部5の発光パターンについて図7及び図16を参照しながら説明する。図16は、車両Vに接近物が接近していることを知らせる場合の発光部5の発光パターンを示す図である。
車両Vの進行方向を知らせる場合、制御装置2がシフトポジションに基づいて車両Vの進行方向を特定する。そして、本実施形態では、車両Vが後方に向かって進行(走行)していることを特定したとき、制御装置2は、図7に図示して説明した発光パターンとは逆の順パターン(以下、第1の発光パターン)にて発光するように発光部5を制御する。具体的に説明すると、制御装置2は、発光部5の発光箇所9が特定した車両Vの進行方向と対応する方向に沿って移動するように発光部5を制御する。
なお、第1の発光パターンにて右側の発光部5Aを発光させる際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第1の発光色(本実施形態では青色)となるように当該発光部5Aを制御する。ここで、本実施形態においては、右側の発光部5Aを発光させる例について説明するが、後述するように左側の発光部5Bを発光させるようにしてもよく、両側の発光部5A,5Bを発光させるようにしてもよい。また、発光色は、発光部5の発光態様の一例に相当し、第1の発光色は、第1の発光態様に相当する。なお、発光態様としては、発光色以外にも挙げられ、例えば、発光箇所9の移動速度、発光箇所9の発光強度、発光箇所9の点滅の有無及び点滅速度が挙げられる。
車両Vに接近物が接近していることを知らせる場合、制御装置2は、センサからの出力信号に基づいて接近物の位置(厳密には、車両Vに対する接近物の相対位置)を特定すると共に、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度を特定する。その後、制御装置2は、特定した距離や接近速度が各々の閾値を超えているか否かを判定する。ここで、閾値は、接近物の接近度合いを判定する際に参照される値(基準値)であり、距離や接近速度の各々に対して予め設定されている。つまり、特定した距離や接近速度が各々の閾値を超えていることは、接近物は車両Vに急接近していることを意味する。
そして、制御装置2は、特定した距離及び接近速度のうち、少なくとも一つが上記の閾値を超えていると判定した場合、図16に図示したパターン(以下、第2の発光パターン)にて発光するように発光部5を制御する。この際、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近物の位置に関する特定結果(すなわち、車両Vに対する接近物の相対位置)と対応する方の発光部5のみを発光させる。つまり、接近物が車両Vの右側に位置する場合、制御装置2は、右側の発光部5Aのみを発光させる。反対に、接近物が車両Vの左側に位置する場合、制御装置2は、左側の発光部5Bのみを発光させる。
以下、第2の発光パターンにて詳しく説明すると、制御装置2は、接近物の位置と対応する方の発光部5を構成するライトすべてが同時に点灯し、かつ、同時に消灯するように上記発光部5を制御する。これにより、発光部5の全域が発光箇所9となり、当該発光箇所9が点滅するようになる。
なお、第2の発光パターンにて接近物の位置と対応する方の発光部5を発光させる際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第2の発光色(本実施形態では赤色)となるように当該発光部5を制御する。ここで、第2の発光色は、第2の発光態様に相当し、第1の発光態様に相当する第1の発光色とは異なっている。ちなみに、前述した第1の発光色、及び第2の発光色については特に限定されるものではなく、任意の色に設定することが可能である。
また、本実施形態において、発光箇所9が点滅する際の点滅速度は、一定の速度であるが、これに限定されるものではない。点滅速度を可変とし、接近物の接近度合いに応じて点滅速度を変更してもよく、例えば、接近物が近付くほど点滅速度を早くしてもよい。
(モータ14の振動について)
次に、本実施形態に係るモータ14の振動に関して説明する。
本実施形態において、モータ14は、発光部5と同様に、接近物の存在に加えて車両Vの進行方向を乗員に知らせるために振動する。
モータ14の振動態様の例としては、図8に示して説明したように、図8(a)に示す比較的長い間隔で比較的弱い振動を付与する態様(本実施形態において第1振動という。)、比較的短い間隔で比較的強い振動を付与する態様(本実施形態において第2振動という。)がある。
第1振動は、後述するように、制御装置2が車両Vの進行方向を報知する際に、モータ14に生じさせる振動であり、第2振動は、車両Vに接近物が急接近している場合に制御装置2がモータ14に生じさせる振動である。車両Vに接近物が急接近している場合には、車両Vの進行方向を報知する場合に比較して、緊急の対応が必要であるため、第1振動よりも振動間隔が短く、強い振動であることにより報知効果の高い第2振動が付与されるものとしている。
車両Vの進行方向を知らせる場合で、制御装置2が、車両Vが後方に向かって進行(走行)していることを特定したとき、制御装置2は、第1振動が生じる振動箇所が前方から後方に移動するように、モータ14を制御する。具体的には、制御装置2は、モータ14を構成する前側の右前モータ14aを振動させたのち、後側の右後モータ14bを振動させる。ここで、本実施形態においては、右側の右前モータ14a及び右後モータ14bを振動させる例について説明するが、後述するように左側の左前モータ14c及び左後モータ14dを振動させるようにしてもよく、両側の右前モータ14a、右後モータ14b、左前モータ14c及び左後モータ14dを振動させるようにしてもよい。
車両Vに接近物が接近していることを知らせる場合で、制御装置2が、特定した距離及び接近速度のうち、少なくとも一つが上記の閾値を超えていると判定した場合、図8(b)に示す第2振動にて振動するようにモータ14を制御する。この際、制御装置2は、右側の右前モータ14a、右後モータ14b、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのうち、接近物の位置に関する特定結果と対応する側のモータ14のみを第2振動で振動させる。つまり、接近物が車両Vの右側に位置する場合、制御装置2は、右側の右前モータ14a及び右後モータ14bのみを振動させる。反対に、接近物が車両Vの左側に位置する場合、制御装置2は、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのみを振動させる。
また、本実施形態において、上記の第1振動、第2振動の振動態様はあくまでも一例に過ぎず、例えば、第2振動において、間隔を空けずに連続的に振動を付与するようにしてもよい。
次に、制御装置2による発光部5及びモータ14の制御の流れ(制御フロー)について説明する。本実施形態において、制御装置2は、車両Vが駐車等のためにバック走行しているとき、図17に図示の流れに沿って発光部5及びモータ14を制御する。図17は、バック走行時の制御フローを示す図である。以下では、バック走行時の制御フローについて図17を参照しながら説明することとする。
バック走行時の制御フローが開始されるに際して、シフトポジションが「R」となるようにシフトレバー7Bが操作され、レバー操作後のシフトポジションを示す信号が制御装置2に向けて出力される。制御装置2は、上記の出力信号を受信してシフトポジションが「R」であることを特定すると、これをトリガーとしてバック走行時の制御フローを開始する。
バック走行時の制御フローでは、先ず、制御装置2が現在のシフトポジションに基づいて車両Vの進行方向を特定する(S021)。ここで、シフトポジションが「R」に設定されているので、本ステップS021において制御装置2は、後方に進行している車両Vの進行方向を特定することになる。
その後、制御装置2は、特定した車両Vの進行方向を乗員(厳密には運転者)に知らせるために、右側の発光部5Aが第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御する。つまり、制御装置2は、発光箇所9が前後方向において前方から後方に向かって移動するように右側の発光部5Aを制御する(S022)。なお、この際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第1の発光色(具体的には青色)となるように右側の発光部5Aを制御する。
一方、制御装置2は、発光部5Aを第1の発光パターンで発光させるとともに、振動位置が前方から後方に向かって移動するように第1振動でモータ14を振動させる。(S022)。
また、制御装置2は、各センサ(すなわち、右前センサ3a、右後センサ3b、左前センサ3c及び左後センサ3d)からの出力信号の受信の有無に基づき、各センサが接近物を検出したか否かを判定する(S023)。そして、接近物検出ありと判定したとき、制御装置2は、センサから受信した信号が示す情報に基づき、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する(S024)。その後、制御装置2は、距離及び接近速度の各々の特定結果が閾値を超えているか否かを判定する(S025)。
そして、制御装置2は、距離及び接近速度の各々の特定結果が閾値を超えていないと判定したとき、右側の発光部5Aが引き続き第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御し、第1振動が生じる振動箇所が前方から後方に向かって移動するように、モータ14を制御する。一方、制御装置2は、距離及び接近速度のうち、少なくとも一方の項目の特定結果が閾値を超えていると判定したとき、接近物の位置(車両Vに対する相対位置)を特定する(S026)。その上で、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近物の位置と対応する方の発光部5が第2の発光パターンにて発光するように当該発光部5を制御する。つまり、制御装置2は、発光箇所9が点滅するように、接近物の位置と対応する方の発光部5を制御する(S027)。なお、この際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第2の発光色(具体的には赤色)となるように、接近物の位置と対応する方の発光部5を制御する。
制御装置2は、この場合に、発光部5Aを第2の発光パターンで発光させるとともに、モータ14のうち、接近物の位置に関する特定結果と対応する側のモータ14のみを第2振動で振動させる(S027)。
その後、車両Vと接近物との間の距離や接近物の接近速度が閾値を超えている状態が続く間(S028でYes)、接近物の位置と対応する方の発光部5が第2の発光パターンにて発光し続け、モータ14によってシートSが第2振動で振動し続ける。
一方、距離及び接近速度の双方が閾値を下回ったと判定した場合(S028でNo)、制御装置2は、モータ14を制御して振動を停止させると共に(S029)、それまで行っていた第2の発光パターンでの発光動作を停止させた上で右側の発光部5Aが第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御し、第1振動が生じる振動箇所が前方から後方に向かって移動するように、モータ14を制御する。
以上までに説明してきた一連のステップのうち、ステップS024~S029については、ステップS023において接近物検出ありと判定する間、繰り返し実施される。これに対し、ステップS023において接近物検出なしと判定すると、制御装置2は、シフトレバー7Bからの出力信号の受信の有無に基づき、シフトポジションが変更された否か(分かり易くは、シフトポジションが「R」以外となったか否か)を判定する(S030)。そして、シフトポジションが「R」以外になったと判定した場合、制御装置2は、発光部5を消灯し、モータ14を停止する(S031)。ステップS031が終了すると、その時点でバック走行時の制御フローが終了する。
以上のようにバック走行時の制御フローでは、車両Vがバック走行している間、発光箇所9及び振動箇所が前後方向において前方から後方に向かって移動するように右側の発光部5Aが発光し、モータ14が振動する。これにより、車両Vの乗員(厳密には、運転者)は、発光箇所9の移動(流れ)を視認し、振動箇所の移動を感知することで車両Vの進行方向(すなわち、バック走行中であること)を認識するようになる。
また、上述のバック走行時の制御フローでは、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度のうち、少なくとも一つの項目の特定結果に応じて発光部5の発光パターン(具体的には発光箇所9の範囲、動き及び発光色)、及びモータ14の振動態様(具体的には、振動箇所、振動強さ及び振動間隔)を変更する。これにより、乗員は、発光パターン及び振動態様の変化に基づき、接近物の接近度合いを把握するようになる。
以上までに本発明の乗物用報知ユニットの構成について一例を挙げて説明してきたが、上記の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、車両Vがバック走行しているときに当該車両Vの進行方向を知らせるために発光部5を発光させ、モータ14を振動させることとした。つまり、上記の実施形態では、発光箇所9及び振動箇所が前後方向において前方から後方に向かって移動するように発光部5及びモータ14を制御することとしたが、これに限定されるものではない。車両Vが前方に走行しているときに当該車両Vの進行方向を知らせるために発光部5を発光させ、モータ14を振動させてもよく、この場合には、発光箇所9及び振動箇所が前後方向において後方から前方に向かって移動するように発光部5及びモータ14を制御すればよい。
また、上記の実施形態では、車両Vの進行方向を知らせるために発光させる発光部5(つまり、第1の発光パターンにて発光する発光部5)が左右一対の発光部5のうち、右側の発光部5Aであることとした。同様に、車両Vの進行方向を知らせるために振動させるモータ14(つまり、第1振動にて振動するモータ14)が前後左右に配置された右前モータ14a、右後モータ14b、左側の左前モータ14c及び左後モータ14dのうち、右側の右前モータ14a及び右後モータ14bであることとした。ただし、これに限定されるものではなく、いずれの発光部5を発光させ、いずれのモータ14を振動させるのかについては、乗員の場所(具体的には運転席の場所)に応じて適宜設定するとよい。
また、上記実施形態においては、モータ14,15によって、振動箇所を移動させて、車両の接近方向や車両の進行方向等の方向を報知するものとして説明したが、発光部5の発光箇所の移動によってのみ、このような方向を報知するようにしてもよい。
つまり、モータ14,15の振動によって、発光部5が発光していることのみを報知するようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては、車両の進行方向を知らせるために、発光部5を発光させ、モータ14を振動させるものとして説明したが、本発明はこのような形態に限定されない。例えば、カーナビゲーションシステムで設定された目的への進行方向を光と振動でガイドするようにしてもよい。
1,1x,1y 車両用報知装置(乗物用報知ユニット)
2 制御装置(制御部、検出部)
3a 右前センサ(検出部)
3b 右後センサ(検出部)
3c 左前センサ(検出部)
3d 左後センサ(検出部)
5,5A,5B,5C 発光部
6A 右側発光部制御回路
6B 左側発光部制御回路
7A ウィンカーレバー
7B シフトレバー
8 タッチスイッチ
9 発光箇所
10a,10b,10c,10d,10e 右側ライト
10s,10t,10u,10v,10w 左側ライト
14,15 モータ(振動部)
14a 右前モータ
14b 右後モータ
14c 左前モータ
14d 左後モータ
15a 右モータ
15b 左モータ
D ドア
R ドアライニング
S シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
V 車両(乗物)
W ハンドル

Claims (8)

  1. 乗物に取り付けられ、前記乗物内に光を照射する発光部と、
    乗員が着座するシートに取り付けられた振動部と、
    前記乗物に係る状況を検出する検出部と、
    前記発光部及び前記振動部を制御する制御部と、を備え、
    該制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記発光部に発光させる制御をしつつ、前記振動部によって前記シートに振動を生じさせるように制御し、
    前記発光部及び前記振動部のそれぞれは、前記乗物の進行方向を基準とした左右方向に分かれて配置されており、
    前記制御部は、前記乗物の現在位置を特定し前記乗物が市街地を走行しているか否かを判定する市街地走行判定手段により、前記乗物が市街地を走行していると判定された場合に、前記検出部の前記検出結果に応じて、前記発光部及び前記振動部のそれぞれの左右方向のどちらか一方向側を発光及び振動させる制御を行い、
    前記検出部は、前記乗物に接近する物体を検出し、
    前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記発光部及び前記振動部を制御することを特徴とする乗物用報知ユニット。
  2. 前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記乗物と前記物体との相対速度のうち、少なくとも一つの項目を特定し、該項目の特定結果に応じた態様で、前記発光部及び前記振動部を制御することを特徴とする請求項に記載の乗物用報知ユニット。
  3. 前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離が近づくにつれ、又は前記物体が前記乗物に接近するときの接近速度が大きくなるにつれて発光箇所の移動を早くし、及び振動箇所の移動を早くし、又は振動の間隔を短くし若しくは振動の強さを強くするように、前記発光部及び前記振動部を制御することを特徴とする請求項に記載の乗物用報知ユニット。
  4. 前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離が遠ざかるにつれ、又は前記物体が前記乗物に接近するときの接近速度が小さくなるにつれて発光箇所の移動を遅くし、及び振動箇所の移動を遅くし、又は振動の間隔を長くし、若しくは振動の強さを弱くするように、前記発光部及び前記振動部を制御することを特徴とする請求項又はに記載の乗物用報知ユニット。
  5. 前記検出結果が、物体が前記乗物に右方向から近づいていることを示すものである場合に、
    前記制御部は、右方向から左方向に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、右方向から左方向に振動が生じるように複数の前記振動部を制御し、
    前記検出結果が、前記物体が前記乗物に左方向から近づいていることを示すものである場合に、
    前記制御部は、左方向から右方向に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、左方向から右方向に振動が生じるように複数の前記振動部を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗物用報知ユニット。
  6. 前記発光部は、前記乗物の前後方向に延在しており、
    前記振動部は、前記乗物の前後方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の乗物用報知ユニット。
  7. 前記検出部の前記検出結果が、物体が前記乗物に後方から近づいていることを示すものである場合に、
    前記制御部は、後方から前方に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、後方から前方に振動が生じるように複数の前記振動部を制御し、
    前記検出結果が、前記物体が前記乗物に前方から近づいていることを示すものである場合に、
    前記制御部は、前方から後方に光が移動するように前記発光部を発光させる制御をし、かつ、前方から後方に振動が生じるように複数の前記振動部を制御することを特徴とする請求項に記載の乗物用報知ユニット。
  8. 前記振動部は、前記シートのシートクッションに設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の乗物用報知ユニット。
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