JP7122930B2 - 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法に関し、例えば、色素増感太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。なお、本明細書において、太陽電池の単位構造をセルと呼び、複数のセルを一体にパッケージ化したものをモジュールと呼ぶ。
太陽電池は、材料によって、シリコン系、化合物系および有機系の3つに大別される。シリコン系は、変換効率が高く、ポリシリコンを用いた太陽電池が太陽光を用いた発電に最も広く用いられている。有機系の1つに色素増感太陽電池(以下、「DSC」と略称することがある。)がある。DSCは、変換効率はシリコン系よりも劣るが、シリコン系や化合物系などの無機半導体を用いる場合よりも製造コストが低い利点を有しており、近年注目されている。
DSCセルは、典型的には、光電極と、対極と、これらの間に配置された電解質媒体とを有する。光電極は、増感色素を担持した多孔質半導体層を有する。電解質媒体は、典型的には、メディエータ(酸化還元種)を含む電解液(電解質溶液)である。電解液は、例えば対向する2枚の基板の間に封止されている。複数のDSC(セル)を電気的に直列および/または並列に接続し一体化することによって、DSCモジュールが形成される(例えば特許文献1および2)。
特許文献1のDSCモジュールが有するDSCのそれぞれは、透明基板上に形成された透明導電層を有する第1電極と、透明基板に対向する金属基板を有する第2電極と、第1電極および第2電極を接合させる封止部とを有する。特許文献1のDSCモジュールにおいて、互いに隣接する2つのDSCセルは、一方のDSCセルの第1電極の透明導電層から封止部の外側にまで延設された部分に接続された接続端子と、他方のDSCセルの第2電極に接続された導電材とを介して、電気的に直列に接続されている。接続端子および導電材は、それぞれ金属材料で形成されており、接続端子と導電材との電気的接続の安定性の観点からは、これらは同じ材料から形成されていることが好ましい。特許文献1は、透明導電層と接続端子との電気的接続の安定性(例えば密着性)を向上させることを目的としている。特許文献1によると、DSCモジュールの環境温度が変化すると、透明導電層の線膨張係数と接続端子の線膨張係数との差に起因して、接続端子が透明導電層から剥離することが考えられる。この場合、十分な信頼性が得られない。これに対して、特許文献1に開示されている接続端子の形状を用いると、接続端子が透明導電層から剥離し難くなり、透明導電層と接続端子との電気的接続の安定性(例えば密着性)を向上させることができるとされている。
特開2014-132519号公報 国際公開第2015/133030号
特許文献1のDSCモジュールは、複数のDSCセルを互いに電気的に接続するために、DSCセルとは別に設けられた、金属材料から形成された接続端子および導電材を有するので、製造コストが高いおよび/または量産性に劣ることがある。
本開示は、製造コストが低減されたおよび/または量産性に優れた太陽電池モジュールおよびそのような太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本開示の実施形態によると、以下の項目に記載の解決手段が提供される。
[項目1]
絶縁性主面を有する透光性基板と、前記絶縁性主面上に第1方向に配列された複数の太陽電池とを有し、
前記複数の太陽電池のそれぞれは、
前記絶縁性主面上に形成された第1透明導電層と、前記第1透明導電層上に形成された多孔質半導体層とを含む第1電極と、
前記多孔質半導体層上に形成された多孔質絶縁層と、
前記多孔質絶縁層を介して前記第1電極と対向し、前記第1電極の対極となる第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に充填された電解質媒体と、
前記絶縁性主面上に、前記第1透明導電層との間に第1間隙を形成するように配置された第2透明導電層と
を有し、
前記第2電極は、前記第2透明導電層と電気的に接続されており、
前記複数の太陽電池は、電気的に直列に接続された2つの太陽電池を含み、前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層とが電気的に接続されており、
前記第1間隙は、前記第1方向と直交する第2方向とは異なる方向に延びる第1部分を含み、
前記多孔質絶縁層は、前記第1部分と前記第2電極との間に、前記第1部分と前記第2電極とが接しないように形成されている、太陽電池モジュール。
[項目2]
前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層とは、一体として形成されている、項目1に記載の太陽電池モジュール。
[項目3]
前記複数の太陽電池のそれぞれについて、前記第2電極と前記第2透明導電層とが直接接している部分の前記第1方向における長さをLdとし、
一体として形成されている、前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層との間において、最も短い前記第1方向における長さをLeとすると、
前記2つの太陽電池のいずれかについてのLdは、Leよりも大きい、項目2に記載の太陽電池モジュール。
[項目4]
前記2つの太陽電池のいずれかについてのLdは、Leの30.5倍以下である、項目3に記載の太陽電池モジュール。
[項目5]
前記第1部分は、前記第1方向と略平行に延びる、項目1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目6]
前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第1透明導電層との間には、前記第1方向と異なる方向に延びる部分を含む第2間隙が形成されている、項目1から5のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目7]
前記第2間隙は、前記2つの太陽電池のいずれかの前記第1間隙と連続している、項目6に記載の太陽電池モジュール。
[項目8]
前記第2間隙は、前記第2方向に略平行な方向に延びる部分を含む、項目6または7
に記載の太陽電池モジュール。
[項目9]
前記2つの太陽電池の一方の前記第2透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層との間には、前記第1方向と異なる方向に延びる部分を含む第3間隙が形成されており、
前記第3間隙は、前記2つの太陽電池のいずれかの前記第1間隙と連続している、項目6から8のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目10]
前記複数の太陽電池のうちのある太陽電池の前記第1間隙は、前記ある太陽電池と隣接する2つの太陽電池の一方との間に形成された前記第2間隙と連続しており、かつ、前記ある太陽電池と隣接する2つの太陽電池の他方との間に形成された前記第3間隙と連続している、項目9に記載の太陽電池モジュール。
[項目11]
前記複数の太陽電池は、前記絶縁性主面の法線方向から見たとき、前記第1方向における長さよりも、前記第2方向における長さの方が大きい形状を有する太陽電池を含む、項目1から10のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目12]
前記第2電極は、カーボン、グラファイト、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)およびポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)-ポリ(スチレンスルホン酸)(PEDOT-PSS)からなる群から選択される少なくとも1つを含む、項目1から11のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目13]
前記太陽電池は、色素増感太陽電池である、項目1から12のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目14]
前記複数の太陽電池のそれぞれは、
前記透光性基板の前記絶縁性主面側に設けられた対向基板と、
該太陽電池を包囲し、前記電解質媒体を前記透光性基板と前記対向基板との間で封止する封止部と
をさらに有し、
前記封止部は、注入口を画定するメインシール部と、前記注入口を封止するエンドシール部とを有し、
前記エンドシール部は、前記封止部の前記第2方向の端部の内、前記第1間隙の前記第1部分から遠い方の端部に形成されている、項目1から13のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
[項目15]
項目1から14のいずれかに記載の太陽電池モジュールを製造する方法であって、
前記透光性基板と、前記透光性基板の前記絶縁性主面上に形成された透明導電膜とを用意する工程と、
前記透明導電膜をパターニングすることによって、前記複数の太陽電池の前記第1透明導電層および前記第2透明導電層を構成する工程であって、前記絶縁性主面上に前記第1方向に配列された複数の透明導電層と、前記複数の透明導電層を画定する複数の溝とを形成する工程と
を包含し、
前記複数の溝は、前記第1方向とは異なる方向に延びる部分と、前記第2方向とは異なる方向に延びる部分とを含む、太陽電池モジュールの製造方法。
本開示の実施形態によると、製造コストが低減されたおよび/または量産性に優れた太陽電池モジュールおよびそのような太陽電池モジュールの製造方法が提供される。
本開示の実施形態による太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図である。 太陽電池モジュール100Aが有する太陽電池10Aを模式的に示す断面図である。 太陽電池モジュール100Aが有する太陽電池10Aを模式的に示す断面図である。 太陽電池モジュール100Aが有する太陽電池10Aを模式的に示す断面図である。 太陽電池モジュール100Aが有する太陽電池10Aを模式的に示す断面図である。 太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図である。 太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図である。 太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図である。 太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図である。 本開示の他の実施形態による太陽電池モジュール100Bを模式的に示す平面図である。 太陽電池モジュール100Aの製造方法を説明するための模式的な平面図である。 太陽電池モジュール100Aの製造方法を説明するための模式的な平面図である。 太陽電池モジュール100Aの製造方法を説明するための模式的な平面図である。 太陽電池モジュール100Aの製造方法を説明するための模式的な平面図である。 太陽電池モジュール100Aの他の製造方法を説明するための模式的な平面図である。 特許文献2のDSCモジュール900を模式的に示す平面図である。 DSCモジュール900を模式的に示す断面図である。
以下で、図面を参照しながら、本開示の実施形態による太陽電池モジュールを説明する。なお、本開示は以下で例示する実施形態に限られない。以下の図面において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、その説明を省略することがある。
図1、図2A、図2B、図2C、図2D、図3A、図3B、図3Cおよび図3Dを参照しながら、本開示の実施形態による太陽電池モジュール100Aを説明する。図1は、本開示の実施形態による太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図であり、図2A、図2B、図2Cおよび図2Dは、太陽電池モジュール100Aが有する太陽電池10Aを模式的に示す断面図である。図2Aは、図1中のA-A’線に沿った断面図である。図2Bは、図1中のB-B’線に沿った断面図である。図2Cは、図1中のC-C’線に沿った断面図である。図1中のC-C’線は、第1間隙14i上に位置する。図2Dは、図1中のD-D’線に沿った断面図である。図3A、図3B、図3Cおよび図3Dは、図1と同様に太陽電池モジュール100Aを模式的に示す平面図であり、分かりやすさのために、それぞれ異なる構成要素にハッチングを付している。図1は、封止部52にハッチングを付した図であり、図3Aは、対極導電層24にハッチングを付した図であり、図3Bは、多孔質絶縁層22にハッチングを付した図であり、図3Cは、多孔質半導体層16にハッチングを付した図であり、図3Dは、第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bにハッチングを付した図である。
太陽電池モジュール100Aは、絶縁性主面12sを有する透光性基板12と、絶縁性主面12s上に第1方向に配列された複数の太陽電池10Aとを有する。図中、第1方向に配列された複数の太陽電池10Aのそれぞれの参照符号の末尾に、図1の左側から順に番号を()付けで付している場合がある。また、それぞれの太陽電池10Aの構成要素の参照符号の末尾に、対応する太陽電池10Aの番号を()付けで付している場合がある。複数の太陽電池10Aのそれぞれは、絶縁性主面12s上に形成された第1透明導電層14aと、第1透明導電層14a上に形成された多孔質半導体層16とを含む第1電極と、多孔質半導体層16上に形成された多孔質絶縁層22と、多孔質絶縁層22を介して第1電極と対向し、第1電極の対極となる第2電極と、第1電極と第2電極との間に充填された電解質媒体42と、絶縁性主面12s上に、第1透明導電層14aとの間に第1間隙14iを形成するように配置された第2透明導電層14bとを有する。第2電極は、第2透明導電層14bと電気的に接続されている。第2電極は、対極導電層24を含む。複数の太陽電池10Aは、電気的に直列に接続された2つの太陽電池10Aを含み、2つの太陽電池の一方の第1透明導電層14aと、2つの太陽電池の他方の第2透明導電層14bとが電気的に接続されている。例えば、図1では、第1方向に隣接する太陽電池10A(1)および10A(2)は電気的に直列に接続されており、太陽電池10A(1)の第1透明導電層14a(1)と、太陽電池10A(2)の第2透明導電層14b(2)とが電気的に接続されている。第1間隙14iは、第1方向と直交する第2方向とは異なる方向に延びる第1部分14xを含む。多孔質絶縁層22は、第1部分14xと第2電極(例えばここでは対極導電層24)との間に、第1部分14xと第2電極(例えばここでは対極導電層24)とが接しないように形成されている。例えば、多孔質絶縁層22は、第1電極(例えばここでは第1透明導電層14aおよび多孔質半導体層16)と第2電極(例えばここでは対極導電層24)とが直接接触しないように設けられている。
複数の太陽電池10Aのそれぞれは、透光性基板12の絶縁性主面12s側に設けられた対向基板32と、その太陽電池10Aを包囲し、電解質媒体(キャリア輸送層)42を透光性基板12と対向基板32との間で封止する封止部52とをさらに有する。複数の太陽電池10Aは透光性基板12を共有している。複数の太陽電池10Aは対向基板32をも共有していてもよい。各太陽電池10Aの電解質媒体42は、封止部52によって互いに分離され、密閉されている。太陽電池モジュール100A全体も透光性基板12と対向基板32とを互いに接着、固定する封止部52によって、封止されている。
太陽電池モジュール100Aにおいて、第1方向に隣接する太陽電池10A(例えば太陽電池10A(1)および10A(2))の第1透明導電層14aの間には、第2間隙14yが形成されている。ここでは、第2間隙14yは、第1方向と直交する第2方向と略平行に延びているが、これに限られず、第2間隙は第1方向と異なる方向に延びる部分を含めばよい。図1では、便宜的に、例えば、太陽電池10A(1)の第1透明導電層14a(1)と、太陽電池10A(2)の第1透明導電層14a(2)との間の第2間隙14yを第2間隙14y(2)としている。例えば、太陽電池10A(1)の第1透明導電層14aと太陽電池10A(2)の第1透明導電層14aとは、第2間隙14y(2)によって、物理的に分離され、電気的に絶縁されている。ここでは、第2間隙14y(2)は、太陽電池10A(2)の第1間隙14i(2)(第1部分14x(2)を含む)と連続している。
また、太陽電池モジュール100Aにおいて、第1方向に隣接する太陽電池10A(例えば太陽電池10A(1)および10A(2))の第2透明導電層14bの間には、第3間隙14zが形成されている。ここでは、第3間隙14zは、第1方向と直交する第2方向と略平行に延びているが、これに限られず、第3間隙は第1方向と異なる方向に延びる部分を含めばよい。図1では、便宜的に、例えば、太陽電池10A(1)の第2透明導電層14b(1)と、太陽電池10A(2)の第2透明導電層14b(2)との間の第3間隙14zを第3間隙14z(1)としている。例えば、太陽電池10A(1)の第2透明導電層14bと太陽電池10A(2)の第2透明導電層14bとは、第3間隙14z(1)によって、物理的に分離され、電気的に絶縁されている。ここでは、第3間隙14z(1)は、太陽電池10A(1)の第1間隙14i(1)と連続している。
ここでは、例えば、太陽電池10A(2)の第1間隙14i(2)は、第2間隙14y(2)および第3間隙14z(2)と連続している。つまり、太陽電池10A(2)の第1間隙14i(2)の一方の端は、第2間隙14y(2)と接続され、太陽電池10A(2)の第1間隙14i(2)の他方の端は、第3間隙14z(2)と接続されている。太陽電池10A(2)の第1間隙14i(2)は、太陽電池10A(2)と隣接する2つの太陽電池(太陽電池10A(1)および太陽電池10A(3))の一方(太陽電池10A(1))との間に形成された第2間隙14y(2)と連続しており、かつ、他方(太陽電池10A(3))との間に形成された第3間隙14z(2)と連続している。第1間隙14i、第2間隙14y、および第3間隙14zがこのように形成されることによって、例えば、太陽電池10A(1)の第1透明導電層14a(1)と、太陽電池10A(1)に隣接する太陽電池10A(2)の第2透明導電層14b(2)とが、一体として形成される。
太陽電池10Aは、モノリシック型集積構造を有する。すなわち、透光性基板12上に第1電極および第2電極が形成されている。モノリシック型集積構造を採用すると、他方の基板32として、例えば、比較的薄い安価なガラス板を用いることができる。モノリシック型集積構造を採用すると、例えば、比較的高価なFTO(フッ素ドープ酸化錫)層付きガラス基板は1枚だけでよいので、DSCモジュールの価格を低減できるという利点が得られる。太陽電池モジュール100Aは、製造コストが低減されるおよび/または量産性に優れる。
さらに、太陽電池モジュール100Aにおいて、2つの太陽電池10A(1)および10A(2)の一方の第1透明導電層14a(1)と、他方の第2透明導電層14b(2)とが電気的に接続されることによって、2つの太陽電池10A(1)および10A(2)が電気的に直列に接続されている。ここでは、電気的に直列に接続された2つの太陽電池の一方の第1透明導電層14aと、2つの太陽電池の他方の第2透明導電層14bとは、一体として形成されている。例えば、太陽電池10A(1)の第1透明導電層14a(1)と、太陽電池10A(2)の第2透明導電層14b(2)とは、一体として形成されている。従って、太陽電池を電気的に接続するために、別途導電部材を必要としないので、太陽電池モジュール100Aは、製造コストが低減されるおよび/または量産性に優れる。さらに、太陽電池10A(1)および10A(2)の電気的接続は安定性に優れている。太陽電池モジュール100Aは、太陽電池間の電気的接続の安定性に優れている。
図示する例では、第1部分14xは、第1方向と略平行に延びている。ただし、本開示の実施形態はこれに限られず、第1部分は、第1方向と直交する第2方向と異なる方向に延びていればよい。第1間隙14iが第2方向と異なる方向に延びる第1部分14xを含むことによって、以下の利点が得られる。特許文献2のDSCモジュールと比較して説明する。
図7および図8を参照しながら、特許文献2のDSCモジュール900の構造を説明する。図7は、DSCモジュール900の模式的な平面図であり、図8は、DSCモジュール900を模式的に示す断面図である。図8は、図7中のE-E’線に沿った断面図である。なお、太陽電池モジュール100Aと実質的に同じ機能を有する構成要素に共通の参照符号を付して、説明を省略することがある。
図7および図8に示すように、DSCモジュール900は、太陽電池モジュール100Aと同様にモノリシック型集積構造を有し、第1方向に配列された複数の太陽電池910を有する。ただし、DSCモジュール900が有する太陽電池910において、第1透明導電層914aと第2透明導電層914bとの間隙914iは、第2方向に延びており、第2方向と異なる方向に延びる部分を含まない。
DSCモジュール900において、第2電極に含まれる対極導電層24は、典型的には、第2透明導電層914b上に形成されることによって第2透明導電層914bと接続され、かつ、第2透明導電層914b上から第2方向に延びる間隙914iを越えて拡がる形状を有することによって、多孔質絶縁層22を介して第1電極(多孔質半導体層16を含む)と対向するように形成される。この場合、対極導電層24の第1方向における長さ(幅)が大きいので、封止部52が対極導電層24の上に形成される蓋然性が高くなる。封止部52が対極導電層24上に形成されると、電解質媒体42を封止する性能が低下し、信頼性が低下することがある。
これに対して、本開示の実施形態による太陽電池モジュール100Aにおいては、上述したように、第1間隙14iが第2方向と異なる方向に延びる第1部分14xを含む。この場合、第2電極に含まれる対極導電層24は、第2透明導電層14b上に形成されることによって第2透明導電層14bと接続され、かつ、第2透明導電層14b上から第1間隙14iの第1部分14xを越えて拡がる形状を有することによって、多孔質絶縁層22を介して第1電極(多孔質半導体層16を含む)と対向することができる。従って、対極導電層24の第1方向における長さ(幅)がDSCモジュール900に比べて小さいので、封止部52が対極導電層24の上に形成される蓋然性が低くなる。太陽電池モジュール100Aは、優れた信頼性を有する。
さらに、太陽電池モジュール100Aは、特許文献2のDSCモジュール900に比べて、以下の利点も有する。例えば、DSCモジュール900を外部機器に接続するとき、DSCモジュール900は互いに直列に電気的に接続された太陽電池910(1)~910(5)によって構成されているので、太陽電池910(1)の第1電極および太陽電池910(5)の第2電極と外部機器とを電気的に接続する。従って、例えば、DSCモジュール900の第1方向の両端に取り出し電極を取り付けることになる。これに対して、太陽電池モジュール100Aにおいては、太陽電池10A(1)の第2電極および太陽電池10A(5)の第1電極と外部機器とを電気的に接続する。従って、例えば、太陽電池モジュール100Aの第2方向の片側(図1の下側)に両方の取り出し電極を取り付けることができる。このように、太陽電池モジュール100Aは、取り出し配線の配置の簡略化や省スペース化に貢献することができる。
太陽電池モジュール100Aにおいて、複数の太陽電池10Aのそれぞれは、絶縁性主面12sの法線方向から見たとき、第1方向における長さLxよりも、第2方向における長さLyの方が大きい形状を有する。例えば、太陽電池10A(4)の第1方向における長さLxは、例えば、太陽電池10A(3)と太陽電池10A(4)との間に設けられた封止部52の中心線と、太陽電池10A(4)と太陽電池10A(5)との間に設けられた封止部52の中心線との間の距離とする。図示する例では、太陽電池10Aの第2方向における長さLyは、太陽電池モジュール100Aの第2方向における長さと等しい。
以下に説明する理由から、第2方向と異なる方向(例えば第1方向と略平行)に延びている第1部分14xの第1方向における長さLix(図1参照)は、太陽電池10Aの第1方向における長さLx(図1参照)の50%以上であることが好ましい。それぞれの太陽電池10Aにおいて、対極導電層24と第2透明導電層14bとが接続されている。このとき、対極導電層24と第2透明導電層14bとの間の電気抵抗は小さいことが好ましい。特に、対極導電層24が導電性炭素材料を含む場合、対極導電層24と第2透明導電層14bとの間の電気抵抗の値が問題となり得る。例えば、対極導電層24の第1方向における長さLc(図1参照)が大きいほど、対極導電層24と第2透明導電層14bとの間の電気抵抗を小さくすることができ得る。対極導電層24の第1方向における長さLcは、典型的には、第1部分14xの第1方向における長さLixよりも小さいので、対極導電層24の第1方向における長さLcを大きくする観点からは、第1部分14xの第1方向における長さLixが大きいことが好ましい。対極導電層24が導電性炭素材料を含む場合は、第1部分14xの第1方向における長さLixは、太陽電池10Aの第1方向における長さLxの90%以上であることが好ましい。
対極導電層24に導電性炭素材料を用いる場合、第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bのシート抵抗Rよりも対極導電層24のシート抵抗R’が大きい傾向にある。R>R’の場合、以下に説明する条件を満たすことが好ましい。ここで、以下の2つの長さに注目する。1つ目は、一体として形成されている、隣接する2つの太陽電池10Aの一方の第1透明導電層14aと、隣接する2つの太陽電池10Aの他方の第2透明導電層14bとの間において、最も短い第1方向における長さ(接続幅ということがある。)Le(図2C参照)である。2つ目は、それぞれの太陽電池10Aにおいて、対極導電層24と第2透明導電層14bとが接続されている部分(例えば対極導電層24と第2透明導電層14bとが直接接している部分)の第1方向における長さ(接続幅ということがある。)Ld(図2D参照)である。R>R’の場合、Ld>Leであることが好ましい。第1および第2透明導電層14a、14bのシート抵抗Rは、9Ω/□~15Ω/□であることが好ましい。対極導電層24のシート抵抗R’は、20Ω/□~500Ω/□であることが好ましい。言い換えると、LdとLeの関係がLd>Leを満たせば、対極導電層24に導電性炭素材料を適用しても、太陽電池10Aの内部抵抗を抑えることができる。
接続幅Ldの長さは、0.3cm≦Ld≦2.2cmであることが好ましい。接続幅Leの長さは、0.2cm≦Le≦1.5cmであることが好ましい。さらに、LdのLeに対する比(Ld/Le)は1<Ld/Le≦30.5が好ましい。太陽電池10Aの第1方向における長さLxは、Ld+Le+(第3間隙14zの第1方向における長さ)に近似できる。そのため、所定の太陽電池10Aの第1方向における長さLxに対して、Ldを大きすぎると、Leが小さくなってしまう。Ld/Leが30.5を超えると、Ldに対してLeが小さすぎるので、隣接する太陽電池10A間のオーム抵抗が大きくなり、性能低下を引き起こす恐れがある。
接続幅LdおよびLeの長さは、太陽電池モジュール100Aの対向基板32側から撮影したSEM画像を用いて、例えば、以下のようにして求めることができる。接続幅Leについては、3組の隣接している2つの太陽電池10Aを選択し、それぞれの組の接続幅Leを測定し、その平均値を求める。接続幅Ldについては、3つの太陽電池10Aを選択し、それぞれの太陽電池の接続幅Ldを測定し、その平均値を求める。
図4を参照しながら、本開示の他の実施形態による太陽電池モジュール100Bを説明する。図4は、太陽電池モジュール100Bの模式的な平面図である。以下では、太陽電池モジュール100Aと異なる点について主に説明する。
太陽電池モジュール100Bの太陽電池10Bのそれぞれが有する封止部52は、注入口を画定するメインシール部52mと、注入口を封止するエンドシール部52eとを有する。エンドシール部52eは、封止部52の第2方向の端部の内、第1間隙14iの第1部分14xから遠い方の端部に形成されている。
太陽電池モジュール100Bの製造工程において、封止部52は以下のようにして形成される。透光性基板12および対向基板32の一方の基板上に、例えばディスペンサを用いて、注入口となる部分に開口部を有するパターンを第1封止材料で描画する。第1封止材料として、例えば光硬化性樹脂(典型的には紫外線硬化性樹脂)または熱硬化性樹脂を用いることができる。その後、透光性基板12および対向基板32を貼り合せた状態で、第1封止材料を硬化させることによって、メインシール部52mを形成する。次に、メインシール部52mの注入口から、電解質媒体42を透光性基板12と対向基板32との間に注入する。続いて、メインシール部52mの注入口を封止するように第2封止材料を付与する。第2封止材料として、例えば光硬化性樹脂(典型的には紫外線硬化性樹脂)または熱硬化性樹脂を用いることができる。その後、第2封止材料を硬化させることによって、エンドシール部52eを形成する。
電解質媒体42をメインシール部52m内に注入することによって、対極導電層24と第2透明導電層14bとの接続安定性(例えば物理的な接続の安定性)が劣化することがあり得る。これに対して、太陽電池モジュール100Bのエンドシール部52eは、第1間隙14iの第1部分14xから遠い位置に形成されているので、このような問題の発生が抑制され得る。
再び図1および図2を参照しながら、太陽電池モジュール100Aの構造をより詳細に説明する。太陽電池モジュール100Bと共通する構成要素については、以下の説明は太陽電池モジュール100Bにもあてはまる。
なお、以下では、太陽電池モジュール100Aの例として、DSCモジュール100Aの構造を説明する。すなわち、DSC(セル)10Aは、色素が担持された多孔質半導体層16を有する。この場合、第1電極を光電極ともいう。ただし、本開示の実施形態は、これに限定されない。また、本開示の実施形態による太陽電池モジュールは、太陽電池モジュール100Aのように全ての太陽電池が電気的に直列に接続されたものであってもよいし、電気的に並列に接続された太陽電池をさらに有してもよい。
透光性基板12として、例えばガラス基板を用いることができる。ただし、透光性基板12は、後述する色素に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させる材料で形成されていればよく、必ずしもすべての波長領域の光に対して透光性を有する必要はない。透光性基板12の厚さは、例えば0.2mm以上5.0mm以下である。対向基板32としては、透光性基板12と同様のものを用いてもよいし、対向基板32は透光性を有しなくてもよい。
透光性基板12の材料として、一般に太陽電池に用いられる基板材料を広く用いることができる。例えば、ソーダガラス、溶融石英ガラス若しくは結晶石英ガラスなどのガラス基板、または可撓性フィルムなどの耐熱性樹脂板を用いることができる。可撓性フィルムとして、例えば、テトラアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアリレート(PA)、ポリエーテルイミド(PEI)、フェノキシ樹脂またはテフロン(登録商標)などを用いることができる。
第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bは、導電性および透光性を有する材料から形成される。材料として、例えば、インジウム錫複合酸化物(ITO)、酸化錫(SnO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)および酸化亜鉛(ZnO)からなる群から選択される少なくとも1種を用いることができる。第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bの厚さは、それぞれ独立に、例えば0.02μm以上5.00μm以下である。第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bの電気抵抗は低い方が好ましく、例えば40Ω/□以下であることが好ましい。
第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bは、透光性基板12上に形成された同一の透明導電膜から形成されていてもよい。すなわち、第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bは、同一の透明導電層に含まれていてもよい。太陽電池モジュール100Aが有する第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bは全て、透光性基板12上に形成された同一の透明導電膜から形成されていてもよい。すなわち、太陽電池モジュール100Aが有する第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bは全て、同一の透明導電層に含まれていてもよい。
多孔質半導体層16は、光電変換材料から形成される。材料として、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化亜鉛、リン化インジウム、銅-インジウム硫化物(CuInS2)、CuAlO2およびSrCu22からなる群から選択された少なくとも1種を用いることができる。高い安定性を有する点や自身がもつバンドギャップの大きさの点から、酸化チタンを用いることが好ましい。
酸化チタンとしては、例えば、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、無定形酸化チタン、メタチタン酸、オルソチタン酸などの各種の狭義の酸化チタン、水酸化チタンまたは含水酸化チタンなどを単独で、または混合して用いることができる。アナターゼ型およびルチル型の2種類の結晶系酸化チタンは、その製法および熱履歴によりいずれの形態にもなり得るが、一般的に結晶系酸化チタンはアナターゼ型である。酸化チタンとして、アナターゼ型の含有率の高い酸化チタン、例えばアナターゼ型の含有率が80%以上である酸化チタンを用いることが色素増感の観点から好ましい。
半導体の結晶系は、単結晶または多結晶のいずれであってもよいが、安定性、結晶成長の容易さおよび製造コストなどの観点から多結晶であることが好ましく、多結晶からなるナノスケールまたはマイクロスケールの半導体微粒子を用いることが好ましい。したがって、多孔質半導体層16の原材料としては、酸化チタンの微粒子を用いることが好ましい。酸化チタンの微粒子は、例えば、水熱合成法若しくは硫酸法などの液相法、または気相法などの方法により製造することができる。また、デグサ(Degussa)社が開発した塩化物を高温加水分解することによっても製造することができる。
半導体微粒子としては、同一または異なる半導体化合物からなる2種類以上の粒子径の微粒子を混合したものを用いてもよい。粒子径の大きな半導体微粒子は入射光を散乱させることによって光捕捉率の向上に寄与し、粒子径の小さな半導体微粒子は吸着点をより多くすることによって色素の吸着量の向上に寄与すると考えられる。
粒子径の異なる微粒子が混合された半導体微粒子を用いる場合、微粒子同士の平均粒径の比率が10倍以上であることが好ましい。粒子径の大きな微粒子の平均粒径は、例えば、100nm以上500nm以下である。粒子径の小さな微粒子の平均粒径は、例えば、5nm以上50nm以下である。異なる半導体化合物が混合された半導体微粒子を用いる場合、吸着作用の強い半導体化合物の粒子の径を小さくすることが有効である。
多孔質半導体層16の厚さは、例えば0.1μm以上100.0μm以下である。また、多孔質半導体層16の比表面積は、例えば10m/g以上200m/g以下であることが好ましい。
多孔質半導体層16に担持される色素としては、可視光領域または赤外光領域に吸収を有する種々の有機色素および金属錯体色素の1種または2種以上を選択的に用いることができる。
有機色素としては、例えば、アゾ系色素、キノン系色素、キノンイミン系色素、キナクリドン系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、ポルフィリン系色素、ペリレン系色素、インジゴ系色素およびナフタロシアニン系色素からなる群から選択された少なくとも1種を用いることができる。有機色素の吸光係数は、一般に、遷移金属に分子が配位結合した形態をとる金属錯体色素の吸光係数に比べて大きくなる。
金属錯体色素は、分子に金属が配位結合することによって構成されている。分子は、例えば、ポルフィリン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素またはルテニウム系色素などである。金属は、例えば、Cu、Ni、Fe、Co、V、Sn、Si、Ti、Ge、Cr、Zn、Ru、Mg、Al、Pb、Mn、In、Mo、Y、Zr、Nb、Sb、La、W、Pt、TA、Ir、Pd、Os、Ga、Tb、Eu、Rb、Bi、Se、As、Sc、Ag、Cd、Hf、Re、Au、Ac、Tc、TeおよびRhからなる群から選択された少なくとも1種である。金属錯体色素として、フタロシアニン系色素またはルテニウム系色素に金属が配位したものを用いることが好ましく、ルテニウム系金属錯体色素を用いることが特に好ましい。
ルテニウム系金属錯体色素として、例えば、Solaronix社製の商品名Ruthenium535色素、Ruthenium535-bisTBA色素、またはRuthenium620-1H3TBA色素などの市販のルテニウム系金属錯体色素を用いることができる。
多孔質絶縁層22は、例えば、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、シリカガラスまたはソーダガラスなどの酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよびチタン酸バリウムからなる群から選択された少なくとも1種から形成され得る。多孔質絶縁層22として、ルチル型酸化チタンを用いることが好ましい。また、多孔質絶縁層22にルチル型酸化チタンを用いる場合、ルチル型酸化チタンの平均粒径は5nm以上500nm以下であることが好ましく、10nm以上300nm以下であることがさらに好ましい。
対極導電層24は、触媒としての機能と、導電層としての機能とを有する。すなわち、対極導電層24は、電解質媒体(キャリア輸送層)42中の正孔を還元するとともに、電子を収集し、隣接する光電変換素子や外部端子と電気的に接続される。対極導電層24は、例えば、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレンなど、触媒能と導電性を兼ね備えた導電性炭素材料を用いて形成することができる。対極導電層24は、導電性を有する導電層(例えばTiなどの金属を含む)と酸化および還元の触媒能を担う触媒層(例えばPtなどの触媒を含む)との積層構造を有していてもよい。
電解質媒体42は、電解液などの液体電解質を好適に用いることができるが、液体電解質以外にも、たとえば、固体電解質、ゲル電解質または溶融塩ゲル電解質などを用いることもできる。液体電解質は、酸化還元種を含む液状物であればよく、一般的な電池または太陽電池などにおいて使用することができるものであれば特に限定されない。具体的には、液体電解質としては、酸化還元種とこれを溶解可能な溶剤からなるもの、酸化還元種とこれを溶解可能な溶融塩からなるもの、酸化還元種とこれを溶解可能な溶剤と溶融塩とからなるものなどを用いることができる。
酸化還元対は、例えば、I-/I3-系、Br2-/Br3-系、Fe2+/Fe3+系、キノン
/ハイドロキノン系などである。より具体的には、酸化還元対は、ヨウ化リチウム(LiI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カリウム(KI)、ヨウ化カルシウム(CaI2)などの金属ヨウ化物と、ヨウ素(I2)との組み合わせであり得る。また、酸化還元対は、テトラエチルアンモニウムアイオダイド(TEAI)、テトラプロピルアンモニウムアイオダイド(TPAI)、テトラブチルアンモニウムアイオダイド(TBAI)、テトラヘキシルアンモニウムアイオダイド(THAI)などのテトラアルキルアンモニウム塩と、ヨウ素との組み合わせであり得る。さらに、酸化還元対は、臭化リチウム(LiBr)、臭化ナトリウム(NaBr)、臭化カリウム(KBr)、臭化カルシウム(CaBr2)などの金属臭化物と、臭素との組み合わせであってもよい。酸化還元対としては、LiIとI2との組み合わせを用いることが好ましい。
酸化還元対の溶剤は、例えば、プロピレンカーボネートなどのカーボネート化合物、アセトニトリルなどのニトリル化合物、エタノールなどのアルコール類、水および非プロトン極性物質からなる群から選択された少なくとも1種を含む溶剤であることが好ましい。溶剤として、カーボネート化合物若しくはニトリル化合物を単独で、または混合して用いることがさらに好ましい。
固体電解質は、電子、ホール、イオンを輸送できる導電性材料であって、太陽電池の電解質として用いることができ、流動性を有さないものを用いることができる。固体電解質として、たとえば、ポリカルバゾールなどのホール輸送材、テトラニトロフロオルレノンなどの電子輸送材、ポリロールなどの導電性ポリマー、液体電解質を高分子化合物により固体化した高分子電解質、ヨウ化銅若しくはチオシアン酸銅などのp型半導体、または溶融塩を含む液体電解質を微粒子により固体化した電解質などを用いることができる。
ゲル電解質は、通常、電解質とゲル化剤とからなる。ゲル化剤としては、たとえば、架橋ポリアクリル樹脂誘導体、架橋ポリアクリロニトリル誘導体、ポリアルキレンオキシド誘導体、シリコーン樹脂類、または側鎖に含窒素複素環式四級化合物塩構造を有するポリマーなどの高分子ゲル化剤などを用いることができる。
溶融塩ゲル電解質は、通常、上記のゲル電解質と常温型溶融塩とからなる。常温型溶融塩としては、たとえば、ピリジニウム塩類、またはイミダゾリウム塩類などの含窒素複素環式四級アンモニウム塩化合物類などを用いることができる。
上記の電解質には、必要に応じて添加剤を加えてもよい。添加剤としては、たとえば、t-ブチルピリジン(TBP)などの含窒素芳香族化合物、ジメチルプロピルイミダゾールアイオダイド(DMPII)、メチルプロピルイミダゾールアイオダイド(MPII)、エチルメチルイミダゾールアイオダイド(EMII)、エチルイミダゾールアイオダイド(EII)またはヘキシルメチルイミダゾールアイオダイド(HMII)などのイミダゾール塩やピラゾールなどの複素環式芳香族化合物のアミンを単独で、またはこれらの2種以上を混合して用いることができる。
電解質中の電解質濃度は、0.001mol/L以上1.5mol/L以下であることが好ましく、0.01mol/L以上0.7mol/L以下であることがより好ましい。
図5A、図5B、図5Cおよび図5Dを参照しながら、DSCモジュール100Aの製造方法を説明する。図5A、図5B、図5Cおよび図5Dは、DSCモジュール100Aの製造方法を説明するための模式的な平面図である。
DSCモジュール100Aは、特許文献2に記載の製造方法から、例えば透光性基板12上に形成された透明導電膜のパターニング形状を変更した方法によって製造され得る。参考のために、特許文献2の開示内容の全てを本明細書に援用する。
まず、図5Aに示すように、透光性基板12と、透光性基板12の絶縁性主面12s上に形成された透明導電膜14’とを用意する。透光性基板12の例えばほぼ全面に、例えばスパッタ法により透明導電膜14’を堆積してもよい。透光性基板12上に透明導電膜14’が形成された基板をサプライヤなどから供給されてもよい。
次に、透明導電膜14’をパターニングすることにより、図5Bに示すように、第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bを含む透明導電層14を形成する。このパターニングには、例えばレーザースクライブ法などが用いられる。透光性基板12上には、複数の太陽電池形成領域が第1方向に配列されている。各太陽電池形成領域に形成された第1透明導電層14aおよび第2透明導電層14bの間には、第2方向とは異なる方向に延びる第1部分14xを含む第1間隙14iが形成される。また、隣接する太陽電池形成領域に形成された第1透明導電層14aの間には、第1方向とは異なる方向に延びる部分を含む第2間隙14yが形成され、隣接する太陽電池形成領域に形成された第2透明導電層14bの間には、第1方向とは異なる方向に延びる部分を含む第3間隙14zが形成される。図示する例では、絶縁性主面12s上に第1方向に配列された島状の複数の透明導電領域と、複数の透明導電領域を画定する複数の溝とが形成される。複数の溝は、第1方向とは異なる方向に延びる部分(第2間隙14yおよび第3間隙14z)と、第2方向とは異なる方向に延びる部分(第1間隙14i)とを含む。
次に、図5Cに示すように、第1透明導電層14aに相当する透明導電層14上に多孔質半導体層16、多孔質絶縁層22、および対極導電層24を順に形成する。
多孔質半導体層16を形成する方法しては、公知の方法を用いることができる。例えば、上述の半導体微粒子(ここでは例えば酸化チタン)を含有する懸濁液を透明導電層14上に付与(塗布)し、乾燥および焼成の少なくとも一方を行なうことによって多孔質半導体層16を形成することができる。さらに、多孔質半導体層16を、色素(ここではL791色素)を分散させたエタノールに24h程度浸漬させることによって、多孔質半導体層16に色素を吸着(担持)させることができる。
多孔質絶縁層22を形成する方法しては、公知の方法を用いることができる。例えば、微粒子状の絶縁性材料(ここでは例えば酸化ジルコニウム)を溶剤に分散し、さらにエチルセルロース、ポリエチレングリコール(PEG)などの高分子化合物を混合してペーストを作製し、そのペーストを多孔質半導体層16上および第1間隙14iに付与(塗布)する。その後、付与されたペーストの乾燥および焼成の少なくとも一方を行うことによって多孔質絶縁層22を形成することができる。
対極導電層24は、スクリーン印刷法などを用いて、例えばカーボンを溶剤に分散させたペーストを多孔質絶縁層22上に付与し、その後、付与されたペーストの乾燥および焼成の少なくとも一方を行うことで形成することができる。ここでは、各太陽電池形成領域において、ペーストは、多孔質絶縁層22の長手方向(第2方向)に沿って、多孔質絶縁層22上から第1間隙14i上を越えて第2透明導電層14bに相当する透明導電層14の一部まで連続して付与される。このようにして、第1方向における長さがほぼ一定である対極導電層24を形成することができる。すなわち、対極導電層24と第2透明導電層14bとが接続されている部分(ここでは対極導電層24と第2透明導電層14bとが直接接している部分)の第1方向における長さLdを、多孔質絶縁層22上の対極導電層24の第1方向における長さと同程度とすることができる。
次に、図5Dに示すように、セルごとに透光性基板12および対向基板32を接着、固定する封止部52を形成し、透光性基板12および対向基板32の間に電解質媒体42を注入する。封止部52の形成および電解質媒体42の注入は、上述した方法で行われる。
この後、必要に応じて外部機器と接続するための取り出し電極および/または配線を取り付ける工程が行われる。
このようにして、DSCモジュール100Aが製造される。
図6を参照しながら、DSCモジュール100Aの他の製造方法を説明する。図6は、DSCモジュール100Aの他の製造方法を説明するための模式的な平面図である。
図6に示すように、複数の太陽電池モジュールを1組のマザー基板を用いて形成してもよい。マザー基板120の絶縁性主面上に、上記と同様の方法を用いて、複数の太陽電池モジュール形成領域のそれぞれに、透明導電層14、多孔質半導体層16、多孔質絶縁層22、対極導電層24を形成する。その後、マザー基板120を対向マザー基板320と封止部52によって貼り合わせ、電解質媒体42を各太陽電池モジュール形成領域の封止部52内に注入する。その後、分断線CLで各太陽電池モジュール形成領域を切り離すことによって、DSCモジュール100Aが製造される。なお、対向基板としてマザー基板を用いずに、各太陽電池モジュール形成領域に個別の対向基板を貼り合せてもよい。
本開示の実施形態によると、製造コストが低減されたおよび/または量産性に優れた太陽電池モジュールが提供される。
10A、10B 太陽電池(DSC)
12 透光性基板
12s 絶縁性主面
14a 第1透明導電層
14b 第2透明導電層
14i 第1間隙
14x 第1部分
14y 第2間隙
16 多孔質半導体層
22 多孔質絶縁層
24 対極導電層
32 対向基板
42 電解質媒体
52 封止部
100A、100B 太陽電池モジュール(DSCモジュール)

Claims (15)

  1. 絶縁性主面を有する透光性基板と、前記絶縁性主面上に第1方向に配列された複数の太陽電池とを有し、
    前記複数の太陽電池のそれぞれは、
    前記絶縁性主面上に形成された第1透明導電層と、前記第1透明導電層上に形成された多孔質半導体層とを含む第1電極と、
    前記多孔質半導体層上に形成された多孔質絶縁層と、
    前記多孔質絶縁層を介して前記第1電極と対向し、前記第1電極の対極となる第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に充填された電解質媒体と、
    前記絶縁性主面上に、前記第1透明導電層との間に第1間隙を形成するように配置された第2透明導電層と
    を有し、
    前記第2電極は、前記第2透明導電層と電気的に接続されており、
    前記複数の太陽電池は、電気的に直列に接続された2つの太陽電池を含み、前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層とが電気的に接続されており、
    前記第1間隙は、前記第1方向と直交する第2方向とは異なる方向に延びる第1部分を含み、
    前記多孔質絶縁層は、前記第1部分と前記第2電極との間に、前記第1部分と前記第2電極とが接しないように形成されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層とは、一体として形成されている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記複数の太陽電池のそれぞれについて、前記第2電極と前記第2透明導電層とが直接接している部分の前記第1方向における長さをLdとし、
    一体として形成されている、前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層との間において、最も短い前記第1方向における長さをLeとすると、
    前記2つの太陽電池のいずれかについてのLdは、Leよりも大きい、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記2つの太陽電池のいずれかについてのLdは、Leの30.5倍以下である、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記第1部分は、前記第1方向と略平行に延びる、請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記2つの太陽電池の一方の前記第1透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第1透明導電層との間には、前記第1方向と異なる方向に延びる部分を含む第2間隙が形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記第2間隙は、前記2つの太陽電池のいずれかの前記第1間隙と連続している、請求項6に記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記第2間隙は、前記第2方向に略平行な方向に延びる部分を含む、請求項6または7
    に記載の太陽電池モジュール。
  9. 前記2つの太陽電池の一方の前記第2透明導電層と、前記2つの太陽電池の他方の前記第2透明導電層との間には、前記第1方向と異なる方向に延びる部分を含む第3間隙が形成されており、
    前記第3間隙は、前記2つの太陽電池のいずれかの前記第1間隙と連続している、請求項6から8のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  10. 前記複数の太陽電池のうちのある太陽電池の前記第1間隙は、前記ある太陽電池と隣接する2つの太陽電池の一方との間に形成された前記第2間隙と連続しており、かつ、前記ある太陽電池と隣接する2つの太陽電池の他方との間に形成された前記第3間隙と連続している、請求項9に記載の太陽電池モジュール。
  11. 前記複数の太陽電池は、前記絶縁性主面の法線方向から見たとき、前記第1方向における長さよりも、前記第2方向における長さの方が大きい形状を有する太陽電池を含む、請求項1から10のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  12. 前記第2電極は、カーボン、グラファイト、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)およびポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)-ポリ(スチレンスルホン酸)(PEDOT-PSS)からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1から11のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  13. 前記太陽電池は、色素増感太陽電池である、請求項1から12のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  14. 前記複数の太陽電池のそれぞれは、
    前記透光性基板の前記絶縁性主面側に設けられた対向基板と、
    該太陽電池を包囲し、前記電解質媒体を前記透光性基板と前記対向基板との間で封止する封止部と
    をさらに有し、
    前記封止部は、注入口を画定するメインシール部と、前記注入口を封止するエンドシール部とを有し、
    前記エンドシール部は、前記封止部の前記第2方向の端部の内、前記第1間隙の前記第1部分から遠い方の端部に形成されている、請求項1から13のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の太陽電池モジュールを製造する方法であって、
    前記透光性基板と、前記透光性基板の前記絶縁性主面上に形成された透明導電膜とを用意する工程と、
    前記透明導電膜をパターニングすることによって、前記複数の太陽電池の前記第1透明導電層および前記第2透明導電層を構成する工程であって、前記絶縁性主面上に前記第1方向に配列された複数の透明導電層と、前記複数の透明導電層を画定する複数の溝とを形成する工程と
    を包含し、
    前記複数の溝は、前記第1方向とは異なる方向に延びる部分と、前記第2方向とは異なる方向に延びる部分とを含む、太陽電池モジュールの製造方法。
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