JP7119366B2 - 包装体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、衛生の観点から食品衛生法によって、レトルト食品用のパウチにインクジェットプリンタで印字することが禁止されているため、レトルト食品用のパウチには、履歴管理用の文字等をインクジェットプリンタで印字することができない。
また、かかるブロッキング現象は、スタンディングパウチの底部のマチ部に限らず、種々の包装体のマチ部にレーザ印字した場合にも生じ得る。
前記2枚の主表面部の間に設けられ、前記2枚の主表面部の各々の縁部にヒートシールされたマチ部とを備えた包装体であって、前記マチ部の非ヒートシール領域に、マーキングパターンがレーザ印字されていることを特徴としている。
図1に、本発明の実施形態による包装体の正面図を示す。同図に示すように、本実施形態の包装体10は、軟質フィルムにより構成された2枚の主表面部としての表側フィルム1と裏側フィルム2と、表側フィルム1と裏側フィルム2の間の底部に設けられ、表側フィルム1と裏側フィルム2の各々の縁部にヒートシールされたマチ部3を構成する底材フィルム30とから構成されたスタンディングパウチ10である。
このように、スタンディングパウチ10の底部のマチ部3にマーキングパターン100をレーザ印字すれば、スタンディングパウチの外周に印刷された内容物を示す絵柄等に重なることなく、スタンディングパウチ10自体に関する情報を印字することができる。
図4に、スタンディングパウチの製造工程の概略図を示す。また、図5に、スタンディングパウチ10の製造方法のフローチャートを示す。
また、レーザマーカLの出力及びレーザ光線の走査速度は、例えば、軟質合成樹脂フィルムを積層した材料フィルムのうち、最表層のPET層34だけが溶融する出力及び走査速度に調整されるのがよい。
続いて、2枚の材料フィルムm1及びm2はそれぞれ、ポリプロピレン層31が外側となるように、搬送方向に沿って二つ折りされる(図5のS3:マチ二つ折り工程)。
2枚の帯状の軟質フィルムf1及びf2は、図3に示したマチ部3を構成する底材フィルム30と同一の層構造を有し、ポリプロピレン層31側の面どうしが向かい合うように互いに離間して重ねて配置されている。
また、材料フィルムm1は、当該材料フィルムm1の同一面(PET層34側の面)が互いに対向するように二つ折にされ、材料フィルムm2も、当該材料フィルムm2の同一面(PET層34側の面)が互いに対向するように二つ折にされている。すなわち、材料フィルムm1及びm2は、ポリプロピレン層31が外側になるように、二つ折にされている。
これにより、マチ部3用の材料フィルムm1及びm2のポリプロピレン層31と、2枚の軟質フィルムf1及びf2のポリプロピレン層31とが対向する。
マーキングパターン100(図7では図示せず)は、材料フィルムm1及びm2の二つ折りにされた谷側の表面に形成されている。
なお、後述する裁断工程で、2枚の軟質フィルムf1及びf2を半裁予定線B-Bに沿って切断することにより、軟質フィルムf1及びf2が表側フィルム1及び裏側フィルム2となり、材料フィルムm1及びm2が底材フィルム30となる。
しかし、PET層34のレーザ印字された部分は、レーザ光照射による熱で変質して溶融しやすくなっている。このため、ボトムシール部5となる領域にマーキングパターン100がレーザ印字されていると、マチ部3用の材料フィルムm1及びm2をヒートシールしてボトムシール部5を形成する際に、マーキングパターン100の部分の凹凸部が熱で溶融してしまうことがある。その結果、二つ折りにした材料フィルムm1及びm2の対向する表面同士が接着するブロッキング現象が発生してしまうことがある。
これ対し、本実施形態のスタンディングパウチ10では、図6に示したように、ヒートシールされない非ヒートシール予定領域70にマーキングパターン100をレーザ印字しているので、ブロッキング現象の発生が防止される。
2 裏側フィルム(主表面部)
3 マチ部
4 サイドシール部
5 ボトムシール部
6 ヒートシール部
7 非ヒートシール領域
10 包装体、スタンディングパウチ
30 底材フィルム
50 ボトムシール予定領域
70 非ヒートシール予定領域
100 マーキングパターン
L レーザマーカ
R0 主表面部用の原反ロール
R1 マチ部用の原反ロール
f0,f1,f2 軟質フィルム
m0,m1,m2 材料フィルム
H1,H2 ヒートシーラ
Claims (4)
- マチ部を有する包装体を製造する方法であって、
互いに離間して重ねて配置された2枚の帯状の軟質フィルムの間に、前記マチ部用の材料フィルムを、当該材料フィルムの同一の外側面が互いに対向するように折って挿入する挿入工程と、
前記2枚の帯状の軟質フィルムの縁部と前記材料フィルムの縁部とをヒートシールするヒートシール工程と、
を含み、
前記挿入工程前に、前記材料フィルムのうち、前記外側面の表面の前記ヒートシール工程においてヒートシールされない非ヒートシール予定領域に、マーキングパターンをレーザ印字するレーザ印字工程を有し、
前記レーザ印字工程と前記挿入工程との間に、前記マチ部用の前記材料フィルムを半裁する半裁工程を含み、
前記レーザ印字工程において、前記材料フィルムの半裁予定線の両側に、マーキングパターンをレーザ印字する
ことを特徴とする、包装体の製造方法。 - 前記レーザ印字工程において、レーザ光の照射により、前記マチ部用の前記材料フィルムの表面に凹凸部を形成する
ことを特徴とする、請求項1記載の包装体の製造方法。 - 前記包装体は、スタンディングパウチであり、
前記マチ部は、前記スタンディングパウチの底部である
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装体の製造方法。 - 前記マーキングパターンは、前記包装体に関する情報を表す文字、符号及び記号の少なくとも一つを含む
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の包装体の製造方法。
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