JPH07164958A - 車両用注視点誘導装置 - Google Patents

車両用注視点誘導装置

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JPH07164958A
JPH07164958A JP31071693A JP31071693A JPH07164958A JP H07164958 A JPH07164958 A JP H07164958A JP 31071693 A JP31071693 A JP 31071693A JP 31071693 A JP31071693 A JP 31071693A JP H07164958 A JPH07164958 A JP H07164958A
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JP
Japan
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led
vehicle
light emitting
emitting member
driver
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JP31071693A
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English (en)
Inventor
Takemi Nawata
雄美 縄田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバーの注視点を運転状況に応じた適切
な位置に誘導する 【構成】 LED72は、自車両の左フロントピラー7
6の車室内側に、LED68は、自車両の右フロントピ
ラー74の車室内側に、LED66は、ルームミラー7
8の近傍に、LED70は、フロントガラス96の助手
席側の下端近傍に、それぞれ取り付けられている。ウイ
ンカーセンサは、左折用ウインカーの作動及び右折用ウ
インカーの作動を検出し、ブレーキセンサは、ブレーキ
の作動を検出する。マイクロコンピュータは、左折用ウ
インカーの作動が検出された場合には、LED70、7
2、68をこの順番に発光させる。また、右折用ウイン
カーの作動が検出された場合には、LED68、70、
72をこの順番に発光させる。ブレーキの作動が検出さ
れた場合にはLED66を発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用注視点誘導装置
に係り、より詳しくは、自車両の運転状況に応じてドラ
イバーの注視点を適正な位置に誘導させる車両用注視点
誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直線路を走行する際ドライバーは、自車
両の遠方の車線中央付近を注視すると共に周辺視によっ
て自車両のポンネット、パンパーポール、フロントピラ
ー等と走行路の区分線との関係を捉えて左右位置の監視
をする必要がある。また、曲線路を走行する際ドライバ
ーは、カーブ内側に位置する走行路の区分線の接線方向
に目線を向けて先方の路面や曲率の変化を監視すると共
に周辺視によって走行路上の左右位置を監視する必要が
ある。
【0003】また、右折時、左折時又は車線変更時に
は、2輪車等の巻き込み及び左右後方に走行する他車両
との接触を防止するため、右ドアミラー及び左ドアミラ
ーで左右後方の安全を確認する必要がある。この点、自
車両を発進する時も同様である。さらに、ブレーキ作動
時には、追突事故を防止するためや追突事故が生ずると
しても事前に身構えるようにするため、ルームミラーで
後方を確認する必要がある。このような点に鑑み、特開
昭57−47547号公報には、自車両の後方や左右後
方をモニターする左、右及び後方の3個のモニター用カ
メラと、この3個のモニター用カメラによって撮影され
た画像を映し出すモニターテレビと、により自車両の周
囲の状況を確認する装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トンネ
ルを走行する際にドライバーの注視点は、側壁が迫って
くると感じて、側壁と自車両の前方とを交互に移動往復
する場合がある。このため、注視点の移動往復に伴って
ハンドルが切られ、自車両の進路が左右にふらついてし
まう。この点、トンネル内の走行路が曲線路の場合に
は、なおさらドライバーの注視点の移動往復が激しくな
る。
【0005】また、前述の自車両の周囲の状況を確認す
る装置では、モニター用カメラの画角が小さいと十分な
左右の視界状況が得られない。一方、十分な左右の視界
状況を得るためにモニター用カメラの画角を広げると、
画像が小さくなって自車両の周囲の状況を確認しにくく
なってしまう。また、自車両の周囲の状況を確認するた
めモニターテレビを見ると周辺視によって車両の前方等
を確認することになるが、ドライバーのアイポイントか
らモニターテレビまでの距離と前記ポイントから車両の
前方までの距離とは異なるため、周辺視では自車両の前
方をよく確認することができない。
【0006】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、ドライバーの注視点を運転状況に応じた適切な位置
に誘導することの可能な車両用注視点誘導装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、トンネルを検出する検出手段と、前
記検出手段によりトンネルが検出された場合に、ドライ
バーの注視点を自車両から所定距離以上離れた遠方の点
に誘導する注視点誘導手段と、を備えている。
【0008】請求項2記載の発明は、自車両の左フロン
トピラーの車室内側に取り付けられた第1の発光部材
と、自車両の右フロントピラーの車室内側に取り付けら
れた第2の発光部材と、ルームミラー上又はルームミラ
ーの近傍に取り付けられた第3の発光部材と、左折用ウ
インカーの作動及び右折用ウインカーの作動を検出する
ウンカー検出手段と、ブレーキの作動及び自車両の発進
の少なくとも一方を検出する進行状況検出手段と、前記
ウインカー検出手段により左折用ウインカーの作動又は
右折用ウインカーの作動が検出された場合には前記第1
の発光部材及び第2の発光部材を順番に発光させ、前記
進行状況検出手段によりブレーキの作動が検出された場
合には前記第3の発光部材を発光させ、前記進行進行状
況検出手段により自車両の発進が検出された場合には前
記第1の発光部材、第2の発光部材及び第3の発光部材
を発光させる制御手段と、を備えている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、検出手段はトンネル
を検出し、注視点誘導手段は、前記検出手段によりトン
ネルが検出された場合に、ドライバーの注視点を自車両
から所定距離以上離れた自車両の遠方の点に誘導する。
【0010】このように、トンネルが検出された場合に
ドライバーの注視点を自車両から所定距離以上離れた自
車両の遠方の点に誘導することから、側壁が迫ってくる
と感じるトンネル内でも側壁と自車両の前方とを交互に
移動往復することなく、ドライバーの注視点を適切な位
置に誘導することができる。これにより、自車両の進路
が左右にふらつくことがなく、事故を未然に防止するこ
とができる。
【0011】ここで、トンネル内の走行路が曲線路の場
合では、側壁が迫ってくると感じてドライバーの注視点
が側壁と自車両の前方とを交互に移動往復することが激
しくなる。そこで、自車両の走行路形状に基づいて注視
点を誘導すると、ドライバーの注視点を適切な位置に誘
導することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、第1の発光部材
は、自車両の左フロントピラーの車室内側に取り付けら
れており、第2の発光部材は、自車両の右フロントピラ
ーの車室内側に取り付けられており、第3の発光部材
は、ルームミラー上又はルームミラーの近傍に取り付け
られている。ウンカー検出手段は、左折用ウインカーの
作動及び右折用ウインカーの作動を検出し、進行状況検
出手段は、ブレーキの作動及び自車両の発進の少なくと
も一方を検出する。制御手段は、前記ウインカー検出手
段により左折用ウインカーの作動が検出された場合に
は、第1の発光部材及び第2の発光部材をこの順番に発
光させる。また、制御手段は、前記ウインカー検出手段
により右折用ウインカーの作動が検出された場合には、
第2の発光部材及び第1の発光部材をこの順番に発光さ
せる。さらに、制御手段は、前記進行状況検出手段によ
りブレーキの作動が検出された場合には前記第3の発光
部材を発光させる。また、制御手段は、前記進行進行状
況検出手段により自車両の発進が検出された場合には前
記第1の発光部材、第2の発光部材及び第3の発光部材
を発光させる。なお、この第1の発光部材、第2の発光
部材及び第3の発光部材の発光は、この順番に発光させ
てもよく、また、これらの発光部材を同時に発光させて
もよい。
【0013】このように、左折用ウインカーの作動又は
右折用ウインカーの作動が検出された場合に第1の発光
部材と第2の発光部材を順番に発光させ、ブレーキの作
動が検出された場合に第3の部材を発光させ、自車両の
発進が検出された場合に第1の発光部材、第2の発光部
材及び第3の発光部材を発光させて、右折時、左折時、
ブレーキ作動時及び自車両の発進時に、ドライバーの注
視点を、自車両の周囲の安全を確認すべき適切な位置に
誘導することから、2輪車等の巻き込み、左右後方に走
行する他車両との接触及び追突事故を防止することや追
突事故が生ずるとしても事前に身構えるようすることが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。図1には、本実施例の車両用注視点
誘導装置のブロック図が示されている。この図1に示し
たように車両用注視点誘導装置は、マイクロコンピュー
タ12を備えている。このマイクロコンピュータ12に
は、トンネルを検出する検出手段としてのコンライトセ
ンサ14及び舵角センサ15が接続されている。
【0015】マイクロコンピュータ12は、CPU(中
央演算処理装置)25と、このCPU54にバス29を
介して接続されたROM26、RAM27及び入出力イ
ンターフェース(I/O)28を含んで構成され、入出
力インターフェース28には、モータ16、18、舵角
センサ15、コンライトセンサ14及びドライバ31を
介してLED30が接続されている。ROM26には、
後述するフローチャートに対応する制御ルーチン等が予
め記憶されている。
【0016】LED30は、伸縮自在なポール20に取
り付けられており、このポール20は、モータ16によ
って鉛直上下方向(図1に示したA方向)に伸縮され
る。また、ポール20は、支持台22に支持されてお
り、この支持台22は、自車両のボンネットのステイ上
に車幅方向(図1に示したB方向)に取り付けられたレ
ール24上で移動可能に取付けられている。この支持台
22は、モータ18によって、移動される。
【0017】コンライトセンサ14は、車室内に取り付
けられており、車室内が所定値を越える照度になったこ
とを検出したときに所定の信号をマイクロコンピュータ
12に出力し、車室内が所定値以下の照度になったこと
を検出したときには、所定の信号の出力を停止する。
【0018】舵角センサ15は、図示しないステアリン
グが回転された場合、この操舵角に対応した信号をマイ
クロコンピュータ12に出力する。
【0019】なお、マイクロコンピュータ12、舵角セ
ンサ15、LED30、ドライバ31、ポール20、支
持台22、モータ16及びモータ18は、本発明の注視
点誘導手段に対応する。
【0020】次に、本実施例の作用を、CPU25の制
御ルーチンに沿って説明する。なお、本制御ルーチン
は、所定時間毎に実行される。
【0021】ステップ102で、車室内が所定値以下の
照度となり、コンライトセンサ14から所定の信号を入
力されたか否か判断することによって、自車両がトンネ
ルに入ったか否かを判断する。自車両がトンネルに入っ
ていない場合には、本制御を終了し、自車両がトンネル
に入った場合には、ステップ104で、モータ16を駆
動させることによりポール20を伸ばし、ステップ10
6で、舵角センサ15よりステアリングの舵角θを取り
込み、ステップ108で、舵角θに応じたポール位置x
を、次式(1)によって演算する。 x=f(θ)・・・(1) 但し、fは、ステアリングの舵角θに対応する走行路の
半径からポール20位置xを決定する関数である。ま
た、ポール20位置xは、ドライバーのアイポイントと
伸びたポール20の先端に取り付けられたLED30と
を結ぶ直線の自車両の前方方向が、ドライバーの適切な
注視方向となるように決められる。すなわち、例えば、
ドライバーのアイポイントとLED30とを結ぶ直線の
自車両の前方方向が、走行路が直線路の場合には自車両
の前方の無限遠方となっており、また、走行路が曲線路
の場合にはカーブ内側に位置する走行路の区分線の接線
方向となっている。
【0022】ステップ110で、モータ18を駆動させ
てステップ108で演算されたポール位置xにポール2
0を位置させ、ステップ112で、ドライバ31を駆動
させることによりLED30を所定の周期で点滅させ
る。
【0023】次のステップ114で、コンライトセンサ
14から所定の信号の入力が停止したか否か判断するこ
とによって、自車両がトンネルを出たか否か判断する。
未だ自車両がトンネル内を走行している場合には、本制
御を終了する。一方、自車両がトンネルを出たと判断し
た場合には、ステップ116で、LED30を消灯し、
ステップ118で、モータ16を駆動させてポール20
を縮めると共に、モータ18を駆動させてポール20を
基準位置(ポール20位置が、ドライバーのアイポイン
トとLED30とを結ぶ直線の自車両の前方方向が自車
両の前方の無限遠方となる位置である)に位置させて、
本制御を終了する。
【0024】以上説明した本制御によって、LED30
が先端に取り付けられたポール30の位置が、上式
(1)にステアリングの舵角θを代入することにより求
められ、求められた位置にポール30が位置するように
モータ18が駆動する。この結果、図3に示したよう
に、ドライバーの注視点を誘導するLED30が、自車
両の走行路に応じた適切な位置に移動する。
【0025】以上説明した第1の実施例では、ドライバ
ーの注視点を誘導するLEDが取り付けられたポール位
置が、上式(1)より求められた位置に移動する。これ
により、ドライバーの注視点を適切な位置に誘導するこ
とができる。よって、トンネル内の走行路が曲線路であ
っても、ドライバーはトンネル内で安心して運転するこ
とができる。これにより、事故を未然に防止することが
できる。
【0026】以上説明した第1の実施例では、先端にL
ED取り付けられたポールが上式(1)より求められた
位置に移動するようになっているが、これに限定される
ものでなく、例えば、図4に示すようにしてもよい。す
なわち、運転席前方のダッシュボード32上にLED3
4〜46の発光源を設け、上式(1)から求められた位
置に応じで発光させるLED34〜46を変更するよう
にしてもよい。これにより、図5に示したように、発光
したLED34〜46のフロントガラス上の投影位置3
4′〜46′が上式(1)から求められた位置に応じで
変更することになる。なお、ドライバーのアイポイント
とフロントガラス上の投影位置34′〜46′とを結ぶ
直線の自車両の前方方向が、ドライバーの適切な注視方
向となっている。
【0027】また、前述の実施例では、ポール20位置
やLEDのフロントガラス上の投影位置を決定する走行
路の半径を、舵角センサによって検出されたステアリン
グの舵角に基づいて求めているが、これに限定するもの
ではなく、例えば、路車間通信システムからの情報によ
って走行路の半径を求めるようにしてもよい。
【0028】さらに、前述の実施例では、自車両がトン
ネルに入ったこと及びトンネルから出たこと判断するた
めに、コンライトセンサが、車室内が所定値を越える照
度となったとき所定の信号を出力し、車室内が所定値以
下の照度となったときこの所定の信号の出力を停止する
ようにしているが、これに限定するものでなく、自車両
がトンネルに入ったこと及びトンネルから出たことを確
実に判断するためには、車室内の照度の変化率を演算す
るようにしてもよい。また、夜間等で走行している時に
自車両がトンネルに入ったこと及びトンネルから出たこ
とを確実に判断するために、更に、天井があるか否か判
断すること、ナビゲーションシステムからの情報、路車
間通信システムからの情報によって判断するようにして
もよい。
【0029】また、以上説明した実施例では、トンネル
に入ってからトンネルから出るまでの間LEDを点滅す
るようにしているが、これに限定するものでなく、例え
ば、トンネルに入る前から制御し始めるようにしてもよ
い。また、トンネルに入る前からトンネルを出るまでの
自車両の走行路が直線路である場合には、トンネルに入
った時、又は、トンネルに入る所定距離前に制御するよ
うにしてもよい。
【0030】また、前述の実施例では、ドライバーの注
視点を誘導するためLEDを点滅するようにしている
が、これに限定するものでなく、蛍光塗料を塗布した発
光部材を用いるようにしてもよい。
【0031】次に、本発明の第2の実施例を図面を参照
して詳細に説明する。図6は、本実施例の車両用注視点
誘導装置のブロック構成図が示されている。この図6に
示したように車両用注視点誘導装置は、制御手段として
のマイクロコンピュータ52を備えている。このマイク
ロコンピュータ52には、左折用ウインカー及び右折用
ウインカーが作動したことを検出するウンカー検出手段
としてのウインカーセンサ62及びブレーキが作動した
ことを検出する進行状況検出手段としてのブレーキセン
サ64が接続されている。また、マイクロコンピュータ
52には、ドライバ86〜92を介して、第1の発光部
材としてのLED72、第2の発光部材としてのLED
68、第3の発光部材としてのLED66及びLED7
0が接続されている。なお、マイクロコンピュータ52
は、前述した第1の実施例におけるマイクロコンピュー
タと同様な構成であるので、説明を省略する。
【0032】次に、LED66〜72の取り付け位置に
ついて図7を参照して説明する。なお、LED66はル
ームミラー78に、LED68は右ドアミラー80に、
LED72は左ドアミラー82に、ドライバーの注視点
を誘導するためのものである。
【0033】LED72、68は、それぞれ左右のフロ
ントピラー76、74の車室内側に取り付けられてい
る。交差点の右折時、左折時のドライバーの視線をアイ
カメラで複数回測定した結果、ドライバーの注視点の軌
跡が、ドライバーのアイポイントEPとドアミラー80
のほぼ中央の高さとなっていた。そこで、本実施例で
は、LED68、72を、ドライバーのアイポイントE
Pとアウトサイドミラー80のほぼ中央の高さに位置す
るように取り付けている。
【0034】LED70は、ドライバーの走行中の周辺
視野の範囲内でかつ助手席前方のフロントガラス96の
下端近傍に取付けられている。自車両の前方を注視して
いる運転中のドライバーの周辺視の広がりは非常に狭い
ものである。従って、LED72はこの周辺視野の範囲
外に存在することになってしまう。よって、ドライバー
は、周辺視によってLED72をとらえることができな
い。一方、ドライバーの走行中の周辺視野の範囲内にL
EDを取り付け、このLEDを点灯させると、ドライバ
ーの周辺視野がLED72にまで広がる。よって、ドラ
イバーの視線が、そちらへ移り、LED72の点灯を認
識できる。そこで、本実施例では、ドライバーへLED
72の点灯を認識させるためにLED70を取り付けて
いる。
【0035】LED66は、ルームミラーの近傍に取付
けられている。ルームミラー78にドライバーの注視点
を誘導させるためには、ルームミラー上又はルームミラ
ーの近傍にLEDを取り付けらればよい。そこで、本実
施例では、LED66をルームミラーの近傍に取り付け
ている。
【0036】次に、本実施例の作用を、マイクロコンピ
ュータ52内のCPU54の制御ルーチンを示す図8及
び図9のフローチャートに沿って説明する。なお、本実
施例の制御メインルーチンを図8に、この制御メインル
ーチンが実行されているとき割り込み処理を行うルーチ
ンを図9に示している。
【0037】まず、図8に示した制御メインルーチンを
説明する。なお、この制御メインルーチンは、所定時間
毎に実行される。ステップ202で、右折用ウインカー
Rが作動したか否か判断する。これは、ウインカーセン
サ62から所定の信号を入力した場合に判断することが
できる。ウインカーRが作動した場合には、ドライバ8
8、90、92を駆動して図10に示した周期でLED
68、70、72を点滅させる。すなわち、LED6
8、70、72の点滅周期Tはウインカーの点滅周期と
略同じ周期である。例えば、0.74〔sec〕であ
る。また、ウインカーRが作動したことを検出したと同
時にLED68を点灯させ、その後所定時間経過してL
ED68を消灯させると同時にLED70を点灯させ
る。その後所定時間経過してLED70を消灯させると
同時にLED72を点灯させる。その後所定時間経過し
てLED72を消灯させると同時にLED68を点灯さ
せる。これを繰り返しながら、LED68、70、72
を点滅させる。
【0038】次のステップ206で、ウインカーセンサ
62からの入力した信号でウインカーRの作動が終了し
たか否か判断し、終了するまで前述のタイミングでLE
D68、70、72を点滅させ続ける。一方、ウインカ
ーRの作動が終了した場合には、ステップ208で、L
ED68、70、72を消灯して、本制御を終了する。
【0039】ステップ202で、ウインカーRが作動し
ていないと判断した場合には、ステップ210で、左折
用ウインカーLが作動したか否か判断する。ウインカー
Lが作動した場合には、ステップ212で、ドライバ9
0、92、88を駆動して図11に示した周期でLED
70、72、68を点滅させる。すなわち、LED7
0、72、68の点滅周期Tは、前述したようにウイン
カーの点滅周期と略同じ周期である。また、ウインカー
Lが作動したことを検出したと同時にLED70を点灯
させ、その後所定時間経過してLED70を消灯させる
と同時にLED72を点灯させる。その後所定時間経過
してLED72を消灯させると同時にLED68を点灯
させる。その後所定時間経過してLED68を消灯させ
ると同時にLED70を点灯させる。これを繰り返しな
がら、LED70、72、68を点滅させる。
【0040】次のステップ214で、ウインカーLの作
動が終了したか否か判断し、終了するまで前述したタイ
ミングでLED70、72、68を点滅させ続ける。一
方、ウインカーLの作動が終了した場合には、LED7
0、72、68を消灯して、本制御を終了する。
【0041】なお、ステップ210で、ウインカーLが
作動していないと判断した場合には、本制御を終了す
る。
【0042】次に、図9の割込制御ルーチンについて説
明する。この割込制御ルーチンは、ブレーキの作動が検
出されたときにスタートする。
【0043】先ず、ステップ222で、図示しないカウ
ンターのカウンタ値Cを0にセットし、次のステップL
ED66を点灯する。ステップ226で、所定時間経過
したか否か判断する。この所定時間は、LED66の点
滅周期T(ウインカーの点滅周期と略同じ)の1/2の
時間である。本制御ルーチンは、所定時間経過するまで
待機状態となっており、所定時間経過した場合には、ス
テップ228で、LED66を消灯する。次のステップ
230で、所定時間経過したか否か判断する。この所定
時間は、LED66の点滅周期Tの1/2の時間であ
る。本制御ルーチンは、所定時間経過するまで待機状態
となっており、所定時間経過した場合には、ステップ2
32で、カウンタ値Cを1インクリメントして、ステッ
プ234で、カウンタ値Cが3以上であるか否か判断
し、2以下の場合には、ステップ224に戻り、以上の
処理(ステップ224〜ステップ234)を繰り返え
す。これにより、LED66は、ブレーキが作動してか
ら、図12に示した周期で点滅する。一方、カウンタ値
Cが3以上の場合には、本制御を終了する。
【0044】以上説明した第2の実施例では、左折用ウ
インカー又は右折用ウインカーの作動を検出した場合に
LEDを点滅させ、また、ブレーキの作動を検出した場
合にLEDを点滅させることから、右折時、左折時又は
ブレーキ作動時に、右又は左のドアミラーやルームミラ
ーにドライバーの注視点を誘導することができ、これに
より、自車両の周囲の安全を確認すべき適切な位置にド
ライバーの注視点を誘導することができる。これによ
り、事故を未然に防止することができる。
【0045】以上説明した第2の実施例では、右ドアミ
ラー、左ドアミラー及びルームミラーにドライバーの注
視点を誘導するために、所定位置に取り付けられたLE
Dを点滅させるようにしているが、これに限定するもの
でなく、LEDの点滅にブザー等の発信を同期させても
よい。なお、LEDの点滅中にブザー等の音が鳴って煩
さが大きい場合には、LEDの点滅開始から数回のみ鳴
らすようにしてもよい。
【0046】また、前述の実施例では、右折時、左折時
又はブレーキ作動時にLEDを点滅するようにしている
が、これに限定するものでなく、例えば、車線変更時に
LEDを点滅するようにしてもよい。また、自車両を発
進する時にも、LEDを点滅するようにしてもよい。な
お、この場合、自車両を発進することは、車速センサ等
で検出するようにすればよい。
【0047】なお、前述の実施例では、ブレーキが作動
した時にLEDの点滅を3回行うようにしいてるが、こ
の回数は、3回に限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、トンネルが検出された場合にドライバーの注視点を
自車両から所定距離以上離れた自車両の遠方の点に誘導
することから、側壁が迫ってくると感じるトンネル内で
も側壁と自車両の前方とを交互に移動往復することな
く、ドライバーの注視点を適切な位置に誘導することが
できる、という効果を有する。
【0049】請求項2記載の発明は、左折用ウインカー
の作動又は右折用ウインカーの作動が検出された場合に
第1の発光部材と第2の発光部材を順番に発光させ、ブ
レーキの作動が検出された場合に第3の部材を発光さ
せ、自車両の発進が検出された場合に第1の発光部材、
第2の発光部材及び第3の発光部材を発光させて、右折
時、左折時、ブレーキ作動時及び自車両の発進時に、ド
ライバーの注視点を、自車両の周囲の安全を確認すべき
適切な位置に誘導することから、2輪車等の巻き込み、
左右後方に走行する他車両との接触及び追突事故を防止
することや追突事故が生ずるとしても事前に身構えるよ
うすることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の車両用注視誘導装置のブロック
図である。
【図2】第1の実施例の制御ルーチンに対応するフロー
チャートを示した図である。
【図3】ポールの先端に取り付けられたLEDの上式
(1)に応じて移動する方向を示した図である。
【図4】ダッシュボード上にLEDの発光源を設けた場
合のLEDの取り付け位置を示した図である。
【図5】ダッシュボード上にLEDの発光源を設けたL
EDのフロントガラス上の投影位置を示した図である。
【図6】第2の実施例の車両用注視誘導装置のブロック
図である。
【図7】車室内のLEDの取り付け位置を示した図であ
る。
【図8】第2の実施例の制御メインルーチンに対応する
フローチャートを示した図である。
【図9】第2の実施例の制御メインルーチンが実行され
ているときに割り込んでLEDを点滅させるため割り込
み処理の制御ルーチンに対応するフローチャートを示し
た図である。
【図10】右ウインカーが作動したときにLEDを発光
させるタイミングチャートを示した図である。
【図11】左ウインカーが作動したときにLEDを発光
させるタイミングチャートを示した図である。
【図12】ブレーキが作動したときにLEDを発光させ
るタイミングチャートを示した図である。
【符号の説明】
12 マイクロコンピュータ 14 コンライトセンサ 26 舵角センサ 30 LED 52 マイクロコンピュータ 62 ウインカーセンサ 64 ブレーキセンサ 66〜72 LED

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルを検出する検出手段と、 前記検出手段によりトンネルが検出された場合に、ドラ
    イバーの注視点を自車両から所定距離以上離れた遠方の
    点に誘導する注視点誘導手段と、 を備えた車両用注視点誘導装置。
  2. 【請求項2】 自車両の左フロントピラーの車室内側に
    取り付けられた第1の発光部材と、 自車両の右フロントピラーの車室内側に取り付けられた
    第2の発光部材と、 ルームミラー上又はルームミラーの近傍に取り付けられ
    た第3の発光部材と、 左折用ウインカーの作動及び右折用ウインカーの作動を
    検出するウンカー検出手段と、 ブレーキの作動及び自車両の発進の少なくとも一方を検
    出する進行状況検出手段と、 前記ウインカー検出手段により左折用ウインカーの作動
    又は右折用ウインカーの作動が検出された場合には前記
    第1の発光部材及び第2の発光部材を順番に発光させ、
    前記進行状況検出手段によりブレーキの作動が検出され
    た場合には前記第3の発光部材を発光させ、前記進行進
    行状況検出手段により自車両の発進が検出された場合に
    は前記第1の発光部材、第2の発光部材及び第3の発光
    部材を発光させる制御手段と、 を備えた車両用注視点誘導装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1967821A1 (de) * 2007-03-09 2008-09-10 Wolfgang Dr. Sassin Assistenzsystem für den Fahrer eines Fahrzeugs, insbesondere eines Kraftfahrzeugs für den öffentlichen Strassenverkehr
WO2009019945A1 (ja) 2007-08-07 2009-02-12 Rohm Co., Ltd. 光源の点灯または消灯制御装置

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