JP7124605B2 - 液体吐出装置及び駆動回路 - Google Patents

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本発明は、液体吐出装置及び駆動回路に関する。
インク等の液体を吐出して画像や文書を印刷するインクジェットプリンター(液体吐出装置)には、例えばピエゾ素子などの圧電素子を用いたものが知られている。圧電素子は、プリントヘッド(液体吐出ヘッド)において、インクを吐出する複数のノズル、及びノズルから吐出されるインクを貯留するキャビティーに対応して設けられる。そして圧電素子が、駆動信号に従って変位することで、当該圧電素子とキャビティーとの間に設けられた振動板が変位する。これにより、キャビティーの内部容積が変化し、キャビティーの内部に貯留されているインクが、対応するノズルから吐出される。
特許文献1に記載の液体吐出装置は、駆動信号を生成する複数の駆動回路(駆動信号生成回路)を有する。そして、複数の駆動回路のうちの2つの駆動信号生成回路が生成する2つの駆動信号を対応する圧電素子に選択的に供給することで、当該圧電素子を変位させ、対応するノズルからインクを吐出させる液体吐出装置が開示されている。
特開2018-99865号公報
しかしながら、高い着弾精度や高速印刷が求められる液体吐出装置においては、複数のノズル列を有し、複数のノズル列毎に対応した複数の駆動信号を生成する場合がある。すなわち、液体吐出装置は、複数のノズル列に対応した駆動信号を生成するための複数の駆動信号生成回路を備える場合がある。このような場合において、特許文献1に記載の液体吐出装置では、1つの圧電素子又は1つのノズル列に対して、2つの駆動信号生成回路が生成する2つの駆動信号が供給されるため、ノズル列が増加した場合における駆動信号生成回路の数が顕著に増加し、液体吐出装置の回路規模が増大するおそれがある。
本発明に係る液体吐出装置の一態様は、
第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
を備え、
前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させる。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記液体吐出ヘッドは、第1駆動信号選択回路、第2駆動信号選択回路、第1温度測定回路及び第2温度測定回路を有し、
前記第1駆動信号選択回路は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第1圧電素子への供給を制御し、
前記第2駆動信号選択回路は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第2圧電素子への供給を制御し、
前記第1温度測定回路は、前記第1駆動信号選択回路の温度を測定し、
前記第2温度測定回路は、前記第2駆動信号選択回路の温度を測定し、
前記第1駆動信号生成回路は、前記第1温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第1駆動信号を生成し、
前記第2駆動信号生成回路は、前記第2温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第2駆動信号を生成してもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第1温度測定回路による温度の測定結果、及び前記第2温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第3駆動信号を生成してもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記液体吐出ヘッドは、第3温度測定回路を有し、
前記第3温度測定回路は、前記液体吐出ヘッドの温度を測定し、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第3温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第3駆動信号を生成してもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第3駆動信号は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルから液体が吐出されないように前記第1圧電素子及び前記第2圧電素子を駆動してもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスターのサイズよりも大きく、且つ前記第2トランジスターのサイズよりも大きくてもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方のサイズと等しくてもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ前記第2トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きくてもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方に供給可能な電流の最大値と等しくてもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、第1変調回路と第1復調回路とを有し、
前記第2駆動信号生成回路は、第2変調回路と第2復調回路とを有し、
前記第3駆動信号生成回路は、第3変調回路と第3復調回路とを有し、
前記第1変調回路は、前記第1基駆動信号を変調することで第1変調信号を生成し、
前記第1トランジスターは、前記第1変調信号を増幅することで第1増幅変調信号を生成し、
前記第1復調回路は、第1コイルを含み、前記第1増幅変調信号を前記第1コイルに基づいて復調することで前記第1駆動信号を生成し、
前記第2変調回路は、前記第2基駆動信号を変調することで第2変調信号を生成し、
前記第2トランジスターは、前記第2変調信号を増幅することで第2増幅変調信号を生成し、
前記第2復調回路は、第2コイルを含み、前記第2増幅変調信号を前記第2コイルに基づいて復調することで前記第2駆動信号を生成し、
前記第3変調回路は、前記第3基駆動信号を変調することで第3変調信号を生成し、
前記第3トランジスターは、前記第3変調信号を増幅することで第3増幅変調信号を生成し、
前記第3復調回路は、第3コイルを含み、前記第3増幅変調信号を前記第3コイルに基づいて復調することで前記第3駆動信号を生成し、
前記第3コイルのサイズは、前記第1コイルのサイズよりも大きく、且つ前記第2コイルのサイズよりも大きくてもよい。
前記液体吐出装置の一態様において、
前記第1駆動信号生成回路は、第1変調回路と第1復調回路とを有し、
前記第2駆動信号生成回路は、第2変調回路と第2復調回路とを有し、
前記第3駆動信号生成回路は、第3変調回路と第3復調回路とを有し、
前記第1変調回路は、前記第1基駆動信号を変調することで第1変調信号を生成し、
前記第1トランジスターは、前記第1変調信号を増幅することで第1増幅変調信号を生成し、
前記第1復調回路は、第1コイルを含み、前記第1増幅変調信号を前記第1コイルに基づいて復調することで前記第1駆動信号を生成し、
前記第2変調回路は、前記第2基駆動信号を変調することで第2変調信号を生成し、
前記第2トランジスターは、前記第2変調信号を増幅することで第2増幅変調信号を生
成し、
前記第2復調回路は、第2コイルを含み、前記第2増幅変調信号を前記第2コイルに基づいて復調することで前記第2駆動信号を生成し、
前記第3変調回路は、前記第3基駆動信号を変調することで第3変調信号を生成し、
前記第3トランジスターは、前記第3変調信号を増幅することで第3増幅変調信号を生成し、
前記第3復調回路は、第3コイルを含み、前記第3増幅変調信号を前記第3コイルに基づいて復調することで前記第3駆動信号を生成し、
前記第3コイルのサイズは、前記第1コイル及び前記第2コイルの少なくともいずれか一方のサイズと等しくてもよい。
本発明に係る駆動回路の一態様は、
駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路であって、
第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
を含み、
前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させる。
液体吐出装置の構成を示す側面図である。 液体吐出装置の印刷部の周辺構成を示す側面図である。 液体吐出装置の印刷部の周辺構成を示す正面図である。 液体吐出装置の印刷部の周辺構成を示す斜視図である。 インク吐出面の構成を示す図である。 ノズルを含む吐出部の概略構成を示す図である。 液体吐出装置1の電気構成を示すブロック図である。 駆動信号COM-A,COM-Bの波形の一例を示す図である。 駆動信号VOUTの波形の一例を示す図である。 駆動信号選択回路の構成を示す図である。 デコーダーにおけるデコード内容を示す図である。 選択回路の構成を示す図である。 駆動信号選択回路の動作を説明するための図である。 駆動信号生成回路の構成を示す図である。 駆動回路基板の構成を示す図である。 駆動信号COM-A1~COM-A4が伝搬される配線の一例を示す図である。 駆動信号COM-Bが伝搬される配線の一例を示す図である。 液体吐出装置の電気構成の変形例を示す図である。 駆動回路基板の構成の変形例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必
須構成要件であるとは限らない。
1 液体吐出装置の概要
図1~図4を用いて本実施形態における液体吐出装置1の構成について説明する。
図1は、液体吐出装置1の構成を示す側面図である。図2は、液体吐出装置1の印刷部6の周辺構成を示す側面図である。図3は、液体吐出装置1の印刷部6の周辺構成を示す正面図である。図4は、液体吐出装置1の印刷部6の周辺構成を示す斜視図である。
図1に示すように、液体吐出装置1は、媒体Pを繰り出す繰出部3と、媒体Pを支持する支持部4と、媒体Pを搬送する搬送部5と、媒体Pに印刷を行う印刷部6と、これらの構成を制御する制御部2とを備える。
なお、以下の説明では、液体吐出装置1の幅方向をX方向、液体吐出装置1の奥行方向をY方向、液体吐出装置1の高さ方向をZ方向と称する。また、媒体Pが搬送される方向を搬送方向Fと称する。X方向、Y方向及びZ方向は互いに直交する方向であり、また、搬送方向FはX方向と交差する方向である。
制御部2は、液体吐出装置1の内部に固定され、液体吐出装置1を制御する為の各種信号を生成し、対応する各種構成に出力する。
繰出部3は、媒体Pを巻き重ねたロール体32を回転可能に保持する保持部材31を備える。保持部材31には、種類の異なる媒体PやX方向における寸法の異なるロール体32が保持される。そして、繰出部3において、ロール体32を一方向に回転させることで、ロール体32から巻き解かれた媒体Pが支持部4に繰り出される。
支持部4は、搬送方向Fの上流から下流に向かって、媒体Pの搬送経路を構成する第1支持部41、第2支持部42、及び第3支持部43を備える。第1支持部41は、繰出部3から繰り出された媒体Pを第2支持部42に向けて案内し、第2支持部42は、印刷が行われる媒体Pを支持し、第3支持部43は、印刷済みの媒体Pを搬送方向Fの下流に向けて案内する。
搬送部5は、媒体Pに搬送力を付与する搬送ローラー52と、媒体Pを搬送ローラー52に押さえ付ける従動ローラー53と、搬送ローラー52を駆動する回転機構51とを備える。
搬送ローラー52は媒体Pの搬送経路のZ方向の下方に配置され、従動ローラー53は媒体Pの搬送経路のZ方向の上方に配置される。回転機構51は、例えばモーター及び減速機などによって構成される。そして、搬送部5では、搬送ローラー52及び従動ローラー53で媒体Pを挟持した状態において搬送ローラー52を回転させることで、媒体Pが搬送方向Fに搬送される。
図2及び図3に示すように、印刷部6は、X方向に沿って延びるガイド部材62と、X方向に沿って移動可能にガイド部材62に支持されるキャリッジ71と、キャリッジ71に搭載されるとともに媒体Pにインク(液体)を吐出する5つの液体吐出ヘッド40と、キャリッジ71をX方向に移動させる移動機構61とを備える。さらに、印刷部6は、放熱ケース81を備える。放熱ケース81には、中継基板20と5つの駆動回路基板30とが収容されている。ここで、本実施形態においては、キャリッジ71には、5つの駆動回路基板30及び5つの液体吐出ヘッド40が備えられているとして説明を行うが、駆動回路基板30及び液体吐出ヘッド40の数は5つに限られるものではない。
キャリッジ71は、X方向から見た場合の断面が略L字状をなすキャリッジ本体72と、キャリッジ本体72に対して着脱自在に取着されてキャリッジ本体72とで閉空間を形成するキャリッジカバー73とを有する。キャリッジ71の下部には5つの液体吐出ヘッド40がX方向に等間隔に搭載されており、各液体吐出ヘッド40の下端部がキャリッジ71の下面から外部へ突出している。各液体吐出ヘッド40の下面には、インクが吐出される複数のノズル651が形成されている。
移動機構61は、モーター及び減速機を備える。そして、移動機構61は、当該モーターの回転力をキャリッジ71のX方向における移動力に変換する。そして、移動機構61が駆動されることで、キャリッジ71は、5つ液体吐出ヘッド40、5つ駆動回路基板30及び中継基板20を搭載した状態でX方向に往復移動する。
図2及び図4に示すように、キャリッジ71の後部の上端部には、5つの駆動回路基板30及び中継基板20を収容した直方体状の放熱ケース81の前端部が固定されている。
中継基板20は、放熱ケース81を介してキャリッジ71に搭載されている。中継基板20には、コネクター29が設けられている。
コネクター29は、制御部2とケーブル82を介して接続される。すなわち、ケーブル82は、X方向に往復移動するキャリッジ71に搭載された中継基板20と液体吐出装置1に固定された制御部2とを電気的に接続する。その為、ケーブル82は、キャリッジ71の往復移動に対して追従及び変形が可能なFFC(Flexible Flat Cable)等で構成されることが好ましい。また、中継基板20のZ方向の上方には、駆動回路基板30が立設し、且つX方向に並設されている。中継基板20と各駆動回路基板30とは、例えば、BtoB(Board to Board)コネクター等のコネクター83で接続される。
駆動回路基板30は、X方向に等間隔で配列された状態で放熱ケース81に搭載される。そして、各駆動回路基板30の前端部には、コネクター84,85が設けられている。コネクター84,85は、それぞれが放熱ケース81の前面から露出している。
コネクター84には、FFCなどのケーブル86の一端が着脱自在に接続され、コネクター85には、FFCなどのケーブル87の一端が着脱自在に接続される。
また、各液体吐出ヘッド40の上面には、接続基板74が設けられる。接続基板74は、BtoBコネクター等のコネクター75を介して液体吐出ヘッド40と電気的に接続される。接続基板74には、コネクター76,77が設けられている。コネクター76にはケーブル86の他端が着脱自在に接続され、コネクター77にはケーブル87の他端が着脱自在に接続される。これにより、5つの駆動回路基板30と対応する5つの液体吐出ヘッド40とが電気的に接続される。
図2及び図4に示すように、ガイド部材62は、その前面下部にX方向に延びるガイドレール部63を有する。また、キャリッジ71は、その後面下部にキャリッジ支持部64を有する。そして、キャリッジ支持部64が、ガイドレール部63に移動可能に支持される。これにより、キャリッジ71がガイド部材62に摺動可能に連結される。
以上のように、液体吐出装置1では、液体吐出装置1の本体に固定された制御部2が生成する制御信号が、ケーブル82を介して、往復移動可能に設けられたキャリッジ71に搭載された駆動回路基板30及び液体吐出ヘッド40を含む各種構成に入力される。
2 液体吐出ヘッドの構成
次に、液体吐出ヘッド40の構成について説明する。図5は、液体吐出ヘッド40において、インクが吐出される複数のノズル651が形成されているインク吐出面650の構成を示す図である。図6は、液体吐出ヘッド40が有する吐出モジュール400に形成されたノズル651を含む吐出部600の概略構成を示す図である。図5及び図6に示すように、複数の液体吐出ヘッド40のそれぞれは、圧電素子60と、ノズル651とを有する。
図5に示すように、液体吐出ヘッド40は、4つの吐出モジュール400を有する。4つの吐出モジュール400は、液体吐出ヘッド40において千鳥状に配置されている。また、吐出モジュール400のそれぞれには、Y方向に並設されたノズル651がX方向に2列で形成されている。なお、吐出モジュール400には、X方向に沿って1インチあたり300個以上のノズル651が並設され、さらに、1つの吐出モジュール400には、600個以上のノズル651が形成されている。すなわち、本実施形態における液体吐出ヘッド40には、2400個以上のノズル651が形成されている。なお、液体吐出ヘッド40が有する吐出モジュール400の数は、4つに限られるものではない。
また、図6に示すように、吐出モジュール400は、ノズル651を含む吐出部600及びリザーバー641を有する。リザーバー641には、インク供給口661からインクが導入される。
吐出部600は、圧電素子60、振動板621、キャビティー631及びノズル651を含む。振動板621は、図6において上面に設けられた圧電素子60の駆動に伴い変形する。そして、振動板621は、キャビティー631の内部容積を拡大/縮小させるダイヤフラムとして機能する。キャビティー631の内部には、インクが充填されている。そして、キャビティー631は、圧電素子60の駆動に伴う振動板621の変形により、内部容積が変化する圧力室として機能する。ノズル651は、ノズルプレート632に形成されると共に、キャビティー631に連通する開孔部である。そして、キャビティー631の内部容積の変化に応じてキャビティー631の内部に貯留されたインクが、ノズル651から吐出される。
圧電素子60は、圧電体601を一対の電極611,612で挟んだ構造である。この構造の圧電体601は、電極611と電極612との電位差に応じて、電極611,612及び振動板621の中央部分が、両端部分に対して図6における上下方向に撓む。具体的には、電極611と電極612との電位差が小さくなると圧電素子60の中央部分が上方向に撓み、電極611と電極612との電位差が大きくなると圧電素子60の中央部分が下方向に撓む。圧電素子60が上方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が拡大する。したがって、インクがリザーバー641から引き込まれる。また、圧電素子60が下方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が縮小する。したがって、キャビティー631の内部容積の縮小の程度に応じた量のインクが、ノズル651から吐出される。以上のように、圧電素子60は、電極611に供給される電圧と電極612に供給される電圧との電位差により駆動する。そして、圧電素子60が駆動することで振動板621が変形し、対応するノズル651からインクが吐出される。すなわち、圧電素子60が駆動することで、対応するノズル651からインクが吐出される。なお、圧電素子60は、図示した構造に限られず、圧電素子60の駆動に伴いインクを吐出させることができる型であればよい。また、圧電素子60は、屈曲振動に限られず、縦振動を用いる構成でもよい。
3 液体吐出装置の電気構成
次に、液体吐出装置1の電気構成について説明する。図7は、液体吐出装置1の電気構成を示すブロック図である。図7に示すように、液体吐出装置1は、制御回路基板10、
中継基板20、5つの駆動回路基板30及び5つの液体吐出ヘッド40を備える。ここで、前述のとおり、中継基板20、5つの駆動回路基板30及び5つの液体吐出ヘッド40は、キャリッジ71に搭載されている。なお、以下の説明では、5つの駆動回路基板30のそれぞれを駆動回路基板30-1~30-5と称する場合がある。同様に、5つの液体吐出ヘッド40のそれぞれを、液体吐出ヘッド40-1~40-5と称する場合がある。そして、本実施形態では、駆動回路基板30-i(i=1~5)と液体吐出ヘッド40-iとが対応して設けられる。すなわち、駆動回路基板30-iで生成された信号は、液体吐出ヘッド40-iに供給される。
制御回路基板10は、上述した制御部2に含まれる制御回路100と電圧生成回路110とを有する。そして、制御回路基板10は、ケーブル82を介して、中継基板20と電気的に接続される。
電圧生成回路110は、液体吐出装置1で使用される例えばDC42Vの電圧HVHを生成し、ケーブル82を介して中継基板20に出力する。
制御回路100は、ホストコンピューターから入力される画像データ等の各種信号に基づいて、5つの駆動回路基板30及び5つの液体吐出ヘッド40のそれぞれの動作を制御するための各種制御信号を生成し、ケーブル82を介して中継基板20に出力する。
具体的には、制御回路100は、駆動回路基板30-1に入力される印刷データ信号SI1と、ラッチ信号LAT1と、チェンジ信号CH1と、クロック信号SCKと、基駆動信号dA1-1~1-4,dB1とを生成し、ケーブル82を介して中継基板20に出力する。同様に、制御回路100は、駆動回路基板30-iに入力される印刷データ信号SIiと、ラッチ信号LATiと、チェンジ信号CHiと、クロック信号SCKと、基駆動信号dAi-1~i-4,dBiを生成し、ケーブル82を介して中継基板20に出力する。
中継基板20は、コネクター83を介して、駆動回路基板30-1~30-5のそれぞれと電気的に接続される。そして、中継基板20は、制御回路基板10から入力される各種制御信号及び電圧HVHを中継し、対応する駆動回路基板30-1~30-5のそれぞれに出力する。
ここで、制御回路基板10から中継基板20にケーブル82を介して伝搬される各種制御信号は、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)転送方式、LVPECL(Low Voltage Positive Emitter Coupled Logic)転送方式、CML(Current Mode Logic)転送方式等に用いられるシリアル形式の差動信号であってもよい。このとき、制御回路基板10は、中継基板20に転送する各種信号を当該差動信号に変換するための変換回路を有し、また、中継基板20は、入力される当該差動信号を復元するための復元回路を有してもよい。
駆動回路基板30-1は、駆動回路50、基準電圧信号生成回路320及び電圧変換回路330を有する。また、駆動回路50は、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bを含む。そして、駆動回路基板30-1は、ケーブル86,87を介して液体吐出ヘッド40-1と電気的に接続される。
電圧変換回路330には、電圧HVHが入力される。そして、電圧変換回路330は、電圧HVHの電圧値を変換し、液体吐出ヘッド40-1に設けられる各種構成の電源電圧として用いられるDC3.3V等の電圧VDDを生成し、ケーブル86を介して液体吐出ヘッド40-1に出力する。また、電圧変換回路330は、電圧HVHの電圧値を変換し
、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bの駆動等に用いられるDC7.5V等の電圧GVDDを生成し、駆動信号生成回路310a-1~310a-4及び基準電圧信号生成回路320に出力する。なお、電圧変換回路330は、上述した以外の複数の電圧値の信号を生成してもよい。
駆動信号生成回路310a-1には、基駆動信号dA1-1、電圧HVH及び電圧GVDDが入力される。そして、駆動信号生成回路310a-1は、入力される基駆動信号dA1-1、電圧HVH及び電圧GVDDに基づいて駆動信号COM-A1を生成する。そして、駆動信号生成回路310a-1は、ケーブル86を介して駆動信号COM-A1を液体吐出ヘッド40-1に出力する。同様に、駆動信号生成回路310a-j(j=1~4)には、基駆動信号dA1-j、電圧HVH及び電圧GVDDが入力される。そして、駆動信号生成回路310a-jは、入力される基駆動信号dA1-j、電圧HVH及び電圧GVDDに基づいて駆動信号COM-Ajを生成する。そして、駆動信号生成回路310a-jは、ケーブル86を介して駆動信号COM-Ajを液体吐出ヘッド40-1に出力する。同様に、駆動信号生成回路310bには、基駆動信号dB1、電圧HVH及び電圧GVDDが入力される。そして、駆動信号生成回路310bは、入力される基駆動信号dB1、電圧HVH及び電圧GVDDに基づいて駆動信号COM-Bを生成する。そして、駆動信号生成回路310bは、ケーブル86を介して駆動信号COM-Bを液体吐出ヘッド40に-1出力する。
基準電圧信号生成回路320には、電圧GVDDが入力される。そして、基準電圧信号生成回路320は、電圧GVDDの電圧値を変換しDC6V等の基準電圧信号VBSを生成する。そして、基準電圧信号生成回路320は、ケーブル86を介して基準電圧信号VBSを液体吐出ヘッド40-1に出力する。
また、駆動回路基板30-1は、電圧生成回路110から入力される電圧HVHを伝搬し、ケーブル86を介して液体吐出ヘッド40-1に出力する。さらに、駆動回路基板30-1は、制御回路基板10から入力される印刷データ信号SI1、ラッチ信号LAT1,チェンジ信号CH1及びクロック信号SCKを伝搬し、ケーブル87を介して液体吐出ヘッド40-1に出力する。
前述のとおり、駆動回路基板30-1と液体吐出ヘッド40-1とは、ケーブル86,87を介して電気的に接続されている。そして、ケーブル86は、駆動信号COM-A1~COM-A4,COM-B、電圧VDD,HVH及び基準電圧信号VBSを液体吐出ヘッド40-1に伝搬し、ケーブル87は、印刷データ信号SI1、ラッチ信号LAT1、チェンジ信号CH1及びクロック信号SCKを液体吐出ヘッド40-1に伝搬する。すなわち、液体吐出装置1は、高電圧の信号である駆動信号COM-A1~COM-A4,COM-B、基準電圧信号VBS及び電圧VDD,HVHを伝搬するケーブル86と、インクの吐出等を制御するための低電圧の信号である印刷データ信号SI1、ラッチ信号LAT1、チェンジ信号CH1及びクロック信号SCKを伝搬するケーブル87とを有する。これにより、高電圧の信号と低電圧の信号とが互いに干渉するおそれを低減することが可能となる。
液体吐出ヘッド40-1は、4つの吐出モジュール400を備える。ここで、4つの吐出モジュール400のそれぞれを、吐出モジュール400-1~400-4と称する場合がある。
吐出モジュール400-1は、駆動信号選択回路200と、温度測定回路210と、複数の吐出部600とを備える。
駆動信号選択回路200は、例えば集積回路(IC:Integrated Circuit)装置で構成される。駆動信号選択回路200には、電圧HVH,VDD、印刷データ信号SI1、ラッチ信号LAT1、チェンジ信号CH1、クロック信号SCK、駆動信号COM-A1,COM-B、及び基準電圧信号VBSが入力される。
駆動信号選択回路200は、入力される駆動信号COM-A1,COM-Bを、ラッチ信号LAT1及びチェンジ信号CH1で規定されたタイミングにおいて、印刷データ信号SI1に従い選択又は非選択とすることで駆動信号VOUTを生成する。そして、駆動信号選択回路200で生成された駆動信号VOUTは、複数の吐出部600に含まれる圧電素子60に供給される。すなわち、吐出モジュール400-1が有する駆動信号選択回路200は、駆動信号COM-A1,COM-Bの圧電素子60への供給を制御する。
温度測定回路210は、吐出モジュール400-1において、駆動信号選択回路200の近傍に設けられる。そして、温度測定回路210は、駆動信号選択回路200の温度を測定する。温度測定回路210は、測定した温度の測定結果を示す温度信号T1-1を生成し、制御回路100に出力する。制御回路100は、入力される温度信号T1-1に基づいて補正された基駆動信号dA1-1を生成し、駆動信号生成回路310a-1に出力する。そして、駆動信号生成回路310a-1は、補正された基駆動信号dA1-1に基づいて、駆動信号COM-A1を生成する。すなわち、駆動信号生成回路310a-1は、吐出モジュール400-1に含まれる温度測定回路210における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-A1を生成する。
ここで、吐出モジュール400-2~400-4は、入力される駆動信号が、駆動信号COM-A2~COM-A4である点、及び出力される温度信号T1-2~T1-4である点のみが異なり、吐出モジュール400-1と同様の構成である。
具体的には、吐出モジュール400-2は、駆動信号COM-A2と駆動信号COM-Bとを吐出モジュール400-2に含まれる駆動信号選択回路200で選択又は非選択とすることで、駆動信号VOUTを生成する。そして、当該駆動信号VOUTを、吐出モジュール400-2に含まれる圧電素子60に供給する。また、吐出モジュール400-3は、駆動信号COM-A3と駆動信号COM-Bとを吐出モジュール400-3に含まれる駆動信号選択回路200で選択又は非選択とすることで、駆動信号VOUTを生成する。そして、当該駆動信号VOUTを、吐出モジュール400-3に含まれる圧電素子60に供給する。また、吐出モジュール400-4は、駆動信号COM-A4と駆動信号COM-Bとを吐出モジュール400-4に含まれる駆動信号選択回路200で選択又は非選択とすることで、駆動信号VOUTを生成する。そして、当該駆動信号VOUTを、吐出モジュール400-4に含まれる圧電素子60に供給する。
また、吐出モジュール400-2,400-3,400-4のそれぞれに含まれる温度測定回路210は、吐出モジュール400-2,400-3,400-4のそれぞれに含まれる駆動信号選択回路200の温度を測定し、温度の測定結果を示す温度信号T1-2,T1-3,T1-4を生成する。そして、温度信号T1-2,T1-3,T1-4のそれぞれは、制御回路100に出力される。制御回路100は、温度信号T1-2,T1-3,T1-4のそれぞれに基づいて補正された基駆動信号dA1-2,dA1-3,dA1-4を生成し、駆動信号生成回路310a-2,310a-3,310a-4のそれぞれに出力する。そして、駆動信号生成回路310a-2,310a-3,310a-4のそれぞれは、補正された基駆動信号dA1-2,dA1-3,dA1-4のそれぞれに基づいて、駆動信号COM-A2,COM-A3,COM-A4を生成する。すなわち、駆動信号生成回路310a-2は、吐出モジュール400-2に含まれる温度測定回路210における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-A2を生成し、
駆動信号生成回路310a-3は、吐出モジュール400-3に含まれる温度測定回路210における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-A3を生成し、駆動信号生成回路310a-4は、吐出モジュール400-4に含まれる温度測定回路210における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-A4を生成する。
また、制御回路100は、入力される温度信号T1-1~T1-4に基づいて補正された基駆動信号dB1を生成し、駆動信号生成回路310bに出力する。そして、駆動信号生成回路310bは、補正された基駆動信号dA1に基づいて、駆動信号COM-Bを生成する。すなわち、駆動信号生成回路310bは、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに含まれる温度測定回路210における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-Bを生成する。ここで、制御回路100は、例えば、温度信号T1-1~T1-4の平均値に基づいて基駆動信号dB1生成してもよく、また、温度信号T1-1~T1-4の合計値に基づいて基駆動信号dB1生成してもよい。
ここで、駆動信号COM-A1が第1駆動信号の一例であり、駆動信号COM-A1を生成する駆動信号生成回路310a-1が第1駆動信号生成回路の一例である。また、駆動信号COM-A2が第2駆動信号の一例であり、駆動信号COM-A2を生成する駆動信号生成回路310a-2が第2駆動信号生成回路の一例である。また、駆動信号COM-Bが第3駆動信号の一例であり、駆動信号COM-Bを生成する駆動信号生成回路310bが第3駆動信号生成回路の一例である。
そして、駆動信号COM-A1及び駆動信号COM-Bに基づいて駆動する吐出モジュール400-1に含まれる圧電素子60が第1圧電素子の一例であり、当該圧電素子60が駆動することでインクが吐出されるノズル651が第1ノズルの一例であり、駆動信号COM-A1及び駆動信号COM-Bの圧電素子60への供給を制御する駆動信号選択回路200が第1駆動信号選択回路の一例であり、当該駆動信号選択回路200の温度を測定する温度測定回路210が第1温度測定回路の一例である。
また、駆動信号COM-A2及び駆動信号COM-Bに基づいて駆動する吐出モジュール400-2に含まれる圧電素子60が第2圧電素子の一例であり、当該圧電素子60が駆動することでインクが吐出されるノズル651が第2ノズルの一例であり、駆動信号COM-A2及び駆動信号COM-Bの圧電素子60への供給を制御する駆動信号選択回路200が第2駆動信号選択回路の一例であり、当該駆動信号選択回路200の温度を測定する温度測定回路210が第2温度測定回路の一例である。
なお、駆動信号COM-A3が第2駆動信号の他の一例であり、駆動信号COM-A3を生成する駆動信号生成回路310a-3が第2駆動信号生成回路の他の一例である。また、吐出モジュール400-3に含まれる圧電素子60が第2圧電素子の他の一例であり、当該圧電素子60が駆動することでインクが吐出されるノズル651が第2ノズルの他の一例であり、駆動信号COM-A3及び駆動信号COM-Bの圧電素子60への供給を制御する駆動信号選択回路200が第2駆動信号選択回路の他の一例であり、当該駆動信号選択回路200の温度を測定する温度測定回路210が第2温度測定回路の他の一例である。
さらに、駆動信号COM-A4が第2駆動信号の他の一例であり、駆動信号COM-A4を生成する駆動信号生成回路310a-4が第2駆動信号生成回路の他の一例である。また、吐出モジュール400-4に含まれる圧電素子60が第2圧電素子の他の一例であり、当該圧電素子60が駆動することでインクが吐出されるノズル651が第2ノズルの他の一例であり、駆動信号COM-A4及び駆動信号COM-Bの圧電素子60への供給を制御する駆動信号選択回路200が第2駆動信号選択回路の他の一例であり、当該駆動信号選択回路200の温度を測定する温度測定回路210が第2温度測定回路の他の一例である。
なお、駆動回路基板30-2~30-5、及び液体吐出ヘッド40-2~40-5は、入力される信号が異なるのみで、上述した駆動回路基板30-1及び液体吐出ヘッド40-1と同様の構成である。したがって、駆動回路基板30-2~30-5、及び液体吐出ヘッド40-2~40-5の説明については省略する。
4 駆動信号選択回路の構成及び動作
ここで、駆動信号選択回路200の動作について説明する。なお、駆動信号選択回路200の構成及び動作を説明するにあたり、駆動信号選択回路200に入力される信号のうち、印刷データ信号SI1~SI5を印刷データ信号SIとして、チェンジ信号CH1~CH5をチェンジ信号CHとして、ラッチ信号LAT1~LAT5をラッチ信号LATとして、駆動信号COM-A1~COM-A4を駆動信号COM-Aとして説明を行う。すなわち、以下の説明では、駆動信号選択回路200は、入力される印刷データ信号SI、チェンジ信号CH、ラッチ信号LAT及びクロック信号SCKに基づいて、入力される駆動信号COM-AとCOM-Bとを選択又は非選択とすることで駆動信号VOUTを生成して出力するとして説明を行う。
図8は、駆動信号COM-A,COM-Bの波形の一例を示す図である。図8に示すように、駆動信号COM-Aは、ラッチ信号LATが立ち上がってからチェンジ信号CHが立ち上がるまでの期間T1に配置された台形波形Adp1と、チェンジ信号CHが立ち上がってからラッチ信号LATが立ち上がるまでの期間T2に配置された台形波形Adp2とを連続させた波形の信号である。そして、台形波形Adp1が、圧電素子60の一端に供給された場合、当該圧電素子60に対応する吐出部600から、小程度の量のインクが吐出され、台形波形Adp2が、圧電素子60の一端に供給された場合、当該圧電素子60に対応する吐出部600から、小程度の量よりも多い中程度の量のインクが吐出される。
また、駆動信号COM-Bは、期間T1に配置された台形波形Bdp1と、期間T2に配置された台形波形Bdp2とを連続させた波形の信号である。そして、台形波形Bdp1が、圧電素子60の一端に供給された場合、当該圧電素子60に対応する吐出部600からインクは吐出されない。この台形波形Bdp1は、吐出部600のノズル開孔部付近のインクを微振動させて、インク粘度の増大を防止するための波形である。また、台形波形Bdp2が、圧電素子60の一端に供給された場合、台形波形Adp1が供給された場合と同様に、当該圧電素子60に対応する吐出部600から、小程度の量のインクが吐出される。すなわち、駆動信号COM-Bは、ノズル651からインクが吐出されないように圧電素子60を駆動する波形を含む信号である。
ここで、台形波形Adp1,Adp2,Bdp1,Bdp2のそれぞれの開始タイミング及び終了タイミングでの電圧は、いずれも電圧Vcで共通である。すなわち、台形波形Adp1,Adp2,Bdp1,Bdp2のそれぞれは、電圧Vcで開始し電圧Vcで終了する波形となっている。また、期間T1と期間T2とからなる周期Taが、媒体Pにドットを形成する印刷周期に相当する。
なお、駆動信号COM-A,COM-Bの波形は、図8に示す波形に限られるものではなく、液体吐出ヘッド40が搭載されるキャリッジ71の移動速度、吐出されるインクの性質、媒体Pの材質等に応じて、様々な波形の組み合わせの信号が用いられてもよい。
図9は、媒体Pに形成される「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」及び「非記録」のそれぞれに対応する駆動信号VOUTの波形の一例を示す図である。
図9に示すように、「大ドット」に対応する駆動信号VOUTは、周期Taにおいて、期間T1に配置された台形波形Adp1と、期間T2に配置された台形波形Adp2とを連続させた波形となっている。この駆動信号VOUTが圧電素子60の一端に供給された場合、周期Taにおいて、当該圧電素子60に対応した吐出部600から、小程度の量のインクと中程度の量のインクとが吐出される。よって、媒体Pには、それぞれのインクが着弾し合体することで大ドットが形成される。
「中ドット」に対応する駆動信号VOUTは、周期Taにおいて、期間T1に配置された台形波形Adp1と、期間T2に配置された台形波形Bdp2とを連続させた波形となっている。この駆動信号VOUTが圧電素子60の一端に供給された場合、周期Taにおいて、当該圧電素子60に対応した吐出部600から、小程度の量のインクが2回吐出される。よって、媒体Pには、それぞれのインクが着弾し合体することで中ドットが形成される。
「小ドット」に対応する駆動信号VOUTは、周期Taにおいて、期間T1に配置された台形波形Adp1と、期間T2に配置された電圧Vcで一定の波形とを連続させた波形となっている。この駆動信号VOUTが圧電素子60の一端に供給された場合、周期Taにおいて、当該圧電素子60に対応した吐出部600から、小程度の量のインクが吐出される。よって、媒体Pには、このインクが着弾して小ドットが形成される。
「非記録」に対応する駆動信号VOUTは、周期Taにおいて、期間T1に配置された台形波形Bdp1と、期間T2に配置された電圧Vcで一定の波形とを連続させた波形となっている。この駆動信号VOUTが圧電素子60の一端に供給された場合、周期Taにおいて、当該圧電素子60に対応した吐出部600のノズル開孔部付近のインクが微振動するのみで、インクは吐出されない。よって、媒体Pには、インクが着弾せずドットが形成されない。
ここで、電圧Vcで一定の波形とは、駆動信号VOUTとして台形波形Adp1,Adp2,Bdp1,Bdp2のいずれも選択されていない場合において、直前の電圧Vcが圧電素子60の容量成分により保持された電圧からなる波形である。したがって、駆動信号VOUTとして台形波形Adp1,Adp2,Bdp1,Bdp2のいずれも選択されていない場合、電圧Vcが駆動信号VOUTとして圧電素子60に供給される。
次に、駆動信号COM-A,COM-Bの波形を選択し、駆動信号VOUTを生成する駆動信号選択回路200の構成及び動作について説明する。図10は、駆動信号選択回路200の構成を示す図である。図10に示すように、駆動信号選択回路200は、選択制御回路220及び複数の選択回路230を含む。
選択制御回路220には、印刷データ信号SI、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH及びクロック信号SCKが入力される。また、選択制御回路220には、シフトレジスター(S/R)222とラッチ回路224とデコーダー226との組が、複数の吐出部600の各々に対応して設けられている。すなわち、駆動信号選択回路200は、対応する吐出部600の総数mと同数のシフトレジスター222とラッチ回路224とデコーダー226との組を含む。
具体的には、印刷データ信号SIは、クロック信号SCKに同期した信号であって、m個の吐出部600の各々に対して、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」及び「非
記録」のいずれかを選択するための2ビットの印刷データ[SIH,SIL]を含む、合計2mビットの信号である。印刷データ信号SIは、吐出部600に対応して、印刷データ信号SIに含まれる2ビット分の印刷データ[SIH,SIL]毎に、シフトレジスター222に保持される。具体的には、吐出部600に対応したm段のシフトレジスター222が互いに縦続接続されるとともに、シリアルで入力された印刷データ信号SIが、クロック信号SCKに従って順次後段に転送される。なお、図10では、シフトレジスター222を区別するために、印刷データ信号SIが入力される上流側から順番に1段、2段、…、m段と表記している。
m個のラッチ回路224の各々は、m個のシフトレジスター222の各々で保持された2ビットの印刷データ[SIH,SIL]をラッチ信号LATの立ち上がりでラッチする。
図11は、デコーダー226におけるデコード内容を示す図である。デコーダー226は、ラッチされた2ビットの印刷データ[SIH,SIL]に従い選択信号S1,S2を出力する。例えば、デコーダー226は、2ビットの印刷データ[SIH,SIL]が[1,0]の場合、選択信号S1の論理レベルを、期間T1,T2においてH,Lレベルとして出力し、選択信号S2の論理レベルを、期間T1,T2においてL,Hレベルとして選択回路230に出力する。
選択回路230は、吐出部600のそれぞれに対応して設けられている。すなわち、駆動信号選択回路200が有する選択回路230の数は、対応する吐出部600の総数mと同じである。図12は、吐出部600の1個分に対応する選択回路230の構成を示す図である。図12に示すように、選択回路230は、NOT回路であるインバーター232a,232bとトランスファーゲート234a,234bとを有する。
選択信号S1は、トランスファーゲート234aにおいて丸印が付されていない正制御端に入力される一方で、インバーター232aによって論理反転されて、トランスファーゲート234aにおいて丸印が付された負制御端に入力される。また、トランスファーゲート234aの入力端には、駆動信号COM-Aが供給される。選択信号S2は、トランスファーゲート234bにおいて丸印が付されていない正制御端に入力される一方で、インバーター232bによって論理反転されて、トランスファーゲート234bにおいて丸印が付された負制御端に入力される。また、トランスファーゲート234bの入力端には、駆動信号COM-Bが供給される。そして、トランスファーゲート234a,234bの出力端が共通に接続され、駆動信号VOUTとして出力する。
具体的には、トランスファーゲート234aは、選択信号S1がHレベルの場合、入力端と出力端との間を導通(オン)とし、選択信号S1がLレベルの場合、入力端と出力端との間を非導通(オフ)とする。また、トランスファーゲート234bは、選択信号S2がHレベルの場合、入力端と出力端との間を導通(オン)とし、選択信号S2がLレベルの場合、入力端と出力端との間を非導通(オフ)とする。これにより、選択信号S1,S2に基づいて駆動信号COM-A,COM-Bの波形が選択され、選択回路230から駆動信号VOUTが出力される。
ここで、図13を用いて、駆動信号選択回路200の動作について説明する。図13は、駆動信号選択回路200の動作を説明するための図である。印刷データ信号SIは、クロック信号SCKに同期してシリアルで入力されて、吐出部600に対応するシフトレジスター222において順次転送される。そして、クロック信号SCKの入力が停止すると、各シフトレジスター222には、吐出部600の各々に対応した2ビットの印刷データ[SIH,SIL]が保持される。なお、印刷データ信号SIは、シフトレジスター22
2のm段、…、2段、1段の吐出部600に対応した順に入力される。
そして、ラッチ信号LATが立ち上がると、ラッチ回路224のそれぞれは、シフトレジスター222に保持されている2ビットの印刷データ[SIH,SIL]を一斉にラッチする。なお、図13において、LT1、LT2、…、LTmは、1段、2段、…、m段のシフトレジスター222に対応するラッチ回路224によってラッチされた2ビットの印刷データ[SIH,SIL]を示す。
デコーダー226は、ラッチされた2ビットの印刷データ[SIH,SIL]で規定されるドットのサイズに応じて、期間T1,T2のそれぞれにおいて、選択信号S1,S2の論理レベルを図11に示す内容で出力する。
具体的には、デコーダー226は、印刷データ[SIH,SIL]が[1,1]の場合、選択信号S1を期間T1,T2においてH,Hレベルとし、選択信号S2を期間T1,T2においてL,Lレベルとする。この場合、選択回路230は、期間T1において台形波形Adp1を選択し、期間T2において台形波形Adp2を選択する。その結果、図9に示した「大ドット」に対応する駆動信号VOUTが生成される。
また、デコーダー226は、印刷データ[SIH,SIL]が[1,0]の場合、選択信号S1を期間T1,T2においてH,Lレベルとし、選択信号S2を期間T1,T2においてL,Hレベルとする。この場合、選択回路230は、期間T1において台形波形Adp1を選択し、期間T2において台形波形Bdp2を選択する。その結果、図9に示した「中ドット」に対応する駆動信号VOUTが生成される。
また、デコーダー226は、印刷データ[SIH,SIL]が[0,1]の場合、選択信号S1を期間T1,T2においてH,Lレベルとし、選択信号S2を期間T1,T2においてL,Lレベルとする。この場合、選択回路230は、期間T1において台形波形Adp1を選択し、期間T2において台形波形Adp2,Bdp2のいずれも選択しない。その結果、図9に示した「小ドット」に対応する駆動信号VOUTが生成される。
また、デコーダー226は、印刷データ[SIH,SIL]が[0,0]の場合、選択信号S1を期間T1,T2においてL,Lレベルとし、選択信号S2を期間T1,T2においてH,Lレベルとする。この場合、選択回路230は、期間T1において台形波形Bdp1を選択し、期間T2において台形波形Adp2,Bdp2のいずれも選択しない。その結果、図9に示した「非記録」に対応する駆動信号VOUTが生成される。
以上のように、駆動信号選択回路200は、印刷データ信号SI、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH及びクロック信号SCKに基づいて、2つの駆動信号COM-A,COM-Bを選択又は非選択し、駆動信号VOUTとして複数の圧電素子60のそれぞれに供給する。すなわち、駆動信号選択回路200は、駆動信号COM-A,COM-Bの圧電素子60への供給を制御する。
5 駆動信号生成回路の構成及び動作
次に、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bの構成及び動作について説明する。図14は、駆動信号生成回路310a-1の構成を示す図である。駆動信号生成回路310aには、基駆動信号dA1-1が入力される。そして、駆動信号生成回路310a-1は、基駆動信号dA1-1を集積回路500に含まれる変調回路520により変調し、変調信号Msを生成する。トランジスターM1,M2は、変調信号Msを増幅し、増幅変調信号Msaを生成する。そしてローパスフィルター回路560が、増幅変調信号MsaをコイルL1に基づいて復調することで駆動信号COM-A1を生成する。
図14に示すように、駆動信号生成回路310a-1は、集積回路500、出力回路550及び複数の回路素子を含む。集積回路500は、入力される基駆動信号dA1-1に基づいて、出力回路550に含まれるトランジスターM1,M2を駆動するゲート信号を出力する。集積回路500は、DAC(Digital to Analog Converter)510、変調回路520及びゲートドライブ回路530を含む。
DAC510には、基駆動信号dA1-1が入力される。そして、DAC510は、基駆動信号dA1-1をデジタル/アナログ変換することで、アナログ信号の基駆動信号aAを生成する。この基駆動信号aAの電圧を増幅した信号が、駆動信号COM-A1となる。換言すれば、基駆動信号aAは、駆動信号COM-A1の増幅前の目標となる信号である。
変調回路520は、コンパレーター521及びインバーター回路522を含む。コンパレーター521には、基駆動信号aAが入力される。そして、コンパレーター521は、基駆動信号aAの電圧値が上昇している場合に所定の電圧閾値Vth1以上になった場合にHレベルとなり、基駆動信号aAの電圧値が下降している場合に所定の電圧閾値Vth2を下回った場合にLレベルとなる変調信号Msを出力する。なお、上述した閾値は、電圧閾値Vth1>電圧閾値Vth2という関係に設定される。
コンパレーター521から出力された変調信号Msは、変調回路520において分岐された後、分岐された一方の変調信号Msは、変調信号Ms1としてゲートドライブ回路530に出力される。また、分岐された他方の変調信号Msは、インバーター回路522を介して変調信号Ms2としてゲートドライブ回路530に出力される。すなわち、変調回路520は、排他的な論理レベルの2つの変調信号Ms1,Ms2を生成し、ゲートドライブ回路530に出力する。ここで、排他的な論理レベルの2つの信号とは、互いの信号の論理レベルが、同時にHレベルとはならないように、タイミングが制御された信号を含む。ところで、ここでいう変調信号は、狭義には、変調信号Msであるが、基駆動信号aAに応じてパルス変調したものと考えれば、変調信号Msの否定信号である変調信号Ms2も変調信号に含まれる。
ゲートドライブ回路530は、ゲートドライバー531とゲートドライバー532とを含む。ゲートドライバー531は、変調回路520から出力される変調信号Ms1の電圧値をレベルシフトして、端子Hdrから出力する。具体的には、ゲートドライバー531の電源電圧のうち、高電位側には端子Bstを介して電圧が供給され、低電位側には端子Swを介して電圧が供給される。端子Bstは、集積回路500の外部に設けられたコンデンサーC5の一端及び逆流防止用のダイオードD1のカソード端子と共通に接続される。また、コンデンサーC5の他端は端子Swと接続される。また、ダイオードD1のアノード端子は、端子Gvdと接続される。そして、端子Gvdには、前述した電圧変換回路330で生成された電圧GVDDが供給される。したがって、端子Bstと端子Swとの電位差は、コンデンサーC5の両端の電位差、すなわち電圧GVDDとおよそ等しくなる。そして、ゲートドライバー531は、入力される変調信号Ms1に従って、端子Swに対して電圧値が電圧GVDDだけ大きな信号を生成し、端子Hdrから出力する。
ゲートドライバー532は、ゲートドライバー531よりも低電位側で動作する。ゲートドライバー532は、変調回路520から出力される変調信号Ms2の電圧値をレベルシフトして、端子Ldrから出力する。具体的には、ゲートドライバー532の電源電圧のうち、高電位側には電圧GVDDが供給され、低電位側にはグラウンド電位が供給される。そして、ゲートドライバー532は、入力される変調信号Ms2に従って、端子Gndに対して電圧値が電圧GVDDだけ大きな信号を生成し、端子Ldrから出力する。
出力回路550は、トランジスターM1,M2、抵抗R1,R2及びローパスフィルター回路(Low Pass Filter)560を有する。なお、トランジスターM1,M2のそれぞれは、例えばNチャンネル型のFET(Field Effect Transistor)である。
トランジスターM1のドレイン電極には、電圧HVHが供給される。また、トランジスターM1のゲート電極は抵抗R1の一端と接続され、抵抗R1の他端は端子Hdrと接続される。また、トランジスターM1のソース電極は端子Swと接続される。以上のように接続されたトランジスターM1は、端子Hdrから出力されるゲートドライバー531の出力信号に応じて動作する。
トランジスターM2のドレイン電極は、トランジスターM1のソース電極と接続される。また、トランジスターM2のゲート電極は抵抗R2の一端と接続され、抵抗R2の他端は端子Ldrと接続される。また、トランジスターM2のソース電極にはグラウンド電位が供給される。以上のように接続されたトランジスターM2は、端子Ldrから出力されるゲートドライバー532の出力信号に応じて動作する。
トランジスターM1がオフに制御され、トランジスターM2がオンに制御されている場合、端子Swが接続される接続点はグラウンド電位となる。したがって、端子Bstには電圧GVDDが供給される。一方、トランジスターM1がオンに制御され、トランジスターM2がオフに制御されている場合、端子Swが接続される接続点には電圧HVHが供給される。したがって、端子Bstには電圧HVH+電圧GVDDが供給される。
すなわち、トランジスターM1を駆動させるゲートドライバー531は、コンデンサーC5をフローティング電源として、トランジスターM1,M2の動作に応じて、端子Swの電圧がグラウンド電位又は電圧HVHに変化することで、トランジスターM1のゲート電極に、Lレベルが電圧HVH、Hレベルが電圧HVH+電圧GVDDの信号を供給する。そして、トランジスターM1は、ゲート電極に供給される当該信号に基づいて、スイッチング動作を行う。また、トランジスターM2を駆動させるゲートドライバー532は、トランジスターM1,M2の動作に関係なく、トランジスターM2のゲート電極に、Lレベルがグラウンド電位、Hレベルが電圧GVDDの信号を供給する。そして、トランジスターM2は、ゲート電極に供給される当該信号に基づいて、スイッチング動作を行う。これにより、トランジスターM1のソース電極とトランジスターM2のドレイン電極との接続点には、変調信号Msが電圧HVHに基づいて増幅された増幅変調信号Msaが生成される。すなわち、トランジスターM1,M2が、駆動信号COM-A1の基となる基駆動信号dA1-1に基づく信号を増幅する。
ローパスフィルター回路560は、コイルL1及びコンデンサーC1を含む。コイルL1の一端は、トランジスターM1のソース電極及びトランジスターM2のドレイン電極と共通に接続される。また、コイルL1の他端は、駆動信号COM-Aが出力される端子Out及びコンデンサーC1の一端と共通に接続される。コンデンサーC1の他端にはグラウンド電位が供給される。
以上のように接続されたコイルL1及びコンデンサーC1が、トランジスターM1,M2との接続点に供給される増幅変調信号Msaを平滑する。これにより、増幅変調信号Msaが復調されて駆動信号COM-A1が生成される。すなわち、増幅変調信号MsaをコイルL1に基づいて復調することで駆動信号COM-A1を生成する。そして、生成された駆動信号COM-A1は、端子Outから出力される。
以上のように構成された駆動信号生成回路310a-1において、基駆動信号dA1-
1が第1基駆動信号の一例であり、基駆動信号dA1-1を変調する変調回路520が第1変調回路の一例であり、当該変調回路520が生成する変調信号Msが第1変調信号の一例である。また、変調信号Msを分岐した一方の変調信号Ms1を増幅するトランジスターM1が第1トランジスターの一例であり、変調信号Msを分岐しインバーター回路522を介した変調信号Ms2を増幅するトランジスターM2が第1トランジスターの他の一例である。そして、変調信号Msを増幅することで生成された増幅変調信号Msaが第1増幅変調信号の一例であり、増幅変調信号Msaを復調するローパスフィルター回路560が第1復調回路の一例であり、ローパスフィルター回路560に含まれるコイルL1が第1コイルの一例である。
ここで、駆動信号生成回路310a-2~310a-4,310bは、入力される基駆動信号及び出力される駆動信号が異なるのみで、駆動信号生成回路310a-1と同様の構成を有する。
すなわち、駆動信号生成回路310a-2は、入力される基駆動信号dA1-2を集積回路500に含まれる変調回路520により変調し、変調信号Msを生成する。そして、トランジスターM1,M2が変調信号Msを増幅することで、増幅変調信号Msaを生成し、ローパスフィルター回路560が、コイルL1に基づいて増幅変調信号Msaを復調することで駆動信号COM-A2を生成する。
以上のように構成された駆動信号生成回路310a-2において、基駆動信号dA1-2が第2基駆動信号の一例であり、基駆動信号dA1-2を変調する変調回路520が第2変調回路の一例であり、当該変調回路520が生成する変調信号Msが第2変調信号の一例である。また、変調信号Msを分岐した一方の変調信号Ms1を増幅するトランジスターM1が第2トランジスターの一例であり、変調信号Msを分岐しインバーター回路522を介した変調信号Ms2を増幅するトランジスターM2が第2トランジスターの他の一例である。そして、変調信号Msを増幅することで生成された増幅変調信号Msaが第2増幅変調信号の一例であり、増幅変調信号Msaを復調するローパスフィルター回路560が第2復調回路の一例であり、ローパスフィルター回路560に含まれるコイルL1が第2コイルの一例である。
また、駆動信号生成回路310a-3は、入力される基駆動信号dA1-3を集積回路500に含まれる変調回路520により変調し、変調信号Msを生成する。そして、トランジスターM1,M2が変調信号Msを増幅することで、増幅変調信号Msaを生成し、ローパスフィルター回路560が、コイルL1に基づいて増幅変調信号Msaを復調することで駆動信号COM-A3を生成する。
以上のように構成された駆動信号生成回路310a-3において、基駆動信号dA1-3が第2基駆動信号の他の一例であり、基駆動信号dA1-3を変調する変調回路520が第2変調回路の他の一例であり、当該変調回路520が生成する変調信号Msが第2変調信号の他の一例である。また、変調信号Msを分岐した一方の変調信号Ms1を増幅するトランジスターM1が第2トランジスターの他の一例であり、変調信号Msを分岐しインバーター回路522を介した変調信号Ms2を増幅するトランジスターM2が第2トランジスターの他の一例である。そして、変調信号Msを増幅することで生成された増幅変調信号Msaが第2増幅変調信号の他の一例であり、増幅変調信号Msaを復調するローパスフィルター回路560が第2復調回路の他の一例であり、ローパスフィルター回路560に含まれるコイルL1が第2コイルの他の一例である。
また、駆動信号生成回路310a-4は、入力される基駆動信号dA1-4を集積回路500に含まれる変調回路520により変調し、変調信号Msを生成する。そして、トラ
ンジスターM1,M2が変調信号Msを増幅することで、増幅変調信号Msaを生成し、ローパスフィルター回路560がコイルL1に基づいて増幅変調信号Msaを復調することで駆動信号COM-A4を生成する。
以上のように構成された駆動信号生成回路310a-4において、基駆動信号dA1-4が第2基駆動信号の他の一例であり、基駆動信号dA1-4を変調する変調回路520が第2変調回路の他の一例であり、当該変調回路520が生成する変調信号Msが第2変調信号の他の一例である。また、変調信号Msを分岐した一方の変調信号Ms1を増幅するトランジスターM1が第2トランジスターの他の一例であり、変調信号Msを分岐しインバーター回路522を介した変調信号Ms2を増幅するトランジスターM2が第2トランジスターの他の一例である。そして、変調信号Msを増幅することで生成された増幅変調信号Msaが第2増幅変調信号の他の一例であり、増幅変調信号Msaを復調するローパスフィルター回路560が第2復調回路の他の一例であり、ローパスフィルター回路560に含まれるコイルL1が第2コイルの他の一例である。
また、駆動信号生成回路310bは、入力される基駆動信号dB1を集積回路500に含まれる変調回路520により変調し、変調信号Msを生成する。そして、トランジスターM1,M2が変調信号Msを増幅することで、増幅変調信号Msaを生成し、ローパスフィルター回路560がコイルL1に基づいて増幅変調信号Msaを復調することで駆動信号COM-Bを生成する。
以上のように構成された駆動信号生成回路310bにおいて、基駆動信号dB1が第3基駆動信号の一例であり、基駆動信号dB1を変調する変調回路520が第3変調回路の一例であり、当該変調回路520が生成する変調信号Msが第3変調信号の一例である。また、変調信号Msを分岐した一方の変調信号Ms1を増幅するトランジスターM1が第3トランジスターの一例であり、変調信号Msを分岐しインバーター回路522を介した変調信号Ms2を増幅するトランジスターM2が第3トランジスターの他の一例である。そして、変調信号Msを増幅することで生成された増幅変調信号Msaが第3増幅変調信号の一例であり、増幅変調信号Msaを復調するローパスフィルター回路560が第3復調回路の一例であり、ローパスフィルター回路560に含まれるコイルL1が第3コイルの他の一例である。
なお、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bの構成は、上述したD級増幅回路に限られるものではない。すなわち、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bは、基駆動信号aAの波形を増幅できる構成であればよく、例えば、A級増幅回路、B級増幅回路又はAB級増幅回路等で構成されてもよい。
6 駆動回路基板の構成
以上に説明したように、本実施形態における液体吐出装置1において駆動信号生成回路310a-1は、吐出モジュール400-1に含まれる複数の圧電素子60に供給される駆動信号COM-A1を生成する。また、駆動信号生成回路310a-2は、吐出モジュール400-2に含まれる複数の圧電素子60に供給される駆動信号COM-A2を生成する。また、駆動信号生成回路310bは、吐出モジュール400-1,400-2の双方に含まれる複数の圧電素子60に供給される駆動信号COM-Bを生成する。換言すれば、吐出モジュール400-1に含まれる圧電素子60は、駆動信号生成回路310a-1が生成する駆動信号COM-A1、及び駆動信号生成回路310bが生成する駆動信号COM-Bに基づいて駆動することで、当該圧電素子60に対応するノズル651から液体を吐出させ、また、吐出モジュール400-2に含まれる圧電素子60は、駆動信号生成回路310a-2が生成する駆動信号COM-A2、及び駆動信号生成回路310bが生成する駆動信号COM-Bに基づいて駆動することで、当該圧電素子60に対応するノ
ズル651から液体を吐出させる。
すなわち、駆動回路基板30には、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに対して、個別に駆動信号COM-A1~COM-A4のそれぞれを供給する駆動信号生成回路310a-1~310a-4と、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに対して、共通の駆動信号COM-Bを供給する駆動信号生成回路310bとが設けられている。
ここで、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bが設けられる駆動回路基板30の構成について説明する。図15は、駆動回路基板30の構成を示す図である。図15に示すように駆動回路基板30は、基板300と、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bと、コネクター83,84,85とを有する。なお、図15では図示を省略するが、基板300には、上述した各構成の他に、図7に示す電圧変換回路330、各種信号が伝搬される配線などが設けられている。
基板300は、辺301と、辺301と対向する辺302と、辺303と、辺303と対向する辺304とで形成された略矩形状である。なお、基板300の形状は矩形に限られるものではなく、例えば、六角形や八角形等の多角形であってもよく、さらには、一部に切欠きや弧等が形成されていてもよい。すなわち、基板300において、辺301と辺303とが互いに平行ではなく、換言すれば、辺301を延伸した仮想直線と、辺303を延伸した仮想直線とが、互いに交差する。この場合において、本実施形態では、辺301を延伸した仮想直線と、辺303を延伸した仮想直線とは、互いに直交する。
コネクター83は不図示の複数の端子を有する。そして、コネクター83は、当該複数の端子が辺304に沿って並設されるように基板300の辺304側に設けられる。コネクター84は不図示の複数の端子を有する。そして、コネクター84は、当該複数の端子が辺302に沿って並設されるように基板300の辺302側に設けられる。コネクター85は不図示の複数の端子を有する。そして、コネクター85は、当該複数の端子が辺302に沿って並設されるように基板300の辺302側に設けられる。この場合において、コネクター84は、コネクター85の辺303側に位置する。ここで、コネクター84が、駆動信号COM-A1~COM-A4,COM-Bを液体吐出ヘッド40の出力する出力コネクターの一例である。
基板300において、駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bは、辺301と駆動信号生成回路310a-1との最短距離が、辺301と駆動信号生成回路310bとの最短距離よりも大きく、辺301と駆動信号生成回路310a-2との最短距離が、辺301と駆動信号生成回路310bとの最短距離よりも大きく、辺301と駆動信号生成回路310a-3との最短距離が、辺301と駆動信号生成回路310bとの最短距離よりも大きく、辺301と駆動信号生成回路310a-4との最短距離が、辺301と駆動信号生成回路310bとの最短距離よりも大きくなるように位置する。
具体的には、駆動信号生成回路310a-1に含まれる集積回路500及びトランジスターM1,M2は、トランジスターM1,M2が辺303から辺304に向かう方向において並んで位置し、集積回路500と、トランジスターM1,M2とが辺301から辺302に向かう方向において、集積回路500、トランジスターM1,M2の順に並んで位置する。
また、駆動信号生成回路310a-2は、基板300において駆動信号生成回路310a-1の辺303側に位置する。そして、駆動信号生成回路310a-2に含まれる集積回路500及びトランジスターM1,M2は、トランジスターM1,M2が辺303から
辺304に向かう方向において並んで位置し、集積回路500と、トランジスターM1,M2とが辺301から辺302に向かう方向において、集積回路500、トランジスターM1,M2の順に並んで位置する。
また、駆動信号生成回路310a-3は、基板300において駆動信号生成回路310a-2の辺303側に位置する。そして、駆動信号生成回路310a-3に含まれる集積回路500及びトランジスターM1,M2は、トランジスターM1,M2が辺303から辺304に向かう方向において並んで位置し、集積回路500と、トランジスターM1,M2とが辺301から辺302に向かう方向において、集積回路500、トランジスターM1,M2の順に並んで位置する。
また、駆動信号生成回路310a-4は、基板300において駆動信号生成回路310a-3の辺303側に位置する。そして、駆動信号生成回路310a-4に含まれる集積回路500及びトランジスターM1,M2は、トランジスターM1,M2が辺303から辺304に向かう方向において並んで位置し、集積回路500と、トランジスターM1,M2とが辺301から辺302に向かう方向において、集積回路500、トランジスターM1,M2の順に並んで位置する。
また、駆動信号生成回路310bは、基板300において、駆動信号生成回路310a-1~310a-4の辺301側に位置する。そして、駆動信号生成回路310bに含まれる集積回路500及びトランジスターM1,M2は、トランジスターM1,M2が辺301から辺302に向かう方向において並んで位置し、集積回路500と、トランジスターM1,M2とが辺304から辺303に向かう方向において、集積回路500、トランジスターM1,M2の順に並んで位置する。
ここで、図15に示すように、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2のサイズは、駆動信号生成回路310a-1に含まれるトランジスターM1,M2のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-2に含まれるトランジスターM1,M2のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-3に含まれるトランジスターM1,M2のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-4に含まれるトランジスターM1,M2のサイズよりも大きくても良い。
また、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値は、駆動信号生成回路310a-1に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-2に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-3に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-4に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値よりも大きくても良い。
前述のとおり、駆動信号生成回路310a-1~310a-4は、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに対して、個別に供給される駆動信号COM-A1~COM-A4のそれぞれ生成し出力する。これに対して、駆動信号生成回路310bは、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに対して、共通に供給される駆動信号COM-Bを生成し出力する。したがって、駆動信号生成回路310bが駆動信号COM-Bを出力することに起因する電流量は、駆動信号生成回路310a-1が駆動信号COM-A1を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-2が駆動信号COM-A2を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-3が駆動信号COM-A3を出力することに起因する電流量、及び駆動信号生成回路310a-4が駆動信号COM-A4を出力することに起因する電流量よりも大きい。
そのため、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、又は供給可能な電流の最大値を、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、又は供給可能な電流の最大値よりも大きくすることで、駆動信号生成回路310bに生じる発熱を低減することが可能となる。
また、駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1のサイズは、駆動信号生成回路310a-1に含まれるコイルL1のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-2に含まれるコイルL1のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-3に含まれるコイルL1のサイズよりも大きく、且つ駆動信号生成回路310a-4に含まれるコイルL1のサイズよりも大きくても良い。
前述のとおり、駆動信号生成回路310bが駆動信号COM-Bを出力することに起因する電流量は、駆動信号生成回路310a-1が駆動信号COM-A1を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-2が駆動信号COM-A2を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-3が駆動信号COM-A3を出力することに起因する電流量、及び駆動信号生成回路310a-4が駆動信号COM-A4を出力することに起因する電流量よりも大きい。
駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1のサイズを、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるコイルL1のサイズよりも大きくすることで、コイルL1が有する巻線の巻き数、及び当該巻線が巻かれるコア部分の実行断面積を大きくすることが可能となる。これにより、駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1に生じる磁束密度を低減することが可能となる。したがって、大きな電流が流れる駆動信号生成回路310bが有するコイルL1であっても、コイルL1の磁束が飽和磁束密度に達するおそれを低減することが可能となる。
図15に示すように、コネクター84は、基板300において、駆動信号生成回路310bよりも駆動信号生成回路310a-1~310a-4側の辺302に沿って設けられる。具体的には、駆動信号生成回路310a-1とコネクター84との最短距離は、駆動信号生成回路310bとコネクター84との最短距離よりも短く、駆動信号生成回路310a-2とコネクター84との最短距離は、駆動信号生成回路310bとコネクター84との最短距離よりも短く、駆動信号生成回路310a-3とコネクター84との最短距離は、駆動信号生成回路310bとコネクター84との最短距離よりも短く、駆動信号生成回路310a-4とコネクター84との最短距離は、駆動信号生成回路310bとコネクター84との最短距離よりも短い。これにより、基板300において、駆動信号COM-A1~COM-A4が伝搬される配線長を短くすることが可能となる。したがって、吐出モジュール400-1~400-4に個別に供給される駆動信号COM-A1~COM-A4の波形に歪みが生じるおそれが低減される。よって、複数の吐出モジュール400-1~400-4間におけるインクの吐出精度にばらつきが生じるおそれを低減することができる。
ここで、図16及び図17を用いて、駆動信号COM-A1~COM-A4,COM-Bが伝搬される配線について説明する。図16は、駆動信号COM-A1~COM-A4が伝搬される配線の一例を示す図である。図17は、駆動信号COM-Bが伝搬される配線の一例を示す図である。ここで、本実施形態において、駆動信号COM-A1~COM-A4が伝搬される配線は、基板300において、前述した集積回路500が実装される配線層とは異なる配線層に設けられ、また、駆動信号COM-Bが伝搬される配線は、基板300において、前述した集積回路500が実装される配線層、及び駆動信号COM-A1~COM-A4が伝搬される配線層とは異なる配線層に設けられる。なお、図16及
び図17には、異なる配線層に設けられている駆動信号生成回路310a-1~310a-4,310bの実装領域を破線で示している。
図16に示すように、駆動信号生成回路310a-1とコネクター84とは、配線341で電気的に接続される。したがって、駆動信号COM-A1は、配線341で伝搬された後、コネクター84を介して液体吐出ヘッド40に供給される。また、駆動信号生成回路310a-2とコネクター84とは、配線342で電気的に接続される。したがって、駆動信号COM-A2は、配線342で伝搬された後、コネクター84を介して液体吐出ヘッド40に供給される。また、駆動信号生成回路310a-3とコネクター84とは、配線343で電気的に接続される。したがって、駆動信号COM-A3は、配線343で伝搬された後、コネクター84を介して液体吐出ヘッド40に供給される。また、駆動信号生成回路310a-4とコネクター84とは、配線344で電気的に接続される。したがって、駆動信号COM-A4は、配線344で伝搬された後、コネクター84を介して液体吐出ヘッド40に供給される。
また、図17に示すように、駆動信号生成回路310bとコネクター84とは、配線350、及び配線350から分岐された分岐配線351~354のそれぞれを介して電気的に接続される。具体的には、駆動信号生成回路310bは、配線350と電気的に接続される。そして、配線350は基板300において、分岐配線351~354に分岐される。分岐配線351は、吐出モジュール400-1に供給される駆動信号COM-Bを伝搬する。また、分岐配線352は、吐出モジュール400-2に供給される駆動信号COM-Bを伝搬する。また、分岐配線353は、吐出モジュール400-3に供給される駆動信号COM-Bを伝搬する。また、分岐配線354は、吐出モジュール400-4に供給される駆動信号COM-Bを伝搬する。
分岐配線351~354のそれぞれは、異なる吐出モジュール400に設けられた圧電素子60に供給される駆動信号COM-Bを伝搬する。そのため、分岐配線351~354のそれぞれで伝搬される信号が干渉した場合、圧電素子60に供給される駆動信号COM-Bの信号波形に歪みが生じる。駆動信号COM-Bを分岐配線351~354のそれぞれで伝搬することで、分岐配線351~354のそれぞれで伝搬される信号が相互干渉するおそれを低減することが可能となる。
ここで、駆動信号COM-Bを伝搬する配線350の面積は、分岐配線351~354のそれぞれの面積に対して大きいことが好ましい。配線350には、分岐配線351~354に流れる電流が集中する。配線350の面積を、分岐配線351~354のそれぞれに面積に対して大きくすることで、配線350におけるインピーダンスを低減することが可能となり、駆動信号COM-Bに、当該インピーダンス成分に起因する波形歪みが生じるおそれを低減することが可能となる。
また、駆動信号COM-Bを伝搬する分岐配線351~354は、コネクター84よりも駆動信号生成回路310b側で配線350から分岐することが好ましい。具体的には、配線350と分岐配線351との分岐点と駆動信号生成回路310bとの最短距離は、配線350と分岐配線351との分岐点とコネクター84との最短距離よりも短く、配線350と分岐配線352との分岐点と駆動信号生成回路310bとの最短距離は、配線350と分岐配線352との分岐点とコネクター84との最短距離よりも短く、配線350と分岐配線353との分岐点と駆動信号生成回路310bとの最短距離は、配線350と分岐配線353との分岐点とコネクター84との最短距離よりも短く、配線350と分岐配線354との分岐点と駆動信号生成回路310bとの最短距離は、配線350と分岐配線354との分岐点とコネクター84との最短距離よりも短いことが好ましい。
これにより、分岐配線351~354のそれぞれで伝搬される信号が相互干渉するおそれをさらに低減することが可能となる。
7 作用効果
以上のように本実施形態における液体吐出装置1は、基板300に設けられた駆動信号COM-A1を生成する駆動信号生成回路310a-1と、駆動信号COM-A2を生成する駆動信号生成回路310a-2と、駆動信号COM-A3を生成する駆動信号生成回路310a-3と、駆動信号COM-A4を生成する駆動信号生成回路310a-4と、駆動信号COM-Bを生成する駆動信号生成回路310bとを有する。そして、駆動信号COM-A1と駆動信号COM-Bとが、吐出モジュール400-1が有する圧電素子60に供給され、駆動信号COM-A2と駆動信号COM-Bとが、吐出モジュール400-2が有する圧電素子60に供給され、駆動信号COM-A3と駆動信号COM-Bとが、吐出モジュール400-3が有する圧電素子60に供給され、駆動信号COM-A4と駆動信号COM-Bとが、吐出モジュール400-4が有する圧電素子60に供給される。すなわち、駆動信号COM-Bは、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれが有する圧電素子60に共通に供給される。したがって、駆動回路基板30において、ノズル列を有する吐出モジュール400の数が増加した場合であっても、駆動信号COM-Bを生成する駆動信号生成回路310bの数が増加するおそれを低減できる。よって、液体吐出装置の回路規模が増大するおそれを低減することが可能となる。
また、本実施形態における液体吐出装置1において、駆動信号生成回路310a-1~310a-4のそれぞれは、対応する吐出モジュール400-1~400-4に設けられたそれぞれの温度測定回路210の測定結果に基づいて補正された駆動信号COM-A1~COM-A4を生成する。このとき、吐出モジュール400-1に設けられた温度測定回路210は、吐出モジュール400-1に含まれる駆動信号選択回路200の近傍の温度を測定し、吐出モジュール400-2に設けられた温度測定回路210は、吐出モジュール400-2に含まれる駆動信号選択回路200の近傍の温度を測定し、吐出モジュール400-3に設けられた温度測定回路210は、吐出モジュール400-3に含まれる駆動信号選択回路200の近傍の温度を測定し、吐出モジュール400-4に設けられた温度測定回路210は、吐出モジュール400-4に含まれる駆動信号選択回路200の近傍の温度を測定する。すなわち、温度測定回路210は、ノズルから吐出されるインクが貯留される吐出モジュール400の温度を測定する。したがって、駆動信号生成回路310a-1~310a-4のそれぞれは、吐出されるインクの温度による物性の変化を加味して補正された駆動信号COM-A1~COM-A4を生成することが可能となり、対応するノズル651から吐出されるインクの吐出精度を向上することが可能となる。
また、本実施形態における液体吐出装置1において、駆動信号生成回路310bは、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに設けられた温度測定回路210の測定結果に基づいて補正された駆動信号COM-Bを生成する。換言すれば、駆動信号生成回路310bは、駆動信号COM-Bが供給される吐出モジュール400-1~400-4の全て温度を加味して補正された駆動信号COM-Bを生成することが可能となる。したがって、吐出モジュール400-1~400-4に共通に供給される駆動信号COM-Bの補正の精度を高めることが可能となり、ノズル651から吐出されるインクの吐出精度を向上することが可能となる。
また、本実施形態における液体吐出装置1において、駆動信号生成回路310bが生成する駆動信号COM-Bは、ノズルから液体が吐出されないように圧電素子60を駆動させる微振動の信号を含む。吐出モジュール400-1~400-4に共通に供給される駆動信号COM-Bが微振動の波形を含むことで、吐出モジュール400-1~400-4に個別に供給される駆動信号COM-A1~COM-A4に含まれる波形を全てインクの
吐出に用いることが可能となる。したがって、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれが有する圧電素子60に対して共通に駆動信号COM-Bを供給する場合であっても、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれにおけるインクの吐出精度が低下するおそれを低減することができる。よって、液体吐出装置1の回路規模が増大するおそれと、インクの吐出精度が低下するおそれとの双方を低減することが可能となる。
8 変形例
以上に説明した液体吐出装置1では、駆動信号生成回路310bは、吐出モジュール400-1~400-4のそれぞれに含まれる温度測定回路210で測定された温度に基づいて補正された駆動信号COM-Bを生成したが、図18に示すように、液体吐出ヘッド40が温度測定回路211を含み、温度測定回路211により測定された温度結果に基づいて補正された駆動信号COM-Bを生成してもよい。具体的には、液体吐出ヘッド40は、第3温度測定回路の一例である温度測定回路211を有し、温度測定回路211は、液体吐出ヘッド40の温度を測定し、駆動信号生成回路310bは、温度測定回路211による温度の測定結果に基づいて補正された駆動信号COM-Bを生成してもよい。
図18は、液体吐出装置1の電気構成の変形例を示す図である。図18に示すように、液体吐出ヘッド40は、温度測定回路211を有する。温度測定回路211は、液体吐出ヘッド40の温度を測定する。そして、温度測定回路211は、測定した温度の測定結果を示す温度信号Th1を生成し、制御回路100に出力する。制御回路100は、入力される温度信号Th1に基づいて補正された基駆動信号dB1を生成し、駆動信号生成回路310bに出力する。そして、駆動信号生成回路310bは、補正された基駆動信号dB1に基づいて、駆動信号COM-Bを生成する。すなわち、駆動信号生成回路310bは、液体吐出ヘッド40に含まれる温度測定回路211における温度の測定結果に基づいて補正された波形の駆動信号COM-Bを生成する。以上のように構成された液体吐出装置1であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
また、以上に説明した液体吐出装置1において、駆動回路基板30に設けられた駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ及び供給可能な電流の最大値は、駆動信号生成回路310a-1~310a-4の少なくもいずれかに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ及び供給可能な電流の最大値と等しくてもよく、また、駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1のサイズは、駆動信号生成回路310a-1~310a-4の少なくもいずれかに含まれるコイルL1のサイズと等しくてもよい。
図19は、駆動回路基板30の構成の変形例を示す図である。具体的には、図19に示すように、液体吐出装置1において、駆動回路基板30に設けられた駆動信号生成回路310a-1に含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、駆動信号生成回路310a-2に含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、駆動信号生成回路310a-3に含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、及び駆動信号生成回路310a-4に含まれるトランジスターM1,M2のサイズのすくなくともいずれかを、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2のサイズと等しくしてもよい。
さらに、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値は、駆動信号生成回路310a-1に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値、駆動信号生成回路310a-2に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値、駆動信号生成回路310a-3に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値、及び駆動信号生成回路310a-4に含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値のすくなくともいずれかを、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2に供給可能な電流の最大値と
等しくしてもよい。
前述のとおり、駆動信号生成回路310bが駆動信号COM-Bを出力することに起因する電流量は、駆動信号生成回路310a-1が駆動信号COM-A1を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-2が駆動信号COM-A2を出力することに起因する電流量、駆動信号生成回路310a-3が駆動信号COM-A3を出力することに起因する電流量、及び駆動信号生成回路310a-4が駆動信号COM-A4を出力することに起因する電流量よりも大きい。すなわち、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、又は供給可能な電流の最大値を、駆動信号生成回路310bに含まれるトランジスターM1,M2のサイズ、又は供給可能な電流の最大値と等しくすることで、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるトランジスターM1,M2の温度上昇を低減することが可能となる。したがって、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるトランジスターM1,M2の温度上昇に伴う特性の変化が生じることが低減される。よって、駆動信号生成回路310a-1~310a―4は、より安定した波形の生成する駆動信号COM-A~COM-Dを生成することが可能となる。
また、図19に示すように、液体吐出装置1において、駆動回路基板30に設けられた駆動信号生成回路310a-1に含まれるコイルL1のサイズ、駆動信号生成回路310a-2に含まれるコイルL1のサイズ、駆動信号生成回路310a-3に含まれるコイルL1のサイズ、及び駆動信号生成回路310a-4に含まれるコイルL1のサイズの少なくともいずれかを、駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1のサイズと等しくしてもよい。
駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれに含まれるコイルL1のサイズを、駆動信号生成回路310bに含まれるコイルL1のサイズと等しくすることで、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれのコイルL1の巻線の線径を太くすることが可能となる。これにより、当該コイルL1に生じる発熱を低減することが可能となり、コイルL1の温度上昇に伴う特性の変化が生じることが低減される。よって、駆動信号生成回路310a-1~310a―4のそれぞれは、より安定した波形の生成する駆動信号COM-A~COM-Dを生成することが可能となる。
以上、実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…液体吐出装置、2…制御部、3…繰出部、4…支持部、5…搬送部、6…印刷部、10…制御回路基板、20…中継基板、29…コネクター、30…駆動回路基板、31…保持部材、32…ロール体、40…液体吐出ヘッド、41…第1支持部、42…第2支持部、43…第3支持部、50…駆動回路、51…回転機構、52…搬送ローラー、53…従動ローラー、60…圧電素子、61…移動機構、62…ガイド部材、63…ガイドレール部、64…キャリッジ支持部、71…キャリッジ、72…キャリッジ本体、73…キャリ
ッジカバー、74…接続基板、75,76,77…コネクター、81…放熱ケース、82…ケーブル、83,84,85…コネクター、86,87…ケーブル、100…制御回路、110…電圧生成回路、200…駆動信号選択回路、210,211…温度測定回路、220…選択制御回路、222…シフトレジスター、224…ラッチ回路、226…デコーダー、230…選択回路、232a,232b…インバーター、234a,234b…トランスファーゲート、300…基板、301,302,303,304…辺、310a-1,310a-2,310a-3,310a-4,310b…駆動信号生成回路、320…基準電圧信号生成回路、330…電圧変換回路、341,342,343,344,350…配線、351,352,353,354…分岐配線、400…吐出モジュール、500…集積回路、520…変調回路、521…コンパレーター、522…インバーター回路、530…ゲートドライブ回路、531,532…ゲートドライバー、550…出力回路、560…ローパスフィルター回路、600…吐出部、601…圧電体、611,612…電極、621…振動板、631…キャビティー、632…ノズルプレート、641…リザーバー、650…インク吐出面、651…ノズル、661…インク供給口、C1,C5…コンデンサー、D1…ダイオード、L1…コイル、M1,M2…トランジスター、P…媒体、R1,R2…抵抗

Claims (19)

  1. 第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
    を備え、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ
    前記液体吐出ヘッドは、第1駆動信号選択回路、第2駆動信号選択回路、第1温度測定回路及び第2温度測定回路を有し、
    前記第1駆動信号選択回路は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第1圧電素子への供給を制御し、
    前記第2駆動信号選択回路は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第2圧電素子への供給を制御し、
    前記第1温度測定回路は、前記第1駆動信号選択回路の温度を測定し、
    前記第2温度測定回路は、前記第2駆動信号選択回路の温度を測定し、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第1駆動信号を生成し、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第2駆動信号を生成する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第3駆動信号生成回路は、前記第1温度測定回路による温度の測定結果、及び前記第2温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第3駆動信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体吐出ヘッドは、第3温度測定回路を有し、
    前記第3温度測定回路は、前記液体吐出ヘッドの温度を測定し、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第3駆動信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第3駆動信号は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルから液体が吐出されないように前記第1圧電素子及び前記第2圧電素子を駆動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスターのサイズよりも大きく、且つ前記第2トランジスターのサイズよりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
    を備え、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスターのサイズよりも大きく、且つ前記第2トランジスターのサイズよりも大きい、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方のサイズと等しい、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
    を備え、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方のサイズと等しい、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  9. 前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ前記第2トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10. 第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
    を備え、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ前記第2トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きい、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  11. 前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方に供給可能な電流の最大値と等しい、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  12. 第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    第1圧電素子及び第2圧電素子を有する液体吐出ヘッドと、
    を備え、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方に供給可能な電流の最大値と等しい、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  13. 前記第1駆動信号生成回路は、第1変調回路と第1復調回路とを有し、
    前記第2駆動信号生成回路は、第2変調回路と第2復調回路とを有し、
    前記第3駆動信号生成回路は、第3変調回路と第3復調回路とを有し、
    前記第1変調回路は、前記第1基駆動信号を変調することで第1変調信号を生成し、
    前記第1トランジスターは、前記第1変調信号を増幅することで第1増幅変調信号を生成し、
    前記第1復調回路は、第1コイルを含み、前記第1増幅変調信号を前記第1コイルに基づいて復調することで前記第1駆動信号を生成し、
    前記第2変調回路は、前記第2基駆動信号を変調することで第2変調信号を生成し、
    前記第2トランジスターは、前記第2変調信号を増幅することで第2増幅変調信号を生成し、
    前記第2復調回路は、第2コイルを含み、前記第2増幅変調信号を前記第2コイルに基づいて復調することで前記第2駆動信号を生成し、
    前記第3変調回路は、前記第3基駆動信号を変調することで第3変調信号を生成し、
    前記第3トランジスターは、前記第3変調信号を増幅することで第3増幅変調信号を生成し、
    前記第3復調回路は、第3コイルを含み、前記第3増幅変調信号を前記第3コイルに基づいて復調することで前記第3駆動信号を生成し、
    前記第3コイルのサイズは、前記第1コイルのサイズよりも大きく、且つ前記第2コイルのサイズよりも大きい、
    ことを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  14. 前記第1駆動信号生成回路は、第1変調回路と第1復調回路とを有し、
    前記第2駆動信号生成回路は、第2変調回路と第2復調回路とを有し、
    前記第3駆動信号生成回路は、第3変調回路と第3復調回路とを有し、
    前記第1変調回路は、前記第1基駆動信号を変調することで第1変調信号を生成し、
    前記第1トランジスターは、前記第1変調信号を増幅することで第1増幅変調信号を生成し、
    前記第1復調回路は、第1コイルを含み、前記第1増幅変調信号を前記第1コイルに基づいて復調することで前記第1駆動信号を生成し、
    前記第2変調回路は、前記第2基駆動信号を変調することで第2変調信号を生成し、
    前記第2トランジスターは、前記第2変調信号を増幅することで第2増幅変調信号を生成し、
    前記第2復調回路は、第2コイルを含み、前記第2増幅変調信号を前記第2コイルに基づいて復調することで前記第2駆動信号を生成し、
    前記第3変調回路は、前記第3基駆動信号を変調することで第3変調信号を生成し、
    前記第3トランジスターは、前記第3変調信号を増幅することで第3増幅変調信号を生成し、
    前記第3復調回路は、第3コイルを含み、前記第3増幅変調信号を前記第3コイルに基づいて復調することで前記第3駆動信号を生成し、
    前記第3コイルのサイズは、前記第1コイル及び前記第2コイルの少なくともいずれか一方のサイズと等しい、
    ことを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  15. 駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路であって、
    第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    を含み、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ
    前記液体吐出ヘッドは、第1駆動信号選択回路、第2駆動信号選択回路、第1温度測定回路及び第2温度測定回路を有し、
    前記第1駆動信号選択回路は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第1圧電素子への供給を制御し、
    前記第2駆動信号選択回路は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号の前記第2圧電素子への供給を制御し、
    前記第1温度測定回路は、前記第1駆動信号選択回路の温度を測定し、
    前記第2温度測定回路は、前記第2駆動信号選択回路の温度を測定し、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第1駆動信号を生成し、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2温度測定回路による温度の測定結果に基づいて補正された前記第2駆動信号を生成する、
    ことを特徴とする駆動回路。
  16. 駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路
    であって、
    第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    を含み、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスターのサイズよりも大きく、且つ前記第2トランジスターのサイズよりも大きい、
    ことを特徴とする駆動回路。
  17. 駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路であって、
    第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    を含み、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターのサイズは、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方のサイズと等しい、
    ことを特徴とする駆動回路。
  18. 駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路であって、
    第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    を含み、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されるこ
    とで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きく、且つ前記第2トランジスターに供給可能な電流の最大値よりも大きい、
    ことを特徴とする駆動回路。
  19. 駆動することで第1ノズルから液体を吐出させる第1圧電素子と、駆動することで第2ノズルから液体を吐出させる第2圧電素子とを有する液体吐出ヘッドを駆動する駆動回路であって、
    第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成回路と、
    第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成回路と、
    第3駆動信号を生成する第3駆動信号生成回路と、
    を含み、
    前記第1圧電素子は、前記第1駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第1ノズルから液体を吐出させ、
    前記第2圧電素子は、前記第2駆動信号及び前記第3駆動信号に基づいて駆動されることで第2ノズルから液体を吐出させ、
    前記第1駆動信号生成回路は、前記第1駆動信号の基となる第1基駆動信号に基づく信号を増幅する第1トランジスターを含み、
    前記第2駆動信号生成回路は、前記第2駆動信号の基となる第2基駆動信号に基づく信号を増幅する第2トランジスターを含み、
    前記第3駆動信号生成回路は、前記第3駆動信号の基となる第3基駆動信号に基づく信号を増幅する第3トランジスターを含み、
    前記第3トランジスターに供給可能な電流の最大値は、前記第1トランジスター及び前記第2トランジスターの少なくともいずれか一方に供給可能な電流の最大値と等しい、
    ことを特徴とする駆動回路。
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