JP2018016292A - 乗物用発光ユニット - Google Patents

乗物用発光ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2018016292A
JP2018016292A JP2016150711A JP2016150711A JP2018016292A JP 2018016292 A JP2018016292 A JP 2018016292A JP 2016150711 A JP2016150711 A JP 2016150711A JP 2016150711 A JP2016150711 A JP 2016150711A JP 2018016292 A JP2018016292 A JP 2018016292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
vehicle
emitting unit
light emitting
light emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016150711A
Other languages
English (en)
Inventor
野村 昌弘
Masahiro Nomura
昌弘 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2016150711A priority Critical patent/JP2018016292A/ja
Priority to EP17834506.2A priority patent/EP3492318A4/en
Priority to US16/321,196 priority patent/US10807523B2/en
Priority to EP20158720.1A priority patent/EP3712014B1/en
Priority to CN201780042971.4A priority patent/CN109562726B/zh
Priority to PCT/JP2017/027343 priority patent/WO2018021504A1/ja
Publication of JP2018016292A publication Critical patent/JP2018016292A/ja
Priority to US17/073,484 priority patent/US11318881B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

【課題】乗物の進行方向を的確に知らせることが可能な乗物用発光ユニットを提供する。
【解決手段】車室内で発光する発光部5と、発光部5を制御すると共に車両の進行方向を特定する制御装置2と、を備える車両用照明装置1において、制御装置2が、発光部5の発光箇所が車両の進行方向と対応する方向に沿って移動するように発光部5を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗物用発光ユニットに係り、特に、発光箇所が所定方向に移動することが可能な乗物用発光ユニットに関する。
乗物の室内に設けられた発光部を所定の発光態様にて発光させることで、乗物の乗員に各種情報を知らせる技術は既に知られている。一例を挙げて説明すると、特許文献1に記載の車両用の発光ユニット(特許文献1では「車室の内部の表示システム」と表記)では、車両の周辺情報として車両の周囲における相手物(例えば他の車両)の存在を車内ランプの点灯によって知らせることが可能である。
特開2016−74312号公報
ところで、乗物の室内に設けられた発光部を発光させることで乗物の乗員に知らせる情報については、乗物周辺における相手物の有無等の周辺情報に限られず、乗物自身の現状に関する情報を知らせる必要がある場合が想定され得る。特に、乗物の現在の進行方向に関する情報は、乗員が確実に知っておくべき情報の一つである。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗物の進行方向を的確に知らせることが可能な乗物用発光ユニットを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用発光ユニットによれば、乗物の室内で発光する発光部と、該発光部を制御すると共に、前記乗物の進行方向を特定する制御部と、を備え、該制御部は、前記発光部の発光箇所が前記進行方向と対応する方向に沿って移動するように前記発光部を制御することにより解決される。
本発明の乗物用発光ユニットでは、室内で発光する発光部の発光箇所が、乗物の進行方向と対応する方向に沿って移動することになっている。したがって、乗物の乗員は、発光箇所の移動(流れ)を視認することで乗物の進行方向を認識するようになる。
また、上記の構成において、前記乗物に接近する物体を検出する検出部をさらに備え、前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記物体が前記乗物に接近する際の接近速度のうち、少なくも一つの項目を特定し、該項目の特定結果に応じた発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御するとよい。
上記の構成では、乗物と当該乗物に接近してくる物体との間の距離、及び、当該物体の接近速度のうち、少なくとも一つの項目の特定結果に応じて発光部の発光態様を変更する。これにより、乗員は、発光箇所の発光態様の変化に基づいて、乗物への接近物の状況を把握するようになる。
また、上記の構成において、前記制御部は、前記項目の特定結果が閾値を超えているか否かを判定し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていないと判定した場合には第1の発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記第1の発光態様とは異なる第2の発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御するとよい。
上記の構成では、乗物と当該乗物に接近してくる物体との間の距離、及び、当該物体の接近速度のうち、少なくとも一つの項目に関して閾値を設定し、当該項目の特定結果と閾値との大小関係を判定する。そして、判定結果に応じて発光部の発光態様を変更する。これにより、乗物に接近している物体の位置や接近速度が上記の閾値を超えている状況にあるか否かを、乗物の乗員に的確に知らせることが可能となる。
また、上記の構成において、前記発光箇所の発光色が可変であり、前記制御部は、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていないと判定した場合には前記発光箇所の発光色が第1の発光色となるように前記発光部を制御し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記発光箇所の発光色が第2の発光色となるように前記発光部を制御するとよい。
上記の構成では、発光箇所の発光色の変化を通じて、乗物に接近している物体の位置や接近速度が上記の閾値を超えている状況にあるか否かを乗物の乗員に知らせることが可能となる。
また、上記の構成において、前記制御部は、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記発光箇所が点滅するように前記発光部を制御するとよい。
上記の構成では、発光箇所の点滅を通じて、乗物に接近している物体の位置や接近速度が上記の閾値を超えていることを乗物の乗員に知らせることが可能となる。
また、上記の構成において、前記制御部は、後方に進行している前記乗物の前記進行方向を特定したとき、前記発光箇所が前記乗物の前後方向において前方から後方に向かって移動するように前記発光部を制御するとよい。
上記の構成では、乗物が後方に進行しているときの進行方向を乗物の乗員に的確に知らせるように発光部(より厳密には発光箇所の移動方向)を適切に制御することが可能となる。
また、上記の構成において、前記発光部は、前記乗物に設けられたドアを構成する部材中、前記乗物の室内に面している部材の前方部分に配置されているとよい。
上記の構成では、ドア構成部材中、乗物の室内に面している部材の前方部分に発光部が配置されているので、乗物の乗員にとって発光部が視認され易くなる。これにより、乗員が発光部の発光箇所の移動を適切に視認するようになり、結果として、乗物の進行方向を乗員に確実に知らせることが可能となる。
本発明によれば、乗物の乗員が発光部の発光箇所の移動(流れ)を視認することで乗物の進行方向を認識するようになる。
また、本発明によれば、発光部の発光態様の変化を通じて、乗物への接近物の状況を乗物の乗員に知らせることが可能となる。
また、本発明によれば、発光部の発光態様の変化を通じて、乗物に接近している物体の位置や接近速度が閾値を超えている状況にあるか否かを乗物の乗員に的確に知らせることが可能となる。
また、本発明によれば、発光箇所の発光色の変化を通じて、乗物に接近している物体の位置や接近速度が閾値を超えている状況にあるか否かを乗物の乗員に知らせることが可能となる。
また、本発明によれば、発光箇所の点滅を通じて、乗物に接近している物体の位置や接近速度が閾値を超えていることを乗物の乗員に知らせることが可能となる。
また、本発明によれば、乗物が後方に進行しているときの進行方向を乗物の乗員に的確に知らせるように発光部を適切に制御することが可能となる。
また、本発明によれば、ドア構成部材中、乗物の室内に面している部材の前方部分に発光部が配置することにより、乗物の乗員にとって発光部が視認され易くなり、乗物の進行方向を乗員に確実に知らせることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る乗物用発光ユニットの構成を示すブロック図である。 車両に搭載されたセンサに関する説明図である。 発光部の配置に関する説明図であり、車室の前方部を示す図である。 発光部の配置に関する説明図であり、車室の側方部を示す図である。 発光部の構成を示す図である。 車両の進行方向を知らせる場合の発光部の発光パターンを示す図である。 車両に物体が接近していることを知らせる場合の発光部の発光パターンを示す図である。 バック走行時の制御フローを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下では、本実施形態に係る乗物用発光ユニットとして、車両に搭載された照明装置(以下、車両用照明装置1と呼ぶ)を例に挙げて説明することとする。ただし、本発明は、室内空間を有する乗物に適用可能であり、船舶や航空機等にも適用可能である。
なお、以下の説明中、「左右」とは、車両の乗員が車両の前方を見た際の左右方向を意味している。また、「前後方向」とは、車両の前後方向を意味している。
先ず、車両用照明装置1の用途について概説する。車両用照明装置1は、車両Vに搭載され、車室内(室内に相当)において発光することで車室内に居る乗員、特に運転者に対して注意喚起を促すものである。より具体的に説明すると、車両Vを駐車するために当該車両Vがバック走行(後方への走行)を行う際、車両用照明装置1が車室内に設けられた発光部5の発光を通じて車両Vの進行方向を運転者に知らせる。
また、車両Vのバック走行時に車両Vに物体(以下、接近物)が急接近している場合には、同じく発光部5の発光を通じて接近物の存在を運転者に知らせる。ここで、「接近物」とは、駐車スペースを区画する外壁や駐車された他の車両や通行人等、駐車時に車両Vに接近してくる物体であり、車両Vに対して相対的に動いている物である。
次に、車両用照明装置1の機器構成について図1を参照しながら説明する。図1は、車両用照明装置1の機器構成を示すブロック図である。図1に示すように、車両用照明装置1は、制御装置2と、センサと、ブザー4と、発光部5と、制御回路と、シフトレバー7とを有する。制御装置2は、制御部に相当し、車両ECU(Electric Control Unit)によって構成されている。この制御装置2は、ブザー4や発光部5を制御すると共に、車両Vの進行方向を特定する。また、制御装置2は、接近物がセンサによって検出された際に、車両Vに対する接近物の位置(相対位置)、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度を特定する。ここで、「接近速度」とは、車両Vの速度に対する接近物の相対速度を意味する。
なお、本実施形態に係る制御装置2は、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物が車両Vに接近する際の接近速度の双方を特定するものであるが、上記2つの項目のうち、いずれか一方の項目のみを特定してもよい。
センサは、検出部に相当するものであり、接近物を検出し、その検出結果に応じた信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、センサからの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて、車両Vに対する接近物の位置、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する。
本実施形態において、センサは、図2に示すように車両Vの車体に複数取り付けられている。図2は、車両Vに搭載されたセンサに関する説明図であり、センサの配置位置(図中、黒丸印にて表記)を模式的に示している。センサについて図1及び図2を参照しながら説明すると、本実施形態では、車体の前後左右に1カ所ずつ計4つのセンサが設けられている。つまり、右前センサ3a、右後センサ3b、左前センサ3c及び左後センサ3dが車両Vの車体に取り付けられている。
本実施形態において、各センサは、公知の超音波センサによって構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、マイクロ波レーダからなるセンサを併用してもよい。ちなみに、マイクロ波レーダからなるセンサを用いる場合には、当該センサを車両Vのリアバンパー内(例えば、図2中、バツ印にて表記された箇所)に設置するとよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、前方2カ所のセンサ(すなわち、右前センサ3a及び右後センサ3b)と、後方2か所のセンサ(すなわち、左前センサ3c及び左後センサ3d)とは、それぞれ車両Vの幅方向(左右方向)において対称的に配置されている。ただし、これに限定されるものではなく、センサの個数や配置位置については、前後左右に少なくとも1つずつあればよく、例えば、図2中、白丸印で表記された箇所に更にセンサを追加設置してもよい。
ブザー4は、車室内において警告音を発生する機器である。
発光部5は、車室内で発光する照明機器である。本実施形態において、発光部5は、複数設置されている。以下、図3及び図4を参照しながら発光部5の配置位置について説明する。図3及び図4は、発光部の配置に関する説明図であり、図3は、車室の前方部を示しており、図4は、車室の側方部を示している。なお、図4では、図示の都合上、ドア周辺に存在する機器(例えば、ハンドル等)の図示を省略している。
本実施形態において、発光部5は、車両Vの幅方向(左右方向)において互いに離れた状態で2つ設けられている。厳密に説明すると、本実施形態では、図3に示すように、車両の車室の前方空間のうち、右端に一つの発光部(以下、右側の発光部5A)が配置されており、左端に一つの発光部(以下、左側の発光部5B)が配置されている。
右側の発光部5A及び左側の発光部5Bは、左右方向において対称的に配置されている。また、各発光部5は、図4に示すように、車両VのドアDを構成する部材のうち、車室内に面している部材、具体的にはドアライニングRの前方部分に配置されている。より具体的に説明すると、各発光部5は、ドアライニングR中、窓枠の前端部近傍(厳密には、窓枠のやや下方位置)に配置されている。このような位置に発光部5が配置されていることにより、乗員(厳密には、運転手)の周辺視野内に発光部5が位置するようになる。この結果、乗員が発光部5の発光を認識し易くなる。
なお、発光部5の配置位置については、特に限定されるものではないが、望ましくは乗員の周辺視野内に位置するような配置位置であるとよい。このような配置位置としては、ドアライニングRの前方部分の他、ドア窓と隣接するピラー部、インストルメンタルパネルやダッシュボード等が挙げられる。
発光部5の構成について説明すると、右側の発光部5A及び左側の発光部5Bの各々は、ライン照明型の発光機器によって構成されている。以下、各発光部5の構成の詳細について図5を参照しながら説明する。図5は、発光部5の構成を示す図である。なお、同図では、右側の発光部5Aの構成を示しているが、左右対称となっている点を除き、左側の発光部5Bについても同様の構成となっている。
各発光部5は、図5に示すように、列状に並んだ複数の光源(ライト)を備えている。
より具体的に説明すると、右側の発光部5Aは、5つのライト(第1右側ライト10a、第2右側ライト10b、第3右側ライト10c、第4右側ライト10d、第5右側ライト10e)によって構成され、これらのライトは、前後方向に沿って並んでいる。同様に、左側の発光部5Bは、5つのライト(第1左側ライト10s、第2左側ライト10t、第3左側ライト10u、第4左側ライト10v、第5左側ライト10w)によって構成され、これらのライトは、前後方向に沿って並んでいる。
なお、本実施形態において、ライトがなす列は、図5に示すように、後方部分が緩やかにカーブした形状となっている。ただし、ライトの配置パターンについては、図5に図示のパターンに限定されるものではない。また、発光部5が有するライトの個数は、5個に限定されるものではなく、2個以上の任意の数に設定してもよい。
各発光部5中の各ライトは、制御回路を介して制御装置2によって制御される。具体的に説明すると、制御装置2は、右側発光部制御回路6Aを介して、右側の発光部5Aを構成する各ライトを制御し、左側発光部制御回路6Bを介して、左側の発光部5Bを構成する各ライトを制御する。
また、制御装置2は、各発光部5を構成するライトを個別制御することが可能である。より詳しく説明すると、制御装置2は、各発光部5を構成するライトの中から点灯させるライトを選択し、当該ライトのみが点灯するように各発光部5を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所が変化(移動)するようになる。
一方で、制御装置2は、各発光部5を構成するライトすべてを同時に制御することが可能である。より詳しく説明すると、制御装置2は、各発光部5を構成するライトすべてが同時に点灯させたり消灯させたりするように当該各発光部5を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所が点滅するようになる。
また、本実施形態において、各ライトは、発光色が切り換えられるライトからなる。そして、制御装置2は、各発光部5を構成するライトを点灯させる際、その発光色を制御する。このような制御により、発光部5の発光箇所の発光色が切り換わるようになる。つまり、本実施形態において、発光部5の発光箇所の発光色は可変である。なお、発光色が切り換え可能なライトについては、公知のものが利用可能であり、発光色の切り換えを行う機構や仕組みについては説明を省略する。
シフトレバー7は、車両Vの運転・停止及び進行方向を切り換えるために乗員によって操作され、操作後のレバーポジション(以下、シフトポジションとも言う)を示す信号を制御装置2に対して出力する。制御装置2は、シフトレバー7からの出力信号を受信すると、当該信号に基づいて車両Vの進行方向を特定する。例えば、シフトポジションが「R(Reverse)」である場合、制御装置2は、車両Vが後方に向かって進行(走行)していることを特定する。
次に、発光部5の発光に関して説明する。本実施形態において、発光部5は、車室内の照明として発光する共に、前述したように車両Vの進行方向や接近物の存在を乗員に知らせるために発光する。また、発光部5の発光パターンには、車両Vの進行方向を知らせる場合のパターンと、接近物が急接近している場合のパターンとがある。以下、発光部5の発光パターンについて図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、車両Vの進行方向を知らせる場合の発光部5の発光パターンを示す図である。図7は、車両Vに接近物が接近していることを知らせる場合の発光部5の発光パターンを示す図である。
車両Vの進行方向を知らせる場合、制御装置2がシフトポジションに基づいて車両Vの進行方向を特定する。そして、本実施形態では、車両Vが後方に向かって進行(走行)していることを特定したとき、制御装置2は、図6に図示したパターン(以下、第1の発光パターン)にて発光するように発光部5を制御する。具体的に説明すると、制御装置2は、発光部5の発光箇所9が特定した車両Vの進行方向と対応する方向に沿って移動するように発光部5を制御する。
以下、第1の発光パターンにて詳しく説明すると、制御装置2は、右側の発光部5Aを構成するライトの1つを点灯させると共に、点灯するライトが前後方向に沿って順次入れ替われるように上記発光部5Aを制御する。これにより、発光部5Aの発光箇所9が前後方向(厳密には、右側の発光部5Aを構成するライトが並ぶ方向)に沿って移動するようになる。この際、発光箇所9は、前方から後方に向かって移動し、発光部5Aの後端に達した後には再び発光部5Aの前端に戻って上記の移動(前方から後方へ向かう移動)を繰り返す。
なお、第1の発光パターンにて右側の発光部5Aを発光させる際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第1の発光色(本実施形態では青色)となるように当該発光部5Aを制御する。ここで、発光色は、発光部5の発光態様の一例に相当し、第1の発光色は、第1の発光態様に相当する。なお、発光態様としては、発光色以外にも挙げられ、例えば、発光箇所9の移動速度、発光箇所9の発光強度、発光箇所9の点滅の有無及び点滅速度が挙げられる。
車両Vに接近物が接近していることを知らせる場合、制御装置2は、センサからの出力信号に基づいて接近物の位置(厳密には、車両Vに対する接近物の相対位置)を特定すると共に、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度を特定する。その後、制御装置2は、特定した距離や接近速度が各々の閾値を超えているか否かを判定する。ここで、閾値は、接近物の接近度合いを判定する際に参照される値(基準値)であり、距離や接近速度の各々に対して予め設定されている。つまり、特定した距離や接近速度が各々の閾値を超えていることは、接近物が車両Vに急接近していることを意味する。
そして、制御装置2は、特定した距離及び接近速度のうち、少なくとも一つが上記の閾値を超えていると判定した場合、図7に図示したパターン(以下、第2の発光パターン)にて発光するように発光部5を制御する。この際、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近物の位置に関する特定結果(すなわち、車両Vに対する接近物の相対位置)と対応する方の発光部5のみを発光させる。つまり、接近物が車両Vの右側に位置する場合、制御装置2は、右側の発光部5Aのみを発光させる。反対に、接近物が車両Vの左側に位置する場合、制御装置2は、左側の発光部5Bのみを発光させる。
以下、第2の発光パターンにて詳しく説明すると、制御装置2は、接近物の位置と対応する方の発光部5を構成するライトすべてが同時に点灯し、かつ、同時に消灯するように上記発光部5を制御する。これにより、発光部5の全域が発光箇所9となり、当該発光箇所9が点滅するようになる。
なお、第2の発光パターンにて接近物の位置と対応する方の発光部5を発光させる際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第2の発光色(本実施形態では赤色)となるように当該発光部5を制御する。ここで、第2の発光色は、第2の発光態様に相当し、第1の発光態様に相当する第1の発光色とは異なっている。ちなみに、前述した第1の発光色、及び第2の発光色については特に限定されるものではなく、任意の色に設定することが可能である。
また、本実施形態において、発光箇所9が点滅する際の点滅速度は、一定の速度であるが、これに限定されるものではない。点滅速度を可変とし、接近物の接近度合いに応じて点滅速度を変更してもよく、例えば、接近物が近付くほど点滅速度を早くしてもよい。
次に、制御装置2による発光部5の制御の流れ(制御フロー)について説明する。本実施形態において、制御装置2は、車両Vが駐車等のためにバック走行しているとき、図8に図示の流れに沿って発光部5を制御する。図8は、バック走行時の制御フローを示す図である。以下では、バック走行時の制御フローについて図8を参照しながら説明することとする。
バック走行時の制御フローが開始されるに際して、シフトポジションが「R」となるようにシフトレバー7が操作され、レバー操作後のシフトポジションを示す信号が制御装置2に向けて出力される。制御装置2は、上記の出力信号を受信してシフトポジションが「R」であることを特定すると、これをトリガーとしてバック走行時の制御フローを開始する。
バック走行時の制御フローでは、先ず、制御装置2が現在のシフトポジションに基づいて車両Vの進行方向を特定する(S001)。ここで、シフトポジションが「R」に設定されているので、本ステップS001において制御装置2は、後方に進行している車両Vの進行方向を特定することになる。
その後、制御装置2は、特定した車両Vの進行方向を乗員(厳密には運転者)に知らせるために、右側の発光部5Aが第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御する。つまり、制御装置2は、発光箇所9が前後方向において前方から後方に向かって移動するように右側の発光部5Aを制御する(S002)。なお、この際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第1の発光色(具体的には青色)となるように右側の発光部5Aを制御する。
また、制御装置2は、各センサ(すなわち、右前センサ3a、右後センサ3b、左前センサ3c及び左後センサ3d)からの出力信号の受信の有無に基づき、各センサが接近物を検出したか否かを判定する(S003)。そして、接近物検出ありと判定したとき、制御装置2は、センサから受信した信号が示す情報に基づき、車両Vと接近物との間の距離、及び接近物の接近速度を特定する(S004)。その後、制御装置2は、距離及び接近速度の各々の特定結果が閾値を超えているか否かを判定する(S005)。
そして、制御装置2は、距離及び接近速度の各々の特定結果が閾値を超えていないと判定したとき、右側の発光部5Aが引き続き第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御する。一方、制御装置2は、距離及び接近速度のうち、少なくとも一方の項目の特定結果が閾値を超えていると判定したとき、接近物の位置(車両Vに対する相対位置)を特定する(S006)。その上で、制御装置2は、左右一対の発光部5のうち、接近物の位置と対応する方の発光部5が第2の発光パターンにて発光するように当該発光部5を制御する。つまり、制御装置2は、発光箇所9が点滅するように、接近物の位置と対応する方の発光部5を制御する(S007)。なお、この際、制御装置2は、発光箇所9の発光色が第2の発光色(具体的には赤色)となるように、接近物の位置と対応する方の発光部5を制御する。
また、制御装置2は、接近物の位置と対応する方の発光部5が第2の発光パターンにて発光している間、ブザー4を通じて警告音を再生する(S008)。ここで、警告音は、警告音は、発光部5が発光していることを車両Vの乗員(運転者)に気付かせるための音である。なお、警告音として採用される音については、バック走行時に鳴る通常のチャイム音(つまり、バック走行状態であることを知らせる通知音)とは異なることが望ましい。
その後、車両Vと接近物との間の距離や接近物の接近速度が閾値を超えている状態が続く間(S009でYes)、接近物の位置と対応する方の発光部5が第2の発光パターンにて発光し続け、ブザー4から警告音が鳴り続ける。
一方、距離及び接近速度の双方が閾値を下回ったと判定した場合(S009でNo)、制御装置2は、ブザー4を制御して警告音を停止させると共に(S010)、それまで行っていた第2の発光パターンでの発光動作を停止させた上で右側の発光部5Aが第1の発光パターンにて発光するように当該発光部5Aを制御する。
以上までに説明してきた一連のステップのうち、ステップS004〜S010については、ステップS003において接近物検出ありと判定する間、繰り返し実施される。これに対し、ステップS003において接近物検出なしと判定すると、制御装置2は、シフトレバー7からの出力信号の受信の有無に基づき、シフトポジションが変更された否か(分かり易くは、シフトポジションが「R」以外となったか否か)を判定する(S011)。そして、シフトポジションが「R」以外になったと判定した場合、制御装置2は、発光部5を消灯する(S012)。ステップS012が終了すると、その時点でバック走行時の制御フローが終了する。
以上のようにバック走行時の制御フローでは、車両Vがバック走行している間、発光箇所9が前後方向において前方から後方に向かって移動するように右側の発光部5Aが発光する。これにより、車両Vの乗員(厳密には、運転者)は、発光箇所9の移動(流れ)を視認することで車両Vの進行方向(すなわち、バック走行中であること)を認識するようになる。
また、上述のバック走行時の制御フローでは、車両Vと接近物との間の距離、及び、接近物の接近速度のうち、少なくとも一つの項目の特定結果に応じて発光部5の発光パターン(具体的には発光箇所9の範囲、動き及び発光色)を変更する。これにより、乗員は、発光パターンの変化に基づき、接近物の接近度合いを把握するようになる。
以上までに本発明の乗物用発光ユニットの構成について一例を挙げて説明してきたが、上記の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。例えば、上記の実施形態では、車両Vがバック走行しているときに当該車両Vの進行方向を知らせるために発光部5を発光させることとした。つまり、上記の実施形態では、発光箇所9が前後方向において前方から後方に向かって移動するように発光部5を制御することとしたが、これに限定されるものではない。車両Vが前方に走行しているときに当該車両Vの進行方向を知らせるために発光部5を発光させてもよく、この場合には、発光箇所9が前後方向において後方から前方に向かって移動するように発光部5を制御すればよい。
また、上記の実施形態では、車両Vの進行方向を知らせるために発光させる発光部5(つまり、第1の発光パターンにて発光する発光部5)が左右一対の発光部5のうち、右側の発光部5Aであることとした。ただし、これに限定されるものではなく、いずれの発光部5を発光させるのかについては、乗員の場所(具体的には運転席の場所)に応じて適宜設定するとよい。
また、上記の実施形態では、接近物が車両Vに急接近していることを知らせる手段として、発光部5による発光(厳密には、第2の発光パターンでの発光)と共に、ブザー4による警告音の再生を用いることとした。ただし、これに限定されるものではなく、警告音再生を用いなくてもよく、あるいは、警告音再生に代わる手段(例えば、振動等の触覚的刺激を付与する手段)を用いてもよい。
1 車両用照明装置(乗物用発光ユニット)
2 制御装置(制御部)
3a 右前センサ(検出部)
3b 右後センサ(検出部)
3c 左前センサ(検出部)
3d 左後センサ(検出部)
4 ブザー
5,5A,5B 発光部
6A 右側発光部制御回路
6B 左側発光部制御回路
7 シフトレバー
9 発光箇所
10a,10b,10c,10d,10e 右側ライト
10s,10t,10u,10v,10w 左側ライト
D ドア
V 車両(乗物)
R ドアライニング

Claims (7)

  1. 乗物の室内で発光する発光部と、
    該発光部を制御すると共に、前記乗物の進行方向を特定する制御部と、を備え、
    該制御部は、前記発光部の発光箇所が前記進行方向と対応する方向に沿って移動するように前記発光部を制御することを特徴とする乗物用発光ユニット。
  2. 前記乗物に接近する物体を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部が前記物体を検出した際に、前記乗物と前記物体との間の距離及び前記物体が前記乗物に接近する際の接近速度のうち、少なくも一つの項目を特定し、該項目の特定結果に応じた発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗物用発光ユニット。
  3. 前記制御部は、前記項目の特定結果が閾値を超えているか否かを判定し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていないと判定した場合には第1の発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記第1の発光態様とは異なる第2の発光態様にて前記発光部が発光するように前記発光部を制御することを特徴とする請求項2に記載の乗物用発光ユニット。
  4. 前記発光箇所の発光色が可変であり、
    前記制御部は、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていないと判定した場合には前記発光箇所の発光色が第1の発光色となるように前記発光部を制御し、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記発光箇所の発光色が第2の発光色となるように前記発光部を制御することを特徴とする請求項3に記載の乗物用発光ユニット。
  5. 前記制御部は、前記項目の特定結果が前記閾値を超えていると判定した場合には前記発光箇所が点滅するように前記発光部を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の乗物用発光ユニット。
  6. 前記制御部は、後方に進行している前記乗物の前記進行方向を特定したとき、前記発光箇所が前記乗物の前後方向において前方から後方に向かって移動するように前記発光部を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用発光ユニット。
  7. 前記発光部は、前記乗物に設けられたドアを構成する部材中、前記乗物の室内に面している部材の前方部分に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗物用発光ユニット。
JP2016150711A 2016-07-29 2016-07-29 乗物用発光ユニット Pending JP2018016292A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150711A JP2018016292A (ja) 2016-07-29 2016-07-29 乗物用発光ユニット
EP17834506.2A EP3492318A4 (en) 2016-07-29 2017-07-27 LIGHT EMITTING UNIT FOR A VEHICLE
US16/321,196 US10807523B2 (en) 2016-07-29 2017-07-27 Light emitting unit for conveyance
EP20158720.1A EP3712014B1 (en) 2016-07-29 2017-07-27 Vehicle notification unit
CN201780042971.4A CN109562726B (zh) 2016-07-29 2017-07-27 乘坐物用发光单元
PCT/JP2017/027343 WO2018021504A1 (ja) 2016-07-29 2017-07-27 乗物用発光ユニット
US17/073,484 US11318881B2 (en) 2016-07-29 2020-10-19 Light emitting unit for conveyance

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150711A JP2018016292A (ja) 2016-07-29 2016-07-29 乗物用発光ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018016292A true JP2018016292A (ja) 2018-02-01

Family

ID=61075352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016150711A Pending JP2018016292A (ja) 2016-07-29 2016-07-29 乗物用発光ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018016292A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264952A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Toyota Motor Corp 注視点誘導装置
JP2012221487A (ja) * 2012-02-02 2012-11-12 Pioneer Electronic Corp 移動体の周囲状況検知システム
JP2014189101A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Denso Corp 車両用照明装置、及び車両用照明システム
JP2016068600A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社デンソー 情報提示装置
JP2016088105A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社デンソー 情報提示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264952A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Toyota Motor Corp 注視点誘導装置
JP2012221487A (ja) * 2012-02-02 2012-11-12 Pioneer Electronic Corp 移動体の周囲状況検知システム
JP2014189101A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Denso Corp 車両用照明装置、及び車両用照明システム
JP2016068600A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社デンソー 情報提示装置
JP2016088105A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社デンソー 情報提示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244460B2 (ja) 自動車を自律的に運転するための運転者補助装置を操作する方法及び自動車
US10369925B2 (en) Integrated and automated automotive brake/horn/light apparatus
WO2018021504A1 (ja) 乗物用発光ユニット
US10981496B2 (en) Vehicle front alert system
US10170002B2 (en) In-vehicle lighting apparatus having a lighting device including a light source in each of the direct and indirect lighting parts thereof
JP7125625B2 (ja) 乗物用報知ユニット
JP6128263B2 (ja) 車載装置
CN108791041B (zh) 车辆侧边照明装置
JP4485901B2 (ja) 乗物用灯具
WO2022070819A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び投影装置
JP6718117B2 (ja) 乗物用報知ユニット
KR102033654B1 (ko) 차량 유턴 표시 장치
JP2018016292A (ja) 乗物用発光ユニット
US11712994B1 (en) Vehicle front alert system
JP2007334598A (ja) 車両用警告装置
JP2018016289A (ja) 乗物用発光ユニット
JP7304254B2 (ja) 自動運転可能な車両
JP7304253B2 (ja) 自動運転可能な車両
JP2020179856A (ja) 乗物用発光ユニット
US12054095B2 (en) Vehicle front alert system
US20240149783A1 (en) Vehicle front alert system
JPH07164958A (ja) 車両用注視点誘導装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201104