JP7122296B2 - 圧力スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、低圧室と高圧室とを仕切り高圧室の圧力変動により変位するダイアフラムやベローズ等の感圧部材を備えた圧力スイッチに関するものである。
従来、感圧部材を備えた圧力スイッチが知られている。ここで、圧力スイッチの中には、高圧室の異常高圧等の異常事象が生じた際に導通状態を切り替えるとともに作業者がリセットボタンを押圧するまで切替え後の導通状態が維持されるマニュアルリセットタイプのものがある(例えば、特許文献1参照。)。これにより、異常事象を見過ごすことなくメンテナンス等を行うことができる。
実公昭53-013895号公報
ここで、高圧室におけるどの程度の圧力を異常事象として導通状態を切り替えるかは、設計段階や製造段階で適宜に設定される。このとき、上述したマニュアルリセットタイプの圧力スイッチでは、リセットボタンが押圧されたリセット状態では、感圧部材の変位を後段における導通状態の切替手段に伝達する伝達手段にリセットボタンが接触した状態となる。その結果、何らかの事情によりリセットボタンが押圧されたリセット状態が続けられた状態となった場合、導通状態の切替えのための設定値が設計段階や製造段階から若干ずれる場合がある。従来、このようなマニュアルリセットタイプの圧力スイッチにおいて、リセット状態での設定値の多少のずれは問題ないとされていた。しかしながら、近年では、リセット状態も含めて精密に動作するマニュアルリセットタイプの圧力スイッチが望まれている。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、リセット状態も含めて精密に動作するマニュアルリセットタイプの圧力スイッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の圧力スイッチは、低圧室と高圧室とを仕切り高圧室の圧力変動により変位する感圧部材と、前記感圧部材の変位を受けて所定の進退方向に移動することで当該変位を後段部位に伝える伝達部材と、前記進退方向について、前記伝達部材が第1位置まで進行すると第1状態から第2状態へと導通状態を切り替え、前記伝達部材が前記第1位置よりも退行側の第2位置まで退行すると前記第2状態から前記第1状態へと導通状態を切り替える切替手段と、前記伝達部材の前記進退方向における位置を、前記第1位置と前記第2位置との間の中途位置に解除自在に位置付ける位置付手段と、前記位置付手段による前記伝達部材の位置付けを解除して、当該伝達部材を、前記進退方向に移動可能なフリー状態に移行させるリセット手段と、一端側の中心軸回りに回動可能に軸支され他端側が前記進退方向に移動可能な回動部材で、前記中心軸から離れた位置に前記伝達部材が連結され、前記中心軸と前記伝達部材の連結箇所との中間位置で前記感圧部材の変位を受けて回動することで前記伝達部材を前記進退方向に移動させる連結部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の圧力スイッチによれば、第1状態から第2状態へと導通状態が切り替わった後は、リセット手段が位置付手段による伝達部材の位置付けを解除するまでは、感圧部材が変位しても伝達部材が中途位置に留まって第2位置まで退行することがない。つまり、この圧力スイッチは、リセット手段が位置付けを解除したリセット状態となるまで切替え後の第2状態が維持されるマニュアルリセットタイプとなっている。そして、リセット状態では、伝達部材は進退方向に移動可能なフリー状態に移行することとなっている。これにより、伝達部材は、リセット状態においても、リセット手段や位置付手段の接触による影響を受けることなく進退方向に移動可能であり、設計段階や製造段階で設定される導通状態の切替えのための第1位置や第2位置といった設定値がずれることがない。このように、本発明の圧力スイッチによれば、リセット状態も含めて精密に動作することができる。
ここで、本発明の圧力スイッチにおいて、前記位置付手段が、前記連結部材の前記他端側における前記進退方向の退行側を向いた裏面に当接し、当該他端側を前記進退方向の進行側に押し上げて、前記伝達部材の前記中途位置に対応した位置に前記他端側を位置付け、前記リセット手段が、前記位置付手段を前記他端側の前記裏面から離隔することで、前記伝達部材の位置付けを解除することが好適である。
この構成によれば、位置付手段が連結部材の他端側を押し上げることで、連結された伝達部材の位置付けを行い、リセット手段が位置付手段を連結部材の他端側から離隔することで位置付けを解除する。これにより、リセット手段から伝達部材を分離してリセット状態における第1位置や第2位置といった設定値のずれを効果的に回避することができる。
また、この構成において、前記位置付手段が、前記進退方向に延在するとともに当該進退方向に対する交差方向に転倒可能で起立状態において前記他端側の前記裏面に当接する当接部分を有し、前記リセット手段が、前記起立状態の前記当接部分を前記交差方向に押圧して転倒させることで、前記当接部分を前記他端側の前記裏面から離隔することが一層好適である。
この構成によれば、リセット手段が、位置付手段における当接部分を転倒させることで、当接部分を連結部材の他端側から効果的に離隔することができる。
また、この構成において、前記リセット手段が、前記交差方向に延在して一端で前記当接部分を押圧する棒状部分と、当該棒状部分を前記当接部分から離す方向に付勢する付勢部分と、を有していることが更に好適である。
この構成によれば、作業者がリセット手段の棒状部分を押してリセット状態とした後、棒状部分を離すと、付勢部分によって棒状部分が自動的に復位することとなるので操作性を向上させることができる。
また、本発明の圧力スイッチにおいて、前記位置付手段を内側に収める筒状の外壁を有した筐体を備え、前記リセット手段が、前記外壁における前記位置付手段に応じた位置に設けられた貫通孔に当該外壁から前記位置付手段へと向かうように嵌入されていることが好適である。
この構成によれば、外壁に設けられた貫通孔への嵌入という作業によりリセット手段を容易に取り付けることができる。また、本発明の圧力スイッチは、上述した位置付手段を取り外すことで、第2状態への切替え後の第1状態への復帰が、高圧室の圧力変動に応じて自動的に行われるオートリセットタイプのスイッチとして利用可能である。このときに、不要となるリセット手段の取り付け用の貫通孔を所定の蓋部材で塞ぐ等して、本発明の圧力スイッチの基本構造をそのまま流用してオートリセットタイプの圧力スイッチを容易に構築することができる。
また、本発明の圧力スイッチにおいて、前記進退方向について前記位置付手段がどのような位置に前記伝達部材を位置付けるかを調整する調整手段を備え、前記位置付手段は、前記調整手段によって、前記伝達部材を前記中途位置に位置付けるように事前調整を受けることが好適である。
この構成によれば、調整手段を用いた事前調整により、位置付手段による伝達部材の中途位置への位置付けを確実に行うことができる。
また、この構成において、一端側の中心軸回りに回動可能に軸支され他端側が前記進退方向に移動可能な回動部材で、前記中心軸から離れた位置に前記伝達部材が連結され、前記中心軸と前記伝達部材の連結箇所との中間位置で前記感圧部材の変位を受けて回動することで前記伝達部材を前記進退方向に移動させる連結部材を備え、前記位置付手段が、前記連結部材の前記他端側における前記進退方向の退行側を向いた裏面に当接し、当該他端側を前記進退方向の進行側に押し上げて、前記伝達部材の前記中途位置に対応した位置に前記他端側を位置付け、前記調整手段が、前記位置付手段における前記他端側に対する当接位置を前記進退方向に進退させて調整することが一層好適である。
この構成によれば、連結部材の他端側に対する位置付手段の当接位置を進退させて調整するという操作性の良好な手法により、位置付手段による伝達部材の中途位置への位置付けを確実に行うことができる。また、厳密な部品寸法管理が不要となる為、部品価格の上昇を抑制できる。
また、この構成において、前記位置付手段が、前記他端側の前記裏面に当接する当接部分と、当該当接部分が連結され、一端が固定端で他端が前記進退方向に移動可能な自由端となった片持ち梁と、を有し、前記調整手段が、前記進退方向について前記自由端を動かすことで、前記連結部材の前記他端側に対する前記当接部分の当接位置を前記進退方向に進退させることが更に好適である。
この構成によれば、片持ち梁における自由端を動かすという良好な操作性の下で、当接位置、延いては位置付手段による伝達部材の位置の、上記の中途位置への位置付けを確実に行うことができる。
本発明によれば、リセット状態も含めて精密に動作するマニュアルリセットタイプの圧力スイッチを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる圧力スイッチの外観斜視図である。 図1に示されている圧力スイッチの内部構造を示す、図1中のV11-V11線に沿った模式的な断面図である。 図2に示されている位置付手段とリセット手段とを取り出して示す斜視図である。 図3示されている位置付手段の拡大斜視図である。 圧力スイッチの動作において、高圧室の圧力が異常な高圧まで上昇する異常高圧が生じ、その後に圧力が降下するまでの動作を示す図である。 図5に示されている動作に続いて、リセット手段に対するリセット操作が行われるときの圧力スイッチの動作を示す図である。 図4に示されている調整手段による事前調整において、位置付手段が作動点に対応した位置へと動かされるまでの手順を示す図である。 図7に示されている手順に続いて、伝達部材がリセット調整位置に位置付けられるまでの手順を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる圧力スイッチについて説明する。本実施形態にかかる圧力スイッチは、空調、冷熱、自動車、各種制御用アクチュエータ等の作動媒体を圧力流体として、その流体圧力の検出に利用されるものである。
図1は、本発明の一実施形態にかかる圧力スイッチの外観斜視図である。また、図2は、図1に示されている圧力スイッチの内部構造を示す、図1中のV11-V11線に沿った模式的な断面図である。
図1及び図2に示されている圧力スイッチ1は、全体箱状のケース2と、ケース2の上部に設けられる切替手段としてのマイクロスイッチ3と、ケース2の下部に固定されるダイアフラムアッセンブリ4と、を備える。また、圧力スイッチ1は、ダイアフラムアッセンブリ4に対して上下方向に進退自在に支持された作動部材5と、作動部材5の移動をマイクロスイッチ3に伝達する伝達機構6と、を備える。さらに、圧力スイッチ1は、ダイアフラムアッセンブリ4のダイアフラム(感圧部材)44を付勢して初期圧縮力を付加する板ばね7と、板ばね7の付勢力を調節する板ばね調節手段8と、を備える。
ケース2は、金属製のベース体21と、ベース体21を内部に保持する箱体22と、箱体22の上部開口を塞いで取り付けられる蓋体23(支持体)と、を備えている。ベース体21は、有底円筒状の筒状部21aと、筒状部21aの上端に連続して水平方向外方に延びる平板部21bと、を有して一体に形成されている。筒状部21aの内部にはダイアフラムアッセンブリ4が支持されるとともに、筒状部21aの底面中央に設けられた開口を通してダイアフラムアッセンブリ4が有する接手部材Pが外部に露出している。
蓋体23は絶縁性の樹脂で形成されている。この蓋体23は、天板部23aと、環状部23bと、垂下片部23cと、を有して形成されている。天板部23aは、マイクロスイッチ3が取り付けられる壁部であり、環状部23bは、側面部22bに沿って箱体22に挿入される四角環状の部位である。また、垂下片部23cは、環状部23bの四隅から下方に延びてベース体21の平板部21bに当接する部位である。このような垂下片部23cにより後述の伝達部材62のストロークが安定するように組み立てることができる。環状部23bには、箱体22の係止部22cに係止する係止爪23dが設けられている。箱体22の側面部22bの内面には、環状部23bと密接する環状の止水部材24が設けられている。
箱体22は、全体角筒状に形成されるとともに、その底面部22aに設けられた円形の開口に筒状部21aが挿通されてベース体21が保持されている。箱体22の側面部22bには、蓋体23との係止の為の複数の係止部22cが形成されている。
マイクロスイッチ3は、ケース2の蓋体23内部に設けられ、蓋体23の内部にて上下に対向して設けられる一対の固定電極31,32と、上下の固定電極31,32間を移動自在に設けられる可動電極33と、を備える。また、マイクロスイッチ3は、一対の固定電極31,32に接続されて蓋体23の外部に延びる一対の第1端子34,34’と、可動電極33が接合される板ばねからなる導通部材35と、を備える。さらに、マイクロスイッチ3は、導通部材35に接続されて蓋体23の外部に延びる第2端子36と、上側の固定電極31の位置を調節するための調節ねじ37と、を備える。導通部材35は、第2端子36から延びて先端に可動電極33が固定される導通片35aと、第2端子36から延びて中間部に伝達機構6が接続される可動片35bと、可動電極33を固定電極31,32の何れかに付勢するスナップ片35cと、を有している。後述するように伝達機構6を介してダイアフラム44の変位が可動片35bに伝えられ、この変位に応じて可動片35bが動かされる。このマイクロスイッチ3は、上側の固定電極31に可動電極33が当接してこれらが導通される低圧状態と、下側の固定電極32に可動電極33が当接してこれらが導通される高圧状態と、を検出する。マイクロスイッチ3は、このようにダイアフラム44の変位に応じて導通状態を切り替えることによって、一対の第1端子34,34’と第2端子36との間の導通及び遮断を切り替えるように構成されている。
ダイアフラムアッセンブリ4は、ベース体21の筒状部21aに支持される下保持板42と、上保持板41と下保持板42との間に保持されるスペーサ43、ダイアフラム44、底板部材45、および上保持板41と、を備える。上保持板41は、全体円盤状に形成されるとともに、その中心部を上下に貫通して作動部材5を挿通させて上下に案内する挿通孔41aを有して形成されている。下保持板42は、全体円筒状に形成されるとともに、スペーサ43、ダイアフラム44および底板部材45を保持するための段部42aと、上向きに延びて上保持板41を加締め固定するための加締め片42bと、を有して形成されている。ダイアフラムアッセンブリ4では、上保持板41と下保持板42の段部42aとの間にスペーサ43、ダイアフラム44および底板部材45が挟まれている。そして、加締め片42bが内側に向かって加締められることで、ダイアフラム44および底板部材45の周縁部が上保持板41と下保持板42の間に保持されている。
ダイアフラム44は、複数枚の金属製薄板材を重ねて全体円板状に形成されるとともに、自然状態において上方に向かって凸となるドーム状の凸状部44aを有して構成されている。底板部材45は、全体円板状の金属板材から中央部が下方に向かって膨らんだ皿状に形成され、その中央部には継手部材Pが固定される貫通孔45aが形成されている。ダイアフラム44と底板部材45とスペーサ43は気密性および耐圧性を確保できるように溶接等により互いに接合されている。このダイアフラムアッセンブリ4では、ダイアフラム44と底板部材45とによって囲まれた空間によって高圧室46が形成され、この高圧室46に継手部材Pを介して高圧流体が流入するようになっている。また、ダイアフラム44とスペーサ43と上保持板41とによって囲まれた空間によって低圧室47が形成され、この低圧室47は、挿通孔41aを通して箱体22の内部空間に連通されることで、大気圧と同等の内圧になっている。従って、高圧室46に流入した高圧流体の圧力変動に応じて感圧部材であるダイアフラム44が上下に変位するように構成されている。このように、ダイアフラム44は、低圧室47と高圧室46とを仕切り高圧室46の圧力変動により変位する感圧部材となっている。
板ばね7は、一端部71がベース体21に固定され、他端部72が板ばね調節手段8に連結されている。板ばね7の平面視略中央部には、作動部材5の第2軸部53を挿通させる挿通孔73が設けられ、この挿通孔73の周辺部下面に作動部材5の拡径部52の一部上面が当接するようになっている。板ばね調節手段8は、ベース体21の平板部21bを貫通する調節ねじ81と、板ばね7の上面に当接して設けられて板ばね7を貫通した調節ねじ81に螺合するスライダ82と、を有して構成されている。調節ねじ81は、箱体22とベース体21とを組み付ける前に、平板部21bの下側から回転操作可能であり、スライダ82は、ケース2の内部に回転不能かつ上下スライド可能に支持されている。調節ねじ81を回転させることで、スライダ82が上下移動するように構成されている。従って、調節ねじ81を締め込んでスライダ82を下方に移動させると、板ばね7の他端部72を下降させ、調節ねじ81を緩めてスライダ82を上方に移動させると、板ばね7の他端部72を上昇させ、これにより板ばね7の付勢力が調整されるようになっている。このような板ばね7の付勢力は、作動部材5を介してダイアフラム44に伝達され、ダイアフラム44の凸状部44aが下方に押圧されることで初期圧縮力が付加される。また、板ばね7の付勢力を調整することによりダイアフラム44の押圧力を調整することができ、検知する圧力値の範囲を調整することができる。
作動部材5は、上下に延びて上保持板41の挿通孔41aに挿通される第1軸部51と、上保持板41の上面に沿って水平方向に拡径された拡径部52と、拡径部52から上方に延びる第2軸部53と、を有して形成されている。作動部材5は、第1軸部51が挿通孔41aに案内されることで上下方向に進退自在に支持され、第1軸部51の下端がダイアフラム44の凸状部44aの中心に当接するように設けられている。従って、ダイアフラム44の変位に伴って作動部材5が上下移動するとともに、板ばね7の付勢力を受けた作動部材5によってダイアフラム44を高圧室46に向かって付勢することで、ダイアフラム44に初期圧縮力を付加するように構成されている。
拡径部52は、その下面が上保持板41の上面に当接可能に設けられ、この当接位置よりも下方への作動部材5の移動を規制するために設けられる。従って、ダイアフラム44が初期圧縮状態を超えて高圧室46の側に変位することが規制されている。また、第2軸部53は、その上端が球面状に面取りされており、この上端が後述の伝達機構6の連結部材61に当接するようになっている。
伝達機構6は、金属板材から形成された連結部材61と、伝達部材62と、連結部材61を回動自在に支持する軸部材63と、を有して構成されている。連結部材61は、板ばね7を挟んでダイアフラムアッセンブリ4の上方に対向配置されており、作動部材5の第2軸部53が下方から当接するとともに、伝達部材62が連結されている。この連結部材61が、軸部材63によってベース体21に対して回動自在に軸支されている。伝達部材62は、連結部材61から上方に延び、その上端部がマイクロスイッチ3の導通部材35の可動片35bに係合している。
この伝達機構6は、作動部材5及び連結部材61を介して伝達部材62がダイアフラム44の変位を受ける。伝達部材62は、この変位を受けて図中の上下方向に当たる進退方向D11に移動することで当該変位を、後段部位たるマイクロスイッチ3における導通部材35の可動片35bに伝える。
ここで、本実施形態では、マイクロスイッチ3では、スナップ片35cを有していることから、後述のリセット操作に関わる位置付手段9を備えていないと仮定すると、伝達部材62の動きに応じて次のように動作するようになっている。
即ち、上記仮定の下では、進退方向D11について、スナップ片35cが耐え得る限度位置よりも進行側(上側)の第1位置まで伝達部材62が進行すると第1状態から第2状態へと導通状態を切り替える。第1状態が、上側の固定電極31に可動電極33が当接した状態であり、第2状態が、下側の固定電極32に可動電極33が当接した状態である。本実施形態の圧力スイッチ1は、高圧室46に異常高圧が生じたときに導通状態を第1状態から第2状態へと導通状態を切り替える高圧カットオフのスイッチとなっている。
そして、上記仮定の下では、この切換え後、即ちカットオフ後に切替え前の第1状態に復帰する際には、伝達部材62が第1位置よりも退行側(下側)の第2位置まで退行すると上記の第2状態から第1状態へと導通状態を切り替える。つまり、このマイクロスイッチ3は、高圧カットオフを実行するトリガとしての設定値である第1位置(動作点)と、元の状態に復帰させるトリガとしての設定値である第2位置(戻り点)と、が不一致のスイッチとなっている。
本実施形態では、この圧力スイッチ1には、高圧カットオフが生じた際に下側の固定電極32に可動電極33が当接した第2状態を、その後の作業者のメンテナンス作業等のために維持する部材として位置付手段9が設けられている。また、その第2状態の維持を解除して上側の固定電極32に可動電極33が当接したカットオフ前の第1状態に復帰させるためのリセット手段10も設けられている。
図3は、図2に示されている位置付手段とリセット手段とを取り出して示す斜視図であり、図4は、図3示されている位置付手段の拡大斜視図である。尚、図3には、位置付手段が見えるようにリセット手段を除いた図と、位置付手段とリセット手段との双方を示した図とが並べられて図示されている。
位置付手段9は、図3中に点線で示された伝達部材62の進退方向D11における位置を、カットオフの作動点となる第1位置と戻り点となる第2位置との間の中途位置に解除自在に位置付ける部材である。この位置付けは、伝達部材62とともに伝達機構6をなす連結部材61を介して行われる。
連結部材61は、一端側611の軸部材63に沿った中心軸63a回りに回動可能に軸支され他端側612が進退方向D11に移動可能な回動部材である。そして、中心軸63aから離れた位置に伝達部材62が連結され、中心軸63aと伝達部材62の連結箇所613との中間位置614でダイアフラム44の変位を受けて回動することで伝達部材62を進退方向D11に移動させる。
位置付手段9は、この連結部材61の他端側612における進退方向の退行側(下側)を向いた裏面に当接し、当該他端側612を進退方向D11の進行側(上側)に押し上げて、伝達部材62の上記の中途位置に対応した位置にこの他端側612を位置付ける。
この位置付手段9は、金属板を図4に示されているように折り曲げて形成された板金加工部品であり、当接部分91と、片持ち梁92と、を有している。当接部分91は、連結部材61の他端側612の裏面に当接する。片持ち梁92は、一端がねじ止めされた固定端921で他端が進退方向D11に移動可能な自由端922となった部位である。当接部分91は、この片持ち梁92における長手方向の略中央から折起こされた状態で連結されている。
位置付手段9における当接部分91は、進退方向D11に延在するとともに当該進退方向D11に対する交差方向D12、即ち板金加工における曲げ戻し方向に転倒可能となっている。そして、図2に示されているように外壁側に若干倒れた起立状態において連結部材61の他端側612の裏面に当接する。
また、位置付手段9は、伝達部材62を上記の中途位置に位置付けるように事前調整を受けることとなっており、本実施形態の圧力スイッチ1には、このような事前調整を行うための調整手段11が設けられている。調整手段11は、進退方向D11について位置付手段9の当接部分91が連結部材61を介してどのような位置に伝達部材62を位置付けるかを調整する部材であり、連結部材61の他端側612に対する当接位置を進退方向D11に進退させて調整する。具体的には、調整手段11は、進退方向D11について位置付手段9における片持ち梁92の自由端922を動かすことで、連結部材61の他端側612に対する当接部分91の当接位置を進退方向D11に進退させる。この調整手段11は、圧力スイッチ1の組立工程でのみアクセス可能な調整ねじとなっている。
リセット手段10は、位置付手段9による伝達部材62の位置付けを解除して、当該伝達部材62を、進退方向D11に移動可能なフリー状態に移行させる部材である。このリセット手段10は、位置付手段9における当接部分91を連結部材61の他端側612の裏面から離隔することで、伝達部材62の位置付けを解除する。即ち、リセット手段10は、起立状態の当接部分91を上記の交差方向D12に押圧して転倒させることで、当接部分91を他端側612の裏面から離隔する。
このリセット手段10は、図2に示されているように円筒ケース101に、棒状部分としてリセットボタン102と、付勢部分としてのコイルバネ103と、が収められたユニット構成となっている。リセットボタン102は、交差方向D12に延在して一端で位置決め手段9における当接部分91を押圧する。コイルバネ103は、リセットボタン102を当接部分91から離す方向に付勢する。
ここで、圧力スイッチ1における箱体22は、上記の位置付手段9を内側に収める筒状の外壁としての側面部22bを有した筐体となっている。リセット手段10は、この側面部22bにおける位置付手段9に応じた位置に設けられた貫通孔22b-1に当該側面部22bから位置付手段9へと向かうように嵌入されている。貫通孔22b-1の内周面には雌ねじが切られ、リセット手段10の円筒ケース101の外周面には雄ねじが切られている。ユニット構成のリセット手段10は、貫通孔22b-1に螺入して取り付けられる。また、円筒ケース101の内周面と棒状のリセットボタン102の外周面との間にはリング状のパッキン104が挟み込まれており両者間の気密を保つように密閉されている。
また、図1に示されているように、リセット手段10の円筒ケース101において外部に露出している部分にいわゆる蟹目状の2カ所の小袋穴10aが設けられている。貫通孔22b-1に対するリセット手段10の螺入は、これらの小袋穴10aに専用工具側の突起を差し込んで捩じ込むことで行われる。
以上の圧力スイッチ1の動作について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、圧力スイッチの動作において、高圧室の圧力が異常な高圧まで上昇する異常高圧が生じ、その後に圧力が降下するまでの動作を示す図である。また、図6は、図5に示されている動作に続いて、リセット手段に対するリセット操作が行われるときの圧力スイッチの動作を示す図である。図5及び図6には、図2に示されている圧力スイッチ1の内部部品の動作状態と、この内部部品の動作に応じたマイクロスイッチ3の切替動作と、がそれぞれ模式的に示されている。マイクロスイッチ3の切替動作については、連結部材61の他端側612に応じた伝達部材62を表す「*」でその位置が示されている。
図5のステップS11に示されているように、異常高圧発生前の通常動作時には、位置付手段9の当接部分91が連結部材61の他端側612を進退方向D11の進行側(上側)に押し上げている。これにより、伝達部材62は、第1位置としてのカットオフの作動点P11と、これよりも退行側(下側)の第2位置としての復帰への戻り点P12と、の中途位置に位置付けられている。この中途位置は、リセット手段10によって位置付けの解除を受ける位置付手段9によって調整されたリセット調整位置P13となっている。ステップS11の段階では、カットオフ前であり、図2に示されているようにマイクロスイッチ3における上側の固定電極31に可動電極33が当接した第1状態(ON状態)となっている。
次に、ステップS12に示されているように異常高圧が発生すると、作動部材5を介して連結部材61がダイアフラム44の変位を受けて回動する。その結果、連結部材61の他端側612に連結された伝達部材62が進退方向D11の進行方向D111に作動点P11まで移動する。これを受けて、マイクロスイッチ3の導通状態が、下側の固定電極31に可動電極33が当接した第2状態(OFF状態)に切り替わる。このとき、連結部材61の他端側612は、位置付手段9の当接部分91から離れる。
その後、ステップS13に示されているように圧力が降下すると、作動部材5を介して連結部材61がダイアフラム44の変位を受けて圧力上昇時とは逆向きに回動する。その結果、伝達部材62が進退方向D11の退行方向D112に移動する。ただし、このときの移動は、連結部材61の他端側612が位置付手段9の当接部分91に当接した段階で停止する。これにより、伝達部材62は、進退方向D11について戻り点P12よりも進行側のリセット調整位置P13に位置付けられることとなり、マイクロスイッチ3の導通状態の切り替えは行われない。その結果、圧力上昇時の第2状態(OFF状態)が維持される。メンテナンス要員等の作業者は、このマイクロスイッチ3の導通状態により、たとえその時点で圧力が降下していたとしても、異常高圧が発生していたことを認識し、所定のメンテナンス作業を行うこととなる。
メンテナンス作業の終了後、マイクロスイッチ3の導通状態をステップS11の第1状態(ON状態)に復帰させるためのリセット操作が行われる。
まず、図6のステップS14に示されているように、作業者がリセット手段10におけるリセットボタン102を交差方向D12に押圧する。すると、このリセットボタン102によって位置付手段9の当接部分91が押されて転倒方向D121に転倒する。この転倒により、当接部分91による連結部材61の他端側612を介した伝達部材62の位置付けが解除されて進退方向D11の退行方向D112に、位置付手段9による干渉を受けずに降下する。この降下は、上記の戻り点P12を過ぎて、位置付手段9による位置付けを受ける前の初期位置まで進む。この初期位置は、後述の調整手順によって伝達部材62がリセット調整位置P13に位置付けられる前のリセット調整前位置P14となる。このリセット調整前位置P14が、進退方向D11について戻り点P12よりも退行側に位置しているので、マイクロスイッチ3の導通状態が第1状態(ON状態)に復帰する。この段階では、位置付手段9の当接部分91と連結部材61の他端側612との間には間隙が開いており、これにより伝達部材62が進退方向D11に移動可能なフリー状態となる。
その後、ステップS15に示されているように、作業者がリセット手段10におけるリセットボタン102の押圧を解除すると、コイルバネ103の付勢によってリセットボタン102が矢印D122方向に戻る。その結果、位置付手段9の当接部分91は、自身の剛性によって矢印D123方向に、リセット調整位置P13に対応した位置へと復位する。復位した当接部分91は、連結部材61の他端側612を裏面側から押し上げることとなり、これを受けて、伝達部材62は進退方向D11の進行方向D111に移動して再びリセット調整位置P13に位置付けられる。このリセット調整位置P13は、作動点P11よりも進退方向D11の退行側(下側)なので、このときの伝達部材62の移動ではマイクロスイッチ3の導通状態は切り替わらずに、第1状態(ON状態)が維持される。この段階において、上述した図5のステップS11の状態に戻ることとなる。
ここで、上述したように、伝達部材62のリセット調整位置P13への位置付けは、図4に示されている調整手段11による事前調整によって行われる。以下、この事前調整の手順について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、図4に示されている調整手段による事前調整において、位置付手段が作動点に対応した位置へと動かされるまでの手順を示す図である。また、図8は、図7に示されている手順に続いて、伝達部材がリセット調整位置に位置付けられるまでの手順を示す図である。図7及び図8でも、図2に示されている圧力スイッチ1の内部部品の動作状態と、この内部部品の動作に応じたマイクロスイッチ3の切替動作と、がそれぞれ模式的に示されている。マイクロスイッチ3の切替動作については、連結部材61の他端側612に応じた伝達部材62を表す「*」でその位置が示され、位置付手段9を表す「×」でその位置、即ち、この位置付手段9において連結部材61の他端側612に当接してこれを動かす当接部分91の位置が示されている。
まず、図7のステップS21に示されている未調整段階では、図4にも示されている調整手段11が没しており、位置付手段9は、ベース体21の平板部21bに片持ち梁92が接する未調整位置に位置し、連結部材61の他端側612の裏面から離隔している。その結果、伝達部材62は、進退方向D11について作動点P11及び戻り点P12の何れよりも退行側となるリセット調整前位置P14に位置することとなる。
調整の第1段階であるステップS22では、連結部材61が強制的に動かされて伝達部材62が進退方向D11のうちの進行方向D111に動かされる。この連結部材61を介した伝達部材62の強制移動は、マイクロスイッチ3の導通状態が、下側の固定電極31に可動電極33が当接した第2状態(OFF状態)に切り替わる作動点P11を超えるまで続けられる。この間、位置付手段9は不動のまま未調整位置に留められる。ここで、本実施形態では、伝達部材62の強制移動が、連結部材61に直にアクセスして動かすことで行われる。ただし、伝達部材62の強制移動の手法は、これに限るものではなく、例えば高圧室46の内圧を強制的に上昇させることでダイアフラム44及び作動部材5を介して連結部材61を動かす手法等であってもよい。
第2段階のステップS23では、調整ねじである調整手段11が進行方向D111にねじ込まれて位置付手段9が進行方向D111に進行する。調整手段11のねじ込みは、伝達部材62を作動点P11に位置付けている連結部材61の他端側612の裏面に、位置付手段9の当接部分91が当接するまで続けられる。この間、連結部材61が拘束されてその位置が維持され、これにより伝達部材62は作動点P11を超えた位置に留められる。
図8に示されている第3段階のステップS24では、連結部材61の拘束が解除されるとともに、調整手段11が退行方向D112に戻されて位置付手段9が退行方向D112に退行し、これに追随して連結部材61が動いて伝達部材62が退行する。調整手段11の戻しは、マイクロスイッチ3の導通状態が、上側の固定電極31に可動電極33が当接した第1状態(ON状態)に切り替わる戻り点P12に伝達部材62が達するまで続けられる。この第3段階のステップS24の操作は、位置付手段9を動かして戻り点P12の位置を探る操作となっている。
最後の第4段階のステップS25では、調整手段11がステップS24とは逆に進行方向D111にねじ込まれて位置付手段9が進行方向D111に進行し、これに追随して連結部材61が動いて伝達部材62が戻り点P12から作動点P11に向かって進行する。このときの調整手段11のねじ込みは、伝達部材62が作動点P11に達する前に停止される。このときのねじ込み量は、ねじピッチ等に基づいて予め定められたねじ込み量となる。これにより、伝達部材62が作動点P11と戻り点P12との間の中途位置であるリセット調整位置P13に位置付けられて事前調整が終了する。
以上に説明した実施形態の圧力スイッチ1によれば、伝達部材62が第1位置たる作動点P11まで進行し、マイクロスイッチ3の導通状態が第1状態(ON状態)から第2状態(OFF状態)に切り替わった後は、次のような状態となる。即ち、リセット手段10が位置付手段9による伝達部材62の位置付けを解除するまでは、ダイアフラム44が変位しても伝達部材62が中途位置たるリセット調整位置P13に留まって第2位置たる戻り点P12まで退行することがない。つまり、この圧力スイッチ1は、リセット手段10が位置付けを解除したリセット状態となるまで切替え後の第2状態(OFF状態)が維持されるマニュアルリセットタイプとなっている。そして、リセット状態では、伝達部材62は進退方向D11に移動可能なフリー状態に移行することとなっている。これにより、伝達部材62は、リセット状態においても、リセット手段10や位置付手段9の接触による影響を受けることなく進退方向D11に移動可能であり、設計段階や製造段階で設定される導通状態の切替えのための作動点P11や戻り点P12といった設定値がずれることがない。従って、何らかの事情によりリセット手段10のリセットボタン102が押されたリセット状態のままとなっても、この圧力スイッチ1におけるいわゆるトリップフリー動作が可能となっている。ここにいうトリップフリー動作とは、リセット状態のままでも、通常動作時と同様に、伝達部材62がダイアフラム44の変位に応じて進退してマイクロスイッチ3の導通状態の切り替えが可能であることをいう。このように、本実施形態の圧力スイッチ1によれば、リセット状態におけるトリップフリー動作も含めて精密に動作することができる。
また、本実施形態によれば、位置付手段9が連結部材の他端側612を押し上げることで、連結された伝達部材62の位置付けを行い、リセット手段10が位置付手段9を連結部材61の他端側612から離隔することで位置付けを解除する。これにより、リセット手段10から伝達部材62を分離してリセット状態における作動点P11や戻り点P12といった設定値のずれを効果的に回避することができる。
また、本実施形態によれば、リセット手段10が、位置付手段9における当接部分91を転倒させることで、当接部分91を連結部材61の他端側612から効果的に離隔することができる。
また、本実施形態によれば、作業者がリセット手段10のリセットボタン102を押してリセット状態とした後、リセットボタン102を離すと、コイルバネ103によってリセットボタン102が自動的に復位する。これにより、リセットに係る操作性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、箱体22の側面部22bに設けられた貫通孔22b-1への嵌入という作業によりリセット手段10を容易に取り付けることができる。また、本実施形態の圧力スイッチ1は、位置付手段9を取り外すことで、第1状態(ON状態)への復帰が、高圧室46の圧力変動に応じて自動的に行われるオートリセットタイプのスイッチとして利用可能である。このときに、不要となるリセット手段10の取り付け用の貫通孔22b-1を所定の蓋部材で塞ぐ等して、本実施形態の基本構造をそのまま流用してオートリセットタイプの圧力スイッチを容易に構築することができる。
また、本実施形態によれば、調整手段11を用いた事前調整により、位置付手段9による伝達部材62のリセット調整位置P13への位置付けを確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、連結部材61の他端側612に対する位置付手段9の当接位置を進退させて調整するという操作性の良好な手法により、位置付手段9による伝達部材62のリセット調整位置P13への位置付けを確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、片持ち梁92における自由端922を動かすという良好な操作性の下で、当接位置、延いては位置付手段9による伝達部材62の、上記のリセット調整位置P13への位置付けを確実に行うことができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の圧力スイッチの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、一対の第1端子34,34’と第2端子36を備え、切替手段としてのマイクロスイッチ3の導通状態を切り替えることで、これら3つの端子間のON/OFFを切り替える圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、圧力スイッチはこれに限るものではなく、端子数や切替手段の導通状態の切り替えによって端子間の導通状態をどのように切り替えるか等といった具体的なスイッチ構成は適宜に設定し得るものである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、位置付手段9が、連結部材61の軸支された一端側611とは反対の他端側612の裏面に当接して押し上げて伝達部材62の位置づけを行う圧力スイッチ1が例示されている。また、本実施形態では、リセット手段10は、位置付手段9を連結部材61から離隔することで位置付けを解除することとなっている。しかしながら、位置付手段による伝達部材の位置付けやリセット手段による位置付け解除の具体的な構成は、これらに限るものではなく、任意に設定し得るものである。ただし、連結部材61を介した位置付けや位置付手段9を連結部材61から離隔させることによる位置付け解除によれば、リセット手段から伝達部材を分離してリセット状態における設定値のずれを効果的に回避することができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、リセット手段10が位置付手段9の当接部分91を押圧して転倒させることで連結部材61から離隔させ、伝達部材62に対する位置付け解除を行う圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、位置付部材を連結部材から離隔させる構成についても、離隔が可能であればその具体的構成を問うものではない。ただし、当接部分91を転倒させる構成を採用することで、連結部材から効果的に離隔することができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、リセット手段10が棒状部分としてのリセットボタン102と付勢部分としてのコイルバネ103とを有した圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、リセット手段はこれに限るものではなく、位置付手段の当接部分を押圧して転倒可能であれば、その具体的な構成を問うものではない。ただし、棒状部分と付勢部分を有した構成とすることでリセット手段の操作性を向上させ得る点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、リセット手段10が箱体22の側面部22bに設けられた貫通孔22b-1に嵌入して取り付けられる圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、リセット手段の取付け構成は、これに限るものではなく、圧力スイッチの筐体内の一部分をリセット手段のケースとして利用する等といった構成としてもよい。ただし、貫通孔22b-1にリセット手段10を嵌入する構成を採用することで取り付けを容易に行うことができる点は上述した通りである。また、リセット手段10を取り付けずに貫通孔22b-1を蓋部材で塞ぐ等してオートリセットタイプの圧力スイッチを容易に構築することができる点も上述した通りである。また、本実施形態では、リセット手段10において外部に露出している部分にいわゆる蟹目状の2カ所の小袋穴10aが開いておりその小袋穴10aに専用工具を差し込んで締結する構造となっている。しかしながら、リセット手段は、この構成に限らず、外部に露出している部分に袋穴がなく外周が正六角形等多角形状で、メガネレンチ等の汎用工具により締結する構造であってもよい。また更に、リセット手段は、外部に露出している部分の円筒状の一部が平行に切り取られた平面が形成され、その平面によりスパナ等の汎用工具により締結する構造であってもよい。リセット手段の固定方法は組立性・固定強度等により適宜選択される。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、調整ねじである調整手段11を用いて、伝達部材62の位置についてリセット調整位置P13へと事前調整する圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、圧力スイッチはこれに限るものではなく、このような調整手段は設けずに、製造段階で一意的に作りこむこととしてもよい。ただし、調整手段を用いた事前調整により、位置付手段9による伝達部材62の位置付けを確実に行うことができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、調整手段11が、位置付手段9における連結部材61の他端側612に対する当接位置を進退させることで事前調整を行う圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、圧力スイッチはこれに限るものではなく、事前調整の具体的な構成を問うものではない。ただし、位置付手段9の当接位置を進退させて調整するという操作性の良好な手法により、位置付手段9による伝達部材62の位置付けを確実に行うことができる点も上述した通りである。
また、上述した実施形態では、圧力スイッチの一例として、調整手段11が、位置付け手段9において当接部分91が連結された片持ち梁92の自由端922を動かすことで位置付手段9の当接位置を進退させて事前調整を行う圧力スイッチ1が例示されている。しかしながら、圧力スイッチはこれに限るものではなく、位置付手段9における当接位置の具体的な進退構成についても、その具体的な構成を問うものではない。ただし、片持ち梁92における自由端922を動かすという良好な操作性の下で、位置付手段9による伝達部材62の位置についての事前調整を確実に行うことができる点も上述した通りである。
1 圧力スイッチ
2 ケース
3 マイクロスイッチ
4 ダイアフラムアッセンブリ
5 作動部材
6 伝達機構
7 板ばね
8 板ばね調節手段
9 位置付手段
10 リセット手段
11 調整手段
22 箱体
22b 側面部(外壁)
22b-1 貫通孔
31,32 固定電極
33 可動電極
34 第1端子
35 導通部材
36 第2端子
44 ダイアフラム(感圧部材)
61 連結部材
62 伝達部材
63 軸部材
63a 中心軸
91 当接部分
92 片持ち梁
101 円筒ケース
102 リセットボタン(棒状部分)
103 コイルバネ(付勢部分)
104 パッキン
611 一端側
612 他端側
921 固定端
922 自由端
D11 進退方向
D12 交差方向
P11 作動点(第1位置)
P12 戻り点(第2位置)
P13 リセット調整位置(中途位置)
P14 リセット調整前位置

Claims (8)

  1. 低圧室と高圧室とを仕切り高圧室の圧力変動により変位する感圧部材と、
    前記感圧部材の変位を受けて所定の進退方向に移動することで当該変位を後段部位に伝える伝達部材と、
    前記進退方向について、前記伝達部材が第1位置まで進行すると第1状態から第2状態へと導通状態を切り替え、前記伝達部材が前記第1位置よりも退行側の第2位置まで退行すると前記第2状態から前記第1状態へと導通状態を切り替える切替手段と、
    前記伝達部材の前記進退方向における位置を、前記第1位置と前記第2位置との間の中途位置に解除自在に位置付ける位置付手段と、
    前記位置付手段による前記伝達部材の位置付けを解除して、当該伝達部材を、前記進退方向に移動可能なフリー状態に移行させるリセット手段と、
    一端側の中心軸回りに回動可能に軸支され他端側が前記進退方向に移動可能な回動部材で、前記中心軸から離れた位置に前記伝達部材が連結され、前記中心軸と前記伝達部材の連結箇所との中間位置で前記感圧部材の変位を受けて回動することで前記伝達部材を前記進退方向に移動させる連結部材と、
    を備えたことを特徴とする圧力スイッチ。
  2. 記位置付手段が、前記連結部材の前記他端側における前記進退方向の退行側を向いた裏面に当接し、当該他端側を前記進退方向の進行側に押し上げて、前記伝達部材の前記中途位置に対応した位置に前記他端側を位置付け、
    前記リセット手段が、前記位置付手段を前記他端側の前記裏面から離隔することで、前記伝達部材の位置付けを解除することを特徴とする請求項1に記載の圧力スイッチ。
  3. 前記位置付手段が、前記進退方向に延在するとともに当該進退方向に対する交差方向に転倒可能で起立状態において前記他端側の前記裏面に当接する当接部分を有し、
    前記リセット手段が、前記起立状態の前記当接部分を前記交差方向に押圧して転倒させることで、前記当接部分を前記他端側の前記裏面から離隔することを特徴とする請求項2に記載の圧力スイッチ。
  4. 前記リセット手段が、前記交差方向に延在して一端で前記当接部分を押圧する棒状部分と、当該棒状部分を前記当接部分から離す方向に付勢する付勢部分と、を有していることを特徴とする請求項3に記載の圧力スイッチ。
  5. 前記位置付手段を内側に収める筒状の外壁を有した筐体を備え、
    前記リセット手段が、前記外壁における前記位置付手段に応じた位置に設けられた貫通孔に当該外壁から前記位置付手段へと向かうように嵌入されていることを特徴とする請求項1~4のうち何れか一項に記載の圧力スイッチ。
  6. 前記進退方向について前記位置付手段がどのような位置に前記伝達部材を位置付けるかを調整する調整手段を備え、
    前記位置付手段は、前記調整手段によって、前記伝達部材を前記中途位置に位置付けるように事前調整を受けることを特徴とする請求項1~5のうち何れか一項に記載の圧力スイッチ。
  7. 一端側の中心軸回りに回動可能に軸支され他端側が前記進退方向に移動可能な回動部材で、前記中心軸から離れた位置に前記伝達部材が連結され、前記中心軸と前記伝達部材の連結箇所との中間位置で前記感圧部材の変位を受けて回動することで前記伝達部材を前記進退方向に移動させる連結部材を備え、
    前記位置付手段が、前記連結部材の前記他端側における前記進退方向の退行側を向いた
    裏面に当接し、当該他端側を前記進退方向の進行側に押し上げて、前記伝達部材の前記中途位置に対応した位置に前記他端側を位置付け、
    前記調整手段が、前記位置付手段における前記他端側に対する当接位置を前記進退方向に進退させて調整することを特徴とする請求項6に記載の圧力スイッチ。
  8. 前記位置付手段が、前記他端側の前記裏面に当接する当接部分と、当該当接部分が連結され、一端が固定端で他端が前記進退方向に移動可能な自由端となった片持ち梁と、を有し、
    前記調整手段が、前記進退方向について前記自由端を動かすことで、前記連結部材の前記他端側に対する前記当接部分の当接位置を前記進退方向に進退させることを特徴とする請求項7に記載の圧力スイッチ。
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